JP2008262734A - 電気コネクタ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングの小型化を図りつつ、電線の圧接を確実に行うことのできる電気コネクタ組立体を提供することを目的とする。
【解決手段】電線100をプラグコネクタ30のコンタクト32に圧接する方式の電気コネクタ組立体10において、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を、スライド部材60によって確実に拘束するようにした。これにより、プラグハウジング31の側面31bを実質的に平坦面として、プラグハウジング31を小型化しつつも電線100の圧接を確実に行うことができるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板と電線とを電気的に接続する電気コネクタ組立体に関し、小型でありながら電線を確実に圧接するための電気コネクタ組立体に関する。
電気コネクタ組立体は、プリント配線板に固定される配線板側コネクタと、電線が接続された電線側コネクタとを嵌合させることで、プリント配線板と電線とを電気的に接続する。
ここで、電線側コネクタにおいては、ハウジングに保持されたコンタクトに電線が接続される。コンタクトに対する電線の接続方法には圧着と圧接が多用されている。
コンタクトに対する電線の圧接は、複数本の電線を一括してコンタクトに圧接するため、コンタクトをハウジングに装着した状態で圧接機械によって行われる。これにはまず、コンタクトが装着されたハウジングを圧接機械の圧接台上に置く。次いで、電線をコンタクトのスロットの位置にセットする。この状態で圧接機械のスタッファ(圧接刃)を動作させ、スロット上の電線をその軸線にほぼ直交する方向から押圧する。するとスロットによって電線の被覆の一部が切開され、被覆内の芯線がスロットと電気的に接続される。
電線がコンタクトに圧接された電線側コネクタは、配線板側コネクタに嵌合される。電線側コネクタと配線板側コネクタとは、抜け防止のために係合爪等によって互いに係合される。
圧接機械のスタッファで電線を押圧するには、スタッファによる押圧力を、コンタクトが装着されたハウジングにおいて圧接機械の圧接台に対向する側の面(電線が圧接される側の反対側の面:以下、これを背面とする。)で受ける必要がある。しかし、ハウジングの背面に前記の係合爪が形成されていると、係合爪の部分ではスタッファによる押圧力を受けることができない。そこで、ハウジングの背面において係合爪以外の部分でスタッファによる押圧力を受ける手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−283951号公報
近年、電気コネクタ組立体は小型化が要求されている。ハウジングの背面においてスタッファの押圧力を受ける部分、すなわちコンタクトのスロットに対応した領域には係合爪を設けることができない。係合爪にスタッファの押圧力が作用すると係合爪が変形してしまうため、電線とスロットとに押圧力を有効に作用させることができないからである。したがって、特許文献1に示された手法においても、係合爪はハウジングの背面においてコンタクトのスロットに対応した領域からずれた位置に設けられている。その結果、ハウジングを大型化させざるを得ない。これでは電気コネクタ組立体の小型化という要求に背くことになる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、ハウジングの小型化を図りつつ、電線の圧接を確実に行うことのできる電気コネクタ組立体を提供することを目的とする。
かかる目的のもとになされた本発明は、プリント配線板と電線とを電気的に接続する電気コネクタ組立体であって、プリント配線板に固定される第一のハウジングと、第一のハウジングに保持され、プリント配線板に電気的に接続される第一のコンタクトと、第一のハウジングに嵌合される第二のハウジングと、第二のハウジングに保持されて第一のコンタクトおよび電線に電気的に接続される第二のコンタクトと、を有する。第二のコンタクトは、電線を第二のハウジングの第一のハウジングに対する挿抜方向に直交する向きに押圧することで電線が圧接されるスロットを有する。このような電気コネクタ組立体は、第一のハウジングおよび第二のハウジングとは別体に設けられた拘束部材を備える。拘束部材は、第一のハウジングと第二のハウジングとにそれぞれ係合して第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合状態を拘束する。これにより、第二のハウジング自体は、第二のハウジングと第一のハウジングとの嵌合状態を拘束するための機構を備える必要がない。
第二のハウジングをブロック状とし、第二のハウジングの第一の側面に第二のコンタクトを保持する保持溝を形成した場合、第一の側面に対向する第二の側面において第二のコンタクトのスロットに対応した領域を実質的に平坦面とすることができる。電線を第二のコンタクトのスロットに電線を圧接するときには、第一の側面から第二の側面に向けて電線を押圧する。このとき、第二のハウジングは、第二の側面を圧接機械の圧接台に向けた状態で圧接台にセットされる。電線を圧接するための加圧力による反力は、圧接台から第二のハウジングの第二の側面に作用する。第二のハウジングの第二の側面において第二のコンタクトのスロットに対応した領域を実質的に平坦面とすることで、第二のハウジングがガタついたり傾いたり変形することなく、この領域で前記の反力を十分に支持することができる。その結果、第二の側面を無用に大きくする必要がなく、第二のハウジングを小型化できる。
ここで、第二のハウジングと拘束部材の位置関係について積極的に限定する意図はないが、拘束部材を第二のハウジングの第一の側面に沿って配置し、この拘束部材により保持溝内に位置する第二のコンタクトのスロットを覆うのが好ましい。これにより、拘束部材によってスロットから電線が抜けるのを防止することが可能となる。
拘束部材は、第二のハウジングに挿抜方向に沿って移動可能に保持されたものとすることもできる。その場合、拘束部材は、第二のハウジングを第一のハウジングに嵌合させるときに第二のハウジングに突き当ることで第一のハウジングに接近する向きへの拘束部材の移動を規制する移動規制部と、第一のハウジングに係合して第一のハウジングと第二のハウジングの嵌合状態を拘束する係合部と、を有したものとすることができる。このようにして拘束部材を第二のハウジングで移動可能に保持することで、第二のハウジングと拘束部材とをユニット化することができる。その結果、第二のハウジングを第一のハウジングに嵌合させた後に、拘束部材を別途取り付ける必要がない。第二のハウジングを第一のハウジングに嵌合させた後、この第二のハウジングに移動可能に保持された拘束部材を操作して係合部を第一のハウジングに係合させれば、第一のハウジングと第二のハウジングの嵌合状態を拘束できる。このように、第一のハウジングと第二のハウジングの嵌合作業を容易に行える。
拘束部材は、第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合が不完全であるときに、この拘束部材を前記の挿抜方向に沿って第一のハウジング側にスライドさせることで第二のハウジングを押圧できる。これにより、第一のハウジングと第二のハウジングとを完全に嵌合させることができる。
なお、この場合、第二のハウジングの嵌合と拘束部材のスライドという2段階のアクションで第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合を行うことになるが、拘束部材は、第二のハウジングに固定する構造とすることもできる。その場合は、第二のハウジングの挿入と同時に、第二のハウジングと第一のハウジングとの嵌合を1段階のアクションで行うことができる。
本発明によれば、電線が圧接されるスロットを有した第二のコンタクトとは別に、第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合状態を拘束する拘束部材を備えるようにした。これにより、第二のハウジングは、第二のハウジングと第一のハウジングとの嵌合状態を拘束するための機構を備える必要がなくなる。その結果、第二のハウジングの側面を平滑にすることができ、第二のハウジングを小型化できる。しかも拘束部材により、第一のハウジングと第二のハウジングの嵌合状態は拘束できる。このようにして、ハウジングの小型化を図りつつ、電線の圧接を確実に行うことが可能となる。
また、第二のハウジングをブロック状とし、第一の側面に第二のコンタクトを保持する保持溝を形成すれば、第一の側面に対向する第二の側面において第二のコンタクトのスロットに対応した領域を実質的に平坦面とすることができる。これにより、電線を圧接するための加圧力による反力を第二の側面で十分に支持することができる。その結果、第二の側面を無用に大きくする必要がなく、第二のハウジングを小型化できる。
さらに、拘束部材を、第二のハウジングに対し、保持溝内に位置する第二のコンタクトのスロットを覆う位置に配置することもできる。この拘束部材により電線がスロットから抜けるのを防止することができ、拘束部材をいわゆるリテーナとして機能させることができる。
拘束部材を第二のハウジングに挿抜方向に沿って移動可能に保持することによって、第二のハウジングと拘束部材とをユニット化することができる。その結果、第一のハウジングと第二のハウジングの嵌合作業を容易に行うことができる。
また、第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合が不完全であるときに、この拘束部材を第一のハウジング側にスライドさせて第二のハウジングを押圧することができる。これによって、第一のハウジングと第二のハウジングとを確実に嵌合させることができる。
図1は、本実施の形態におけるコネクタの構成を示す図であり、リセプタクルコネクタにプラグコネクタおよびスライド部材を嵌合させた状態を示す断面図、図2は、リセプタクルコネクタに対しプラグコネクタを接続する前の状態を示す斜視図、図3は、プラグコネクタに対しスライド部材をセットする前の状態を示す斜視図、図4は、プラグハウジングを示す斜視図、図5は、圧接式のコンタクトを示す斜視図、図6は、コンタクトを取り付けたプラグコネクタを示す斜視図、図7は、コンタクトに電線を圧接する状態を示す断面図、図8は、スライド部材を示す斜視図、図9は、プラグコネクタにおいて、スライド部材をスライド自在に保持するための凹部を示す斜視図、図10は、プラグコネクタでスライド部材への上方への移動を規制している状態を示す斜視図、図11は、リセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合させた状態を示す断面図である。
図1に示すように、電気コネクタ組立体10は、プリント配線板11側に固定されるリセプタクルコネクタ20と、このリセプタクルコネクタ20に結合可能なプラグコネクタ30とから構成される。ここで以下においては、リセプタクルコネクタ20のプリント配線板11側を下方、プラグコネクタ30側を上方として説明を行う。
リセプタクルコネクタ20は、樹脂製のリセプタクルハウジング(第一のハウジング)21と、銅系材料等の導電性材料から形成されたコンタクト(第一のコンタクト)22とから構成される。
図2に示すように、リセプタクルハウジング21は、その外周面に設けられたペグ21aによってプリント配線板11に固定される。
リセプタクルハウジング21の上面側には、プラグコネクタ30を挿入するための凹部23が形成されている。凹部23の内周面には、コンタクト22を保持するための溝23aが、互いに間隔を隔てて複数形成されている。各コンタクト22が溝23aに保持されることで、複数のコンタクト22が凹部23内で互いに間隔を隔てて配列されている。
図1に示したように、コンタクト22は、銅合金等の導電性材料からなる薄板を打ち抜き加工(stamping)することで形成されている。
コンタクト22は、略U字状で、予め定められた間隔を隔てて対向する一対のコンタクトビーム22a、22bが、ベース部22cから上方に向けて形成されている。ベース部22cの一端側には、コンタクト22をプリント配線板11の導電パターン部(図示無し)に電気的に接続するための接続部22dが形成されている。接続部22dは、コンタクト22がリセプタクルハウジング21に装着された状態で、リセプタクルハウジング21の下面とほぼ同一面内あるいはリセプタクルハウジング21の下面よりも下方に突出し、プリント配線板11の導電パターン部(図示無し)に接触した状態でハンダ付けされる。
ベース部22cには、互いに対向するコンタクトビーム22a、22bの外側に、リセプタクルハウジング21の固定凹部25に挿入される突起22e、22fが形成されている。コンタクト22は、突起22e、22fが固定凹部25に圧入されることでリセプタクルハウジング21に固定されている。この状態で、コンタクト22はプラグコネクタ30の下側からコンタクトビーム22a、22bが凹部23内に突出するようになっている。
図1、図3に示すように、プラグコネクタ30は、リセプタクルハウジング21に嵌合する樹脂製のプラグハウジング(第二のハウジング)31と、銅合金等の導電性材料からなるコンタクト(第二のコンタクト)32とから構成されている。
図1、図3、図4に示すように、リセプタクルハウジング21の凹部23に嵌め合う凸部33が、プラグハウジング31の下面側に形成されている。プラグハウジング31はブロック状で、その一つの側面(第一の側面)31aには、複数のコンタクト32を保持するための保持溝34が複数形成されている。各保持溝34は、プラグハウジング31の上下方向(リセプタクルハウジング21に対する挿抜方向)に沿って延びて形成されている。これら保持溝34に保持されることで、複数のコンタクト32はリセプタクルコネクタ20の複数のコンタクト22に対応して互いに間隔を隔てて配列されている。
図5に示すように、コンタクト32は、断面四角形の筒状に形成されたコンタクト部32aと、電線100が圧接される略V字状のスロット32bとを有している。図6に示すように、コンタクト32は、プラグハウジング31の側面31aにコンタクト部32aを露出させた状態で保持溝34に保持されている。これにより、図1に示したように、コンタクト32のコンタクト部32aは、凸部33をリセプタクルハウジング21の凹部23に嵌め合わせたときに、凹部23に配置されたコンタクト22のコンタクトビーム22aに電気的に接続される。
このようなプラグコネクタ30に対し、電線100は、プラグハウジング31の上下方向に軸線を一致させてコンタクト32に圧接される。
図7に示すように、電線100をコンタクト32に圧接するときには、プラグハウジング31において、保持溝34が形成された側面31aと対向する側面(第二の側面)31bを圧接機械の圧接台200上に載せる。そして、電線100を、保持溝34に保持されたコンタクト32のスロット32bに押し当てる。この状態で、電線100をその軸線にほぼ直交する方向から圧接機械のスタッファで押圧することで、電線100はスロット32bに圧入される。電線100がスロット32bに圧入されると、スロット32bによって電線100の被覆の一部が切開され、被覆内の芯線がスロット32bと電気的に接続される。
プラグハウジング31の側面31bにおいてスロット32bに対応した領域Aは、圧接機械のスタッファで電線100を押圧するときの押圧力の反力を圧接台200から受けるため、プラグハウジング31のガタつき、傾き、変形等が生じないよう、実質的に平坦面とするのが好ましい。すなわち、領域Aは、プラグハウジング31のガタつき、傾き、変形等が生じないような実質的な平坦面であれば、凹部等が形成されていても良い。
プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を拘束するため、電気コネクタ組立体10は、図1、図3に示したようなスライド部材(拘束部材)60を備えている。
図8に示すように、スライド部材60は、ベース部(移動規制部)61と、一対の柱状のガイド部62と、支持部63と、プレート部64とから構成されている。これらベース部61、一対の柱状のガイド部62、支持部63、プレート部64は一体に形成されている。このスライド部材60は、プラグハウジング31に対し、上下方向にスライド可能に保持される。
図3、図8に示すように、ガイド部62は、ベース部61から下方に向けて延びるように形成されている。支持部63は、ベース部61から側方(プラグハウジング31に保持された状態でプラグハウジング31の側面31aから離間する向き)に突出して形成されている。プレート部64は、支持部63から上下に延びて形成されている。これらベース部61、ガイド部62、支持部63、プレート部64により、スライド部材60は側断面視ほぼH字状に形成されている。そして、ベース部61の両端部61a、61aは、ガイド部62に対し、プラグハウジング31の側面31aに沿った方向に突出して形成されている。
図9に示すように、スライド部材60を保持するため、一対のガイドポスト53が、プラグハウジング31の側面31aの両端部に設けられている。各ガイドポスト53は、プラグハウジング31の側面31aから直交する方向に延びるサポート部52によって、側面31aから直交する方向に離間した位置に保持されている。サポート部52には、一対の柱状のガイド部62を保持するための凹部54が形成されている。
一対の柱状のガイド部62は、この凹部54によってプラグハウジング31のリセプタクルハウジング21への挿抜方向に沿って(言い換えれば上下方向に)スライド可能に保持されている。つまりこれにより、スライド部材60は上下方向にスライド移動可能な状態でプラグハウジング31に支持されている。このとき、図2に示したように、スライド部材60の下方への移動は、ベース部61の両端部61a、61aがサポート部52の上面に突き当ることによって規制される。また、図10に示すように、スライド部材60の上方への移動は、プレート部64の両側に形成された突起65がプラグハウジング31のガイドポスト53の下面に突き当ることで規制される。
なお、スライド部材60のガイド部62は、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させた状態で、図2に示したリセプタクルハウジング21に形成された穴43に挿入される。
スライド部材60のプレート部64は、プレート部64の下端部がプラグハウジング31から離間・接近する方向に弾性変位可能とされている。プレート部64の幅方向における両端部64a、64aは、中央部64bよりも下方に突出して形成されている。図1に示したように、プレート部64の両端部64a、64aには、プラグハウジング31に装着した状態でプラグハウジング31に対向する面に係合爪(係合部)66が形成されている。
図1、図2に示したように、リセプタクルハウジング21側には、この係合爪66に対応して突起44が形成されている。突起44は、図1に示したように、プラグハウジング31がリセプタクルハウジング21に嵌合し、かつ、スライド部材60のベース部61の両端部61a、61aがサポート部52の上面に当たった状態で、係合爪66に係合する。これによりスライド部材60はプラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を拘束する。
スライド部材60のベース部61は、係合爪66とリセプタクルハウジング21の突起44とが係合した状態で、プラグハウジング31の保持溝34に保持されたコンタクト32のスロット32bが形成された部分を覆うように配置されている。これにより、ベース部61がコンタクト32に圧接された電線100を抑えるリテーナとしても機能することができる。
図11に示すように、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させるときには、プラグハウジング31の凸部33をリセプタクルハウジング21の凹部23に押し込み、コンタクト32のコンタクト部32aを、コンタクト22のコンタクトビーム22aに電気的に接続させる。このときスライド部材60は、係合爪66がリセプタクルハウジング21の突起44に乗り上げて、プラグハウジング31から浮き上がった状態となる。
この後、スライド部材60を押し込むことで、図1に示したように、スライド部材60の係合爪66とリセプタクルハウジング21の突起44とを係合させて、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を拘束する。
ところで、スライド部材60は、その下方への移動が、ベース部61の両端部61a、61aがプラグハウジング31のサポート部52に突き当ることで規制される。このとき、スライド部材60の係合爪66が突起44に係合するとほぼ同時に、ベース部61の両端部61a、61aがサポート部52に突き当るように形成するのが好ましい。これにより、スライド部材60を押し下げることでプラグハウジング31を押し下げることができる。その結果、プラグハウジング31を確実に押圧してリセプタクルハウジング21に嵌合させることができ、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20が嵌合状態でロックされる。
さて、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合がスライド部材60で拘束されている状態から解除するには、スライド部材60のプレート部64の上端部64cをプラグハウジング31側に押圧する。すると、支持部63が弾性変形し、プレート部64の下端部がリセプタクルハウジング21から離間する向きに変位して係合爪66と突起44との係合が解除される。この状態で、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く。これによってプラグハウジング31およびスライド部材60をリセプタクルハウジング21から取り外し、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合を解除することができる。
上述したように、電線100をプラグコネクタ30のコンタクト32に圧接する方式の電気コネクタ組立体10において、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合を、別部品のスライド部材60によって拘束するようにした。これにより、プラグコネクタ30においては、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を拘束するためのロック部材等を側面31bに設ける必要がなく、側面31bを実質的に平坦面とすることができる。これにより、プラグハウジング31が小型なものであっても、圧接機械で電線100をコンタクト32に圧接するときの押圧力の反力を受けるために必要な面積を十分に確保することができる。このようにして、プラグハウジング31を小型化しつつも、電線100の圧接を確実に行い、しかもプラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合を確実に拘束することのできる電気コネクタ組立体10を実現できる。
また、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20を嵌合させるときには、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に押し込んだ後、さらにスライド部材60を押し込む2段階の動作となっており、確実な嵌合を行え、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20の嵌合状態を確実にロックできる。
なお、上記実施の形態では、電気コネクタ組立体10の各部の構成について説明したが、本発明が適用できるのであれば、上記したようなものに限らず、他のいかなる形状、構成のものであっても良い。例えば、プラグコネクタ30のコンタクト32については、電線100を圧接する方式であれば、他のいかなる形状のものとしても良い。
また、上記実施の形態では、プラグハウジング31に保持された複数のコンタクト32に対し、電線100をプラグハウジング31の上下方向に延びるように配置する構成としたが、これに限るものではなく、電線100をプラグハウジング31に対して左右方向(図2における左右方向)に延びるように配置する構成とすることもできる。
加えて、リセプタクルハウジング21を、凹部23を有するメスハウジング、プラグハウジング31を、凸部33を有するオスハウジングとしたが、これに限るものではなく、オスハウジングとメスハウジングとを入れ替え、リセプタクルハウジング21を凸部を有するオスハウジングとし、プラグハウジング31を凹部を有するメスハウジングとすることも可能である。同様に、リセプタクルコネクタ20のコンタクト22をメスコンタクト、プラグコネクタ30のコンタクト32をオスコンタクトとしたが、これについてもオスコンタクトとメスコンタクトとを入れ替え、リセプタクルコネクタ20のコンタクト22をオスコンタクト、プラグコネクタ30のコンタクト32をメスコンタクトとすることも可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本実施の形態におけるコネクタの構成を示す図であり、リセプタクルコネクタにプラグコネクタおよびスライド部材を嵌合させた状態を示す断面図である。 リセプタクルコネクタに対し、プラグコネクタを接続する前の状態を示す斜視図である。 プラグコネクタに対し、スライド部材をセットする前の状態を示す斜視図である。 プラグコネクタを示す斜視図である。 圧接式のコンタクトを示す斜視図である。 コンタクトを取り付けたプラグコネクタを示す斜視図である。 コンタクトに電線を圧接する状態を示す断面図である。 スライド部材を示す斜視図である。 プラグコネクタにおいて、スライド部材をスライド自在に保持するための凹部を示す斜視図である。 プラグコネクタでスライド部材への上方への移動を規制している状態を示す斜視図である。 リセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合させた状態を示す断面図である。
符号の説明
10…電気コネクタ組立体、11…プリント配線板、20…リセプタクルコネクタ、21…リセプタクルハウジング(第一のハウジング)、22…コンタクト(第一のコンタクト)、23…凹部、30…プラグコネクタ、31…プラグハウジング(第二のハウジング)、31a…側面(第一の側面)、31b…側面(第二の側面)、32…コンタクト(第二のコンタクト)、32b…スロット、33…凸部、34…保持溝、44…突起、52…サポート部、60…スライド部材(拘束部材)、61…ベース部(移動規制部)、65…突起、66…係合爪(係合部)、100…電線

Claims (5)

  1. プリント配線板と電線とを電気的に接続する電気コネクタ組立体であって、
    前記プリント配線板に固定される第一のハウジングと、
    前記第一のハウジングに保持され、前記プリント配線板に電気的に接続される第一のコンタクトと、
    前記第一のハウジングに嵌合される第二のハウジングと、
    前記第二のハウジングに保持されて前記第一のコンタクトに電気的に接続されるとともに、前記電線を前記第二のハウジングの前記第一のハウジングに対する挿抜方向に直交する向きに押圧することで前記電線が圧接されるスロットを有した第二のコンタクトと、
    前記第一のハウジングおよび前記第二のハウジングとは別体に設けられ、前記第一のハウジングと前記第二のハウジングとにそれぞれ係合して前記第一のハウジングと前記第二のハウジングとの嵌合状態を拘束する拘束部材と、を備えることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  2. 前記第二のハウジングはブロック状で、前記第二のハウジングの第一の側面に前記第二のコンタクトを保持する保持溝が形成され、前記第一の側面に対向する第二の側面において、前記第二のコンタクトの前記スロットに対応した領域が実質的に平坦面とされていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ組立体。
  3. 前記拘束部材は、前記第一の側面に沿って配置され、前記保持溝内に位置する前記第二のコンタクトの前記スロットを覆うことを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ組立体。
  4. 前記拘束部材は、前記第二のハウジングに前記挿抜方向に沿って移動可能に保持されるとともに、
    前記第二のハウジングを前記第一のハウジングに嵌合させるときに前記第二のハウジングに突き当ることで前記第一のハウジングに接近する向きへの前記拘束部材の移動を規制する移動規制部と、
    前記第一のハウジングに係合して前記第一のハウジングと前記第二のハウジングの嵌合状態を拘束する係合部と、
    を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電気コネクタ組立体。
  5. 前記第一のハウジングと前記第二のハウジングとの嵌合が不完全であるときに、前記拘束部材を前記挿抜方向に沿って前記第一のハウジング側にスライドさせることで前記第二のハウジングを押圧して、前記第一のハウジングと前記第二のハウジングとを完全に嵌合させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電気コネクタ組立体。
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