JP3966513B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラケット取付型のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車においてインストルメントパネルなどのモジュールをボディに組み付ける場合、組付け工数を減らすために、モジュールの組付けに伴なってモジュールに設けた可動側コネクタを、ボディ側に装着した待受側コネクタに対して嵌合させる構造が採られる。
ここで、待受側コネクタはブラケットによりボディに取り付けられる。具体的には、ボディから板状をなすブラケットが突設される一方、コネクタハウジングの外面にはレール状をなす挿入路が形成され、挿入路がブラケットに挿入されて所定位置まで差し込まれると、挿入路に設けられたロック突部がブラケットに開口されたロック孔に嵌って係止されることで、待受側コネクタが抜け止め状態に取り付けられるようになっている。
なお、この種のブラケット取付型のコネクタは、特許文献1等に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
実開平1−130282号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでメンテナンス等においては、待受側コネクタをボディから外す必要があり、従来では、ロック突部を押してブラケットや挿入路(レール)を撓ませつつロック孔から外し、ブラケットから引き抜くようにしていた。しかしながら、ブラケットの配設位置によっては、目視できなくて手探りの作業となったり、手を入れるスペースが狭くて取り外し作業がきわめてやり難い場合があり、その改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、コネクタをブラケットから外す作業を能率良く行うところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明のコネクタは、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングを備え、一方のコネクタハウジングの後面側には、電線の導出通路の形成等を図るべくカバーがこの一方のコネクタハウジングに接離する方向の移動可能に装着されるとともに、ブラケットが挿入される挿入路が前記カバーよりも後方に突出した位置に固設されて、前記カバーとブラケットとの対向面に互いに係止可能なロック部が設けられ、かつ、前記一方のコネクタハウジングと前記カバーとにはそれぞれ独立したフォロワピンが設けられて、他方のコネクタハウジングに、前記各フォロワピンと係合可能なカム溝を設けたレバーが回動可能に軸支されており、前記カバーは常には前記一方のコネクタハウジングの後面に対してこの一方のコネクタハウジングから離間した位置に装着され、前記レバーを回動操作することに伴う対応するカム溝とフォロワピンとの間のカム作用により、前記一方のコネクタハウジングが前記カバーともども前記他方のコネクタハウジングに対して嵌合または離脱されるとともに、前記離脱操作の終盤では、前記カバーの離脱量の方が前記一方のコネクタハウジングの離脱量よりも小さくなるように設定されているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記両フォロワピンが一体的に合体可能となっているとともに、前記カム溝は、合体された両フォロワピンを嵌合可能な単一状に形成されており、かつ前記カム溝のうちで離脱動作の終盤に対応する領域には異なった形状のカム面が2面形成されて、各カム面に前記各フォロワピンが個別に係合するようになっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記カバーを前記一方のコネクタハウジングに対して接近した位置と離間した位置とにそれぞれ保持可能な保持手段が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
レバーを回動して一方のコネクタハウジングをカバーともども他方のコネクタハウジングから離脱させると、その離脱操作の終盤では、一方のコネクタハウジングよりもカバーの方が離脱量が小さいために、カバーは一方のコネクタハウジングの後面に接近した位置に移動し、言い換えるとカバーがブラケットから間隔を広げるように離間するから、ロック部同士の係止が解除される。そのため、他方のコネクタハウジングが外された後には、一方のコネクタハウジングがブラケットに対してロックが解除された状態で挿入されているだけであるから、続いて一方のコネクタハウジングを挿入方向と反対方向に引っ張ることでブラケットから外すことができる。
レバーにより両コネクタハウジングの離脱操作を行うことに伴ってブラケットに対するロック解除が併せて行われ、引き続いてコネクタハウジングを引っ張ることで簡単にブラケットから外すことができる。しかも、ロック解除もレバーによるカム作用を利用していることになるから、小さな操作力で対応できる。
【0008】
<請求項2の発明>
両フォロワピンを合体可能とするとともに、カム溝を共通の単一状として必要部分のみを異なるカム面に分けた構造としたから、構造が簡単となり、ひいては小型化を図ることができる。
<請求項3の発明>
カバーは必要に応じて、一方のコネクタハウジングに対して接近した位置と離間した位置とにそれぞれ保持される。ロック機能及びロック解除機能をより確実に果たすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
この実施形態では待ち受け型式のコネクタを例示しており、図1及び図2に示すように、自動車のインストルメントパネルなどのモジュールに可動側コネクタ20が装着される一方、ボディ側にブラケット10を介して待受側コネクタ40が設けられ、モジュールをボディに組み付けることに伴い、可動側コネクタ20が待受側コネクタ40に嵌合されるようになっている。
なお以下では、両コネクタ20,40について、嵌合面側を前方として説明する。
【0010】
可動側コネクタ20は雄側のコネクタであって、前方に開口する角型のフード部22を有する雄ハウジング21内に、雄端子(図示せず)が後方から挿入されて収容されるとともに、雄ハウジング21の後面には電線カバー23が装着されて、後面から引き出された電線群をまとめて所定方向(下方向)に導出案内するようになっている。フード部22の開口縁には、前方に向かってテーパ状に拡がる誘導部25が形成され、後記する待受側コネクタ40の雌ハウジング41をフード部22内に嵌合する際に、雌ハウジング41の前面の外周部を当接させることでいわゆる芯出しができるようになっている。
【0011】
雄ハウジング21の外周には、方形状をなすフレーム27が前後方向の移動可能に嵌装されているとともに、雄ハウジング21の左右の側面には、一対のレバー30が軸31を中心として回動可能に支持されている。両レバー30は、図5に示すように左右で対称姿勢をなし、それぞれの前端側には、詳しくは後記するように、待受側コネクタ40のフォロワピン60,61と係合可能なカム溝32が形成されているとともに、後端側には補助フォロワピン33が立てられて、フレーム27に形成された補助カム溝28と係合されている。
【0012】
ここで、レバー30の軸31から後端の補助フォロワピン33までの距離は、同軸31からカム溝32までの最大距離よりも大きく設定されているため、雄ハウジング21がフレーム27に対して前後方向に相対移動する際には、レバー30における後端側の補助フォロワピン33とフレーム27の補助カム溝28との係合により、レバー30に対して軸31を中心とした大きなモーメントが発生し、このモーメントにより、レバー30のカム溝32に係合されている待受側コネクタ40のフォロワピン60,61に対して、嵌合方向に沿った大きな押し引き力が付与されるようになっている。
【0013】
フレーム27は、詳しくは図示しないがモジュールの取付開口に取り付けられており、フレーム27の左右の側面に形成されたガイド溝29に、取付開口の左右の側縁が嵌められることで、フレーム27並びに雄ハウジング21は、モジュールの取付開口内において、図1の上下方向の移動可能に支持されている。
なお、雄ハウジング21、電線カバー23、フレーム27及びレバー30は、いずれも合成樹脂製である。
【0014】
待受側コネクタ40は雌側のコネクタであって、図3及び図4にも示すように、上記した雄ハウジング21のフード部22内に嵌合可能なブロック状をなす合成樹脂製の雌ハウジング41と、この雌ハウジング41の後面側に被着される同じく合成樹脂製の電線カバー42とから構成されている。
雌ハウジング41内には、雌端子(図示せず)が後方から挿入されて収容され、一方電線カバー42は、雌ハウジング41の後面から引き出された電線群をまとめて所定方向(下方向)に導出案内するように機能する。
【0015】
この待受側コネクタ40は、ブラケット10を介してボディに対して予め取り付け可能とされている。ブラケット10は合成樹脂板または金属板製であって、例えば細長いクランク状に形成され、その基端側がボディに固定されているとともに、先端側が、図1の鎖線に示すように、ボディの表面から所定寸法浮いた状態で左右方向に延出して配されている。
雌ハウジング41の後面における左右の側縁からは、上下2本ずつの計4本の脚片44が突設され、各脚片44の突出端には、それぞれ左右方向を向いた短寸のガイドレール45が上下に対向するようにして形成されており、各ガイドレール45にわたって上記したブラケット10が挿入可能とされ、すなわちブラケット10の挿入路46が構成されている。
【0016】
電線カバー42の左右の側面には、雌ハウジング41の左右の側面を挟持する一対の挟持板48が前方に向けて突設されているとともに、各挟持板48の付け根側の上下両側には、枠状をなす弾性係止片49がそれぞれ形成されている。したがって電線カバー42は、各弾性係止片49を脚片44の内面に沿って摺動させ、また両挟持板48で雌ハウジング41の左右の側面を挟持しつつ、雌ハウジング41の後面に被着可能となっている。
【0017】
上記した各脚片44の左右方向に対向する面の付け根側には、弾性係止片49に係止可能な係止突部51,52が前後に2個ずつ形成されている。背面から見て手前側が第1係止突部51、奥側が第2係止突部52であって、両係止突部51,52は、前面側が切り立った係止面53Aで、後面側がテーパ状のガイド面53Bとなっている。
上記のように電線カバー42が雌ハウジング41の後面に装着されると、まず図6に示すように、弾性係止片49が第1係止突部51と第2係止突部52との間に嵌まって、雌ハウジング41の後面から所定寸法浮いた状態に保持される。これが電線カバー42の離間位置となる。さらに、電線カバー42が押し込まれて雌ハウジング41の後面に当たると、図8に示すように、弾性係止片49が第2係止突部52を乗り越えてその前方に係止し、すなわち雌ハウジング41の後面に当接した状態に保持される。これが電線カバー42の接近位置となる。
【0018】
電線カバー42が上記した離間位置にあるときには、電線カバー42の背面がブラケット10の挿入路46と整合した状態となり、言い換えると電線カバー42の背面が挿入路46の底面を構成することとなる。
電線カバー42の背面にはロック突部54が、一方ブラケット10には、ロック突部54が嵌まるロック孔11がそれぞれ形成されている。
ロック突部54は平面方形状をなし、背面から見た左側にテーパ状のガイド面55が形成され、右側に切り立った係止面56が形成されている。ロック孔11も方形状に形成され、背面から見た右側の側縁が、係止面56に係止する係止縁12となっている。
【0019】
なお、ロック孔11の左右方向の寸法は、ロック突部54の同方向の寸法よりも大きく取られてクリアランスが設けられており、したがってロック突部54がロック孔11に嵌まってロックされたのちも、電線カバー42すなわち雌ハウジング41は、クリアランスの分、左右方向に移動可能となっている。
また、ロック突部54の高さ寸法は、電線カバー42が離間位置から接近位置に移動する距離よりも少し小さく設定されていて、そのため電線カバー42が接近位置に移動した際には、ロック突部54がロック孔11から前方に抜け出るようになっている(図8参照)。
【0020】
両コネクタ20,40は、レバー30の操作に伴って嵌合と離脱とが行われるようになっている。
そのため、雌ハウジング41の左右の側面には、ハウジング側フォロワピン60が突設されている。このハウジング側フォロワピン60は、下半分の半円形断面に形成されている。一方、電線カバー42の挟持板48における突出端側の下端部には、カバー側フォロワピン61が突設されている。このカバー側フォロワピン61は、上半分の半円形断面に形成されている。
【0021】
そして、電線カバー42が上記した離間位置に装着された状態では、図2に示すように、両フォロワピン60,61が円形断面をなすように上下に重なり合って合体し、上記の可動側コネクタ20に設けられたレバー30のカム溝32に揃って嵌合可能となっている。
ただし、カバー側フォロワピン61に比べてハウジング側フォロワピン60の方が背が高く形成されていて、ハウジング側フォロワピン60がカム溝32の全高にわたって嵌合されるのに対して、カバー側フォロワピン61は、カム溝32の深い側(内側)のほぼ半分の領域に嵌合されることに留められるようになっている。
【0022】
レバー30に設けられたカム溝32は概ね、入口63から奥端に向けて軸31との距離が次第に小さくなる曲線形状に形成されており、図2における上側の側面32Aが両コネクタ20,40を嵌合するためのカム面として機能し、下側の側面32Bが両コネクタ20,40を離脱するためのカム面として機能するようになっている。
ここで、上記の離脱動作を司る側の側面32Bでは、その入口63に寄った側の領域が離脱動作の終盤に対応するのであるが、図5にも示すように、その領域では深さ方向において2つのカム面65,66に分かれている。詳細には、浅い側(外側)のカム面がハウジング側カム面65で、深い側(内側)がカバー側カム面66となっていて、カバー側カム面66の方がハウジング側カム面65に比べて、入口63側に向けて軸31から離間する度合いが小さくなるような曲線形状に形成されている。
【0023】
続いて、本実施形態の作用を説明する。
待受側コネクタ40では、図1及び図2に示すように、雌ハウジング41の後面に対して電線カバー42が離間位置に装着される。このとき、電線カバー42の背面がブラケット10の挿入路46と整合した状態となり、また、ハウジング側フォロワピン60とカバー側フォロワピン61とが、両者で断面円形をなすように一体的に合体した状態となる。
この状態から待受側コネクタ40の挿入路46が、図1の矢線に示すようにブラケット10に対して差し込まれる。ブラケット10は、ロック突部54のガイド面55に沿って乗り上げつつ挿入路46に挿入され、所定量挿入されると、ロック孔11がロック突部54の位置に達してロック孔11にロック突部54が嵌合し、係止面56が係止縁12に係止することで、待受側コネクタ40がブラケット10に対して抜け止め状態に取り付けられる。
【0024】
一方の可動側コネクタ20は、図示しないモジュールに取り付けられる。モジュールがボディに組み付けられると、それに伴い可動側コネクタ20が対向した待受側コネクタ40と嵌合される。このとき、待受側コネクタ40に対して可動側コネクタ20が嵌合方向と交差する方向(上下左右方向)に位置ずれしていても、誘導部25のテーパ状の内面が雌ハウジング41の前面の外周縁に当接し、嵌合の進行に伴い、誘導部25の傾斜に従って、可動側コネクタ20が上下に、また待受側コネクタ40が左右に移動しつつ、いわゆる芯出しが行われる。
【0025】
雌ハウジング41が雄ハウジング21のフード部22内に嵌合されると、合体された両フォロワピン60,61が、レバー30のカム溝32の入口63に嵌入する。その後、両コネクタ20,40の間で嵌合抵抗が発生して、フレーム27が可動側コネクタ20に対して相対的に前方に移動すると、フレーム27の補助カム溝28と補助フォロワピン33との係合によって、図2に示されたレバー30が同図の時計回り方向に回動し、カム溝32における側面32Aと両フォロワピン60,61との係合によって、可動側コネクタ20が待受側コネクタ40に向かって引き込まれ、図6に示すように、両フォロワピン60,61がカム溝32の奥端に至ったところで、両コネクタ20,40が正規に嵌合される。
【0026】
メンテナンス等で待受側コネクタ40を取り外す必要が生じた場合は、以下のようにして行う。モジュールをボディから外すと、フレーム27が可動側コネクタ20に対して相対的に後方に移動し、これに伴いレバー30が嵌合時とは逆方向に回動し、両フォロワピン60,61がカム溝32の側面32Bで押されることによって、両コネクタ20,40が次第に離脱される。
その離脱動作の終盤に来ると、図7に示すように、ハウジング側フォロワピン60とカバー側フォロワピン61に対して、ハウジング側カム面65とカバー側カム面66とが個別に押し当てられ、ここで、カバー側カム面66の方がハウジング側カム面65に比べて、入口63側に向けて軸31から離間する度合いが小さくなるような曲線形状に形成されているから、カバー側フォロワピン61の方が、ハウジング側フォロワピン60よりも押される量が小さくて、両フォロワビン60,61が前後にずれる。言い換えると、待受側コネクタ40うちの電線カバー42の方が、雌ハウジング41よりも可動側コネクタ20からの離脱量が小さく、その結果、電線カバー42は、弾性係止片49が第1係止突部51を乗り越えつつ次第に接近位置に向けて移動する。
【0027】
レバー30が初期位置まで戻される間に、図8に示すように、電線カバー42が接近位置まで移動し、弾性係止片49が第2係止突部52に係止されることで接近位置に保持される。それに伴い、電線カバー42に設けられたロック突部54がブラケット10のロック孔11から前方に抜け出、すなわちロックが解除された状態となる。
モジュールが外されると、両フォロワピン60,61がカム溝32の入口63から抜け出つつ、可動側コネクタ20が待受側コネクタ40から外され、待受側コネクタ40の前方が開放された状態となる。上記のように待受側コネクタ40のブラケット10に対するロックは既に解除されているから、待受側コネクタ40を掴んでブラケット10に沿って挿入方向と反対方向に摺動させると、そのままブラケット10から引き抜くことができる。
【0028】
このように本実施形態によれば、モジュールの取り外しに伴うレバー30の操作により両コネクタ20,40が離脱される際に、待受側コネクタ40のブラケット10に対するロックの解除が併せて行われるから、引き続いて、待受側コネクタ40をブラケット10に対して挿入方向と反対方向に摺動させるだけで、簡単に外すことができる。しかも、ロック解除事態も、レバー30によるカム作用を利用していることになるから、小さな操作力で対応することができる。
より具体的には、雌ハウジング41と電線カバー42とに独立したフォロワピン60,61を設け、レバー30による離脱操作の終盤で曲線形状の異なるカム面65,66を個別に係合させて、ロック突部54の設けられた電線カバー42を雌ハウジング41側に接近移動させてロックを外すようになっているが、両フォロワピン60,61を合体可能とするとともに、カム溝32を共通の単一状として必要部分のみを異なるカム面65,66に分けた構造としたから、構造が簡単となり、ひいては小型化を図ることができる。
【0029】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)雌ハウジングと電線カバーとに独立したフォロワピンを設けることに対応して、レバーには各フォロワピンと係合可能なカム溝を個別に形成してもよい。
(2)上記実施形態とは逆に、ブラケット側にロック突部を、電線カバー側にロック孔を設けてもよい。
(3)本発明はモジュールをボディに取り付けることに伴ってコネクタを嵌合するものに限らず、例えばブラケットに取り付けられた待受側コネクタに対して、相手のコネクタを直接に対応させてレバー操作により嵌合する形式のものにも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る両コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図
【図2】その一部切欠側面図
【図3】待受側コネクタの分解斜視図
【図4】その一部切欠分解側面図
【図5】レバーの斜視図
【図6】両コネクタの嵌合状態の一部切欠側面図
【図7】両コネクタの離脱終盤の状態の一部切欠側面図
【図8】両コネクタの離脱完了直前の状態の一部切欠側面図
【符号の説明】
10…ブラケット
11…ロック孔(ロック部)
20…可動側コネクタ
21…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング)
30…レバー
31…軸
32…カム溝
32A,32B…(カム溝32の側面)
40…待受側コネクタ
41…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング)
42…電線カバー
44…脚片
45…ガイドレール
46…挿入路
48…挟持板
49…弾性係止片(保持手段)
51…第1係止突部(保持手段)
52…第2係止突部(保持手段)
54…ロック突部(ロック部)
60…ハウジング側フォロワピン
61…カバー側フォロワピン
65…ハウジング側カム面
66…カバー側カム面

Claims (3)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングを備え、
    一方のコネクタハウジングの後面側には、電線の導出通路の形成等を図るべくカバーがこの一方のコネクタハウジングに接離する方向の移動可能に装着されるとともに、ブラケットが挿入される挿入路が前記カバーよりも後方に突出した位置に固設されて、前記カバーとブラケットとの対向面に互いに係止可能なロック部が設けられ、
    かつ、前記一方のコネクタハウジングと前記カバーとにはそれぞれ独立したフォロワピンが設けられて、他方のコネクタハウジングに、前記各フォロワピンと係合可能なカム溝を設けたレバーが回動可能に軸支されており、
    前記カバーは常には前記一方のコネクタハウジングの後面に対してこの一方のコネクタハウジングから離間した位置に装着され、前記レバーを回動操作することに伴う対応するカム溝とフォロワピンとの間のカム作用により、前記一方のコネクタハウジングが前記カバーともども前記他方のコネクタハウジングに対して嵌合または離脱されるとともに、
    前記離脱操作の終盤では、前記カバーの離脱量の方が前記一方のコネクタハウジングの離脱量よりも小さくなるように設定されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記両フォロワピンが一体的に合体可能となっているとともに、前記カム溝は、合体された両フォロワピンを嵌合可能な単一状に形成されており、かつ前記カム溝のうちで離脱動作の終盤に対応する領域には異なった形状のカム面が2面形成されて、各カム面に前記各フォロワピンが個別に係合するようになっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記カバーを前記一方のコネクタハウジングに対して接近した位置と離間した位置とにそれぞれ保持可能な保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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