JP5629530B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタハウジングの端子収容室に一体となるランスを有し、このランスにより端子金具を係止するコネクタに関する。
例えば下記特許文献1に開示されたコネクタは、絶縁性のコネクタハウジングと、同じく絶縁性のスペーサと、導電性の端子金具とを備えて構成されている。コネクタハウジングは、端子収容室と、この端子収容室に連通するスペーサ嵌合部とを有している。端子収容室には、可撓性を有するランスが一体に形成されている。端子金具は、ランスを撓ませつつ端子収容室に所定量押し込まれて挿入されると、それまで撓んでいたランスが元の状態に復帰して係止されるようになっている。また、端子金具は、スペーサ嵌合部にスペーサを嵌合させると、このスペーサにて二重に係止されるようになっている。尚、スペーサがスペーサ嵌合部に嵌合しない場合には、端子金具が半挿入状態になっていることが検知される。
特開2010−49896号公報
従来のコネクタにあっては、端子収容室への端子金具の挿入量(押し込み量)が若干不足した場合、撓んでいたランスが元の状態に完全に復帰せずに途中で止まってしまうという虞を有している。また、ランスが途中で止まって途中挿入状態であった場合でも、スペーサが嵌合してしまうという虞を有している。以下、図10を参照しながら具体的に説明をする。
図10(a)において、コネクタハウジング1の端子収容室2には、端子金具3が挿入されている。端子金具3は、十分な量をもって端子収容室2に挿入されている。端子金具3は、端子収容室2に一体となるランス4により係止されている。また、端子金具3は、コネクタハウジング1のスペーサ嵌合部5に嵌合したスペーサ6によっても係止されている。
ところで、端子金具3の挿入量が若干不足した場合には、図10(b)に示す如く、ランス4が元の状態に完全に復帰しない状態になってしまうことがある。すなわち、端子金具3におけるランス被係止部7の縁部(エッジ)にランス4の端子係止部8が止まったままの状態になってしまうことがある。このような状態においては、スペーサ6がスペーサ嵌合部5に嵌合してしまうことが起こり得る。その理由としては、端子係止部8がランス4の先端位置にあり、また、端子係止部8がランス被係止部7の縁部を越えてからランス4の復帰と端子金具3の係止とが同時に開始される構造であることから、図10(b)に示す如くスペーサ6がスペーサ嵌合部5に嵌合してしまうことが起こり得る。
図10(b)からは、係止力を十分に確保することができないことが分かる。また、端子金具3の半挿入状態を確実に検知できないことも分かる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、端子金具の半挿入を防止して係止力を十分に確保することが可能なコネクタを提供することを課題とする。また、端子金具の半挿入防止に伴って半挿入検知に係る信頼性を向上させることも可能なコネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のコネクタは、コネクタハウジングの端子収容室に端子金具を挿入し、該端子金具を前記端子収容室に一体のランスにて係止するコネクタにおいて、
前記端子金具は、端子挿入方向に平行な平面形状のランス被摺動部と、該ランス被摺動部に対し段差となる平面形状のランス被当接部と、前記段差となる部分に位置するランス被係止部とを有し、
前記ランスは、前記ランス被係止部を引っ掛ける端子係止部と、前記端子金具の挿入過程において前記ランス被摺動部を摺動する端子摺動部と、前記端子金具を前記端子挿入方向に押し込む面取り部と、前記端子金具を挿着したときに前記ランス被係止部に係合する端子当接部と、前記端子金具を挿着したときに前記ランス被係止部に対向する係止補助面と、を有し、
前記係止補助面は、一方の端部が前記ランスの底面の端部に連続し、先端側に向かって前記ランス被係止部に対して傾斜する平面形状に形成してなり、
前記面取り部は、一方の端部が前記係止補助面の他方の端部に連続し、後方に向かって外向きに傾斜する平面形状に形成してな
前記端子当接部は、一方の端部が前記面取り部の他方の端部に連続し、前記ランス被当接部が形成する面に平行に、且つ、平面状に形成してなるとともに該ランス被当接部に面接触可能に形成してなり、
前記端子摺動部は、一方の端部が前記端子当接部の他方の端部に連続し、前記ランスの基端側に向かって内向きに傾斜する平面形状に形成してなることを特徴とする。
請求項2記載の本発明のコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記ランスにて前記端子金具を係止した後に、前記コネクタハウジングに嵌合するスペーサにて前記端子金具を二重に係止することを特徴とする。
以上のような特徴を有する本発明によれば、端子金具の挿入過程においてランスは端子金具に押し付けられて撓む。そして、端子金具が所定量挿入されると、それまで撓んでいたランスは元の状態に復帰しようとする。この時、ランスの面取り部が端子金具を摺動して端子金具をこの挿入方向へと押し込むように作用する。ランスからの作用を受けた端子金具は押し込まれることから挿入量不足にならずに収容され、そして、元の状態に復帰したランスにより係止される。ランスは元の状態に復帰する際に端子当接部が端子金具のランス被当接部に当接し、この当接によって比較的大きな音が生じる。本発明によれば、当接によって生じる音により、すなわち係止音により係止完了が確認される。
また、本発明によれば、コネクタハウジングにスペーサを嵌合させると、このスペーサにて端子金具は係止される。端子金具は既にランスにより係止された状態であることから、端子金具は二重に係止される。
尚、仮にランスが元の状態に復帰する途中で止まってしまった場合を考えると、ランスの面取り部は端子金具をこの挿入方向へと押し込むように作用することから、端子係止部の位置で止まるようなことは起こり難く、よって面取り部と端子当接部との連続部分で止まることが考えられる。しかしながら、上記連続部分は端子係止部よりもランス基端側となる位置であることから、確実に挿入量不足となる位置で止まることになり、結果、ランスが仮に途中で止まってもスペーサの嵌合が不能となって半挿入状態であることが確実に検知される。
本発明は、ランスの復帰と、ランスによる端子金具の係止とを同時に開始させない構造を有している。また、本発明は、端子金具を押し込む力を生じさせる構造を有している。さらに、本発明は、比較的大きな係止音を生じさせる構造を有している。
請求項1に記載された本発明によれば、端子金具の挿入量が従来では若干不足するような場合であっても、確実に係止することに繋げることができるという効果を奏する。本発明によれば、端子金具の半挿入状態になることを防止して係止力を十分に確保することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、上記の如く端子金具の半挿入状態になることを防止することができることから、スペーサを用いた半挿入検知に係る信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明のコネクタの要部を示す断面図である。 ランスの拡大断面図である。 端子金具の図であり、(a)は平面図、(b)はランス被当接部における当接領域を示す平面図である。 端子金具挿入過程における断面図であり、ランスを撓ませる直前の状態を示す図である。 端子金具挿入過程における断面図であり、ランスを撓ませた状態を示す図である。 端子金具挿入過程における断面図であり、面取り部の作用を示す図である。 図6のA部分の拡大図である。 端子金具をランスにて係止した状態を示す断面図である。 スペーサを用いた半挿入検知に係る断面図である。 従来例のコネクタの断面図であり、(a)は端子金具をランスにて係止した状態を示す図、(b)は端子金具の半挿入状態であるにも関わらずにスペーサが嵌合した状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら一実施形態を説明する。図1は本発明のコネクタの要部を示す断面図である。また、図2はランスの拡大断面図、図3は端子金具の図、図4〜図6は端子金具挿入過程における断面図、図7は図6のA部分の拡大図、図8は端子金具をランスにて係止した状態を示す断面図、図9はスペーサを用いた半挿入検知に係る断面図である。
図1において、各種電気的な接続に用いられるコネクタ21は、所謂電気コネクタであって、特に図示しないが本形態においてはワイヤハーネスの端末に設けられている。コネクタ21は、絶縁性のコネクタハウジング22と、同じく絶縁性のスペーサ23と、導電性の端子金具24とを備えて構成されている。先ず、コネクタ21の各構成部材の構造について以下に説明をするものとする。
コネクタハウジング22は、合成樹脂の射出成形品であって、図示しない相手側コネクタにおけるコネクタハウジングとの嵌合を行うことができるように形成されている。具体的には、公知のロッキングアーム等を有するように形成されている。また、コネクタハウジング22は、端子金具24を収容・係止して電気的な接続を行うことができるように形成されている。具体的には、端子金具24を収容・係止するための端子収容室25と、端子金具24を二重に係止するためのスペーサ23を嵌合させるためのスペーサ嵌合部26等とを有するように形成されている。
ここで、コネクタハウジング22の端子収容室25を断面で見た時に、図中の矢印を次のように定義して説明を進めるものとする。矢印P1は上方向、矢印P2は下方向、矢印Q1は前方向、矢印Q2は後方向と定義するものとする。また、紙面垂直方向は左右方向と定義するものとする。尚、上記矢印P1、P2の上下方向は、端子収容室25の数や配置によって逆になる可能性があるのは言うまでもない。また、端子収容室25を基準としているので、端子金具24の挿入、収容時においては、端子金具24としての上下が逆になるのは言うまでもない。
端子収容室25は、公知のコネクタハウジングと同様に、矢印Q1、Q2の前後方向に延びるように形成されている。端子収容室25は、この後方から前方へ向けて端子金具24を収容することができるように、また、所定の挿入量において端子金具24を係止することができるように形成されている。端子収容室25の後方には、図示しない端子挿入孔が開口形成されている。また、端子収容室25の前方には、コネクタハウジング22の図示しない前壁が形成されている。前壁には、図示しない相手側コネクタにおける端子金具の挿入孔が開口形成されている。
端子収容室25は、この上下左右の各面が平面であるとともに端子金具24の摺動がスムーズとなるように形成されている。このような端子収容室25の下面には、ランス27が一体に形成されている。ランス27は、端子収容室25に挿入された端子金具24を先ず初めに係止するための部分として形成されている。ランス27は、下方向に撓み可能な可撓性を有する片持ちアーム形状に形成されている。引用符号28はランス27を下方向に撓み可能とするための撓み空間を示している。
図1及び図2において、ランス27は、前方向に突出するように、また、斜め上方向に突出するように形成されている。さらに、ランス27は、紙面垂直方向に所定の厚みを有するように形成されている。このようなランス27には、端子係止部29と、面取り部30と、端子当接部31と、端子摺動部32とが連続するように形成されている。
端子係止部29は、ランス27の先端位置に配置形成されている。端子係止部29は、端子金具24を引っ掛けて係止するための部分として形成されている。具体的には、後述するランス被係止部42を引っ掛けて後方への戻りを規制することができる部分として形成されている。ランス27の先端は、略山形状であって、端子係止部29が頂部となるように形成されている。
面取り部30は、端子係止部29の上側に連続する傾斜面の形状に形成されている。また、面取り部30は、端子金具24の挿入方向(矢印Q1の方向に一致するものとする)に交差する平面形状に形成されている。面取り部30は、後述するが、端子金具24をこの挿入方向へと押し込むように作用する部分として形成されている。
端子当接部31は、面取り部30に連続する傾斜面の形状に形成されている。また、端子当接部31は、端子金具24の後述するランス被当接部43に対し平行な平面形状、且つ面接触可能な形状(面で衝突可能な形状)に形成されている。端子当接部31は、端子金具24の挿入前の状態(図2参照)において、ランス27の上端に位置するように配置形成されている。
端子摺動部32は、端子当接部31に連続する平面形状に形成されている。また、端子摺動部32は、ランス27の基端33に向けてのびるように形成されている。端子摺動部32は、端子金具24の挿入過程において後述するランス被摺動部41を摺動する部分として形成されている。端子摺動部32は、ランス27が撓んだ状態でランス被摺動部41を摺動すると、端子金具24の挿入方向に平行(図5参照)となるように形成されている。
ランス27における引用符号34は、係止補助面を示している。係止補助面34は、端子金具24の係止状態において後述するランス被係止部42に若干の傾きを持って対向するような平面として形成されている。尚、係止補助面34面は、ランス被係止部42に対し面接触するような平面形状に形成してもよいものとする。
図1において、スペーサ嵌合部26は、スペーサ23を嵌合させるための部分であって、公知のコネクタハウジングと同様に、矢印P1、P2の上下方向に延びて端子収容室25に連通するように形成されている。スペーサ嵌合部26は、ランス27よりも後方の位置で開口するように配置形成されている。スペーサ嵌合部26は、端子金具24を端子収容室25に所定量挿入した時にのみ、端子金具24をスペーサ23にて係止することができるような位置に配置形成されている。
スペーサ23は、コネクタハウジング22と同様に合成樹脂の射出成形によりなるものであって、ランス27により係止された状態の端子金具24を更に係止することができるように形成されている。すなわち、二重に係止することができるように形成されている。スペーサ23は、公知のものと同様であって、端子金具24の後述するスペーサ被係止部45を引っ掛けて後方への戻りを規制することができる部分ように形成されている。
図1及び図3において、端子金具24は、金属薄板をプレス加工することによりなる金属部品であって、上記ワイヤハーネスを構成する電線35の端末に設けられている。端子金具24は、基板36と、この基板36の前側に形成される箱形状の電気接触部37と、基板36の後側に形成される電線接続部38とを有している。端子金具24は、雌型の端子形状に形成されている。
基板36は、前後方向に真っ直ぐ延びる略帯状の部分として形成されている。基板36は、端子金具24の一番下に位置する壁であって、端子収容室25に対する端子金具24の挿入過程においては、端子収容室25の上面を摺動する部分として形成されている。
電気接触部37は、上記の如く箱形状に形成されている。電気接触部37は、この先端が開口するように形成されており、これが図示しない相手側コネクタにおける端子金具の挿入部分となっている。
電気接触部37の内部には、端子押圧部39と、端子接点部40とが形成されている。端子押圧部39は、所謂バネ片であって、電気接触部37内に挿入された図示しない端子金具に接触してこれを端子接点部40側に押し付けることができるように形成されている。端子押圧部39は、この途中が折れ曲がっており、この折れ曲がり部分から基端側と、端子接点部40とが図示しない端子金具に対する接触部分や接点部分となるようになっている。
電気接触部37の外部には、ランス被摺動部41と、ランス被係止部42と、ランス被当接部43とが形成されている。これらランス被摺動部41、ランス被係止部42、及びランス被当接部43は、電気接触部37の上面に配設されている。この上面は、端子金具24の挿入方向に平行な面であるとともに、端子収容室25に対する端子金具24の挿入過程において、端子収容室25の下面に対向する面となっている。
ランス被摺動部41は、端子金具24の挿入過程においてランス27が撓みつつこのランス27の端子摺動部32が摺動する部分として形成されている。ランス被摺動部41は、平面形状に形成されている。
ランス被係止部42は、ランス被摺動部41の後端に連続するように配置形成されている。ランス被係止部42は、ランス27の先端に位置する端子係止部29に引っ掛かり、これにより係止される部分として形成されている。ランス被摺動部41は、上下方向に延びるように形成されている。ランス被係止部42は、ランス被摺動部41とランス被当接部43との段差部分に配置形成されている。
ランス被当接部43は、ランス被摺動部41に対し段差となる平面形状の部分として、また、ランス被摺動部41に対し平行な面として形成されている。ランス被当接部43は、ランス27の端子当接部31が衝突するような状態で面接する部分として形成されている。図3(b)の引用符号44はランス被当接部43における端子当接部31の当接領域を示している。
電気接触部37の外部には、スペーサ被係止部45が形成されている。スペーサ被係止部45は、電気接触部37の後端に配置形成されており、スペーサ23により二重に係止される部分となっている。
図3において、電線接続部38は、電線35の端末を圧着する部分として形成されている。電線接続部38は、バレル形状であって、これを加締めることにより導体圧着部46と、被覆圧着部47とが形成されるようになっている。
次に、上記構成及び構造に基づきながら、コネクタ21の組み付けに係る端子金具24の収容・係止について説明をする。
図4において、端子収容室25の後方から前方へ向けて端子金具24を挿入すると、この挿入に伴って端子収容室25におけるランス27の基端33が端子金具24のランス被摺動部41を摺動する。この時、端子金具24の基板36は、端子収容室25の上面を摺動する。
図5において、端子金具24の挿入を続けると、この挿入に伴ってランス27が撓み空間28側に撓んで挿入を許容する。この時、ランス27の端子摺動部32が端子金具24のランス被摺動部41を摺動する。ランス27には、この撓みに伴う上方向の反発力が作用する。
図6及び図7において、端子金具24の挿入を続け、そして、この端子金具24におけるランス被摺動部41とランス被係止部42との連続部分となるエッジ48が、ランス27における端子摺動部32と端子当接部31との連続部分となるエッジ49を通過すると、これに伴ってランス27は元の状態、すなわち撓み前の状態に戻ろうと復帰を開始する。
さらに、端子金具24の挿入を続け、そして、端子金具24のエッジ48がランス27における端子当接部31と面取り部30との連続部分となるエッジ50を通過すると、これに伴ってランス27の復帰が更に進行する。ランス27の復帰に伴ってランス27の面取り部30が端子金具24のエッジ48を摺動すると、この時、面取り部30はエッジ48を介して端子金具24をこの挿入方向へと押し込むように作用する。
図8において、ランス27の復帰に伴う押し込みにより端子金具24のエッジ48がランス27の端子係止部29を通過すると、ランス27はこの反発力により一気に復帰が完了して端子金具24を係止する。この時、ランス27の端子当接部31は、端子金具24のランス被当接部43に衝突するように当接することから、例えば「パチン」という比較的大きな音が発生する(図中のB位置で音が発生する)。従って、この衝撃音(係止音)が聞こえることにより、ランス27による係止完了が確認される(尚、従来例の図10に示すような形状にあっては、係止音が非常に小さくなってしまう虞がある)。
ランス27による係止が完了し、図1に示す如くスペーサ23をスペーサ嵌合部26に嵌合させると、スペーサ23により端子金具24のスペーサ被係止部45が係止される。スペーサ23による二重係止が完了すると、端子金具24の収容・係止に係る一連の作業も完了する。
尚、図9に示す如く仮にランス27が元の状態に復帰する途中で止まってしまった場合を考えると、ランス27の面取り部30は端子金具24をこの挿入方向へと押し込むように作用することから、端子係止部29の位置で止まるようなことは起こり難く、図9に示す如く面取り部30と端子当接部31との連続部分となるエッジ50で止まることが考えられる。しかしながら、エッジ50は端子係止部29よりも後方となる位置であることから、確実に挿入量不足となる位置(スペーサ23による検知代Xが生じる位置)で止まることになり、結果、スペーサ23の嵌合が不能となって半挿入状態であることが確実に検知される。
以上、図1ないし図9を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、端子金具24の挿入量が従来では若干不足するような場合であっても、上記の如く押し込みの力が端子金具24に作用することから、端子金具24を確実に係止することができる。また、本発明によれば、端子金具24の半挿入を防止して係止力を十分に確保することができる。
さらに、本発明によれば、上記の如く端子金具24の半挿入状態になることを防止することができることから、スペーサ23を用いた半挿入検知に係る信頼性を向上させることができる。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
21…コネクタ
22…コネクタハウジング
23…スペーサ
24…端子金具
25…端子収容室
26…スペーサ嵌合部
27…ランス
28…撓み空間
29…端子係止部
30…面取り部
31…端子当接部
32…端子摺動部
33…基端
34…係止補助面
35…電線
36…基板
37…電気接触部
38…電線接続部
39…端子押圧部
40…端子接点部
41…ランス被摺動部
42…ランス被係止部
43…ランス被当接部
44…当接領域
45…スペーサ被係止部
46…導体圧着部
47…被覆圧着部
48〜50…エッジ

Claims (2)

  1. コネクタハウジングの端子収容室に端子金具を挿入し、該端子金具を前記端子収容室に一体のランスにて係止するコネクタにおいて、
    前記端子金具は、端子挿入方向に平行な平面形状のランス被摺動部と、該ランス被摺動部に対し段差となる平面形状のランス被当接部と、前記段差となる部分に位置するランス被係止部とを有し、
    前記ランスは、前記ランス被係止部を引っ掛ける端子係止部と、前記端子金具の挿入過程において前記ランス被摺動部を摺動する端子摺動部と、前記端子金具を前記端子挿入方向に押し込む面取り部と、前記端子金具を挿着したときに前記ランス被係止部に係合する端子当接部と、前記端子金具を挿着したときに前記ランス被係止部に対向する係止補助面と、を有し、
    前記係止補助面は、一方の端部が前記ランスの底面の端部に連続し、先端側に向かって前記ランス被係止部に対して傾斜する平面形状に形成してなり、
    前記面取り部は、一方の端部が前記係止補助面の他方の端部に連続し、後方に向かって外向きに傾斜する平面形状に形成してな
    前記端子当接部は、一方の端部が前記面取り部の他方の端部に連続し、前記ランス被当接部が形成する面に平行に、且つ、平面状に形成してなるとともに該ランス被当接部に面接触可能に形成してなり、
    前記端子摺動部は、一方の端部が前記端子当接部の他方の端部に連続し、前記ランスの基端側に向かって内向きに傾斜する平面形状に形成してなる
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記ランスにて前記端子金具を係止した後に、前記コネクタハウジングに嵌合するスペーサにて前記端子金具を二重に係止する
    ことを特徴とするコネクタ。
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