JP2014127308A - 並列部材、コネクタの嵌合方法、及び機器の組み立て方法 - Google Patents

並列部材、コネクタの嵌合方法、及び機器の組み立て方法 Download PDF

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Junichi Wakayama
淳一 若山
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Katsutoshi Saijo
克利 西城
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとの嵌合作業の効率を向上させる技術を提供する。
【解決手段】複数の電線側コネクタ12を並列させる並列部材21であって、本体部22と、本体部22に設けられて複数の電線側コネクタ12を離脱可能に係止する複数の係止部と、を備え、複数の係止部のそれぞれは、並べて配された複数の機器側コネクタ11のそれぞれに対応する位置に形成されており、複数の電線側コネクタ12が複数の係止部に係止された状態で、複数の電線側コネクタ12は複数の機器側コネクタ11と嵌合されるようになっており、複数の電線側コネクタ12と複数の機器側コネクタ11とが嵌合した状態で、複数の係止部と複数の電線側コネクタ12との係止を解除すると、複数の機器側コネクタ11及び複数の電線側コネクタ12から離脱するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電線側端子を並べて配する並列部材、この並列部材を用いたコネクタの嵌合方法及び機器の組み立て方法に関する。
従来、機器(ECU)に配された複数の機器側コネクタに対して電線に接続された電線側コネクタを嵌合する構造として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、機器に収納された複数の機器側コネクタに対し、電線側コネクタをそれぞれ嵌合するようになっている。
特開2003−304083号公報
しかしながら、上記の構成によると、複数の機器側コネクタに対し、複数の電線側コネクタの中から対応するものを1個ずつ選び出し、選び出された電線側コネクタを対応する機器側コネクタに1個ずつ差し込む作業が必要なので、手間がかかる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとの嵌合作業の効率を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、機器に並べて配された複数の機器側コネクタに嵌合される複数の電線側コネクタを並列させる並列部材であって、本体部と、前記本体部に設けられて前記複数の電線側コネクタを離脱可能に係止する複数の係止部と、を備え、前記複数の係止部のそれぞれは、並べて配された前記複数の機器側コネクタのそれぞれに対応する位置に形成されており、前記複数の電線側コネクタが前記複数の係止部に係止された状態で、前記複数の電線側コネクタは前記複数の機器側コネクタと嵌合されるようになっており、前記複数の電線側コネクタと前記複数の機器側コネクタとが嵌合した状態で、前記複数の係止部と前記複数の電線側コネクタとの係止を解除すると、前記複数の機器側コネクタ及び前記複数の電線側コネクタから離脱するように構成されている。
本発明によれば、複数の電線側コネクタを複数の係止部に係止させて並列させることにより、複数の機器側コネクタに対応するそれぞれの位置に複数の電線側コネクタを配することができる。これにより、並列部材に係止された複数の電線側コネクタを、一括して複数の機器側コネクタに嵌合させることができるので、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとの嵌合作業の効率を向上させることができる。また、電線側コネクタと機器側コネクタとを嵌合させた後、複数の係止部と複数の電線側コネクタとの係止を解除することにより、並列部材を複数の機器側コネクタ及び複数の電線側コネクタから離脱させることができる。この結果、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとが嵌合した状態においても並列部材が組み付けられたままになっている場合に比べて、全体として機器を小型化することができる。更に、離脱された並列部材は、コネクタの嵌合作業において繰り返し使用することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。前記本体部には、前記本体部を前記複数の機器側コネクタに対して前記複数の電線側コネクタの嵌合方向の後方に位置する初期位置から前記複数の機器側コネクタに前記複数の電線側コネクタが嵌合する嵌合位置までガイドするガイド部に係合する被ガイド部が形成されており、前記被ガイド部は前記嵌合位置において前記ガイド部との係合が解除されることが好ましい。
上記の態様によれば、並列部材はガイド部によりガイドされるので、機器側コネクタと電線側コネクタと嵌合作業の精度が向上する。また、嵌合位置において並列部材を電線側コネクタ及びガイド部から取り外すことができるので、並列部材を繰り返し使用することができる。
前記被ガイド部は、前記初期位置から前記嵌合位置まで延びると共に前記ガイド部に凹凸係合することが好ましい。
上記の態様によれば、被ガイド部はガイド部に凹凸係合することによりガイドされるので、初期位置から嵌合位置に至るまで確実にガイドされる。これにより、機器側コネクタと電線側コネクタとの嵌合作業の精度が向上する。
前記被ガイド部には、前記ガイド部のうち前記被ガイド部に対向する対向壁面に沿う方向に延びると共に前記対向壁面に摺接する姿勢保持部が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、姿勢保持部がガイド部の対向壁面に摺接することにより、並列部材が初期位置から嵌合位置にまで移動する際に、並列部材の姿勢がずれることを抑制することができる。
また、本発明は、上記した並列部材を用いて、機器に並べて配された複数の機器側コネクタに複数の電線側コネクタを一括して嵌合させるコネクタの嵌合方法であって、前記複数の電線側コネクタを前記並列部材に組み付けて並列させる並列工程と、前記並列部材を、前記複数の機器側コネクタに対して前記複数の電線側コネクタの嵌合方向の後方に位置する初期位置に配置する配置工程と、前記並列部材を、前記複数の電線側コネクタが前記複数の機器側コネクタに嵌合する嵌合位置に相対的に移動させて前記複数の電線側コネクタを前記複数の機器側コネクタに一括して嵌合させる嵌合工程と、前記嵌合工程を実行した後に、前記並列部材を前記複数の電線側コネクタから取り外す並列部材取り外し工程と、を実行する。
本発明によれば、複数の電線側コネクタを複数の係止部に係止させて並列させることにより、複数の機器側コネクタに対応するそれぞれの位置に複数の電線側コネクタを配することができる。これにより、並列部材に係止された複数の電線側コネクタを、一括して複数の機器側コネクタに嵌合させることができるので、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとの嵌合作業の効率を向上させることができる。また、電線側コネクタと機器側コネクタとを嵌合させた後、複数の係止部と複数の電線側コネクタとの係止を解除することにより、並列部材を複数の機器側コネクタ及び複数の電線側コネクタから離脱させることができる。この結果、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとが嵌合した状態においても並列部材が組み付けられたままになっている場合に比べて、全体として機器を小型化することができる。更に、離脱された並列部材は、コネクタの嵌合作業において繰り返し使用することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。前記初期位置と前記嵌合位置との間で直接的に又は間接的に前記並列部材を移動可能に保持する保持部材に、前記並列部材を前記初期位置に配置することにより前記配置工程を実行することが好ましい。
上記の態様によれば、保持部材に並列部材を配置するという簡易な工程により、並列部材を、初期位置と嵌合位置との間で移動可能に保持させることができる。
前記保持部材に取り付けられた状態で前記初期位置と前記嵌合位置との間で前記並列部材を移動可能に保持するガイド部材を、前記保持部材に取り付けるガイド部材取り付け工程を実行することが好ましい。
上記の態様によれば、保持部材とは別体に形成されたガイド部材によって、並列部材を初期位置と嵌合位置との間で移動可能に保持できる。これにより、保持部材の構造を簡素化することができる。
前記嵌合工程を実行した後に、前記ガイド部材を前記保持部材から取り外すガイド部材取り外し工程を実行することが好ましい。
上記の態様によれば、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとが嵌合した状態で、ガイド部材が組み付けられた場合に比べて機器を小型化することができる。
前記機器を前記保持部材に保持させる機器保持工程を実行することが好ましい。
上記の態様によれば、機器と、並列部材との相対的な位置を保持部材によって決めることができる。これにより、複数の機器側コネクタと、複数の電線側コネクタとの嵌合作業の精度を向上させることができる。
また、本発明は、上記したコネクタの嵌合方法を用いた機器の組み立て方法である。
本発明によれば、複数の電線側コネクタを複数の係止部に係止させて並列させることにより、複数の機器側コネクタに対応するそれぞれの位置に複数の電線側コネクタを配することができる。これにより、並列部材に係止された複数の電線側コネクタを、一括して複数の機器側コネクタに嵌合させることができるので、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとの嵌合作業の効率を向上させることができる。また、電線側コネクタと機器側コネクタとを嵌合させた後、複数の係止部と複数の電線側コネクタとの係止を解除することにより、並列部材を複数の機器側コネクタ及び複数の電線側コネクタから離脱させることができる。この結果、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとが嵌合した状態においても並列部材が組み付けられたままになっている場合に比べて、全体として機器を小型化することができる。更に、離脱された並列部材は、コネクタの嵌合作業において繰り返し使用することができる。
本発明によれば、複数の機器側コネクタと複数の電線側コネクタとの嵌合作業の効率を向上させることができる。
図1は本発明の実施形態1に係る機器において、複数の電線側コネクタが初期位置に配された状態を示す平面図である。 図2は複数の電線側コネクタを並列部材に取り付ける工程を示す斜視図である。 図3は複数の電線側コネクタが並列部材に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図4は並列部材を示す平面図である。 図5は並列部材を示す正面図である。 図6は並列部材を示す底面図である。 図7は複数の電線側コネクタが並列部材に取り付けられた状態を示す側面図である。 図8は複数の電線側コネクタが並列部材に取り付けられた状態を示す正面図である。 図9は電線側コネクタが並列部材に取り付けられた状態を示す一部拡大斜視図である。 図10は保持部材を示す平面図である。 図11は保持部材を示す背面図である。 図12はガイド部材を示す正面図である。 図13はガイド部材を示す平面図である。 図14は保持部材に機器を取り付ける工程を示す斜視図である。 図15はガイド部材を保持部材に取り付ける工程を示す斜視図である。 図16はガイド部材に並列部材を取り付ける工程を示す斜視図である。 図17は並列部材を押圧する工程を示す斜視図である。 図18は初期位置における並列部材とガイド部材との係合構造を示す一部拡大斜視図である。 図19は電線側コネクタと機器側コネクタとの嵌合が完了した状態を示す斜視図である。 図20は嵌合位置における並列部材とガイド部材との係合構造を示す一部拡大斜視図である。 図21は並列部材をガイド部材から取り外す工程を示す斜視図である。 図22は実施形態2に係る機器において、並列部材が初期位置に配された状態を示す断面図である。 図23は並列部材が嵌合位置にまで移動された状態を示す断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図21を参照しつつ説明する。図示しない車両には機器10が搭載されている。本実施形態に係る機器10は、自動変速機のコントロールユニット(以下、ATユニットと記載することがある。)である。機器10には複数の機器側コネクタ11が並んで配されている。複数の機器側コネクタ11には、それぞれ、複数の電線側コネクタ12が接続されるようになっている。以下の説明においては、図19における上方を上方とし、下方を下方とする。また、図1における左方を左方とし、右方を右方とする。また、図1における下方を前方とし、上方を後方とする。
(機器10)
図1に示すように、機器10には、複数(本実施形態では4つ)のソレノイドバルブ13が左右方向に並んで配されている。各ソレノイドバルブ13の上部には、それぞれ、機器側コネクタ11が配設されている。本実施形態では、4つの機器側コネクタ11が配設されている。本実施形態では、複数の機器側コネクタ11は左右方向に略等間隔に並んで配されている。
(機器側コネクタ11)
機器側コネクタ11は、合成樹脂製であって、電線側コネクタ12が嵌合される角筒状をなすフード部14を備える。フード部14の側壁41には、電線側コネクタ12のロック部15と弾性的に係合するロック受け部16が形成されている。フード部14の内部には金属製の機器側端子(図示せず)が配されている。機器側端子を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、鉄合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。機器側端子の一方の端部はフード部14の内部に配されている。また、機器側端子の他方の端部はフード部14の奥壁に埋設された状態で直角に曲げられており、ソレノイドバルブ13内の電子部品(図示せず)に電気的に接続されている。
(電線側コネクタ12)
図2に示すように、電線17の端部には電線側コネクタ12が配設されている。電線側コネクタ12は、合成樹脂製のコネクタハウジング18を備える。コネクタハウジング18は、フード部14に対応して四角柱状に形成されている。コネクタハウジング18の外壁には、機器側コネクタ11のロック受け部16に対応する位置に、上方に突出するロック部15が形成されている。コネクタハウジング18の後端部には、外方に突出するフランジ部19が形成されている。フランジ部19は、コネクタハウジング18の外周の略全周に亘って形成されており、コネクタハウジング18の上端部において一部が切り欠かれた形状に形成されている。コネクタハウジング18には電線17の端部に接続された2つの電線側端子(図示せず)が左右方向に並んで収容されている。コネクタハウジング18から導出された複数の電線17は、スリーブ20によって束ねられている。
(並列部材21)
図3に示すように、複数の電線側コネクタ12は、並列部材21に係止されることにより、複数の機器側コネクタ11の配列に対応して並んで配されるようになっている。並列部材21は金属、合成樹脂等、必要に応じて任意の材料により形成される。本実施形態に係る並列部材21は合成樹脂製である。
図4ないし図7に示すように、並列部材21は、左右方向に細長い板状をなす本体部22と、本体部22の下端縁に左右方向に間隔を空けて並んで形成されると共に機器側コネクタ11が係止する複数(本実施形態では4つ)の係止部23と、を備える。
図5に示すように、本体部22は前方から見て略長方形状をなしている。本体部22の左右両端部であって下端部寄りの位置には、左右方向外方に突出する一対の下側被ガイド部24(被ガイド部の一例)が形成されている。下側被ガイド部24は、本体部22の後面と面一に形成されると共に本体部22の前面に対しては後方に後退した位置に形成されている(図4及び図6参照)。下側被ガイド部24は、後述するガイド部材25の下側ガイド部26に凹凸係合して摺接するようになっている。
本体部22の左右両端部であって、上端部寄りの位置には、左右方向外方に突出する一対の上側被ガイド部27(被ガイド部の一例)が形成されている。上側被ガイド部27は、後述するガイド部材25の上側ガイド部28に摺接するようになっている。また、上側被ガイド部27の端部は前方に略直角に曲げられており、後述する上側ガイド部28の対向壁面29に摺接することにより並列部材21の姿勢を保持する姿勢保持部30とされている(図4参照)。
図5に示すように、係止部23は、本体部22の下端縁に、機器側コネクタ11の配列に対応して略等間隔に並んで形成されている。係止部23は、本体部22の下端縁から上方に陥没して形成されている。また、図6に示すように、本体部22には、係止部23の前方に開口する前側開口部31と、係止部23の後方に開口する後側開口部32と、が形成されている。後側開口部32は前側開口部31よりも開口面積が狭く形成されている。
図8に示すように、係止部23は、電線側コネクタ12のフランジ部19が嵌合可能な大きさに形成されている。また、前側開口部31は、電線側コネクタ12のコネクタハウジング18が嵌合可能な大きさに形成されている。後側開口部32の開口面積は前側開口部31よりも狭く形成されているので、後側開口部32の開口縁部は、電線側コネクタ12のフランジ部19、及びコネクタハウジング18について前後方向にオーバーラップするようになっている(図9参照)。
並列部材21の後面は、押圧部材33によって後方から押圧されるようになっている。押圧部材33は、油圧、空気圧、モータ等により前方に移動するように形成されている。押圧部材33には、本体部22のうち、隣り合う係止部23の間の領域を押圧する複数(本実施形態では3つ)の押圧部34が形成されている。
(保持部材35)
図1に示すように、機器側コネクタ11と電線側コネクタ12とを嵌合させる際、機器10は保持部材35に保持されるようになっている。図10に示すように、保持部材35は、板状をなす基部36と、基部36の後端部寄りの位置に形成されると共にガイド部材25が取り付けられる一対のガイド部材取り付け部37と、を備える。保持部材35は、金属、合成樹脂等、必要に応じて任意の材料によって形成することができる。
基部36は機器10よりもやや大きな形状に形成されている。基部36の上面には、機器10が載置されるようになっている。基部36の上面には機器10を保持するための複数の保持リブ38が上方に突出して形成されている。基部36に載置された機器10は、保持リブ38に係合することにより、保持部材35との相対的な位置が保持されるようになっている。本実施形態においては、保持リブ38は、機器10の四隅に係合するように、略直角に折れ曲がった形状をなしている。
図11に示すように、ガイド部材取り付け部37は、基部36の後端部寄りの位置であって、且つ左右両端部寄りの位置に、上方に突出して形成されている。ガイド部材取り付け部37の上端部には、ガイド部材25が後方から挿入される挿入溝39が、前後方向に延びて形成されている。挿入溝39の後端は後方に開口しており、挿入溝39の前端は閉塞されている。
(ガイド部材25)
図1に示すように、ガイド部材25は、ガイド部材取り付け部37の挿入溝39に取り付けられた状態で、並列部材21を、複数の機器側コネクタ11に対して複数の電線側コネクタ12の嵌合方向の後方に位置する初期位置と、複数の電線側コネクタ12が複数の機器側コネクタ11に嵌合する嵌合位置と、の間で移動可能に保持するようになっている。ガイド部材25は、金属、合成樹脂等、必要に応じて任意の材料によって形成することができる。
図12に示すように、ガイド部材25は、左右方向に細長い略長方形状をなす底壁40と、底壁40の左右両端部寄りの位置から上方に突出する一対の側壁41,41と、を備える。底壁40の左右両側縁には、外方に突出すると共に保持部材35の挿入溝39に挿入される挿入部42が形成されている。挿入部42は挿入溝39内に挿入可能な板状に形成されている。
側壁41の内面には、側壁41の下端部寄りの位置に陥没して形成された下側ガイド部26と、側壁41の上端部寄りの位置に陥没して形成された上側ガイド部28と、が形成されている。上側ガイド部28及び下側ガイド部26は、前後方向に延びると共に並列部材21を前後方向にガイドするようになっている。
下側ガイド部26は並列部材21の下側被ガイド部24と凹凸係合すると共に摺接可能になっている。また、上側ガイド部28の内側面は、並列部材21の姿勢保持部30と摺接する対向壁面29とされる。上述した姿勢保持部30は、対向壁面29に双方向に延びて形成されている。本実施形態では、姿勢保持部30は前方に延びて形成されている。
図13に示すように、側壁41の後端部寄りの位置には、上下方向に延びると共に並列部材21の下側ガイド部26が挿入される取り付け溝43が形成されている。取り付け溝43の上端部は下側ガイド部26を誘い込むための誘い込み面44が形成されている。また、取り付け溝43の下端部は閉塞されている。
また、側壁41の前端部には、上下方向に延びると共に並列部材21を取り外すための取り外し凹部45が形成されている。
(コネクタの嵌合工程及び機器10の組み立て工程)
続いて、本実施形態に係るコネクタの嵌合工程、及び機器10の組み立て工程の一例について説明する。まず、図2及び図3に示すように、並列部材21に形成された複数の係止部23のそれぞれに、電線側コネクタ12のフランジ部19を係止させる並列工程を実行する。これにより、複数の電線側コネクタ12が、機器側コネクタ11の配列に対応するように並列される。
一方、図14に示すように、保持部材35の基部36に形成された保持リブ38に、機器10を係合させることにより、機器10を保持部材35に保持させる機器保持工程を実行する。これにより、機器10と保持部材35との相対的な位置決めがなされる。
なお、並列工程と機器保持工程はいずれの工程を先に実行してもよい。
次に、図15に示すように、保持部材35のガイド部材取り付け部37に形成された挿入溝39に、後方からガイド部材25の挿入部42を挿入する。挿入部42が挿入溝39の前壁に当接することにより、ガイド部材25は保持部材35に対して正規位置に保持される。これにより、機器10と、ガイド部材25との相対的な位置決めがなされる。このようにしてガイド部材取り付け工程が実行される。
次に、図16に示すように、ガイド部材25の取り付け溝43に、上方から並列部材21の下側被ガイド部24を挿入する。下側被ガイド部24が取り付け溝43の下端部に当接することにより、並列部材21はガイド部材25に相対的に位置決めされる。これにより、並列部材21は、機器10に形成された複数の機器側コネクタ11に対して、電線側コネクタ12の嵌合方向の後方に位置する初期位置に配置される。このようにして、並列部材21の配置工程が実行される。
なお、本実施形態ではガイド部材取り付け工程を実行した後に配置工程を実行したが、これに限られず、配置工程を実行した後にガイド部材取り付け工程を実行してもよい。
次に、図17ないし図20に示すように、押圧部材33によって並列部材21の後面を前方に押圧することにより、並列部材21を前方に移動させる。すると、並列部材21に形成された上側被ガイド部27が上側ガイド部28に摺接すると共に、下側被ガイド部24が下側ガイド部26に摺接することにより、並列部材21は、電線側コネクタ12の嵌合方向の前方(前方)にガイドされる。
また、上側被ガイド部27に形成された姿勢保持部30が、上側ガイド部28の対向壁面29に摺接することにより、並列部材21が前方に移動する際に、並列部材21が電線側コネクタ12の嵌合方向に対して傾いた姿勢になることを抑制するようになっている。
押圧部材33によって並列部材21が前方に移動すると、並列部材21に取り付けられた複数の電線側コネクタ12が、複数の機器側コネクタ11のフード部14内に一括して挿入される。更に並列部材21が前方に移動すると、各電線側コネクタ12のロック部15と、各機器側コネクタ11のロック受け部16とが弾性的に係合して、各電線側コネクタ12が抜け止めされる。これにより、複数の電線側コネクタ12と複数の機器側コネクタ11とが嵌合位置にて一括して嵌合される。このようにして嵌合工程が実行される。この嵌合位置において、並列部材21は、ガイド部材25に形成された取り外し凹部45の内部に位置するようになっている。
次に、並列部材21を上方へ引き上げる。すると、係止部23と電線側コネクタ12との係止が解除されて、並列部材21は電線側コネクタ12から離脱する。更に並列部材21を上方へ引き上げると、並列部材21はガイド部材25に形成された取り外し凹部45の内部に位置するようになっているので、並列部材21は、機器側コネクタ11、ガイド部材25、及び保持部材35と干渉することなく、嵌合した状態にある電線側コネクタ12及び機器側コネクタ11から離脱する(図21参照)。このようにして、並列部材取り外し工程が実行される。以上により、機器側コネクタ11と電線側コネクタ12とが嵌合されて、機器10が組み立てられる。
その後、挿入部42を挿入溝39内で後方に摺動させることにより、ガイド部材25を保持部材35から後方へ引き抜く。続いて、機器10を保持リブ38から取り外す。以上により機器10が完成する。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態に係る並列部材21は、機器10に並べて配された複数の機器側コネクタ11に嵌合される複数の電線側コネクタ12を並列させる並列部材21であって、本体部22と、本体部22に設けられて複数の電線側コネクタ12を離脱可能に係止する複数の係止部23と、を備え、複数の係止部23のそれぞれは、並べて配された複数の機器側コネクタ11のそれぞれに対応する位置に形成されており、複数の機器側コネクタ11と複数の電線側コネクタ12とが嵌合された状態で、複数の係止部23と複数の電線側コネクタ12との係止を解除したときに、複数の機器側コネクタ11及び複数の電線側コネクタ12から離脱するように構成されている。
本実施形態によれば、複数の電線側コネクタ12を複数の係止部23に係止させて並列させることにより、複数の機器側コネクタ11に対応するそれぞれの位置に複数の電線側コネクタ12を配することができる。これにより、並列部材21に係止された複数の電線側コネクタ12を、一括して複数の機器側コネクタ11に嵌合させることができる。また、電線側コネクタ12と機器側コネクタ11とを嵌合させた後、複数の係止部23と複数の電線側コネクタ12との係止を解除することにより、並列部材21を複数の機器側コネクタ11及び複数の電線側コネクタ12から離脱させることができる。この結果、複数の機器側コネクタ11と複数の電線側コネクタ12とが嵌合した状態においても並列部材21が組み付けられたままになっている場合に比べて、全体として機器10を小型化することができる。更に、離脱された並列部材21は、コネクタの嵌合作業において繰り返し使用することができる。
また、本実施形態によれば、本体部22には、本体部22を複数の機器側コネクタ11に対して複数の電線側コネクタ12の嵌合方向の後方に位置する初期位置から複数の機器側コネクタ11に複数の電線側コネクタ12が嵌合する嵌合位置までガイドする上側ガイド部28及び下側ガイド部26にそれぞれ係合する上側被ガイド部27及び下側被ガイド部24が形成されており、上側被ガイド部27及び下側被ガイド部24は嵌合位置において上側ガイド部28及び下側ガイド部26との係合が解除される。これにより、並列部材21は上側ガイド部28及び下側ガイド部26によりガイドされるので、機器側コネクタ11と電線側コネクタ12と嵌合作業の精度が向上する。また、嵌合位置において並列部材21を電線側コネクタ12及び上側ガイド部28及び下側ガイド部26から取り外すことができるので、並列部材21を繰り返し使用することができる。
また、本実施形態によれば、下側被ガイド部24は、初期位置から嵌合位置まで延びると共に下側ガイド部26に凹凸係合するようになっている。これにより、下側被ガイド部24は下側ガイド部26に凹凸係合することによりガイドされるので、初期位置から嵌合位置に至るまで確実にガイドされる。これにより、機器側コネクタ11と電線側コネクタ12との嵌合作業の精度が向上する。
また、本実施形態によれば、上側被ガイド部27には、上側ガイド部28のうち上側被ガイド部27に対向する対向壁面29に沿う方向に延びると共に対向壁面29に摺接する姿勢保持部30が形成されている。これにより、姿勢保持部30が上側ガイド部28の対向壁面29に摺接することにより、並列部材21が初期位置から嵌合位置にまで移動する際に、並列部材21の姿勢がずれることを抑制することができる。
また、本実施形態に係るコネクタの嵌合方法は、上記した並列部材21を用いて、機器10に並べて配された複数の機器側コネクタ11に複数の電線側コネクタ12を一括して嵌合させるコネクタの嵌合方法であって、複数の電線側コネクタ12を並列部材21に組み付けて並列させる並列工程と、並列部材21を、複数の機器側コネクタ11に対して複数の電線側コネクタ12の嵌合方向の後方に位置する初期位置に配置する配置工程と、並列部材21を、複数の電線側コネクタ12が複数の機器側コネクタ11に嵌合する嵌合位置に相対的に移動させて複数の電線側コネクタ12を複数の機器側コネクタ11に一括して嵌合させる嵌合工程と、嵌合工程を実行した後に、並列部材21を複数の電線側コネクタ12から取り外す並列部材取り外し工程と、を実行するものである。本実施形態によれば、複数の電線側コネクタ12を複数の係止部23に係止させて並列させることにより、複数の機器側コネクタ11に対応するそれぞれの位置に複数の電線側コネクタ12を配することができる。これにより、並列部材21に係止された複数の電線側コネクタ12を、一括して複数の機器側コネクタ11に嵌合させることができるので、複数の機器側コネクタ11と複数の電線側コネクタ12との嵌合作業の効率を向上させることができる。また、電線側コネクタ12と機器側コネクタ11とを嵌合させた後、複数の係止部23と複数の電線側コネクタ12との係止を解除することにより、並列部材21を複数の機器側コネクタ11及び複数の電線側コネクタ12から離脱させることができる。この結果、複数の機器側コネクタ11と複数の電線側コネクタ12とが嵌合した状態においても並列部材21が組み付けられたままになっている場合に比べて、全体として機器10を小型化することができる。更に、離脱された並列部材21は、コネクタの嵌合作業において繰り返し使用することができる。
また、本実施形態によれば、初期位置と嵌合位置との間で直接的に又は間接的に並列部材21を移動可能に保持する保持部材35に、並列部材21を初期位置に配置することにより配置工程を実行するようになっている。これにより、保持部材35に並列部材21を配置するという簡易な工程により、並列部材21を、初期位置と嵌合位置との間で移動可能に保持させることができる。
また、本実施形態によれば、保持部材35に取り付けられた状態で初期位置と嵌合位置との間で並列部材21を移動可能に保持するガイド部材25を、保持部材35に取り付けるガイド部材取り付け工程を実行するようになっている。これにより、保持部材35とは別体に形成されたガイド部材25によって、並列部材21を初期位置と嵌合位置との間で移動可能に保持できる。これにより、保持部材35の構造を簡素化することができる。
また、本実施形態によれば、嵌合工程を実行した後に、ガイド部材25を保持部材35から取り外すガイド部材取り外し工程を実行するようになっている。これにより、複数の機器側コネクタ11と複数の電線側コネクタ12とが嵌合した状態で、ガイド部材25が組み付けられた場合に比べて機器10を小型化することができる。
また、本実施系形態によれば、機器10を保持部材35に保持させる機器保持工程を実行するようになっている。これにより、機器10と、並列部材21との相対的な位置を保持部材35によって決めることができる。これにより、複数の機器側コネクタ11と、複数の電線側コネクタ12との嵌合作業の精度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、上記したコネクタの嵌合方法を用いて機器10を組み立てることができる。本実施形態によれば、複数の電線側コネクタ12を複数の係止部23に係止させて並列させることにより、複数の機器側コネクタ11に対応するそれぞれの位置に複数の電線側コネクタ12を配することができる。これにより、並列部材21に係止された複数の電線側コネクタ12を、一括して複数の機器側コネクタ11に嵌合させることができる。また、電線側コネクタ12と機器側コネクタ11とを嵌合させた後、複数の係止部23と複数の電線側コネクタ12との係止を解除することにより、並列部材21を複数の機器側コネクタ11及び複数の電線側コネクタ12から離脱させることができる。この結果、複数の機器側コネクタ11と複数の電線側コネクタ12とが嵌合した状態においても並列部材21が組み付けられたままになっている場合に比べて、全体として機器10を小型化することができる。更に、離脱された並列部材21は、コネクタの嵌合作業において繰り返し使用することができる。
<実施形態2>
続いて、本発明の実施形態2について、図22及び図23を参照しつつ説明する。本実施形態に係る並列部材60は金属製であって板状をなす本体部61を備える。並列部材60は、プレス加工、切削加工、ダイキャスト等、必要に応じて任意の金属加工手段を用いることにより形成することができる。
図22に示すように、本体部61には、電線側コネクタ12を係止する係止部62が形成されている。係止部62は本体部61の下端縁から上方に凹んで形成されている。
本実施形態に係る電線側コネクタ63の後端部寄りの位置には、前後方向に間隔を空けて2つのフランジ部64,64が形成されている。上記した並列部材60の係止部62は、2つのフランジ部64,64の間に嵌合されるようになっている。
機器側コネクタ65に配設された機器側端子66の一方の端部はフード部67内に配されており、機器側端子66の他方の端部はフード部67の奥壁内に配された状態で下方に曲げられており、ソレノイドバルブ13の電子部品(図示せず)に電気的に接続されている。本実施形態に係る機器側端子66はいわゆる雄端子とされる。
電線側コネクタ63には後方に開口すると共に電線側端子68が収容されるキャビティ69が形成されている。電線側端子68は電線17の端末に接続されている。キャビティ69の前壁には機器側端子66の一方の端部が挿入される挿入孔70が形成されている。電線側端子68には、機器側端子66の一方の端部が挿入されることにより機器側端子66と電気的に接続される接続筒部71が形成されている。本実施形態に係る電線側端子68はいわゆる雌端子とされる。
図23に示すように、嵌合位置において、電線側コネクタ63と機器側コネクタ65とが嵌合した状態で、電線側端子68と機器側端子66とが電気的に接続されるようになっている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、並列部材60は金属製なので、物理的な強度を向上させることができる。これにより、並列部材60を繰り返して使用する場合における耐久性を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、並列部材21,60を移動させることにより嵌合工程を実行する構成としたが、これに限られず、機器10を移動させることにより嵌合工程を実行してもよい。また、並列部材21,60と機器10の双方を移動させることにより嵌合工程を実行してもよい。
(2)本実施形態では、並列部材21,60はガイド部材25に取り付けられる構成としたが、これに限られず、並列部材21,60は保持部材35に直接的に取り付けられる構成としてもよい。
(3)本実施形態では、機器10は保持部材35に取り付けられる構成としたが、これに限られず、必要に応じて任意の部材に取り付けることができる。
(4)本実施形態においては、並列部材21,60には姿勢保持部30が形成される構成としたが、姿勢保持部30は省略してもよい。
(5)本実施形態においては、ガイド部材25は底壁40を有する構成としたが、底壁40は省略してもよい。
(6)本実施形態においては、機器10としてATユニットが用いられたが、これに限られず、ECU、電気接続箱、リレーボックス、ジャンクションボックス等、必要に応じて任意の機器10を用いることができる。
(7)本実施形態においては、機器10には4つの機器側コネクタ11が配設される構成としたが、これに限られず、機器10には、2つ〜3つ、又は5つ以上の機器側コネクタ11が配設される構成としてもよい。これに対応して、2つ〜3つ、又は5つ以上の電線側コネクタ12を使用することができる。
(8)本実施形態においては、並列部材21,60は、押圧部材33によって初期位置から嵌合位置にまで押圧される構成としたが、これに限られず、並列部材21,60は、作業者が手作業によって初期位置から嵌合位置にまで押圧してもよく、必要に応じて任意の手法により、並列部材21,60を初期位置から嵌合位置にまで押圧することができる。
(9)本実施形態においては、機器10は保持部材35に形成れた保持リブ38に係合することにより、保持部材35に保持される構成としたが、これに限られず、必要に応じて任意の構成により、機器10が保持部材35に保持される構成とすることができる。例えば、機器10に形成された係合部と、保持部材35に形成された係合受け部とが弾性的に係合することにより機器10が保持部材35に保持される構成としてもよく、また、機器10と保持部材35とをねじ止めしてもよい。
(10)本実施形態においては、複数の機器側コネクタ11は略等間隔に並んで形成される構成としたが、これに限られず、複数の機器側コネクタ11は不均一な間隔で並んで形成される構成としてもよい。また、並列部材21の係止部23も、複数の機器側コネクタ11の配列に対応して、不均一な間隔で並んで形成される構成としてもよい。
(11)本実施形態においては、機器側端子66はいわゆる雄端子とされ、電線側端子68はいわゆる雌端子とされているが、これに限られず、機器側端子を雌端子とし、電線側端子を雄端子としてもよい。
10:機器
11:機器側コネクタ
12:電線側コネクタ
21:並列部材
22:本体部
23:係止部
24:下側被ガイド部(被ガイド部)
25:ガイド部材
26:下側ガイド部(ガイド部)
27:上側被ガイド部(被ガイド部)
28:上側ガイド部(ガイド部)
29:対向壁面
30:姿勢保持部
35:保持部材

Claims (10)

  1. 機器に並べて配された複数の機器側コネクタに嵌合される複数の電線側コネクタを並列させる並列部材であって、
    本体部と、前記本体部に設けられて前記複数の電線側コネクタを離脱可能に係止する複数の係止部と、を備え、
    前記複数の係止部のそれぞれは、並べて配された前記複数の機器側コネクタのそれぞれに対応する位置に形成されており、
    前記複数の電線側コネクタが前記複数の係止部に係止された状態で、前記複数の電線側コネクタは前記複数の機器側コネクタと嵌合されるようになっており、
    前記複数の電線側コネクタと前記複数の機器側コネクタとが嵌合した状態で、前記複数の係止部と前記複数の電線側コネクタとの係止を解除すると、前記複数の機器側コネクタ及び前記複数の電線側コネクタから離脱するように構成されている並列部材。
  2. 前記本体部には、前記本体部を前記複数の機器側コネクタに対して前記複数の電線側コネクタの嵌合方向の後方に位置する初期位置から前記複数の機器側コネクタに前記複数の電線側コネクタが嵌合する嵌合位置までガイドするガイド部に係合する被ガイド部が形成されており、
    前記被ガイド部は前記嵌合位置において前記ガイド部との係合が解除される請求項1に記載の並列部材。
  3. 前記被ガイド部は、前記初期位置から前記嵌合位置まで延びると共に前記ガイド部に凹凸係合する請求項2に記載の並列部材。
  4. 前記被ガイド部には、前記ガイド部のうち前記被ガイド部に対向する対向壁面に沿う方向に延びると共に前記対向壁面に摺接する姿勢保持部が形成されている請求項2または請求項3に記載の並列部材。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の並列部材を用いて、機器に並べて配された複数の機器側コネクタに複数の電線側コネクタを一括して嵌合させるコネクタの嵌合方法であって、
    前記複数の電線側コネクタを前記並列部材に組み付けて並列させる並列工程と、
    前記並列部材を、前記複数の機器側コネクタに対して前記複数の電線側コネクタの嵌合方向の後方に位置する初期位置に配置する配置工程と、
    前記並列部材を、前記複数の電線側コネクタが前記複数の機器側コネクタに嵌合する嵌合位置に相対的に移動させて前記複数の電線側コネクタを前記複数の機器側コネクタに一括して嵌合させる嵌合工程と、
    前記嵌合工程を実行した後に、前記並列部材を前記複数の電線側コネクタから取り外す並列部材取り外し工程と、
    を実行するコネクタの嵌合方法。
  6. 前記初期位置と前記嵌合位置との間で直接的に又は間接的に前記並列部材を移動可能に保持する保持部材に、前記並列部材を前記初期位置に配置することにより前記配置工程を実行する請求項5に記載のコネクタの嵌合方法。
  7. 前記保持部材に取り付けられた状態で前記初期位置と前記嵌合位置との間で前記並列部材を移動可能に保持するガイド部材を、前記保持部材に取り付けるガイド部材取り付け工程を実行する請求項6に記載のコネクタの嵌合方法。
  8. 前記嵌合工程を実行した後に、前記ガイド部材を前記保持部材から取り外すガイド部材取り外し工程を実行する請求項7に記載のコネクタの嵌合方法。
  9. 前記機器を前記保持部材に保持させる機器保持工程を実行する請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載のコネクタの嵌合方法。
  10. 請求項5ないし請求項9のいずれか一項に記載されたコネクタの嵌合方法を用いた機器の組み立て方法。
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