JP2017004876A - コネクタ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】相手コネクタとの係止強度を高くすることと、係止解除を容易にすることと、の両立が容易となり、かつ、係止突起の設計の自由度を広げることができるコネクタ構造を提供する。
【解決手段】スライダ3は、雌コネクタ2内にスライド自在に設けられ、雌コネクタ2内に雄コネクタ5が進入すると雄コネクタ5に当接して雄コネクタ5の進入方向Y11に押し込まれ、さらに進入して雄コネクタ5及び雌コネクタ2が嵌合すると雄コネクタ5との当接が解除されて反進入方向Y12に戻される。スライダ3を進入方向Y11に押し込むと、スライダ3のリブ34に雌コネクタ2のロックアーム223の突部225が乗り上げ、当該ロックアーム223を係止部224が雄コネクタ5に設けた係止突起52Aを乗り上げる方向に撓む。
【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタ構造に関するものである。
上述したコネクタ構造として、コネクタと、コネクタ内にスライド自在に設けられたスライダと、を備えたものが知られている(例えば特許文献1)。スライダは、コネクタ内に相手コネクタが進入すると相手コネクタに当接して相手コネクタの進入方向に押し込まれる。相手コネクタがさらに進入して相手コネクタ及びコネクタが嵌合すると、スライダと相手コネクタとの当接が解除されて、スライダが進入方向と逆の方向に戻される。このスライダの位置により、半嵌合か、完全嵌合かを検知することができる。
コネクタは、可撓性のロックアームと、ロックアームの先端部に設けられた係止部と、を有し、相手コネクタが進入するとコネクタの係止部が相手コネクタに設けた係止突起を乗り上げた後に、互いに係止される。
上述した従来のコネクタ構造においては、係止の強度は、相手コネクタの係止突起の形状、大きさに依存する。このため、係止の強度が高くなるように係止突起を設計すると、互いの係止を解除させるのが容易ではない。また、係止解除が容易になるように係止突起を設計すると、係止の強度が低下する。即ち、従来では、コネクタ及び相手コネクタの係止の強度を高くすることと、係止解除を容易にすることと、の両立を図るのが難しかった。また、相手コネクタの挿入力も、相手コネクタの係止突起の形状、大きさに依存する。このため、係止突起の設計の自由度が低下する、という問題があった。
特開平10−50408号公報
そこで、本発明は、相手コネクタとの係止強度を高くすることと、係止解除を容易にすることと、の両立が容易となり、かつ、係止突起の設計の自由度を広げることができるコネクタ構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、コネクタと、前記コネクタ内にスライド自在に設けられ、前記コネクタ内に相手コネクタが進入すると前記相手コネクタに当接して前記相手コネクタの進入方向に押し込まれ、さらに進入して前記相手コネクタ及び前記コネクタが嵌合すると前記相手コネクタとの当接が解除されて前記進入方向と逆の方向に戻されるスライダと、を備えたコネクタ構造であって、前記コネクタは、可撓性を有するロックアームと、前記ロックアームの先端部に設けられ、前記相手コネクタが挿入されると当該相手コネクタに設けられた係止突起を乗り上げた後に、当該係止突起と係止する係止部と、前記ロックアームの先端部に設けられた突部と、有し、前記スライダは、前記進入方向に押し込まれると、前記ロックアームの突部が乗り上げることにより、前記係止部が前記係止突起を乗り上げる方向に当該ロックアームを撓ませる撓ませ部を有することを特徴とするコネクタ構造に存する。
請求項2記載の発明は、前記スライダは、前記進入方向及び前記ロックアームの可撓方向の双方に垂直な垂直方向に離間して並べられた一対の離間壁を有し、前記撓ませ部が、前記一対の離間壁から内側に向かって突出して設けられ、前記突部が、前記ロックアームの先端部から前記一対の離間壁の外側に向かって突出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造に存する。
請求項3記載の発明は、前記スライダは、前記一対の離間壁間に設けられ、一端部が前記一対の離間壁にそれぞれ固定され、他端部が自由端となる一対のアームと、前記一対のアームの他端部に設けられ、前記相手コネクタに当接される当接部と、を有することを特徴とする請求項2に記載のコネクタ構造に存する。
請求項4記載の発明は、前記コネクタは、前記一対のアーム間に挿入され、前記スライダが前記進入方向に押し込まれると前記当接部が乗り上がることにより、前記当接部の当接を解除させる解除部を有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ構造に存する。
請求項5記載の発明は、前記スライダは、嵌合解除を行うために当該スライダを前記進入方向に押し込む操作が行われる操作部を有することを特徴とする請求項1〜4何れか1項に記載のコネクタ構造に存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、スライダが進入方向に押し込まれると、スライダの撓ませ部にロックアームの突部が乗り上げることにより、係止部が係止突起を乗り上げる方向にロックアームを撓ませる。これにより、コネクタの係止部と相手コネクタの係止突起との係止強度を高くしても、スライダの撓ませ部によりロックアームを撓ませて簡単に係止解除できる。このため、相手コネクタとの係止強度を高くすることと、係止解除を容易にすることと、の両立が容易となり、かつ、係止突起の設計の自由度を広げることができる。
請求項2記載の発明によれば、撓ませ部が、一対の離間壁から内側に向かって突出して設けられ、突部が、ロックアームの先端部から前記一対の離間壁の外側に向かって突出して設けられている。これにより、簡単に撓ませ部、突部を設けることができる。
請求項3記載の発明によれば、スライダが、一対の離間壁間に設けられ、一端部が一対の離間壁にそれぞれ固定され、他端部が自由端となる一対のアームと、一対のアームの他端部に設けられ、相手コネクタに当接される当接部と、を有する。これにより、簡単に当接部を設けることができる。
請求項4記載の発明によれば、解除部は一対のアーム間に挿入される。さらに、スライダが進入方向に押し込まれると、当接部が解除部に乗り上がることにより、当接部の当接を解除させる。これにより、解除部とアームとが干渉することなく簡単に当接部の当接を解除できる。
請求項5記載の発明によれば、操作部を操作してスライダを進入方向に押し込むことにより、スライダの撓ませ部によりロックアームを撓ませて簡単に係止解除できる。
本発明のコネクタ構造の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示すコネクタ構造の正面図である。 (A)は図2のA−A線断面図であり、(B)は(A)のC部分拡大図である。 (A)は図2のB−B線断面図である。 (A)及び(B)は、コネクタ構造の雌コネクタ内に雄コネクタの進入を開始させたときのコネクタ構造の断面図及び断面斜視図である。 (A)は雄コネクタを図5よりもさらに進入させたときのコネクタ構造の断面図であり、(B)は(A)のD部拡大図である。 (A)は図6に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図であり、(B)は(A)のE部拡大図である。 (A)は雄コネクタを図6よりもさらに進入させたときのコネクタ構造の断面図であり、(B)及び(C)は(A)のF部及びG部拡大図である。 (A)は図8に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図であり、(B)及び(C)は(A)のH部及びI部拡大図である。 (A)は雄コネクタを図8よりもさらに進入させたときのコネクタ構造の断面図であり、(B)及び(C)は(A)のJ部及びK部拡大図である。 (A)は図10に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図であり、(B)及び(C)は(A)のL部及びM部拡大図である。 (A)は雄コネクタ及び雌コネクタが嵌合したときのコネクタ構造の断面図であり、(B)は(A)のN部拡大図である。 (A)は図12に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図であり、(B)は(A)のO部拡大図である。 (A)は雄コネクタ及び雌コネクタの嵌合解除するためにスライダを進入方向にスライドさせたときの断面図であり、(B)は(A)のP部拡大図である。 (A)は図14に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図であり、(B)は(A)のQ部拡大図である。 (A)はスライダを図14よりもさらに進入方向にスライドさせたときの断面図であり、(B)はR部拡大図である。 (A)は図16に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図であり、(B)は(A)のS部拡大図である。 (A)はスライダを図16よりもさらに進入方向にスライドさせたときの断面図であり、(B)及び(C)はT部及びU部拡大図である。 (A)は図18に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図であり、(B)及び(C)はV部及びW部拡大図である。 雄コネクタを雌コネクタから離脱したときのコネクタ構造の断面図である。 図20に示す状態のコネクタ構造の断面斜視図である。
以下、本発明のコネクタ構造について図1〜図4を参照して説明する。図1などに示すように、コネクタ構造1は、コネクタとしての雌コネクタ2と、雌コネクタ2内にスライド自在に設けられたスライダ3と、スライダ3を付勢する一対の圧縮バネ4と、を備えている。
スライダ3は、雌コネクタ2内に相手コネクタとしての雄コネクタ5(図5など参照)が進入すると雄コネクタ5に当接して雄コネクタ5の進入方向Y11に押し込まれる。雄コネクタ5がさらに進入して雌コネクタ2及び雄コネクタ5が嵌合すると、スライダ3と雄コネクタ5との当接が解除されて、スライダ3が反進入方向Y12(進入方向と逆の方向)に戻される。圧縮バネ4は、スライダ3を反進入方向Y12に向けて付勢する。
まず、雌コネクタ2の詳細な構成について説明する。雌コネクタ2は、雌端子21と、雌端子21、スライダ3及び圧縮バネ4を収容する雌ハウジング22と、を備えている。雌端子21は、導電部材から構成され、後述する雄コネクタ5の雄端子51(図5など参照)に電気的に接続される周知の雌端子である。
雌ハウジング22は、合成樹脂などから構成され、図1などに示す、雌端子21が収容される端子収容部221と、端子収容部221の進入方向Y11を軸とした軸回りに囲む筒状のフード部222と、雄コネクタ5を嵌合するために設けた可撓性を有する一対のロックアーム223及び係止部224(図3及び図4参照)と、後述するスライダ3のリブ34に乗り上げられる突部225(図3参照)と、スライダ3及び雄コネクタ5の当接を解除するために設けた解除部226(図1及び図4参照)と、が一体に設けられている。
端子収容部221は、進入方向Y11に沿って貫通した複数の端子収容室が設けられ、当該端子収容室内にそれぞれ雌端子21が収容される。フード部222内には、図1に示すように、雄コネクタ5が進入される雄コネクタ収容室222Aと、スライダ3が収容されるスライダ収容室222Bと、圧縮バネ4が収容されるバネ収容室222Cと、がそれぞれ設けられている。
雄コネクタ収容室222Aは、フード部222内において端子収容部221周りの空間である。スライダ収容室222Bは、雄コネクタ収容室222Aの上下方向Y2(後述するロックアーム223の可撓方向)上側に設けられている。バネ収容室222Cは、スライダ収容室222Bの幅方向Y3(進入方向Y11及びロックアーム223の可撓方向の双方に垂直な垂直方向)両側に設けられている。バネ収容室222Cは、スライダ収容室222Bの幅方向Y3両側のフード部222内面を凹状に形成して設けられる。
また、雌ハウジング22には、図3に示すように、バネ収容室222Cの進入方向Y11側の開口を塞ぐ壁部227と、進入方向Y11側のスライダ収容室222B及びバネ収容室222Cを仕切る隔壁部228と、がさらに一体に設けられている。隔壁部228は、幅方向Y3内側に向かって凸となる断面弧状に湾曲して設けられている。
一対のロックアーム223は、幅方向Y3に離間して並べて設けられ、進入方向Y11に沿って長尺状に設けられている。ロックアーム223は、図4に示すように、進入方向Y11側の一端部が後述する解除部226の下面に固定され、反進入方向Y12の他端部(先端部)が自由端となる片持ち構造に設けられ、上下方向Y2に可撓に設けられている。
係止部224は、図3に示すように、一対のロックアーム223の先端部と先端部との間に、幅方向Y3に沿って設けられている。突部225は、一対のロックアーム223の先端部からそれぞれ幅方向Y3外側に向かって突出して設けられている。これら係止部224及び突部225の反進入方向Y12側の端面には、図4に示すように、反進入方向Y12に向かうに従って上下方向Y2上側に向かう傾斜面224Aが設けられている。
解除部226は、上下方向Y2上側のフード部222内面から突出して設けられている。解除部226の反進入方向Y12側の端面には、進入方向Y11に向かうに従って上下方向Y2上側に近づく傾斜面226Aが設けられている。フード部222には、図1に示すように、反進入方向Y12の端部まで延在するスリット222Dが設けられ、傾斜面226Aはスリット222Dから露出している。
スライダ3は、図1などに示すように、一対の離間壁としての一対のスライダ本体31と、一対のアーム32と、当接部としてのコネクタ当接部33と、撓ませ部としてのリブ34と、バネ当接部35と、係止部36と、を有している。
一対のスライダ本体31は、進行方向Y11に沿って延び、幅方向Y3に並べられている。一対のスライダ本体31の幅方向Y3外側の面は、断面円弧状の隔壁部228が嵌め込まれるような凹状に設けられている。図3に示すように、スライダ本体31の進入方向Y11側の端部が、隔壁部228間に位置付けられ、隔壁部228に沿ってスライドする。
一対のアーム32は、一対のスライダ本体31間に設けられ、進入方向Y11側の一端部が一対のスライダ本体31にそれぞれ固定され、反進入方向Y12側の他端部(先端部)が自由端となる片持ち構造に設けられ、上下方向Y2に可撓に設けられている。この一対のアーム32間に解除部226が位置付けられている(挿入されている)。
コネクタ当接部33は、一対のアーム32の他端部間に設けられ、後述する雄コネクタ5に当接される。コネクタ当接部33には、アーム32よりも下方に突出した当接部本体33Aと、アーム32よりも上方に突出した操作部33Bと、が設けられている。当接部本体33Aの反進入方向Y11側の端面が、後述する雄コネクタ5に当接される。また、当接部本体33Aの進入方向Y12側の端面には、進入方向Y11に向かうに従って上下方向Y1上側に近づく傾斜面33Cが設けられている。操作部33Bは、作業者が指で押してスライダ3を進入方向Y11にスライドさせて、嵌合解除するためのものであり、反進入方向Y12側が階段状に設けられている。
リブ34は、一対のスライダ本体31から幅方向Y3内側に向かって突出して設けられる。リブ34は、進入方向Y11に沿って設けられ、進入方向Y11側の端面には反進入方向Y12に向かうに従って上下方向Y2上側に近づく傾斜面34Aが設けられている。
バネ当接部35は、スライダ本体31から幅方向Y3外側のバネ収容室222Cに向かって突出して設けられている。係止部36は、スライダ本体31から上側に向かって突出して設けられ、図示しない雌ハウジング22のフード部222内面から突出させた図示しない係止突起に係止し、スライダ3の反進入方向Y12の移動を規制する。係止部36には、進入方向Y11に向かうに従って突出量が小さくなる傾斜面36Aが設けられている。
圧縮バネ4は、例えば周知のコイルバネであり、一端が壁部227に当接し、他端がスライダ3のバネ当接部35に当接している。これにより、圧縮バネ4は、スライダ3を反進入方向Y12に向けて付勢している。
次に、このコネクタ構造1に嵌合される雄コネクタ5の構造について図5などを参照して説明する。雄コネクタ5は、雄端子51と、雄ハウジング52と、を備えている。雄端子51は、導電部材から構成され、雌端子21に電気的に接続される周知の雄端子である。雄ハウジング52は、筒状に形成されていて、内部に雄端子51を収容する。雄ハウジング52には、雌コネクタ2の係止部224に係止する係止突起52Aと、スライダ3のコネクタ当接部33に当接する当接突起52Bと、が設けられている。
係止突起52A及び当接突起52Bは、上下方向Y2上側に向かって突設され、進入方向Y11に沿って並べられている。係止突起52Aは、当接突起52Bよりも進入方向Y11側に設けられている。また、係止突起52Aは、当接突起52Bよりも突出量が大きい。
次に、上述した構成の雌コネクタ2と雄コネクタ5との嵌合動作について図5〜図12を参照して以下説明する。図5に示すように、雌コネクタ2と雄コネクタ5とが嵌合していない状態では、スライダ3は、圧縮バネ4により付勢され、係止部36と雌ハウジング22に設けた図示しない係止突起とが係止する係止位置に位置付けられている。この状態では、雌コネクタ2の係止部224及び突部225よりも反進入方向Y12側にスライダ3のリブ34が位置付けられる。
まず、図5に示すように、雌コネクタ2の雄コネクタ収容室222Aに雄コネクタ5を進行方向Y11に向けて進入させる。すると、図5に示すように、スライダ3のコネクタ当接部33が雄コネクタ5の当接突起52Bに当接する。さらに、雄コネクタ5を進入させると、スライダ3が進入方向Y11に押し込まれ、スライダ3のリブ34が雌コネクタ2の突部225に近づくと共に、スライダ3のコネクタ当接部33が雌コネクタ2の解除部226に近づく。
さらに、雄コネクタ5を進入させると、まず図6及び図7に示すように、リブ34の進入方向Y11側の先端部が突部225に当接する。その後、突部225は、リブ34の傾斜面34Aを乗り上げる。これにより、雄コネクタ5を進入させるに従ってロックアーム223の先端部が上方に向かって撓み、突部225がリブ34の傾斜面34Aよりも反進入方向Y12側に位置すると、図8(A)及び図10(C)に示すように、ロックアーム223先端部に設けられた係止部224が係止突起52Aよりも上方に位置付けられる。
また、係止部224が係止突起52Aよりも上方に位置付けられた後に、図8及び図9に示すように、解除部226の反進入方向Y12側の先端がコネクタ当接部33に当接する。その後、コネクタ当接部33は、解除部226の傾斜面226Aを乗り上げる。これにより、雄コネクタ5を進入させるに従ってスライダ3のアーム32先端部が上方に撓み、図10及び図11に示すように、アーム32先端部に設けられたコネクタ当接部33が当接突起52Bよりも上方に位置付けられる。
コネクタ当接部33が当接突起52B上を乗り上げている間は、コネクタ当接部33と当接突起52Bとの間に生じる摩擦力が圧縮バネ4の付勢力より大きいため、スライダ3は反進入方向Y12に向かうことはない。
さらに、雄コネクタ5を進入させると、コネクタ当接部33が当接突起52Bよりも反進入方向Y12に位置すると同時に、係止部224が係止突起52Aよりも反進入方向Y12に位置する。コネクタ当接部33が当接突起52Bよりも反進入方向Y12に位置すると、コネクタ当接部33と当接突起52Bとの当接が解除され、アーム32の先端が下方に復元すると共に、圧縮バネ4の付勢力によりスライダ3が反進入方向Y12に向かって押されて移動する。
これにより、図12及び図13に示すように、スライダ3のリブ34が係止部224よりも反進入方向Y12側に移動するため、ロックアーム223の先端が下方に復元し、係止部224と係止突起52Aとが係止して、雄コネクタ5及び雌コネクタ2が完全嵌合する。
次に、雌コネクタ2と雄コネクタ5との嵌合解除動作について図14〜図22を参照して以下説明する。まず、作業員はスライダ3の操作部33Bを押して、スライダ3を進入方向Y11にスライドさせる。これにより、図14及び図15に示すように、スライダ3のリブ34が雌コネクタ2の突部225に近づくと共に、スライダ3のコネクタ当接部33が雌コネクタ2の解除部226に近づく。
さらに、スライダ3をスライドさせると、図14及び図15に示すように、リブ34の進入方向Y11側の先端部が突部225に当接する。その後、突部225は、リブ34の傾斜面34Aを乗り上げる。これにより、スライダ3をスライドさせるに従ってロックアーム223の先端部が上方に撓み、突部225がリブ34の傾斜面34Aよりも反進入方向Y12側に位置すると、図16及び図17に示すように、ロックアーム223先端部に設けられた係止部224が係止突起52Aよりも上方に位置付けられ、係止が解除される。
さらに、スライダ3を進入方向Y11にスライドさせると、図16及び図17に示すように、コネクタ当接部33の傾斜面33Cと当接突起52Bとが当接する。その後、図18及び図19に示すように、コネクタ当接部33の傾斜面33Cが当接突起52Bを乗り上げる。さらにその後、コネクタ当接部33は、解除部226の傾斜面226Aを乗り上げる。これにより、スライダ3をスライドさせるに従ってアーム32の先端部が上方に撓み、アーム32先端部に設けられたコネクタ当接部33が当接突起52Bよりも上方に位置付けられる。この状態で、作業員が雄コネクタ5を持って反進入方向Y12に引き抜けば、図20及び図21に示すように、雄コネクタ5を雌コネクタ2から離脱させることができる。
上述したようにスライダ3の動作は、嵌合時も嵌合解除時も同じである。即ち、雄端子51に押されて(嵌合時)、或いは、操作部33Bの操作により(嵌合解除時)、スライダ3が進入方向Y11に押し込まれると、雌コネクタ2の突部225がリブ34を乗り上げることにより、係止部224が係止突起52Aを乗り上げる方向にロックアーム223を撓ませる。
これにより、雌コネクタ2の係止部224と雄コネクタ5の係止突起52Aとの係止強度を高くしても、スライダ3のリブ34によりロックアーム223を撓ませて簡単に係止解除できる。このため、雄コネクタ5との係止強度を高くすることと、係止解除を容易にすることと、の両立が容易となり、かつ、係止突起52Aの設計の自由度を広げることができる。
上述した実施形態によれば、リブ34が、一対のスライダ本体31から内側に向かって突出して設けられ、突部225が、ロックアーム223の先端部から一対のスライダ本体31の外側に向かって突出して設けられている。これにより、簡単にリブ34、突部225を設けることができる。
上述した実施形態によれば、スライダ3が、一対のスライダ本体31間に設けられ、一端部が一対のスライダ本体31にそれぞれ固定され、他端部が自由端となる一対のアーム32と、一対のアーム32の他端部に設けられ、雄コネクタ5に当接されるコネクタ当接部33と、を有する。これにより、簡単にコネクタ当接部33を設けることができる。
上述した実施形態によれば、解除部226は一対のアーム32間に挿入される。さらに、スライダ3が進入方向Y11に押し込まれると、コネクタ当接部33が解除部226に乗り上がることにより、コネクタ当接部33の当接を解除させる。これにより、解除部226とアーム32とが干渉することなく簡単にコネクタ当接部33の当接を解除できる。
なお、上述した実施形態によれば、ロックアーム223は一対設けられていたが、これに限ったものではない。ロックアーム223は1つであってもよい。
また、上述した実施形態によれば、一対の離間壁としては、雌ハウジング22の隔壁部228にスライド嵌合されたスライダ本体31から構成していたが、これに限ったものではない。例えば、一対の離隔壁としては、例えば板状のスライダ3から下側に向かって突出して設けることも考えられる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ構造
2 雌コネクタ(コネクタ)
3 スライダ
5 雄コネクタ(相手コネクタ)
31 スライダ本体(離間壁)
32 アーム
33 コネクタ当接部(当接部)
33B 操作部
34 リブ(撓ませ部)
52A 係止突起
223 ロックアーム
224 係止部
225 突部
226 解除部
Y11 進入方向
Y12 反進入方向(進入方向と逆の方向)
Y2 上下方向(可撓方向)
Y3 幅方向(垂直方向)

Claims (5)

  1. コネクタと、前記コネクタ内にスライド自在に設けられ、前記コネクタ内に相手コネクタが進入すると前記相手コネクタに当接して前記相手コネクタの進入方向に押し込まれ、さらに進入して前記相手コネクタ及び前記コネクタが嵌合すると前記相手コネクタとの当接が解除されて前記進入方向と逆の方向に戻されるスライダと、を備えたコネクタ構造であって、
    前記コネクタは、可撓性を有するロックアームと、前記ロックアームの先端部に設けられ、前記相手コネクタが挿入されると当該相手コネクタに設けられた係止突起を乗り上げた後に、当該係止突起と係止する係止部と、前記ロックアームの先端部に設けられた突部と、有し、
    前記スライダは、前記進入方向に押し込まれると、前記ロックアームの突部が乗り上げることにより、前記係止部が前記係止突起を乗り上げる方向に当該ロックアームを撓ませる撓ませ部を有する
    ことを特徴とするコネクタ構造。
  2. 前記スライダは、前記進入方向及び前記ロックアームの可撓方向の双方に垂直な垂直方向に離間して並べられた一対の離間壁を有し、
    前記撓ませ部が、前記一対の離間壁から内側に向かって突出して設けられ、
    前記突部が、前記ロックアームの先端部から前記一対の離間壁の外側に向かって突出して設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造。
  3. 前記スライダは、前記一対の離間壁間に設けられ、一端部が前記一対の離間壁にそれぞれ固定され、他端部が自由端となる一対のアームと、前記一対のアームの他端部に設けられ、前記相手コネクタに当接される当接部と、を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ構造。
  4. 前記コネクタは、前記一対のアーム間に挿入され、前記スライダが前記進入方向に押し込まれると前記当接部が乗り上がることにより、前記当接部の当接を解除させる解除部を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のコネクタ構造。
  5. 前記スライダは、嵌合解除を行うために当該スライダを前記進入方向に押し込む操作が行われる操作部を有する
    ことを特徴とする請求項1〜4何れか1項に記載のコネクタ構造。
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