JP5005498B2 - 掛け止め金具、掛け止め金具付きコネクタハウジング及び掛け止め金具付きコネクタ - Google Patents

掛け止め金具、掛け止め金具付きコネクタハウジング及び掛け止め金具付きコネクタ Download PDF

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Description

本発明は、弾性的支持力の変更が容易な掛け止め金具、掛け止め金具付きコネクタハウジング及び掛け止め金具付きコネクタに関する。
従来の電気コネクタの一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の電気コネクタにおいては、メスハウジングの案内溝に掛け止め金具が保持された状態で、掛け止め金具はメスハウジングおよびオスハウジングが嵌合する方向にプリロードを作用させた状態となる。そして、メスハウジングにオスハウジングを嵌挿し、嵌合させることにより、掛け止め金具のバネ部分に設けられた掛止部がオスハウジングの誘導溝を介して固定溝と嵌合する。この構成により、過酷な環境下においても電気的導通を失わずに簡易にかつ容易に接続可能な電気コネクタが得られる。
特開2006−202557号公報
特許文献1に記載されたコネクタにおいては、掛け止め金具の弾性的支持力(バネの力)により、メスハウジングとオスハウジングとの分離が抑止される。そして、このような電気コネクタが車両等に取り付けられる場合には、電気コネクタに対してエンジン等からの振動が作用することになる。この場合に、電気コネクタに作用する振動が大きくなると、掛け止め金具による弾性的支持力がその振動に耐えられなくなり、電気コネクタの接続が外れてしまうことが考えられる。そこで、電気コネクタの設置環境によっては、弾性的支持力を強化して電気コネクタの抜け防止を図るため、その振動の大きさに応じて、掛け止め金具を別の金具へと交換する必要が生じる。
特許文献1の掛け止め金具は立体的に構成されており(図3参照)、その形状を維持したまま、その弾性的支持力を任意に変更しようとする場合には、複雑な設計変更が必要となる。具体的には、例えば、金具を太くすることのみによって、単純に弾性支持力が増加するわけではなく、弾性支持力を大きくするには、金具の太さに加えて、最大高さ(LB、図3(b)参照)、一対の掛け止め部の間の長さなど、色々な寸法値を同時に変更する必要がある。そのため、弾性的支持力を低減、または、強化する度に、掛け止め金具について複雑な設計変更を行なう必要が生じる。
そこで、本発明の目的は、径の太さを変更することのみによって、弾性的支持力を任意に変更することができる掛け止め金具、掛け止め金具付きコネクタハウジング及び掛け止め金具付きコネクタを提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
け止め金具付きコネクタハウジングは、互いに接続される一対のコネクタの一方において用いられる、掛け止め金具付きコネクタハウジングであって、相手側コネクタの単数または複数の相手側端子に対して電気的に接続される単数または複数のコネクタ端子を支持するために用いられ、相手側コネクタの相手側ハウジングに対して接続される本体部と、前記本体部に取り付けられ、前記本体部と前記相手側ハウジングとの分離を抑止するように、前記相手側ハウジングを弾性的に挟んで支持する掛け止め金具と、を備え、前記本体部には、前記掛け止め金具が取り付けられる溝部が形成されており、前記掛け止め金具は、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、一対の支持部を含んで形成されており、前記相手側コネクタに対して接続された接続状態では、前記掛け止め金具は、前記相手側ハウジングを前記一対の支持部において挟み、前記一対の支持部は、前記相手側ハウジングに形成された一対の支持受け部に対して引っ掛けられ、前記掛け止め金具は、前記一対の支持部の間の中間部から成る金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状またはU字形状を有し、前記掛け止め金具の径の太さは、前記溝部の幅の大きさ以下であることを特徴とする。
この構成によると、一対のコネクタは互いに接続され、その接続状態において、両コネクタの端子が電気的に接続される。そして、相手側ハウジングを弾性的に挟んで支持する掛け止め金具が、一対のコネクタの分離を抑止するように作用する。掛け止め金具は、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであるので、掛け止め金具の構成が簡易なものとなる。また、掛け止め金具は、一対の支持部の間の中間部から成る金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状またはU字形状を有しているので、径の太さを変更することのみによって、掛け止め金具の弾性的支持力を任意に変更することができる。すなわち、このような掛け止め金具は、立体的に構成されたものとは異なり、その弾性的支持力を変更したい場合に、径の太さに加えて、その高さや、一対の支持部の間の距離などの多様な寸法値を同時に変更する必要がなく、その径の太さのみを変更すれば、その変更に伴って、弾性的支持力が変更される。そのため、掛け止め金具の弾性的支持力を変更する場合に、複雑な設計変更を行なう必要がなく、径の太さのみに着目した単純な計算を行なえばよいことになる。そして、掛け止め金具の径の太さが、本体部に形成された溝部の幅以下であるので、同一のコネクタハウジングに対して、径の太さのみが異なる複数種類の掛け止め金具を取り付けることが可能となる。そして、掛け止め金具の太さに対して、溝部の幅に余裕を持たせておくことにより、設置環境に応じて、径がより太い掛け止め金具へと交換することが可能となる。以上のように、本構成によると、径の太さを変更することのみによって、弾性的支持力を任意に変更することができる。
また、この構成により、掛け止め金具の形状を、単純な形状であるC字形状またはU字形状とすることで、応力が特定の部分に集中しすぎることがなくなるので、塑性変形により掛け止め金具の弾性的支持力が低下することを抑止できる。
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる掛け止め金具は、互いに接続される一対のコネクタのうち、一方のコネクタのコネクタハウジングに取り付けられ、当該コネクタハウジングと相手側コネクタの相手側ハウジングとの分離を抑止するように、相手側ハウジングを弾性的に挟んで支持する掛け止め金具であって、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、前記相手側ハウジングを挟む部分である一対の支持部を有し、前記一対の支持部の間の中間部から成る金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状またはU字形状を有し、その径の太さを変えることのみによって、その弾性的支持力を任意に設定できることを特徴とする。
この構成によると、掛け止め金具は、一対の支持部の間の中間部から成る金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状またはU字形状を有しているので、径の太さを変更することのみによって、掛け止め金具の弾性的支持力を任意に変更することができる。そのため、径の太さを変更することのみによって、弾性的支持力を任意に変更することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる掛け止め金具付きコネクタは、相手側コネクタに対して電気的に接続される掛け止め金具付きコネクタであって、前記相手側コネクタの単数または複数の相手側端子に対して電気的に接続される単数または複数のコネクタ端子と、前記単数または複数のコネクタ端子を支持し前記相手側ハウジングに対して電気的に接続される本体部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに取り付けられ、前記コネクタハウジングと前記相手側ハウジングとの分離を抑止するように、前記相手側ハウジングを弾性的に挟んで支持する掛け止め金具と、を備え、前記コネクタハウジングには、前記掛け止め金具が取り付けられる溝部が形成されており、前記掛け止め金具は、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、一対の支持部を含んで形成されており、前記掛け止め金具は、前記一対の支持部の間の中間部から成る金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状またはU字形状を有し、前記掛け止め金具の径の太さは、前記溝部の幅の大きさ以下であることを特徴とする。この構成によると、径の太さを変更することのみによって、弾性的支持力を任意に変更することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下においては、説明の便宜のために本発明の好適な実施形態例のみを示すが、これにより本発明を限定するものではない。
(全体構成について)
まず、本発明の第1実施形態に係る電気コネクタ装置の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る電気コネクタ装置の全体構成を示す側面視概略図である。図2は、図1の電気コネクタ装置の断面概略図である。図3は、図1の電気コネクタ装置の構成部品を示した分解斜視図である。図4は、図1の電気コネクタ装置の概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を示す。図5は、図1の電気コネクタ装置の概略図であり、(d)は右側面図、(e)は背面図を示す。図6は、図1の第1ハウジングの概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を示す。図7は、図1の第1ハウジングの概略図であり、(d)は右側面図、(e)は背面図を示す。図8は、図1の第2ハウジングの概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を示す。図9は、図1の第2ハウジングの概略図であり、(d)は右側面図、(e)は背面図を示す。図10は、図1の掛け止め金具5の概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図を示す。図11は、図1の第1ハウジングの拡大正面概略図である。なお、図2は、図4(a)のA−A’矢視断面図に相当するものである。
電気コネクタ装置1は、自動車におけるエアバッグ衝突加速度センサへ電力を供給するための、機器用コネクタとして用いられるものであり、第1コネクタ2と、第2コネクタ4と、掛け止め金具5と、を含んで構成されている。そして、機器等(図示せず)に固定された第1コネクタ2に対して第2コネクタ4が接続されると、第1コネクタ2の第1端子21と、第2コネクタ4の第2端子41との間で、電気的な接続が達成される。その結果、機器等と電線64とが電気的に接続されることになる。
電気コネクタ装置1においては、第2コネクタ4の第2ハウジング42に取り付けられた掛け止め金具5が、第1コネクタ2の第1ハウジング22と、第2コネクタ4の第2ハウジング42と、の分離を阻止するように機能する。なお、本実施形態において、第1ハウジング22、第2ハウジング42に用いられる材料は、プラスチック(絶縁材料)である。なお、ここでは、二つの第1端子21及び二つの第2コネクタ4を有する二極型コネクタについて説明するが、このようなものには限られず、第1端子(または第2端子)の数は、単数であっても三つ以上であってもよい(後述する第2、第3実施形態参照)。
(第1コネクタ)
まず、第1コネクタ2について説明する。第1コネクタ(相手側コネクタ)2は、二つの第1端子(相手側端子)21、及び、当該二つの第1端子21を支持する第1ハウジング(相手側ハウジング)22等を有する。以下、各部の詳細について説明する。なお、図3において、矢印Bで示した方の範囲に含まれるのが、第1コネクタ2の構成部品である。
(第1ハウジング)
第1ハウジング22は、筒状に形成された嵌入部23と、ベース部22fとを有して構成されている。嵌入部23は、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが接続された状態(以下、“接続状態”と記す。図1参照)において、後述する第2コネクタ4の嵌入受け部43に対して嵌入される。また、本実施形態では、嵌入部23は四角筒状に形成されている(図6(b)、図11参照)。また、ベース部22fは、機器等に対して固定される。なお、嵌入部の形状は、四角筒状には限られない(例えば、後述する第2実施形態参照)。
嵌入部23には、四つのリブ部24が形成されている。以下、当該リブ部24の詳細について説明する。四つのリブ部24は、一対のコネクタが接続される方向、すなわち、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが接続される方向である接続方向(図1、3の方向G参照。以下、“接続方向”と記す)に沿って見たときに、嵌入部23の外面部23sにおいて、嵌入部23の中心部23cを中心とした放射方向(図11の一点鎖線の方向参照)に沿って突出形成されている(図3、図6(b)、図11参照)。また、四つのリブ部24は、嵌入部23の根元側(ベース部22f側)に形成されている(図3、図6(a)、図6(c)、図7(d)参照)。
リブ部24についてさらに詳細に説明する。四角筒状(一断面において四角形状となっている筒状)に形成された嵌入部23の外面部23sに形成された四つのリブ部24は、嵌入部23の四つの角部分に配置されたものである(図3、図6(b)、図11参照)。また、四つのリブ部24には、嵌入部23の外面部23sにおいて、接続方向に沿って見たときに、中心部23cを挟んで対向する位置に配置された二つのリブ部24が含まれる。図11で説明すると、“中心部23cを挟んで対向する位置に配置された二つのリブ部24”とは、リブ部24a及びリブ部24d(又は、リブ部24b及びリブ部24c)のことである。
上記の“中心部を挟んで対向する位置に配置された二つのリブ部”の配置に関しては、例えば、嵌入部の対角線の長さが最大となる位置において、この対角線の両端の二箇所に配置する、という観点で配置してもよい。本実施形態におけるリブ部24は、この観点により配置されているともいえる。なお、リブ部の配置は、このような観点によるものには限定されない。また、リブ部の数は必ずしも四つでなくてもよい(後述する第1、第2変形例参照)。
また、接続方向に沿って見たときに、嵌入部23の外面部23sには、嵌入部23の中心部23cを中心とした放射方向に沿って形成された四つの追加凹部25が、中心部23cへ向かって陥入形成されている(図3、図6(b)、図11参照)。また、四つの追加凹部25は、嵌入部23の外面部23sの先端側に形成されている(図3、図6(a)、図6(c)、図7(d)参照)。
ここで、“放射方向に沿って形成”とは、中心部23cからの放出方面に沿って形成されていることを示している。本実施形態においては、中心部23cは一点で表わされるが、中心部は一点でなくてもよく、位置の異なる二点以上から成るものであってもよい。また、ある程度の広がりのある領域としてもよい。なお、リブ部24、及び、追加凹部25はなくてもよい。
また、第1ハウジング22において、上記の“接続方向”を第1ハウジング22に対して第2ハウジング42を接続する方向とした場合において、当該接続方向に関して手前側(図3のK側参照)の端部には、一対の支持部51の間の幅を広げるための一対の接続用傾斜面22sが形成されている(図3、図6(b)、図7(d)参照)。
また、第1ハウジング22の両側部には、一対の突出部22xが突出形成されている(図3、図6、図7(d)参照)。そして、一対の突出部22xのそれぞれにおいて、接続方向に関して奥側(図6(c)のL側参照)には、支持受け部26として傾斜面が形成されている(図3、図6(a)、図6(c)、図7(d)参照)。さらに詳細には、支持受け部26としての傾斜面は、その高さ(外面部23sの外表面からの突出高さ)が、接続方向に関して奥側(図6(c)の方向G及びL側参照)へいくに連れて低くなるように傾斜している。そして、接続状態において、掛け止め金具5の一対の支持部51は、一対の支持受け部26に対して密着しつつ引っ掛けられることになる。なお、本実施形態において、一対の突出部22x先端部同士の間の長さはL2となっており(図6(c)参照)、さらに、本実施形態において、一対の支持受け部26の、接続状態において一対の支持部51が接触する部分(後述する)同士の間の長さは、L3となっている(図6(a)参照)。
嵌入部23の両側部には、二つの突出部22xに加えて、二つのガイド用突出部22wが形成されている(図3、図6、図7参照)。嵌入部23の両側部のそれぞれにおいて、ガイド用突出部22wは、直線状に、接続方向に沿って突出形成されており、突出部22x及びガイド用突出部22wは、接続方向に沿って配置されている。また、突出部22xとガイド用突出部22wとは連続せず、これらの間には溝が形成されている。また、この溝部分においては、側面凹部27が陥入形成されている。
また、嵌入部23の底部には、誤嵌合防止用のガイド用突出部22vが形成されている(図3、図6、図7参照)。ガイド用突出部22vもまた、直線状に、接続方向に沿って突出形成されている。
また、嵌入部23の内部には、内部空間23vが形成されている(図3、図6(b)、図11参照)。そして、内部空間23vの奥側には、T字状の嵌合用凹部22mが形成されている(図2、図6(b)参照)。さらに、第1ハウジング22には、二つの第1端子21が挿入される二つの挿入孔22hが形成されている(図2、図6、図7参照)。なお、図11は、嵌合用凹部22m及び二つの挿入孔22hを省略して示している。
(第1端子)
二つの第1端子21は、接続状態において、二つの第2端子41に対して電気的に接続されるものであり、棒状に形成されている(図2、図3参照)。第1端子21の先端には、第2端子41に対して接触する部分となる接触部21sが形成されている。第1端子21と第2端子41との接続状態については、第2端子41の説明において詳述する。
(第2コネクタ)
次に、第2コネクタ4について説明する。第2コネクタ(コネクタ)4は、第1コネクタ2に対して電気的に接続されるものであって、二つの第2端子(コネクタ端子)41、及び、当該二つの第2端子41を支持する第2ハウジング(コネクタハウジング)42等を有する。以下、各部の詳細について説明する。なお、図3において、矢印Cで示した方の範囲に含まれるのが、掛け止め金具5を除き、第2コネクタ4の構成部品である。
(第2ハウジング)
第2ハウジング42は、第1ハウジング22に対して接続される本体部42bを有する。本体部42bは、二つの第2端子41を支持するために用いられる。第2ハウジングの本体部42bには、接続状態において嵌入部23が嵌入される嵌入受け部43が形成されている(図2、図9(e)参照)。より詳細には、本体部42bは四角筒状に形成されており(図9(e)参照)、その内側に、嵌入受け部43が形成されている。ここで、嵌入受け部43は、本体部42bの内部に形成された空間と、その周囲の内面部43sとを含む。
また、嵌入受け部43の内面部43sには、四つの凹部44が陥入形成されている(図9(e)参照)。そして、接続状態においては、四つの凹部44に、嵌入部23の四つのリブ部24が嵌り込むようになっている。以下、当該凹部44の詳細について説明する。
四つの凹部44は、接続方向に沿って見たときに、嵌入受け部43の内面部43sにおいて、嵌入受け部43の中心部を中心とした放射方向に沿って陥入形成されている(図9(e)参照)。また、四つの凹部44は、嵌入受け部43の先端側に形成されている。
凹部44についてさらに詳細に説明する。四角筒状に形成された本体部42bにおいて、嵌入受け部43の内面部に形成された四つの凹部44には、接続状態における嵌入部23の角部分に相当する位置に配置された四つの凹部44が含まれる(図9(e)参照)。また、四つの凹部44には、嵌入受け部43の内面部43sにおいて、接続方向に沿って見たときに、中心部を挟んで対向する位置に配置された二つの凹部44が含まれている。なお、凹部の数は、必ずしも四つでなくてもよい。
また、接続方向に沿って見たときに、嵌入受け部43の内面部43sには、嵌入受け部43の中心部を中心とした放射方向に沿って形成された四つの追加リブ部45が形成されている(図9(e)参照)。また、四つの追加リブ部45は、嵌入受け部43の内面部43sの奥側に形成されている。そして、四つの追加リブ部45は、接続状態において、嵌入部23に形成された四つの追加凹部25に対して嵌るようになっている。なお、凹部44、及び、追加リブ部45はなくてもよい。
また、第2ハウジング42の内側には、二つのガイド溝42xが、直線状に、接続方向に沿って形成されている(図9(e)参照)。二つのガイド溝42xは、接続動作において、第1ハウジング22の二つの突出部22x、及び、二つのガイド用突出部22wが嵌り込むように、溝状に形成されたものである。また、第2ハウジング42の内側には、ガイド溝42vが、直線状に、接続方向に沿って形成されている(図9(e)参照)。ガイド溝42vは、接続動作において、第1ハウジング22のガイド用突出部22vが嵌り込むように溝状に形成されている。
第1コネクタ2に対して第2コネクタ4を接続する際に、接続が円滑に行なわれるようにするために、ガイド用突出部22vとガイド溝42vとの間に遊びが生じるように、ガイド溝42vの幅は、ガイド用突出部22vの幅に対して広めに設定されている。ガイド溝42xについても同様に、ガイド溝42xの幅は、突出部22x及びガイド用突出部22wの幅に対して広めに設定されている。
電気コネクタ装置1においては、掛け止め金具5を第2ハウジング42に対して取り付けるように構成されており、第2ハウジング42には、掛け止め金具5が取り付けられる溝部42dが形成されている。具体的には、第2ハウジング42の本体部42bの両側端部には、二つの側壁部46が形成されており、溝部42dは、当該二つの側壁部46のそれぞれに形成されている。ここで、二つの側壁部46における溝部42dの深さは、掛け止め金具5の太さ(図10(c)のW1参照)よりも深い。そのため、図4(a)に示すように、電気コネクタ装置1においては、掛け止め金具5の最外部が、側壁部46の表面よりも奥に入り込んだ位置にあり、これにより、掛け止め金具5に指で触れることが抑止される。なお、本実施形態において、二つの側壁部46は、本体部42bの一部であるとする。
また、第2ハウジング42の本体部42bにおいて、掛け止め金具5の取り付け方向(図1,3等の方向H参照。以下、“取り付け方向”と記す)に関して、溝部42dの奥側(図1における下側)には、一対の解除用傾斜面42pが形成されている(図1、図3、図5(d)、図9(d)参照)。
また、本実施形態においては、二つの側壁部46のそれぞれが、本体部42bの中間部42yの上面よりも、取り付け方向に関して手前側に向かってさらに突出した突出先端部46tを有して構成されている(図8(b)参照)。しかし、側壁部の形状はこのようなものには限定されず、突出先端部46tは形成されていなくてもよい。また、溝部は側壁部以外の位置に形成されていてもよい。
第2ハウジング42には、掛け止め金具5を覆うカバー部47が形成されている。カバー部47は板状に形成されており、カバー部47と本体部42bとは、可撓性接続部42cを介して、一体として成形されている(図1、図2、図3等参照)。また、カバー部47は、本体部42bに対して、片持ち状に一体化されている。
なお、カバー部は板状に形成されていなくてもよい。また、カバー部と本体部42bとは、別体として形成されていてもよく、その場合に、可撓性接続部42cの代わりに、別部材のヒンジを使ってカバー部と本体部42bとが接続されていてもよい。また、カバー部は、本体部に対して片持ち状に一体化されていなくてもよく、例えば、カバー部は、本体部に対して、両端が固定された両持ち状に取り付けられていてもよい。
カバー部47と本体部42bと二つの突出先端部46tとの間には、掛け止め金具用空間42sが形成されており、掛け止め金具5の中間支持部53は、この掛け止め金具用空間42sへと収容される(図2、図4(b)、図8(b)参照)。また、カバー部47の本体部42b側には、カバー溝部47dが溝状に形成されており(図2、図3参照)、カバー部47をカバー状態(図1、図2、図4、図5の状態)にすると、中間支持部53はこのカバー溝部47dに収まる(図2参照)。カバー部47は、組み立て時には、図3に示すように、本体部42bに対して立ち上がった倒立状態となっている。第2コネクタ4の組み立て時には、掛け止め金具5を取り付けた状態で、カバー部47を可撓性接続部42cを中心にして曲げ倒すことにより、掛け止め金具5がカバーされた“カバー状態”となる。カバー溝部47dが形成され、この部分に掛け止め金具5が収まることで、第2コネクタ4が図1、図2における上下方向に関して大型化することを防止でき、コネクタを低背化できる。また、カバー部47と掛け止め金具5との位置関係が安定化するので、後述するロック解除動作において、カバー部47によって掛け止め金具5を確実に押し込むことができる。なお、カバー溝部47dは形成されていなくてもよい。
また、カバー部47は、本体部42bのうち、一対の側壁部46の間に挟まれた中間部42y(図3参照)に配置されている。すなわち、溝部42dの形成されていない部分にカバー部47が配置されている。なお、本実施形態において、本体部42bの中間部42yには溝部42dが形成されていないが、この中間部において溝部が形成されていてもよい。
また、カバー部47の先端の両側部には、二つのカバー突出部47tが突出形成されている。一方、二つの側壁部46のそれぞれにおいて、接続方向Gに関して手前側(図3のK側)には、突出受け部42tが陥入形成されている。カバー状態においては、二つの突出受け部42tのそれぞれに、二つのカバー突出部47tのそれぞれが引っ掛けられる(図8(b)参照)。このような構成により、カバー部47が、元の倒立状態へ戻ることが抑止され、カバー状態を維持することができる。なお、カバー突出部47t及び突出受け部42tはなくてもよい。
また、本体部42bの内部においては、後述するリテーナ63と共に二つの第2端子41を支持する端子保持部42kが形成されている(図2、図9(e)参照)。接続状態において、端子保持部42k及び二つの第2端子41は、第1ハウジング22の嵌入部23の内部空間23vへと挿入される。また、端子保持部42kの先端側には、T字状の嵌合用凸部42mが形成されている(図2、図9(e)参照)。接続状態において、嵌合用凸部42mは、第1ハウジング22の嵌合用凹部22mへと挿入される(図2参照)。
さらに、第2ハウジング42の接続方向手前側には、二つの第2端子41が挿入される二つの挿入孔42hが形成されている(図2、図8(b)、図9(e)参照)。また、第2ハウジング42の底部には、挿入孔42jが形成されている(図8(c)参照)。第2コネクタ4の組み立て時には、この挿入孔42jを通して、後述するリテーナ63を取り付ける。
(第2端子)
二つの第2端子41は、二つの第1端子21に対して電気的に接続されるものであり、それぞれが角筒状に形成されている(図2、図3参照)。より具体的には、図2に示すように、角筒状に形成された第2端子41の内部には、第1端子21の接触部21sに対して接触する、板状の接触部41sが形成されている。接触部41sは、第2端子41の角筒状外壁部と一体に形成されており、第1端子21との接続時には、その付け根部分において弾性的に曲げ変形して、第1端子21の接触部21sを押さえ付けつつ、接触部21sと接触する。また、それぞれの第2端子41は、電線64に対して接続されている。
また、本実施形態においては、電線64に対して、シールカバー65が取り付けられている(図2及び図3参照)。シールカバー65は、第2ハウジング42の挿入孔42hに挿入され、これにより、第2コネクタ4の気密性及び水密性が確保される。なお、シールカバー65はなくてもよい。
(掛け止め金具)
次に、掛け止め金具5について説明する。掛け止め金具5は、第1ハウジング22と第2ハウジング42との分離を抑止するためのものであり、一本の棒状部材を湾曲させて形成されている。より具体的には、掛け止め金具5は、第2ハウジング42の本体部42bに対して取り付けられ、第1ハウジング22と、第2ハウジング42の本体部42bとの分離を抑止するように、第1ハウジング22を弾性的に挟んで支持するものである。
掛け止め金具5は、直線状の中間支持部53と、中間支持部53の両端部から中間支持部53に対して垂直に伸びる一対の垂下部54と、一対の垂下部54から内側方向へ湾曲しつつ伸びるように形成された一対の傾斜部56と、その先に形成された湾曲部である一対の支持部51と、その先において、外側方向へ伸びるように形成された一対の先端部55と、を含んで形成されている(図10(b)参照)。本実施形態において、掛け止め金具5が第2コネクタ4に取り付けられていない無負荷の状態での、一対の支持部51の間の距離をL1とする(図10(b)参照)。L3(図6(a)参照)の長さは、L1の長さより小さく、L2の長さは、L1の長さよりも大きい。すなわち、L1、L2及びL3の間には次のような関係が成立している。
L3<L1<L2 (1)
L1よりもL2が大きく、且つ、L3がL1よりも小さいために、接続動作に伴って弾性的に掛け止め金具5が元の状態に戻ることによりクリック感が得られる。また、L3よりもL1が大きいために、接続状態において、一対の支持受け部26は、元の状態へ弾性的に戻ろうとする力の作用で、一対の支持部51によって挟まれて支持されることになる。
そして、第1コネクタ2に対して第2コネクタ4が接続された接続状態では、掛け止め金具5は、第1ハウジング22を一対の支持部51において挟み、一対の支持部51は、第1ハウジング22に形成された一対の支持受け部26に対して引っ掛けられることになる。すなわち、接続状態においては、掛け止め金具5は、突出部22xによって、接続方向に関して手前側への離脱が防止される。
掛け止め金具5は、金具本体部52(図10(b)の破線で囲まれた部分参照)において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状を有している(図10(b)、並びに、図10(a)及び図10(c)参照)。ここで、金具本体部52は、一対の支持部51の間の中間部から成る。そして、本実施形態において、金具本体部52(すなわち、一対の支持部51の間の中間部)は、中間支持部53、一対の垂下部54、及び、一対の傾斜部56から成る。なお、掛け止め金具は、金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したU字形状を有していてもよい。
また、掛け止め金具5は、金具本体部52において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状を有しており、その径の太さを変えることのみによって、その弾性的支持力を任意に設定できるように構成されている。
また、掛け止め金具5は、接続方向に垂直な平面(図3の平面J参照)上に位置するように、当該接続方向に垂直な方向に沿って取り付けられている。すなわち、取り付け方向Hは、平面Jに対して平行である。
また、電気コネクタ装置1において、掛け止め金具5の径の太さ(図10(c)のW1参照)は、溝部42dの幅の大きさ(図9(d)のW2参照)以下となっている。すなわち、掛け止め金具5及び第2コネクタ4は、W1≦W2の関係を満たすように構成されている。
また、掛け止め金具において、耐久可能な最大重力加速度(コネクタの接続状態の維持を保証できる最大の重力加速度)と、W1との関係は、例えば、以下のようなものとなる。
W1:1.0[mm] 耐久可能な最大重力加速度: 300[G]
W1:1.2[mm] 耐久可能な最大重力加速度:1000[G]
このように全体的な形状は変化させずに、W1のみを変化させることで、掛け止め金具によって耐えられる最大の重力加速度を調整することができる。例えば、当初、掛け止め金具のW1が1.0mmであったとして、溝部の幅W2を1.2mmとしておくことにより、もしコネクタの設置環境等が変化したとしても、最大で1000Gの重力加速度に耐えられるような別の掛け止め金具を装着できる。
なお、掛け止め金具は、第1ハウジング22と第2ハウジングとの分離を抑止するように、第1ハウジング22を弾性的に挟んで支持するものであればよく、掛け止め金具の形状は、本実施形態のようなものには限られない。
(その他)
第2コネクタ4には、上記したものの他、シールリング62及びリテーナ63を含む。シールリング62は、気密性、水密性を確保するための部材であり、リテーナ63は、二つの第2端子41を保持するための部材である。なお、シールリング62、及び、リテーナ63はなくてもよい。
(掛け止め金具付きコネクタハウジング)
次に、掛け止め金具付きコネクタハウジング3について説明する。掛け止め金具付きコネクタハウジング3は、第2ハウジング42の本体部42bと、掛け止め金具5と、を含んで構成される(図1、図2、図3参照)。本実施形態においては、掛け止め金具5及び第2ハウジング42を組み合わせたものが、掛け止め金具付きコネクタハウジング3に相当する。
(掛け止め金具付きコネクタ)
次に、掛け止め金具付きコネクタ7について説明する。掛け止め金具付きコネクタ7は、二つの第2端子41と、第2ハウジング42と、掛け止め金具5と、を含んで構成される(図1、図2参照)。すなわち、掛け止め金具付きコネクタ7は、掛け止め金具付きコネクタハウジング3と二つの第2端子41とを含んで構成されている。
(接続時の動作について)
次に、電気コネクタ装置1の接続時の動作について説明する。最初の状態では第2コネクタ4に、掛け止め金具5が取り付けられた状態となっており、且つ、カバー状態となっている。そして、電気コネクタ装置1の接続時には、掛け止め金具5が取り付けられた第2コネクタ4を、第1コネクタ2に対して接続することになる。なお、電気コネクタ装置1の接続においては、例えば、第2コネクタ4の二つの側壁部46を手で掴んで接続動作を行なう。第2ハウジング42にはカバー部47が形成されているので、カバー部47に指が触れた状態で接続動作を行なったとしても、クリック感を阻害することがない。
まず、第1コネクタ2と第2コネクタ4が接続を開始する接続開始時の状態について説明する。接続開始時においては、電気コネクタ装置1の接続動作に伴って、接続用傾斜面22sに対して、掛け止め金具5の先端部が接触し、この接続用傾斜面22sと接触しつつ、一対の支持部51の間が広げられる。この結果、第2コネクタ4が、第1コネクタ2の方向へ、引っ掛ることなく円滑に移動することになる。
また、この接続開始時において、ガイド用突出部22vがガイド溝42vに合うような向きで、第2コネクタ4を第1コネクタ2に対して接続することで、表裏逆の誤嵌合が防止される。
次に、接続動作中の状態について説明する。接続動作中においては、第1ハウジング22のガイド用突出部22vが、第2ハウジング42のガイド溝42vに嵌っており、また、第1ハウジング22の二つの突出部22x、及び、二つのガイド用突出部22wが、第2ハウジング42の二つのガイド溝42xに嵌っている状態となる。そのため、接続動作中においては、これらのガイド溝に沿って、すなわち接続方向に沿って、第2コネクタ4が、第1コネクタ2に対して押し込まれる。
また、電気コネクタ装置1の接続動作に伴い、支持部51が、接続用傾斜面22s、及び、突出部22xに対して接触しつつ、さらに奥へ押し込まれることで、掛け止め金具5は、一対の支持部51の間の距離が大きくなるように変形する。ここで、一対の支持部51が、突出部22xの先端部に位置している状態においては、一対の支持部51の間の距離は最大のL2となる。この状態から、さらに第2コネクタ4を押し込むと、一対の支持部51は、一対の支持受け部26としての傾斜面の方へ移動する。このときに、弾性変形していた掛け止め金具5が元の形状へ戻ろうとすることで、支持部51は突出部22xを超え、支持受け部26としての傾斜面に沿って、中心部23cの方へ移動する。
より詳細には、(A)接続開始状態の直後から接続完了状態の直前までの状態において、一対の支持部51の間の距離(この距離をLsとする)が、L1(図10(b)参照)よりも大きくなっており、且つ、(B)接続完了状態において、一対の支持部51の間の距離(この距離をLeとする)がLsよりも小さくなる。すなわち、次のような関係が成立している。
L1<Ls (2)
Le<Ls (3)
このため、一旦変形していた掛け止め金具5が弾性的に元の状態へ戻ることになるので、接続完了時にクリック感が得られる。特に、本実施形態においては、次のような関係が成立している。
Ls=L2 (4)
以上のように、電気コネクタ装置1の接続動作に伴って、掛け止め金具5が一旦変形した後、弾性的に元の状態へ戻ることによって、クリック感が得られる。すなわち、支持部51が、山なりの突出部22xを超えたときに、弾性変形状態から元の状態へ戻ろうとする掛け止め金具5の動きが許容されることにより、クリック感が得られる。そして、このクリック感により、作業者は、一対のコネクタが正常に接続したことを確認できる。なお、本実施形態において、接続動作に伴って、掛け止め金具5の一対の支持部51の間の距離が広がるときには、主に、図10(b)においてE、Fで示した点に曲げ応力が集中する。
次に、第1コネクタ2に対して第2コネクタ4が接続された接続状態について説明する。この状態では、嵌入部23が嵌入受け部43に嵌入され、一方で、端子保持部42k及び二つの第2端子41は、第1ハウジング22の嵌入部23の内部空間23vへと挿入される。この状態においては、一対のコネクタは互いに接続され、第1端子21及び第2端子41が電気的に接続される。
また、この接続状態において、嵌合用凸部42mは、第1ハウジング22の嵌合用凹部22mへと挿入された状態になる。そして、嵌入部23の四つのリブ部24が四つの凹部44に嵌り込み、且つ、四つの追加リブ部45は、嵌入部23に形成された四つの追加凹部25に対して嵌り込む。
また、接続状態において、掛け止め金具5は、第1ハウジング22を一対の支持部51において挟み、一対の支持部51は、第1ハウジング22に形成された一対の支持受け部26に対して引っ掛けられる。そして、第1ハウジング22を弾性的に挟んで支持する掛け止め金具5が、一対のコネクタの分離を抑止する。この状態をロック状態とする。そして、接続状態においては、掛け止め金具5の一対の支持部51のそれぞれは、支持受け部26としての傾斜面に対して密着しつつ引っ掛けられることになる。また、接続状態において、一対の支持部51は、突出部22xの先端部と、外面部23sの外表面との間の中間部において、支持受け部26に対して引っ掛けられる。そして、掛け止め金具5は、接続方向に関して、突出部22xの奥側に引っ掛けられることになる。そのため、第1ハウジング22から、掛け止め金具5が、接続方向に関して手前側へ離脱することが防止される。
このように、第2コネクタ4に掛け止め金具5が取り付けられた状態で、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが接続状態にあるときには、掛け止め金具5は、取り付け位置(一対の支持受け部26に一対の支持部51が引っ掛けられた位置)に位置することになる。以下、接続状態であって、且つ、掛け止め金具5が取り付け位置にある状態を、特に“接続完了状態”とする(図1、図2、図4、図5の状態)。
次に、第1コネクタ2と第2コネクタ4との分離動作について説明する。分離動作を行なうには、掛け止め金具5のロック状態を解除する必要がある。電気コネクタ装置1においては、掛け止め金具5が取り付け位置にあるときに、カバー部47を指等で押すと、掛け止め金具5がさらに取り付け方向に関して奥側へ押し込まれ、一対の解除用傾斜面42pと一対の支持部51とが接触しつつ、一対の支持部51が互いに外側へ広がり、ロック解除状態となる。電気コネクタ装置1においては、このようにして、掛け止め金具5によるロックを解除するロック解除動作を簡単に行なうことができる。
なお、本実施形態においては、支持受け部26が突出部22xの傾斜面として形成されているが、支持受け部は、本実施形態のようなものには限られない。支持受け部は、例えば、傾斜面ではなく、外面部23sの表面に対して垂直に形成されていてもよい。また、突出部の奥側の面を支持受け部とするのではなく、ハウジング本体部に溝を形成し、その部分を支持受け部としてもよい。いずれにしても、上記の式(2)、(3)の関係を満たすように支持受け部を構成することにより、接続完了時にクリック感が得られる。
(効果)
次に、本実施形態に係る掛け止め金具5、掛け止め金具付きコネクタハウジング及び掛け止め金具付きコネクタ7の効果について説明する。本実施形態に係る掛け止め金具付きコネクタハウジング3は、互いに接続される一対のコネクタの一方において用いられる、掛け止め金具付きコネクタハウジングであって、第1コネクタ2の二つの第1端子21に対して電気的に接続される二つの第2端子41を支持するために用いられ、第1コネクタ2の第1ハウジング22に対して接続される本体部42bと、本体部42bに取り付けられ、本体部42bと第1ハウジング22との分離を抑止するように、第1ハウジング22を弾性的に挟んで支持する掛け止め金具5と、を備え、本体部42bには、掛け止め金具5が取り付けられる溝部42dが形成されており、掛け止め金具5は、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、一対の支持部51を含んで形成されており、第1コネクタ2に対して接続された接続状態では、掛け止め金具5は、第1ハウジング22を一対の支持部51において挟み、一対の支持部51は、第1ハウジング22に形成された一対の支持受け部26に対して引っ掛けられ、掛け止め金具5は、一対の支持部51の間の中間部から成る金具本体部52において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状を有し、掛け止め金具5の径の太さは、溝部42dの幅の大きさ以下である。
この構成によると、一対のコネクタは互いに接続され、その接続状態において、両コネクタの端子が電気的に接続される。そして、第1ハウジング22を弾性的に挟んで支持する掛け止め金具5が、一対のコネクタの分離を抑止するように作用する。掛け止め金具5は、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであるので、掛け止め金具5の構成が簡易なものとなる。また、掛け止め金具5は、一対の支持部51の間の中間部から成る金具本体部52において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状を有しているので、径の太さを変更することのみによって、掛け止め金具5の弾性的支持力を任意に変更することができる。すなわち、このような掛け止め金具5は、立体的に構成されたものとは異なり、その弾性的支持力を変更したい場合に、径の太さに加えて、その高さや、一対の支持部51の間の距離などの多様な寸法値を同時に変更する必要がなく、その径の太さのみを変更すれば、その変更に伴って、弾性的支持力が変更される。そのため、掛け止め金具の弾性的支持力を変更する場合に、複雑な設計変更を行なう必要がなく、径の太さのみに着目した単純な計算を行なえばよいことになる。そして、掛け止め金具の径の太さが、本体部42bに形成された溝部42dの幅以下であるので、同一のコネクタハウジングに対して、径の太さのみが異なる複数種類の掛け止め金具を取り付けることが可能となる。そして、掛け止め金具の太さに対して、溝部42dの幅に余裕を持たせておくことにより、設置環境に応じて、径がより太い掛け止め金具へと交換することが可能となる。以上のように、本構成によると、径の太さを変更することのみによって、弾性的支持力を任意に変更することができる。
また、この構成により、掛け止め金具5の形状を、単純な形状であるC字形状とすることで、応力が特定の部分に集中しすぎることがなくなるので、塑性変形により掛け止め金具の弾性的支持力が低下することを抑止できる。
また、本実施形態にかかる掛け止め金具5は、互いに接続される一対のコネクタのうち、一方の第2コネクタ4の第2ハウジング42に取り付けられ、当該第2ハウジング42と第1コネクタ2の第1ハウジング22との分離を抑止するように、第1ハウジング22を弾性的に挟んで支持する掛け止め金具であって、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、第1ハウジング22を挟む部分である一対の支持部51を有し、一対の支持部51の間の中間部から成る金具本体部52において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状を有し、その径の太さを変えることのみによって、その弾性的支持力を任意に設定できることを特徴とする。
この構成によると、掛け止め金具は、一対の支持部51の間の中間部から成る金具本体部52において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状を有しているので、径の太さを変更することのみによって、掛け止め金具の弾性的支持力を任意に変更することができる。そのため、径の太さを変更することのみによって、弾性的支持力を任意に変更することができる。
また、本実施形態にかかる掛け止め金具付きコネクタ7は、第1コネクタ2に対して電気的に接続される掛け止め金具付きコネクタ7であって、第1コネクタ2の二つの第1端子21に対して電気的に接続される二つの第2端子41と、二つの第2端子41を支持し第1ハウジング22に対して電気的に接続される本体部42bを有する第2ハウジング42と、第2ハウジング42に取り付けられ、第2ハウジング42と第1ハウジング22との分離を抑止するように、第1ハウジング22を弾性的に挟んで支持する掛け止め金具5と、を備え、第2ハウジング42には、掛け止め金具5が取り付けられる溝部42dが形成されており、掛け止め金具5は、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、一対の支持部51を含んで形成されており、掛け止め金具5は、一対の支持部51の間の中間部から成る金具本体部52において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状を有し、掛け止め金具5の径の太さは、溝部42dの幅の大きさ以下であることを特徴とする。この構成によると、径の太さを変更することのみによって、弾性的支持力を任意に変更することができる。
また、第1実施形態では、第1ハウジング22にリブ部24及び追加凹部25が形成され、第2ハウジング42に追加リブ部45及び凹部44が形成されている。すなわち、上記の第1実施形態では、第1ハウジング22、及び、第2ハウジング42の両方に、リブ部、及び、凹部が形成されているが、このような構成には限らず、追加リブ部、追加凹部はなくてもよい。
また、第1実施形態においては、嵌入部23の外面部23sに複数のリブ部24が形成され、嵌入受け部43の内面部43sに複数の凹部44が形成されているが、第1実施形態とは反対に、嵌入受け部の内面部に複数のリブ部が形成され、嵌入部の外面部に複数の凹部が形成されていてもよい。この場合には、複数のリブ部は、嵌入受け部の中心部を中心とした放射方向に沿って突出形成され、且つ、複数のリブ部には、嵌入受け部の内面部において、嵌入受け部の中心部を挟んで対向する位置に配置された二つのリブ部が含まれることになる。
(変形例)
次に、本発明の第1実施形態に係る電気コネクタ装置の変形例について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。図12は、変形例にかかる第1ハウジングの概略図であり、(a)は第1変形例にかかる第1ハウジングの正面図、(b)は第2変形例にかかる第1ハウジングの正面図を示す。
上記の実施形態では、嵌入部23の外面部23sに四つのリブ部24が、嵌入受け部43の内面部43sに四つの凹部が形成されているが、リブ部及び凹部の数は四つには限定されない。具体的には、第1変形例に係る嵌入部123のように、リブ部24の数が二つのみであってもよいし、第2変形例に係る嵌入部223のように、リブ部24の数が三つであってもよい。第1変形例及び第2変形例において、嵌入部の外面部に形成された複数のリブ部には、中心部23cを挟んで対向する位置に配置された二つのリブ部24a及びリブ部24d(図11参照)が含まれている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る電気コネクタ装置について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施形態において、符号303、305、321、321s、322、322f、322s、322v、322w、322x、323、323s、324、325、326、341、342、342h、342t、346、347、347d、347t、364、365を付した部分は、上記の実施形態において、符号3、5、21、21s、22、22f、22s、22v、22w、22x、23、23s、24、25、26、41、42、42h、42t、46、47、47d、47t、64、65を付した部分に対応し、これらと同様の機能を有するので、これらの説明については適宜省略する。図13は、本発明の第2実施形態に係る電気コネクタ装置の構成部品を示した分解斜視図である。
本実施形態に係る電気コネクタ装置においては、第1ハウジング322の嵌入部323は円筒状に形成されている。そして、嵌入部323の外面部323sに形成された四つのリブ部324には、嵌入部323の外面部323sにおいて、接続方向に沿って見たときに、円周方向に沿って等間隔で配置された四つのリブ部324が含まれる。外面部323sに形成された四つの追加凹部325についても同様である。そして、図示しないが、第2ハウジング342の嵌入受け部は、嵌入部323を受け入れることができるように形成されている。具体的には、嵌入受け部の内面部には、四つのリブ部324が嵌り込む四つの凹部(図示は省略する)、及び、四つの追加凹部325に対して嵌り込む四つの追加リブ部(図示は省略する)が形成されている。
また、本実施形態に係る電気コネクタ装置は、第1端子321及び第2端子341の数がそれぞれ一つであり、一極型のコネクタとして構成されている。電気コネクタ装置及び掛け止め金具付きコネクタハウジングは、このように構成されていてもよい。なお、361はラバーブーツである。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る電気コネクタ装置について、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施形態において、符号403、405、422、422f、422s、422v、422w、422x、423、423s、424、425、426、441、442、442h、442t、446、447、447d、447t、464、465を付した部分は、上記の実施形態において、符号3、5、21、21s、22、22f、22s、22v、22w、22x、23、23s、24、25、26、41、42、42h、42t、46、47、47d、47t、64、65を付した部分に対応し、これらと同様の機能を有するので、これらの説明については適宜省略する。図14は、本発明の第3実施形態に係る電気コネクタ装置の構成部品を示した分解斜視図である。
本実施形態にかかる電気コネクタ装置においては、五つの第1端子21及び第2端子441を有しており、五極型のコネクタとして構成されている。電気コネクタ装置は、このように構成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、本発明の範囲内において様々に変更して実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、電気コネクタ装置が電力供給のための機器用コネクタとして用いられているが、電気的信号の送受信のための機器用コネクタとして用いられてもよい。また、電気コネクタ装置は、機器用以外の用途(例えば、中継用、基板用)に用いられてもよい。
また、電気コネクタ装置は、固定された第1コネクタに第2コネクタを接続するようなものには限られず、固定された第2コネクタに対して第1コネクタを接続するようなものであってもよい。
また、嵌入部の形状は、上記以外の形状であってもよい。例えば、嵌入部は、その断面が三角形、五角形等の多角形状となった筒状に形成されていてもよい。
また、掛け止め金具は、互いに接続される一対のコネクタのうち、一方のコネクタのハウジングに取り付けられるものであればよい。
また、上記の第1実施形態においては、カバー状態において、掛け止め金具5とカバー部47とが接触するように構成されているが、これらが接触しないように構成されていてもよい。また、本実施形態のように、掛け止め金具5とカバー部47とが接触する場合においては、後述するロック動作時のクリック感が得られるように、掛け止め金具5、並びに、カバー部47及び本体部42bの間には、掛け止め金具5の弾性変形状態からの回復変形を妨げずにそれを許容する程度の、遊び部分が必要となる。
また、掛け止め金具は、金具本体部(図10(b)の、枠で囲まれた金具本体部52参照)に関してのみ、C字状、又は、U字状に形成されていればよく、その先端部分の形状に関してはどのようになっていてもよい。すなわち、図15(a)、(b)に示すように、掛け止め金具全体として、C字状、又は、U字状、といえないものであってもよい。また、C字形状とは、図10(b)、図15(a)、(b)に示すように、一対の傾斜部56が存在することにより、一対の支持部51が、一対の垂下部54(またはこれに相当する部分)に対して内側へ配置された形状のことであり、U字形状とは、傾斜部56のような部分が無く、一対の支持部が、一対の垂下部54(またはこれに相当する部分)に対して、内側へ配置されずにそのまま真っ直ぐ延長されて形成された形状のことである。なお、図15(a)、(b)において、符号605、652、655を付した部分は、上記の実施形態において、符号5、52、55を付した部分に対応し、符号705、752、755を付した部分は、上記の実施形態において、符号5、52、55を付した部分に対応する。
また、接続用傾斜面22s、解除用傾斜面42pはなくてもよい。また、ガイド用突出部22w、ガイド用突出部22v、ガイド溝42x、及びガイド溝42vはなくてもよい。さらに、側面凹部27、嵌合用凹部22m、嵌合用凸部42mはなくてもよい。また、本実施形態における端子形状は一例であり、端子の形状は、本実施形態のようなものには限定されない。例えば、本実施形態とは逆に、第1端子に対して第2端子が挿入されるように構成されていてもよい。また、カバー部47はなくてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電気コネクタ装置の全体構成を示す側面視概略図である。 図1の電気コネクタ装置の断面概略図である。 図1の電気コネクタ装置の構成部品を示した分解斜視図である。 図1の電気コネクタ装置の概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を示す。 図1の電気コネクタ装置の概略図であり、(d)は右側面図、(e)は背面図を示す。 図1の第1ハウジングの概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を示す。 図1の第1ハウジングの概略図であり、(d)は右側面図、(e)は背面図を示す。 図1の第2ハウジングの概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図を示す。 図1の第2ハウジングの概略図であり、(d)は右側面図、(e)は背面図を示す。 図1の掛け止め金具5の概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図を示す。 図1の第1ハウジングの拡大正面概略図である。 変形例にかかる第1ハウジングの概略図であり、(a)は第1変形例にかかる第1ハウジングの正面図、(b)は第2変形例にかかる第1ハウジングの正面図を示す。 本発明の第2実施形態に係る電気コネクタ装置の構成部品を示した分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る電気コネクタ装置の構成部品を示した分解斜視図である。 変形例に係る掛け止め金具を示す正面概略図であり、(a)は第3変形例、(b)は第4変形例を示す。
符号の説明
1 電気コネクタ装置
2 第1コネクタ(相手側コネクタ)
21 第1端子(相手側端子)
21s 接触部
22 第1ハウジング(相手側ハウジング)
22f ベース部
22h 挿入孔
22m 嵌合用凹部
22s 接続用傾斜面
22v ガイド用突出部
22w ガイド用突出部
22x 突出部
23 嵌入部
23c 中心部
23s 外面部
23v 内部空間
24 リブ部
25 追加凹部
26 支持受け部
27 側面凹部
3 掛け止め金具付きコネクタハウジング
4 第2コネクタ(コネクタ)
41 第2端子(コネクタ端子)
41s 接触部
42 第2ハウジング(コネクタハウジング)
42b 本体部
42c 可撓性接続部
42d 溝部
42h 挿入孔
42j 挿入孔
42k 端子保持部
42m 嵌合用凸部
42p 解除用傾斜面
42s 掛け止め金具用空間
42t 突出受け部
42v ガイド溝
42x ガイド溝
42y 中間部
43 嵌入受け部
43s 内面部
44 凹部
45 追加リブ部
46 側壁部
47 カバー部
47d カバー溝部
47t カバー突出部
5 掛け止め金具
51 支持部
52 金具本体部
53 中間支持部
54 垂下部
55 先端部
56 傾斜部
361 ラバーブーツ
62 シールリング
63 リテーナ
64 電線
65 シールカバー
7 掛け止め金具付きコネクタ

Claims (2)

  1. 互いに接続される一対のコネクタのうち、一方のコネクタのコネクタハウジングに取り付けられ、当該コネクタハウジングと相手側コネクタの相手側ハウジングとの分離を抑止するように、相手側ハウジングを弾性的に挟んで支持する掛け止め金具であって、
    一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、前記相手側ハウジングを挟む部分である一対の支持部を有し、
    前記一対の支持部の間の中間部から成る金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状またはU字形状を有し、その径の太さを変えることのみによって、その弾性的支持力を任意に設定できることを特徴とする掛け止め金具。
  2. 相手側コネクタに対して電気的に接続される掛け止め金具付きコネクタであって、
    前記相手側コネクタの単数または複数の相手側端子に対して電気的に接続される単数または複数のコネクタ端子と、
    前記単数または複数のコネクタ端子を支持し前記相手側ハウジングに対して電気的に接続される本体部を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに取り付けられ、前記コネクタハウジングと前記相手側ハウジングとの分離を抑止するように、前記相手側ハウジングを弾性的に挟んで支持する掛け止め金具と、を備え、
    前記コネクタハウジングには、前記掛け止め金具が取り付けられる溝部が形成されており、
    前記掛け止め金具は、一本の棒状部材を湾曲させて形成したものであり、且つ、一対の支持部を含んで形成されており、
    前記掛け止め金具は、前記一対の支持部の間の中間部から成る金具本体部において、同一平面上でその曲率が連続的に変化するように湾曲したC字形状またはU字形状を有し、
    前記掛け止め金具の径の太さは、前記溝部の幅の大きさ以下であることを特徴とする掛け止め金具付きコネクタ。
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