JP3855834B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レバー式コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
レバー式コネクタは、一方のハウジングに装着したレバーと相手側ハウジングとの間のカム作用を利用して、両ハウジングを嵌合させるようにしたものであり、レバー1は、一般的には図10に示すように操作部2の両端から一対のカム板部3を平行に延出したコの字状をなしている。一対のカム板部3には、それぞれ相手側ハウジングのカムピン(図示せず)を係合可能なカム溝4が厚み方向に凹んで又は貫通して形成されている。このレバー1は、カム板部3の延出方向に沿って操作されるスライド式のものであるが、この他にもハウジングに設けられた支持軸を中心として回動操作される回動式のレバーもあり、そのような回動式レバーも一般にはスライド式のものと同様に全体がコの字状をなし、その一対のカム板部にカム溝が厚み方向に凹んで又は貫通して形成された形態となっている。なお、レバー式コネクタの一例として、特開2000−315549に記載のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記のようなコの字状のレバーを成形する場合の金型構造を考えると、金型の主要部分はカム板部3の板面に沿った一方向(図10のX−X方向)に開閉する構造となる。また、カム板部3にカム溝4を形成するために、上記の金型構造に加えてカム板部3の厚み方向(Y−Y方向)に開閉するスライド型が設けられる。そのため、このようなレバーは、金型構造が複雑で製造コストが嵩むという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、レバーの成形金型の構造を簡単にすることの可能なレバー式コネクタを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係るレバー式コネクタは、操作部の両端から一対のカム板部を互いに平行に延出した略コの字状のレバーをハウジングに装着してなり、前記カム板部に形成されたカム溝に相手側ハウジングのカムピンを係合させて前記レバーの操作を行うことで記カム溝と前記カムピンとのカム作用によって前記両ハウジングが互いに引き寄せられて正規嵌合されるようにしたものであって、前記カム板部は、厚み方向にずれて設けられた一対の案内板を備えて構成されるととともに、前記カム溝の溝縁部の一部を前記一対の案内板のうちの一方の案内板の端縁部に形成し、前記溝縁部の他の部分をもう一方の案内板の端縁部に形成して、両側の前記溝縁部について前記カム板部の板面に沿った所定の型開き方向を開放した形態とすることで、前記レバーを前記型開き方向に沿って開閉する一対の金型によって成形可能としたところに特徴を有する。
【0005】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、レバーのカム板部が厚み方向にずれて設けられた一対の案内板を備えて構成されるとともに、カム溝の溝縁部が両案内板に分かれて形成され、両側の溝縁部がカム板部の板面に沿った所定の型開き方向に開放された形態となっている。これにより、レバーは、前記の型抜き方向に沿って開閉する一対の金型のみによって成形する事が可能となる。従って、カム溝を成形するためのスライド型が不要となるため、金型構造を簡単にでき、コストを削減できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態について図1から図9を参照して説明する。
本実施形態のレバー式コネクタCは、図1に示すように、雄ハウジング10と嵌合可能な雌ハウジング20(本発明の「ハウジング」に相当)と、この雌ハウジング20に装着されるレバー30とを備えて構成されている。
【0007】
雄ハウジング10は合成樹脂製であって、図2にも示すように、横長のブロック状をなす本体部11の前面に小フード部12が突設された形状となっている。この雄ハウジング10における小フード部12の奥面からは、大雄端子13Lと小雄端子13Sとが複数本ずつ整列して突設されている。また、小フード部12の上下両面には、前縁に寄った位置で横幅方向の中央部に、円柱状のカムピン14が立てられている。
【0008】
雌ハウジング20は、同じく合成樹脂製であって、図3及び図4にも示すように、上記した雄ハウジング10の小フード部12内に嵌合可能なタワー部21の周りに小フード部12の外側に嵌合可能な大フード部22が設けられた形状となっている。大フード部22の上面と下面とには、それぞれ所定間隔を開けてカバー部23が形成されており、両カバー部23と大フード部22の上下の面との間に、後記するレバー30のカム板部32が挿通される挿通路24が形成されている。この挿通路24は、左右両面に開口しているのに対して、前後両面は塞がれている。また、雌ハウジング20における上下の挿通路24の前面を塞ぐ前面板25には、その横幅方向の中央部に、カムピン14の進入を許容する通孔26が開口されている。タワー部21内には、大雄端子13Lと対応する大雌端子(図示せず)が収容される大キャビティ28Lと、小雄端子13Sに対応する小雌端子(図示せず)が収容される小キャビティ28Sとが整列して形成されている。
【0009】
レバー30は、合成樹脂製であって、図1,図5ないし図7に示すように、細長い平板状の操作部31の両端から一対のカム板部32を互いに平行に延出したコの字状に形成されている。各カム板部32は、全体として平板状をなすとともに、前後に並んで設けられた前側案内板32Aと後側案内板32Bとから構成されている。前側案内板32Aは後側案内板32Bに対して上下方向(厚み方向)の内側に板厚一枚分ずれて設けられている。カム板部32には、雄ハウジング10のカムピン14と係合可能なカム溝34が厚み方向に貫通して形成されている。カム溝34は、カム板部32の先端付近に前方へ向けて開口した入口35からカム板部32の長さ方向の中央付近に設けられた終点36へ向けて次第に傾いた傾斜状に形成されている。このカム溝34の入口35から終点36にかけて形成される溝縁部分のうち、終点36から前側に形成される挿入案内縁部34Aは、前側案内板32Aの後側の端縁部に形成され、後方が開放した形態となっている。また、終点36から後側に形成される離脱案内縁部34Bは、後側案内板32Bの前側の端縁部に形成され、前方が開放した形態となっている。上記レバー30は、両カム板部32を雌ハウジング20の上下の挿通路24に挿通しつつ左右いずれかの側面側から差し込み装着される。前側案内板32A及び後側案内板32Bは、挿通路24内にてそれぞれ前後方向と上下方向(厚み方向)とに位置決めされるようになっている。
【0010】
雌雄両ハウジング10,20の嵌合を行うには、まずレバー30のカム板部32を雌ハウジング20の挿通路24に長さ寸法の略半分ほど差し込んで、カム溝34の入口35と通孔26とを整合させた嵌合開始位置に装着する。そして、雄ハウジング10を雌ハウジング20の大フード部22内に嵌合すると、雄ハウジング10側のカムピン14が通孔26を通ってカム溝34の入口35に進入し、カム溝34と係合した状態となる(図8参照)。
【0011】
続いて、操作部31を押圧してレバー30をカム板部32全体が挿通路24内に収容される嵌合完了位置へ向けて押し込む。すると、主にカム溝34の挿入案内縁部34Aがカムピン14に摺接しつつカムピン14を奥側へ誘導することによって、雄ハウジング10が次第に雌ハウジング20側に押し込まれる。レバー30が嵌合完了位置まで押し込まれると、図9に示すように、カムピン14もカム溝34の終点36に移動し、これにより雄雌のハウジング10,20が正規に嵌合された状態となる。
【0012】
両ハウジング10,20の嵌合を外すには、図9の状態からレバー30の操作部31を掴んでレバー30を引っ張る。すると、主にカム溝34の離脱案内縁部34Bがカムピン14に摺接しつつカムピン14を開口側へ誘導することによって、雄ハウジング10が次第に雌ハウジング20から離間する方向に押し出される。レバー30が嵌合開始位置まで引き戻されると、カムピン14はカム溝34の入口35まで戻されるため、続いて、雄ハウジング10を引っ張れば、カムピン14を通孔26を通して手前に抜きつつ、雄ハウジング10を雌ハウジング20から外すことができる。
【0013】
以上説明したように本実施形態では、レバー30のカム板部32は、厚み方向にずれて設けられた一対の案内板32A,32Bを備えて構成されている。そして、カム溝34が前側案内板32Aの後側端縁部と後側案内板32Bの前側端縁部とに分かれて形成され、挿入案内縁部34Aの後方及び離脱案内縁部34Bの前方が開放された形態となっている。このため、レバー30は、前後方向(図5のX−X軸方向)に開閉される一対の金型(図示せず)のみによって成形することが可能となる。これにより、カム溝を成形するためのスライド型が不要となるため、金型構造を簡単にでき、コストを削減できる。また、限られたスペースに多数個のレバーの成形空間を設けることができ、製造効率を向上することができる。
【0014】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、スライド式のレバーを示したが、本発明は、コの字状をなす回動式のレバーにも適用することができる。
(2)上記実施形態では、型開き方向を操作部の板面に沿うような前後方向としたが、本発明によれば、型開き方向は、カム板部の板面に沿った方向であれば、他の方向とすることもできる。なお、操作部は、平板状でなくとも棒状等に形成しても良い。
【0015】
(3)上記実施形態では、カム溝部はカム板部の厚み方向に貫通した形態であるが、本発明によれば、カム溝部は貫通せずともカム板部の厚み方向に凹んだ形状であれば良い。
(4)上記実施形態では、カム板部において両案内板が操作部から別々に突出した形態であるが、本発明によれば、例えば両案内板は基端側で一体になった形態としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレバー式コネクタ及び雄ハウジングの分解平面図
【図2】雄ハウジングの正面図
【図3】雌ハウジングの正面図
【図4】その側面図
【図5】レバーの斜視図
【図6】その正面図
【図7】その側面図
【図8】雌雄のハウジングの初期嵌合状態を示す平面図
【図9】その嵌合完了状態を示す平面図
【図10】従来のレバーを示す斜視図
【符号の説明】
C…レバー式コネクタ
10…雄ハウジング(相手側ハウジング)
14…カムピン
20…雌ハウジング(ハウジング)
30…レバー
31…操作部
32…カム板部
32A…前側案内板
32B…後側案内板
34…カム溝
34A…挿入案内縁部(カム溝の溝縁部)
34B…離脱案内縁部(カム溝の溝縁部)

Claims (1)

  1. 操作部の両端から一対のカム板部を互いに平行に延出した略コの字状のレバーをハウジングに装着してなり、前記カム板部に形成されたカム溝に相手側ハウジングのカムピンを係合させて前記レバーの操作を行うことで記カム溝と前記カムピンとのカム作用によって前記両ハウジングが互いに引き寄せられて正規嵌合されるようにしたものであって、
    前記カム板部は、厚み方向にずれて設けられた一対の案内板を備えて構成されるととともに、前記カム溝の溝縁部の一部を前記一対の案内板のうちの一方の案内板の端縁部に形成し、前記溝縁部の他の部分をもう一方の案内板の端縁部に形成して、両側の前記溝縁部について前記カム板部の板面に沿った所定の型開き方向を開放した形態とすることで、前記レバーを前記型開き方向に沿って開閉する一対の金型によって成形可能としたことを特徴とするレバー式コネクタ。
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