JPH11250970A - コネクタ構造 - Google Patents
コネクタ構造Info
- Publication number
- JPH11250970A JPH11250970A JP4558298A JP4558298A JPH11250970A JP H11250970 A JPH11250970 A JP H11250970A JP 4558298 A JP4558298 A JP 4558298A JP 4558298 A JP4558298 A JP 4558298A JP H11250970 A JPH11250970 A JP H11250970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection terminal
- connector housing
- front holder
- locking lance
- lance
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタハウジングへの接続端子挿着が不完
全であるときは、フロントホルダのコネクタハウジング
内への完全嵌合を阻止すると共に係止ランスによる接続
端子への外圧力を発生させないようにして、接続端子の
挿着状況の検出を確実ならしめると共に、接続端子及び
係止ランス等の変形、損傷を未然に防止して組立て、経
済性及び作業性を高めること。 【解決手段】 フロントホルダ21のコネクタハウジン
グ11内に対向する挿入端面に、コネクタハウジング1
1に挿入した接続端子13が半挿状態であるときの係止
ランス14の先端が係合される凹部23を設け、さらに
上記係止ランス14のランス先端部17及び凹部23内
に、その凹部23とランス先端部17との嵌入が進行す
るにつれて、係止ランス14を接続端子13と離間する
方向へ案内する第1及び第2の当接案内面18、24を
形成した。
全であるときは、フロントホルダのコネクタハウジング
内への完全嵌合を阻止すると共に係止ランスによる接続
端子への外圧力を発生させないようにして、接続端子の
挿着状況の検出を確実ならしめると共に、接続端子及び
係止ランス等の変形、損傷を未然に防止して組立て、経
済性及び作業性を高めること。 【解決手段】 フロントホルダ21のコネクタハウジン
グ11内に対向する挿入端面に、コネクタハウジング1
1に挿入した接続端子13が半挿状態であるときの係止
ランス14の先端が係合される凹部23を設け、さらに
上記係止ランス14のランス先端部17及び凹部23内
に、その凹部23とランス先端部17との嵌入が進行す
るにつれて、係止ランス14を接続端子13と離間する
方向へ案内する第1及び第2の当接案内面18、24を
形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に配
索されるワイヤーハーネスを電気的に接続するに用いら
れるコネクタであって、特にコネクタのハウジング内に
接続端子を挿入した後に、その接続端子が、ハウジング
内での正規の位置に挿入されているか否かを、フロント
ホルダの嵌入状況で検知することができるコネクタ構造
に関するものである。
索されるワイヤーハーネスを電気的に接続するに用いら
れるコネクタであって、特にコネクタのハウジング内に
接続端子を挿入した後に、その接続端子が、ハウジング
内での正規の位置に挿入されているか否かを、フロント
ホルダの嵌入状況で検知することができるコネクタ構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタ、つまりフロン
トホルダの嵌入状況で、コネクタ内に挿入した接続端子
が半挿状態であるか完挿状態であるかを検知することが
できるように構成されているコネクタの従来例として図
4、図5で示す構造のものがある。即ち1は端子収納室
2を有するコネクタハウジングであって、その端子収納
室2内には、係止ランス3が端子収納室2内に向って弾
性付勢されており、さらにその係止ランス3の背面に
は、係止ランス3の撓み空間4を隔てて、内壁5が形成
されている。
トホルダの嵌入状況で、コネクタ内に挿入した接続端子
が半挿状態であるか完挿状態であるかを検知することが
できるように構成されているコネクタの従来例として図
4、図5で示す構造のものがある。即ち1は端子収納室
2を有するコネクタハウジングであって、その端子収納
室2内には、係止ランス3が端子収納室2内に向って弾
性付勢されており、さらにその係止ランス3の背面に
は、係止ランス3の撓み空間4を隔てて、内壁5が形成
されている。
【0003】6は上記端子収納室2内に挿着される接続
端子であって、この接続端子6には、電線7が接続され
ており、さらにこの電線7には、電線7とコネクタハウ
ジング1との間の防水性を高めるための防水パッキン8
が取付けられている。9は上記コネクタハウジング1の
相手コネクタハウジング嵌合方向から、そのコネクタハ
ウジング1の内部に向けて嵌合させることができ、その
嵌合状況で上記接続端子6の端子収納室2内における半
挿状態又は完挿状態を検知するフロントホルダであっ
て、このフロントホルダ9には、上記の撓み空間4内に
挿入される検知突起10が、フロントホルダの挿入方向
に突設されている。
端子であって、この接続端子6には、電線7が接続され
ており、さらにこの電線7には、電線7とコネクタハウ
ジング1との間の防水性を高めるための防水パッキン8
が取付けられている。9は上記コネクタハウジング1の
相手コネクタハウジング嵌合方向から、そのコネクタハ
ウジング1の内部に向けて嵌合させることができ、その
嵌合状況で上記接続端子6の端子収納室2内における半
挿状態又は完挿状態を検知するフロントホルダであっ
て、このフロントホルダ9には、上記の撓み空間4内に
挿入される検知突起10が、フロントホルダの挿入方向
に突設されている。
【0004】そして上記構成のコネクタハウジング1内
に接続端子6を組付け(挿着)るには、そのコネクタハ
ウジング1に設けられている端子収納室2内に接続端子
6を挿入し、その挿入が完全となったときに係止ランス
3に設けられている係止部3Aと、接続端子6に形成さ
れている係止段部6Aとが係止して接続端子6の抜け止
めがなされる構造となっている。そして上記端子収納室
2内への接続端子6の挿入が完挿状態であるときは、撓
み空間4が図4で示すように開かれているために、その
接続端子6の挿入状況を検知(確認)するフロントホル
ダ9を、コネクタハウジング1内に嵌入したとき、その
フロントホルダ9に設けられている検知突起10が上記
撓み空間4内に押し込められ、そのフロントホルダ9が
コネクタハウジング1内に完全嵌合されるために、この
フロントホルダ9のコネクタハウジング内への完全嵌合
状態で、接続端子6がコネクタハウジング1内の正規の
位置で挿着されていることが確認できる。
に接続端子6を組付け(挿着)るには、そのコネクタハ
ウジング1に設けられている端子収納室2内に接続端子
6を挿入し、その挿入が完全となったときに係止ランス
3に設けられている係止部3Aと、接続端子6に形成さ
れている係止段部6Aとが係止して接続端子6の抜け止
めがなされる構造となっている。そして上記端子収納室
2内への接続端子6の挿入が完挿状態であるときは、撓
み空間4が図4で示すように開かれているために、その
接続端子6の挿入状況を検知(確認)するフロントホル
ダ9を、コネクタハウジング1内に嵌入したとき、その
フロントホルダ9に設けられている検知突起10が上記
撓み空間4内に押し込められ、そのフロントホルダ9が
コネクタハウジング1内に完全嵌合されるために、この
フロントホルダ9のコネクタハウジング内への完全嵌合
状態で、接続端子6がコネクタハウジング1内の正規の
位置で挿着されていることが確認できる。
【0005】また図5で示すように、コネクタハウジン
グ1内に挿入された接続端子6が半挿状態(不完全挿入
状態)では、係止ランス3がその接続端子6の押力を受
けて撓み空間4が閉ざされているために、その状態で
は、フロントホルダ9をコネクタハウジング1内に嵌合
しようとしても、フロントホルダ9に設けられている検
知突起10の先端が、係止ランス3の先端3Bと突き当
り、フロントホルダ9をコネクタハウジング1内に完全
嵌合することができず、このフロントホルダ9の嵌合状
況で接続端子6が不完全挿入状態(半挿状態)であるこ
とが検知できるものである。
グ1内に挿入された接続端子6が半挿状態(不完全挿入
状態)では、係止ランス3がその接続端子6の押力を受
けて撓み空間4が閉ざされているために、その状態で
は、フロントホルダ9をコネクタハウジング1内に嵌合
しようとしても、フロントホルダ9に設けられている検
知突起10の先端が、係止ランス3の先端3Bと突き当
り、フロントホルダ9をコネクタハウジング1内に完全
嵌合することができず、このフロントホルダ9の嵌合状
況で接続端子6が不完全挿入状態(半挿状態)であるこ
とが検知できるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記コネク
タハウジング1内に挿入された接続端子が半挿状態であ
るにもかかわらず、そのコネクタハウジング1に嵌合さ
れるフロントホルダ9が、作業者の強力な力で押し続け
られると、検知突起10を介して係止ランス3が変形
(撓み)して無理やりに撓み空間4が押し広げられるこ
とになる。このような時、接続端子6が半挿状態にある
にもかかわらずフロントホルダ9がコネクタハウジング
1内へ完全に嵌合されてしまって接続端子6の半挿状態
であることが検出できない。
タハウジング1内に挿入された接続端子が半挿状態であ
るにもかかわらず、そのコネクタハウジング1に嵌合さ
れるフロントホルダ9が、作業者の強力な力で押し続け
られると、検知突起10を介して係止ランス3が変形
(撓み)して無理やりに撓み空間4が押し広げられるこ
とになる。このような時、接続端子6が半挿状態にある
にもかかわらずフロントホルダ9がコネクタハウジング
1内へ完全に嵌合されてしまって接続端子6の半挿状態
であることが検出できない。
【0007】またこのとき、半挿状態にある接続端子6
は、係止ランス3による無理やりな押圧力を受けて変形
(押し潰される)してしまうために、相手端子との接続
ができず、さらには、係止ランス3の変形等が発生して
コネクタの使用が不可能となる等の問題点があった。
は、係止ランス3による無理やりな押圧力を受けて変形
(押し潰される)してしまうために、相手端子との接続
ができず、さらには、係止ランス3の変形等が発生して
コネクタの使用が不可能となる等の問題点があった。
【0008】本発明はかかる問題点に着目してなされた
もので、接続端子を挿着するコネクタハウジングに、フ
ロントホルダを嵌合して上記接続端子の挿着状況を検知
するコネクタハウジングにおいて、上記コネクタハウジ
ングへの接続端子挿着が不完全であるときは、フロント
ホルダのコネクタハウジング内への完全嵌合を阻止する
と共に係止ランスによる接続端子への外圧力を発生させ
ないようにして、接続端子の挿着状況の検出を確実なら
しめると共に、接続端子及び係止ランス等の変形、損傷
を未然に防止して組立て、経済性及び作業性を高めるこ
とを目的とする。
もので、接続端子を挿着するコネクタハウジングに、フ
ロントホルダを嵌合して上記接続端子の挿着状況を検知
するコネクタハウジングにおいて、上記コネクタハウジ
ングへの接続端子挿着が不完全であるときは、フロント
ホルダのコネクタハウジング内への完全嵌合を阻止する
と共に係止ランスによる接続端子への外圧力を発生させ
ないようにして、接続端子の挿着状況の検出を確実なら
しめると共に、接続端子及び係止ランス等の変形、損傷
を未然に防止して組立て、経済性及び作業性を高めるこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、端子収納室内に挿入した接続端子の
抜け止めをする係止ランスを有するコネクタハウジング
と、該コネクタハウジングに嵌合して、該嵌合の状態で
上記端子収納室内での接続端子の挿着状況を検知するフ
ロントホルダを有するコネクタにおいて、上記フロント
ホルダのコネクタハウジング内に対向する押入端面に、
コネクタハウジング内に挿入した接続端子が、半挿状態
であるときの係止ランスの先端が係合される凹部を設
け、さらに上記係止ランスのランス先端部及び凹部内
に、その凹部とランス先端部との嵌入が進行するにつれ
て、係止ランスを接続端子と離間する方向へ案内する第
1及び第2の当接案内面を形成したコネクタであること
を特徴としている。
めに、本発明では、端子収納室内に挿入した接続端子の
抜け止めをする係止ランスを有するコネクタハウジング
と、該コネクタハウジングに嵌合して、該嵌合の状態で
上記端子収納室内での接続端子の挿着状況を検知するフ
ロントホルダを有するコネクタにおいて、上記フロント
ホルダのコネクタハウジング内に対向する押入端面に、
コネクタハウジング内に挿入した接続端子が、半挿状態
であるときの係止ランスの先端が係合される凹部を設
け、さらに上記係止ランスのランス先端部及び凹部内
に、その凹部とランス先端部との嵌入が進行するにつれ
て、係止ランスを接続端子と離間する方向へ案内する第
1及び第2の当接案内面を形成したコネクタであること
を特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1乃至図3に示
す実施形態に基いて詳細に説明する。
す実施形態に基いて詳細に説明する。
【0011】11は端子収納室12を有するコネクタハ
ウジングであって、その端子収納室12内には、該端子
収納室12内に挿入された接続端子13の抜け止めを行
なう係止ランス14が、端子収納室12内に向って弾性
付勢されている。この係止ランス14には、接続端子1
3に形成されている係止段部15と係止し得る係止爪1
6と、後述するフロントホルダと当接し得るランス先端
部17が形成されており、さらにこのランス先端部17
には、その先端に向って下向き勾配となる第1の当接案
内面18が形成されている。19は上記の接続端子13
に接続されている電線、20はその電線19が挿通され
ていて、その電線19とコネクタハウジング11との間
の防水性を高めるパッキンを示す。
ウジングであって、その端子収納室12内には、該端子
収納室12内に挿入された接続端子13の抜け止めを行
なう係止ランス14が、端子収納室12内に向って弾性
付勢されている。この係止ランス14には、接続端子1
3に形成されている係止段部15と係止し得る係止爪1
6と、後述するフロントホルダと当接し得るランス先端
部17が形成されており、さらにこのランス先端部17
には、その先端に向って下向き勾配となる第1の当接案
内面18が形成されている。19は上記の接続端子13
に接続されている電線、20はその電線19が挿通され
ていて、その電線19とコネクタハウジング11との間
の防水性を高めるパッキンを示す。
【0012】21は上記コネクタハウジング11の相手
コネクタハウジング嵌合方向からそのコネクタハウジン
グ11の内部に向けて嵌合させることができ、その嵌合
状況で、上記接続端子13の先端収納室12内における
半挿状態(不完全挿入)又は完全挿着状態を検知するフ
ロントホルダであって、コネクタハウジング11内に嵌
合されるこのフロントホルダ21のコネクタハウジング
内に対向する挿入端面22に、上記コネクタハウジング
11内に挿入した接続端子13が半挿状態であるときの
係止ランス14の先端部17が嵌合される凹部23を形
成している。またこの凹部23には、上記係止ランス1
4の先端部に形成した第1の当接案内面18と平行して
その当接案内面と当接し得る第2の当接案内面24を形
成している。
コネクタハウジング嵌合方向からそのコネクタハウジン
グ11の内部に向けて嵌合させることができ、その嵌合
状況で、上記接続端子13の先端収納室12内における
半挿状態(不完全挿入)又は完全挿着状態を検知するフ
ロントホルダであって、コネクタハウジング11内に嵌
合されるこのフロントホルダ21のコネクタハウジング
内に対向する挿入端面22に、上記コネクタハウジング
11内に挿入した接続端子13が半挿状態であるときの
係止ランス14の先端部17が嵌合される凹部23を形
成している。またこの凹部23には、上記係止ランス1
4の先端部に形成した第1の当接案内面18と平行して
その当接案内面と当接し得る第2の当接案内面24を形
成している。
【0013】以上が本実施形態であるが、次にその作用
について述べると、上記コネクタハウジング11の端子
収納室12内への接続端子の挿入が完挿状態であるとき
は、上記係止ランス14の位置が図1で示すように、端
子収納室の軸線方向へ傾いているために、接続端子13
の挿入状況を検知(確認)するフロントホルダ21を、
コネクタハウジング11内に嵌入したとき、そのフロン
トホルダ21は、係止ランス14の先端部17で邪魔さ
れることなくコネクタハウジング11内へ完全に嵌合さ
れるので、このフロントホルダ21のコネクタハウジン
グ11内への完全嵌合状態で接続端子13が、コネクタ
ハウジング11内の正規の位置で挿着されていることが
確認できる。
について述べると、上記コネクタハウジング11の端子
収納室12内への接続端子の挿入が完挿状態であるとき
は、上記係止ランス14の位置が図1で示すように、端
子収納室の軸線方向へ傾いているために、接続端子13
の挿入状況を検知(確認)するフロントホルダ21を、
コネクタハウジング11内に嵌入したとき、そのフロン
トホルダ21は、係止ランス14の先端部17で邪魔さ
れることなくコネクタハウジング11内へ完全に嵌合さ
れるので、このフロントホルダ21のコネクタハウジン
グ11内への完全嵌合状態で接続端子13が、コネクタ
ハウジング11内の正規の位置で挿着されていることが
確認できる。
【0014】次に図2で示すように、コネクタハウジン
グ11内に挿入された接続端子13が半挿状態(不完全
挿入状態)では、係止ランス14の先端部17が、フロ
ントホルダ21の嵌合路内へ押出されているために、こ
の状態では、フロントホルダ21をコネクタハウジング
11内に嵌合しようとしても、フロントホルダ21の押
入端面22が、係止ランス14の先端部17と突き当
り、フロントホルダ21をコネクタハウジング1内に完
全嵌合することができず、このフロントホルダ21の嵌
合状況で接続端子13が不完全挿入状態(半挿状態)で
あることが検知できるものである。
グ11内に挿入された接続端子13が半挿状態(不完全
挿入状態)では、係止ランス14の先端部17が、フロ
ントホルダ21の嵌合路内へ押出されているために、こ
の状態では、フロントホルダ21をコネクタハウジング
11内に嵌合しようとしても、フロントホルダ21の押
入端面22が、係止ランス14の先端部17と突き当
り、フロントホルダ21をコネクタハウジング1内に完
全嵌合することができず、このフロントホルダ21の嵌
合状況で接続端子13が不完全挿入状態(半挿状態)で
あることが検知できるものである。
【0015】このとき、さらに強力な外力で、フロント
ホルダ21をコネクタハウジング11内へ押し込もうと
すると、係止ランス14の先端部17に形成している第
1の当接案内面18と、フロントホルダ21に設けられ
ている第2の当接案内面24との当接が開始し、これに
より係止ランス14の先端部17がフロントホルダ21
の凹部23内に嵌合される。このために、フロントホル
ダ21は、それ以上にコネクタハウジング11内へ嵌入
することができなくなり、この状況によって、接続端子
13が、半挿状態(不完全挿入状態)であることが検知
できると共に、係止ランス14に設けられている係止爪
16が、接続端子13と離れる方向へ変位されて、係止
爪16による接続端子13への押圧力が解除されるため
に接続端子13及び係止爪16の変形損傷が未然に防止
できる。
ホルダ21をコネクタハウジング11内へ押し込もうと
すると、係止ランス14の先端部17に形成している第
1の当接案内面18と、フロントホルダ21に設けられ
ている第2の当接案内面24との当接が開始し、これに
より係止ランス14の先端部17がフロントホルダ21
の凹部23内に嵌合される。このために、フロントホル
ダ21は、それ以上にコネクタハウジング11内へ嵌入
することができなくなり、この状況によって、接続端子
13が、半挿状態(不完全挿入状態)であることが検知
できると共に、係止ランス14に設けられている係止爪
16が、接続端子13と離れる方向へ変位されて、係止
爪16による接続端子13への押圧力が解除されるため
に接続端子13及び係止爪16の変形損傷が未然に防止
できる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明のコネクタ構造によ
ればコネクタハウジング11へのフロントホルダ21の
嵌入時における嵌入現象によって、コネクタハウジング
11内での接続端子13の半挿状態又は完全挿入状態の
いずれかを確実に検知することができる。またフロント
ホルダ21のコネクタハウジング11への嵌入時におい
て、接続端子13がコネクタハウジング11内に半挿状
態としても接続端子13及び係止爪16に負荷力が作用
されることがなく、これにより接続端子13及び係止爪
16の損傷等を未然に防止することができ、従ってコネ
クタの組立て作業時において接続端子13及びコネクタ
ハウジング11等の部品交換を行なうこともなくなり、
経済性と組立て作業性に優れたコネクタを提供すること
ができる。
ればコネクタハウジング11へのフロントホルダ21の
嵌入時における嵌入現象によって、コネクタハウジング
11内での接続端子13の半挿状態又は完全挿入状態の
いずれかを確実に検知することができる。またフロント
ホルダ21のコネクタハウジング11への嵌入時におい
て、接続端子13がコネクタハウジング11内に半挿状
態としても接続端子13及び係止爪16に負荷力が作用
されることがなく、これにより接続端子13及び係止爪
16の損傷等を未然に防止することができ、従ってコネ
クタの組立て作業時において接続端子13及びコネクタ
ハウジング11等の部品交換を行なうこともなくなり、
経済性と組立て作業性に優れたコネクタを提供すること
ができる。
【図1】本発明よりなるコネクタ構造の実施形態を示し
た断面説明図。
た断面説明図。
【図2】本発明よりなるコネクタ構造の接続端子半挿状
態を示した断面説明図。
態を示した断面説明図。
【図3】本発明よりなるコネクタ構造の動作状態を示し
た断面説明図。
た断面説明図。
【図4】従来のコネクタ構造を示した断面説明図。
【図5】従来のコネクタ構造の接続端子半挿状態を示し
た断面説明図。
た断面説明図。
11…コネクタハウジング 12…端子収納室 13…接続端子 14…係止ランス 15…係止段部 16…係止爪 17…ランス先端部 18…第1の当接案内面 19…電線 20…パッキン 21…フロントホルダ 22…押入端面 23…凹部 24…第2の当接案内面
Claims (1)
- 【請求項1】 端子収納室(12)に挿入した接続端子
(13)の抜け止めをする係止ランス(14)を有する
コネクタハウジング(11)と、該コネクタハウジング
(11)に嵌合して、該嵌合の状態で上記端子収納室
(12)内での接続端子(13)の挿着状況を検知する
フロントホルダ(21)を有するコネクタにおいて、上
記フロントホルダ(21)のコネクタハウジング(1
1)内に対向する挿入端面に、コネクタハウジング(1
1)に挿入した接続端子(13)が半挿状態であるとき
の係止ランス(14)の先端が係合される凹部(23)
を設け、さらに上記係止ランス(14)のランス先端部
(17)及び凹部(23)内に、その凹部(23)とラ
ンス先端部(17)との嵌入が進行するにつれて、係止
ランス(14)を接続端子(13)と離間する方向へ案
内する第1及び第2の当接案内面(18)、(24)を
形成したことを特徴とするコネクタ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4558298A JPH11250970A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | コネクタ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4558298A JPH11250970A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | コネクタ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11250970A true JPH11250970A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12723354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4558298A Pending JPH11250970A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | コネクタ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11250970A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006202536A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
US7097503B2 (en) | 2004-05-07 | 2006-08-29 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector and a method of disassembling it |
JP2012028031A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Yazaki Corp | コネクタ検査システム |
WO2023166984A1 (ja) * | 2022-03-04 | 2023-09-07 | 住友電装株式会社 | 端子及びコネクタ |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP4558298A patent/JPH11250970A/ja active Pending
Cited By (4)
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