JP2008066290A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】検知手段とロック手段とを連携作動させてコネクタの嵌合およびロックを確実にした電気コネクタを提供すること。
【解決手段】係合部が形成された雄型ハウジングを有する第1コネクタと、空洞穴が形成された雌型ハウジング3を有する第2コネクタ2と、両コネクタの嵌合状態を検知する検知手段7及び両コネクタの結合状態をロックするロック手段6とを備え、ロック手段6は第1係止部63A、66A及び第2係止部67Aを有するクリップ部材からなり、検知手段7は係合部73a'が形成された検知アーム73を有するスライド検知部材からなり、雌型ハウジング3には貫通穴を形成して外周囲壁面にクリップ部材6のバネ線状体を巻回するとともにスライド検知部材をスライド移動自在に嵌着し、第1、第2コネクタの嵌合時に、第1係止部63A、66Aが雄型ハウジングの係合部に係合され、係合部73a'が第2係止部67Aに係止される。
【選択図】図2
【解決手段】係合部が形成された雄型ハウジングを有する第1コネクタと、空洞穴が形成された雌型ハウジング3を有する第2コネクタ2と、両コネクタの嵌合状態を検知する検知手段7及び両コネクタの結合状態をロックするロック手段6とを備え、ロック手段6は第1係止部63A、66A及び第2係止部67Aを有するクリップ部材からなり、検知手段7は係合部73a'が形成された検知アーム73を有するスライド検知部材からなり、雌型ハウジング3には貫通穴を形成して外周囲壁面にクリップ部材6のバネ線状体を巻回するとともにスライド検知部材をスライド移動自在に嵌着し、第1、第2コネクタの嵌合時に、第1係止部63A、66Aが雄型ハウジングの係合部に係合され、係合部73a'が第2係止部67Aに係止される。
【選択図】図2
Description
本発明は雄型コネクタと雌型コネクタとからなる電気コネクタに係り、特に両コネクタの嵌合状態を検知できる検知手段を備えた電気コネクタに関するものである。
雄型コネクタと雌型コネクタとからなる電気コネクタは、通常、両コネクタの結合時に不意に外れないように係止手段が設けられて、両コネクタが外れないようになっている。ところが、両コネクタの嵌合の途中、例えば半嵌合状態でも両コネクタのコンタクト端子が互いに電気的に接続されることがあり、このような場合、係止手段により両コネクタの結合がロックされない状態で嵌合されるので、使用中に両コネクタの結合が不意に外れてしまうことがある。そこで、このような半嵌合状態での結合を防止するために、嵌合状態を検知できる検知手段を設けた電気コネクタが知られている(例えば下記特許文献1参照)。
下記特許文献1に記載された電気コネクタは、図13に示すように、互いに嵌合される一対の第1、第2コネクタ100、130を備え、一方の第1コネクタ100に検知部材120が設けられたものである。この第1コネクタ100は、そのハウジング101内に複数個の雌端子金具が収容される収容穴102が形成されている。このハウジング101の外側上面には、両コネクタ100、130の嵌合方向と平行な平坦状のロックアーム103が形成されている。このロックアーム103は、ハウジング101の上端前面から立ち上がり、ハウジング101の上面との間に所定の間隔を空けて後方へハウジング101の上面に対してほぼ平行に片持ち状に延出されて、上下方向へ撓むことができるようになっている。このロックアーム103は、その下面、すなわちハウジング101の上面と対向する内面に、検知部材120の撓み係止片121が係止される一対の係止突起104F、104Rが形成されている。また、検知部材120は、ガイド部122と、このガイド部122から延出する撓み係止片121と、ガイド部122の後端部から上方へ立ち上がる摘み部123とを有している。
検知部材120は、ガイド部122の下面をハウジング101の上面に面接触されて、少なくとも前端側部分がハウジング101とロックアーム103との間に収容させた状態で、待機位置と、待機位置よりも前方の検知位置との間で前後方向に移動可能となっている。この構成によれば、第1、第2コネクタの嵌合時に検知部材を移動させることにより、半嵌合状態を検知できる。
同様に、ハウジングの上面に弾性を有するロックアームを一体に設け、この外面にロック突起を形成し、下面に係止突起を形成して、ロックアームの隙間に検知部材(CPA)を挿入するようにした電気コネクタも下記特許文献2、3に記載されている。
上記特許文献1〜3に記載された電気コネクタは、いずれもハウジングの上面に可撓性を有するロックアームを一体に設け、この外面にロック突起を形成し、下面に係止突起を形成して、ロックアームとハウジングの上面との隙間に検知部材(CPA)を挿入するようになっているので、ハウジングの上面にCPAを挿入するための可撓性を有するロックアームを一体成型しなければならない。このため、ハウジングの形状が複雑になってしまい製造するための金型が複雑になり、その成型加工も面倒になっている。また、ハウジングにロックアームを一体成型することから、ハウジングの外形が大きくなり、これに伴ってコネクタサイズも大型化してしまう。さらに、この検知部材は、電気コネクタの非嵌合時にもロックアームとハウジングの上面との隙間に挿入できる構成になっているので、電気コネクタが嵌合していない状態で操作できてしまうので誤操作の恐れがあり、さらには嵌合していない状態で検知部材をロックアームとハウジングの上面との隙間に挿入すると、特別な工具を使用しなければCPAの結合を解除できない等の課題がある。
本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、検知手段とロック手段とを連携作動させてコネクタの嵌合およびロックを確実にした電気コネクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、組立てが簡単で小型化した電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電気コネクタに関する発明は、外周囲に係合部が形成された雄型ハウジングを有する第1コネクタと、前記雄型ハウジングを受容する空洞穴が形成された雌型ハウジングを有する第2コネクタと、前記第1、第2コネクタの嵌合状態を検知する検知手段と、正規の嵌合位置で前記第1、第2コネクタの結合状態をロックするロック手段と、を備えた電気コネクタにおいて、
前記ロック手段は前記雄型ハウジングの係合部に係止される第1係止部および前記検知手段に係止される第2係止部を有するバネ線状体からなるクリップ部材からなり、前記検知手段は、記クリップ部材の第2係止部に係止される係合部が形成された弾性片からなる検知アームを有するスライド検知部材からなり、
前記雌型ハウジングにはその外周壁に前記クリップ部材の第1係止部を前記空洞穴内へ突出させる貫通穴を形成し、この外周壁面に、前記クリップ部材のバネ線状体を装着するとともに前記スライド検知部材を前記第1、第2コネクタの嵌合方向へスライド移動自在に嵌着して、前記第1、第2コネクタの嵌合時に、前記クリップ部材の第1係止部が前記雄型ハウジングの係合部に係合され、前記スライド検知部材の係合部が前記クリップ部材の第2係止部に係止されることを特徴とする。
前記ロック手段は前記雄型ハウジングの係合部に係止される第1係止部および前記検知手段に係止される第2係止部を有するバネ線状体からなるクリップ部材からなり、前記検知手段は、記クリップ部材の第2係止部に係止される係合部が形成された弾性片からなる検知アームを有するスライド検知部材からなり、
前記雌型ハウジングにはその外周壁に前記クリップ部材の第1係止部を前記空洞穴内へ突出させる貫通穴を形成し、この外周壁面に、前記クリップ部材のバネ線状体を装着するとともに前記スライド検知部材を前記第1、第2コネクタの嵌合方向へスライド移動自在に嵌着して、前記第1、第2コネクタの嵌合時に、前記クリップ部材の第1係止部が前記雄型ハウジングの係合部に係合され、前記スライド検知部材の係合部が前記クリップ部材の第2係止部に係止されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電気コネクタにおいて、前記クリップ部材のバネ線状体は、前記雌型ハウジングの外周壁面に沿った形状に屈曲された1本の線状バネ線からなり、該線状バネ線に前記第1、第2係止部が形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の電気コネクタにおいて、前記雌型ハウジングは、長手方向と直交する断面が矩形、楕円形又は円形のいずれかの形状をなし、前記クリップ部材は、前記雌型ハウジングの形状に対応して矩形、楕円形又は円形のいずれかの形状に屈曲されコイル状に巻回されたものからなり、
前記第1係止部は対向する位置に設けられた前記クリップ部材の内側へ突出する一対の第1、第2突出部で形成され、
前記第2係止部は前記第1、第2突出部を結ぶ仮想線と直交する仮想線上にあって前記クリップ部材の外側へ突出する第3突出部で形成されていることを特徴とする。
前記第1係止部は対向する位置に設けられた前記クリップ部材の内側へ突出する一対の第1、第2突出部で形成され、
前記第2係止部は前記第1、第2突出部を結ぶ仮想線と直交する仮想線上にあって前記クリップ部材の外側へ突出する第3突出部で形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の電気コネクタにおいて、前記クリップ部材は、その両端部に前記第1、第2係止部を移動させる押圧部が形成されて、該押圧部が押動されることにより、前記第1、第2コネクタのロックが解除されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1に記載の電気コネクタにおいて、前記スライド検知部材は、前記雌型ハウジングの外周囲に当接される対向する一対の第1、第2側壁部と、前記第1、第2側壁部を連結する連結部とを有し、前記連結部に弾性片からなる前記検知アームが形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の電気コネクタにおいて、前記第1、第2側壁部には、前記第1、第2コネクタが正規位置に嵌合されたときに、前記クリップ部材の作動を阻止するロック部が形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記構成を備えることにより、以下に記述するような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、ロック手段を第1、第2係止部を有するバネ線状体からなるクリップ部材で形成して、雌型ハウジングの外周壁面に巻回装着し、第1、第2コネクタの嵌合時に、クリップ部材の第1係止部を雄型ハウジングの係合部に係合させ、第2係止部をスライド検知部材の係合部に係止させることにより、第1、第2コネクタの半嵌合結合を防止し確実にロック結合ができる。すなわちクリップ部材とスライド検知部材とが連携作動されるので、コネクタの嵌合およびロックが確実になる。
また、雌型ハウジングへのクリップ部材の装着は、雌型ハウジングの外周壁面に巻回することにより行うので、雌型ハウジングを特別に複雑な形状にすることがなく装着できてその成型が簡単になり、コネクタの小型化が可能になる。しかも、その装着も簡単になる。
また、雌型ハウジングへのクリップ部材の装着は、雌型ハウジングの外周壁面に巻回することにより行うので、雌型ハウジングを特別に複雑な形状にすることがなく装着できてその成型が簡単になり、コネクタの小型化が可能になる。しかも、その装着も簡単になる。
請求項2の発明によれば、クリップ部材は、1本の線状バネ線を折曲加工することにより形成されるので、極めて簡単に且つ安値に作製できる。
請求項3の発明によれば、このクリップ部材は、1本の線状バネ線を折曲加工に形成できるので、ハウジングの形状が変更されても、簡単に対応可能になる。また、第1係止部を第1、第2突出部で形成することにより、雄型ハウジングの係合部との係合が安定になる。
請求項4の発明によれば、クリップ部材の両端部に第1、第2係止部を移動させる押圧部を設けることにより、この両端部を押圧することにより、雄型ハウジングの係合部との解除が簡単に行えるようになる。
請求項5の発明によれば、クリップ検知部材が雌型ハウジングの外周囲に当接される対向する一対の第1、第2側壁部と、これらの側壁部を連結する連結部とを有し、この連結部に弾性片からなる前記検知アームが形成されているので、その構造が簡単になり雌型ハウジングへの装着も容易になる。また、検知アームは弾性片で形成されているので、第1、第2コネクタの結合解除時に、この弾性片の弾性を利用してスライド検知部材を作動できて、クリップ部材との解除に特別な工具が不要になる。
請求項6の発明によれば、第1、第2側壁部に第1、第2コネクタが正規位置に嵌合されたときに、クリップ部材の作動を阻止するロック部を設けることにより、第1、第2コネクタがロックされた状態でスライド検知部材の作動が不能になり両コネクタの結合状態を維持できる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための電気コネクタを例示するものであって、本発明をこの電気コネクタに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は雄型コネクタと雌型コネクタとからなる電気コネクタの結合前の状態を示した外観斜視図、図2は図1の電気コネクタのうちの雌型コネクタを示し、図2(a)は雌型コネクタの斜視図、図2(b)は図2(a)の雌型コネクタを分解した分解斜視図、図3は図2の雌型コネクタを180°転換した方向からみたもので、図3(a)は図2(a)に対応した斜視図、図3(b)は図2(b)に対応した分解斜視図、図4は図1のA−A線で切断した断面図、図5は図1のB−B線で切断した断面図、図6は図1のC−C線で切断した断面図である。
電気コネクタ1は、図1〜図3に示すように、雌型ハウジング内に複数本の雌型コンタクト端子T1が装着された雌型コネクタ2と、これらの雌型コンタクト端子T1と電気的に接続される雄型コンタクト端子T2が雄型ハウジング11内に装着された雄型コネクタ10と、を有し、雌型コネクタ2は、雌型ハウジングの外壁面に雄型コネクタ10との嵌合状態を検知する検知部材(Connector Position Assurance、以下、CPAという)7が装着された構成を有している。以下には、先ずこの電気コネクタ1を構成する雌型コネクタ2および雄型コネクタ10について説明する。
雌型コネクタ2は、図2、図3に示すように、2本の雌型コンタクト端子T1、T1と、これらの雌型コンタクト端子T1、T1が収容される雌型ハウジングと、この雌型ハウジングの差込口3A内に装着される筒状シール部材8およびコンタクト係止部材(以下、TPAという)9と、を有している。
雌型ハウジングは、前方に雄型コネクタ10のハウジングが差込まれる差込口3Aを有し、後方に内側ハウジング4が挿入される開口3B(図5参照)を有する筒状の外側ハウジング3と、内部に2本の雌型コンタクト端子T1、T1が収容される収容穴41、42を有し、外側ハウジング3の開口3Bに挿入されて雄型コネクタ10の雄型ハウジング11に差込まれる筒状の内側ハウジング4(図5参照)とで構成されている。
外側ハウジング3は、その差込口3Aが互いに対向する短辺および長辺を有する矩形状をなし、外周囲が互いに対向する左右側壁33、34および上下壁31、32で覆われている。また、この外側ハウジング3の内部には空洞穴30(図4、図5参照)が形成されており、全体が扁平な筒状をなした絶縁性の樹脂成型体で形成されている。この外側ハウジング3は、長手方向の略中央部の外周囲、具体的には左右側壁33、34の外面にそれぞれ凹状溝33a、34aが形成されている。各凹状溝33a、34aの溝幅および深さは、後述するクリップ部材6の線状体が収容される大きさになっている。これらの凹状溝33a、34aは、その略中央部に側壁を貫通する貫通穴33a'、34a'が形成されている(図5参照)。これらの各貫通穴33a'、34a'からは、クリップ部材6の係止突起62A、66Aが突出される。
また、上壁31の外面には、弾性を有する2本のアーム片31a、31bが延出され、各アーム片31a、31bの先端には上方に突出した鉤状の係止爪31a'、31b'が形成されている(図3(b)参照)。各アーム片31a、31bの弾性は、外側ハウジング3の材料、上壁31の肉厚及び上壁31の長手方向に沿って延設された細溝310に起因する。また、この外側ハウジング3の後端部には、CPA7のスライド移動を案内するガイド突起片31cが形成されている。さらに、外側ハウジング3の下壁32には、クリップ部材6の底部60Bが係止される段部320が形成されている(図11(b)参照)。
内側ハウジング4は、図1、図4〜図6に示すように、矩形状の筒状体からなり、絶縁性の樹脂成型体で形成されている。この内側ハウジング4は、内部に2本の雌型コンタクト端子T1、T1が装着される2本の収容孔41、42が長手方向に貫通して形成されている。各収容孔41、42には、各コンタクト端子T1、T1を係止させる係止部41a、42aがそれぞれ形成されている。なお、一方の係止部41aは、収容孔41内に設けられているが図示されていない。各係止爪41a、42aは、TPA9によって移動が規制される。また、この内側ハウジング4の外周囲には、筒状のシール部材8およびTPA9が嵌合挿入される。
図7はクリップ部材を示し、図7(a)は図2のクリップ部材を拡大した斜視図、図7(b)は図7(a)のX方向からみた斜視図である。
このクリップ部材6は、図7に示すように、弾力性が付与された状態で雌型コネクタ2の外側ハウジング3の外周囲に巻回装着されるもので、外側ハウジング3の形状に合わせて複数の折曲部6A〜6Hで折曲されて、これらの折曲部6A〜6Hがそれぞれ連結部60〜68で結合された所定太さの1本のバネ線状体で形成されている。このクリップ部材6の底辺部60Bは、各折曲部6C〜6Fを繋ぐ連結部63〜65で構成され、ハウジング3の底部32の段部320に係止されるように湾曲されて形成されている。また、このクリップ部材6の連結部60〜68のうちの両端部60、68は押圧部となっている。また、この両端部60、68にそれぞれ近接する、対向する連結部62、66には、互いに内側へ凹ませた係止突起62A、66Aが形成されている。これらの係止突起62A、66Aは外側ハウジング3の各貫通穴33a'、34b'から外側ハウジング3の空洞穴30内へ突出される。さらに、上辺となる連結部67には、上方へ突出した係止突起67Aが形成されている。この係止突起67AはCPA7と係合されるものである。係止突起67Aは、各係止突起62A、66Aを結ぶ仮想線の略中央部付近で直交する垂直仮想線上にあって連結部67から外方へ向かって突出されて形成されている。
このクリップ部材6は、図7に示すように、弾力性が付与された状態で雌型コネクタ2の外側ハウジング3の外周囲に巻回装着されるもので、外側ハウジング3の形状に合わせて複数の折曲部6A〜6Hで折曲されて、これらの折曲部6A〜6Hがそれぞれ連結部60〜68で結合された所定太さの1本のバネ線状体で形成されている。このクリップ部材6の底辺部60Bは、各折曲部6C〜6Fを繋ぐ連結部63〜65で構成され、ハウジング3の底部32の段部320に係止されるように湾曲されて形成されている。また、このクリップ部材6の連結部60〜68のうちの両端部60、68は押圧部となっている。また、この両端部60、68にそれぞれ近接する、対向する連結部62、66には、互いに内側へ凹ませた係止突起62A、66Aが形成されている。これらの係止突起62A、66Aは外側ハウジング3の各貫通穴33a'、34b'から外側ハウジング3の空洞穴30内へ突出される。さらに、上辺となる連結部67には、上方へ突出した係止突起67Aが形成されている。この係止突起67AはCPA7と係合されるものである。係止突起67Aは、各係止突起62A、66Aを結ぶ仮想線の略中央部付近で直交する垂直仮想線上にあって連結部67から外方へ向かって突出されて形成されている。
このクリップ部材6は、両端部60、68を互いに内側へ押動、すなわち図7(a)において矢印Y1、Y2で示した互いに接近する方向へ押動すると、各係止突起62A、66Aは互いに離れる方向(図7(a)の矢印YA、YB方向)へ移動する。この移動により、クリップ部材6が雌型コネクタ2に巻回装着された状態において、各係止突起62A、66Aは空洞穴30から各貫通穴33a'、34b'内に引込む方向に移動し、よって、雌型コネクタ2と雄型コネクタ10とが結合した状態においては、雄型コネクタ10の係止溝11A、11Bから離脱することになる。
また、各係止突起62A、66Aは、雌型コネクタ2に雄型コネクタ10が差し込まれたときに、雄型ハウジング11の各隆起部110、110に押圧されることで矢印YA、YB方向へ移動され、この移動と同時に係止突起67AもY3方向へスライド移動される。この係止突起67Aの移動により、後述するCPA7の係止爪73a'の移動規制が解除されて、CPA7を嵌合方向へスライド移動できるようになる。このクリップ部材6は、1本のバネ線を折曲加工することにより形成できるので、外側ハウジング3の形状に合わせて簡単にしかも安価に作製できる。
なお、本実施例においては雌型コネクタ2の長手方向と直交する断面形状が略矩形状となるようにしたが、この形状に限定されることなく、他の形状、例えば楕円形、円形等にしてもよい。また、この形状の変更に合わせてクリップ部材6の形状も変更される。
CPA7は、図2、図3に示すように、外側ハウジング3の上壁31面を覆う大きさの上板部73と、外側ハウジング3の両側壁33、34の一部を覆う大きさの側板部71、72と、ガイド突出片31cに係合されるガイド溝75a、75bが形成された底部75と、を有し、前方が開放部7Aとして開放され、後方が後方壁74で閉じられた正面視でほぼ逆U字状部材からなり、絶縁性の樹脂成型体で形成されている。
上板部73には、前方(雄型コネクタ10と嵌合される方向)に弾性を有する検知アーム73aが設けられ、この検知アーム73aの先端にクリップ部材6の係止突起67Aと係止される係止爪73a'が形成されている。この検知アーム73aは雄型コネクタ10との嵌合が正規の位置で嵌合されているか否かを検知する働きをする。
検知アーム73aの弾性は、上板部73の肉厚とこの上板部の長手方向に一対のスリット731、732を設けることによって付与される。また、底部75には、それぞれガイド溝75a、75bが形成されている。さらに、後方壁74には、外側ハウジング3の係止爪31a'、31b'が係合される係合穴741、742が形成されている(図3(a)参照)。このCPA7は、外側ハウジング3の前後方向、すなわち雄型コネクタ10の嵌合方向へスライド移動可能に装着される。また、側板部71、72には、前方の開放部7A側にクリップ部材6のバネ線状体が入り込む細溝72A、72A(図9参照)が形成されている。
筒状シール部材8は、図2、図3に示すように、その内部に内側ハウジング4の外周囲に嵌合される大きさの貫通穴80を有し、外周壁に複数本の凹凸部8aが形成された筒状体からなり、所定の肉厚を有するゴム等の弾性部材で形成されている。
TPA9は、図2、図3に示すように、内部に内側ハウジング4の外周囲に嵌合される大きさの貫通穴90を有する筒状部9aと、この筒状部9aから所定長さ延びた一対のアーム片91、92とを有し、絶縁性の樹脂成型体で形成されている。一対のアーム片91、92は内側ハウジング4内の収容穴41、42に形成された係止部41a、42aを押下げて各コンタクト端子T1、T2を固定する働きをする。
上記構成を有する雌型コネクタ2は、以下の手順で組み立てられる。
先ず、内側ハウジング4の各収容穴41、42の後方からそれぞれ電線Wを接続した雌型コンタクト端子T1、T1を挿入する(図4、図5参照)。次いで、この内側ハウジング4の前方から筒状シール部材8及びTPA9を挿入する。TPA9の挿入により、TPA9の一対のアーム片91、92が各収容穴41、42内の係止部41a、42aを押下げて、各コンタクト端子T1、T1を固定する。なお、図6ではアーム片92が係止部42aを係止している状態を示し、他のアーム片91と係止部41aとの係止は省略されている。これにより、電線Wに外方向への引っ張り力が加わっても抜けることがなくなる。また、この内側ハウジング4の後端からシール部材W0を挿入して電線Wの回りをシールする。これにより、電線を伝わってくる水滴等が雌型ハウジング内へ侵入することがなくなる。このようにして組み立てた内側ハウジング4を外側ハウジング3の後方の開口3Bから挿入して固定する。この固定はハウジング3の開口3Bが形成された筒状部35への嵌合により行われる。
先ず、内側ハウジング4の各収容穴41、42の後方からそれぞれ電線Wを接続した雌型コンタクト端子T1、T1を挿入する(図4、図5参照)。次いで、この内側ハウジング4の前方から筒状シール部材8及びTPA9を挿入する。TPA9の挿入により、TPA9の一対のアーム片91、92が各収容穴41、42内の係止部41a、42aを押下げて、各コンタクト端子T1、T1を固定する。なお、図6ではアーム片92が係止部42aを係止している状態を示し、他のアーム片91と係止部41aとの係止は省略されている。これにより、電線Wに外方向への引っ張り力が加わっても抜けることがなくなる。また、この内側ハウジング4の後端からシール部材W0を挿入して電線Wの回りをシールする。これにより、電線を伝わってくる水滴等が雌型ハウジング内へ侵入することがなくなる。このようにして組み立てた内側ハウジング4を外側ハウジング3の後方の開口3Bから挿入して固定する。この固定はハウジング3の開口3Bが形成された筒状部35への嵌合により行われる。
一方、外側ハウジング3には、内側ハウジング4を装着する前或いは装着した後に、クリップ部材6を装着する。この装着は、クリップ部材6の内部を広げて外側ハウジング3の外周囲に嵌入し、クリップ部材6の係止突起62A、66Aが各貫通穴33a'、34a'から外側ハウジング3の内部へ突出するようにして装着する。この装着により、外側ハウジング3の外周壁面にクリップ部材6を構成する1本のバネ線状体が巻回された状態になる。その後、外側ハウジング3にCPA7を装着する。この装着は、外側ハウジング3の後方からCPA7の両側壁71、72をハウジング3の両側壁33、34へ当接させるとともに、上板部73の一対のアーム片31a、31bを各係合穴741、742に挿通して、各係止爪31a'、31b'を係合穴741、742内の係止段部740、740に係止させて装着する(図6参照)。なお、図6では係止爪31b'と係止段部740との係止は省略されている。一方、外側ハウジング3のガイド突起片31cはCPA7のガイド溝75a、75bに挿入される。これにより、CPA7は、外側ハウジング3の前後方向、すなわち、雄型コネクタ10との嵌合方向にスライド移動自在に装着され、且つ係止爪31a'、31b'と係止段部740、740との係合により抜け止めがなされる。このCPA7のスライド移動は、待機位置と正規嵌合位置との間で移動自在となっている。
雄型コネクタ10は、図1及び図5に示すように、雌型コネクタ2の差込口3Aに嵌合される大きさの空洞穴12を有する雄型ハウジング11と、この雄型ハウジング11内に装着される2本の雄型コンタクト端子T2、T2とを有している。雄型ハウジング11は、外周囲の対向する側壁面にクリップ部材6の係止突起62A、66Aと係合される係合溝11A、11Bが形成されている。また、各係合溝11A、11Bの近傍には、雌型コネクタ2との嵌合方向に向かって傾斜した隆起部110、110がそれぞれ形成されている。これらの隆起部110、110は、雌型コネクタ2との嵌合時にクリップ部材6の係止突起62A、66Aを外側ハウジング3の外方へ押動する働きをする。
次に、図5、図6および図8〜図12を参照して、雌型コネクタ2と雄型コネクタ10との嵌合方法あるいは嵌合の解除方法を説明する。
I.両コネクタの結合前
雄型コネクタ10との結合前の雌型コネクタ2は、図5に示すように、クリップ部材6の係止突起62A、66Aが外側ハウジング3の貫通穴33a'、34a'を介して空洞穴30内へ突出している。一方、CPA7は、図6に示すように、係止爪73a'がクリップ部材6の係止突起67Aに当接されて、前方、すなわち雄型コネクタ10の嵌合方向への移動が阻止されてスライド移動が規制されている。
雄型コネクタ10との結合前の雌型コネクタ2は、図5に示すように、クリップ部材6の係止突起62A、66Aが外側ハウジング3の貫通穴33a'、34a'を介して空洞穴30内へ突出している。一方、CPA7は、図6に示すように、係止爪73a'がクリップ部材6の係止突起67Aに当接されて、前方、すなわち雄型コネクタ10の嵌合方向への移動が阻止されてスライド移動が規制されている。
II.嵌合結合
この状態において、雄型コネクタ10のハウジング11を雌型コネクタ2の差込口3Aへ差し込むと、図8に示すように、雄型ハウジング11の各隆起部110、110がクリップ部材6の係止突起62A、66Aに当接し、さらに雄型コネクタ10を押し込むと、これらの係止突起62A、66Aが隆起部110、110の傾斜面に添って押圧され各貫通穴33a'、34b'内へ移動して空洞穴30から押し出される。このあと、さらに雄型コネクタ10が押し込まれて各隆起部110、110を超えると、クリップ部材6のバネ復元力により、各係止突起62A、66Aが各係止溝11A、11Bに係合される。この係合により、雄型コネクタ10と雌型コネクタ2との結合がロックされる(図8参照)。
この状態において、雄型コネクタ10のハウジング11を雌型コネクタ2の差込口3Aへ差し込むと、図8に示すように、雄型ハウジング11の各隆起部110、110がクリップ部材6の係止突起62A、66Aに当接し、さらに雄型コネクタ10を押し込むと、これらの係止突起62A、66Aが隆起部110、110の傾斜面に添って押圧され各貫通穴33a'、34b'内へ移動して空洞穴30から押し出される。このあと、さらに雄型コネクタ10が押し込まれて各隆起部110、110を超えると、クリップ部材6のバネ復元力により、各係止突起62A、66Aが各係止溝11A、11Bに係合される。この係合により、雄型コネクタ10と雌型コネクタ2との結合がロックされる(図8参照)。
このとき、このクリップ部材6の各係止突起62A、66Aが空洞穴30から押し出されると同時に、係止突起67Aが図7(a)に示すY3方向へスライド移動される。この係止突起67Aが横方向に移動すると、この係止突起67AとCPA7の係止爪73a'との当接位置が移動して、CPA7を雄型コネクタ10方向へスライド移動可能になる。そして、CPA7を嵌合方向へスライド移動させた後、クリップ部材6の各係止突起62A、66Aが各係止溝11A、11Bに入り込むと同時に係止突起67Aが元の位置に戻ることで、係止突起67Aは係止爪73a'の内側面に係止されて後方への移動が規制される(図9参照)。その結果、CPA7により雌型コネクタ2と雄型コネクタ10が正規の位置で完全結合されたことが確認できる。
これにより、両コネクタ2、10の半嵌合結合を防止し確実に結合できる。すなわちクリップ部材6とスライド検知部材としてのCPA7とが連携作動されるので、両コネクタ2、10の嵌合およびロックが確実になる。また、雌型ハウジングへのクリップ部材6の装着は、外側ハウジング3の外周壁面に巻回装着するものなので、雌型ハウジングを特別に複雑な形状にすることがなくその成型が簡単になり、両コネクタ2、10の小型化が可能になる。しかもその装着も簡単になる。
雌型コネクタ2と雄型コネクタ10とが完全に嵌合されると、図9に示すように、クリップ部材6の折曲部6A、6HがCPA7の各細溝72A、72A内に入り込み、クリップ部材6の両端部60、68を押しても、各側板部71、72に当たって移動が規制される。すなわち、両端部60、68を互いに図7(a)に示す矢印Y1、Y2方向へ押動しようとしてもその移動は規制されて、各係止突起62A、66Aが互いに離れる方向(図7(a)の矢印YA、YB方向)へ移動されずに両コネクタ2、10の係合はロックされた状態となる。勿論、クリップ部材6の係止突起67Aの移動も規制されるので、CPA7をスライド移動させることもできない。
III.両コネクタの結合解除
雄型コネクタ10と雌型コネクタ2との結合解除は、図10〜図12に示すように、CPA7を雌型コネクタ2の後方へ強制的に後退させることにより行われる。この強制的な後退は、CPA7の検知アーム73の弾性力を利用して、係止爪73a'をクリップ部材6の係止突起67Aを超えて後退させることで行う。このように、CPA7を引っ張って強制的に後退させ検知アーム73の係止爪73a'が係止突起67Aを超えると、クリップ部材6の折曲部6A、6HがCPA7の各細溝72A、72Aから離脱して、両端部60、68を互いに内側(図7(a)の矢印Y1、Y2で示す互いに接近する方向)へ押動することが可能になり、この押動により、各係止突起62A、66Aは互いに離れる方向(図7(a)の矢印YA、YB方向)へ移動する。この移動により、各係止突起62A、66Aが雄型コネクタ10の係止溝11A、11Bから離脱するので、雄型コネクタ10を引き抜くことができるようになる。このように、CPA7の係止爪73a'とクリップ部材6の係止突起67Aとの解除は、検知アーム73の弾性を利用して行うので、この解除のための特別な工具等は不要になる。
雄型コネクタ10と雌型コネクタ2との結合解除は、図10〜図12に示すように、CPA7を雌型コネクタ2の後方へ強制的に後退させることにより行われる。この強制的な後退は、CPA7の検知アーム73の弾性力を利用して、係止爪73a'をクリップ部材6の係止突起67Aを超えて後退させることで行う。このように、CPA7を引っ張って強制的に後退させ検知アーム73の係止爪73a'が係止突起67Aを超えると、クリップ部材6の折曲部6A、6HがCPA7の各細溝72A、72Aから離脱して、両端部60、68を互いに内側(図7(a)の矢印Y1、Y2で示す互いに接近する方向)へ押動することが可能になり、この押動により、各係止突起62A、66Aは互いに離れる方向(図7(a)の矢印YA、YB方向)へ移動する。この移動により、各係止突起62A、66Aが雄型コネクタ10の係止溝11A、11Bから離脱するので、雄型コネクタ10を引き抜くことができるようになる。このように、CPA7の係止爪73a'とクリップ部材6の係止突起67Aとの解除は、検知アーム73の弾性を利用して行うので、この解除のための特別な工具等は不要になる。
1 電気コネクタ
2 雌型コネクタ
3 外側ハウジング
4 内側ハウジング
6 クリップ部材(ロック手段)
62A、66A、67A 係止突起(係止部)
7 スライド検知部材(検知手段)
71、72 側壁部
71A、72A 細溝(ロック部)
73a 検知アーム
73a' 係止爪(係合部)
8 シール部材
10 雄型コネクタ
11 雄型ハウジング
11A、11B 係合部
2 雌型コネクタ
3 外側ハウジング
4 内側ハウジング
6 クリップ部材(ロック手段)
62A、66A、67A 係止突起(係止部)
7 スライド検知部材(検知手段)
71、72 側壁部
71A、72A 細溝(ロック部)
73a 検知アーム
73a' 係止爪(係合部)
8 シール部材
10 雄型コネクタ
11 雄型ハウジング
11A、11B 係合部
Claims (6)
- 外周囲に係合部が形成された雄型ハウジングを有する第1コネクタと、前記雄型ハウジングを受容する空洞穴が形成された雌型ハウジングを有する第2コネクタと、前記第1、第2コネクタの嵌合状態を検知する検知手段と、正規の嵌合位置で前記第1、第2コネクタの結合状態をロックするロック手段と、を備えた電気コネクタにおいて、
前記ロック手段は前記雄型ハウジングの係合部に係止される第1係止部および前記検知手段に係止される第2係止部を有するバネ線状体からなるクリップ部材からなり、前記検知手段は、記クリップ部材の第2係止部に係止される係合部が形成された弾性片からなる検知アームを有するスライド検知部材からなり、
前記雌型ハウジングにはその外周壁に前記クリップ部材の第1係止部を前記空洞穴内へ突出させる貫通穴を形成し、この外周壁面に、前記クリップ部材のバネ線状体を装着するとともに前記スライド検知部材を前記第1、第2コネクタの嵌合方向へスライド移動自在に嵌着して、前記第1、第2コネクタの嵌合時に、前記クリップ部材の第1係止部が前記雄型ハウジングの係合部に係合され、前記スライド検知部材の係合部が前記クリップ部材の第2係止部に係止されることを特徴とする電気コネクタ。 - 前記クリップ部材のバネ線状体は、前記雌型ハウジングの外周壁面に沿った形状に屈曲された1本の線状バネ線からなり、該線状バネ線に前記第1、第2係止部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記雌型ハウジングは、長手方向と直交する断面が矩形、楕円形又は円形のいずれかの形状をなし、前記クリップ部材は、前記雌型ハウジングの形状に対応して矩形、楕円形又は円形のいずれかの形状に屈曲されコイル状に巻回されたものからなり、
前記第1係止部は対向する位置に設けられた前記クリップ部材の内側へ突出する一対の第1、第2突出部で形成され、
前記第2係止部は前記第1、第2突出部を結ぶ仮想線と直交する仮想線上にあって前記クリップ部材の外側へ突出する第3突出部で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。 - 前記クリップ部材はその両端部に前記第1、第2係止部を移動させる押圧部が形成され、該押圧部が押動されることにより、前記第1、第2コネクタのロックが解除されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気コネクタ。
- 前記スライド検知部材は、前記雌型ハウジングの外周囲に当接される対向する一対の第1、第2側壁部と、前記第1、第2側壁部を連結する連結部とを有し、前記連結部には弾性片からなる前記検知アームが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記第1、第2側壁部には、前記第1、第2コネクタが正規位置に嵌合されたときに、前記クリップ部材の作動を阻止するロック部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電気コネクタ。
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