JP2006202536A - コネクタ - Google Patents

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和紀 山下
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Abstract


【課題】 ハウジングに対してフロントホルダを確実に組み付けることができるようにする。
【解決手段】 フロントホルダ40が所定の組付け位置に達すると、弾性復帰した弾性係止片45A,45Bがハウジング10の係止部20に係止することで、フロントホルダ40がハウジング10に対して組付け状態に保持される。弾性係止片45A,45Bを両端支持形態とすることにより、弾性係止片45A,45Bの不正な方向への撓みを規制し、弾性係止片45A,45Bをガイド溝18に嵌合させることにより、ハウジング10に対するフロントホルダ40の位置ずれを防止した。これにより、フロントホルダ40の弾性係止片45A,45Bとハウジング10の係止部20が確実に係止し、フロントホルダ40がハウジング10に対して所定の組付位置に確実に保持される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
従来、コネクタとして、特許文献1に記載されているものがある。これは、端子金具が収容されるハウジングに対し、前方からフロントホルダを組み付けた構造となっている。
特開平11−250970号公報
上記のようなコネクタでは、フロントホルダをハウジングに対して組み付け状態に保持するための手段として、フロントホルダに弾性係止片を形成するとともに、ハウジングに係止部を形成し、フロントホルダの組付け過程では弾性係止片が弾性撓みし、フロントホルダが所定の組付位置に達すると、弾性係止片が弾性復帰して係止部に係止することで、フロントホルダがハウジングに対して移動規制された状態に保持される構造が考えられる。
しかし、この種のコネクタでは、弾性係止片が不正な方向へ弾性撓みすることによって、係止部との係止が正しく行われなくなることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングに対してフロントホルダを確実に組み付けることができるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子金具が収容されるハウジングと、前記ハウジングに対して組付け可能なフロントホルダとを備え、前記フロントホルダの組付け過程では、前記フロントホルダに形成した弾性係止片が弾性撓みし、前記フロントホルダが所定の組付け位置に達すると、弾性復帰した前記弾性係止片が前記ハウジングの係止部に係止することで、前記フロントホルダが前記ハウジングに対して組付け状態に保持されるようにしたコネクタにおいて、前記弾性係止片が、前記フロントホルダの前記ハウジングに対する組付け方向と略平行に延びるとともに、両端部が前記フロントホルダに支持された両端支持形態とされており、前記ハウジングに、前記フロントホルダの組付け方向と平行であって、前記フロントホルダの組付け過程では前記弾性係止片を嵌合させるガイド溝が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記フロントホルダには、前記ハウジングに外嵌される周壁が設けられ、前記弾性係止片が前記周壁の内周に沿うように設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記フロントホルダには、前記ハウジングに対する組付け方向において前記弾性係止片よりも前方に位置し、前記ガイド溝に対して嵌合可能とされた被ガイド部が形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記弾性係止片には、前記係止部に係止される係止突起が形成されており、前記ハウジングには、前記フロントホルダの組付け方向と平行であり、前記フロントホルダの組付けの過程で前記係止突起を嵌合させる規制溝が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
弾性係止片を両端支持形態とすることにより、弾性係止片が不正な方向へ撓むのを規制した。さらに、弾性係止片をガイド溝に嵌合させることにより、ハウジングに対するフロントホルダの位置ずれを防止した。これにより、フロントホルダの弾性係止片とハウジングの係止部を確実に係止させ、フロントホルダをハウジングに対して所定の組付位置に確実に保持することができる。
<請求項2の発明>
弾性係止片を周壁の内周に沿うように設けたので、弾性係止片に対する異物の干渉を防止することができる。
<請求項3の発明>
ハウジングに対するフロントホルダの組付けの初期に、被ガイド部とガイド溝との嵌合によってフロントホルダがハウジングに対して位置決めされるので、弾性係止片を確実にガイド溝に嵌合させることができる。
<請求項4の発明>
弾性係止片がガイド溝に嵌合されている上に、更に係止突起が規制溝に嵌合されているので、弾性係止片の不正な撓みが確実に防止される。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図11を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、ハウジング10と端子金具30とフロントホルダ40とを備えて構成されている。
ハウジング10は、合成樹脂製であり、概ね横長長円形のブロック状をなす端子収容部11と、概ね横長長円形の筒状をなすフード部12とを一体形成した形態となっていて、フード部12は端子収容部11よりも前方へ突出している。端子収容部11内には、上下2段に分かれた複数のキャビティ13が、上下対称で且つ左右対称に整列して形成されている。各キャビティ13内には、その内壁に沿って前方へ片持ち状に延出する形態の弾性撓み可能なランス14が形成されている。上段のキャビティ13においては、その下面壁に沿ってランス14が配され、下段のキャビティ13においては、その上面壁に沿ってランス14が配されており、上段のランス14と下段のランス14との間には、ランス14の弾性撓みを許容するための撓み空間15が、前方へ開放され、且つ左右方向においてキャビティ13の形成全領域に亘って連続する(貫く)形態で形成されている。各キャビティ13は、その前端部において撓み空間15と連通し、この連通空間16の存在により、ランス14よりも前方の空間が端子収容部11の前端面に開放された形態となっている。
また、キャビティ13と撓み空間15との間に連通空間16が設けられていることで、上段のキャビティ13の前端部においては端子金具30の前端部を下から支承する壁部が存在せず、下段のキャビティ13の前端部おいては端子金具30の前端部を上から抑える壁部が存在しない形態となっている。同じくキャビティ13の前端部においては、後方から挿入された端子金具30を前止まりするための前面壁は存在しないが、キャビティ13の左右両側壁の前端から内側へ突出する一対の前止まり部17が形成されている。
端子収容部11の外周における左右両側面領域には、夫々、上下一対ずつのガイド溝18が形成されている。ガイド溝18は、前後方向(即ち、ハウジング10に対するフロントホルダ40の着脱方向、及び、仮係止位置と本係止位置との間でのフロントホルダ40の変位方向)と平行に延びるとともに、側方及び前方に開放された形態とされている。また、端子収容部11には、各ガイド溝18に対して内側に隣接するように位置し、且つガイド溝18と平行に延びる規制溝19が形成されている。各規制溝19は、左右両側面側のみに開放され、ガイド溝18とキャビティ13とに連通している。各規制溝19の前端部には、係止部20が形成されており、係止部20は、端子収容部11の前面壁の一部を構成する。上記した4つのガイド溝18と4つの規制溝19と4つの係止部20は、いずれも左右対称且つ上下対称な形態(形状及び配置)となっており、前後方向においては互いに同じ位置関係となっている。
端子金具30は、前後方向に細長く、後端部に電線31が接続されている。端子金具30が後方からキャビティ13内に挿入される過程では、ランス14が端子金具30の外面との干渉により撓み空間15内に進出するように弾性撓みする。そして、端子金具30がキャビティ13内の正規挿入位置に挿入された状態では、端子金具30の前端面における左右両側縁部が前止まり部17に突き当たって前止まりされるとともに、弾性復帰したランス14が端子金具30に形成されている周知形態のランス孔(図示せず)と係止することで端子金具30が抜止めされるようになっている。
フロントホルダ40は、合成樹脂製であり、横長の概ね長円形をなす周壁41と、周壁41の前端に設けた概ね格子状の前面枠42とを一体形成した形態である。周壁41の内周における左右両側壁領域には、夫々、上下一対ずつのリブ状突部43が内側(即ち、左右いずれかの側)へ突出するように形成されている。リブ状突部43は、前後方向、即ちハウジング10に対するフロントホルダ40の組付け方向と平行に直線状に延びており、その形成領域は周壁41の前端から後端に至る。また、周壁41には、各リブ状突部43に対して外側(即ち、左右いずれかの側)に隣接し、前後方向に細長く、前面枠42の前端面に開口する型抜き空間44が形成されている。型抜き空間44は、周壁41の内周においてリブ状突部43の上下両縁部に細長く開口しており、これにより、リブ状突部43のうち前後方向において型抜き空間44と対応する領域が、内外方向(左右方向)へ弾性撓み可能な弾性係止片45A,45Bとなっている。
弾性係止片45A,45Bは、長さが異なる2種類のものが、夫々、2つずつ形成されている。前後長の長い専用弾性係止片45Aは、正面に向かって左上と右下に位置し、専用弾性係止片45Aよりも前後長の短い兼用弾性係止片45Bは、正面に向かって左下と右上に位置する。いずれの弾性係止片45A,45Bも、その前端部は係止部20(前面枠42)に連なっており、後端部は周壁41の内周に連なっている。つまり、弾性係止片45A,45Bは、その前後両端において支持された形態である。また、専用弾性係止片45Aの前端と兼用弾性係止片45Bの前端とは、前後方向において同じ位置にある。各弾性係止片45A,45Bの後端部には、内側(即ち、左右いずれかの側)に突出する係止突起46A,46Bが形成されている。上記のように専用弾性係止片45Aと兼用弾性係止片45Bは長さが異なるので、専用係止突起46Aは兼用係止突起46Bよりも後方(ハウジング10に対するフロントホルダ40の組付け方向においては前方となる)に位置する。
また、リブ状突部43のうち、弾性係止片45A,45Bよりも後方(ハウジング10に対するフロントホルダ40の組付け方向においては前方となる)の領域は、前後方向に細長く直線状に延びる被ガイド部47A,47Bとなっている。専用弾性係止片45Aに連なる被ガイド部47Aと兼用弾性係止片45Bに連なる被ガイド部47Bは、互いに長さが異なるが、後端は互いに同じ位置、即ち周壁41の後端に位置する。
フロントホルダ40の前面枠42には、各キャビティ13と対応する複数の窓孔48と、各ランス14と対応する複数の治具挿入孔49が、前後方向に貫通して形成されている。また、前面枠42には、その後面から水平板状に突出する嵌合リブ50が形成されている。さらに、前面枠42の後面には、各キャビティ13と対応する左右一対ずつの支承部51が、ランス14とほぼ同じ高さに突出して形成されている。かかるフロントホルダ40は、ハウジング10に対する組付け方向(即ち、前後方向)に見て、点対称の形態となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
フロントホルダ40はハウジング10に対して前方から組み付けられる。組付けに際しては、まず、周壁41が端子収容部11の前端部外周に嵌合されるとともに、全ての被ガイド部47A,47Bの後端がガイド溝18の前端に嵌合され、これらの嵌合により、フロントホルダ40が端子収容部11に対して上下左右方向(ハウジング10に対するフロントホルダ40の組付け方向と直交する方向)への遊動を規制された位置決め状態となり、これ以降、フロントホルダ40の組付けが進む過程では、フロントホルダ40がハウジング10に対して所定の組付け経路に沿って変位するようにガイドされる。
組付けの過程では、専用係止突起46Aが係止部20(端子収容部11の前端面)と干渉することにより、専用弾性係止片45Aが、湾曲しつつ型抜き空間44内へ進出するように弾性撓みする。そして、フロントホルダ40が図4及び図6に示す仮係止位置に達すると、専用係止突起46Aが係止部20を通過して規制溝19内に進入し、専用弾性係止片45Aが弾性復帰して専用係止突起46Aが係止部20に対して後方から係止するとともに、兼用係止突起46Bが係止部20に対して前方から係止する。この係止部20に対する専用弾性係止片45Aと兼用弾性係止片45Bの係止により、フロントホルダ40が仮係止位置に保持される。この状態では、嵌合リブ50が撓み空間15よりも前方に位置するので、ランス14の弾性撓みが許容される。また、専用弾性係止片45Aはその後端部をガイド溝18内に嵌合させた状態となるが、兼用弾性係止片45Bはガイド溝18には嵌合していない。
この状態で、各キャビティ13に対して後方から端子金具30が挿入され、正規挿入位置においてランス14により抜止め状態に保持される。このとき、上段のキャビティ13に挿入された端子金具30の前端部の下面は撓み空間15に直接臨んでおり、下段のキャビティ13に挿入された端子金具30の前端部の上面も撓み空間15に直接臨んでいる。つまり、端子金具30の上下方向への傾き変位は、主としてランス14によって規制されていることになる。
全ての端子金具30が正規挿入された後は、フロントホルダ40を仮係止位置よりも奥の本係止位置へ押し込む。押し込みの過程では、弾性係止片45A,45Bとガイド溝18の嵌合、及び周壁41と端子収容部11との嵌合により、ハウジング10に対してフロントホルダ40が所定の姿勢を保ちつつ、且つガイド溝18と平行な組付け経路によって変位する。また、兼用係止突起46Bと係止部20との干渉により、兼用弾性係止片45Bが、湾曲しつつ型抜き空間44内へ進出するように弾性撓みする。尚、フロントホルダ40が仮係止位置から本係止位置へ変位する過程では、専用係止突起46Aは規制溝19内に嵌合された状態を保ちつつ変位し、被ガイド部47A,47Bはガイド溝18内に嵌合された状態を保ちつつ変位する。
そして、フロントホルダ40が図5及び図7に示す本係止位置に達すると、兼用係止突起46Bが係止部20を通過して兼用弾性係止片45Bが弾性復帰し、兼用係止突起46Bが、規制溝19内に進入して係止部20に対して後方から係止するとともに、前面枠42が端子収容部11の前端面に当接する。この係止部20に対する兼用弾性係止片45Bの係止と、端子収容部11に対する前面枠42の当接により、フロントホルダ40が本係止位置に保持される。
フロントホルダ40が本係止位置に保持された状態では、嵌合リブ50が撓み空間15内に嵌入し、ランス14の撓み空間15側への弾性撓みを規制する。これにより、端子金具30が、ランス14と嵌合リブ50によって二重係止され、正規挿入位置に保持される。また、支承部51が、上段側の端子金具30の前端部に対して下から支承するように位置するとともに、下段側の端子金具30の前端部に対して上から押えるように位置し、もって、端子金具30の上下方向への傾き変位が規制される。
また、いずれかの端子金具30が正規挿入位置に達しない半挿入位置にある状態のままで、仮係止位置のフロントホルダ40を本係止位置へ変位させようとした場合には、その途中で、嵌合リブ50の突出端(後端)が、半挿入状態の端子金具30との干渉によって撓み空間15内に進出しているランス14に突き当たるため、本係止位置に達する前にフロントホルダ40の押し込みが規制される。したがって、フロントホルダ40が本係止位置まで押し込むことができるか否かに基づいて、端子金具30の挿入状態を検知することができる。
また、端子金具30をキャビティ13から抜き取る際には、まず、本係止位置のフロントホルダ40を仮係止位置まで引き戻す。次に、前方から細長い治具(図示せず)を治具挿入孔49に差し込んでランス14に引掛け、治具の上下操作によってランス14を端子金具30から解離させるように弾性変形させる。そして、この状態を保ったままで、電線31を摘んで端子金具30を後方へ引っ張れば、キャビティ13から抜き取ることができる。
上述のように本実施形態のコネクタは、ハウジング10に対してフロントホルダ40を組付け状態に保持するための弾性係止片45A,45Bが、フロントホルダ40のハウジング10に対する組付け方向と略平行に延びるとともに、両端部がフロントホルダ40に支持された両端支持形態とされており、ハウジング10に、フロントホルダ40の組付け方向と平行であって、フロントホルダ40の組付け過程では弾性係止片45A,45Bを嵌合させるガイド溝18が形成されているところに特徴を有する。
このように、弾性係止片45A,45Bを両端支持形態とすることにより、弾性係止片45A,45Bが不正な方向、即ち上下方向へ撓むのを規制している。さらに、弾性係止片45A,45Bをガイド溝18に嵌合させることにより、ハウジング10に対するフロントホルダ40の位置ずれを防止している。これにより、フロントホルダ40の弾性係止片45A,45Bとハウジング10の係止部20を確実に係止させ、フロントホルダ40をハウジング10に対して所定の組付位置に確実に保持することができる。
また、フロントホルダ40に、ハウジング10に外嵌される周壁41を設け、弾性係止片45A,45Bを周壁41の内周に沿うように設けたので、弾性係止片45A,45Bに対する異物の干渉を防止することができる。
また、フロントホルダ40には、ハウジング10に対する組付け方向において弾性係止片45A,45Bよりも前方に位置し、ガイド溝18に対して嵌合可能とされた被ガイド部47A,47Bを形成した。これにより、ハウジング10に対するフロントホルダ40の組付けの初期に、被ガイド部47A,47Bとガイド溝18との嵌合によってフロントホルダ40がハウジング10に対して位置決めされるようになるので、弾性係止片45A,45Bを確実にガイド溝18に嵌合させることができる。
また、弾性係止片45A,45Bには、係止部20に係止される係止突起46A,46Bが形成されており、ハウジング10には、フロントホルダ40の組付け方向と平行であり、フロントホルダ40の組付けの過程で係止突起46A,46Bを嵌合させる規制溝19が形成されている。このように、弾性係止片45A,45Bがガイド溝18に嵌合されている上に、更に係止突起46A,46Bが規制溝19に嵌合されているので、弾性係止片45A,45Bの上下方向への不正な撓みが確実に防止されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではフロントホルダが端子金具の前端部を支承する機能と、端子金具の半挿入状態を検知する機能と、ランスの端子金具からの解離を規制する機能とを兼ね備えいるコネクタについて説明したが、本発明は、これらの3つの機能のうちいずれか1つ又は2つの機能のみを有するコネクタにも適用することができる。
(2)上記実施形態ではフロントホルダがハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との2位置に選択的に組み付けられる場合について説明したが、本発明は、フロントホルダがハウジングに対して1つの組付け位置のみに組み付けられるコネクタにも適用することができる。
(3)上記実施形態では1つのフロントホルダに長さの異なる2種類の弾性係止片を形成したが、本発明によれば、1つのフロントホルダに設けた複数の弾性係止片の長さを同じ寸法としてもよい。
(4)上記実施形態では2つの専用弾性係止片と2つの兼用弾性係止片を正面から見て点対称としたが、本発明によれば、専用弾性係止片と兼用弾性係止片を点対称ではなく左右対称又は上下対称としてもよい。
(5)上記実施形態では係止突起を嵌合させる規制溝を形成したが、本発明によれば、規制溝を形成しない形態としてもよい。
(6)上記実施形態では弾性係止片よりも組付け方向前方に被ガイド部を形成したが、本発明によれば、被ガイド部を形成しない形態としてもよい。
(7)上記実施形態では弾性係止片を周壁の内面に沿うように設けたが、本発明によれば、弾性係止片を周壁の外面に沿うような形態としてもよい。
実施形態1のハウジングの正面図 ハウジングの縦断面図 ハウジングの水平断面図 フロントホルダを仮係止位置に保持した状態をあらわす縦断面図 フロントホルダを本係止位置に保持した状態をあらわす縦断面図 フロントホルダを仮係止位置に保持した状態をあらわす水平断面図 フロントホルダを本係止位置に保持した状態をあらわす水平断面図 フロントホルダの正面図 フロントホルダの背面図 フロントホルダの縦断面図 フロントホルダの水平断面図
符号の説明
10…ハウジング
18…ガイド溝
19…規制溝
20…係止部
30…端子金具
40…フロントホルダ
41…周壁
45A…専用弾性係止片
45B…兼用弾性係止片
46A…専用係止突起
46B…兼用係止突起
47A,47B…被ガイド部

Claims (4)

  1. 端子金具が収容されるハウジングと、
    前記ハウジングに対して組付け可能なフロントホルダとを備え、
    前記フロントホルダの組付け過程では、前記フロントホルダに形成した弾性係止片が弾性撓みし、
    前記フロントホルダが所定の組付け位置に達すると、弾性復帰した前記弾性係止片が前記ハウジングの係止部に係止することで、前記フロントホルダが前記ハウジングに対して組付け状態に保持されるようにしたコネクタにおいて、
    前記弾性係止片が、前記フロントホルダの前記ハウジングに対する組付け方向と略平行に延びるとともに、両端部が前記フロントホルダに支持された両端支持形態とされており、
    前記ハウジングに、前記フロントホルダの組付け方向と平行であって、前記フロントホルダの組付け過程では前記弾性係止片を嵌合させるガイド溝が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記フロントホルダには、前記ハウジングに外嵌される周壁が設けられ、
    前記弾性係止片が前記周壁の内周に沿うように設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記フロントホルダには、前記ハウジングに対する組付け方向において前記弾性係止片よりも前方に位置し、前記ガイド溝に対して嵌合可能とされた被ガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記弾性係止片には、前記係止部に係止される係止突起が形成されており、
    前記ハウジングには、前記フロントホルダの組付け方向と平行であり、前記フロントホルダの組付けの過程で前記係止突起を嵌合させる規制溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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