JP4697125B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタが正規の嵌合状態に至っていない状態での検知部材の押し込み移動を防止することができるレバー式コネクタを提供することを目的とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記装着部には、前記検知部材の押し込み移動方向に沿って延びるガイド部が設けられ、前記検知部材には、前記ガイド部に対して嵌合可能な被ガイド部が設けられているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のものにおいて、前記レバーは、待受位置から嵌合位置に変位することにより前記一対のコネクタを互いに引き寄せて正規の嵌合状態とするものであり、前記一方のコネクタもしくは前記他方のコネクタと前記検知部材とには、前記検知部材が前記検知位置まで押し込み移動された際に互いに係合する係合部が設けられ、この係合部は、前記検知部材の前記レバーの待受位置側への変位を規制可能とされているところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のものにおいて、前記係合部には、前記検知部材の前記検知位置から前記初期位置への移動の際に引っ掛かり可能な段差部が形成されているところに特徴を有する。
検知部材は、常には規制手段によって初期位置からの押し込み移動を規制された状態で、一方のコネクタに取り付けられたレバーの装着部に組み付けられ、一対のコネクタが正規の嵌合状態に至って初めて他方のコネクタに設けられた解除部による規制手段の解除が可能となる。これにより、一対のコネクタが正規の嵌合状態に至っていない状態(つまり未嵌合もしくは半嵌合状態)での検知部材の押し込み移動を防止することができる。
検知部材は、レバーの操作部に設けられた装着部に装着されているから、操作部を押圧操作した手指で検知部材の押し込み移動を行うことができ、もってコネクタの嵌合から検知部材の押し込み移動までの作業をスムーズに行うことができる。また、装着部は、操作部の外面における前記押圧面を除く面に形成されているから、検知部材が操作部の押圧操作の邪魔になるおそれがない。
一対のコネクタが正規の嵌合状態に至ると、他方のコネクタに設けられた解除部が検知部材の弾性片を規制解除方向に弾性変形させる。すると、この弾性片に形成された当接面が規制面から外れて規制手段の解除がなされる。
規制面と当接面とが当接することによって、規制面には、弾性片を規制解除方向(当接面が規制面から外れる方向)とは反対側へ押圧する方向の力が生じる。これにより、規制面と当接面とが強く当接し合ったとしても、弾性片が規制解除方向へ弾性変形することが防止され、もって検知部材が無理に押し込まれてしまうことを防ぐことができる。
装着部には、検知部材の押し込み移動方向に沿って延びるガイド部が設けられ、検知部材には、このガイド部に対して嵌合可能な被ガイド部が設けられている。これにより、検知部材は、被ガイド部とガイド部との嵌合によって押し込み移動をガイドされるので、その移動動作の信頼性が優れる。
検知部材は、検知位置に押し込み移動された際の後端が、レバーの外面と面一に配される設定とされているので、検知部材の後端がレバーの外面と面一になっているか否かという明確な基準でもって検知部材が検知位置に至ったか否かを知ることができる。これにより、作業者が、検知部材が検知位置に至っていないにもかかわらず、検知位置に至ったと勘違いしてしまう事態を防ぐことができる。
レバーが嵌合位置に変位した状態で、検知部材が検知位置まで押し込み移動されると、一方のコネクタと検知部材とに設けられた係合部が互いに係合し、検知部材はレバーの待受位置側への変位を規制される。これにより、レバーは待受位置側への変位を規制されるから、一対のコネクタは正規の嵌合状態に確実に保持される。
係合部には、検知部材の検知位置から初期位置への引き抜き方向に向かってその交差方向へ少しずつ張り出す傾斜の傾斜面が形成されているから、検知部材が不用意に引き抜かれにくく、もってレバーが待受位置に変位してしまうことを確実に規制できる。
係合部には、検知部材の検知位置から初期位置への移動の際に引っ掛かり可能な段差部が形成されているから、検知部材が不用意に引き抜かれにくく、もってレバーが待受位置に変位してしまうことをより確実に規制できる。
以下、本発明の実施形態1を図1〜図13によって説明する。
シェル体71は、全体として横長の略長方形断面をなしている。このシェル体71には、円筒形をなして前後方向に貫通する3つの嵌合筒部73が横方向に並列して形成されている。
まず、ハーネス側コネクタ10は、ハウジング11の各端子収容部12に端子金具を挿入するとともにスライドレバー30を嵌合位置に収めた状態で、機器側コネクタ70との組み付け現場へ搬送される(図5参照)。このとき、検知部材50は初期位置に組み付けられ、当接面60と規制面41Aとによって押し込み移動を規制されている(図11参照)。ここで、検知部材50に押し込み方向の力が作用し、当接面60が規制面41Aに当接した場合には、規制面41Aには、規制面41Aの傾斜によって弾性片52を規制解除方向とは反対方向へ押圧する方向の力が生じる。これにより、規制面41Aと当接面60とが強く当接し合ったとしても、弾性片52が規制解除方向へ弾性変形することが防止されるから、無理に移動規制が解除されて検知部材50が押し込まれてしまうことを防ぐことができる。
両コネクタ10,70が正規の嵌合状態にあるときには、検知部材50は、指当て面57が操作部32の後面と面一となって装着部38に入り込んだ状態となるとともに、装着部38の治具差込部42と検知部材側係合部58の凹部25とが上下(図13における上下)に連なった状態となっている。そして、治具差込部42に治具を差し込むと、その治具の先端は、検知部材側係合部58の凹部25を介してコネクタ側係合部23の後端に当接している検知部材50の押込み部56の前面に当たる。そして、治具の先端を押込み部56の前面に当てて検知部材50を後方へ引き出すことにより、検知部材50をスムーズに引き抜くことができる。このように、装着部38の治具差込部42とコネクタ側係合部23の凹部25とによって、指当て面57が操作部32の後面と面一になっていても、検知部材50の引き抜きを用意に行うことができるようになっている。
次に、本発明の実施形態2に係るコネクタを図14によって説明する。
本実施形態のコネクタは、コネクタ側係合部90および検知部材側係合部91の形状が異なる点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
23,90…コネクタ側係合部
24…傾斜面
30,99…スライドレバー
31…スライダ
32…操作部
36…押圧面
38…装着部
40…ガイド溝(ガイド部)
41A…規制面
50,96…検知部材
52…弾性片
54…被ガイドリブ(被ガイド部)
58,91…検知部材側係合部
59…傾斜面
60…当接面
70…機器側コネクタ(他方のコネクタ)
77…解除用突部(解除部)
94…段差部
98…段差部
Claims (9)
- 互いに嵌合可能な一対のコネクタと、
この一対のコネクタのうちいずれか一方のコネクタに変位可能に取り付けられ、この変位に伴って前記一対のコネクタの嵌合を助勢するレバーと、
前記レバーに形成された装着部に組み付けられるとともに初期位置から検知位置まで押し込み移動可能とされた検知部材と、
前記検知部材の押し込み移動を規制する規制手段と、
前記一対のコネクタのうち他方のコネクタに設けられ、前記規制手段を解除可能な解除部と、
を備え、
前記検知部材は、常には前記規制手段によって前記初期位置からの押し込み移動を規制された状態で前記装着部に組み付けられ、前記一対のコネクタが正規の嵌合状態に至って初めて前記解除部による前記規制手段の解除が可能となることを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記レバーは、前記一対のコネクタの嵌合方向に対し交差方向をなして前記一方のコネクタにスライド可能に組み付けられるスライダと、このスライダのスライド方向後端部に設けられ、後方から押圧面を押圧操作されることにより同スライダのスライド操作を行う操作部と、を備えたスライドレバーであって、
前記装着部は、前記操作部に設けられるとともに、同操作部の外面における前記押圧面を除く面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。 - 前記検知部材には、同検知部材の押し込み移動方向とは交差方向に弾性変形可能とされた弾性片が設けられ、
前記規制手段は、前記装着部に形成された規制面と、前記弾性片に形成されるとともに前記規制面に対して前記検知部材の押し込み方向に当接する当接面と、からなり、
前記一対のコネクタが正規の嵌合状態に至ると、前記解除部が前記弾性片を前記当接面が前記規制面から外れる規制解除方向に弾性変形させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタ。 - 前記規制面は、前記当接面から押圧力を受けると、前記弾性片を前記規制解除方向とは反対側へ押圧する方向の力を生じさせる傾斜をなしていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
- 前記装着部には、前記検知部材の押し込み移動方向に沿って延びるガイド部が設けられ、
前記検知部材には、前記ガイド部に対して嵌合可能な被ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。 - 前記検知部材は、前記検知位置に押し込み移動された際の後端が前記レバーの外面と面一に配される設定とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
- 前記レバーは、待受位置から嵌合位置に変位することにより前記一対のコネクタを互いに引き寄せて正規の嵌合状態とするものであり、
前記一方のコネクタもしくは前記他方のコネクタと前記検知部材とには、前記検知部材が前記検知位置まで押し込み移動された際に互いに係合する係合部が設けられ、
この係合部は、前記検知部材の前記レバーの待受位置側への変位を規制可能とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。 - 前記係合部には、前記検知部材の前記検知位置から前記初期位置への引き抜き方向に向かってその交差方向へ少しずつ張り出す傾斜の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
- 前記係合部には、前記検知部材の前記検知位置から前記初期位置への移動の際に引っ掛かり可能な段差部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JP2001110524A (ja) * | 1999-10-14 | 2001-04-20 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | コネクタにおけるロック機構 |
JP2003086301A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-20 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | レバー式コネクタ |
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