JP2008152990A - コネクタ及び端子金具 - Google Patents

コネクタ及び端子金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008152990A
JP2008152990A JP2006337807A JP2006337807A JP2008152990A JP 2008152990 A JP2008152990 A JP 2008152990A JP 2006337807 A JP2006337807 A JP 2006337807A JP 2006337807 A JP2006337807 A JP 2006337807A JP 2008152990 A JP2008152990 A JP 2008152990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
connecting portion
connector housing
protrusion
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006337807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4725505B2 (ja
Inventor
Hideto Nakamura
英人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006337807A priority Critical patent/JP4725505B2/ja
Publication of JP2008152990A publication Critical patent/JP2008152990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4725505B2 publication Critical patent/JP4725505B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】略Lの字の部分を含む端子金具をコネクタハウジングに正規姿勢で挿入する。
【解決手段】端子金具60は、前後両面を開口させた筒状の形態であって相手側端子に接続される本体部61、及びこの本体部61の開口方向と略直角な方向に延びて電線90の端末に圧着される電線接続部63を有し、コネクタハウジング10のキャビティ13内に後方から挿入される。端子金具60の後端部には、コネクタハウジング10に対する挿入方向と略直角な方向に突出して本体部61の後面開口を覆うことにより、コネクタハウジング10に挿入される際に押圧可能とされる突起73が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、コネクタ及び端子金具に関する。
特許文献1には、前後両面を開口させた角筒状の形態であって相手側端子に接続される本体部と、この本体部の開口方向と略直角な方向に延びて電線の端末に接続される電線接続部とからなり、全体としてLの字をなす端子金具が開示されている。本体部は、底板、天井板、左右一対の両側板によって構成され、電線接続部は、底板の後端から突出する突状片を板厚方向に略直角に屈曲させることで形成される。かかる端子金具は、コネクタハウジングに対して後方から挿入される。コネクタハウジングには前後方向に貫通するキャビティを有するタワー部が設けられ、キャビティ内に端子金具が正規深さで挿入されると、電線接続部の板面が略鉛直に配置される。そして、コネクタハウジングには後方からカバーが被せ付けられ、本体部の後端がカバーによって覆われることで、端子金具が抜け止めされるようになっている。
特開2006−164609公報
ところで、上記端子金具が全体としてLの字をなすことに起因し、作業者は電線接続部を摘みながらキャビティ内に本体部を押し込もうとして、キャビティに対して傾いた状態で本体部を挿入させる可能性があった。そうすると、前方から相手側端子がキャビティ内に挿入されたときに、この相手側端子と端子金具との接触位置が不正となって良好な接触状態を得難くなる懸念があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、略Lの字の部分を含む端子金具がコネクタハウジングに正規姿勢で挿入されるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、金属板を曲げ加工して形成され、前後両面を開口させた筒状の形態であって相手側端子に接続される本体部、及びこの本体部の開口方向と略直角な方向に延びて電線の端末に圧着される電線接続部を有する端子金具と、前記端子金具を後方から挿入可能なコネクタハウジングとを備え、前記端子金具の後端部には、前記コネクタハウジングに対する挿入方向と略直角な方向に突出して前記本体部の後面開口を覆うことにより、前記コネクタハウジングに挿入される際に押圧可能とされる突起が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記コネクタハウジングには後方からカバーが被せ付けられるようになっており、前記カバーは前記突起を押圧可能な受け面を有し、前記突起には、前記カバーの受け面と面接触可能な押圧面を有するとともに前記本体部の後面開口の中央を覆うことが可能とされるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記端子金具において前記本体部と前記電線接続部との間には、前記本体部の後面開口端から板面を前記挿入方向に沿わせつつ後方へ向かって延びる連結部が設けられ、前記挿入方向に沿った前記連結部の一側縁に前記電線接続部が連なっており、かつ、前記突起は、前記連結部の後端から同連結部の板厚方向に突出する形態となっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、金属板を曲げ加工して形成され、コネクタハウジングに対して後方から挿入可能とされる端子金具であって、前後両面を開口させた筒形の形態であって相手側端子に圧着される本体部と、この本体部の開口方向と略直角な方向に延びて電線の端末に接続される電線接続部とを有し、その後端部に、前記コネクタハウジングに対する挿入方向と略直角な方向に突出してこの本体部の後面開口を覆うことにより、前記コネクタハウジングに挿入される際に押圧可能とされる突起が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記本体部と前記電線接続部との間には、前記本体部の後面開口端から板面を前記挿入方向に沿わせつつ後方へ向かって延びる連結部が設けられ、前記挿入方向に沿った前記連結部の一側縁に前記電線接続部が連なっており、かつ、前記突起は、前記連結部の後端から同連結部の板厚方向に突出する形態となっているところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項4の発明>
端子金具の後端部には本体部の後面開口を覆うようにして突起が設けられているから、この突起を押圧することにより、コネクタハウジングに対して本体部を軸方向に真直姿勢で挿入することが可能となる。したがって、本体部が傾いた状態で挿入されることがなく、相手側端子に対する接続位置を正規位置に確保することができる。
<請求項2の発明>
突起はカバーによって押圧されるから、カバーを閉じ状態とするに伴い端子金具を正規挿入位置に至らすことができる。また、突起はカバーの受け面と面接触可能であって本体部の後面開口の中央を覆うから、本体部を軸方向に正しく押し込むことが可能となる。
<請求項3及び請求項5の発明>
本体部より後方に連結部が延出され、連結部の後端に突起が設けられるから、突起を後方に位置させることが可能となる。つまり、コネクタハウジングの内部深くに突起が位置することが無いから、突起を押圧する際の作業性が良好となる。また、端子金具を製造する際には、本体部を筒状に成形したあと電線接続部を電線に圧着させるわけであるが、本体部より後方に連結部が延出される場合に、従来の如く電線接続部が本体部とその板厚方向で略直角な位置関係にあると、連結部の後端に本体部の後面開口を覆うような突起を曲げ加工によって実質的に成形できないという事情がある。
しかるに本発明によれば、コネクタハウジングに対する挿入方向に沿った連結部の一側縁に電線接続部が連なっており、突起が連結部の後端から同連結部の板厚方向に突出する形態となっているから、曲げ加工によって突起を成形することが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。本実施形態では、インフレータ用のコネクタ、すなわちインフレータを内蔵したエアバッグ装置に対して接続されるコネクタを例示している。このコネクタは、装置の壁面から突成された機器直結型の相手側コネクタハウジング(図示せず)と嵌合可能なコネクタハウジング10と、コネクタハウジング10に対して後方から装着される端子金具60とを備える。なお、以下の説明において前後方向については相手側コネクタハウジングとの嵌合面側を前方とする。
端子金具60は、銅合金等の金属板を曲げ加工等して形成され、ピン状の相手側端子(図示せず)と接続可能な雌型の端子金具とされる。この端子金具60は、図8に示すように、前後両面が開口された筒状の形態であって前後方向に延出される本体部61と、本体部61の開口方向(延出方向)と略直角な方向に延出されて電線90の端末に圧着接続される電線接続部63と、本体部61と電線接続部63との間に介設されて本体部61の後端から後方へ延出される連結部62とを備え、側方から見ると全体として略Lの字をなしている。
本体部61は、底板64、天井板65、左右一対の側板66からなり、両側板66には一対の接触片67が内側に叩き出されて形成されている。本体部61内に挿入された相手側端子は両接触片67によって弾性的に挟まれた状態で接続されるようになっている。また、底板64には、図2に示すように、コネクタハウジング10からの抜け止めをなすランス68が外側に切り起こして形成されている。
連結部62は、本体部61の後面開口端、詳しくは両側板66のうちのいずれか一方(背面視によれば右側)の後端から同側板66の板面方向に沿いつつ後方へ向かって真直ぐ突出する形態とされる。この連結部62は、全長に亘って同幅をもって突出する帯板状をなし、その突出寸法が本体部61の全長の概ね半分とされる。
電線接続部63は、連結部62の後端側の下縁(挿入方向に沿った連結部62の一側縁)に連なる繋ぎ部71と、電線90の端末にかしめ付けられるバレル状のバレル部72とからなり、バレル部72が本体部61の組上側と同じ側に組み上げられている。繋ぎ部71はバレル部72側に近づくにつれ内側へ寄るよう斜めに配置され、これにより、バレル部72が本体部61の幅方向略中央直下に位置するようになっている。繋ぎ部71はバレル部72の上端と一体に連なる略Cの字状をなし、かつ、上方へ向かって拡開する形態とされる。
また、連結部62の後端には、同連結部62と一体に連なり後方から見ると本体部61の後面開口を部分的に覆うような形態の突起73が形成されている。突起73は、連結部62より後方の余剰突起部分を内側へ略直角に屈曲することで形成され、概ね方形板状であってその板面が軸直交方向(コネクタハウジング10に対する挿入方向と直交する方向)に沿うように配される。詳しくは突起73は、連結部62と同幅をもって構成され、平面視によれば連結部62との間で略Lの字をなし、図5に示すように、背面視によればその突出端が本体部61の後面開口の略中央部を覆う位置まで突出する形態とされる。背面視によって両接触片67のうちの一方の接触片67の全体は突起73によって覆い隠され、他方の接触片67の全体は視認可能とされる。突起73の後面は略鉛直に切り立つ押圧面75とされ、ここを押圧操作することで端子金具60の挿入動作が案内されるようになっている。
続いてコネクタハウジング10について説明すると、コネクタハウジング10は合成樹脂製であって、図6及び図7に示すように、縦長厚板状の収容部11と、収容部11の前面の上端部から前方へ突出するタワー部12とから全体として略Lの字をなし、タワー部12が相手側コネクタハウジングに内嵌可能となっている。タワー部12内には端子金具60の本体部61を挿入可能なキャビティ13が二室横並びで形成されている。各キャビティ13内に挿入された端子金具60の本体部61は前後方向に沿って略水平姿勢で配される。また、キャビティ13の前壁の前面には前方から相手側端子が挿入可能とされる円形の端子挿入口15が開口して形成され、キャビティ13の内壁の下面には、本体部61が正規深さで挿入されたときに、ランス68を弾性的に係止する抜止部14が段付き状に形成されている。前方から見ると、図6に示すように端子挿入口15を通して突起73が視認可能となっている。
コネクタハウジング10におけるタワー部12の周りには後述する検知部材80が組み付けられる組付空間16が設けられており、収容部11における組付空間16と対応する位置には検知部材80の挿通孔17が板厚方向に貫通して形成されている。検知部材80は、コネクタハウジング10が相手側コネクタハウジングと正規嵌合したことを機械的に検知するものであって、待機位置と検知位置とを相対移動可能とされ、左右一対の第一ロックアーム81を備えて構成される。待機位置では検知部材80は検知位置への移動操作を規制された状態で第一ロックアーム81を組付空間16に浅く進入させており、検知位置では検知部材80は両コネクタハウジングが正規嵌合されたことに起因して検知位置への移動操作を許容されて第一ロックアーム81を組付空間16に深く進入させる。そして、検知位置に至ると、第一ロックアーム81が相手側コネクタハウジングを嵌合状態にロックするようになっている。
また、収容部11の前面には、同じく両コネクタハウジングを嵌合状態にロックする左右一対の第二ロックアーム18が収容部11と略平行に突出して形成されている。第二ロックアーム18と第一ロックアーム81は、検知部材80が検知位置に到達したときに上下で並び合って相手側コネクタハウジングをそれぞれ弾性係止する構成とされ、これにより、両コネクタハウジングの嵌合状態が確実に維持されるようにしてある。
また、収容部11の後面には二本の端子金具60をそれぞれ収容可能な収容溝19が横並びで形成されている。収容溝19はその上端にてタワー部12側のキャビティ13と連通し、かつ、図4に示すようにその下端にて収容部11の下面に開口され、この開口部21を通して端子金具60に圧着された電線90が外部へ導出されるようになっている。収容溝19の下端部には電線90を周方向に押着可能な圧接突起22が形成されている。また、収容部11の後面には収容溝19の途中を横切って装着溝23が形成され、この装着溝23に筒状部材24が組み付けられる。筒状部材24の内部には端子金具60の電線接続部63が貫通して収容される。装着溝23の溝面には、周方向に間隔をあけて複数のリブ25が形成され、これらリブ25によって筒状部材24が装着溝23内に遊動規制状態で保持される。
また、コネクタハウジング10の後面にはカバー30が被せ付けられる。カバー30は合成樹脂製であって板状をなし、コネクタハウジング10の上端にてヒンジ26を介してコネクタハウジング10に一体に取り付けられている。カバー30は収容部11への被着に伴って電線接続部63を収容部11との間に挟み込み、端子金具60を抜け止め保持するようになっている。カバー30の両側端には、図1に示すように、方形枠状をなす左右一対の係止片31が撓み可能に前方へ突出して形成されており、係止片31には係止孔32が貫設されている。コネクタハウジング10の両側端には係止片31と対応する位置に係止突部27が形成されており、カバー30が閉じ状態となったときには係止突部27に係止孔32が弾性的に嵌って、カバー30がコネクタハウジング10にロックされるようになっている。カバー30の後面には、図2に示すように、検知部材80の収容凹部33が設けられ、収容凹部33の底部には第一ロックアーム81の挿通口34が設けられていて、ここに後方から検知部材80が装着されるようになっている。そして、カバー30は、閉じ状態となったときに端子金具60の突起73の押圧面75と対向する位置に、略鉛直に切り立つ受け面35を有しており、この受け面35と押圧面75とが互いに面接触可能となっている。受け面35はカバー30の前面における周囲面と段差なく連続している。
次に本実施形態の作用を説明する。相手側コネクタハウジングとの嵌合作業に先立ち、カバー30を開き状態として、コネクタハウジング10に端子金具60を収容させる。このとき、前もって電線接続部63を電線90にかしめ付けておき、電線90付きの状態で、タワー部12のキャビティ13内に本体部61を挿入するとともに、収容部11の収容溝19に電線接続部63を嵌め入れる。
端子金具60を装着するに際し、本体部61より後方に位置する突起73の押圧面75を指で前方へ押圧することにより、本体部61の挿入姿勢を略水平で真直姿勢に保つことが可能となる。そして、端子金具60がキャビティ13内に正規挿入されると、ランス68が抜止部14に弾性的に係止され、端子金具60が抜け止めされる。また、端子金具60が正規挿入されると、突起73がコネクタハウジング10の後端に配され、突起73の押圧面75がコネクタハウジング10の後面とほぼ面一で揃うか、または僅かにコネクタハウジング10の後面から出っ張る。
続いて、ヒンジ26を中心にカバー30を回動させて閉じ状態とする。カバー30が正規に閉じられると、係止片31が係止突部27を弾性的に係止して、コネクタハウジング10に対してカバー30がロックされる。仮に、上記において端子金具60が正規挿入位置に至らず半挿入位置に留め置かれていると、カバー30が正規装着される過程で、カバー30の受け面35が突起73の押圧面75に当接して突起73が前方へ押しやられ、端子金具60が軸方向(前後方向)に真直姿勢でキャビティ13内に正規挿入される。コネクタハウジング10に対して、カバー30が正規装着されるとともに端子金具60が正規挿入されると、突起73の押圧面75とカバー30の受け面35が面当り状態となる。
続いて、カバー30に検知部材80を待機位置で保持させ、その状態からコネクタハウジング10を相手側コネクタハウジングに嵌合させる。両コネクタハウジングが正規嵌合されると、第二ロックアーム18によるロックがかかり、両コネクタハウジングの離脱が規制される。両コネクタハウジングの嵌合途上では、相手側端子が端子挿入口15を通して前方からキャビティ13内に挿入され、本体部61の中央(軸中心)に相手側端子が進入して、相手側端子が両接触片67との接触によって導通可能に接続される。このとき、相手側端子の挿入動作に伴って端子金具60の本体部61に後退力が加わることになるが、端子金具60の後端では突起73とカバー30とが当り合っているから、後退力を受けて本体部61が後退するようなことはない。
その後、検知部材80が検知位置に押し込まれると、第一ロックアーム81によるロックがかかり、両コネクタハウジングが第一ロックアーム81と第二ロックアーム18とによって二重にロックされる。
このように本実施形態によれば、端子金具60の後端部に本体部61の後面開口を覆うような突起73が設けられ、この突起73を前方へ押圧することにより、キャビティ13内に本体部61を軸方向に真直姿勢で挿入するようにしたから、相手側端子と正規位置で接続することができる。
また、突起73はカバー30によって押圧され、カバー30を閉じ状態とするに伴って端子金具60を正規挿入位置に至らすことができるから、端子金具60が半挿入状態で留め置かれる事態を回避できる。また、突起73はカバー30の受け面35と面接触可能であって、本体部61の後面開口の中央を覆うから、カバー30によって本体部61を軸方向に正しく押し込むことが可能となる。
さらに、本体部61より後方に連結部62が延出され、連結部62の後端に突起73が設けられるから、突起73の押圧面をコネクタハウジング10の後面とほぼ面一となるような後方に位置させることが可能となる。つまり、コネクタハウジング10の内部深くに突起73が位置することが無いから、突起73を押圧する際の作業性が良好となる。また、端子金具60を製造する際には、本体部61を筒状に成形したあと電線接続部63を電線90に圧着させるわけであるが、本体部61より後方に連結部62が延出される場合に、従来の如く電線接続部63が本体部61とその板厚方向で略直角な位置関係にあると、連結部62の後端に本体部61の後面開口を覆うような突起73を曲げ加工によって実質的に成形できないという事情がある。
しかるに本実施形態によれば、コネクタハウジング10に対する挿入方向に沿った連結部62の下縁に電線接続部63が連なっており、突起73が連結部62の後端から同連結部62の板厚方向に突出する形態となっているから、曲げ加工によって突起73を成形することが可能となり、成形が容易となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本体部より後方に連結部が形成され、この連結部の後端に突起が形成されていたが、本発明によれば、突起は本体部の後面開口端から内側へ屈曲して形成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、突起は本体部を部分的に覆う形態であったが、本発明によれば、突起は本体部を全体的に覆う形態であってもよい。
(3)上記実施形態では、突起は少なくとも本体部の後面開口の中央を覆う位置まで突出していたが、本発明によれば、突起は本体部の後面開口の中央を覆っていなくてもよい。
(4)上記実施形態では、端子金具は、本体部と電線接続部とが互いに直角な向きに配されることに起因して全体として略Lの字をなしていたが、本発明によれば、端子金具は、少なくとも、上記略Lの字をなす部分を含んでいればよく、その形状を特に限定するものではない。
(5)上記実施形態では、端子金具がキャビティ内に正規挿入されたときに、突起の押圧面はコネクタハウジングの後面に面一でまたは僅かに出っ張って配されていたが、本発明によれば、端子金具がキャビティ内に正規挿入されたときに、突起の押圧面がコネクタハウジングの後面より内側へ引っ込んで配されていてもよい。この場合、カバーの前面に突部を形成し、この突部の突出端を受け面として突起の押圧面に当接させるとよい。
(6)上記実施形態では、突起は金属板を曲げ加工することで一体に成形されていたが、本発明によれば、突起は連結部または本体部の後端部に後付けで溶接等して取り付けられてもよい。
本実施形態のコネクタの斜視図 断面図 カバーを被せる前の斜視図 底面図 カバーを被せる前の背面図 カバーを被せる前の正面図 カバーを被せる前の断面図 端子金具の斜視図
符号の説明
10…コネクタハウジング
11…収容部
13…キャビティ
30…カバー
60…端子金具
61…本体部
62…連結部
63…電線接続部
67…接触片
73…突起
75…押圧面
90…電線

Claims (5)

  1. 金属板を曲げ加工して形成され、前後両面を開口させた筒状の形態であって相手側端子に接続される本体部、及びこの本体部の開口方向と略直角な方向に延びて電線の端末に圧着される電線接続部を有する端子金具と、
    前記端子金具を後方から挿入可能なコネクタハウジングとを備え、
    前記端子金具の後端部には、前記コネクタハウジングに対する挿入方向と略直角な方向に突出して前記本体部の後面開口を覆うことにより、前記コネクタハウジングに挿入される際に押圧可能とされる突起が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングには後方からカバーが被せ付けられるようになっており、前記カバーは前記突起を押圧可能な受け面を有し、
    前記突起は、前記カバーの受け面と面接触可能な押圧面を有するとともに前記本体部の後面開口の中央を覆うことが可能とされることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記端子金具において前記本体部と前記電線接続部との間には、前記本体部の後面開口端から板面を前記挿入方向に沿わせつつ後方へ向かって延びる連結部が設けられ、前記挿入方向に沿った前記連結部の一側縁に前記電線接続部が連なっており、かつ、前記突起は、前記連結部の後端から同連結部の板厚方向に突出する形態となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 金属板を曲げ加工して形成され、コネクタハウジングに対して後方から挿入可能とされる端子金具であって、
    前後両面を開口させた筒形の形態であって相手側端子に接続される本体部と、この本体部の開口方向と略直角な方向に延びて電線の端末に圧着される電線接続部とを有し、その後端部に、前記コネクタハウジングに対する挿入方向と略直角な方向に突出してこの本体部の後面開口を覆うことにより、前記コネクタハウジングに挿入される際に押圧可能とされる突起が設けられていることを特徴とする端子金具。
  5. 前記本体部と前記電線接続部との間には、前記本体部の後面開口端から板面を前記挿入方向に沿わせつつ後方へ向かって延びる連結部が設けられ、前記挿入方向に沿った前記連結部の一側縁に前記電線接続部が連なっており、かつ、前記突起は、前記連結部の後端から同連結部の板厚方向に突出する形態となっていることを特徴とする請求項4に記載の端子金具。
JP2006337807A 2006-12-15 2006-12-15 コネクタ及び端子金具 Expired - Fee Related JP4725505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006337807A JP4725505B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 コネクタ及び端子金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006337807A JP4725505B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 コネクタ及び端子金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008152990A true JP2008152990A (ja) 2008-07-03
JP4725505B2 JP4725505B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=39654961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006337807A Expired - Fee Related JP4725505B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 コネクタ及び端子金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4725505B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013232371A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Yazaki Corp コネクタ
US9653843B2 (en) 2013-10-31 2017-05-16 Yazaki Corporation Connector
US10826229B2 (en) 2018-11-27 2020-11-03 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector with coupling portion
WO2021124491A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 トヨタ自動車株式会社 電線側コネクタ
DE112011102761B4 (de) 2010-08-20 2024-05-16 Yazaki Corporation Verbinder

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354283A (ja) * 1986-08-26 1988-03-08 Nitto Electric Ind Co Ltd 熱溶融転写記録用被転写シ−ト
JPH11149958A (ja) * 1997-09-09 1999-06-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2002008785A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ付き電気部品

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354283A (ja) * 1986-08-26 1988-03-08 Nitto Electric Ind Co Ltd 熱溶融転写記録用被転写シ−ト
JPH11149958A (ja) * 1997-09-09 1999-06-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2002008785A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ付き電気部品

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011102761B4 (de) 2010-08-20 2024-05-16 Yazaki Corporation Verbinder
JP2013232371A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Yazaki Corp コネクタ
US9653843B2 (en) 2013-10-31 2017-05-16 Yazaki Corporation Connector
US10826229B2 (en) 2018-11-27 2020-11-03 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector with coupling portion
WO2021124491A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 トヨタ自動車株式会社 電線側コネクタ
JPWO2021124491A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24
JP7273189B2 (ja) 2019-12-18 2023-05-12 トヨタ自動車株式会社 電線側コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4725505B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4926836B2 (ja) コネクタ
US9246260B2 (en) Electrical connector
JP6605333B2 (ja) コネクタ及びコネクタ組立体
JP2006253017A (ja) ジョイントコネクタ
JP4985206B2 (ja) コネクタ及びショート端子
JP5827082B2 (ja) 電気コネクタ
JP2006127803A (ja) コネクタ
JP2008041268A (ja) ロック機構を備えたコネクタ
JP5012072B2 (ja) 基板用コネクタ
JP4725505B2 (ja) コネクタ及び端子金具
JP7042402B2 (ja) コネクタ
JP2005327502A (ja) コネクタ
JP2008091047A (ja) カードエッジコネクタ
JP6196961B2 (ja) コネクタ
WO2020116112A1 (ja) コネクタ
JP2012084350A (ja) コネクタ
JP4987624B2 (ja) 分割式コネクタ
JP4893452B2 (ja) コネクタ
JP2013258067A (ja) コネクタ
JP2010049841A (ja) コネクタ
JP2009230988A (ja) ショート端子及びコネクタ
JP4871628B2 (ja) コネクタ
JP2006202536A (ja) コネクタ
JP7243551B2 (ja) コネクタ
JP3777980B2 (ja) 分割コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees