JP2634532B2 - レバー式コネクタの誤作動防止機構 - Google Patents
レバー式コネクタの誤作動防止機構Info
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- H01R13/62966—Comprising two pivoting levers
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
接続あるいはワイヤハーネスと電気機器の接続に用いら
れる低挿抜力のレバー式コネクタに関する。
視図である。図8において、レバー式コネクタaは、端
子bを内装した雌コネクタハウジングcの上壁d及び下
壁eをコネクタの抜き差し方向と交又する方向に延長す
るとともに、後述するカムレバーfが出没する空間を存
して隣接する雌コネクタハウジングc′及びc″と前記
上壁d及び下壁eにて連結され、雄コネクタg,g′及
びg″とそれぞれ一対の構成となっている。
hのほぼ中央には、コネクタの抜き差し方向に沿って、
前記雄コネクタgの一対の側壁j,jに突設されたピン
j′,j′のガイド手段を構成する一対の摺動スロット
k,kが形成されている。雌コネクタハウジングc,
c′及びc″の連結部及び雌コネクタハウジングc及び
c″の両外側面には、一方の端部を操作板mで連結され
たカムレバーfが、前記上壁dに突設されたカム軸nに
回動自在に軸支されるとともに、該カムレバーfには各
雌コネクタハウジングc,c′及びc″の側面に対向し
て偏心カム溝pが形成され、前記雄コネクタgのピン
j′と摺動手段を構成ている。
状態において該カムレバーfの操作板mが起立した位置
にあるよう付勢されている。なお、符号qは、端子bの
リード部b′が接続されるプリント基板である。従来例
は上記のように構成されているので、図9(A)に示す
ように、雄コネクタgのピンj′を、重なり合っている
摺動スロットk及び偏心カム溝pに挿入しながら雄コネ
クタgと雌コネクタハウジングcとを嵌合する。
の開口部の側壁p′に当接した位置に達すると、雄コネ
クタgの底面に形成された仮係止突起rが、雌コネクタ
ハウジングcの内周面に形成された溝sの段部tをかわ
して溝sに落ち込むことにより、前記位置を感知してこ
れ以上の挿入を止め、所謂半嵌合の状態としておく(図
9(A)参照)。
ぞれ対応する雌コネクタハウジングc′,c″に挿入
し、カムレバーfの操作板mをF方向に回動する。前記
カムレバーfの回動により偏心カム溝pが前記雄コネク
タgのピンj′を摺動するとともに、該ピンj′は嵌合
を深める方向に呼びこまれて、各雄コネクタg,g′及
びg″は一斉に図8(C)に示すように完全な嵌合位置
まで挿入される。
の雄コネクタgを雌コネクタハウジングcに挿入して半
嵌合の状態とする場合、該雄コネクタgのピンj′がカ
ムレバーfの偏心カム溝pの開口部の側壁p′に当接す
る際、勢いが余るとカムレバーfをF方向に誤回動して
カムレバーfは図示の実線の状態となる。
口部が下方にずれるので、次の雄コネクタg′を挿入し
ようとする場合、先ずカムレバーfを2点鎖線で示す初
期状態に戻す為F′方向に一々手で返さないと、前記偏
心カム溝pの開口部が次の雄コネクタg′のピンj′に
対向する位置に復帰しない欠点がありコネクタの嵌合作
業の効率を下げる要因となっていた。
鑑み、ワイヤハーネス相互の接続あるいはワイヤハーネ
スと電気機器の接続に用いられる低挿抜力のレバー式コ
ネクタにおいて、カムレバーを有するコネクタに相手側
のコネクタを半嵌合状態に挿入する場合、カムレバーの
誤回動を防止してコネクタ嵌合作業が円滑に出来るレバ
ー式コネクタの誤作動防止機構を提供することを目的と
する。
めに、本発明は、複数のコネクタハウジングが一体に連
結された一方のコネクタハウジングに、他方のそれぞれ
のコネクタが嵌合されるコネクタからなり、前記他方の
コネクタの両側壁にピンを突設するとともに、前記ピン
に対向する一方のコネクタハウジングの両側壁に前記ピ
ンの進退する摺動スロットを設けるとともに、前記一方
のコネクタハウジングの連結部及び外側部に、操作板で
連結されたカムレバーを回動自在に設け、前記ピンと対
向する各カムレバーの側面に、それぞれ前記ピンと摺動
して両コネクタの嵌合又は離脱を行わせる偏心カム溝を
設けてなるレバー式コネクタにおいて、 前記一方のコ
ネクタハウジングに装着されたカムレバーの偏心カム溝
の挿入開始位置に仮係止用係合部を設けるとともに、前
記他方のコネクタのピンに仮係止用被係合部を形成した
構成を採用した。
心カム溝の開口部の側面に係合突起からなる仮係止用係
合部を形成するとともに、挿入するコネクタのピンの側
面に係合凹部からなる仮係止用被係合部を形成して、挿
入するコネクタが半嵌合状態にあるとき前記カムレバー
の偏心カム溝の仮係止用係合部が、前記コネクタのピン
の仮係止用被係合部と一時的に係合してカムレバーを仮
係止するので、前記カムレバーは誤回動しない。
の偏心カム溝の開口部の底面に係合突起からなる仮係止
用係合部を形成するとともに、挿入するコネクタのピン
の端面に係合突部からなる仮係止用被係合部を形成し
て、挿入するコネクタが半嵌合状態にあるとき前記カム
レバーの偏心カム溝の仮係止用係合部が、前記コネクタ
のピンの仮係止用被係合部と一時的に係合してカムレバ
ーを仮係止するので、前記カムレバーは誤回動しない。
ネクタの誤作動防止機構を備えたレバー式コネクタAの
斜視図である。図2は同じく半嵌合した状態の縦断面図
である。
タハウジング2の上壁3及び下壁4をコネクタの抜き差
し方向と交又する方向に延長するとともに、後述するカ
ムレバー5が出没する空間を存して隣接する雌コネクタ
ハウジング2′と前記上壁3及び下壁4にて連結され、
雄コネクタ6及び6′とそれぞれ一対の構成となってい
る。
7のほぼ中央には、コネクタの抜き差し方向に沿って、
前記雄コネクタ6の一対の側壁8,8に突設された頭部
9′の膨出した一対のピン9,9の、ガイド手段を構成
する一対の摺動スロット10,10が形成されている。
及び両外側面には、一方の端部を操作板11で連結され
たカムレバー5が、前記側壁7に突設されたカム軸12
に回動自在に軸支されるとともに、該カムレバー5には
各雌コネクタハウジング2及び2′の側面に対向して溝
の底部が一部欠落した偏心カム溝13が形成され、前記
雄コネクタ6のピン9と摺動手段を構成ている。 な
お、前記雄コネクタ6のピン9の頭部9′が通過できる
ように、前記偏心カム溝13開口部には底板14が跨設
されている。
り初期状態において該カムレバー5の操作板11が起立
した位置にあるよう付勢されている。なお、雄コネクタ
6の上壁16及び下壁17の外側面に形成された仮係止
突起18は、雌コネクタハウジング2の上壁3及び下壁
4の内側面に形成された溝19と係合して仮止め手段を
構成している。
心カム溝13の水平溝部13′の終端の偏心カム溝13
の立ち上がり部側縁13″に、係合突起からなる仮係止
用係合部20を形成するとともに、前記雄コネクタ6の
ピン9の前記仮係止用係合部20と対向する前方側面
に、係合凹部からなる仮係止用被係合部21が形成され
ている(図3参照)。
成されているので、使用時に雌コネクタハウジング2
に、相手方の雄コネクタ6を挿入するとき、前述のよう
にカムレバー5はばね15により初期状態においてカム
レバー5の操作板11が雌コネクタハウジング2と交叉
する位置にあるよう付勢されているので、カムレバー5
の偏心カム溝13の開口部の水平溝部13′は雌コネク
タハウジング2の摺動スロット10と重なり合った位置
にあり、雄コネクタ6のピン9を迎え入れる位置にあ
る。
挿入する過程において、雄コネクタ6のピン9は、偏心
カム溝13の開口部の水平溝部13′の終端の偏心カム
溝13の立ち上がり部の側縁13″に当接した位置に達
するとともに、雄コネクタ6の側面に形成された仮係止
突起18が、雌コネクタハウジング2の内周面に形成さ
れた溝19の段部19aをかわして溝19に落ち込むこ
とにより、前記位置を感知してこれ以上の挿入を止め、
所謂半嵌合の状態としておく。
は偏心カム溝13の水平溝部13′の仮係止用係合部2
0と係合して、所謂仮係止の状態となり所定値以上のカ
ムレバー5の回動力が加わらない限りカムレバー5は初
期状態に保持し続ける(図4参照)。
ング2′に挿入されて半嵌合の状態となった後、カムレ
バー5を図2のD方向に回動すると、前記カムレバー5
のそれぞれの偏心カム溝13が前記の水平溝部13′の
仮係止用係合部20とピン9の仮係止用被係合部21と
の仮係止が、カムレバー5の回動力が前記仮係止を保持
する所定値より越えて仮係止を解除するとともに、偏心
カム溝13は雄コネクタ6,6′のピン9をそれぞれ摺
動して、該ピン9を嵌合する方向に引き込んで雄コネク
タ6,6′が一斉に雌コネクタハウジング2,2′にそ
れぞれ嵌合する。
とによりカムレバー5が誤回動しないので、次の雄コネ
クタ6′を挿入するとき、一々カムレバー5を手で初期
状態の位置に戻す手間が省けコネクタ嵌合が効率的に実
施出来る。図5は本発明による第2実施例のレバー式コ
ネクタの誤作動防止機構を備えたレバー式コネクタA′
の要部の分解斜視図である。
22のコネクタハウジング側には、底付溝状の偏心カム
溝23が形成されるとともに、該偏心カム溝23の水平
溝部23′の終端の底面に、係合突起からなる仮係止用
係合部24が水平方向に形成され、一方雄コネクタ6の
両側壁8,8に突設された一対のピン25,25の端面
に係合突部からなる仮係止用被係合部25′が前記仮係
止用係合部24と対向するように突設されている。な
お、符号26はカム軸12が軸支する挿通孔である。
様であるので説明は省略する。本発明による第2実施例
は上記のように構成されているので、第1実施例と同様
に雄コネクタ6を図6に示すように所謂半嵌合の状態ま
で挿入すると、雄コネクタ6のピン25の仮係止用被係
合部25′は、カムレバー22の偏心カム溝23の水平
溝部23′の仮係止用係合部24の下側に当接するとと
もに(図7参照)、水平溝部23′の終端の偏心カム溝
23の立ち上がり部の側壁に当接した感触と外見で雄コ
ネクタ6′を停止する。
5′は偏心カム溝23の仮係止用係合部24と係合して
仮係止され、所謂仮係止の状態となり所定値以上のカム
レバー22の回動力が加わらない限りカムレバー22は
初期状態に保持し続ける(図7参照)。
ング2′に挿入されて半嵌合の状態となった後、カムレ
バー22を図6のD′方向に回動すると、先ず前記の水
平溝部23′の仮係止用係合部24がピン25の仮係止
用被係合部25′を乗り越えて仮係止を解除する。
心カム溝23がそれぞれの雄コネクタのピン25を摺動
して、該ピン25を嵌合する方向に進入させ、雄コネク
タ6,6′がそれぞれの雄コネクタハウジング2,2′
に一斉に嵌合する。従って、前記の所定値以上の外力が
D′方向にカムレバー22に加えられない限り、カムレ
バー22は誤回動しないので、次の雄コネクタ6′を挿
入するとき、一々カムレバー22を手で初期状態の位置
に戻す手間が省けコネクタ嵌合が効率的に実施出来る。
は、雌コネクタハウジングにカムレバーを装着したが、
雄コネクタハウジング側に装着しても良い。
ス相互接続あるいはワイヤハーネスと電気機器の接続に
用いられる低挿抜力のレバー式コネクタにおいて、カム
レバーの偏心カム溝の挿入開始位置に仮係止用係合部を
形成するとともに、相手側のコネクタのピンに仮係止用
被係合部を形成して、コネクタを半嵌合状態に挿入する
場合のカムレバーの誤回動を防止し、コネクタ嵌合作業
が円滑に出来るレバー式コネクタの誤作動防止機構を特
長とする。
る。
(B)は同じく誤回動した状態の縦断面図である。
(C)は同じく本嵌合状態の縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のコネクタハウジングが一体に連結
された一方のコネクタハウジングに、他方のそれぞれの
コネクタが嵌合されるコネクタからなり、前記他方のコ
ネクタの両側壁にピンを突設するとともに、前記ピンに
対向する一方のコネクタハウジングの両側壁に前記ピン
の進退する摺動スロットを設けるとともに、前記一方の
コネクタハウジングの連結部及び外側部に、操作板で連
結されたカムレバーを回動自在に設け、前記ピンと対向
する各カムレバーの側面に、それぞれ前記ピンと摺動し
て両コネクタの嵌合又は離脱を行わせる偏心カム溝を設
けてなるレバー式コネクタにおいて、 前記一方のコネ
クタハウジングに装着されたカムレバーの偏心カム溝の
挿入開始位置に仮係止用係合部を設けるとともに、前記
他方のコネクタのピンに仮係止用被係合部を形成したこ
とを特徴とするレバー式コネクタの誤作動防止機構。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP4083714A JP2634532B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | レバー式コネクタの誤作動防止機構 |
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ID=13810177
Family Applications (1)
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