JP3558254B2 - 低挿入力コネクタ - Google Patents

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のスライダを相対向する方向に移動させて雄・雌コネクタを低力で嵌合ないし離脱させる低挿入力コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の低挿入力コネクタの一例を示すものである。
この低挿入力コネクタは、コネクタケース75と、コネクタケース75内でコネクタ嵌合方向に摺動自在なコネクタハウジング76と、コネクタハウジング76の中央においてコネクタケース75の外側からコネクタ嵌合直交方向に進入したスライダ77とを備える。
【0003】
スライダ77はカム溝(図示せず)を有し、コネクタハウジング76は、カム溝に係合する係合突起を有している。スライダ77の押し込み操作で係合突起がカム溝に沿って進入し、コネクタケース75内で相手側コネクタハウジング(図示せず)にコネクタハウジング76が低力で嵌合する。
【0004】
しかしながら、上記構造においては、スライダ77がコネクタハウジング76の中央に配置されているために、コネクタハウジング76内に大きなデッドスペース78が生じ、端子収容室79の数がそのスペース78分だけ減少してしまい、減少分の端子収容室79を外側に配置すると、コネクタハウジング76が肥大化するという問題があった。また、コネクタハウジング76の形状が複雑になりやすく、樹脂成形性が悪化するという問題があった。
【0005】
その問題を解消するために、図10に示すような低挿入力コネクタが特開平4−319271号で提案されている。
この低挿入力コネクタは、内側に図示しない雄端子を突出させる雌コネクタハウジング80と、雌コネクタハウジング80の上下両側に挿入される一対のスライド板81,81′を有するスライダ82と、雌コネクタハウジング80内に進入可能なコネクタケース83と、コネクタケース83に係合固定される雄コネクタハウジング84とを備える。
【0006】
スライド板81,81′にはカム溝85,85′が形成され、コネクタケース83に、カム溝85,85′に対する係合突起86,86′が設けられている。コネクタケース83に雄コネクタハウジング84を嵌合係止させ、スライダ82を雌コネクタハウジング80内に挿入し、コネクタケース83を雌コネクタハウジング80に初期嵌合させ、スライダ82の押圧操作で両コネクタハウジング80,84が低力で嵌合する。
【0007】
本例によれば、スライド板81,81′が雌コネクタハウジング80の中央ではなく両側に位置するから、端子87の配置の自由度が高く、デッドスペースも比較的少なくなる。また、コネクタハウジング80,84の形状も簡素化し、成形性も向上する。
【0008】
しかしながら、本例においては、一対のスライド板81,81′が同方向に挿入されるために、スライド板81,81′やコネクタハウジング80やコネクタケース83に同方向の力すなわちこじり力が作用して、コネクタハウジング80,84やスライド板81,81′が傾いたりして、スムーズなコネクタ嵌合を行いにくいという懸念があった。また、一対のスライド板81,81′を樹脂成形するのに金型の形成が難しく、スライダ82の部品コストが高くつくという問題があった。さらに、スライダ82の押圧及び引出し用の操作部88が外側に大きく突出するために、コネクタ自体が長手方向に肥大化すると共に、スライダ82が外部と干渉したりして邪魔であり、また、スライダ82の押圧及び引出し操作を行わなければならないために、コネクタ嵌合及び離脱作業が面倒であるという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した点に鑑み、コネクタ嵌合をスムーズに行うことができると共に、スライダを安価に製造することができ、さらに一方で、スライダが邪魔にならず、コネクタ自体がスマート化し、面倒なスライダの操作が不要となる低挿入力コネクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る低挿入力コネクタは、一方のコネクタハウジングの両側壁にスライダ挿入孔が点対称に配設され、各スライダ挿入孔は内側のコネクタ嵌合室と、外側の対向する両壁部の点対称なガイド孔とに連通し、且つコネクタ嵌合室底部のガイドレールに続き、該スライダ挿入孔から該両壁部に沿って一対のスライダがコネクタ嵌合直交方向に摺動自在に挿入されて点対称に位置し、各スライダは内側にカム形状部、外側に前記ガイド孔に貫通する従動突起、底部に前記ガイドレールに係合する係合溝をそれぞれ点対称に有し、各カム形状部の一端側の入口は該コネクタ嵌合室の幅方向中央に位置し、その状態で各スライダの他端側は各スライダ挿入孔に位置し、他方のコネクタハウジングには幅方向中央に、各カム形状部に進入する一対の係合突起が設けられ、該一方のコネクタハウジングと該他方のコネクタハウジングとはコネクタケース内に進入可能で、該コネクタケースは、各従動突起を進入させる一対のカム形状部を点対称に有することを特徴とする。
請求項2に係る低挿入力コネクタは、請求項1記載の低挿入力コネクタにおいて、前記他方のコネクタハウジングにコネクタ嵌合方向のスライド部と仮係止部とが設けられ、前記コネクタケースに、該スライド部を係合するガイド部と、該仮係止部に対するロック部とが設けられたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明に係る低挿入力コネクタの一実施例を示すものである。
図1において、1は合成樹脂製の雌コネクタハウジング、2は合成樹脂製の雄コネクタハウジング、3は両コネクタハウジングを収容する略矩形筒状の合成樹脂製のコネクタケースである。
【0012】
雌コネクタハウジング1のコネクタ嵌合室4には合成樹脂製の一対の同一形状のスライダ5,5′が左右点対称に配置されている。すなわち図1で雌コネクタハウジング1の上壁(壁部)6の左半部に平板状の第一のスライダ5が配置され、同じく下壁(壁部)6′の右半部に平板状の第二のスライダ5′が配置されている(図3)。
【0013】
各スライダ5,5′の先端は雌コネクタハウジング1の中央付近に位置し、スライダ先端からスライダ5,5′の内面側にカム溝(カム形状部)8,8′が形成されている。各スライダ5,5′の基端寄りの外面側に短円柱状の従動突起9,9′(図3)が設けられ、雌コネクタハウジング1の上壁6及び下壁6′に点対称に設けられたコネクタ嵌合直交方向(水平方向)の真直な幅広スリット状の各ガイド孔10,10′に各従動突起9,9′がスライド自在に係合している。ガイド孔10,10′はスライダ5,5′よりも長く延長形成され、ガイド孔10,10′の基端は左右の側壁11,11′に切欠開口されている。切欠開口12,12′から従動突起9,9′がガイド孔10,10′内に進入する。切欠開口12,12′は内側のスライダ挿入孔13(図5),13′に連通している。
【0014】
スライダ挿入孔13,13′の底部には各一対のガイドレール14,14′が対向して形成され、ガイドレール14,14′はコネクタ嵌合室4に底部において水平方向に連続している(図3)。図2にも示す如くスライダ5,5′の底部15,15′(図4)には、ガイドレール14,14′に対する一対の係合溝16,16′(図4)が形成されている。また、底部15,15′の後部側には、スライダ挿入孔13,13′の端縁に係合する可撓ロックアーム17,17′が設けられている。
【0015】
各スライダ5,5′はガイドレール14,14′と従動突起9,9′とで支持され、雌コネクタハウジング1のコネクタ嵌合室4内をコネクタ嵌合直交方向にスライド自在である。スライダ5,5′は雌コネクタハウジング1の外部に突出することはなく、コネクタ嵌合室4内のみを移動する。各スライダ5,5′は全く同一のものであり、略平板状の比較的簡単で形状と呈し、雌コネクタハウジング1内の収容スペースも小さくて済み、金型形成も容易である。
【0016】
雌コネクタハウジング1の両側壁11,11′においてスライダ挿入孔13,13′の内側には、雄コネクタハウジング2に対するガイドスリット18,18′がコネクタ嵌合方向に形成されている。また、雌コネクタハウジング1の上壁6と下壁6′の外面側には、例えばメータユニットやドアトリム等に突設された一対のスルーブラケット(相手側組付部)19に対するスライド係合部(固定部)20が設けられている。スライド係合部20の中央には可撓ロックアーム21が形成され、ロックアーム21の突起がスルーブラケット19の係合孔22に係合することで雌コネクタハウジング1が相手側組付部に固定される。
【0017】
雄コネクタハウジング2の両側壁23,23′には、ガイドスリット18,18′に挿通するスライド突条(スライド部)24,24′が形成されている。また、雄コネクタハウジング2の上壁25と下壁25′とには、嵌合先端寄りの中央において、各スライダ5,5′のカム溝8,8′に対する短円柱状の係合突起26,26′が設けられている。また、雄コネクタハウジング2の一方の側壁23′の基端には、コネクタケース3に対する仮係止突起(仮係止部)27が設けられている。
【0018】
コネクタケース3の両側壁28,28′には、雄コネクタハウジング2のスライド突条24,24′に対するガイドレール29,29′とその中央のガイド溝(ガイド部)30,30′がコネクタ嵌合方向に形成され、ガイド溝30,30′の終端にはストッパ部30a…が形成されている。また、一側壁28′には、雄コネクタハウジング2の仮係止突起27に対する前後一対の係合突起31を有する可撓ロックアーム(可撓ロック部)32が一体に形成されている。
【0019】
また、コネクタケース3の上壁33と下壁33′とには、各スライダ5,5′の従動突起9,9′に対するカム孔(カム形状部)34,34′が点対称に形成されている。カム孔34,34′はコネクタケース先端の入口部35…と、入口部35…に続くコネクタ嵌合方向の真直部36,36′と、真直部36,36′に続く傾斜部37,37′とで構成され、各傾斜部37,37′はコネクタケース3の中央に向けて延びている。
【0020】
また、コネクタケース3の上壁33と下壁33′には、雌コネクタハウジング1のスライド係合部20に対する収容凹部38が形成され、上壁33と下壁33′と両側壁28,28′とには、例えばインストルメントパネルやドアパネル等の相手側組付部(図示せず)に対する固定用のロックアーム(固定部)39が設けられている(図1では便宜上ロックアーム39を一つのみ図示している)。
【0021】
本例において雌コネクタハウジング1は予め例えばメータユニット等のスルーブラケット19に固定され、コネクタケース3は雄コネクタハウジング2を仮係止した状態でインパネ等に固定され、メータユニットをインパネに組み付けると同時に、両コネクタハウジング1,2が低力でコネクタ嵌合され、それによりメータユニットの組付が低力で楽に行われる。
【0022】
実際には雌コネクタハウジング1には電線付の雄端子が収容され、雄コネクタハウジング2には電線付きの雌端子が収容されて、雌コネクタと雄コネクタとが構成され、両コネクタ相互の嵌合となる。勿論、スライド係合部20やロックアーム39を設けることなく、両コネクタハウジング1,2を手で持って低力でコネクタ嵌合させることも可能である。何れにしろコネクタ嵌合に際してスライダ5,5′が外部に突出しないから、他部品等との干渉がなく、スライダ5,5′の傷付きが防止されると共に省スペースで両コネクタの組付・嵌合が行われる。
【0023】
図3の如く雌コネクタハウジング1には複数の端子収容室40が形成されている。前記スライド係合部20に代えて雌コネクタハウジング1にフランジ状のブラケット(図示せず)を一体に形成し、ブラケットをボルトでメータユニット等に固定することも可能である。
【0024】
図4の如く雌コネクタハウジング1の端子収容室40には雄端子41が収容され、且つ可撓係止ランス43で係止されて、雌コネクタ44が構成されている。雄端子41のタブ部42がコネクタ嵌合室4に突出し、圧着部45に電線46が接続されている。なお、図1に示した雄コネクタハウジング2の端子収容室47には雌端子(図示せず)が収容されて、雄コネクタが構成される。スライダ5,5′を装着した雌コネクタ44とコネクタケース3(図1)と雄コネクタ2(図1)とで低挿入力コネクタが構成される。
【0025】
図4の雌コネクタハウジング1の上下の端子収容室40に隣接して上壁6と下壁6′の内側に空間48,48′が形成され、空間48,48′とコネクタ嵌合室4との境に、スライダ5,5′に対するガイドレール14,14′が位置し、スライダ5,5′の係合溝16,16′に続く逆凸字状の底部15,15′が空間48,48′内に係合している。スライダ5,5′の従動突起9,9′はガイド孔10,10′に係合し、上壁6及び下壁6′の外側に突出している。上下のスライダ5,5′において従動突起9,9′やカム溝8,8′やロックアーム17,17′等は全て点対称に形成されている。雌コネクタハウジング1の先端部の外側には、コネクタケース3に対する挿入用のテーパガイド49が突出形成されている。
【0026】
図5〜図7の如く、スライダ5は雌コネクタハウジング1の一側方のスライダ挿入孔13から挿着される。すなわち図5の如く雌コネクタハウジング1のガイドレール14にスライダ5の係合溝16を係合させてコネクタ嵌合直交方向に挿入される。図6の如くスライダ後部の可撓ロックアーム17の前側の突起50がスライダ挿入孔13の前端に当接する。さらにスライダ5を押し込むことで、ロックアーム17が撓んで進入し、図7の如く二つの突起50,51の間にスライダ挿入孔13の端縁13aが係合し、スライダ5は初期位置に仮保持された状態でコネクタ嵌合室4内に納まる。
【0027】
スライダ5の先端52は雌コネクタハウジング1の中心よりもスライダ挿入方向にやや突出し、カム溝10の入口部53がハウジング中心に位置する。カム溝10は、入口部53に続く傾斜部54と、傾斜部54に続く水平部55とで構成されている。左右一対のスライダ5,5′(図1)はそれぞれ逆方向(対向方向)から雌コネクタハウジング1内に挿入される。
【0028】
なお、上記実施例において、スライダ5,5′のカム溝8,8′をカム孔とし、コネクタケース3のカム孔34,34′をカム溝とし、雄コネクタハウジング2のスライド突条24,24′をスライド突起とし、仮係止突起27を仮係止アームとし、コネクタケース3の可撓ロックアーム32をロック突起とすることも可能である。
【0029】
図8は、低挿入力コネクタの他の実施例を参考として示すものである。
この低挿入力コネクタは、左右一対のスライダ58,58′を長く形成して、スライダ58,58′の操作部59,59′側を雌コネクタハウジング61の前壁(壁部)69と後壁(壁部)69′とに沿って両側壁63,63′のスライダ挿入孔62,62′から外部に突出させると共に、スライダ先端側を側壁63,63′のスライダ挿通孔64,64′寄りに位置させて、スライダ58,58′で雌コネクタハウジング61を貫通可能としたものである。
【0030】
スライダ58,58′のカム溝60,60′(カム形状部)は雌コネクタハウジング61の中央ではなく、スライダ先端寄りに入口部65,65′を有しており、それに伴って雄コネクタハウジング66の係合突起67,67′も中央ではなく点対称に偏心して配置されている。左右のスライダ58,58′が点対称で同一形状に形成されていることは前例と同様である。
【0031】
図8の如くスライダ58,58′を引き出した状態で、雄コネクタハウジング66が雌コネクタハウジング61のコネクタ嵌合室68に初期係合され、両側のスライダ58,58′を逆方向(対向方向)に押し込むことで、係合突起67,67′がカム溝60,60′に沿ってコネクタ嵌合方向に導かれ、それによって雄コネクタハウジング66が雌コネクタハウジング61に嵌合する。
【0032】
また、スライダ58,58′の操作部59,59′を引っ張ることで雄コネクタハウジング66が雌コネクタハウジング61から離脱する。両コネクタハウジング61,66には前例のスライド係合部(図1の20)やロックアーム(図1の39)は設けず、手作業でコネクタ嵌合及び離脱が行われる。雌コネクタハウジング61には雄端子70が、また雄コネクタハウジング66には雌端子71がそれぞれ収容され、雌コネクタ及び雄コネクタが構成される。
【0033】
二つのスライダ58,58′を従来のように同一方向にスライドさせる構成すなわちスライダ58,58′を線対称に配置した場合には、同方向にスライダ58,58′の力が加わり、力が偏ってコネクタ(66)がこじれる(傾く)形となり、スムーズな嵌合及び離脱が行われにくい。本実施例及び前記実施例によれば、コネクタに対しスライダの力の加わり方が点対称となるため、スライダ操作時に力が偏らずバランスされ、均等に倍力作用してスムーズな嵌合・離脱が行われる。
【0034】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、一対のスライダが点対称に配置され、相対向する方向に移動しつつ両コネクタを嵌合させるから、スライダ移動時に力が偏らずに均等に倍力作用し、両コネクタの嵌合及び離脱がスムーズに行われる。また、同一形状のスライダを左右一対で用いることができるから、部品の共用化により部品コストが低減する。また、スライダがコネクタハウジングの内部のみをスライドし、外部に突出しないから、邪魔にならず、組付部の省スペース化とコネクタ自体のコンパクト化が達成され、干渉等によるスペーサの傷付きも生じない。また、一方のコネクタハウジングをコネクタケース内に挿入することで、スライダの従動突起がコネクタケースのカム形状部に沿って移動し、コネクタケース内の他方のコネクタハウジングの係合突起がスライダのカム形状部に沿ってコネクタ嵌合方向に移動するから、面倒なスライダの押圧操作をすることなく、両コネクタが低力で自動的にスムーズに嵌合し、逆に一方のコネクタハウジングを離脱方向に引っ張ることで、面倒なスライダの引張操作をすることなく、両コネクタが低力で自動的にスムーズに離脱する。また、請求項記載の発明によれば、他方のコネクタハウジングがスライド部とガイド部との係合でコネクタケース内にスムーズに案内され、仮係止部とロック部とで確実に仮係止され、一方のコネクタハウジングに対する初期嵌合位置が正確に規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る低操入力コネクタの一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】スライダを示す斜視図である。
【図3】雌コネクタハウジング内のスライダの配置を示す平面図である。
【図4】雌コネクタを示す縦断面図である。
【図5】雌コネクタハウジングにスライダを挿入する状態を示す縦断面図である。
【図6】同じくスライダの完全挿入直前の状態を示す縦断面図である。
【図7】スペーサの完全挿入時のロック状態を示す縦断面図である。
【図8】低操入力コネクタの他の実施例を参考として示す分解斜視図である。
【図9】一従来例を示す平面図である。
【図10】他の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1,61 雌コネクタハウジング
2,66 雄コネクタハウジング
3 コネクタケース
5,5′,58,58′ スライダ
6,6′,69,69′ 壁部
8,8′,60,60′ カム溝(カム形状部)
9,9′ 従動突起
10,10′ ガイド孔
19 スルーブラケット(相手側組付部)
20 スライド係合部(固定部)
24,24′ スライド突条(スライド部)
26,26′,67,67′ 係合突起
27 仮係止突起(仮係止部)
30,30′ ガイド溝(ガイド部)
32 ロックアーム(ロック部)
37,37′ カム孔(カム形状部)
39 ロックアーム(固定部)
53,53′ 入口部

Claims (2)

  1. 一方のコネクタハウジングの両側壁にスライダ挿入孔が点対称に配設され、各スライダ挿入孔は内側のコネクタ嵌合室と、外側の対向する両壁部の点対称なガイド孔とに連通し、且つコネクタ嵌合室底部のガイドレールに続き、
    該スライダ挿入孔から該両壁部に沿って一対のスライダがコネクタ嵌合直交方向に摺動自在に挿入されて点対称に位置し、各スライダは内側にカム形状部、外側に前記ガイド孔に貫通する従動突起、底部に前記ガイドレールに係合する係合溝をそれぞれ点対称に有し、各カム形状部の一端側の入口は該コネクタ嵌合室の幅方向中央に位置し、その状態で各スライダの他端側は各スライダ挿入孔に位置し、
    他方のコネクタハウジングには幅方向中央に、各カム形状部に進入する一対の係合突起が設けられ、該一方のコネクタハウジングと該他方のコネクタハウジングとはコネクタケース内に進入可能で、該コネクタケースは、各従動突起を進入させる一対のカム形状部を点対称に有することを特徴とする低挿入力コネクタ。
  2. 前記他方のコネクタハウジングにコネクタ嵌合方向のスライド部と仮係止部とが設けられ、前記コネクタケースに、該スライド部を係合するガイド部と、該仮係止部に対するロック部とが設けられたことを特徴とする請求項1記載の低挿入力コネクタ。
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