JP2006324046A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 タブ片の変形を来たすことなく導通検査を行えるようにする。
【解決手段】 ジョイントコネクタ1は、相手側の雌端子金具と接続可能な複数本のタブ片32を並列して設けたバスバー30と、このバスバー30を収容しかつ前面に相手側のサブハウジング70を嵌合可能な嵌合凹部12を開口させてこの嵌合凹部12内にタブ片32を突出させるとともに後面にバスバー30の後端部を露出させたバスバー収容部10と、バスバー収容部10の後面に被せ付けられ、バスバー30を抜け止め状態で保持するカバー40とを備える。カバー40には、バスバー30のタブ片32と対応する位置毎に、プローブ90(導通検査用の治具)を通してバスバー30の後端部における検査部位36に当接させる治具差込口48が開口して形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ジョイントコネクタに関する。
ジョイントコネクタの一例として、特許文献1に記載されたものがある。これは、タブ片を並列させたバスバーと、バスバーを装着するバスバー収容部と、バスバー収容部の後面に被せ付けられてバスバーの抜け出しを防止するカバーとを備えている。バスバー収容部の前面には相手側ハウジングと嵌合可能な嵌合凹部が開口して形成され、バスバーのタブ片は嵌合凹部内に突出して配されている。バスバーの後端部はバスバー収容部の後面に露出して配されており、この露出部分を覆うようにしてカバーが被着される。そして、嵌合凹部内に相手側ハウジングが嵌合すると、相手側の端子金具とバスバーのタブ片とが接続され、もって端子金具同士がバスバーを介して短絡されるようになっている。
特開2004−22319公報
ところで、複数のバスバーパターンが設定された場合には、かかるバスバーパターンをその導通の有無に基づいてチェックする必要がある。この場合に、バスバーのタブ片に相手側の端子金具が接続していると、ハーネス回路側での検査を余儀なくされるから、作業が煩雑になるという事情がある。一方、バスバーのタブ片に相手側の端子金具が未だ接続していないと、各タブ片に対応するプローブを嵌合凹部内に挿入することで検査を行うことができるものの、その場合にはタブ片の先端部にプローブを当てねばならず、タブ片が変形するおそれがある。
本発明は上記事情に基づいて完成されたものであって、バスバーと相手側の端子金具との接続の有無に関わりなく、かつタブ片の変形を来たすことなく、導通検査を行えるようにするを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手側の端子金具と接続可能な複数本のタブ片を並列して設けたバスバーと、このバスバーを収容しかつ前面に相手側のハウジングを嵌合可能な嵌合凹部を開口させてこの嵌合凹部内に前記タブ片を突出させるとともに後面に前記バスバーの後端部を露出させたバスバー収容部と、このバスバー収容部の後面に被せ付けられ、前記バスバーを抜け止め状態で保持するカバーとを備えたジョイントコネクタであって、前記カバーには、前記バスバーのタブ片と対応する位置毎に、導通検査用の治具を通して前記バスバーの後端部における検査部位に当接させるための治具差込口が開口して形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記バスバーは前記バスバー収容部の後面に対して圧入により装着されるようになっており、かつ、前記カバーの前面には前記バスバーの後端部を押さえ付け可能な押さえ部が設けられ、この押さえ部が互いに隣接する前記治具差込口の間に配置されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
バスバー収容部にバスバーを装着し、バスバー収容部の後面にカバーを被せ付けると、バスバーのタブ片が嵌合凹部の内側に突出するとともにバスバーの後端部がカバーにて覆われる。検査を行う際には、導通検査用の治具をカバーに形成された治具差込口を通して対応するバスバーの後端部における検査部位に当接させる。したがって、バスバーのタブ片に治具を当てなくて済むから、タブ片が変形する事態を回避でき、また、タブ片が相手側の端子金具と接触状態にあっても検査を行うことができる。
<請求項2の発明>
バスバー収容部の後面にカバーを被せ付けると、カバーの前面に形成された押さえ部がバスバーの後端部を押し付ける。このとき、押さえ部が互いに隣接する治具差込口の間に複数配置されているから、バスバーの後端部における検査部位を挟んだ両側領域もしくは一側領域がバスバー収容部の後面から浮き上がった状態のまま留め置かれる事態を回避でき、バスバーが正規深さで圧入されて検査の信頼性を確保することができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図14によって説明する。本実施形態のジョイントコネクタ1は、複数のバスバー30と、これらバスバー30を装着するバスバー収容部10と、このバスバー収容部10の後面に覆設されるカバー40とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については、図2の右側を前方とする。
バスバー30は、金属板材をプレス加工等して形成されたものであり、図3に示すように、バスバー収容部10の幅方向(左右方向)に配される帯状のバスバー本体31と、このバスバー本体31の前縁にて一定間隔をあけて前方へ突出する複数本のタブ片32とからなる。このバスバー30は、バスバー収容部10に対し後方から圧入により装着され、回路構成に応じてバスバー収容部10の高さ方向に複数段(図示する場合は4段)に分かれて配されている。
バスバー収容部10は、合成樹脂材により一体に形成され、図6及び図7に示すように、高さ方向に立ち上げられたブロック状のバスバー装着部11と、このバスバー装着部11の前面から前方へ突出して形成され、幅方向(左右方向)に複数室(図示する場合は6室)のハウジング収容室13を区分けした筒状の嵌合凹部12とからなる。そして、バスバー収容部10の両側面のうち図6に示す左側面(以下、図6を左右方向の基準とする)には、バスバー装着部11の後端からハウジング収容室13の前端寄りにかけて、図示しない取付対象に固定可能な取付部14が形成されている。取付部14は、高さ方向に間隔をあけて配されるとともに前後方向に沿って延出する上下一対のレール部14Aとその間に配設されたロック突部14Bとからなる。本ジョイントコネクタ1は、レール部14Aに沿って前方から取付対象にスライド装着され、かつロック突部14Bのロックによって取付対象に固定されるようになっている。
また、バスバー装着部11の両側面の中央高さ位置には、図12及び図13に示すように、略方形の係止孔15が形成されており、この係止孔15にカバー40に形成された弾性係止部41の係止爪41Aが嵌まり込むことにより、カバー40がバスバー収容部10に係止されるようになっている。係止孔15の前縁にはここから段差12Eを介して一回り大きくなった嵌合凹部12が連なっており、対応する嵌合凹部12の後縁にはカバー40の弾性係止部41との干渉を回避するための逃がし部16が切り欠きにより形成されている。
バスバー装着部11の後面には、図7に示すように、後方からバスバー30を装着可能なバスバー収容室17が高さ方向に複数段(図示する場合は4段)に形成されている。バスバー収容室17は、横向きのスリット状に開口してバスバー本体31を収容可能なバスバー本体収容部17Aとバスバー30のタブ片32と対応する位置にあってタブ片32を貫通させるタブ片挿通孔17Bとを備える。バスバー装着部11のうち、幅方向で隣接する各タブ片挿通孔17Bの間には、カバー40に形成された係合部42と係合可能な係合受け部18が高さ方向に凹設されている。バスバー収容室17は、係合受け部18によって幅方向の複数箇所(図示する場合は5箇所)で分断されている。また、係合受け部18及びバスバー収容室17の各開口縁には、全周に亘って面取りが施されている。
タブ片32の先端部は、タブ片挿通孔17Bを貫通したあと対応するハウジング収容室13毎に縦一列となって突出して配されている。各ハウジング収容室13には、図4に示すように、相手側のサブハウジング70が嵌入され、これによりサブハウジング70内に収容された図示しない相手側の雌端子金具とタブ片32とが接続可能となっている。そして、互いに隣接するサブハウジング70内に収容された雌端子金具同士は、対応するバスバー30のバスバー本体31を介して横列毎に短絡されるようになっている。
嵌合凹部12の上壁のうち、ハウジング収容室13と対応する位置には、図2及び図10に示すように、サブハウジング70を抜け止めするランス状のハウジングロック部21が切り欠きにより形成されている。ハウジングロック部21は、嵌合凹部12の上壁に入れられた一対のスリット12F間にて後方へ向けて片持ち状に延出する形態とされ、その上面が露出した状態となっている。ハウジングロック部21の後端側には、サブハウジング70に形成された係止受け部71と係止可能な係止突部22がハウジング収容室13側に突出して形成されている。係止突部22の前面は、サブハウジング70の嵌入方向に沿ってテーパ状をなす案内面22Aとされ、係止突部22の後面は、突出端側に行くにつれ僅かに後退する係止面22Bとされる。
相手側のサブハウジング70は、合成樹脂製であって、図2及び図4に示すように、複数種が形態を異にした立壁状に形成され、対応するハウジング収容室13に縦向きの姿勢で挿入可能となっている。上記した係止受け部71は、サブハウジング70の上面後端に突出して形成され、その前面が突出端側へ行くにつれ前方へ僅かに傾く被係止面71Aとされる。サブハウジング70の側面にはハウジング収容室13の内壁に形成されたガイド部23と係合可能なガイド受け部72が前後方向に沿って複数形成され、これらガイド部23とガイド受け部72とが互いに摺接することでサブハウジング70の嵌入動作が案内される。
また、ガイド部23とガイド受け部72とは、それぞれ左右非対称な構造となっており、サブハウジング70の逆挿入を防止するための識別作用を有している。さらに、サブハウジング70の側面には、正規挿入された雌端子金具を抜け止めするためのリテーナ73が形成されている。このリテーナ73は、サブハウジング70の側面に浮いた状態から内部へ押し込まれて雌端子金具に係止可能となっている。
サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に挿入されると、その挿入途中で係止受け部71の後面と係止突部22の案内面22Aとが摺接し、その摺接動作に伴ってハウジングロック部21が上方へ撓み変形する。そののちサブハウジング70が正規挿入されると、係止受け部71が係止突部22を乗り換えてハウジングロック部21が弾性復元し、係止突部22の係止面22Bと係止受け部71の被係止面71Aとがサブハウジング70の抜け方向で係止し合うようになっている。
カバー40は、合成樹脂材によりバスバー収容部10とは別体として形成され、前面を開放させたキャップ状をなしている。詳しくはカバー40は、図8ないし図12に示すように、背面を構成する後壁43と、この後壁43の両側縁から前方へ突出する左右一対の側壁44A,44Bと、後壁43の上下両縁から前方へ突出する上壁45及び下壁46とからなる。このカバー40は、バスバー装着部11を被覆するようにしてバスバー収容部10に被せ付けられ、その前縁が嵌合凹部12の段差12Eに当着可能となっている。下壁46の両側部には、バスバー装着部11の後面下端両側部に形成された両側突部11Aと係合可能な両側受け部46Aが凹設されている。カバー40が正規姿勢をとっていると、両側突部11Aが両側受け部46Aに進入してカバー40の装着動作が許容されるが、カバー40が反転姿勢をとっていると、両側突部11Aがカバー40の上壁45と干渉してカバー40の装着動作が阻止されるようになっている。
カバー40の上壁45には、幅方向に所定間隔をあけて前方へ突出する複数の突片47が並列して形成されている。各突片47は、カバー40の装着時に、その突出端をハウジングロック部21の後端に対峙させた状態でバスバー装着部11の上方を覆うように配され、ハウジング収容室13内に異物が侵入するのを阻止する役割を担っている。
カバー40の両側壁44A,44Bの中央高さ位置には、内外に撓み変形可能とされた左右一対の弾性係止部41が形成されている。両側壁44A,44Bのうちの左側の側壁44Aには、カバー40の装着時に取付部14のレール部14Aの突入を許容する上下一対の逃がし凹部44Eが形成されており、両逃がし凹部44E間にて左側の弾性係止部41の撓み変形動作が可能となっている。また、両側壁44A,44Bのうちの右側の側壁44Bには、上下一対のスリット44Fが形成されており、両スリット44F間にて右側の弾性係止部41の撓み変形動作が可能となっている。各弾性係止部41の前端位置と突片47の前端位置とは、ほぼ同じ位置に揃えられている。
弾性係止部41の前端部には、係止爪41Aが内向きに突出して形成されている。また、カバー40の後壁43において係止爪41Aを後方に投影した位置には、係止爪41Aを成形するための型抜き孔43Aが開口して形成されている。カバー40の装着時には、係止爪41Aがバスバー装着部11の両側面に乗り上げられて弾性係止部41が撓み変形するが、そののち係止爪41Aが係止孔15に嵌まり込むことで弾性係止部41が弾性復元してカバー40が抜け止め状態で装着されるようになっている。
カバー40の後壁43の前面(内側面)には、幅方向に一定間隔をあけて複数条(図示する場合は5条)の係合部42が形成されている。係合部42は、高さ方向に延出するリブ状をなし、高さ方向に一定間隔をあけた複数箇所(図示する場合は3箇所)から前方へ向けて突出する係合突部42Aと、各係合突部42Aの間に位置する押さえ部42Bとからなる。この係合部42は、カバー40の装着時にバスバー装着部11の係合受け部18に嵌入するようになっており、これにより各係合突部42Aが係合受け部18に深く進入するとともに、押さえ部42Bがバスバー30の後端部における検査部位36(後述する)を挟んだ両側領域に当接してここを前方へ押しやるようになっている。また、係合部42には全周に亘って面取りが施されている。
さて、カバー40の後壁43には、プローブ90(導通検査用の治具)を貫通させてバスバー装着部11の後面にて露出するバスバー30の後端部へ誘導するための治具差込口48が形成されている。治具差込口48は、プローブ径とほぼ同じかもしくはやや大きい径寸法を有する略円形状をなし、各バスバー30のタブ片32と対応する位置毎に、つまり各バスバー30のタブ片32と同軸上の対応する位置に、複数設けられている。そして、各治具差込口48は、カバー40の後壁43にて係合部42の押さえ部42Bと幅方向に交互に並びつつ縦横に整列して配置されている。また、カバー40の後壁43における各治具差込口48の孔縁部には、全周に亘って誘い込み用の面取り部48Aが形成されている。プローブ90は後方から治具差込口48を通してバスバー30の後端部における検査部位36(タブ片32の直後方部位)に押し当てられ、その導通状態の有無によりバスバーパターンを検知するようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、バスバー収容部10に対して後方からバスバー30を圧入により装着する。すると、バスバー本体31がバスバー装着部11のバスバー本体収容部17Aに密着状態で収容されるとともにタブ片32の先端部がタブ片挿通孔17Bを抜けて嵌合凹部12のハウジング収容室13内に突出した状態で配される。
全バスバー30を挿入したら、続いてバスバー収容部10に対し後方からカバー40を被せ付け、弾性係止部41の係止爪41Aをバスバー収容部10の両側面における係止孔15の孔縁に弾性係止させる。すると、カバー40がバスバー収容部10に対し離脱可能に固定されるとともに、バスバー30がバスバー収容部10内に抜け止め状態で保持される。このとき、バスバー30(バスバー本体31)の後端部がバスバー収容部10の後面から浮いた状態にあっても、このバスバー30の後端部がカバー40に形成された押さえ部42Bにより前方へ押しやられるから、バスバー30はその姿勢が矯正されて正規深さで圧入される。
その後、図4及び図14に示すように、嵌合凹部12のハウジング収容室13に対して対応するサブハウジング70をそれぞれ前方から挿入する。サブハウジング70が正規姿勢をとっていれば、ガイド部23とガイド受け部72との合致により挿入動作が進行し、これによりサブハウジング70が正規姿勢で挿入されたことを確認できる。
こうしてサブハウジング70が対応するハウジング収容室13に正規挿入されると、係止突部22がバスバー収容部10に形成されたハウジングロック部21に弾性係止され、サブハウジング70が抜け止めされる。また、サブハウジング70内に収容された複数の雌端子金具が対応するバスバー30のタブ片32と接触状態で嵌合し、もって雌端子金具が各バスバー30を介して横列毎に短絡された状態となる。
ところで、サブハウジング70が挿入された後、所定のバスバーパターンに従ってバスバー30が配置されているか否かをチェックするための導通検査が行われる。この場合、後方からプローブ90の先端を、カバー40に形成された治具差込口48を通してバスバー収容部10内に差し込み、バスバー30(バスバー本体31)の後端部における検査部位36に押し当てる。このとき、プローブ90の先端とバスバー30とが当接状態にあれば、両者の導通がとられ、これにより所定のバスバーパターンが構築されていることを確認できる。一方、プローブ90の先端とバスバー30とが非当接の状態にあれば、両者の導通状態が検出されず、そこに所定のバスバーパターンが構築されていないことを確認でき、組み付け作業のやり直しを求められる。特に、プローブ90の先端がバスバー30の後端部における検査部位36に当てられるようにしたから、従来と違って、バスバー30のタブ片32が突かれて変形するおそれがない。なお、かかる導通検査は、バスバー30のタブ片32と雌端子金具とが非接触状態にあるときに行ってもよく、状況に応じて検査時期を任意に設定し得る。
以上説明したように本実施形態によれば、導通検査を行うに際し、プローブ90の先端がカバー40に形成された治具差込口48を通してバスバー30の後端部における検査部位36に当てられるようにしたから、バスバー30のタブ片32が変形する事態を回避でき、またカバー40を取り外すことなく、さらにバスバー30と雌端子金具との接続の有無に関わりなく、検査を行うことができる。
しかも、カバー40の前面にバスバー30の後端部を押さえ付け可能な押さえ部42Bが設けられ、この押さえ部42Bが互いに隣接する治具差込口48の間に配置されているから、バスバー30の後端部における検査部位36を挟んだ両側領域もしくは一側領域がバスバー収容部10の後面から浮き上がる事態を回避でき、バスバー30が正規深さで圧入されて検査の信頼性を確保することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、カバーはバスバー収容部とは別体として形成されていたが、本発明によれば、カバーはバスバー収容部と例えばヒンジを介して一体に形成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、バスバーを圧入により装着していたが、本発明によれば、バスバーをインサート成形により装着してもよい。
(3)バスバーの数やタブ片の本数は、回路構成に応じて設定し得るものであり、上記実施形態に限られない。
(4)嵌合凹部が一つの相手側のハウジングを収容可能なように一つのハウジング収容室で構成されている場合にも本発明を適用することができる。
本実施形態のジョイントコネクタの一部破断した背面図 一部破断した左側面図 治具差込口を通して導通検査を行っている状態を示す一部破断した底面図 サブハウジングが挿入される状態を示す一部破断した底面図 治具差込口を通して導通検査を行っている状態を示す一部破断した左側面図 バスバー収容部の正面図 バスバー収容部の背面図 カバーの背面図 カバーの正面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの平面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの底面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの左側面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの右側面図 サブハウジングが挿入される状態を示す平面図
符号の説明
1…ジョイントコネクタ
10…バスバー収容部
11…バスバー装着部
17…バスバー収容室
30…バスバー
31…バスバー本体
36…検査部位
40…カバー
43…後壁
48…治具差込口

Claims (2)

  1. 相手側の端子金具と接続可能な複数本のタブ片を並列して設けたバスバーと、このバスバーを収容しかつ前面に相手側のハウジングを嵌合可能な嵌合凹部を開口させてこの嵌合凹部内に前記タブ片を突出させるとともに後面に前記バスバーの後端部を露出させたバスバー収容部と、このバスバー収容部の後面に被せ付けられ、前記バスバーを抜け止め状態で保持するカバーとを備えたジョイントコネクタであって、
    前記カバーには、前記バスバーのタブ片と対応する位置毎に、導通検査用の治具を通して前記バスバーの後端部における検査部位に当接させるための治具差込口が開口して形成されていることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記バスバーは前記バスバー収容部の後面に対して圧入により装着されるようになっており、かつ、前記カバーの前面には前記バスバーの後端部を押さえ付け可能な押さえ部が設けられ、この押さえ部が互いに隣接する前記治具差込口の間に複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
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