JP2006324045A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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和亜希 武田
Yoshio Okura
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Abstract


【課題】 複数のサブハウジングの挿入状態の正否を簡単に判定する。
【解決手段】 バスバー収容部10の後部には、バスバー30を抜け止めするためのカバー40が被せ付けられる。カバー40には検知片47が突出して形成されている。バスバー収容部10に形成された複数のハウジング収容室13に、それぞれ対応するサブハウジング70が正規挿入されることによってハウジングロック部21が正規姿勢をとる場合には、そのハウジングロック部21と検知片47とが非干渉とされてカバー40の組み付け動作が許容される。一方、各ハウジング収容室13に対応するサブハウジング70が半挿入状態にあってハウジングロック部21が正規姿勢から浮いた姿勢をとる場合には、そのハウジングロック部21と検知片47とが干渉してカバー40の組み付け動作が規制される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ジョイントコネクタに関する。
ジョイントコネクタの一例として、特許文献1に記載されたものがある。これは、タブ片を並列させたバスバーと、バスバーを装着するバスバー収容部と、バスバー収容部の後面に被せ付けられてバスバーの抜け出しを防止するカバーとを備えている。バスバー収容部の前面には相手側ハウジングと嵌合可能な嵌合凹部が開口して形成され、バスバーのタブ片は嵌合凹部内に突出して配されている。バスバーの後端部はバスバー収容部の後面に露出して配されており、この露出部分を覆うようにしてカバーが被着される。そして、嵌合凹部内に相手側ハウジングが正規深さで嵌合すると、相手側の端子金具とバスバーのタブ片とが接続され、もって端子金具同士がバスバーを介して短絡されるようになっている。
特開2004−22319公報
ところで、上記の場合には、相手側ハウジングがバスバー収容部に正規嵌合したか否かを構造的にチェックする機構をもち合わせていなかった。そのため、事後的に相手側ハウジングの挿入状態の正否を判定する必要があった。その場合、仮に、相手側ハウジングが単一部品ではなく複数のサブハウジングによって構成され、しかもこれらサブハウジングを、正規挿入されているものも含めて一つ一つその挿入状態をチェックするとなると、作業が煩雑化して手間がかかるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数のサブハウジングの挿入状態の正否を簡単に判定することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、バスバーを装着可能な合成樹脂製のバスバー収容部を備えたジョイントコネクタにおいて、前記バスバー収容部の前面には、複数のサブハウジングを収容可能なハウジング収容室が開口して形成され、前記ハウジング収容室には前記各サブハウジングを抜け止め状態で弾性係止する撓み変形可能なハウジングロック部が形成され、さらに、前記バスバー収容部には相手部材が組み付けられるようになっており、前記相手部材には、前記ハウジングロック部に対応して検知片が形成され、前記検知片は、前記ハウジング収容室に前記サブハウジングが正規挿入されることによって前記ハウジングロック部が正規姿勢をとる場合には、そのハウジングロック部と非干渉とされて前記相手部材の組み付け動作を許容する一方、前記サブハウジングが半挿入状態にあって前記ハウジングロック部が前記正規姿勢から浮いた姿勢をとる場合には、そのハウジングロック部と干渉して前記相手部材の組み付け動作を規制する構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記バスバーの後端部は前記バスバー収容部の後面に露出して配されており、前記相手部材は前記バスバー収容部の後部に組み付けられて前記バスバーの抜け止めをなすカバーによって構成されており、かつ、前記検知片は、前記カバーの前面から突出して形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ハウジングロック部は前記ハウジング収容室の外側面に露出して配されており、このハウジングロック部の露出部分を切り欠いて検知片進入溝が凹設されており、前記ハウジングロック部が正規姿勢をとる場合に、前記ハウジングロック部の露出部分を覆うようにして前記検知部が前記検知片進入溝に進入可能となっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記検知片進入溝は、前記検知片の進入方向に延出して形成され、前記相手部材の組み付け動作を案内可能となっているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記相手部材は、前記バスバー収容部の外側面に浮いた状態で保持される仮係止位置と、そこから押し込まれて前記バスバー収容部の外側面に当着可能に保持される本係止位置との間を変位可能となっており、前記相手部材が前記仮係止位置にあるときに、前記サブハウジングの前記ハウジング収容室への挿入動作が許容され、かつ、前記相手部材が前記本係止位置へと押し込み可能な場合には前記ハウジングロック部が正規姿勢をとって前記サブハウジングが正規挿入されていると判定可能とされ、前記相手部材が前記本係止位置へと押し込み不能な場合には前記ハウジングロック部が正規姿勢から浮いた姿勢をとって前記サブハウジングが半挿入状態にあると判定可能とされるところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記相手部材は、一面に形成された開口部から前記ハウジングロック部を含む部分を挿入可能な収容凹部を備えた枠治具によって構成され、前記収容凹部の内面には段差状をなす受け面が形成されており、前記ハウジングロック部が前記受け面と非干渉とされて前記ハウジングロック部を含む部分の前記収容凹部の奥方への挿入動作が許容される場合には、前記ハウジングロック部が正規姿勢をとって前記サブハウジングが正規挿入されていると判定可能とされ、前記ハウジングロック部が前記受け面と干渉して前記ハウジングロック部を含む部分の前記収容凹部の奥方への挿入動作が規制される場合には、前記ハウジングロック部が正規姿勢から浮いた姿勢をとって前記サブハウジングが半挿入状態にあると判定可能とされるところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のものにおいて、前記枠治具における前記収容凹部の奥面には、リミットスイッチが配備されており、前記ハウジングロック部を含む部分が前記リミットスイッチの接点を押圧するか否かによって前記サブハウジングの挿入状態の正否を判定可能とされるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ハウジング収容室に各サブハウジングが正規挿入されると、ハウジングロック部が正規姿勢をとって各サブハウジングを抜け止め状態で弾性係止する。一方、各サブハウジングが半挿入状態にあると、つまり、ハウジング収容室に各サブハウジングが正規挿入される前の途中段階で留め置かれると、ハウジングロック部が正規姿勢から浮いた姿勢をとる。
ここで、相手部材に形成された検知片がハウジングロック部と非干渉とされる場合には相手部材のバスバー収容部への組み付け動作が許容され、これにより、ハウジング収容室に各サブハウジングが正規挿入されていることがわかる。一方、検知片がハウジングロック部と干渉する場合には相手部材のバスバー収容部への組み付け動作が規制され、これにより、ハウジング収容室に各サブハウジングが半挿入状態にあることがわかる。つまり、相手部材がバスバー収容部に組み付け可能か否かによって各サブハウジングの挿入状態の正否を容易に判定することができる。
<請求項2の発明>
相手部材がバスバー収容部の後部に組み付けられてバスバーの抜け止めをなすカバーによって構成され、検知片がカバーの前面から突出して形成されている。したがって、カバーがバスバーを抜け止めする機能とサブハウジングの挿入状態を検知する機能の両機能をあわせもつことになり、検知機能をもつ部材を別途設けなくて済むから、部品点数を減らすことができる。
<請求項3の発明>
検知片は、ハウジングロック部が正規姿勢をとる場合に、ハウジングロック部の露出部分を覆うようにしてそこに形成された検知片進入溝に進入する。したがって、ハウジングロック部がロック解除方向に不用意に撓み変形する事態を回避できるとともに、ハウジングロック部の露出部分を通してバスバー収容部内に異物が侵入するのを防止できる。
<請求項4の発明>
検知片進入溝が検知片の進入方向に延出して形成され、これにより相手部材の組み付け動作が案内される。したがって、検知片進入溝が検知機能とガイド機能の両機能をあわせもつことになり、部品点数を減らすことができる。
<請求項5の発明>
相手部材をバスバー収容部の外側面から浮かせて仮保持位置に留め置き、その状態でサブハウジングをハウジング収容室に挿入する。その後、相手部材を本係止位置に押し込んでバスバー収容部の外側面に当着させる。このとき、相手部材の押し込み動作が可能であれば、サブハウジングが正規挿入されていると判定でき、一方、相手部材の押し込み動作が不能であれば、サブハウジングが半挿入状態にあると判定できる。請求項5の発明によれば、相手部材を仮係止状態として組み付け現場に運搬等することが可能となるから、携帯便利で取り扱い性に優れる。
<請求項6の発明>
ハウジングロック部を含む部分を枠治具の一面に形成された開口部を通して収容凹部に挿入する。このとき、ハウジングロック部が正規姿勢をとることで収容凹部の内面に形成された段差状をなす受け面と非干渉であれば、ハウジングロック部を含む部分が収容凹部の奥方へ挿入可能とされ、これにより、サブハウジングがハウジング収容室に正規挿入されていることがわかる。一方、ハウジングロック部が正規姿勢から浮いた姿勢をとることで収容凹部の受け面と干渉すれば、ハウジングロック部を含む部分が収容凹部へ挿入不能となり、これにより、サブハウジングが半挿入状態にあることがわかる。請求項6の発明によれば、相手部材として枠治具を準備し、この枠治具に受け面を設けるだけでサブハウジングの挿入状態の検査が可能となるから、構造を簡略化できる。
<請求項7の発明>
ハウジングロック部が収容凹部の受け面と非干渉であれば、ハウジングロック部を含む部分が正規深さで収容凹部に挿入されて、リミットスイッチの接点を押圧することになる。一方、ハウジングロック部が収容凹部の受け面と干渉すれば、ハウジングロック部を含む部分が正規深さで収容凹部に挿入されず、リミットスイッチの接点を押圧することができない。請求項7の発明によれば、サブハウジングの挿入状態を検査するに際し、リミットスイッチにより電気的に検知できるようにしたから、目視による場合に比べ検査精度を高めることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図12によって説明する。本実施形態のジョイントコネクタ1は、複数のバスバー30と、これらバスバー30を装着するバスバー収容部10と、このバスバー収容部10の後面に覆設されるカバー40とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については、図1の右側を前方とする。
バスバー30は、金属板材をプレス加工等して形成されたものであり、図12に示すように、バスバー収容部10の幅方向(左右方向)に配される帯状のバスバー本体31と、このバスバー本体31の前縁にて一定間隔をあけて前方へ突出する複数本のタブ片32とからなる。このバスバー30は、バスバー収容部10に対し後方から圧入により装着され、回路構成に応じてバスバー収容部10の高さ方向に複数段(図示する場合は4段)に分かれて配されている。
バスバー収容部10は、合成樹脂材により一体に形成され、図1に示すように、高さ方向に立ち上げられたブロック状のバスバー装着部11と、このバスバー装着部11の前面から前方へ突出して形成され、幅方向(左右方向)に複数室(図示する場合は6室)のハウジング収容室13を区分けした筒状の嵌合凹部12とからなる。そして、バスバー収容部10の両側面のうち図5に示す左側面(以下、図5を左右方向の基準とする)には、バスバー装着部11の後端からハウジング収容室13の前端寄りにかけて、図示しない取付対象に固定可能とされた取付部14が形成されている。取付部14は、高さ方向に間隔をあけて配されるとともに前後方向に延出する上下一対のレール部14Aとその間に配されるロック突部14Bとからなる。このジョイントコネクタ1は、レール部14Aに沿って前方から取付対象にスライド装着され、かつロック突部14Bのロックによって取付対象に固定されるようになっている。
また、バスバー装着部11の両側面の中央高さ位置には、図10に示すように、略方形をなす本係止凹部15Aと仮係止凹部15Bとが前後に並んで設けられている。このうち前側に位置する本係止凹部15Aには、図12に示すように、カバー40に形成された弾性係止部41の係止爪41Aが嵌まり込み、これにより、カバー40がバスバー収容部10の後面に当着可能な状態で本係止されるようになっている。一方、後側に位置する仮係止凹部15Bには、同じく弾性係止部41の係止爪41Aが嵌まり込み、これにより、カバー40がバスバー収容部10の後面から浮いた状態で仮係止されるようになっている。
本係止凹部15Aの前縁にはここから段差12Eを介して一回り大きくなった嵌合凹部12が連なっており、対応する嵌合凹部12の後縁にはカバー40の弾性係止部41との干渉を回避するための逃がし部16が切り欠きにより形成されている。
バスバー装着部11の後面には、図4に示すように、後方からバスバー30を装着可能なバスバー収容室17が高さ方向に複数段(図示する場合は4段)に分かれて形成されている。バスバー収容室17は、横向きのスリット状に開口してバスバー本体31を収容可能なバスバー本体収容部17Aとバスバー30のタブ片32と対応する位置にあってタブ片32を貫通させるタブ片挿通孔17Bとを備える。バスバー装着部11のうち、幅方向で隣接する各タブ片挿通孔17Bの間には、カバー40に形成された係合部42と係合可能な係合受け部18が高さ方向に凹設されている。バスバー収容室17は、係合受け部18によって幅方向の複数箇所(図示する場合は5箇所)にて分断されている。また、係合受け部18及びバスバー収容室17の各開口縁には全周に亘って面取りが施されている。
タブ片32の先端部は、タブ片挿通孔17Bを貫通したあと対応するハウジング収容室13毎に縦一列となって突出して配される。各ハウジング収容室13には、相手側のサブハウジング70が嵌入され、これによりサブハウジング70内に収容された図示しない相手側の雌端子金具とタブ片32とが接続可能となっている。そして、互いに隣接するサブハウジング70に収容された雌端子金具同士は、対応するバスバー30のバスバー本体31を介して横列毎に短絡されるようになっている。
嵌合凹部12の上壁のうち、各ハウジング収容室13毎に対応する位置には、図1に示すように、サブハウジング70を抜け止めするランス状のハウジングロック部21が形成されている。各ハウジングロック部21は、嵌合凹部12の上壁に切り入れられた左右一対のスリット12F間にて後方へ向けて片持ち状に延出する形態とされ、その上面が露出した状態となっている。ハウジングロック部21の後端側には、サブハウジング70に形成された係止受け部71と係止可能な係止突部22がハウジング収容室13側に突出して形成されている。係止突部22の前面は、サブハウジング70の挿入方向に沿ってテーパ状をなす案内面22Aとされ、係止突部22の後面は、突出端側に行くにつれ僅かに後退する係止面22Bとされる。
そして、各ハウジングロック部21の上面には、後述する検知片47の進入を許容する検知片進入溝29が凹設されている。検知片進入溝29は、ハウジングロック部21の後端に開口して前後方向に延出する形態とされ、断面コの字形でかつ長さ方向に同幅をもって構成されている。
相手側のサブハウジング70は、合成樹脂製であって、図1及び図9に示すように、複数種用意されてそれぞれ立壁状に形成され、対応するハウジング収容室13に縦向きの姿勢で挿入可能となっている。上記した係止受け部71は、サブハウジング70の上面後端に突出して形成されており、その前面が突出端側へ行くにつれ前方へ僅かに傾く被係止面71Aとされる。サブハウジング70の側面にはハウジング収容室13の内壁に形成されたガイド部23と係合可能なガイド受け部72が前後方向に沿って複数形成され、これらガイド部23とガイド受け部72とが互いに摺接することでサブハウジング70の嵌入動作が案内される。
また、ガイド部23とガイド受け部72とは、それぞれ左右非対称な構造となっており、サブハウジング70の逆挿入を防止するための識別作用を発揮するようになっている。さらに、サブハウジング70の側面には、正規挿入された雌端子金具を抜け止めするためのリテーナ73が形成されている。このリテーナ73は、サブハウジング70の側面に浮いた状態から内部へ押し込まれて雌端子金具に係止可能となっている。
各サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に挿入されると、その挿入途中で係止受け部71の後面と係止突部22の案内面22Aとが摺接し、その摺接動作に伴って対応するハウジングロック部21が上方へ撓み変形し、これによりハウジングロック部21がハウジング収容室13の上面から浮いた状態となる。そののち各サブハウジング70が正規挿入されると、係止受け部71が係止突部22を乗り換えてハウジングロック部21が弾性復元して正規姿勢となり、係止突部22の係止面22Bと係止受け部71の被係止面71Aとが各サブハウジング70の抜け方向で係止し合うようになっている。また、各サブハウジング70が正規挿入されることにより、各サブハウジング70に収容された雌端子金具が対応するバスバー30のタブ片32と正規深さで嵌合接続される。
カバー40は、合成樹脂材によりバスバー収容部10とは別体として形成され、前面を開放させたキャップ状をなしている。詳しくはカバー40は、図6ないし図8に示すように、背面を構成する後壁43と、この後壁43の両側縁から前方へ突出する左右一対の側壁44A,44Bと、後壁43の上下両縁から前方へ突出する上壁45及び下壁46とからなる。このカバー40は、バスバー装着部11を被覆するようにしてバスバー収容部10に被せ付けられ、その前縁が嵌合凹部12の段差12Eに当着可能となっている。下壁46の両側部には、バスバー装着部11の後面下端両側部に形成された両側突部11Aと係合可能な両側受け部46Aが凹設されている。カバー40が正規姿勢をとっていると、両側突部11Aが両側受け部46Aに進入してカバー40の装着動作が許容されるが、カバー40が反転姿勢をとっていると、両側突部11Aがカバー40の上壁45と干渉してカバー40の装着動作が阻止されるようになっている。
カバー40の両側壁44A,44Bの中央高さ位置には、内外に撓み変形可能とされた左右一対の弾性係止部41が形成されている。両側壁44A,44Bのうちの左側の側壁44Aには、カバー40の装着時に取付部14のレール部14Aの突入を許容する上下一対の逃がし凹部44Eが形成されており、両逃がし凹部44E間にて左側の弾性係止部41の撓み変形動作が可能となっている。また、両側壁44A,44Bのうちの右側の側壁44Bには、上下一対のスリット44Fが形成されており、両スリット44F間にて右側の弾性係止部41の撓み変形動作が可能となっている。各弾性係止部41の前端位置と突片47の前端位置とは、ほぼ同じ位置に揃えられている。
弾性係止部41の前端部には、係止爪41Aが内向きに突出して形成されている。また、カバー40の後壁43において係止爪41Aを後方に投影した位置には、係止爪41Aを成形するための型抜き孔43Aが開口して形成されている。カバー40は、弾性係止部41の係止爪41Aが仮係止凹部15Bに弾性的に嵌まり込むことにより、バスバー収容部10の後面から浮いた仮係止位置に留め置かれる。また、仮係止位置にあるカバー40が前方へ押し込まれると、係止爪41Aが仮係止凹部15Bから抜け出たあと本係止凹部15Aに弾性的に嵌まり込み、これにより、カバー40はバスバー収容部10の後面に当着可能な本係止位置に留め置かれる。
カバー40の後壁43の前面(内側面)には、幅方向に一定間隔をあけて複数条(図示する場合は5条)の係合部42が形成されている。係合部42は、高さ方向に延出するリブ状をなし、高さ方向に一定間隔をあけた複数箇所(図示する場合は3箇所)から前方へ向けて突出する係合突部42Aと、各係合突部42Aの間に位置する押さえ部42Bとからなる。この係合部42は、カバー40が本係止されることでバスバー装着部11の係合受け部18に嵌入するようになっており、これにより各係合突部42Aが係合受け部18に深く進入するとともに、押さえ部42Bがバスバー30の後端部と当接してここを前方へ押しやるようになっている。
さて、カバー40の上壁45には、幅方向に所定間隔をあけて前方へ突出する板状の検知片47が複数形成されている。各検知片47は、図7に示すように、各ハウジングロック部21毎に対応して配設され、ハウジングロック部21の成形に伴いハウジング収容室13の上壁に形成された露出部分を被覆可能とされる、幅広の覆い部47Bを基端側に有するとともに、ハウジングロック部21に凹設された検知片進入溝29に進入可能とされる、覆い部47Bよりも幅狭の検知突部47Aを先端側に有している。検知突部47Aは、前後方向に延出する形態とされ、検知片進入溝29に対し幅方向にがたつくことなく進入し、これによってその進入動作が案内されるようになっている。また、検知突部47Aの先端部は、先端に行くにしたがって幅狭となっており、これにより検知片進入溝29の入り口に円滑に誘い込まれるようになっている。なお、カバー40の上壁45の上面と、自然状態にあるハウジングロック部21の上面とは、ほぼ同じ高さに設定されており、両者を連ねる仮想延長線上に段差が生じないようにしてある。
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、バスバー収容部10に対して後方からバスバー30を圧入により順次装着する。すると、バスバー本体31がバスバー装着部11のバスバー本体収容部17Aに密着状態で収容されるとともにタブ片32の先端部がタブ片挿通孔17Bを抜けて嵌合凹部12のハウジング収容室13内に突出した状態で配される。また、図1に示すように、バスバー収容部10に対し後方からカバー40を被せ付け、弾性係止部41の係止爪41Aを仮係止凹部15Bに弾性係止させることにより、カバー40を仮係止位置に留め置き、その状態でサブハウジング70との組み付け現場に移送する。
組み付け現場においては、図9に示すように、嵌合凹部12のハウジング収容室13に対して対応するサブハウジング70をそれぞれ前方から挿入する。サブハウジング70が正規姿勢をとっていれば、ガイド部23とガイド受け部72との合致により挿入動作が進行し、これによりサブハウジング70が正規姿勢で挿入されたことを確認できる。
各サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に正規挿入されると、係止突部22がバスバー収容部10に形成されたハウジングロック部21に弾性係止され、サブハウジング70が抜け止めされる。また同時に、各サブハウジング70内に収容された複数の雌端子金具が対応するバスバー30のタブ片32と接触状態で嵌合し、もって雌端子金具が各バスバー30を介して横列毎に短絡された状態となる。
その後、図2に示すように、仮係止位置にあるカバー40を前方へ押し込み、弾性係止部41の係止爪41Aを本係止凹部15Aに弾性係止させることにより、カバー40を本係止位置に至らしめる。カバー40の装着過程では、検知片47の検知突部47Aが対応する検知片進入溝29に前方から進入し、カバー40の装着動作が案内される。そして、カバー40が本係止位置に至ると、カバー40の押さえ部42Bがバスバー30の後端部を押さえ付け、かつ、検知片47の検知突部47Aが検知片進入溝29に正規深さで進入する。すると、ハウジングロック部21は、検知片47の検知突部47Aによってロック解除方向となる上方への撓み変形動作が規制され、これにより各サブハウジング70に対するハウジングロック部21の係止の確実性が保障される。
このように、各サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に正規挿入される場合には、ハウジングロック部21がその根元から先端にかけてほぼ真直ぐ延びた正規姿勢をとって、その検知片進入溝29の入り口とカバー40側の検知片47の先端とが整合位置するようになるから、カバー40の組み付け動作に伴い検知片47の検知突部47Aが対応する検知片進入溝29にスムーズに進入して、カバー40の組み付け動作が許容される。
一方、図3に示すように、各サブハウジング70が半挿入状態にあると、つまり各サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に正規挿入されるまでの途中段階にあると、ハウジングロック部21がサブハウジング70の係止受け部71に押されて上方へ撓んだままの状態となる。すると、検知片進入溝29の入り口とカバー40側の検知片47の先端とが整合位置からずれるため、ここから仮係止位置にあるカバー40を前方へ押し込もうとしても、検知片47の検知突部47Aの先端部がハウジングロック部21の先端部と突き当たってそれ以上の押し込み動作が規制される。したがって、カバー40のバスバー収容部10への組み付け動作が規制されることをもって各サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に正規挿入されていないことがわかる。その場合は、対応するサブハウジング70をハウジング収容室13の奥方へ押し込み、サブハウジング70をハウジングロック部21により弾性係止させればよい。
以上説明したように本実施形態によれば、カバー40に突出して形成された検知片47がハウジングロック部21と非干渉とされる場合には、カバー40のバスバー収容部10への組み付け動作が許容され、これにより、各ハウジング収容室13に、対応するサブハウジング70が正規挿入されていることがわかる。一方、検知片47がハウジングロック部21と干渉する場合には、カバー40のバスバー収容部10への組み付け動作が規制され、これにより、各ハウジング収容室13に、対応するサブハウジング70が半挿入状態にあることがわかる。したがって、カバー40がバスバー収容部10に組み付け可能か否かによって各サブハウジング70の挿入状態の正否を容易に判定できるようになる。しかも、カバー40はかかる検査機能とバスバー30を抜け止めするための機能を兼用しているから、部品点数を削減することができる。
また、検知片47は、ハウジングロック部21が正規姿勢をとる場合に、ハウジングロック部21の露出部分を覆うようにしてそこに形成された検知片進入溝29に進入する。したがって、ハウジングロック部21がロック解除方向に不用意に撓み変形する事態を回避できるとともに、ハウジングロック部21の露出部分を通してバスバー収容部10内に異物が侵入するのを防止できる。さらに、この検知片進入溝29が検知片47の進入方向に延出して形成され、組み付け時におけるカバー40のガイド機能を兼用しているから、部品点数を削減することができる。
さらにまた、カバー40が仮係止位置と本係止位置との間を変位可能とされ、カバー40が仮係止位置にあるときに、組み付け現場に移送するようにしたから、組み付け作業前に嵩張ったりするのを防止でき、取り扱い性が良好となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図13及び図14によって説明する。実施形態2では、カバー40側に検知片47の検知突部47Aが形成されておらず、かつ、バスバー収容部10側にハウジングロック部21の検知片進入溝29が形成されておらず、両者の担っていた各サブハウジング70の検知機能を枠治具90によって達成させている。その他は、実施形態1とほぼ同様であり、同じ構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
すなわち、枠治具90は、合成樹脂製であって、基台91とその周縁から前方へ突出する周壁92とにより全体として筒状をなし、その上面に形成された開口部93Aを通してバスバー収容部10をカバー40とともに収容可能な収容凹部93を有し、さらにこの収容凹部93の奥面(基台91の前面)に凹設された収容溝94に、リミットスイッチ95の本体部95Aを嵌入固定して構成される。リミットスイッチ95の本体部95Aからは斜めに延出するオン・オフレバー95Bが形成され、このオン・オフレバー95Bの延出端が収容凹部93の内部に臨むようになっている。
収容凹部93は、カバー40付きのバスバー収容部10の全体を緊密に嵌め込み可能な大きさをもって形成され、その内壁のうち、図示する左側の側壁における開口部93A寄りの位置には、断面Lの字形をなす顎部96が段付状に切り欠いて形成されている。顎部96は、バスバー収容部10におけるハウジングロック部21と対応する位置に設定されており、ハウジングロック部21が正規姿勢をとっていれば、顎部96にハウジングロック部21が突き当たることなく通過するが、ハウジングロック部21が正規姿勢から浮いた姿勢をとっていれば、顎部96の内面のうちの前面を構成する受け面96Aに、ハウジングロック部21が突き当たってバスバー収容部10のそれ以上の押し込み動作が規制されるようになっている。
次に、実施形態2の作用を説明する。まず、各サブハウジング70を対応するハウジング収容室13に挿入し、各サブハウジング70をハウジングロック部21にて抜け止め状態に弾性係止する。続いて、カバー40をバスバー収容部10に被せ付け、弾性係止部41の係止爪41Aを本係止凹部15Aに弾性係止させて、カバー40をバスバー収容部10に正規装着する。なお、実施形態2の場合には、バスバー収容部10に仮係止凹部15Bが形成されておらず、カバー40は仮係止位置にて留め置かれることはない。
次いで、このカバー40付きのバスバー収容部10を枠治具90の収容凹部93に挿入し、各サブハウジング70が正規挿入されたか否かの検査に付する。
この場合に、各サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に正規挿入されていれば、ハウジングロック部21がその根元から先端にかけて真直ぐ延びた正規姿勢をとるから、組み付け動作の途中でハウジングロック部21が顎部96の内面と干渉することはない。したがって、カバー40付きのバスバー収容部10は、収容凹部93に正規深さで挿入されてリミットスイッチ95のオン・オフレバー95Bを押圧し、さらにその押圧状態を保ちつつカバー40の後壁43を収容凹部93の奥面に当着させる。すると、オン・オフレバー95Bが押し倒されてリミットスイッチ95の本体部95Aに接続された電気回路に電気が流れ、もって各サブハウジング70が正規挿入されたと判定される。
一方、各サブハウジング70が対応するハウジング収容室13に半挿入状態にあると、ハウジングロック部21が正規姿勢から浮いた姿勢をとることになり、それがために組み付け動作の途中でハウジングロック部21の先端部が顎部96の受け面96Aに突き当たる。そうすると、カバー40付きのバスバー収容部10はオン・オフレバー95Bの配設位置まで到達せず、これを押圧することができないから、電気回路に電気が流れることはない。その場合には、各サブハウジング70が正規挿入されていないと判定されることになる。
実施形態2によれば、枠治具90に段付状の受け面96Aを設けることで各サブハウジング70の挿入状態の検査を可能としたから、治具構造の簡素化を図れる。また、リミットスイッチ95により電気的に検知できるようにしたから、目視による場合に比べて見落としや見間違いを少なくすることができる。
<実施形態3>
図15及び図16は本発明の実施形態3を示す。実施形態3では、カバー40、バスバー収容部10、及びバスバー30の各形態が実施形態2と同一であるが、相手側のサブハウジング70の形態が実施形態2とは異なる。
ところで、実施形態1及び2の場合には、複数のサブハウジング70が個別に色分けして識別されており、これにより雌端子金具が対応するバスバー30に正規接続されるようになっている。しかし、色分けによる識別だけでは人為的なポカを生じ易く、工程内での誤挿入を完全に払拭するには至らない。そのため、より有効な誤挿入防止手段が希求されており、かかる事情に鑑みて実施形態3の技術が開発されたものである。
すなわち、実施形態3の各サブハウジング70には、ハウジング収容室13に正規挿入されたときにハウジング収容室13の外側に露出する前端部に、サブハウジング70の挿入順序を規制するための板状の規制片79が一側方に張り出して形成されている。
ここで、一のサブハウジング70に形成された規制片79はそれに隣り合うサブハウジング70の肩部78を覆うように載置可能となっており、こうして隣接する者同士が規制片79によって横方向に連なるようになっている。そして、サブハウジング70のうち平面視して最右端に位置するサブハウジング70Aは、規制片79を有しておらず、これが挿入順序の一番となるようにしてある。
したがって、この規制片79のないサブハウジング70Aを最右端のハウジング収容室13に挿入すれば、次なるサブハウジング70は規制片79の存在によってその隣りのハウジング収容室13に挿入するのを余儀なくされる。同様に、残りのサブハウジング70は、規制片79の存在によって挿入済みのサブハウジング70の隣りに位置するハウジング収容室13に挿入するのを自動的に規定されることになる。
つまり、実施形態3は、サブハウジング70をハウジング収容室13に対して端から順番に挿入しないことにはその挿入動作が成立しない構成とされるから、サブハウジング70の挿入順序が自ずと定まって、サブハウジング70が誤った位置に挿入される可能性を減らすことができる。なお、この場合、実施形態1及び2と同様に、サブハウジング70を個別に色分けして識別機能をもたせておけば、この規制片79による挿入順序の規定機能と相俟って、工程内での誤挿入をより効果的に抑制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、検知片が各ハウジングロック部毎に対応して形成されていたが、本発明によれば、一つの検知片が全ハウジングロック部に一括して対応するように形成されてもよい。
(2)実施形態2では、枠治具の収容凹部にカバー付きのバスバー収容部の全体が挿入されるようになっていたが、本発明によれば、枠治具の収容凹部に少なくともハウジングロック部を含む部分が挿入されるものであればよい。
(3)実施形態2では、サブハウジングの挿入状態の正否をリミットスイッチにより電気的にチェックしていたが、本発明によれば、枠治具にリミットスイッチを配備することなく、収容凹部の開口部からのサブハウジングの突出具合を目視することにより、サブハウジングの挿入状態の正否をチェックするものであってもよい。こうすると、枠治具の構造がより簡素化される。
(4)バスバーの数やタブ片の本数は、回路構成に応じて設定し得るものであり、上記実施形態に限られない。
実施形態1において、カバーが仮係止位置にあるときの要部破断した左側面図 カバーが本係止位置にあるときの要部破断した左側面図 検知片がハウジングロック部に突き当たってカバーの組み付け動作が規制されるときの要部破断した左側面図 バスバー収容部の背面図 バスバー収容部の正面図 カバーの正面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの平面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの底面図 サブハウジングが正規挿入されたときの平面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの左側面図 カバーとバスバー収容部とが分離状態にあるときの右側面図 バスバーの装着状態をあらわす横断面図 実施形態2において、カバー付きのバスバー収容部が枠治具の収容凹部に正規挿入されたときの側断面図 収容凹部の受け面にハウジングロック部が突き当たって組み付け動作が規制されたときの側断面図 実施形態3において、サブハウジングが正規挿入されたときの平面図 サブハウジングが正規挿入されたときの底面図
符号の説明
1…ジョイントコネクタ
10…バスバー収容部
11…バスバー装着部
21…ハウジングロック部
22…係止突部
29…検知片進入溝
30…バスバー
31…バスバー本体
40…カバー
47…検知片
47A…検知突部
70…サブハウジング
71…係止受け部

Claims (7)

  1. バスバーを装着可能な合成樹脂製のバスバー収容部を備えたジョイントコネクタにおいて、
    前記バスバー収容部の前面には、複数のサブハウジングを収容可能なハウジング収容室が開口して形成され、前記ハウジング収容室には前記各サブハウジングを抜け止め状態で弾性係止する撓み変形可能なハウジングロック部が形成され、さらに、前記バスバー収容部には相手部材が組み付けられるようになっており、
    前記相手部材には、前記ハウジングロック部に対応して検知片が形成され、前記検知片は、前記ハウジング収容室に前記サブハウジングが正規挿入されることによって前記ハウジングロック部が正規姿勢をとる場合には、そのハウジングロック部と非干渉とされて前記相手部材の組み付け動作を許容する一方、前記サブハウジングが半挿入状態にあって前記ハウジングロック部が前記正規姿勢から浮いた姿勢をとる場合には、そのハウジングロック部と干渉して前記相手部材の組み付け動作を規制する構成としたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記バスバーの後端部は前記バスバー収容部の後面に露出して配されており、前記相手部材は前記バスバー収容部の後部に組み付けられて前記バスバーの抜け止めをなすカバーによって構成されており、かつ、前記検知片は、前記カバーの前面から突出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記ハウジングロック部は前記ハウジング収容室の外側面に露出して配されており、このハウジングロック部の露出部分を切り欠いて検知片進入溝が凹設されており、前記ハウジングロック部が正規姿勢をとる場合に、前記ハウジングロック部の露出部分を覆うようにして前記検知部が前記検知片進入溝に進入可能となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記検知片進入溝は、前記検知片の進入方向に延出して形成され、前記相手部材の組み付け動作を案内可能となっていることを特徴とする請求項3に記載のジョイントコネクタ。
  5. 前記相手部材は、前記バスバー収容部の外側面に浮いた状態で保持される仮係止位置と、そこから押し込まれて前記バスバー収容部の外側面に当着可能に保持される本係止位置との間を変位可能となっており、
    前記相手部材が前記仮係止位置にあるときに、前記サブハウジングの前記ハウジング収容室への挿入動作が許容され、かつ、
    前記相手部材が前記本係止位置へと押し込み可能な場合には前記ハウジングロック部が正規姿勢をとって前記サブハウジングが正規挿入されていると判定可能とされ、前記相手部材が前記本係止位置へと押し込み不能な場合には前記ハウジングロック部が正規姿勢から浮いた姿勢をとって前記サブハウジングが半挿入状態にあると判定可能とされることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のジョイントコネクタ。
  6. 前記相手部材は、一面に形成された開口部から前記ハウジングロック部を含む部分を挿入可能な収容凹部を備えた枠治具によって構成され、前記収容凹部の内面には段差状をなす受け面が形成されており、
    前記ハウジングロック部が前記受け面と非干渉とされて前記ハウジングロック部を含む部分の前記収容凹部の奥方への挿入動作が許容される場合には、前記ハウジングロック部が正規姿勢をとって前記サブハウジングが正規挿入されていると判定可能とされ、前記ハウジングロック部が前記受け面と干渉して前記ハウジングロック部を含む部分の前記収容凹部の奥方への挿入動作が規制される場合には、前記ハウジングロック部が正規姿勢から浮いた姿勢をとって前記サブハウジングが半挿入状態にあると判定可能とされることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  7. 前記枠治具における前記収容凹部の奥面には、リミットスイッチが配備されており、前記ハウジングロック部を含む部分が前記リミットスイッチの接点を押圧するか否かによって前記サブハウジングの挿入状態の正否を判定可能とされることを特徴とする請求項6に記載のジョイントコネクタ。
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