JP2009032554A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線カバーの離脱を防止する。
【解決手段】ハウジング本体21の後部にはこのハウジング本体21の後面から導出される電線50を覆うようにして電線カバー60が取り付けられる。電線カバー60の側壁62にはカバーロック部72が設けられ、ハウジング本体21の側面にはカバーロック受け部33が設けられる。側壁62の撓み動作を伴いつつカバーロック部72とカバーロック受け部33とが弾性的に係止し合うことにより、電線カバー60がハウジング本体21に保持される。側壁62にはカバーロック部72と並列して離脱規制片76が設けられる。両コネクタハウジング10,20が正規嵌合された状態では、離脱規制片76がフード部11内に遊動規制状態で収容される。
【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来より、電線カバー付きのコネクタが知られている。例えば、特許文献1に記載のコネクタは、ハウジング本体の後部に電線カバーが取り付けられ、ハウジング本体の後面から導出される電線群が電線カバーによって覆われつつ所定方向に引き出されるように構成されている。電線カバーにはカバーロック部が撓み変形可能に設けられ、ハウジング本体にはカバーロック受け部が設けられており、カバーロック受け部とカバーロック部とが互いに係止し合うことによって電線カバーがハウジング本体に離脱規制状態で保持される。
特開2003−45554公報
上記の場合において、電線カバーに外力が加わると、カバーロック部が弾性撓みしてカバーロック受け部から解離し、電線カバーがハウジング本体から外れる虞があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線カバーの離脱を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには筒状のフード部が設けられ、他方のコネクタハウジングには前記フード部内に嵌合可能とされるとともに電線の端末に接続された端子金具を収容可能なハウジング本体が設けられており、かつ、前記ハウジング本体の後部にはこのハウジング本体の後面から導出される前記電線を覆うようにして電線カバーが取り付けられるコネクタであって、前記両コネクタハウジングが嵌合された状態では、前記電線カバーの一部が前記フード部内に遊動規制状態で収容されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記電線カバーの側壁にはカバーロック部が設けられ、前記ハウジング本体の側面にはカバーロック受け部が設けられており、前記側壁の撓み動作を伴いつつ前記カバーロック部と前記カバーロック受け部とが弾性的に係止し合うことにより、前記電線カバーが前記ハウジング本体に離脱規制状態で保持されるものであって、前記フード部内に収容される前記電線カバーの一部は、前記カバーロック部を有する前記側壁の一部によって構成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記電線カバーの不完全装着時に、前記両コネクタハウジングが嵌合されると、その嵌合過程で前記フード部の前端が前記撓み状態にある前記側壁の一部に突き当たるように構成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記ハウジング本体の側面には前記端子金具の後方への抜け止めをなすリテーナを装着するためのリテーナ装着溝が設けられ、前記フード部内に収容される前記電線カバーの一部は、前記リテーナ装着溝の深さ内に収まる厚みを有し、前記リテーナ装着溝内に収容可能とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングが嵌合された状態では電線カバーの一部がフード部内に遊動規制状態で収容されているから、電線カバーに外力が加わった場合に電線カバーがハウジング本体から外れるのを防止できる。
<請求項2の発明>
側壁が外力によって撓み変形すると、カバーロック部とカバーロック受け部との係止状態が解除されて電線カバーがハウジング本体から外れる懸念がある。しかるに本発明によれば、側壁の一部がフード部内に収容されることにより、側壁の撓み動作が規制されるから、カバーロック部とカバーロック受け部との係止状態が保たれて、電線カバーの離脱を確実に防止できる。
<請求項3の発明>
電線カバーの不完全装着時に、両コネクタハウジングが嵌合されると、その嵌合過程でフード部の前端が撓み状態にある側壁の一部に突き当たるから、その突き当たりの衝撃力で、またはその突き当たりに伴って電線カバーがハウジング本体から外れることで、電線カバーが不完全な装着状態にあることを知ることができる。
<請求項4の発明>
電線カバーの一部が既存のリテーナ装着溝内に収容可能とされるから、ハウジング本体に電線カバーの一部を収容する専用の収容構造を設けなくて済む。また、電線カバーの一部がリテーナ装着溝の深さ内に収まる厚みを有するから、電線カバーの一部がハウジング本体の側面から突出することがなく、フード部に電線カバーの一部との干渉を回避する逃がし構造を設けなくて済む。結果、コネクタ全体の構成を簡素化できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタハウジング10,20と、雌側のコネクタハウジング20(本発明の他方のコネクタハウジングに相当)に取り付けられる電線カバー60とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については両コネクタハウジング10,20の嵌合面側を前方とする。
雄側のコネクタハウジング10(本発明の一方のコネクタハウジングに相当)は合成樹脂製であって、図7及び図8に示すように、横長角筒状のフード部11を備え、フード部11内に雄型の端子金具のタブ(図示せず)が突出して配されている。そして、フード部11にはロック部(図示せず)が突設されている。
雌側のコネクタハウジング20は同じく合成樹脂製であって、図1及び図5に示すように、フード部11内に嵌合される横長ブロック状のハウジング本体21と、ハウジング本体21の上面に突成されるロックアーム22とを備えている。ロックアーム22は前後方向に沿って撓み変形可能に延出する形態であって、相手側のロック部と弾性的に係止し合うことで、両コネクタハウジング10,20を嵌合状態でロックする。そして、このロックアーム22は、ハウジング本体21の幅方向略中央部に設けられた凹溝23の底面に設けられ、その全体が凹溝23内に収まるように配置される。ロックアーム22の後端部にはロック部との係止状態を解除する際に押圧される操作部24が設けられている。ハウジング本体21の後端部には操作部24への指の進入領域を余して凹溝23を横切る架橋部25が設けられ、操作部24への不用意なロック解除操作が架橋部25によって規制される。架橋部25はハウジング本体21の上面の両側縁と後端縁とに同一高さで沿設された包囲リブ26に含まれる。
ハウジング本体21には雌型の端子金具(図示せず)を収容可能な複数のキャビティ27が設けられている。各キャビティ27は、凹溝23を挟んだ左右両側に横並びで3つずつ対称に配置されている。各キャビティ27の内壁にはランス28が撓み変形可能に設けられており、キャビティ27内に正規挿入された雌型の端子金具がランス28によって一次的に抜け止めされる。雌型の端子金具は、電線50の端末にかしめ付けによって接続されるものであり、電線50毎に個別に設けられている。ハウジング本体21の後面からは各電線50(以下、電線群50Aという)が導出され、導出された電線群50Aが電線カバー60によって所定方向(図示する場合は下向き)に屈曲されその引き出し方向が規定される。
また、ハウジング本体21の後面には、図3及び図9に示すように、凹溝23より下方でかつ左右のキャビティ27群に挟まれる中央部に、電線カバー60のがた抑え片69(後述する)が進入可能な進入溝29が横長スリット状に開口して設けられている。進入溝29はハウジング本体21の前後方向中央より前方に至る深さの袋状をなし、その内部にがた抑え片69を遊動規制状態で受け入れ可能とされる。
ハウジング本体21の前面にはフロントタイプのリテーナ30が装着される。リテーナ30には規制片(図示せず)が突成され、この規制片がランス28の撓み空間内に前方から進入することでランス28の係止解除方向への撓み動作が規制され、雌型の端子金具が二次的に抜け止めされる。そして、ハウジング本体21には、その前面から両側面にかけて、周囲より一段落ちるリテーナ装着溝31が凹設されている。リテーナ装着溝31の前部はランス28の撓み空間に連通しており、リテーナ装着溝31の両側部はリテーナ30の両側壁32が嵌着可能なようにハウジング本体21の両側面の略下半部にて前後方向に同幅をもって延出され、ハウジング本体21の後面に開口している。
また、ハウジング本体21の両側面には、リテーナ装着溝31より上方に、電線カバー60を保持する左右一対のカバーロック受け部33が設けられている。両カバーロック受け部33は、ハウジング本体21の最後端部に位置してハウジング本体21の幅方向外方に張り出す形態とされる。図7に示すように、カバーロック受け部33の後面は張り出し端に向かって前上がりに傾斜するテーパ面33Aとされ、このテーパ面33Aによって電線カバー60の取り付け動作が案内される。また、カバーロック受け部33の前面は張り出し端に向かってオーバーハング状に前方へせり出す係止面33Bとされ、この係止面33Bによって電線カバー60の取り付け強度が高められる。
続いて電線カバー60について説明すると、電線カバー60は同じく合成樹脂製であって両コネクタハウジング10,20とは別体とされ、ハウジング本体21の後部に着脱可能に取り付けられる。そして、電線カバー60は、図1、図3、及び図6に示すように、全体としてキャップ状をなし、ハウジング本体21の後面全体を被覆可能な横長板状の電線押さえ部61と、電線押さえ部61の両側縁から前方に突出する左右一対の側壁62と、電線押さえ部61の上端から前方へ突出する上壁63と、電線押さえ部61の下端の幅方向略中央部から前方へ突出する突壁64とを備え、上壁63と両側壁62との間には左右一対のスリット65が介設されている。
電線押さえ部61の前面はハウジング本体21の後面から導出される電線群50Aと当接してこの電線群50Aを下方へ屈曲させる案内面(図示せず)とされ、電線50押さえ部の後面はハウジング本体21への取り付け時に指で押圧可能とされる平坦な押圧面61Aとされる。また、ハウジング本体21への取り付け時に、電線押さえ部61とハウジング本体21との間でかつ突壁64を挟んだ両側空間には下方へ開放する電線導出口66が開口し、ここから電線群50Aが下向きに延出される。そして、電線押さえ部61の上端及び上壁63の幅方向略中央部には、ハウジング本体21の凹溝23に連続する凹陥部67が凹み形成されており、ロックアーム22の操作部24への操作時にはこの凹陥部67に指が進入して指の進入領域が確保される。
突壁64は、ハウジング本体21への取り付け時にハウジング本体21の後面に突き当たる厚肉の前止部68と、前止部68の前端から前方へ突出する薄肉のがた抑え片69とからなる。
がた抑え片69は、ハウジング本体21の進入溝29と対応する断面であって全体として横長板状をなし、図9に示すように、前止部68からの突出量は進入溝29の深さの半分以下にとどまるものの、進入溝29内への挿入によって進入溝29の溝面に四方から拘束される。前止部68の突出量(電線押さえ部61の前面からの突出寸法)は上壁63の突出量とほぼ同じであり、前止部68の前端と上壁63の前端とがハウジング本体21の後面に突き当て可能とされる。上壁63には突壁64と対応する位置に窓孔71が切り欠いて形成され、この窓孔71を通してがた抑え片69の進入溝29への進入状態を視認可能となっている。
両側壁62は、板状であってハウジング本体21への取り付け過程でその全体が幅方向外側に撓み変形可能となっている。両側壁62の上部には、カバーロック受け部33と係止し合うことで電線カバー60をハウジング本体21に離脱規制状態で保持する左右一対のカバーロック部72が設けられている。カバーロック部72は、方形枠状をなし、その前端が上壁63及び突壁64の前端より前方に位置するように前方へ突出して設けられている。カバーロック部72内には、カバーロック受け部33を弾性的に嵌め入れ可能なロック溝73が後方に開放して形成されている。カバーロック部72のうちロック溝73の前方には、ハウジング本体21への取り付け時に、カバーロック受け部33の係止面33Bと電線カバー60の抜け方向で対峙するロック本体74が上下方向(高さ方向)に延出して設けられている。
そして、両側壁62には、カバーロック部72と上下方向(高さ方向)で間隔をあけつつカバーロック部72と平行に延びる左右一対のリブ75が設けられている。リブ75の突出量はカバーロック部72の突出量とほぼ同じであり、リブ75とカバーロック部72の夫々の前端は前後方向について同じ位置に揃えられている。両コネクタハウジング10,20の正規嵌合時には、リブ75の前端とロック本体74の前端とにフード部11の前端が略同時に突き当て可能となっている。
また、両側壁62には、カバーロック部72の直下方にカバーロック部72と並列して離脱規制片76(本発明の「フード部内に収容される電線カバーの一部」に相当)が設けられている。離脱規制片76は、その前端がカバーロック部72の前端より前方に位置するように突出して設けられ、全体として板状であってカバーロック部72の動作に連動する形態とされる。そして、この離脱規制片76は、リブ75及びカバーロック部72との間に段差77を介して双方よりも内側へ入った位置に配されている。かかる離脱規制片76は、ハウジング本体21への取り付け時にはハウジング本体21のリテーナ装着溝31の両側部に進入可能とされる一方、両コネクタハウジング10,20への正規嵌合時にはフード部11内に遊動規制状態で収容される。離脱規制片76の板厚(最大板厚)はリテーナ装着溝31の深さ(ハウジング本体の側面におけるリテーナ装着溝31の溝開口面から溝底面までの距離)とほぼ同じかもしくは少し小さく設定されており、離脱規制片76の全体がリテーナ装着溝31にすっぽりと収容される。また、離脱規制片76の先端部には板厚を減じるテーパ状の切り欠き縁76Aが設けられ、両コネクタハウジング10,20の嵌合過程でフード部11内への進入動作の円滑性が担保されている。
次に本実施形態の作用を説明する。
まず、ハウジング本体21のキャビティ27内に電線50付きの雌型の端子金具を挿入し、全ての雌型の端子金具をハウジング本体21に収容させる。続いて、ハウジング本体21に後方から電線カバー60を被せ付ける。取り付け過程では、電線押さえ部61の案内面に沿って電線群50Aが下向きに屈曲させられ、電線群50Aが電線導出口66を通して下方へ引き出される。また取り付け過程では、カバーロック部72のロック本体74がカバーロック受け部33に乗り上げられ、カバーロック部72を含む側壁62全体が電線押さえ部61との付け根を支点として幅方向外側に弾性撓みする。そして、カバーロック部72のカバーロック受け部33への乗り上げ動作が始まるのとほぼ同時に、がた抑え片69が進入溝29内に遊動規制状態で進入し、電線カバー60の取り付け姿勢の安定性が担保される。
電線カバー60が正規の取り付け位置に至ると、図2ないし図4に示すように、両側壁62が弾性的に復帰してカバーロック部72のロック溝73内にカバーロック受け部33が嵌り、カバーロック部72とカバーロック受け部33とが互いに係止し合う。この状態では、上壁63の前端と前止部68の前端とがハウジング本体21の後面に略同時に突き当たって電線カバー60のそれ以上の前進が規制され、電線カバー60の取り付け姿勢が規定される。また、両側壁62の復動に伴い、離脱規制片76がハウジング本体21のリテーナ装着溝31内に外側から進入して収容される。こうして離脱規制片76がリテーナ装着溝31に嵌着されると、離脱規制片76の上下両端面がリテーナ装着溝31の上下両端面に当接して離脱規制片76の上下方向の遊動が規制される。
続いて、雄側のコネクタハウジング10のフード部11内に上記した電線カバー60付きのハウジング本体21を挿入し、両コネクタハウジング10,20の嵌合動作を開始する。両コネクタハウジング10,20が正規の嵌合位置に至ると、ハウジング本体21がフード部11内に正規深さで嵌入され、フード部11の前端部が離脱規制片76の全体を外側から被覆する。この状態では、図7及び図8に示すように、離脱規制片76の外面がフード部11の内面と当接可能に配置されるとともに、離脱規制片76の内面がリテーナ装着溝31の溝底面と当接可能に配置され、もって離脱規制片76がフード部11とハウジング本体21との間に遊動規制状態で板厚方向に挟まれる。
両コネクタハウジング10,20が正規嵌合状態にある場合に、電線カバー60に対してカバーロック部72をカバーロック受け部33から解離させる方向への外力が作用すると、離脱規制片76がフード部11に干渉することによって側壁62の拡開動作が規制され、これにより、カバーロック部72とカバーロック受け部33との係止状態が保たれる。
ところで、電線カバー60がハウジング本体21に正規深さで被着され、離脱規制片76がハウジング本体21のリテーナ装着溝31に正しく嵌着されることに起因し、両コネクタハウジング10,20の嵌合過程では、フード部11と離脱規制片76とが互いに干渉し合うことはなく、両コネクタハウジング10,20の嵌合動作が円滑に進行する。
これに対し、電線カバー60がハウジング本体21に正規深さで被着されずに不完全な装着状態であると、カバーロック部72のロック本体74がカバーロック受け部33に乗り上げられたままとなって離脱規制片76の先端部がハウジング本体21の側面より幅方向外側に張り出して配置される。この状態で両コネクタハウジング10,20の嵌合動作が進行すると、嵌合過程で、フード部11の前端が離脱規制片76に突き当たり、その突き当たりの衝撃力で電線カバー60がハウジグ本体から外れる等する。これにより、電線カバー60が不完全な装着状態であることがわかるため、改めてハウジング本体21に電線カバー60を取り付け、両コネクタハウジング10,20の嵌合動作を再開する。
以上説明したように本実施形態によれば、次の効果を奏する。
両コネクタハウジング10,20が正規嵌合された状態では離脱規制片76がフード部11内に遊動規制状態で収容されるから、電線カバー60に外力が加わった場合に電線カバー60がハウジング本体21から外れるのを防止できる。
この場合に、離脱規制片76はカバーロック部72を有する側壁62に設けられ、側壁62の撓み動作が離脱規制片76とフード部11との干渉によって規制されるから、カバーロック部72がカバーロック受け部33から解離するのを阻止できる。
また、電線カバー60の不完全装着時に、両コネクタハウジング10,20が嵌合されると、その嵌合過程でフード部11の前端が撓み状態にある離脱規制片76に突き当たるから、その突き当たりの衝撃力で、またはその突き当たりに伴って電線カバー60がハウジング本体21から外れることで、電線カバー60が不完全な装着状態にあることを知ることができる。これにより、電線カバー60が不完全な装着状態のまま放置されるのを回避できる。
さらに、離脱規制片76が既設のリテーナ装着溝31内に収容されるから、ハウジング本体21に離脱規制片76を収容する専用の収容構造を設けなくて済む。また、離脱規制片76がリテーナ装着溝31の深さ内に収まる厚みを有するから、離脱規制片76がハウジング本体21の側面から突出することがなく、フード部11に離脱規制片76との干渉を回避する逃がし構造を設けなくて済む。結果、コネクタ全体の構成を簡素化できる。
さらにまた、がた抑え片69が進入溝29内に進入することにより、電線カバー60のがた付きが抑えられから、電線カバー60がハウジング本体21からいっそう外れ難くなる。この場合に、がた抑え片69はカバーロック部72とカバーロック受け部33とが干渉するのとほぼ同時に進入溝29内に遊動規制状態で進入するから、電線カバー60の取り付け動作が案内されて、ロックフィーリングが良好となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)離脱規制片は電線カバーのうち側壁以外の部分に設けられてもよい。
(2)離脱規制片はカバーロック部に設けられてもよい。
(3)離脱規制片はハウジング本体の側面のうちリテーナ装着溝以外の部分に当接されてもよい。
(4)上記実施形態とは逆に、カバーロック受け部が撓み変形可能に設けられ、カバーロック部が固定的に設けられてもよい。
(5)リテーナはハウジング本体の側面に装着されるサイドタイプのリテーナであってもよい。
実施形態1において、電線カバーをハウジング本体に取り付ける前の状態をあらわす側面図 電線カバーをハウジング本体に取り付けた状態をあらわす側面図 電線カバーをハウジング本体に取り付けた状態をあらわす背面図 電線カバーをハウジング本体に取り付けた状態をあらわす平面図 ハウジング本体の正面図 電線カバーの平面図 両コネクタハウジングが正規嵌合された状態をあらわす要部破断平面図 両コネクタハウジングが正規嵌合された状態をあらわす要部切欠側面図 電線カバーをハウジング本体に取り付けた状態をあらわす側断面図
符号の説明
10…雄側のコネクタハウジング(一方のコネクタハウジング)
11…フード部
20…雌側のコネクタハウジング(他方のコネクタハウジング)
21…ハウジング本体
31…リテーナ装着溝
33…カバーロック受け部
60…電線カバー
62…側壁
72…カバーロック部
76…離脱規制片(フード部内に収容される電線カバーの一部)

Claims (4)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには筒状のフード部が設けられ、他方のコネクタハウジングには前記フード部内に嵌合可能とされるとともに電線の端末に接続された端子金具を収容可能なハウジング本体が設けられており、かつ、前記ハウジング本体の後部にはこのハウジング本体の後面から導出される前記電線を覆うようにして電線カバーが取り付けられるコネクタであって、
    前記両コネクタハウジングが嵌合された状態では、前記電線カバーの一部が前記フード部内に遊動規制状態で収容されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記電線カバーの側壁にはカバーロック部が設けられ、前記ハウジング本体の側面にはカバーロック受け部が設けられており、前記側壁の撓み動作を伴いつつ前記カバーロック部と前記カバーロック受け部とが弾性的に係止し合うことにより、前記電線カバーが前記ハウジング本体に離脱規制状態で保持されるものであって、前記フード部内に収容される前記電線カバーの一部は、前記カバーロック部を有する前記側壁の一部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記電線カバーの不完全装着時に、前記両コネクタハウジングが嵌合されると、その嵌合過程で前記フード部の前端が撓み状態にある前記側壁の一部に突き当たるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジング本体の側面には前記端子金具の後方への抜け止めをなすリテーナを装着するためのリテーナ装着溝が設けられ、
    前記フード部内に収容される前記電線カバーの一部は、前記リテーナ装着溝の深さ内に収まる厚みを有し、前記リテーナ装着溝内に収容可能とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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