JPH0779029B2 - 低挿抜力電気コネクタ - Google Patents

低挿抜力電気コネクタ

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JPH0779029B2
JPH0779029B2 JP2179579A JP17957990A JPH0779029B2 JP H0779029 B2 JPH0779029 B2 JP H0779029B2 JP 2179579 A JP2179579 A JP 2179579A JP 17957990 A JP17957990 A JP 17957990A JP H0779029 B2 JPH0779029 B2 JP H0779029B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、雌,雄コネクタの嵌合を操作レバーを利用し
て低挿入力で行うようにした電気コネクタの改良に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の電気コネクタとして、第10図および第11
図a〜dに示す構造のものが提案されている(実開昭62
−178469号公報)。
これは、雌型(コネクタ)ハウジング101の両側面101a
に、支店O(支軸101b)をもつ操作レバー102を設け、
雄形ハウジング103の両側面に操作レバー102の先端作用
部102aが係合する受部104を設けるとともに、ハウジン
グ101,103の少なくとも一方に操作レバー102に対するロ
ック手段105または106を設けたものである。
両ハウジング101,103の初期嵌合後に、操作レバー102の
作用部102aを第11図bのように受部104に係合させ、該
レバー102を矢線Pの如く押して回動することにより雄
形ハウジング103を雌形ハウジング101側に前進させ(第
11図c)、レバー102の梃子作用により大きな力で行う
ことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の電気コネクタにあっては、両ハウジング101,103
の使用前または未嵌合時において操作レバー102を第11
図aで仮想線で示すように係止爪105により仮ロックし
ておくことはできるが、ハウジング前方から飛び出して
いるため、電線に絡んだり、外力により破損するおそれ
がある。
また、使用に際しては、ロックを外し第11図aに実線で
示すように立ち上げた状態にする。しかし、この状態で
は、前述と同様に電線と絡んだりするほかに、その保持
手段がないため、矢線Qのように再び倒れるおそれがあ
り、初期嵌合(第11図b)が済むまでこれを手で支えて
いなければならず、作業が厄介であった。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであ
り、操作レバーがハウジングから飛び出して電線と絡ん
だり破損するおそれがなく、しかも嵌合作業時に操作レ
バーのロックを解除したり、これを支持するなどの煩わ
しさがなく、操作が簡単で小さい力で嵌合できる低挿抜
力電気コネクタを提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、請求項1に記載のように、
本発明の低挿抜力電気コネクタは、雄形ハウジングと、
雄形ハウジングを受け入れるフードを設けた雌形ハウジ
ングと、フードの長手方向の側壁に沿って形成されたレ
バー収容室に回動可能に設けた両ハウジングの嵌合離脱
用のレバー部材とを備え、前記雄形ハウジングは、嵌合
方向前方にのびかつ先端と後端に突起を有するロックア
ームを備え、前記レバー部材は、前記ロックアームの先
端の突起に係合する係止部を有するレバーの一端をレバ
ー収容室の一端側に回動可能に軸支するとともに該レバ
ーの他端と前記雌形ハウジングとの間にロック手段を設
けて構成し、前記フードは側壁に前記レバーの係止部が
遊嵌されるガイド穴を有し、雄形ハウジングと雌形ハウ
ジングの初期嵌合により前記ロックアーム先端の突起を
レバーの係止部に係合させて仮係止状態としたのち、前
記レバー部材をフード側に回動させることにより、雄形
ハウジングを雌形ハウジング側に前進させ、前記ロック
手段により雌雄両ハウジングが本係止されたときに、両
ハウジングの嵌合が完結する構造としたことを特徴とす
る。
また、請求項3に記載のように、前記レバーのフード側
に、先端部に係止面と係合片を有するアーム状ストッパ
を上下弾性変位可能に設け、前記フードの側壁に係合片
に対するガイド溝を設けるとともに、前記雄形ハウジン
グにストッパ解除用突起を設け、前記仮係止状態におい
てストッパ解除用突起が前記係止面とフード側壁との係
合を解除させ、レバー部材の不用意のロックを防止でき
るようにすることが望ましい。
また両ハウジングの嵌合およびロック状態の良否を検知
するため、請求項5に記載のように、前記雌形ハウジン
グがロック検知用端子を備え、ロック手段を構成するレ
バーロック(請求項4)に両ハウジングの完全嵌合およ
び本係止時にロック検知用端子と接触可能な弾性接触子
を設けるのが望ましい。
〔作用〕
本発明によれば、雌,雄コネクタ(雌形および雄形ハウ
ジング)は、レバー部材の梃子作用により小さい力で嵌
合および離脱操作を行うことができる。
レバー部材は、雌コネクタのレバー収容室にほとんどが
収容された状態となるから、ワイヤハーネスの組立や運
搬時に電線に絡んだり、破損するおそれがなく、また、
レバー部材はコネクタの嵌合または離脱方向と同じ方向
に回せばよく、作業が円滑かつ容易にできる。
また、レバー部材を雌コネクタにロックするレバーロッ
クに、両ハウジングの完全嵌合および係止時にははじめ
て雌コネクタのロック検知用端子と接触する弾性接触子
を設けることにより、これを電気的に検知し、不完全嵌
合を未然に防止することができる。
さらに、レバー部材には不用意にロックされるのを防止
する機構(アーム状ストッパ、ストッパ解除用突起な
ど)を設けたので、ロック解除作業などに煩わされるこ
とがなく,作業性も向上する。
以下、上記構成および作用を実施例を示す図面を参照し
て具体的に説明する。
〔実施例〕
第1図に本発明による低挿抜力電気コネクタの分離状態
の斜視図、第2図に同上の分解斜視図、第3図に雌コネ
クタの保護壁を除いた状態の斜視図、第4図にレバー部
材の一部の拡大斜視図を示した。
第1図および第2図において、本発明の低挿抜力電気コ
ネクタは、雄コネクタM、雌コネクタFおよび両コネク
タM,Fの嵌合離脱を行わせるレバー部材Lから成る。
雄コネクタMにおいて、雄形ハウジング1の内部には上
下二段に複数の端子収容室2が設けられており、該室2
には既知の構造の雌端子3(第7図参照)を収容、係止
されている。
この雄形ハウジング1の上下の外周壁には、その後部両
側に係止突起4が、また前部片側にストッパ解除用突起
5がそれぞれ突設されている。また、雄形ハウジング1
の中央部には仕切板6(第6図参照)を挟んでロックア
ーム7,7が設けられている。このロックアーム7は前方
にのび、その先端と後端にそれぞれ突起8,9が形成され
ている。
10は雄コネクタMの後部に被せるカバーであり、前記係
止突起4に係合するロック片11によりロックされる。
雌コネクタFにおいて、雌形ハウジング12は後部に端子
収容室13(第7図参照)を、前部に雄コネクタMを受け
入れるフード20を有する。
この端子収容室13には、複数のL形端子17を取りつけた
端子固定板14が装着されている。即ち、端子固定板14
は、雄コネクタMの端子収容室2に対応して複数の端子
圧入孔15を所定のピッチで整列して設けるとともに両側
にロック片16を突設してなる。また、L形端子17は水平
な接触子18とこれと直角に折り曲げ連成された導体接続
体19とからなる。
この導体接触子19を端子圧入孔15に圧入固定した端子固
定板14を下方から端子収容室13に挿入してロック片16を
係止突起12aに係合させてロックする。なお、L形端子1
7の導体接触子19は図示しないプリント配線板の回路導
体に半田付けなどにより接続される。
雄コネクタMを受け入れるフード20は、長手方向にのび
る上下の側壁21,21′と左右の端壁22,22′とからなる。
側壁21,21′にはそれぞれ保護壁23,23′を設けて、上下
にレバー収容室24,24′が形成されている。側壁21,21′
および保護壁23,23′の一端側(第2,3図において左上
側)にはそれぞれピン孔25,25が設けられ、他端側には
ロック受部29が膨出して形成されている。このロック受
部29は後述するレバーロック44をロックするためのもの
で、両側の側板29aの下端部に下向きの案内斜面30とこ
れに続く係止凹部31を有する。
第3図に示されるように、側壁21(21′)には、その一
端側にピン孔25と近接してスプリング受座26が、中央に
後述するレバー35の係止部37に対するガイド穴27が、ま
た、他端側にガイド溝28および検知用端子収容室32が設
けられている。検知用端子収容室32は奥壁両側に端子挿
通案内33を、その前方に接触防止突起34を有し、この端
子挿通孔33からコ字状のロック検知用端子17′の一方の
接触子18′が挿入される。
レバー部材Lは、相対向する一対のレバー35,35′と、
その一端を繋ぐ連結バー36とからなるコ字状枠体であ
り、連結バー36にはレバーロック取付部38が一体に形成
されている。レバー35,35′の自由端部には前記ピン孔2
5に対応するピン孔25′が、中央部内面には係止部37が
それぞれ設けられている。係止部37は前記ロックアーム
7の突起8を係止するもので、馬蹄形の突条として形成
されている。レバーロック取付部38は案内斜面39とその
両側に設けた差込溝40とからなる。また、レバー35,3
5′のレバーロック取付部38側には、第4図に拡大して
示すように、自由端部に係止面42と係合片43を有するア
ーム状ストッパ41が上下弾性変位可能に設けられてい
る。
このレバー部材Lはレバー収容室24,24′における前記
ピン孔25に挿着されたスプリングピン50に回動可能に軸
支されるとともに、該ピン50に介装したスプリング49の
一端をスプリング受座26に他端をレバー35,35′に係合
させることにより、常時フード20の前方に向けて付勢さ
れている。
また、レバー部材Lのレバーロック取付部38にはレバー
ロック44が上下摺動可能に取りつけられている。すなわ
ち、レバーロック44は、弾性金属板よりなる基板45の上
端から斜めに折り返して案内摺動板46を設けるととも
に、基板45の両側にロック爪47を設け、下端に段差48a
(第8図参照)を有する一対の弾性接触子48,48を設け
た構造を有する。このレバーロック44は、案内摺動板46
をレバーロック取付部38の差込溝40に差し込むことによ
り、昇降可能にりつけられる。
次に、雌,雄コネクタF,Mの嵌合(離脱)および作用に
ついて説明する。
第5図は両コネクタの嵌合過程を示す平面図、第6図お
よび第7図は第5図aにおけるVI−VI線、VII−VII線に
沿う嵌合過程を示す断面図である。
第5図ないし第7図において、aは両コネクタの嵌合
前、bは嵌合開始、cは雄コネクタの仮係止、dは本係
止の状態を、それぞれ示す。
第5図aにおいて、雌コネクタFのレバー部材Lはスプ
リング49により矢線A方向に付勢されている。しかし、
フード側壁21,21′のガイド穴27がレバー内面の係止部3
7のストッパとして機能するから、レバー部材Lはその
レバーロック取付部38がフード20の前面に突き出た状態
で保持されている。
第5図b、第6図bに示されるように、雄コネクタMを
雌コネクタFのフード20に挿入すると、ロックアーム7
の先端の突起8がフード端面21aに突き当たる。さら
に、強く押し込むと、上下のロックアーム7は突起8の
テーパ面8aにより案内されて、矢線Bのように中心方向
に撓む。そして、突起8がレバー内面の係止部37を乗り
越えるにおよんで、ロックアームは弾性復帰する。
その結果、第5図c,第6図cに示されるように、雄コネ
クタMは突起8と係止部37との係合によりレバー35,3
5′に仮係止される。
この仮係止状態において、第7図cに示されるように、
雄コネクタMにおける雌端子3のタブ受承部3a内に雌コ
ネクタFのL形端子17の接触子18が僅かに進入する。し
かし、接触子18は内部の弾性舌片3bとまだ接触しないの
で、雌,雄コネクタF,Mの嵌合に要する力は微弱であ
る。
仮係止状態からレバー部材Lを矢線C方向に回転させる
と、前記係止部37がロックアーム7の突起8をフード20
内に押し込みはじめ、雄コネクタMは雌コネクタFに向
けて前進する。そして、雄コネクタMにおける仕切板6
の先端細径部6aと上,下のロックアーム7との間に、雌
コネクタFの奥壁から突設されたリブ13aが入り込む。
これにより、ロックアーム7の中心方向への撓みが防止
され、雄コネクタMは確実に内部に引き込まれる。
さらに、レバー部材Lを回転すると、レバーロック44の
両側のロック爪47がロック受部29における案内斜面30に
摺接案内され、レバーロック44は矢線Dのように下方に
移動する。
そして、第5図ないし第7図のdに示されるように、
雌,雄コネクタF,Mが完全に嵌合すると、ロック爪47は
係止凹部31で解放され、前記案内摺動板46のバネ作用に
よりレバーロック44が上昇(矢線Dと逆方向)する。す
なわち、ロック爪47と係止凹部31との係合により、レバ
ー部材Lはロック受部29にロックされ、雌,雄コネクタ
F,Mは本係止状態となる。同時に雌端子3とL形端子17
との電気的接続も完結する。
雌,雄コネクタF,Mの離脱は次のようにして行う。
第7図dにおいて、レバーロック44を矢線D方向に指で
おしさげて、レバー部材Lを前記矢線A方向に回すと、
ロックは解除される。そして、雄コネクタMのロックア
ーム7における後端の突起9にレバー35,35′の端面35a
が衝合するから(第6図d参照)、雄コネクタMは後退
し、第5図c,第6図cの係止状態に戻る。
そこで、突起9を押してロックアーム7を中心方向に撓
ませて、前方の突起8と係止部37との係合を解除して、
雄コネクタMを引き抜けばよい。
上記嵌合および離脱操作において、雄コネクタMは、そ
のロックアーム7の前後の突起8,9によってレバー35,3
5′の中間に係合するから、梃子の原理により少ない力
で操作することができる。
そして、レバー部材Lは雌コネクタFにおけるレバー収
容室24,24′に収容保護されているから、ワイヤハーネ
ス組立作業に電線に絡んで外れたり、破損する心配がな
い。また、第10図に示す従来例とは異なり、レバー部材
Lは雄コネクタMの嵌合(または離脱)方向と同じ方向
に回転されるので、コネクタの挿着作業に違和感がな
く、容易にできる。
次に、雌,雄コネクタF,Mのロック検知機構について説
明する。
第7図a〜dに示されるように、レバーロック44は一対
の弾性接触子48を備えている。この弾性接触子48は第7
図dの雌,雄コネクタF,Mの完全嵌合および本係止状態
においてはじめて相手側のロック検知用端子17′と接触
する。したがって、この接触によりたとえば警報ランプ
が点滅するようなチェック回路を設けておけば、雌,雄
コネクタF,Mの嵌合,ロック状態の良否を電気的に検知
し、不完全嵌合を防止することができる。
第8図a〜fは、レバーロック44の弾性接触子48とロッ
ク検知用端子17′との接触過程を示す拡大断面図であ
り、第8図aは第6図cの仮係止状態に、第8図fは第
6図dの本係止状態にそれぞれ対応する。
すなわち、第8図aの仮係止状態において、前記レバー
部材Lの回転により、雄コネクタMが雌コネクタF側に
進むと、レバーロック44はロック爪47と案内斜面30との
摺接により下降しつつ前進し、弾性接触子48の先端接触
部48bが検知用端子収容室32における接触防止突起34に
乗り上げる(第8図b,c)。
さらに、レバーロック44が押し下げられて前進すると、
先端接触部48bが段差48aの存在により接触防止突起34を
支点として上方に反り上る(第8図d,e)。そして、レ
バーロック44が第8図fのロック状態に達すると、前述
の案内摺動板46のバネ作用により上昇するから(第5図
〜第7図のd)、先端接触部48bは逆に接触防止突起34
を支点として下方に反転し、ロック検知用端子17′と接
触し、導通状態となる。
このように、弾性接触子48は雌,雄コネクタF,Mの完全
嵌合直前の状態(第8図e)においてもロック検知用端
子17′と接触せず、完結したときにはじめて接触する。
最後に、レバー部材Lのロック防止機構について説明す
る。
雌,雄コネクタF,Mの未使用または嵌合前に、レバー部
材Lが雌コネクタFにロックされるのは好ましくない。
そこで、第4図において説明したように、レバー35,3
5′には不用意にロックされるのを防止するためのアー
ム状ストッパ41が設けられている。
第9図a〜cにおいて、a,bおよびcはそれぞれ第5図
b,cおよびdの嵌合開始、仮係止および本係止の状態に
対応する。
第9図aは、アーム状ストッパ41の先端の係止面42がフ
ード側壁21の端面21bに突き当たり、レバー部材Lの回
転による不用意のロックを防止している。
この状態で、前述したように、雄コネクタMをフード20
内に挿入すると、第9図bのように、そのストッパ解除
用突起5(第2図参照)が係合片43に摺接してアーム状
ストッパ41を押し上げ、係止面42と端面21bとの係合が
解除される。これにより、レバー部材Lは第5図c,第6
図cにおけるC方向への回転が可能となる。すなわち、
係止面42の下端面はフード側壁21(21′)上に乗り上
げ、その係合片43はガイド溝28に案内される。
その後は、前述第5図ないし第7図のc,dの操作と同じ
であるから、説明を省略する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、レバー部材がコ
ネクタ(ハウジング)から飛び出して電線と絡んだり破
損するおそれがなく、しかも嵌合作業時そのロックを解
除したり、これを支持するなどの煩わしさがなく、操作
が簡単で小さい力で嵌合できる低挿抜力電気コネクタを
提供することができる。
また、レバー部材のレバーロックに、両ハウジングの完
全嵌合および係止時にはじめて雌コネクタのロック検知
用端子と接触する弾性接触子を設けたので、これを電気
的に検知することにより、不完全嵌合を未然に防止する
ことができる。従って、自動車のエアバック装置のよう
な安全回路の接続に活用することが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による低挿抜力電気コネクタの分離状態
の斜視図、 第2図は同上の分解斜視図、 第3図は雌コネクタの保護壁を除いた状態の斜視図、 第4図はレバー部材の一部の拡大斜視図、 第5図a〜dは雌雄コネクタF,Mの嵌合過程を示す平面
図、 第6図a〜dおよび第7図a〜dはそれぞれ第5図a〜
dに対応する嵌合過程を示す断面図であって、第5図a
におけるVI−VI線、VII−VII線に沿って断面して示した
ものである。 第8図a〜fはそれぞれレバーロック44の作用状態を示
す断面図、 第9図a〜cはそれぞれアーム状ストッパ41の作用状態
を示す断面図、 第10図は従来の電気コネクタを示す斜視図、 第11図aないしdはそれぞれ同上の作用状態を示す説明
図である。 F……雌コネクタ、M……雄コネクタ、L……レバー部
材、1……雄形ハウジング、5……ストッパ解除用突
起、7……ロックアーム、8,9……突起、12……雌形ハ
ウジング、17……L形端子、17′……ロック検知用端
子、20……フード、24,24′……レバー収容室、27……
ガイド穴、28……ガイド溝、29……ロック受部、30……
案内斜面、31……係止凹部、35,35′……レバー、36…
…連結バー、37……係止部、38……レバーロック取付
部、39……案内斜面、40……差込溝、41……アーム状ス
トッパ、42……係止面、43……係合片、44……レバーロ
ック、45……基板、46……案内摺動板、49……スプリン
グ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄形ハウジングと、雄形ハウジングを受け
    入れるフードを設けた雌形ハウジングと、フードの長手
    方向の側壁に沿って形成されたレバー収容室に回動可能
    に設けた両ハウジングの嵌合離脱用のレバー部材とを備
    え、 前記雄形ハウジングは、嵌合方向前方にのびかつ先端と
    後端に突起を有するロックアームを備え、 前記レバー部材は、前記ロックアームの先端の突起に係
    合する係止部を有するレバーの一端をレバー収容室の一
    端側に回動可能に軸支するとともに該レバーの他端と前
    記雌形ハウジングとの間にロック手段を設けて構成し、 前記フードは側壁に前記レバーの係止部が遊嵌されるガ
    イド穴を有し、 雄形ハウジングと雌形ハウジングの初期嵌合により前記
    ロックアーム先端の突起をレバーの係止部に係合させて
    仮係止状態としたのち、 前記レバー部材をフード側に回動させることにより、雄
    形ハウジングを雌形ハウジング側に前進させ、 前記ロック手段により雌雄両ハウジングが本係止された
    ときに、両ハウジングの嵌合が完結する構造としたこと
    を特徴とする低挿抜力電気コネクタ。
  2. 【請求項2】前記レバーと雌形ハウジングとの間にレバ
    ー部材をフードの前方に付勢するスプリングが介装され
    ている請求項1の低挿抜力電気コネクタ。
  3. 【請求項3】前記レバーのフード側に、先端部に係止面
    と係合片を有するアーム状ストッパを上下弾性変位可能
    に設け、前記フードの側壁に係合片に対するガイド溝を
    設けるとともに、前記雄形ハウジングにストッパ解除用
    突起を設け、前記仮係止状態ににおいてストッパ解除用
    突起が前記係止面とフード側壁との係合を解除させるよ
    うにした請求項1または2の低挿抜力電気コネクタ。
  4. 【請求項4】前記ロック手段が、前記レバーの他端部に
    形成したレバーロック取付部と、該レバーロック取付部
    に昇降可能に装着したレバーロックと前記雌形ハウジン
    グに形成したロック受部とからなり、 レバーロック取付部は案内斜面とその両側に差込溝を有
    し、レバーロックは両側にロック爪を有する基板と、そ
    の上端から折り返して形成されかつ前記案内斜面の両側
    の差込溝に差し込まれる案内摺動板とからなり、ロック
    受部は前記レバーロックのロック爪に対する案内斜面と
    係止凹部を有して構成され、 前記仮係止状態から前記レバー部材の回動により雄形ハ
    ウジングを雌形ハウジングへ前進させたときに、レバー
    ロックのロック爪が前記ロック受部の案内斜面を介して
    係止凹部に係止される請求項1ないし3のいずれかの低
    挿抜力電気コネクタ。
  5. 【請求項5】前記雌形ハウジングがロック検知用端子を
    備え、前記レバーロックが両ハウジングの完全嵌合およ
    び本係止時にロック検知用端子と接触可能な弾性接触子
    を備えている請求項4の低挿抜力電気コネクタ。
  6. 【請求項6】前記レバー収容室がフードの両側壁に沿っ
    て形成され、前記レバー部材が二つのレバーとその他端
    を繋ぐ連結バーとからコ字状枠体として形成されるとと
    もに、前記レバーロック取付部が該連結バーに形成され
    ている請求項4または5の低挿抜力電気コネクタ。
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