JP6445376B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジングにリテーナを取り付けることによりハウジング内に収容された端子を保持する構造を有する電気コネクタに関する。
一般に、ケーブルに電気コネクタを取り付ける場合、ケーブルの先端に端子をかしめ固定し、その端子を電気コネクタのハウジング内に挿入する。ハウジングにはランスが設けられ、端子はハウジング内においてランスに係止される。このランスにより、端子またはケーブルがハウジングに対して後方に引っ張られたときに端子がハウジングから抜けないように端子をハウジング内に保持する力(端子保持力)が形成される。
また、電気コネクタによっては、ランスとリテーナの二重係止により端子保持力を高めたものが知られている。すなわち、ハウジングにリテーナを取り付る。これにより、ハウジング内に挿入された端子がリテーナによりハウジング内の規定の位置に位置決めされると共に、ランスにより係止された端子が、リテーナによっても係止される。そして、リテーナ自体もハウジングに係止される。
下記の特許文献1には、コネクタハウジングの端子収容室の底壁に設けられた可撓係止片と、端子係止具に設けられた可撓支持片により端子金具を二重係止する構造が記載されている。
実開平4−85577号公報
ところで、例えば自動車に搭載する電気機器等の電気接続に用いられる電気コネクタのように、電気コネクタの用途によっては、高い端子保持力が要求されることがある。
その一方で、電気コネクタの小型化、軽量化の要請もある。この要請に応じた場合には、ランスおよびリテーナが小型となり、または、ランスおよびリテーナに高い剛性を有する材料を採用することが難しくなるため、要求される高い端子保持力を形成するのに十分なランスおよびリテーナの強度を確保することが困難になる。
ここで、図12は、従来技術による電気コネクタにおいて、端子200がハウジングに対して後方(図12中の矢示K方向)へ引っ張られる力に対して、ハウジングに設けられたランス210の強度が不十分であるために、ランス210が変形し、端子200がハウジングから抜ける様子を示している。
すなわち、図12(1)に示すように、ランス210は、片持ち梁の構造を有している。ランス210は、前後方向に伸長し、後端部がハウジングに支持されている。図12中のGはランス210がハウジングに支持されている支持点を示している。また、ランス210の前端部は自由端となっており、また、当該前端部には下向きに突出する突起211が形成されている。また、ランス210は、ハウジングと同じ樹脂材料により形成されており、前端部が上下方向に変位するように弾性変形することができる。一方、端子200は金属材料により形成されており、端子200の上部には、ランス210の突起211が入り込む孔201が形成されている。
端子200がハウジング内に挿入され、所定の位置に配置された状態では、ランス210の突起211が孔201に入り込み、突起211の前端が孔201の周縁の一部に当接する。図12中のHは、ランス210の突起211と孔201の周縁の一部とが互いに当接する当接点を示している。このように、ハウジング内において端子200はランス210により当接点Hで係止される。
この状態で、端子200(端子200に接続されたケーブル)がハウジングに対して後方に引っ張られ、この引張力がランス210の端子保持力を超えると、ランス210が図12(2)および(3)に示すように変形する。すなわち、端子200が後方に引っ張られることにより、当接点Hにおいて、ランス210の突起211の前端に、後方に向かって力が加わる。支持点Gよりも当接点Hの方が下方に位置するので、この結果、図12(2)に示すように、ランス210の突起211が孔201に潜り込むように下方に変位する。突起211が孔201に潜り込むように変位することにより、ランス210の全体が上向きに曲がる。ランス210の全体の曲がりの程度が大きくなると、当接点Hにおいて後方に向かって加わる力に対し、ランス210の強度が急激に低くなる。このため、図12(3)に示すように、ランス210が折れ曲がり、突起211が孔201から抜け出る。この結果、ランス210による端子200の係止が解除された状態となり、端子200はハウジングから抜け出る。
このように端子が後方に引っ張られる力によりランスが折れ曲がって係止が解除される現象は、片持ち梁構造により端子を係止するリテーナにも当てはまる。
確かに、電気コネクタの構造を、上述したように、ハウジングに設けられたランスと、ハウジングに取り付けられたリテーナにより端子を二重係止する構造とすれば、電気コネクタの端子保持力を高めることができる。
しかしながら、電気コネクタの小型化・軽量化のため、ランスおよびリテーナの強度がそれぞれ低下した場合には、ランスおよびリテーナのそれぞれが、図12に示すように、端子が後方に引っ張られる力に耐えきれず折れ曲がってしまい、端子がハウジングから抜け出てしまうことが考えられる。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、例えばランスとリテーナといった2つの端子係止片の二重係止構造による端子保持力を高めることができる電気コネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の電気コネクタは、ハウジング、端子およびリテーナを備えた電気コネクタであって、前記ハウジングは、当該ハウジングの前部に形成され、相手方コネクタと嵌合する嵌合部と、当該ハウジングの後部に形成され、前記端子を保持する筒状の端子保持部とを備え、前記端子保持部は、当該端子保持部内の上部に形成され、前記端子を収容する端子収容部と、当該端子保持部内の下部に形成され、前記リテーナを収容するリテーナ収容部と、前後方向に伸長し、後端部が当該端子保持部の上壁部に支持され、前端部が自由端となり、前記前端部には下向きに突出する凸状部が形成され、前記端子収容部に収容された前記端子を係止する第1の端子係止片と、当該端子保持部の下壁部または側壁部に設けられ、前記リテーナ収容部に収容された前記リテーナを係止するリテーナ係止部とを備え、前記リテーナは、リテーナ基部と、前記リテーナ基部に設けられ、前記リテーナ係止部に係止されることにより当該リテーナを前記リテーナ収容部内に固定するリテーナ固定部と、前後方向に伸長し、後端部が前記リテーナ基部に支持され、前端部が自由端となり、前記端子収容部に収容された前記端子を係止する第2の端子係止片とを備え、前記端子は、当該端子の前部に形成され、前記相手方コネクタの端子と接触する接触部と、当該端子の後部に形成され、ケーブルの端部を接続するケーブル接続部と、前記接触部と前記ケーブル接続部との間に形成され、当該端子を前記端子収容部に固定する端子固定部とを備え、前記端子固定部は、上下方向に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に対応する位置または前記貫通孔の前方に配置され、前記第1の端子係止片の凸状部の前端に当接する第1の当接部と、前記貫通孔に対応する位置または前記貫通孔の前方に配置され、前記第2の端子係止片の前端部に当接する第2の当接部とを備え、前記第1の端子係止片の凸状部と前記第2の端子係止片の前端部とは前記貫通孔を介して上下方向に互いに対向しており、前記端子収容部に収容された前記端子が後方に引っ張られたときに、前記第1の端子係止片の凸状部と前記第2の端子係止片の前端部とが互いに接近した後、前記貫通孔を介して互いに接触することを特徴とする。
本発明のこの態様では、端子収容部に収容された端子が後方に引っ張られたときに、第1の端子係止片の凸状部と第2の端子係止片の前端部とが互いに接触することにより、第1の端子係止片の前端部の下方への変位が制限され、第1の端子係止片全体が上向きに湾曲することが制限される。したがって、端子が後方に引っ張られる力に対する第1の端子係止片の強度が、第1の端子係止片全体の大きな湾曲に起因して急激に低下することが阻止される。また、第1の端子係止片の凸状部と第2の端子係止片の前端部とが互いに接触することにより、第2の端子係止片の前端部の上方への変位が制限され、第2の端子係止片全体が下向きに湾曲することが制限される。したがって、端子が後方に引っ張られる力に対する第2の端子係止片の強度が、第2の端子係止片全体の大きな湾曲に起因して急激に低下することが阻止される。このように、端子が後方に引っ張られたときに、第1の端子係止片と第2の端子係止片とが互いに支持し合って、それぞれの強度の急激な低下を阻止することができる。したがって、第1の端子係止片と第2の端子係止片との二重係止構造による端子保持力を高めることができる。
また、本発明の電気コネクタにおいて、前記端子保持部の下壁部において前記リテーナ収容部に臨む部分には、前方に向かうに従って上方に傾斜する傾斜面を有する傾斜部が設けられ、前記第2の端子係止片は、前記リテーナ収容部に挿入される前は前後方向に直線状に伸長しており、前記端子保持部の後方から前記リテーナ収容部に挿入されたときに、前記傾斜部の傾斜面に沿って上方に曲がることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、第2の端子係止片をリテーナ収容部に挿入したときに第2の端子係止片の前端部を上方に曲げることにより、端子が後方に引っ張られて第2の端子係止片の前端部が第2の当接部に押された際に、第2の端子係止片の前端部を第1の端子係止片の凸状部に接近、接触させるように上方へ円滑に移動させることができる。
また、第2の端子係止片がリテーナ収容部に挿入される前は、第2の端子係止片が前後方向に直線状に伸長しているため、第2の端子係止片をリテーナ収容部に挿入し易くすることができる。また、リテーナ収容部の入口部分の上下方向の寸法を小さくすることができ、これにより、電気コネクタの小型化を図ることができる。
また、本発明の電気コネクタにおいて、前記傾斜部の傾斜面は前方に向かうに従って傾斜角度が漸次増加するように湾曲していることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、第2の端子係止片がリテーナ収容部に挿入され、傾斜部の傾斜面に押されたときに、第2の端子係止片が曲がり易くなる。
また、本発明の電気コネクタにおいて、前記第2の端子係止片の左右方向の寸法は、前記リテーナ基部の左右方向の寸法よりも小さいことが望ましい。
本発明のこの態様によれば、第2の端子係止片がリテーナ収容部に挿入され、傾斜部の傾斜面に押されたときに、第2の端子係止片が曲がり易くなる。なお、第2の端子係止片のリテーナ収容部への挿入時に第2の端子係止片が曲がり易くなるとしても、端子が後方に引っ張られたときには、第2の端子係止片の前端部が第1の端子係止片の凸状部に接触し、第2の端子係止片全体の湾曲が制限されるので、端子が後方に引っ張られる力に対する第2の端子係止片の強度を確保することができる。
また、本発明の電気コネクタにおいて、前記端子が前記端子収容部に完全に収容された状態では、前記第2の当接部が、前記傾斜部の頂上部に対応する位置に配置されることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、第2の端子係止片がリテーナ収容部に挿入されたとき、第2の端子係止片を傾斜部によって湾曲させた後に、第2の端子係止片の前端部を第2の当接部に当接させることができる。これにより、端子が後方に引っ張られたときに第2の端子係止片の前端部が第1の端子係止片の凸状部に接近、接触する構造を確実に形成することができる。
また、本発明の電気コネクタにおいて、前記貫通孔は前記端子固定部の上部に形成され、前記第1の端子係止片の凸状部は、前記端子が後方に引っ張られていないときでも、前記端子収容部に収容された前記端子の端子固定部の貫通孔に入り込んでいることが望ましい。
本発明のこの態様によれば、第1の端子係止片の凸状部が端子の端子固定部の貫通孔に入り込むことにより、端子を端子収容部に挿入したときに端子を容易かつ確実に位置決めすることができ、また、端子を端子収容部に挿入した後は、端子が位置決めされた状態を確実に維持することができる。
本発明によれば、2つの端子係止片の二重係止構造による端子保持力を高めることができる。これにより、高い端子保持力を確保しつつ、電気コネクタの小型化または軽量化を図ることができる。
前方の右上から見た本発明の実施形態による電気コネクタを示す外観斜視図である。 前方の左下から見た本発明の実施形態による電気コネクタを示す外観斜視図である。 本発明の実施形態による電気コネクタの分解斜視図である。 上から見た本発明の実施形態による電気コネクタのハウジングを示す外観図である。 図4中の矢示V−V方向から見たハウジングの断面図である。 ほぼ後方から見た本発明の実施形態による電気コネクタのハウジングを示す外観図である。 本発明の実施形態による電気コネクタの端子を示す説明図である。 本発明の実施形態による電気コネクタのリテーナを示す説明図である。 本発明の実施形態による電気コネクタにおいて、ハウジングに端子が挿入された状態を示す図5と同位置の断面図である。 本発明の実施形態による電気コネクタにおいて、ハウジングに端子およびリテーナが挿入された状態を示す図5と同位置の断面図である。 本発明の実施形態による電気コネクタにおいて、端子が後方に引っ張られたことによりランスとリテーナが変位した状態を示す図5と同位置の断面図である。 従来技術による電気コネクタおいて、端子が後方に引っ張られたことによりランスが折れ曲がる様子を示す説明図である。
図1ないし図3は本発明の実施形態による電気コネクタを示している。すなわち、図1は当該電気コネクタを前方の右上から見た図であり、図2は当該電気コネクタを前方の左下から見た図であり、図3は当該電気コネクタを分解した状態を示す図である。なお、本発明の実施形態の説明では、説明の便宜上、前、後、上、下、左、右の方向を次のように定めることとする。すなわち、電気コネクタにおいて端子をハウジングに取り付けるために端子をハウジングに差し込む方向を前方向とし、端子をハウジングから引き抜く方向を後ろ方向とする。また、この前後方向に直交する方向を上下方向とし、前後方向および上下方向に直交する方向を左右方向とする。具体的には、図1等中に矢示で示す通りである。
図1または図2に示すように、本発明の実施形態による電気コネクタ1は、ケーブルの先端に取り付けるタイプの電気コネクタである。電気コネクタ1には、例えば、電力供給用の単芯のケーブルである電源ケーブル2と、信号伝送用の同軸ケーブルである信号ケーブル3がそれぞれ取り付けられる。図3に示すように、電気コネクタ1は、ハウジング11と、電源ケーブル2用の端子51と、信号ケーブル3用の端子65と、リテーナ71とを備えている。
図4ないし図6はハウジング11を示している。すなわち、図4はハウジング11を上から見た図であり、図5は図4中の矢示V−V方向から見たハウジング11の断面図であり、図6はハウジング11をほぼ後ろから見た図である。
ハウジング11は、電気コネクタ1の外殻を形成すると共に、端子51、65を収容する部材である。ハウジング11は樹脂等の絶縁材料により形成されている。図4に示すように、ハウジング11の前部には、相手方コネクタと嵌合するコネクタ嵌合部12が形成されている。コネクタ嵌合部12は略角筒状に形成され、コネクタ嵌合部12の前端部にはコネクタ嵌合口13が形成されている。相手方コネクタはコネクタ嵌合口13からコネクタ嵌合部12内に挿入される。また、コネクタ嵌合部12の上壁部には、コネクタ嵌合部12内に嵌合された相手方コネクタをロックするためのロック孔14が形成されている。
一方、ハウジング11の後部には、端子51、65を保持する端子保持部16が形成されている。端子保持部16は全体的に見て略角筒状に形成され、上壁部17(図4参照)、下壁部18(図5参照)、左壁部19(図6参照)、および右壁部20(図6参照)を備えている。また、図6に示すように、端子保持部16の左右方向中間部には隔壁部21が形成され、端子保持部16内の空間は隔壁部21により左、右に分割されている。また、端子保持部16の後端部であって隔壁部21を境にして右側と左側には、挿入口22、25がそれぞれ形成されている。
端子保持部16内の上部であって隔壁部21を境にして右側には、端子収容部23が形成されている。端子収容部23は電源ケーブル2用の端子51を収容する部分である。端子収容部23は、図5に示すように、ハウジング11の後端部から前後方向中間部にかけて前後方向に伸長しており、端子収容部23の後端は挿入口22に連通している。また、端子収容部23の前端は、ハウジング11の前後方向中間部の内部に形成された挿通孔24を介してコネクタ嵌合部12内に連通している。
また、図6に示すように、端子保持部16内の上部であって隔壁部21を境にして左側には、端子収容部26が形成されている。この端子収容部26は信号ケーブル3用の端子65を収容する部分である。端子収容部26は、ハウジング11の後端部から前後方向中間部にかけて前後方向に伸長しており、端子収容部26の後端は挿入口25に連通している。また、端子収容部26の前端は、ハウジング11内に形成された挿通孔27を介してコネクタ嵌合部12内に連通している。
また、端子保持部16内の下部、すなわち端子収容部23、26の下方にはリテーナ収容部30が形成されている。リテーナ収容部30はリテーナ71を収容する部分である。図5に示すように、リテーナ収容部30は、ハウジング11の後端部から前後方向中間部に向かって前後方向に伸長しているが、リテーナ収容部30の前端は、端子収容部23、26の前端よりも後方に位置している。また、図6に示すように、端子保持部16の後端部において隔壁部21の下部は切除され、これにより、左、右の挿入口22、25は端子保持部16の下部において互いに連結しており、リテーナ収容部30の後端は、この挿入口22、25の連結した部分に連通している。また、リテーナ収容部30は、端子保持部16の後端部からやや前方に進んだ位置で、隔壁部21により左、右に分割されている。分割されたリテーナ収容部30の右部は、電源ケーブル2用の端子51を収容する端子収容部23の下方に延在し、分割されたリテーナ収容部30の左部は、信号ケーブル3用の端子65を収容する端子収容部26の下方に延在している。
また、図4に示すように、端子保持部16の上壁部17の前部の右側および左側には、2つのランス配置孔31、34がそれぞれ形成されている。右側のランス配置孔31は、電源ケーブル2用の端子51を収容する端子収容部23の上方に形成されており、端子収容部23に連通している。そして、ランス配置孔31にはランス32が設けられている。
ランス32は、端子収容部23に収容された端子51を係止する機能を有する。図5に示すように、ランス32は、前後方向に伸長し、後端部が上壁部17、具体的にはランス配置孔31の周縁の後部に連結し、支持点Pで支持されている。一方、ランス32の前端部は自由端となっている。また、ランス32の前端部には、下向きに突出する凸状部33が形成されている。ランス32は、片持ち梁の形状を有し、また、ハウジング11と同一の樹脂材料により形成されている。これにより、ランス32は、支持点Pを基準にしてその前端部を上下方向に変位させるように弾性力をもって変形(湾曲)することができる。なお、ランス32は第1の端子係止片の具体例である。
また、図4に示すように、左側のランス配置孔34は、信号ケーブル3用の端子65を収容する端子収容部26の上方に形成されており、端子収容部26に連通している。そして、ランス配置孔34にはランス35が設けられている。ランス35は、端子収容部26に収容された端子65を係止する機能を有する。ランス35はランス32とほぼ同様の構造を有している。
また、図5に示すように、端子保持部16の下壁部18において、リテーナ収容部30の右部に臨む部分には、傾斜部39が形成されている。傾斜部39は、後述するように、リテーナ71に形成された端子係止片74を上方に曲げる機能を有する。傾斜部39は、電源ケーブル2用の端子51を収容する端子収容部23の下方に位置し、端子保持部16の下壁部18の上面に形成されている。
傾斜部39の上面には、前方に向かうに従って上方に傾斜する傾斜面40が形成されている。傾斜面40の傾斜は緩やかである。また、傾斜面40は、前方に向かうに従って傾斜角度が漸次増加するように湾曲している。
また、傾斜部39は、リテーナ収容部30の前部に配置されている。すなわち、端子保持部16の下壁部18は、リテーナ収容部30の後部では傾斜していない。下壁部18は、リテーナ収容部30の前後方向中間部、例えばランス32の後端部(支持点P)の下方の位置で上方に傾斜し始める。そして、下壁部18は、リテーナ収容部30の前部、例えばランス32の前端部(凸状部33)の下方の位置で最も高くなる。このように、傾斜部39は、リテーナ収容部30の右部の前後方向中間部から前部にかけての領域に存在している。例えば、傾斜部39が存在している領域は、ランス32が存在している領域と対応している。
また、図6に示すように、リテーナ収容部30内において、傾斜部39に対応する部分には案内部41が形成されている。案内部41は、後述するように、リテーナ71の端子係止片74の前端部を、ランス32の凸状部33の下方、すなわち、端子収容部23に収容された端子51のリテーナ当接部62が配置された位置に案内する機能を有する。案内部41は、傾斜部39の左側において隔壁部21から右方に張り出した部分と、傾斜部39の右側において右壁部20から左方に張り出した部分により形成されている。案内部41が形成されることにより、傾斜面40の左右方向の寸法は、端子収容部23の左右方向の寸法(隔壁部21の右面から右壁部20の左面との間隔)よりも小さくなっている。
また、図6に示すように、端子保持部16の下壁部18において、リテーナ収容部30の左部に臨む部分、すなわち、下壁部18の上面において、信号ケーブル3用の端子65を収容する端子収容部26の下方に位置する部分には、後述するリテーナ71の各端子支持片78を位置決めするための位置決め部42が形成されている。
また、図2に示すように、端子保持部16の下壁部18の後部には、リテーナ係止部43が形成されている。リテーナ係止部43は、リテーナ71をリテーナ収容部30に係止し、固定する機能を有する。すなわち、端子保持部16の下壁部18の後部には、左、右の2箇所に切込み44が形成されており、これら切込み44に挟まれた部分がリテーナ係止部43である。両側の切込み44により、リテーナ係止部43は上下方向に弾性変形することができる。また、リテーナ係止部43には、後述するリテーナ71に形成されたリテーナ固定部79を係止する係止孔45が形成されている。
図7は電源ケーブル用の端子51を示している。すなわち、図7(1)は端子51を後方の右上から見た図であり、図7(2)は端子51を後方の右下から見た図であり、図7(3)は図7(1)中の矢示VII−VII方向から見た断面図である。
端子51は、例えば銅、銅合金、アルミニウム等の金属材料または導電材料により形成されている。端子51の前部には、コネクタ嵌合部12に嵌合された相手方コネクタの端子と接触するピン状の接触部52が形成されている。また、端子51の後部には、電源ケーブル2の先端と端子51とを接続するケーブル接続部53が形成されている。ケーブル接続部53は、電源ケーブル2の先端をかしめることにより、ケーブル2の先端を端子51の後部に固定する。
また、端子51において、接触部52とケーブル接続部53との間には端子固定部54が形成されている。端子固定部54は、端子51を端子収容部23に固定する機能を有する。端子固定部54は、上板部55、左板部56、右板部57および下板部58を有する。
端子固定部54の上板部55には、当該上板部55を上下方向に貫通する貫通孔59が形成されている。貫通孔59には、後述するようにランス32の凸状部33が挿入される。貫通孔59は、端子収容部23内に挿入された端子51を位置決めする機能と、後述する空間60を形成する機能を有する。
また、下板部58の後端の位置は、上下方向において貫通孔59に対応する位置に設定されており、これにより、端子固定部54には、貫通孔59を介して端子51を上下方向に貫く空間60が形成されている。この空間60は、後述するように、ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部とを互いに接近、接触させる空間となる。
また、左板部56および右板部57のそれぞれの後部は、空間60の左右両側を仕切っている。これらの後部は、ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部とが接近する際に、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部の移動方向を規制し、後述するように、端子51が後方に引っ張られたときに、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とを確実に接触させる機能を有する。
また、上板部55にはランス当接部61が形成されている。ランス当接部61は、後述するように、ランス32の凸状部33の前端と当接し、ランス32により端子51を係止する構造を形成する。ランス当接部61の位置は、上下方向において、貫通孔59に対応する位置、または貫通孔59の前方に設定することが望ましい。本実施形態において、ランス当接部61の位置は貫通孔59の前方に設定されている。すなわち、貫通孔59の周縁の前部の後方を向いた端面がランス当接部61に当たる。なお、ランス当接部61は第1の当接部の具体例である。
また、図7(2)に示すように、ランス32の下板部58にはリテーナ当接部62が形成されている。リテーナ当接部62は、後述するように、リテーナ71の右部に形成された端子係止片74の前端部と当接し、リテーナ71により端子51を係止する構造を形成する。本実施形態において、リテーナ当接部62は、下板部58の後端部を上方に折り曲げることにより形成されている。すなわち、下板部58の後端部の上方に折れ曲がった部分の後方を向いた表面がリテーナ当接部62である。
また、リテーナ当接部62は、ランス当接部61のほぼ下方に配置されている。また、リテーナ当接部62の位置は、上下方向において、貫通孔59に対応する位置、貫通孔59の前方、またはランス当接部61に対応する位置に設定することが望ましい。本実施形態において、図7(3)に示すように、リテーナ当接部62の位置は、上下方向において貫通孔59に対応する位置に設定されている。また、端子51が端子収容部23に完全に収容された状態では、リテーナ当接部62が、傾斜部39の頂上部に対応する位置に配置される(図9参照)。なお、リテーナ当接部62は第2の当接部の具体例である。
一方、図3に示すように、信号ケーブル用の端子65は、その前部には相手方コネクタの端子が嵌合する端子嵌合部66が設けられ、後部には信号ケーブル3を接続するケーブル接続部67が設けられている。また、端子嵌合部66とケーブル接続部67との間には、ランス35により係止されるランス係止部68、およびリテーナ71の端子支持片78により支持される当接端面69が形成されている。
図8はリテーナ71を示している。すなわち、図8(1)はリテーナ71を後方の右上から見た図であり、図8(2)はリテーナ71を後方の右下から見た図であり、図8(3)は図8(1)中の矢示VIII−VIII方向から見たリテーナ71の断面図である。
図8(1)に示すように、リテーナ71は、端子収容部23、26に収容された端子51、65を端子収容部23、26内において位置決めすると共に、これら端子51、65を端子収容部23、26内に係止し、保持する部材である。リテーナ71は、樹脂等の絶縁材料により形成されている。
リテーナ71は、端子収容部23に収容された端子51の位置決めおよび保持を行う部分であるリテーナ右部72と、端子収容部26に収容された端子65の位置決めおよび保持を行う部分であるリテーナ左部76とを備えている。
リテーナ右部72は、上面視略四角形の板状に形成されたリテーナ基部73を備えている。リテーナ基部73には端子係止片74が設けられている。端子係止片74は、電源ケーブル2用の端子51を係止する機能を有する。端子係止片74はリテーナ基部73と一体形成されている。端子係止片74は、前後方向に伸長し、後端部がリテーナ基部73の前部に支持点R(図8(3)参照)で支持され、前端部が自由端となっている。
端子係止片74は、リテーナ71がリテーナ収容部30に挿入される前は、図8(3)に示すように、前後方向に直線状に伸長している。すなわち、リテーナ基部73および端子係止片74はいずれも、前後左右方向に拡がる同一の平面内を前後方向に伸長している。また、端子係止片74は、リテーナ71がリテーナ収容部30に挿入されたときには、端子保持部16の下壁部18に形成された傾斜部39の傾斜面40に押され、上方に曲がる(図10参照)。具体的には、端子係止片74の後端(支持点R)から前端にかけての部分が傾斜面40の湾曲に沿って湾曲する。
また、図10に示すように、端子係止片74の前後方向の寸法は、リテーナ71がリテーナ収容部30に収容されて傾斜面40により上方に湾曲した状態で、端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62に当接するように設定されている。また、図8(1)に示すように、端子係止片74の左右方向の寸法は、リテーナ基部73の左右方向の寸法よりも小さく設定されている。また、リテーナ基部73と端子係止片74との境界部分(側面視で支持点Rに対応する部分)であって端子係止片74の左右両側には段部75が形成されている。各段部75は、リテーナ71がリテーナ収容部30に収容されたときに案内部41の後端部に当接する。
また、リテーナ基部73の上下方向の寸法(厚さ寸法)は、端子51を端子収容部23に収容した状態で、端子51の後部の下面と、端子保持部16の下壁部18の上面との間に形成される間隙の上下方向の寸法A(図9参照)とほぼ等しい。
一方、リテーナ左部76は、上面視略四角形の板状に形成されたリテーナ基部77を備えている。リテーナ基部77には一対の端子支持片78が一体形成されている。各端子支持片78は、信号ケーブル3用の端子65を支持する機能を有する。各端子支持片78は前後方向に伸長しており、リテーナ71がリテーナ収容部30に収容されたとき、各端子支持片78の前端部が、端子保持部16の下壁部18に形成された位置決め部42(図6参照)に当接すると共に、端子65に形成された当接端面69(図3参照)に当接する。
また、図8(2)に示すように、リテーナ71の下部にはリテーナ固定部79が設けられている。リテーナ固定部79は、リテーナ71をリテーナ収容部30内に固定する機能を有する。リテーナ固定部79は、リテーナ71の後部の下面において左右方向中間部に配置され、リテーナ右部72のリテーナ基部73の下面とリテーナ左部76のリテーナ基部77の下面とに亘るように形成されている。また、リテーナ固定部79はリテーナ71の下面から下方に突出している。リテーナ固定部79は、リテーナ係止部43の係止孔45と係合する。これにより、リテーナ71がリテーナ収容部30に固定される。
また、リテーナ71の後端部には引出部80が設けられている。引出部80は、リテーナ71がリテーナ収容部30に挿入されたときに、端子保持部16の後端部よりも後方に位置し、挿入口から後方にはみ出す。ハウジング11から端子51、65を外す際には、まず、工具を用いてリテーナ係止部43を下方に押し動かしてリテーナ固定部79を係止孔45から外しつつ、引出部80に指先または工具を引っ掛けて引出部80を後方に引き出す。これにより、リテーナ71をリテーナ収容部30から外すことができる。次に、工具を用いてランス32の前端部を持ち上げることにより端子51を外すことができ、また、工具を用いてランス35の前端部を持ち上げることにより端子65を外すことができる。
図9はハウジング11に端子51を挿入した状態を示している。図10はハウジング11にリテーナ71を挿入した状態を示している。端子51、65をハウジング11に取り付ける際には、まず、図9に示すように、端子51、65を端子収容部23、26に挿入し、次に、図10に示すように、リテーナ71をリテーナ収容部30に挿入する。以下、端子51、65のハウジング11への取付について、詳しく説明する。
まず、作業者は、端子51のケーブル接続部53に電源ケーブル2の先端を接続する。また、作業者は、端子65に信号ケーブル3の先端を接続する。なお、図9ないし図11では、電源ケーブル2および信号ケーブル3の図示を省略している。
続いて、作業者は、端子51の接触部52をハウジング11の後方から挿入口22へ挿入する。続いて、作業者は端子51を端子収容部23内の奥へ押し込む。これにより、端子51が端子収容部23内を前方へ移動していく。この間、ランス32の凸状部33が端子固定部54の上壁部17に押されて、上方に移動する。
端子51が端子収容部23に完全に挿入されたとき、図9に示すように、端子51の接触部52が挿通孔24に挿入されてコネクタ嵌合部12内に至る。また、このとき、端子51の貫通孔59がランス32の凸状部33に対向する位置に至ってランス32の凸状部33が貫通孔59に上方から入り込む。ランス32の凸状部33が貫通孔59に入り込むことにより、端子51が端子収容部23内において位置決めされる。また、端子51が端子収容部23に完全に挿入されたとき、端子51のリテーナ当接部62が傾斜部39の頂上部に対応する位置に配置される。
次に、作業者は、端子65を挿入口25へ挿入し、端子収容部26の奥へ押し込む。端子65が端子収容部26へ完全に挿入されると、端子65がランス35により支持される。このとき、端子51、65は、それぞれランス32、35によって係止された状態となる。
次に、作業者は、リテーナ71の前端部を、ハウジング11の後方から、挿入口22および挿入口25が連結した部分へ挿入する。ここで、端子51、65が端子収容部23、26に収容された状態では、端子51、65のそれぞれの後部の下面と、端子保持部16の下壁部18の上面との間には、上下方向において寸法Aを有する空間が形成されている。この空間がリテーナ収容部30の入口である。また、挿入口22および挿入口25の連結した部分はこの入口に対応している。
次に、作業者は、リテーナ71をリテーナ収容部30内の奥へ押し込む。ここで、リテーナ右部72の端子係止片74は、リテーナ71がリテーナ収容部30に挿入される前は前後方向に直線状に伸長しているので、挿入口22および挿入口25の連結した部分に挿入されたリテーナ71は、抵抗なく円滑に、リテーナ収容部30の奥に向かって前方へ移動することができる。
リテーナ71がリテーナ収容部30内を前方に向かって進み、リテーナ71の端子係止片74の前端部がリテーナ収容部30の前後方向中間部を通過すると、端子係止片74が傾斜部39の傾斜面40上を移動するようになる。端子係止片74が傾斜面40上を移動する間、端子係止片74は傾斜面40に押され、傾斜面40に沿って上方へ湾曲していく。
すなわち、リテーナ収容部30の入口部分の空間は、端子収容部23に収容された端子51の後部と端子保持部16の下壁部18とに挟まれた、上下方向に小さい空間である。そして、リテーナ右部72のリテーナ基部73は、リテーナ収容部30の入口部分において、端子51の後部と端子保持部16の下壁部18との間に挟持されており、上下方向に移動することができない状態となっている。これに対し、リテーナ収容部30の奥側の空間は、リテーナ収容部30の入口部分の空間よりも上方に拡張している。これにより、端子係止片74は傾斜面40に沿って上方に移動することができる。そして、リテーナ基部73が上下方向に移動できない状態であるため、端子係止片74は傾斜面40に押されることにより、図10に示すように支持点Rから上方へ曲がり始める。また、このとき、端子係止片74は案内部41により左右方向に挟持され、端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62に至るように、左右方向の移動方向が規制される。
そして、リテーナ71がリテーナ収容部30に完全に挿入されたとき、図10に示すように、リテーナ右部72の端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62に当接し、リテーナ右部72の段部75が案内部41の後端部に当接する。一方、これと同時に、リテーナ左部76の各端子支持片78が、端子保持部16の下壁部18に形成された位置決め部42(図6参照)に当接すると共に、端子65に形成された当接端面69(図3参照)に当接する。さらに、リテーナ固定部79がリテーナ係止部43の係止孔45に係合する(図2参照)。
このように、端子51を端子収容部23に完全に挿入し、かつリテーナ71をリテーナ収容部30に完全に挿入することにより、端子51は、ランス32の凸状部33と、リテーナ71の端子係止片74の前端部とにより二重に係止される。すなわち、ランス32の凸状部33による端子51の係止は、凸状部33の前端がランス当接部61に当接することにより実現される。また、リテーナ71の端子係止片74の前端部による端子51の係止は、リテーナ収容部30内に固定されたリテーナ71の端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62に当接することにより実現される。ハウジング11に取り付けられた端子51は、ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部による二重係止により、ハウジング11に保持され、端子51のハウジング11からの抜け止めが実現される。
図11はハウジング11に取り付けられた端子51がハウジング11に対して後方に引っ張られた状態を示している。本発明の実施形態による電気コネクタ1においては、図11に示すように、端子51が後方に引っ張られたときに、ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部とが互いに接触する。これにより、端子51がハウジング11から抜けないように端子51をハウジング11内に保持する力、すなわち、端子保持力を高めることができる。
これにつき詳しく説明する。ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部とは、貫通孔59および空間60を介して上下方向に対向している。端子51が後方に引っ張られていないときには、図10に示すように、ランス32は前後方向に直線状に伸長し、傾斜していない。また、ランス32の凸状部33は、端子51の端子固定部54の貫通孔59に上方から入り込んでおり、凸状部33の前端がランス当接部61に当接している。また、この状態において、凸状部33とランス当接部61との当接点Qは、ランス32の支持点Pよりも下方に位置している。
また、端子51が後方に引っ張られていないときには、リテーナ71の端子係止片74は傾斜面40に沿って上方に湾曲している。また、端子係止片74の前端部は、端子51の端子係止片74の空間60に下方から入り込んでおり、端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62に当接している。また、この状態において、端子係止片74の前端部とリテーナ当接部62との当接点Sは、端子係止片74の支持点Rよりも上方に位置している。また、この状態では、ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部とが互いに離間している。
端子51が後方に引っ張られると、端子51がハウジング11に対して後方に移動しようとし、ランス32の凸状部33の前端がランス当接部61により後方に押される。ランス32は上下方向に弾性変形可能であり、当接点Qは支持点Pよりも下方に位置しており、凸状部33の下方には貫通孔59を介して空間60が存在するので、凸状部33がランス当接部61により後方に押されると、ランス32がわずかに湾曲し、凸状部33が貫通孔59にさらに入り込むように、下方へ移動する。
また、端子51が後方に引っ張られ、端子51がハウジング11に対して後方に移動しようとすると、リテーナ71の端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62により後方に押される。端子係止片74は上下方向に弾性変形可能であり、当接点Sは支持点Rよりも上方に位置しており、端子係止片74の前端部の上方には空間60が存在するので、端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62により後方に押されると、端子係止片74の湾曲の程度がわずかに大きくなり、端子係止片74の前端部が上方へ移動する。
このとき、端子係止片74はリテーナ71がリテーナ収容部30に収容された直後から傾斜面40に沿って上方へ湾曲しているので上方へ曲がり易い。また、端子係止片74の左右方向の寸法は、リテーナ基部73の左右方向の寸法よりも小さいので、上方へ曲がり易い。さらに、傾斜面40は前方に向かうに従って傾斜角度が漸次増加するように湾曲しているので、上方へ湾曲し易い。この結果、端子係止片74の前端部がリテーナ当接部62により後方に押されたことに応じ、端子係止片74は確実に上方へ曲がり、端子係止片74の前端部は上方へ円滑に移動する。
このように、端子51が後方に引っ張られることにより、ランス32の凸状部33が下方へ移動し、リテーナ71の端子係止片74の前端部が上方へ移動する結果、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とが互いに接近する。そして、端子51が後方に引っ張られる力の大きさが所定の大きさに達したとき、図11に示すように、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とが互いに接触する。
ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とが互いに接触すると、ランス32の凸状部33は、端子係止片74の前端部に押さえられ、それ以上下方へ移動することができなくなる。この結果、ランス32はそれ以上湾曲することが極めて困難になる。また、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とが互いに接触すると、端子係止片74の前端部は、ランス32の凸状部33に押さえられ、それ以上上方へ移動することができなくなる。この結果、端子係止片74はそれ以上湾曲することが極めて困難になる。
ここで、上述した従来技術による電気コネクタのように、ランスの全体の湾曲の程度が大きくなると、端子が後方に引っ張られる力に対してランスの強度が急激に低下し、ランスが、図12(3)に示すように折れ曲がり、ランスによる端子の係止が解除されてしまうおそれがある。これに対し、本発明の実施形態による電気コネクタ1では、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部との接触により、ランス32および端子係止片74の双方の湾曲がそれぞれ制限されるので、端子51が後方に引っ張られる力に対してランス32および端子係止片74の双方の強度が急激に低下することを阻止することができる。したがって、ランス32および端子係止片74による端子51の係止を維持することができ、端子保持力を高めることができる。
また、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とが互いに接触することにより、後方に引っ張られる端子が、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部と接触点T、支持点Pおよび支持点Rからなる三角形の支持構造が形成されるので、後方に引っ張られる端子51を支持する強度が高まる。これにより、端子保持力を高めることができる。
以上説明した通り、本発明の実施形態による電気コネクタ1によれば、ランス32および端子係止片74との二重係止構造による端子保持力を高めることができる。
また、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部との接触により、ランス32および端子係止片74の湾曲を制限することができるので、二重係止構造を構成する各個の係止片、すなわち、ランス32および端子係止片74のそれぞれの強度を高めなくても、二重係止構造による端子保持力を高めることができる。したがって、ランス32および端子係止片74のそれぞれの左右方向の寸法、または上下方向の寸法を大きくしなくても、あるいは、ランス32および端子係止片74のそれぞれを形成する材料をより剛性の高い材料に変更しなくても、二重係止構造による端子保持力を高めることができる。よって、高い端子保持力を実現しつつ、電気コネクタ1の小型化または軽量化を図ることができる。
また、本発明の実施形態による電気コネクタ1によれば、リテーナ71の端子係止片74を、リテーナ71をリテーナ収容部30に挿入する前は直線状とし、リテーナ71をリテーナ収容部30に挿入したときに、傾斜面40に押されて曲がる構成としたから、リテーナ収容部30を上下方向に小さくすることができる。したがって、電気コネクタ1の小型化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、端子保持部16の下壁部18において、その前後方向中間部から前端部に向かって上昇する傾斜面40を有する傾斜部39を設ける場合を例にあげたが、傾斜部39の形状はこれに限定されない。例えば、傾斜を開始する位置を前方にずらしてもよい。また、上述した実施形態では、傾斜面40の形状を、前方に向かうに従って傾斜角度が漸次増加するように湾曲する形状としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、傾斜面の形状を、一定の傾斜角度で直線状に上昇する形状としてもよい。
また、上述した実施形態においては、コネクタ嵌合部12が前後方向に伸長し、コネクタ嵌合口13が前方に開口している場合を例にあげたが、コネクタ嵌合部の形状や、コネクタ嵌合口の開口方向はこれに限定されない。例えば、コネクタ嵌合部が途中で上、下、左または右に屈曲してもよく、コネクタ嵌合口の開口方向が上方、下方、左方または右方であってもよい。また、端子は雄型でもよいし、雌型でもよい。また、リテーナ係止部43は、端子保持部16の下壁部18ではなく、側壁部に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、端子保持部16内に傾斜部39を設け、リテーナ71をリテーナ収容部30に挿入したときにリテーナ71の端子係止片74を上方に曲げる場合を例にあげたが、本発明の態様によっては、リテーナ71をリテーナ収容部30に挿入する前の段階で、リテーナ71の端子係止片74を予め上方に曲げておき、傾斜部39を廃止してもよい。リテーナ71の端子係止片74を予め上方に曲げる場合、端子係止片74をその前後方向中間部から前端部にかけて上方へ緩やかに湾曲させてもよいし、端子係止片74の前端部分のみを90度または90度に近い角度、上方に屈曲させてもよい。また、端子係止片74を曲げずに、端子係止片74の前端部に上方へ突出する凸状部を形成してもよい。また、このように端子係止片74を予め曲げ、または端子係止片74に凸状部を形成した場合でも、端子51が後方に引っ張られたときに端子係止片74の前端部を上方に移動させるために、端子係止片74の前端とリテーナ当接部62との当接点が端子係止片74の支持点R(図10参照)よりも上方となるようにすることが望ましい。このような構成によれば、電気コネクタの上下方向の寸法が大きくなるおそれがあるが、二重係止構造による端子保持力を高める効果は得ることができる。
また、上述した実施形態では、端子51が後方に引っ張られていないときには、ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部とが互いに離間しており、一方、端子51が後方に引っ張られたときに、ランス32の凸状部33が下方へ移動し、かつ端子係止片74の前端部が上方へ移動し、この結果、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とが互いに接近する場合を例にあげた。しかし、本発明はこれに限らない。端子51が後方に引っ張られたときに、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部との双方が移動するのではなく、いずれか一方が移動することによって、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部との間の距離を短くしていき、これにより、ランス32の凸状部33と端子係止片74の前端部とが互いに接近する動作を実現してもよい。
また、上述した実施形態では、ランス32の凸状部33とリテーナ71の端子係止片74の前端部とを互いに接触させることにより二重係止構造による端子保持力を高める構造を、単芯の電源ケーブル2用の端子51の保持に適用する場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。本発明は、同軸ケーブル用の端子等の他のタイプの端子の保持にも適用することができ、信号伝送用の端子等の他の用途の端子の保持にも適用することができる。また、上述した実施形態では、単一のハウジング11に2つの端子を保持するタイプの電気コネクタ1に本発明を適用する場合を例にあげたが、本発明は、単一のハウジングに単一の端子を保持するタイプの電気コネクタや、単一のハウジングに3つ以上の端子を保持するタイプの電気コネクタにも適用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気コネクタもまた本発明の技術思想に含まれる。
1 電気コネクタ
2 電源ケーブル
3 信号ケーブル
11 ハウジング
12 コネクタ嵌合部(嵌合部)
13 コネクタ嵌合口(嵌合口)
16 端子保持部
22 挿入口
23 端子収容部
30 リテーナ収容部
32 ランス(第1の端子係止片)
33 凸状部
39 傾斜部
40 傾斜面
43 リテーナ係止部
45 係止孔
51 端子
52 接触部
53 ケーブル接続部
54 端子固定部
59 貫通孔
60 空間
61 ランス当接部(第1の当接部)
62 リテーナ当接部(第2の当接部)
71 リテーナ
72 リテーナ右部
73 リテーナ基部
74 端子係止片(第2の端子係止片)
79 リテーナ固定部

Claims (6)

  1. ハウジング、端子およびリテーナを備えた電気コネクタであって、
    前記ハウジングは、当該ハウジングの前部に形成され、相手方コネクタと嵌合する嵌合部と、当該ハウジングの後部に形成され、前記端子を保持する筒状の端子保持部とを備え、
    前記端子保持部は、当該端子保持部内の上部に形成され、前記端子を収容する端子収容部と、当該端子保持部内の下部に形成され、前記リテーナを収容するリテーナ収容部と、前後方向に伸長し、後端部が当該端子保持部の上壁部に支持され、前端部が自由端となり、前記前端部には下向きに突出する凸状部が形成され、前記端子収容部に収容された前記端子を係止する第1の端子係止片と、当該端子保持部の下壁部または側壁部に設けられ、前記リテーナ収容部に収容された前記リテーナを係止するリテーナ係止部とを備え、
    前記リテーナは、リテーナ基部と、前記リテーナ基部に設けられ、前記リテーナ係止部に係止されることにより当該リテーナを前記リテーナ収容部内に固定するリテーナ固定部と、前後方向に伸長し、後端部が前記リテーナ基部に支持され、前端部が自由端となり、前記端子収容部に収容された前記端子を係止する第2の端子係止片とを備え、
    前記端子は、当該端子の前部に形成され、前記相手方コネクタの端子と接触する接触部と、当該端子の後部に形成され、ケーブルの端部を接続するケーブル接続部と、前記接触部と前記ケーブル接続部との間に形成され、当該端子を前記端子収容部に固定する端子固定部とを備え、
    前記端子固定部は、上下方向に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に対応する位置または前記貫通孔の前方に配置され、前記第1の端子係止片の凸状部の前端に当接する第1の当接部と、前記貫通孔に対応する位置または前記貫通孔の前方に配置され、前記第2の端子係止片の前端部に当接する第2の当接部とを備え、
    前記第1の端子係止片の凸状部と前記第2の端子係止片の前端部とは前記貫通孔を介して上下方向に互いに対向しており、前記端子収容部に収容された前記端子が後方に引っ張られたときに、前記第1の端子係止片の凸状部と前記第2の端子係止片の前端部とが互いに接近した後、前記貫通孔を介して互いに接触することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記端子保持部の下壁部において前記リテーナ収容部に臨む部分には、前方に向かうに従って上方に傾斜する傾斜面を有する傾斜部が設けられ、
    前記第2の端子係止片は、前記リテーナ収容部に挿入される前は前後方向に直線状に伸長しており、前記端子保持部の後方から前記リテーナ収容部に挿入されたときに、前記傾斜部の傾斜面に沿って上方に曲がることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記傾斜部の傾斜面は前方に向かうに従って傾斜角度が漸次増加するように湾曲していることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第2の端子係止片の左右方向の寸法は、前記リテーナ基部の左右方向の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項2または3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記端子が前記端子収容部に完全に収容された状態では、前記第2の当接部が、前記傾斜部の頂上部に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の電気コネクタ。
  6. 前記貫通孔は前記端子固定部の上部に形成され、前記第1の端子係止片の凸状部は、前記端子が後方に引っ張られていないときでも、前記端子収容部に収容された前記端子の端子固定部の貫通孔に入り込んでいることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電気コネクタ。
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