JP2010287464A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性撓みしている状態のランスが座屈変形するのを防止する。
【解決手段】後方からコネクタハウジング10内に挿入された端子金具20を、ランス13の係止により抜止めする。ランス13は、前方へ片持ち状に延出した形態であって、端子金具20が正規の挿入位置に到達しない半挿入状態では、ランス13が端子金具20との干渉により弾性撓みしながら撓み空間12内へ進出する。ランス13には係止部15が形成され、コネクタハウジング10には、ランス13が弾性撓みした状態において係止部15を前方から係止させる受け部17が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、後方から合成樹脂製のコネクタハウジング内に挿入した端子金具を、コネクタハウジングに形成したランスにより抜止めするコネクタが開示されている。ランスは、前方へ片持ち状に延出した形態であって、常には端子金具に係止可能な係止位置に保持されているが、端子金具から解離する係止解除位置へ弾性撓みし得るようになっている。端子金具が正規の挿入位置に到達しない半挿入状態では、ランスが端子金具に押されて係止解除位置へ弾性撓みし、端子金具が正規挿入位置に到達すると、ランスが係止位置へ弾性復帰して端子金具を抜止めするようになっている。
このコネクタでは、電線が後方へ強く引っ張られたときに、その引張力が端子金具を介してランスに伝わり、ランスが端子金具に係止したままで座屈変形する虞があるため、その対策として、ランスの側面に沿って補強部を形成することによりランスの剛性を高め、ランスの座屈防止を図っている。
このようにランスで端子金具を抜止めするコネクタでは、ランスで抜止めされている端子金具を抜き取るために前方から挿入した解除治具をランスの前端部に引っ掛ける作業を行う場合や、端子金具が半挿入でランスが弾性撓みしている状態のときにフロントリテーナを前方から組み付ける場合に、弾性撓みしている状態のランスが解除治具やフロントリテーナによって座屈させられることが懸念されるが、上記の補強部によってランスの剛性を高める手段は、弾性撓みしているランスの座屈を防止する手段としても効果が期待できる。
特開2006−236678号公報
しかしながら、作業者がフロントリテーナや解除治具を押し込む力が強過ぎると、ランスに作用する押圧力がランスの剛性を上回り、ランスが座屈を生じてしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、弾性撓みしている状態のランスが座屈変形するのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、合成樹脂製のコネクタハウジングと、後方から前記コネクタハウジング内に挿入される端子金具と、前記コネクタハウジング内に形成され、前方へ片持ち状に延出した形態であって、常には前記端子金具に係止可能な係止位置に保持され、前記端子金具から解離する方向へ弾性撓みし得るようになっているランスとを備え、前記端子金具が正規の挿入位置に到達しない半挿入状態では、前記ランスが前記端子金具との干渉により弾性撓みしながら撓み空間内へ進出し、前記端子金具が正規挿入位置に到達すると、前記ランスが係止位置へ弾性復帰して前記端子金具を抜止めするようになっているコネクタにおいて、前記ランスには係止部が形成され、前記コネクタハウジングには、前記ランスが弾性撓みした状態において前記係止部を前方から係止させる受け部が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記撓み空間を構成する壁部のうち前記撓み空間を挟んで前記ランスと対向する対向壁には、前記受け部と、前記受け部から前記コネクタハウジングの前端面に達する溝状の型抜き空間と、前記型抜き空間を前記撓み空間とは反対側から塞ぐ補強部とが形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記コネクタハウジングに対し前方から組み付けられて前記撓み空間内に進入するフロントリテーナを備えており、前記フロントリテーナには、前記フロントリテーナが前記コネクタハウジングに組み付けられた状態において前記型抜き空間内に嵌合される突部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ランスが弾性撓みした状態では、係止部が受け部に対して前方から係止するので、ランスの前端部が後方へ変位することが規制される。これにより、弾性撓みしている状態のランスに対して前方から押圧力が作用しても、ランスが座屈変形することはない。
<請求項2の発明>
撓み空間を構成する壁部のうち撓み空間を挟んで前記ランスと対向する対向壁に、受け部を形成した場合、受け部を金型成型するために、受け部からコネクタハウジングの前端面に達する溝状の型抜き空間が形成される。この型抜き空間は撓み空間に臨むように開放されているのであるが、もし、型抜き空間が撓み空間とは反対側にも開放されていた場合、対向壁の強度低下が懸念される。その点、本発明では、型抜き空間を撓み空間とは反対側から塞ぐ補強部が形成されているので、対向壁の剛性が高められている。
<請求項3の発明>
フロントリテーナのうち突部が形成されている部分では、厚さ寸法が大きくなるので、その分、フロントリテーナの剛性が高くなっている。
実施形態1において弾性撓みしているランスにフロントリテーナが突き当たっている状態をあらわす断面図 ハウジングにフロントリテーナを組み付ける途中の状態をあらわす断面図 ハウジングにフロントリテーナが組み付けられた状態をあらわす断面図 ハウジングの正面図 フロントリテーナの背面図 フロントリテーナの側面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10に対し後方から挿入される端子金具20と、コネクタハウジング10に対し前方から組み付けられるフロントリテーナ30とを備えて構成されている。
コネクタハウジング10は、合成樹脂製であり、その内部には、前後方向に貫通した形態であって後方から端子金具20が挿入されるキャビティ11が形成されている。同じくコネクタハウジング10内には、キャビティ11の下面壁(内壁)を挟んでキャビティ11とは反対側(下面壁の下側)に位置する撓み空間12が形成されている。撓み空間12は、コネクタハウジング10の前端面に開放された空間であり、後述するランス13の弾性撓みを許容するためのスペースである。
キャビティ11の下面壁の一部は、前方へ片持ち状に延出した形態のランス13となっている。ランス13の上面はキャビティ11に臨み、ランス13の下面は撓み空間12に臨んでいる。ランス13は、端子金具20を抜止めするためのものであり、ランス13の上面には、端子金具20に係止される係止突起14が形成されている。
ランス13の前端部には、その下面から下方(撓み空間12側)へ突出した形態の係止部15が形成されている。係止部15は、ランス13の全幅に亘って連続して形成されている。また、係止部15の前面はランス13の前面に対して面一状に連なっている。この係止部15は、弾性撓みした状態のランス13が座屈変形するのを防止する手段として機能する。
ランス13は、キャビティ11に対する端子金具20の挿入方向と交差する上下方向に弾性撓みし得るようになっている。即ち、ランス13は、常にはランス13自身の剛性によりランス13の上面が端子金具20の挿入方向と平行に向く係止位置(図2,3を参照)に保持されているが、図1に示すように、後端部を支点として前端側が下を向くように姿勢を斜めにしながら弾性撓みし得るようになっている。弾性撓みしたランス13は、撓み空間12内に進出する。
端子金具20をキャビティ11内に挿入する過程では、端子金具20が正規の挿入位置に到達しない半挿入位置にあるときには、図1に示すように、ランス13の係止突起14が端子金具20の下面と干渉することにより、ランス13が弾性撓みして撓み空間12内へ進出する。そして、端子金具20がキャビティ11内の正規挿入位置に到達すると、図2,3に示すように、ランス13が係止位置へ弾性復帰して係止突起14が端子金具20の係止孔21に係止することにより、端子金具20が抜止めされるようになっている。
撓み空間12は、コネクタハウジング10の前端面に開放されており、ランス13と同様、前方へ型抜きされる金型(図示省略)により成型される。撓み空間12を構成する壁部のうち撓み空間12を挟んでランス13とは反対の対向壁16には、受け部17と型抜き空間18とが形成されている。対向壁16の上面は、ランス13の係止部15と対応する位置よりも前方の領域がコネクタハウジング10の前端面に達するまで切欠されており、この切欠された部分が溝状の型抜き空間18となっている。そして、型抜き空間18の段差状をなす後端部が受け部17となっている。つまり、型抜き空間18は前方へ型開きされる金型(図示省略)によって受け部17を成型するために形成された空間である。
型抜き空間18と受け部17の幅方向の寸法は、係止部15の幅寸法よりも少し大きい寸法であり、型抜き空間18と受け部17の幅方向における形成範囲は、係止部15と対応する領域をカバーする範囲となっている。これにより、ランス13が撓み空間12内へ弾性撓みしたときには、係止部15が、型抜き空間18内に収容されて受け部17に対して前方から係止可能な状態(即ち、係止部15が受け部17の前面に当接する状態、又は係止部15が受け部17に対しその前方において接近して対向する位置関係となる状態)となる。
対向壁16に形成されている型抜き空間18は、撓み空間12側(上方)へ開放された形態(撓み空間12に臨む形態)となっているのであるが、もし、型抜き空間18が撓み空間12とは反対側(下方)へも開放されていると、対向壁16のうち型抜き空間18を挟む左右両側の部分が分離した形態となり、対向壁16の強度低下を来すことが懸念される。そこで、対向壁16には、受け部17と型抜き空間18を形成したことに起因する強度低下を回避する手段として、補強部19が形成されている。この補強部19は、型抜き空間18を撓み空間12とは反対側から塞ぐ形態となっており、対向壁16のうち型抜き空間18を挟む左右両側の部分が、補強部19を介して連なった形態となるので、対向壁16の剛性(強度)低下が回避されている。
また、ランス13が弾性撓みして、係止部15が受け部17と係止可能となった状態では、係止部15の下面が補強部19の上面に対して当接又は接近して対向する状態となるので、ランス13が下方へ過度に弾性撓みしようとしても、係止部15が補強部19の上面に当接することにより、ランス13の過度の弾性撓みが規制されるようになっている。
フロントリテーナ30は、前方からコネクタハウジング10内に組み付けられるようになっており、端子金具20が半挿入状態であるときにそれを検知する機能と、端子金具20が正規挿入されているるときにランス13の弾性撓みを規制して端子金具20の抜止め信頼性を向上させる機能とを発揮する。
フロントリテーナ30は、ブロック状の本体部31と、本体部31から前方へ突出する規制部32と、本体部31から上方へ突出する前壁33と、本体部31から下方へ突出する突部34とを一体に形成したものである。規制部32の上面は本体部31に対して段差状に低くなっている。規制部32の下面は本体部31の下面に対して面一状に連なっており、この規制部32の下面と本体部31の下面は、フロントリテーナ30をコネクタハウジング10に組み付ける際にフロントリテーナ30の姿勢を安定させるためのガイド面35として機能する。
突部34は、本体部31よりも幅狭であって、前後方向に延びており、突部34の断面形状は方形である。突部34の幅寸法は型抜き空間18の幅寸法と同じかそれよりも少し小さい寸法であり、突部34の下方への突出寸法は型抜き空間18の深さ寸法と同じかそれよりも少し小さい寸法である。また、幅方向において突部34は型抜き空間18と対応するように配置されている。また、突部34の前端面はフロントリテーナ30の前端面と面一状に連なり、突部34の後端は、本体部31の後端部よりも少し後方に位置して、規制部32の下面に連なっている。突部34の前後寸法は、受け部17の前面からコネクタハウジング10の前端面までの距離と同じ寸法である。フロントリテーナ30のうち突部34が形成されている部分では、厚さ寸法が大きくなるので、その分、フロントリテーナ30の剛性が高くなっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
フロントリテーナ30をコネクタハウジング10に組み付ける際には、規制部32を先に向けて撓み空間12内に進入させるのであるが、このとき、ガイド面35を対向壁16の上面に摺接させることにより、コネクタハウジング10に対するフロントリテーナ30の姿勢と高さが安定する。そして、フロントリテーナ30の組付けを進めると、図2に示すように、突部34の後端部が型抜き空間18の前端部に嵌入するので、フロントリテーナ30は、コネクタハウジング10に対して幅方向位置決めされる。
フロントリテーナ30を組み付ける時点で、端子金具20が正規挿入されてランス13により抜止めされていれば、ランス13は撓み空間12(つまり、フロントリテーナ30の進入経路)から上方へ退避しているので、フロントリテーナ30とランス13とは干渉しない。したがって、突部34が型抜き空間18に嵌入した後も、更にフロントリテーナ30の組付けを進めると、規制部32がランス13の下に潜り込むように撓み空間12内を進む。
そして、フロントリテーナ30がコネクタハウジング10に対して正規の組付位置に到達すると、図示しない係止手段によりフロントリテーナ30がコネクタハウジング10対して離脱規制状態に保持されるとともに、図3示すように、本体部31と前壁33の前端面がコネクタハウジング10の前端面に対して面一状に並ぶ状態となる。また、ガイド面35と対向壁16の上面に当接し、前壁33の上端面が撓み空間12の前端の入口の天井面に当接することにより、フロントリテーナ30は上下方向の移動を規制される。
また、突部34の後端面が、受け部17に対して前方から当接、又は受け部17に対しその前方において接近して対向した状態になるとともに、本体部31の後端面が、係止部15に対して前方から当接、又は係止部15に対しその前方において接近して対向した状態となり、これにより、フロントリテーナ30がそれ以上の組み付け方向(後方)への移動を規制される。
さらに、規制部32の上面は、係止部15の下端面に対し下方から当接、又は係止部15に対しその下方において接近して対向して支承する状態となるので、ランス13が撓み空間12側(端子金具20から解離する側)へ弾性撓みしようとしても、係止部15が規制部32の上面に当接することにより、ランス13の下方への弾性撓みが規制され、ランス13は端子金具20に係止する状態に確実に保持される。このように、端子金具20は、ランス13とフロントリテーナ30とによって確実に抜止めされる。
上述のように端子金具20が正規挿入されている場合には、フロントリテーナ30を正しく組み付けることができるのであるが、端子金具20が半挿入の状態では、図1に示すように、ランス13が弾性撓みして撓み空間12内に進出するので、フロントリテーナ30の組付けは途中で阻止される。即ち、フロントリテーナ30の組み付けを進めると、突部34が型抜き空間18内に嵌入した直後に、図1に示すように、規制部32の後端がランス13の前端に対して前方から突き当たり、それ以上、フロントリテーナ30の組み付け作業を進めることができなくなる。そして、このフロントリテーナ30の組付けが途中で阻害されることにより、端子金具20が半挿入状態であると検知することができる。
さて、上述のように弾性撓みしているランス13の前端に規制部32が当接している状態では、規制部32からランス13に作用する押圧力の方向がランス13の延出方向に沿った方向である。したがって、フロントリテーナ30により前方からランス13に作用する押圧力が過大であった場合には、ランス13が座屈変形することが懸念される。本実施形態では、その対策として、ランス13に係止部15を形成し、コネクタハウジング10に、ランス13が弾性撓みした状態において係止部15を前方から係止させる受け部17を形成している。
この構成によれば、図1に示すように、ランス13が弾性撓みすると、係止部15は、型抜き空間18内に進入し、受け部17に対して前方から係止可能な状態となる。したがって、ランス13の前端に対して前方から規制部32による強い押圧力が作用しても、係止部15が受け部17に当接することにより、ランス13の前端部が後方へ変位することを規制される。ランス13の前端部が後方へ変位しなければ、ランス13は座屈しない。このように本実施形態によれば、端子金具20が半挿入でランス13が弾性撓みしている状態でフロントリテーナ30を組み付けようにした場合でも、ランス13の座屈変形を確実に防止することができる。
また、端子金具20が半挿入でランス13が弾性撓みしている状態で、導通検査用のプローブ(図示省略)が、誤って撓み空間12内に挿入されてランス13の前端を強く押圧した場合にも、ランス13の座屈変形が懸念される。これ以外にも、正規挿入されている端子金具20をコネクタハウジング10外へ拭き取る際には、フロントリテーナ30を外し、その後、前方から撓み空間12内に解除治具(図示省略)を差し込み、その解除治具を係止突起14に突き当てながらランス13の前端部上面に引っ掛けてランス13を解除位置へ弾性撓みさせるのであるが、このときにも、解除治具が係止突起14を強く押すことによってランス13が座屈する虞がある。しかし、これらの場合でも、係止部15と受け部17との係止作用により、ランス13の座屈が確実に防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、係止部をランスの前端部に配置したが、係止部は、ランスの前端よりも後方の位置に配置してもよい。
(2)上記実施形態では、係止部をランスの全幅に亘って連続した形態で形成したが、幅方向における係止部の形成領域はランスの一部だけであってもよい。この場合、係止部の形成位置は、ランスの幅方向中央の1カ所であってもよく、幅方向両端部に2カ所であってもよい。
(3)上記実施形態では、対向壁に、型抜き空間を撓み空間とは反対側から塞ぐ補強部を形成したが、このような補強部を形成せず、型抜き空間が撓み空間とは反対側にも開放された形態であってもよい。
(4)上記実施形態では、幅方向における型抜き空間の形成範囲を、係止部と対応する領域のみとしたが、型抜き空間は、係止部と非対応の領域に亘って形成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、撓み空間を構成する壁部のうち撓み空間を挟んで前記ランスと対向する対向壁に、受け部を形成したが、係止部がランスの側面に形成されている場合には、受け部は、撓み空間を構成する壁部のうち対向壁と直角に連なる側壁に形成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、コネクタハウジングにフロントリテーナが組み付けられるようにしたが、本発明は、フロントリテーナが組み付けられないコネクタにも適用できる。
10…コネクタハウジング
12…撓み空間
13…ランス
15…係止部
16…対向壁
17…受け部
18…型抜き空間
19…補強部
20…端子金具
30…フロントリテーナ
34…突部

Claims (3)

  1. 合成樹脂製のコネクタハウジングと、
    後方から前記コネクタハウジング内に挿入される端子金具と、
    前記コネクタハウジング内に形成され、前方へ片持ち状に延出した形態であって、常には前記端子金具に係止可能な係止位置に保持され、前記端子金具から解離する方向へ弾性撓みし得るようになっているランスとを備え、
    前記端子金具が正規の挿入位置に到達しない半挿入状態では、前記ランスが前記端子金具との干渉により弾性撓みしながら撓み空間内へ進出し、
    前記端子金具が正規挿入位置に到達すると、前記ランスが係止位置へ弾性復帰して前記端子金具を抜止めするようになっているコネクタにおいて、
    前記ランスには係止部が形成され、
    前記コネクタハウジングには、前記ランスが弾性撓みした状態において前記係止部を前方から係止させる受け部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記撓み空間を構成する壁部のうち前記撓み空間を挟んで前記ランスと対向する対向壁には、
    前記受け部と、
    前記受け部から前記コネクタハウジングの前端面に達する溝状の型抜き空間と、
    前記型抜き空間を前記撓み空間とは反対側から塞ぐ補強部とが形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングに対し前方から組み付けられて前記撓み空間内に進入するフロントリテーナを備えており、
    前記フロントリテーナには、前記フロントリテーナが前記コネクタハウジングに組み付けられた状態において前記型抜き空間内に嵌合される突部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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