JPH11149958A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH11149958A
JPH11149958A JP9277606A JP27760697A JPH11149958A JP H11149958 A JPH11149958 A JP H11149958A JP 9277606 A JP9277606 A JP 9277606A JP 27760697 A JP27760697 A JP 27760697A JP H11149958 A JPH11149958 A JP H11149958A
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short
fitting
circuit
connector housing
piece
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Tomomi Seko
智美 世古
Masamitsu Chishima
正光 千島
Yukinori Saka
幸則 阪
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合検知と短絡解除を互いに独立して機能さ
せるようにする。 【解決手段】 嵌合検知部材55と短絡解除部材50を
別体部品とした。組み付けの際には、雌側コネクタハウ
ジング21を雄側コネクタハウジングに嵌合し、嵌合検
知部材55を取り付け、その後、短絡解除部材50を取
り付ける。雌側コネクタハウジング21に対する嵌合検
知部材55の取付けの可否により、嵌合状態が検知され
る。確実に正規嵌合した後、短絡解除部材50を取り付
けると、雄側コネクタハウジングにおいて雄タブの短絡
が解除される。嵌合検知部材55と短絡解除部材50を
別体部品として独立して着脱できるようにしたので、嵌
合検知と短絡解除の双方を適切に機能させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】コネクタ同士が嵌合状態を検知する機能
と、一方のコネクタにおける端子金具同士の短絡を解除
する機能とを備えたコネクタとしては、従来、特開平6
−208867号公報に開示されているものがある。図
23及び図24に示すように、雌側コネクタ1には、一
対の撓みロック片2が形成されているとともに、係合部
材3が取り付けられるようになっており、係合部材3に
は一対の嵌合検知片4,5が突成され、一方の嵌合検知
片4の先端部はもう一方よりも長く延びて短絡解除部4
Aとされている。雄側コネクタ6には、2本の雄タブ7
と、この両雄タブ7に弾接可能な短絡金具8と、ロック
溝9とが設けられている。
【0003】両コネクタ1,6が組み付けられていない
状態では、短絡金具8が両雄タブ7に弾接してこの両雄
タブ7間を短絡させている。組付けの作業は、係合部材
3を外した雌側コネクタ1を雄側コネクタ6に嵌合し、
この後に係合部材3を雌側コネクタ1に装着する手順で
行われる。両コネクタ1,6が正規嵌合されているとき
には、撓みロック片2がロック溝9に係合し、嵌合検知
片4,5が撓みロック片2の内側の撓み空間に嵌入して
撓みロック片2のロック解除方向への撓みを規制し、二
重ロックとなる。しかし、両コネクタ1,6が半嵌合状
態のときには、撓みロック片2がロック溝9に係合せず
に撓み空間内へ変位しているため、嵌合検知片4,5が
撓み空間内に嵌入することができず、したがって、係合
部材3を正しく装着することができない。即ち、係合部
材3の取付けの可否によって両コネクタ1,6の嵌合状
態を判別することができる。また、両コネクタ1,6が
正規嵌合されて係合部材3が正しく取り付けられると、
図24に示すように、短絡解除部4Aが短絡金具8を撓
ませて一方の雄タブ7から離間させ、もって両雄タブ7
間の短絡が解除される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタは
自動車のエアバッグ回路に用いられ、両コネクタ1,6
を離脱した状態で雄タブ7同士を短絡させておくのはエ
アバッグが不用意に作動するのを防止するための措置で
あり、したがって、雄タブ7と雌端子金具(図示せず)
とが確実に導通状態となる前に短絡が解除されること
や、雄タブ7と雌端子金具が離間した後も雄タブ7が短
絡解除のままとされることは、避けなければならない。
そのためには、嵌合検知片4,5による検知動作と短絡
解除部4Aによる短絡解除動作とが適切なタイミングで
行われる必要がある。何故なら、もし、動作のタイミン
グか不適切であると、例えば、コネクタ1,6が半嵌合
の場合に嵌合検知片4Aの検知動作が遅れ、雄タブ7と
雌端子金具が確実に導通されていないにも拘わらず短絡
解除片4Aによって雄タブ7の短絡が解除されてしま
う、という事態が発生する虞があるからである。しかる
に、従来のものは、嵌合検知片4,5と短絡解除部4A
とが一体に形成されていたため、コネクタの形状や寸法
等に制約があるような場合に、双方の動作のタイミング
を適切に設定することが困難になる可能性がある。本願
発明は上記事情に鑑みて創案され、嵌合検知と短絡解除
の動作を互いに独立して機能させることができるように
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、相手
側コネクタハウジングと嵌合可能なコネクタハウジング
と、前記双方のコネクタハウジングが正規嵌合した状態
ではロック位置に変位してその両コネクタハウジングを
離脱不能にロックし、且つ半嵌合の状態ではアンロック
位置へ変位する撓みロック片と、前記撓みロック片が前
記ロック位置にあるときには前記コネクタハウジングへ
の取付けを許容され、且つ前記撓みロック片が前記アン
ロック位置にあるときには前記コネクタハウジングへの
取付けを規制される嵌合検知部材と、この嵌合検知部材
とは別体部品とされ、正規嵌合状態にある前記コネクタ
ハウジングに対して取り付けられることにより前記相手
側コネクタハウジングにおける端子金具同士の短絡を解
除可能な短絡解除部材とを備えてなる構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記短絡解除部材を前記コネクタハウジングからの
離脱方向へ付勢する付勢手段が備えられ、前記嵌合検知
部材には、その嵌合検知部材が前記コネクタハウジング
の正規位置に取り付けられたときに前記短絡解除部材を
前記コネクタハウジングへの取付け状態に保持可能な保
持手段が設けられている構成とした。請求項3の発明
は、請求項2の発明において、前記付勢手段が圧縮コイ
ルバネからなり、前記コネクタハウジングが、圧接刃を
備えた圧接端子金具の圧入を可能とされているとともに
圧接カバーを組み付けることで電線を前記圧接刃に圧接
させる構成とされている。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>組み付け
は、双方のコネクタハウジングを嵌合し、嵌合検知部材
を取り付け、短絡解除部材を取り付けるという手順で行
われる。両コネクタハウジングが半嵌合状態のときには
撓みロック片がアンロック位置に変位するので嵌合検知
部材を取り付けることはできず、これによって半嵌合が
検知される。短絡解除部材を取り付けると、相手側コネ
クタハウジングにおいて端子金具の短絡が解除される。
両コネクタハウジングを離脱する際には、まず、短絡解
除部材を外して端子金具の短絡を解除し、その後、嵌合
検知部材を外すとともに両コネクタハウジングを離間さ
せる。本発明においては、嵌合検知部材と短絡解除部材
を別体部品として独立して着脱できるようにしたので、
嵌合検知と短絡解除の双方を適切に機能させることがで
きる。
【0008】<請求項2の発明>両コネクタハウジング
が半嵌合のときには嵌合検知部材がコネクタハウジング
に取り付けられないため、短絡解除部材を取り付けよう
としても付勢手段により取付けが規制される。正規嵌合
されて嵌合検知部材がコネクタハウジングに取り付けら
れると、この嵌合検知部材により短絡解除部材が取り付
け状態に保持され、短絡が解除される。即ち、コネクタ
ハウジング同士が半嵌合で短絡が解除された状態のまま
になることはない。<請求項3の発明>付勢手段が圧縮
コイルバネからなるので、付勢手段をコネクタハウジン
グに一体成形したものと比較すると、信頼性が高い。ま
た、コネクタハウジングは圧接端子金具を圧入するタイ
プなので、端子金具を係止するためのリテーナを不要と
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】<実施形態1>以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。まず、本実施形態の雌側コネクタ20が嵌合される
雄側コネクタ10について説明する。雄側コネクタ10
は、全体として円形をなしているとともに前方に大きく
開口する嵌合凹部12を備えた雄側コネクタハウジング
(本発明の構成要件である相手側コネクタハウジング)
11と、嵌合凹部12内に突出する左右一対の雄タブ
(本発明の構成要件である端子金具)13と、この雄タ
ブ13同士を短絡させるための短絡金具14とを備えて
構成される。嵌合凹部12の奥端面には、雌側コネクタ
ハウジング21のハウジング本体22が嵌合される位置
決め部15が凹成され、左右両側面にはロック溝16が
凹成され、天井面には金具収容部17が凹成されてい
る。短絡金具14は、金具収容部17内に設けられ、前
端部で導通可能に連結されて後方へ片持ち状に延出する
左右一対の弾性接触片14Aを有している。短絡金具1
4が自由状態とされているときには、弾性接触片14A
の下向きの後端部が雄タブ13に弾接することにより両
雄タブ13が短絡され、弾性接触片14Aが上方へ持ち
上げられると短絡が解除されるようになっている。
【0010】次に、雌側コネクタ20について説明す
る。雌側コネクタ20は、雌側コネクタハウジング(本
発明の構成要件であるコネクタハウジング)21、雌端
子金具30、リテーナ40、短絡解除部材50及び嵌合
検知部材55とから構成されている。雌側コネクタハウ
ジング21は、左右一対のキャビティ23を有するハウ
ジング本体22と、このハウジング本体22の後端に連
なるとともに後方及び上方へ開口した箱状の取付部24
とからなる。キャビティ23内にはその後端の開口から
雌端子金具30が挿入され、キャビティ23内には雌端
子金具30と係合可能な一次係止部23Aが形成されて
いる。
【0011】取付部24には、その前面壁を貫通すると
もにハウジング本体22の上面に沿って開口する短絡解
除片貫通孔25Aが形成されるとともに、ハウジング本
体22の側面に沿うように開口する左右一対の嵌合検知
片貫通孔25Bが形成され、さらに、嵌合検知片貫通孔
25Bの外側の縁部に沿って開口する撓みロック片貫通
孔25Cが形成されている。取付部24の前面壁におけ
るハウジング本体22よりも下方の位置には操作用窓孔
25Dが形成されている。取付部24の上面部には上下
方向のガイド溝26が形成されている。また、取付部2
4の下面部には左右一対の電線逃がし溝27が形成され
ている。
【0012】雌端子金具30は、キャビティ23内に挿
入される箱形の端子本体31と、この端子本体31の後
端から下向きに延出する電線接続部32とからなり、電
線接続部32には電線33が圧着により接続されてい
る。端子本体31の下面には、キャビティ23の一次係
止部23Aに係止される金属ランス34が形成されてい
る。また、端子本体31の後端面下部は、リテーナ40
と係合される二次係止用の受け部35とされている。
【0013】リテーナ40は、全体として肉厚の板状を
なしているとともに、上記雌側コネクタハウジング21
の取付部24内において上下方向に変位し得る寸法とさ
れている。リテーナ40の上部には上端部において連通
した左右一対の貫通孔41が形成され、貫通孔41の下
縁には上記雌端子金具30の受け部35と係合可能な二
次係止部42が突成されている。リテーナ40の前面に
おける貫通孔41よりも下方位置には操作用突起43が
形成されている。
【0014】リテーナ40には、両コネクタハウジング
11,21を正規嵌合状態にロックするための撓みロッ
ク片44が設けられている。撓みロック片44は、リテ
ーナ40の前面における左右両側縁部から前方へ片持ち
状に突出され、その突出端には外側へ突出するロック爪
44Aが形成されている。かかる撓みロック片44は、
自由状態では雄側コネクタハウジング11のロック溝1
6と係合可能なロック位置にあり、内側へ弾性撓みする
ことによりロック溝16から外れるアンロック位置に変
位し得るようになっている。撓みロック片44がロック
位置にあるときには、ハウジング本体22の側面との間
に後述する嵌合検知片57が進入しうるスペースが確保
されるが、撓みロック片44がアンロック位置に変位し
た状態では、撓みロック片44とハウジング本体22と
の間の隙間は嵌合検知片57が進入できないほどに狭く
なる。
【0015】短絡解除部材50は全体として板状をなす
本体部51と、本体部51の前面から片持ち状に突出す
る水平板状の短絡解除片52とからなる。短絡解除部材
50は、雌側コネクタハウジング21に対し、図5に示
す仮係止位置と図6に示す本係止位置とに取り付けられ
るようになっている。仮係止状態では、短絡解除片貫通
孔25Aから前方に突出する短絡解除片52の長さが短
いため、両コネクタハウジング11,21を嵌合したと
きに短絡解除片52は短絡金具14と非干渉である。し
かし、本係止位置では、短絡解除片52が大きく突出
し、両コネクタハウジング11,21の嵌合時に短絡金
具14と係合してこれを雄タブ13から離間する上方位
置へ撓ませるようになる。
【0016】嵌合検知部材55は、本体部56と、この
本体部56の左右両側縁下端部から前方へ片持ち状に突
出する左右一対の嵌合検知片57とからなる。本体部5
6の前面には上下方向の被ガイド突部58が形成され、
さらにこの被ガイド突部58の下方に短絡解除片貫通孔
59が形成されている。かかる嵌合検知部材55は、そ
の嵌合検知片57を後方から嵌合検知片貫通孔25Bに
差し込むとともに被ガイド突部58をガイド溝26に嵌
合させた形態で雌側コネクタハウジング21に取付けら
れ、図示しない係止手段により上方の仮係止位置(図2
及び図3を参照)と下方の本係止位置(図4及び図5を
参照)とに保持される。
【0017】仮係止状態では、嵌合検知片57は撓みロ
ック片44よりも上方に位置するため、撓みロック片4
4のアンロック位置への撓みが許容される。一方、本係
止状態では、嵌合検知片57が撓みロック片44と同じ
高さに位置するため、撓みロック片44のアンロック位
置への変位が規制される。また、嵌合検知部材55が仮
係止位置にあるときには、その短絡解除片貫通孔59が
雌側コネクタハウジング21の短絡解除片貫通孔25A
よりも上方にずれた位置にあるが、本係止位置へ下動す
ると、双方の短絡解除片貫通孔25A、59が同じ高さ
で整合するようになる。
【0018】次に、本実施形態の作用について説明す
る。両コネクタハウジング11,21が未嵌合の状態で
は、雄側コネクタ10において双方の雄タブ13が短絡
金具14によって短絡状態とされている(図4を参
照)。一方、雌側コネクタ20は、以下の手順によって
組付けられるとともに、雄側コネクタ10に嵌合され
る。即ち、雌側コネクタハウジング21の取付部24に
対し後方からリテーナ40を嵌め込んで図示しない係止
手段により仮係止位置に保持するとともに、嵌合検知部
材55を仮係止位置に取付け、この状態で雌端子金具3
0をキャビティ23に挿入し、金属ランス34と一次係
止部23Aとの係合により雌端子金具30を一次係止す
る(図2を参照)。雌端子金具30が一次係止された
ら、操作用窓孔25Dに臨んでいる操作用突起43に指
を掛けてリテーナ40を上方の本係止位置へ変位させ
る。すると、二次係止部42が雌端子金具30の受け部
35に係合し、この二次係止と上記一次係止とにより雌
端子金具30は二重係止状態とされる(図3を参照)。
【0019】また、リテーナ40を本係止位置へ変位さ
せると、リテーナ40と一体の撓みロック片44も上方
へ変位し、撓みロック片44は、雄側コネクタハウジン
グ11のロック溝16と係合可能な高さとなる。さら
に、リテーナ40の貫通孔41の上端開口領域が雌側コ
ネクタハウジング21の短絡解除片貫通孔25Aと整合
し、この短絡解除片貫通孔25Aが貫通可能に開放され
る。尚、雌端子金具30が半挿入の場合には、仮係止位
置にあるリテーナ40を上方へ押し上げようとしても二
次係止部42が端子本体31の下面と干渉するため、リ
テーナ40を本係止位置へ変位させることはできない。
これにより、雌端子金具30が半挿入状態であることが
検知される。この場合には、雌端子金具30の挿入操作
をやり直して正規挿入状態に至らしめ、しかる後にリテ
ーナ40を本係止位置へ変位させる。
【0020】次に、嵌合検知部材55が仮係止位置のま
まで雌側コネクタハウジング21を雄側コネクタハウジ
ング11に嵌合させる。この状態では、嵌合検知片57
が撓みロック片44よりも上方に位置していて撓みロッ
ク片44はアンロック位置への弾性撓みを許容されてい
るので、撓みロック片44は弾性撓みしつつ雄側コネク
タハウジング11内に進入していく。そして、両コネク
タハウジング11,21が正規嵌合状態に至ると、撓み
ロック片44がロック溝16に係合し、もって両コネク
タハウジング11,21が嵌合状態にロックされる(図
9を参照)。この後、嵌合検知部材55を本係止位置へ
押し下げる。すると、嵌合検知片57が撓みロック片4
4とハウジング本体22との隙間に進入してロック用撓
み片のアンロック位置への変位を規制し、もって両コネ
クタハウジング11,21が二重ロック状態となる(図
4及び図8を参照)。
【0021】嵌合検知部材55の押し下げ操作のとき
に、両コネクタハウジング11,21が半嵌合状態であ
る場合には、撓みロック片44がアンロック位置に変位
していてハウジング本体22との隙間は嵌合検知片57
が進入できないほど狭くなっているため、嵌合検知部材
55を本係止位置へ変位させることはできない。したが
って、嵌合検知部材55が本係止位置へ変位させること
ができるか否かにより、両コネクタハウジング11,2
1の嵌合状態を検知することができる。
【0022】さて、両コネクタハウジング11,21を
正規嵌合状態にロックされたら、短絡解除部材50を雌
側コネクタハウジング21に取り付ける。この作業は、
後方から短絡解除片52を嵌合検知部材55の短絡解除
片貫通孔59、リテーナ40の貫通孔41及び雌側コネ
クタハウジング21の短絡解除片貫通孔25Aに順に差
し込むようにして行う。短絡解除部材50を本係止位置
に取り付けると、短絡解除片52が短絡金具14と雄タ
ブ13の間に潜り込んで短絡金具14を上方へ弾性変位
させる。これにより短絡金具14が雄タブ13から離間
し、雄タブ13間の短絡が解除される。
【0023】もし、短絡解除部材50の取付けを行うと
きにリテーナ40が仮係止位置にあると、雌側コネクタ
ハウジング21の短絡解除片貫通孔25Aが塞がれて短
絡解除部材50を本係止位置へ押し込むことができな
い。この場合には、雌端子金具30が半挿入状態の可能
性があるので、挿入状態を確認する必要がある。また、
両コネクタを離脱する際には、まず、短絡解除部材50
を雌側コネクタハウジング21から抜き取り、雄タブ1
3を短絡状態とする。次に、嵌合検知部材55を仮係止
位置まで持ち上げ、撓みロック片44の弾性撓みを許容
する。この後、両コネクタハウジング11,21を引き
離す方向に力を加えれば、撓みロック片44が弾性撓み
しつロック溝16から外れてロックが解除され、両コネ
クタハウジング11,21が離間される。
【0024】上述のように、本実施形態においては、雄
側コネクタハウジング11の雄タブ13の短絡を解除す
るための短絡解除片52と、両コネクタハウジング1
1,21の嵌合状態を検知するための嵌合検知片57と
を、互いに別体の専用部品である短絡解除部材50と嵌
合検知部材55とに形成しているので、短絡解除の動作
と嵌合検知の動作とを任意のタイミングで機能させるこ
とができる。したがって、例えば、両コネクタ10,2
0を嵌合する際には、嵌合検知片57により両コネクタ
ハウジング11,21が正規嵌合されたことを確認し、
しかる後に短絡解除片52による雄タブ13の短絡解除
を行うことができる。また、両コネクタ10,20を離
脱する際には、嵌合検知片57を撓みロック片44から
外してロック解除するよりも前に、短絡解除片52を外
して雄タブ13を短絡させておくことが確実に行われ
る。
【0025】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図10乃至図14を参照して説明する。本
実施形態の雌側コネクタ60が嵌合される雄側コネクタ
10は上記実施形態1と同じ構成であるので、説明は省
略する。雌側コネクタ60は、雌側コネクタハウジング
(本発明の構成要件であるコネクタハウジング)61、
雌端子金具70、リテーナ80、嵌合検知部材90及び
短絡解除部材95とから構成される。雌側コネクタハウ
ジング61は、左右一対のキャビティ63を有するハウ
ジング本体62と、このハウジング本体62の前後方向
中央部に形成した第1取付部64と、ハウジング本体6
2の後半領域を囲むように形成した第2取付部65とか
らなる。キャビティ63内にはその後端の開口から雌端
子金具70が挿入され、キャビティ63内には雌端子金
具70と係合可能な一次係止部63Aが形成されてい
る。
【0026】第1取付部64の内部は、一方の側面が開
口されているとともにキャビティ63と連通した空間と
なっており、ここにリテーナ80が収容されるようにな
っている。第1取付部64の前面外壁には、両コネクタ
ハウジング11,61を嵌合状態にロックするための撓
みロック片66が、前方に延出する形態で形成されてい
る。この撓みロック片66の延出端には外側へ突出する
ロック爪66Aが形成されている。このロック爪66A
は前方から視ると櫛形をなし、後述するリテーナ80の
撓みロック片84のロック爪84Aとは同心円弧状の位
置関係となる。かかる撓みロック片66は、自由状態で
はロック溝16と係合可能なロック位置にあり、内側へ
弾性変位することによりロック溝16から外れるアンロ
ック位置へ変位し得るようになっている。また、第1取
付部64には、ハウジング本体62の上面に沿って前後
方向に貫通する短絡解除片貫通孔67Aが形成されてい
るとともに、ハウジング本体62の左右両側面に沿って
前後方向に貫通する嵌合検知片貫通孔67Bが形成され
ている。第2取付部65の上面部はその左右方向中央領
域で開放されている。左右両側面部とハウジング本体6
2の外側面との間には嵌合検知片貫通孔67Cが形成さ
れている。
【0027】雌端子金具70は、キャビティ63内に挿
入される箱形の端子本体71と、この端子本体71の後
端から後方へ延出する電線接続部72とからなり、電線
接続部72には電線73が圧着により接続されている。
端子本体71の下面には、キャビティ63の一次係止部
63Aに係止される金属ランス74が形成されている。
また、端子本体71の後端面下部は、リテーナ80と係
合される二次係止用の受け部75とされている。
【0028】リテーナ80は、本体部81と、この本体
部81の下端部から側方へ片持ち状に突出するアーム部
82とからなる。アーム部82の上面には、上記雌端子
金具70の受け部75と係合可能な二次係止部83が形
成されている。リテーナ80は、そのアーム部82を側
方から第1取付部64内に差し込むことにより、差込み
の浅い仮係止位置(図示せず)と、深く差し込んだ本係
止位置(図14を参照)とに選択的に取り付けられるよ
うになっている。
【0029】かかるリテーナ80には、両コネクタハウ
ジング11,61を正規嵌合状態にロックするための撓
みロック片84が、本体部81から前方へ突出し且つ内
側への弾性撓みを可能とされた形態で一体に形成されて
いる。この撓みロック片84の延出端には外側へ突出す
るロック爪84Aが形成されている。このロック爪84
Aは前方から視ると櫛形をなし、リテーナ80が本係止
された状態では、このロック爪84Aと上記雌側コネク
タハウジング61の撓みロック片66のロック爪66A
とが同心円上に配置されるようになっている。
【0030】嵌合検知部材90は、本体部91と、この
本体部91の左右両端縁から前方へ延びる一対の嵌合検
知片92と、本体部の両側縁から後方へ延びるガイド部
93とからなる。嵌合検知部材90は、その嵌合検知片
92を雌側コネクタハウジング61の嵌合検知片貫通孔
67Bに後方から差し込むとともに本体部91を第1取
付部64の上縁後面に当接させる形態で取り付けられ、
本体部91の立上り部94を第1取付部64よりも上方
へ突出させた仮係止位置(図11を参照)と、これより
も下方の本係止位置(図12〜図14を参照)との間で
変位可能とされている。嵌合検知部材90が仮係止位置
にあるときには、嵌合検知片92が撓みロック片66,
84よりも上方に位置し、撓みロック片66,84のア
ンロック位置への変位を許容する。嵌合検知部材90が
本係止位置に移動すると、嵌合検知片92が撓みロック
片66,84とハウジング本体62の側面との隙間に嵌
入し、撓みロック片66,84のアンロック位置への変
位を規制する。
【0031】短絡解除部材95は、本体部96と、この
本体部96の前縁から前方へ水平板状に突出する短絡解
除片97とからなり、本体部の上面には立上り部98が
形成されている。かかる短絡解除部材95は、その短絡
解除片97をハウジング本体62の上面に沿わせた状態
で取り付けられ、短絡解除片97の前端が雌側コネクタ
ハウジング61の短絡解除片貫通孔67Aよりも後方に
位置する仮係止位置と、短絡解除片97が短絡解除片貫
通孔67Aを貫通して大きく前方へ突出する本係止位置
との間で前後方向に変位し得るようになっている。
【0032】次に、本実施形態の作用について説明す
る。両コネクタハウジング11,61が未嵌合の状態で
は、雄側コネクタ10において双方の雄タブ13が短絡
金具14によって短絡状態とされている(図12を参
照)。一方、雌側コネクタ60は、以下の手順によって
組付けられるとともに、雄側コネクタに嵌合される。即
ち、雌側コネクタハウジング61に対してリテーナ80
と短絡解除部材95と嵌合検知部材90を仮係止位置に
取り付ける(図11を参照)。この状態では、二次係止
部83がキャビティ63から横に外れており、キャビテ
ィ63へ雌端子金具70を挿入することができる。雌端
子金具70を挿入したら、リテーナ80を本係止位置ま
で押し込む。このとき、雌端子金具70が半挿入状態で
あると、二次係止部83が端子本体71の側面と干渉す
るため、本係止位置へ変位させることはできない。即
ち、リテーナ80の押込み操作の可否によって雌端子金
具70の挿入状態を検知できる。
【0033】リテーナ80を本係止位置へ変位させた
後、両コネクタハウジング11,61を嵌合させる。こ
のとき、嵌合検知部材90は仮係止位置にあって嵌合検
知片92が撓みロック片66,84の上方に位置してい
るので、撓みロック片66,84はアンロック位置へ変
位しつつ嵌合が円滑に進行する。そして、両コネクタハ
ウジング11,61が正規嵌合状態に至ると、撓みロッ
ク片66,84がロック溝16に係合し、もって両コネ
クタハウジング11,61が正規嵌合状態にロックされ
る。
【0034】この後、嵌合検知部材90を本係止位置ま
で押し下げる(図12を参照)。すると、嵌合検知片9
2が撓みロック片66,84とハウジング本体62との
隙間に嵌入しと撓みロック片66,84のアンロック位
置への変位が規制され(図14を参照)、もって二重ロ
ック状態となる。もし、両コネクタハウジング11,6
1が半嵌合状態である場合には、撓みロック片66,8
4が雄側コネクタハウジング11の内壁面との干渉によ
りアンロック位置へ変位しているので、撓みロック片6
6,84とハウジング本体62との隙間に嵌合検知片9
2が嵌入できず、したがって、嵌合検知部材90を本係
止位置へ変位させることができない。即ち、嵌合検知部
材90を本係止位置へ変位させることができるか否かに
より、両コネクタハウジング11,61の嵌合状態を検
知することができる。さらにこの後、短絡解除部材95
を本係止位置へ変位させる。すると、短絡解除片97が
短絡金具14の下に潜り込んで雄タブ13から離間さ
せ、もって雄タブ13の短絡が解除される(図13を参
照)。
【0035】また、両コネクタ10,60を離脱する際
には、まず、短絡解除部材95を仮係止位置へ変位さ
せ、雄タブ13を短絡状態とする(図12を参照)。次
に、嵌合検知部材90を仮係止位置まで持ち上げ、撓み
ロック片66,84の弾性撓みを許容する。この後、両
コネクタハウジング11,61を引き離す方向に力を加
えれば、撓みロック片66,84が弾性撓みしつロック
溝16から外れてロックが解除され、両コネクタハウジ
ング11,61が離間される。尚、本実施形態2の効果
については、上記実施形態1と同様であるので、説明は
省略する。
【0036】<実施形態3>次に、本発明を具体化した
実施形態を図15乃至図21を参照して説明する。本実
施形態の雌側コネクタ100が嵌合される雄側コネクタ
10は上記実施形態と同じ構成であるので、説明は省略
する。雌側コネクタ100は、雌側コネクタハウジング
(本発明の構成要件であるコネクタハウジング)10
1、雌端子金具110、短絡解除部材120及び嵌合検
知部材130とから構成されている。雌側コネクタハウ
ジング101は、左右一対のキャビティ103を有する
ハウジング本体102と、このハウジング本体102の
後端に連なって下方へ延出する箱状の取付部104とか
らなる。取付部104内の上部領域は取り付け空間10
4Aとされ、下部領域は圧接空間104Bとされ、両空
間104A,104Bは後面側へ全面に亘って開放され
ている。キャビティ103には雌端子金具110の弾性
接触片111が収容され、圧接空間104Bには雌端子
金具110の電線接続部112が圧入され、取り付け空
間104Aには短絡解除部材120と嵌合検知部材13
0が収容される。取付部104の上面には取り付け空間
104Aに連通する嵌合検知部材取付孔105が形成さ
れ、取付部104の前面には、ハウジング本体102の
上面に沿うように開口する短絡解除片貫通孔106が形
成されているとともに、ハウジング本体102の側面に
沿うように開口する左右一対の嵌合検知片貫通孔107
が形成されている。
【0037】取付部104の前面には、嵌合検知片貫通
孔107の外側縁に沿うように左右一対の撓みロック片
108が突成され、その突出端には外側へ突出するロッ
ク爪108Aが形成されている。かかる撓みロック片1
08は、自由状態では雄側コネクタハウジング11のロ
ック溝16と係合可能なロック位置にあり、内側へ弾性
撓みすることによりロック溝16から外れるアンロック
位置に変位し得るようになっている。撓みロック片10
8がロック位置にあるときには、ハウジング本体102
の側面との間に後述する嵌合検知片132が進入し得る
スペースが確保されるが、撓みロック片108がアンロ
ック位置に変位した状態では、撓みロック片108とハ
ウジング本体102との間の隙間は嵌合検知片132が
進入できないほどに狭くなる。
【0038】また、雌側コネクタハウジング101に
は、正面側から視て左側に並ぶように圧接カバー109
がヒンジ109Aにより連接されている。圧接カバー1
09はヒンジ109Aを屈曲させつつ折り返すことによ
り圧接空間104Bを覆うように雌側コネクタハウジン
グ101に取り付けられ、圧接カバー109の係止孔1
09Bを雌側コネクタハウジング101の係止突起10
9Cに係合させることにより、取り付け状態にロックさ
れる。圧接カバー109の取付け時に内側となる面には
電線押さえ部109Dと逃がし凹部109Eが形成され
ており、逃がし凹部109Eには後述する雌端子金具1
10の圧接刃113が入り込み、電線押さえ部109D
は電線114を圧接刃113側へ押圧する。即ち、圧接
カバー109を雌側コネクタハウジング101に取り付
けることにより電線114が雌端子金具110に圧接さ
れる。
【0039】雌端子金具(本発明の構成要件である圧接
端子金具)110は、キャビティ103内に挿入される
左右一対の弾性接触片111と、この弾性接触片111
の後端から下向きに延出する箱形の電線接続部112と
からなる。電線接続部112は後面側に開放され、その
内部には電線114を圧接するための圧接刃113が形
成されている。この圧接刃113には、上記のように圧
接カバー109により電線114が圧接される。短絡解
除部材120は、全体として板状をなす本体部121
と、この本体部121の前面から片持ち状に延出する水
平板状の短絡解除片122とからなる。短絡解除部材1
20は、雌側コネクタハウジング101の後方から取り
付け空間104A内に挿入され、図17及び図18に示
すように本体部121が雌側コネクタハウジング101
の後方へ突出する仮係止位置と、図19に示すように本
体部121が雌側コネクタハウジング101の後面と面
一状になる本係止位置とに取り付けられる。仮係止位置
には図示しない仮係止手段によって仮保持され、本係止
位置には、後述するように嵌合検知部材130との係合
によって確実に保持される。
【0040】短絡解除部材120が仮係止された状態で
は、短絡解除片貫通孔106から前方に突出する短絡解
除片122の長さが短いため、両コネクタハウジング1
1,101を嵌合したときに短絡解除片122は短絡金
具14と非干渉である。しかし、本係止位置では、短絡
解除片122が大きく突出し、両コネクタハウジング1
1,101の嵌合時に短絡金具14と係合してこれを雄
タブ13から離間する上方位置へ撓ませるようになる。
【0041】短絡解除部材120の本体部121の前面
上角部には左右一対のバネ受け部123が凹成され、こ
のバネ受け部123には圧縮コイルバネ(本発明の構成
要件である付勢手段)125の一端が当接されるように
なっている。この圧縮コイルバネ125は、嵌合検知部
材130の両側面に沿うように配され、圧縮コイルバネ
125の他端が取り付け空間104A内の図示しないバ
ネ受け部に当接されるようになっている。かかる圧縮コ
イルバネ125により、短絡解除部材120は本係止位
置から仮係止位置へ向かう方向(取り付け方向とは逆方
向)へ付勢される。
【0042】嵌合検知部材130は、前面及び下面が開
放された箱状をなす本体部131と、本体部131の側
縁部から片持ち状に前方へ突出する左右一対の嵌合検知
片132とからなる。本体部の後面には短絡解除片貫通
孔133が形成されている。かかる嵌合検知部材130
は、上から本体部131を嵌合検知部材取付孔105に
嵌め込むとともに、嵌合検知片132を嵌合検知片貫通
孔107に差し込むようにして雌側コネクタハウジング
101に取付けられ、図示しない係止手段により上方の
仮係止位置(図16〜図18を参照)と下方の本係止位
置(図19を参照)とに保持される。
【0043】仮係止状態では、嵌合検知片132は撓み
ロック片108よりも上方に位置するため、撓みロック
片108のアンロック位置への撓みが許容される。一
方、本係止状態では、嵌合検知片132が撓みロック片
108と同じ高さに位置するため(図21を参照)、撓
みロック片108のアンロック位置への変位が規制され
る。尚、短絡解除片貫通孔133の高さは、嵌合検知部
材130が仮係止位置から本係止位置までのいずれの位
置にあっても短絡解除片122と干渉しない寸法に設定
されている。
【0044】本実施形態3では、短絡解除部材120を
本係止位置に保持するための手段が講じられている。即
ち、嵌合検知部材130の本体部131の下端縁部は短
絡解除部材120と係合可能な係合部(本発明の構成要
件である保持手段)134とされている。一方、短絡解
除部材120の本体部121には、その前面下部から突
出するL字形の受け部124が形成され、この受け部1
24に上記係合部134が係合可能とされている。短絡
解除部材120と嵌合検知部材130の双方が仮係止位
置にある状態では、図17に示すように、係合部134
は受け部124に対して相対的に斜め上前方に位置す
る。また、嵌合検知部材130が仮係止位置のままで短
絡解除部材120が本係止位置へ前進すると、受け部1
24が係合部134のほぼ真下に位置するようになる。
そして、この状態から嵌合検知部材130が本係止位置
へ下動すると、係合部134が受け部124に係合し、
もって短絡解除部材120の後方(仮係止位置に戻る方
向)への変位が規制されるようになっている。
【0045】次に、本実施形態3の作用について説明す
る。両コネクタハウジング11,101が未嵌合の状態
では、雄側コネクタ10において双方の雄タブ13が短
絡金具14によって短絡状態とされている。一方、雌側
コネクタ100は、以下の手順によって組付けられると
ともに、雄側コネクタ10に嵌合される。即ち、雌側コ
ネクタハウジング101の後方から雌端子金具110の
弾性接触片111をキャビティ103内に挿入するとと
もに電線接続部112を圧接空間104Bに圧入し、さ
らに、雌側コネクタハウジング101の上方から嵌合検
知部材取付孔105に嵌合検知部材130を嵌め込んで
仮係止させる(図16を参照)。仮係止された嵌合検知
部材130の嵌合検知片132は撓みロック片108よ
りも上方に位置するため、撓みロック片108は内側へ
撓んでアンロック位置へ変位することができる(図20
を参照)。次に、圧縮コイルバネ125を取り付け空間
104A内に挿入しつつ、短絡解除部材120を仮係止
させる(図17を参照)。このとき、短絡解除片122
は、嵌合検知部材130と取付部104の双方の短絡解
除片貫通孔106,133を貫くが、この短絡解除片1
22の突出長さは短絡解除するのに必要な長さよりも短
い。さらに、電線接続部112の後面に電線114を宛
い、ヒンジ109Aを曲げつつ圧接カバー109を後方
へ折り返し、その電線押さえ部109Dで電線114を
電線接続部112の内部に押し込むことにより圧接刃1
13に圧接する(図18を参照)。以上により、雌側コ
ネクタ100の嵌合前の組付け作業が完了する。
【0046】次に、この雌側コネクタ100を雄側コネ
クタ10に嵌合させる。この状態では、嵌合検知片13
2が撓みロック片108よりも上方に位置しているた
め、撓みロック片108はアンロック位置へ弾性撓みし
つつ雄側コネクタハウジング11内に進入し、雌雄両コ
ネクタハウジング11,101が正規嵌合状態に至る
と、撓みロック片108がロック溝16に係合し、もっ
て両コネクタハウジング11,101が嵌合状態にロッ
クされる(図18を参照)。この状態では、短絡解除片
122は短絡金具14と非接触なので、雄タブ13は短
絡金具14により短絡された状態を保っている。
【0047】この状態から圧縮コイルバネ125の付勢
に抗して短絡解除部材120を本係止位置へ押し込む
と、短絡解除片122が短絡金具14を押し上げて雄タ
ブ13間の短絡を解除する。そして、短絡解除部材12
0に対する押し込み力を緩めずに、短絡解除部材120
を本係止位置へ押し込む。すると、嵌合検知部材130
の係合部134が短絡解除部材120の受け部124に
係合され、これにより短絡解除部材120が圧縮コイル
バネ125の付勢に抗して本係止位置に保持される(図
19を参照)。また、嵌合検知片132が撓みロック片
108の内側に進入するため(図21を参照)、撓みロ
ック片108のアンロック位置への撓みが規制され、も
って両コネクタハウジング11,101が正規嵌合状態
にロックされる。これにより、両コネクタ10,100
が正規嵌合されていることが検知され、もって嵌合作業
が完了する。
【0048】次に、両コネクタ10,100が半嵌合で
ある場合について説明する。半嵌合状態では、両コネク
タハウジング11,101の嵌合が浅いため、短絡解除
片122の先端から短絡金具14における係合位置まで
の距離は正規嵌合されているときよりも遠い。したがっ
て、短絡解除部材120を本係止位置へ押し込んだとき
には、短絡解除片122が短絡金具14と接触せず雄タ
ブ13が短絡状態に保たれる。この後、嵌合検知部材1
30を本係止位置へ押し込もうとすると、半嵌合状態で
は撓みロック片108がアンロック位置にあることか
ら、嵌合検知片132が撓みロック片108と干渉して
嵌合検知部材130を本係止位置へ変位させることがで
きない。これにより、両コネクタ10,100が半嵌合
状態であることが検知されるのである。また、このとき
には、短絡解除部材120が圧縮コイルバネ125の付
勢により仮係止位置へ押し戻される。
【0049】次に、嵌合検知部材130による嵌合検知
が行われなかった場合について説明する。両コネクタ1
0,100が正規嵌合されて短絡解除部材120を本係
止位置へ押し込んだ後、嵌合検知部材130を本係止位
置へ押し込まなければ、短絡解除部材120から手を離
すと圧縮コイルバネ125の付勢により短絡解除部材1
20が仮係止位置へ押し戻されてしまう。即ち、短絡解
除部材120が本係止位置に押し込まれた状態に保持さ
れるか否かにより、嵌合検知部材130が本係止位置へ
押し込まれているかどうかが判別される。
【0050】上記のように、嵌合検知部材130が本係
止位置に押し込まれない原因は、両コネクタ10,10
0が半嵌合であるか、嵌合検知部材130の押込み操作
のし忘れのどちらかであり、いずれにしても両コネクタ
10,100の組付けが適正に行われていないことが原
因であるといえる。一方、嵌合検知部材130が本係止
位置に押し込まれているか否かは、上記のように短絡解
除部材120が本係止位置に保持されるか否かによって
判別される。即ち、本実施形態によれば、短絡解除部材
120が本係止位置に保持されるかどうかによって、両
コネクタ10,100の組付け状況を検知することがで
きる。
【0051】尚、正規に組み付けられている両コネクタ
10,100を離脱させる場合には、まず、治具(図示
せず)を用いるなどして嵌合検知部材130を仮係止位
置へ変位させる。すると、撓みロック片108のロック
が解除されるとともに、嵌合検知部材130が圧縮コイ
ルバネ125の付勢により仮係止位置へ変位して雄タブ
13が短絡状態とされる。この後、両コネクタハウジン
グ11,101を離間させればよい。
【0052】<実施形態4>次に、本発明を具体化した
実施形態4を図22を参照して説明する。本実施形態4
は、上記実施形態3において短絡解除部材120の仮係
止位置を異ならせたものである。即ち、嵌合検知部材1
30と短絡解除部材120の双方が仮係止された状態で
は、図22に示すように、短絡解除部材120の受け部
124は、嵌合検知部材130の係合部134の真下、
即ち、嵌合検知部材130が本係止位置へ変位するとき
の係合部134の移動経路上に位置している。したがっ
て、短絡解除部材120を本係止位置へ押し込まずに嵌
合検知部材130を本係止位置へ押し込もうとすると、
係合部134が受け部124の上面に干渉することによ
って嵌合検知部材130の本係止位置への変位が途中で
規制される。このように、本実施形態4では、短絡解除
部材120による雄タブ130の短絡解除を行わないう
ちに嵌合検知部材130による嵌合検知が行われてしま
うことを防止できるのである。また、嵌合検知部材取付
孔105の孔縁には、治具Jを差し込むための切欠部1
05Aが形成されている。この切欠部105Aに治具J
を差し込み、その先端を嵌合検知部材130に引っ掛け
てこじることにより、嵌合検知部材130を本係止位置
から仮係止位置へ変位させる作業を容易に行うことがで
きる。尚、上記以外の構成については、実施形態3と同
じであるので、同じ構成については同一符号を付し、構
造等の説明は省略する。
【0053】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では撓みロック片を雌側コネクタハ
ウジングに設けた場合について説明したが、本発明は、
撓みロック片が雄側コネクタハウジングに設けられてい
る場合にも適用することができる。
【0054】(2)上記実施形態では短絡解除部材と嵌
合検知部材が雌側コネクタハウジングに取り付けられる
場合について説明したが、本発明は、短絡解除部材と嵌
合検知部材が雄側コネクタハウジングに取り付けられる
場合にも適用することができる。 (3)上記実施形態1及び2では一対の撓みロック片の
うちの一方または両方がリテーナに形成されていたが、
本発明によれば、双方の撓みロック片をコネクタハウジ
ングに形成してもよい。この場合、端子金具と電線とを
圧着に替えて圧接する構造にすれば、リテーナを用いず
に済ませることも可能である。
【0055】(3)上記実施形態3では両コネクタが半
嵌合の状態で短絡解除部材を本係止位置へ押し込んだと
きに短絡解除片が短絡金具と接触しないようにしたが、
短絡解除片が短絡金具と接触して雄タブが短絡解除され
るようにしてもよい。この場合、嵌合検知部材により半
嵌合であることが検知されて嵌合作業がやり直されるこ
とになるので、雄タブが短絡解除のままになる虞はな
い。 (4)上記実施形態3では、付勢手段が圧縮コイルバネ
であり、コネクタハウジングが圧接タイプのものである
場合について説明したが、本発明によれば、付勢手段を
コネクタハウジングに一体成形したものとしてもよく、
また、本発明は、電線を端子金具に圧着するタイプのコ
ネクタハウジングにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の分解斜視図
【図2】実施形態1においてリテーナと嵌合検知部材を
仮係止するとともに雌端子金具を挿入した状態をあらわ
す縦断面図
【図3】実施形態1において雌端子金具を挿入し、嵌合
検知部材を仮係止し、リテーナを本係止した状態をあら
わす縦断面図
【図4】実施形態1においてリテーナと嵌合検知部材を
本係止した状態をあらわす縦断面図
【図5】実施形態1においてリテーナと嵌合検知部材を
本係止するとともに短絡解除部材を仮係止した状態をあ
らわす縦断面図
【図6】実施形態1においてリテーナ、嵌合検知部材及
び短絡解除部材を本係止した状態をあらわす縦断面図
【図7】実施形態1においてリテーナを本係止するとと
もに嵌合検知部材を仮係止した状態をあらわす正面図
【図8】実施形態1においてリテーナと嵌合検知部材を
本係止した状態をあらわす正面図
【図9】実施形態1において両コネクタハウジングを正
規嵌合した状態をあらわす水平断面図
【図10】実施形態2の分解斜視図
【図11】実施形態2においてリテーナ、嵌合検知部材
及び短絡解除部材を仮係止した状態をあらわす縦断面図
【図12】実施形態2においてリテーナと嵌合検知部材
を本係止し、短絡解除部材を仮係止した状態をあらわす
縦断面図
【図13】実施形態2においてリテーナ、嵌合検知部材
及び短絡解除部材を本係止した状態をあらわす縦断面図
【図14】実施形態2においてリテーナと嵌合検知部材
を本係止した状態をあらわす正面図
【図15】実施形態3の分解斜視図
【図16】実施形態3において嵌合検知部材を仮係止す
るとともに雌端子金具を圧入した状態をあらわす縦断面
【図17】図16の状態から復帰バネを装着するととも
に短絡解除部材を仮係止した状態をあらわす縦断面図
【図18】図17の状態から電線を圧接するとともにカ
バーを組付け、雄側コネクタハウジングと嵌合した状態
をあらわす縦断面図
【図19】図18の状態から短絡解除部材と嵌合検知部
材を本係止したロック状態をあらわす縦断面図
【図20】図18の状態の側面図
【図21】図19の状態の側面図
【図22】実施形態4において嵌合検知部材と短絡解除
部材を仮係止した状態をあらわす縦断面図
【図23】従来例において両コネクタを嵌合した状態を
あらわす断面図
【図24】従来例において雄タブの短絡が解除された状
態をあらわす一部切欠部分拡大平面図
【符号の説明】
11…雄側コネクタハウジング(相手側コネクタハウジ
ング) 13…雄タブ(端子金具) 21…雌側コネクタハウジング(コネクタハウジング) 44…撓みロック片 50…短絡解除部材 55…嵌合検知部材 61…雌側コネクタハウジング(コネクタハウジング) 66,84…撓みロック片 90…嵌合検知部材 95…短絡解除部材 101…雌側コネクタハウジング(コネクタハウジン
グ) 108…撓みロック片 109…圧接カバー 110…雌端子金具(圧接端子金具) 113…圧接刃 114…電線 120…短絡解除部材 124…係合部(保持手段) 125…圧縮コイルバネ(付勢手段) 130…嵌合検知部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コネクタハウジングと嵌合可能な
    コネクタハウジングと、 前記双方のコネクタハウジングが正規嵌合した状態では
    ロック位置に変位してその両コネクタハウジングを離脱
    不能にロックし、且つ半嵌合の状態ではアンロック位置
    へ変位する撓みロック片と、 前記撓みロック片が前記ロック位置にあるときには前記
    コネクタハウジングへの取付けを許容され、且つ前記撓
    みロック片が前記アンロック位置にあるときには前記コ
    ネクタハウジングへの取付けを規制される嵌合検知部材
    と、 この嵌合検知部材とは別体部品とされ、正規嵌合状態に
    ある前記コネクタハウジングに対して取り付けられるこ
    とにより前記相手側コネクタハウジングにおける端子金
    具同士の短絡を解除可能な短絡解除部材とを備えてなる
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記短絡解除部材を前記コネクタハウジ
    ングからの離脱方向へ付勢する付勢手段が備えられ、前
    記嵌合検知部材には、その嵌合検知部材が前記コネクタ
    ハウジングの正規位置に取り付けられたときに前記短絡
    解除部材を前記コネクタハウジングへの取付け状態に保
    持可能な保持手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段が圧縮コイルバネからな
    り、前記コネクタハウジングが、圧接刃を備えた圧接端
    子金具の圧入を可能とされているとともに圧接カバーを
    組み付けることで電線を前記圧接刃に圧接させる構成と
    されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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