JP2009230988A - ショート端子及びコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】弾性接触片を押し下げる力を低下させて嵌合時の操作力を低減させる。
【解決手段】本発明は、開放リブ35を有する雄コネクタ30と嵌合可能なサブコネクタ11とサブコネクタ11の内部に収容された雌端子金具20とを備えた雌コネクタ10において、両コネクタ10,30の嵌合前は隣り合う雌端子金具20同士を短絡させるものの、両コネクタ10,30の嵌合に伴って開放リブ35が雌端子金具20との間に進入することにより雌端子金具20同士を開放させるショート端子1であって、前後方向に延びる形態をなし、後端側を基端部3Aとして前端側が上下方向に弾性的に変位する弾性接触片3と、弾性接触片3において雌端子金具20との接点3Bよりも前側に設けられ、両コネクタ10,30の嵌合時に接点3Bよりも先に開放リブ35と接触することにより弾性接触片3の変位を最初に行わせる開放部3Dとを備えている構成としてもよい。
【選択図】図9
【解決手段】本発明は、開放リブ35を有する雄コネクタ30と嵌合可能なサブコネクタ11とサブコネクタ11の内部に収容された雌端子金具20とを備えた雌コネクタ10において、両コネクタ10,30の嵌合前は隣り合う雌端子金具20同士を短絡させるものの、両コネクタ10,30の嵌合に伴って開放リブ35が雌端子金具20との間に進入することにより雌端子金具20同士を開放させるショート端子1であって、前後方向に延びる形態をなし、後端側を基端部3Aとして前端側が上下方向に弾性的に変位する弾性接触片3と、弾性接触片3において雌端子金具20との接点3Bよりも前側に設けられ、両コネクタ10,30の嵌合時に接点3Bよりも先に開放リブ35と接触することにより弾性接触片3の変位を最初に行わせる開放部3Dとを備えている構成としてもよい。
【選択図】図9
Description
本発明は、ショート端子及びコネクタに関する。
ショート端子を備えたコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のコネクタが知られている。このコネクタは、相手側ハウジングを嵌合可能なハウジングを有し、このハウジングの内部には複数の端子金具が収容されている。図11に示すように、隣り合う端子金具110同士は、相手側ハウジングとの嵌合前はショート端子120によって互いに短絡しているものの、図12に示すように、相手側ハウジングとの嵌合に伴って相手側ハウジングの開放リブ130がショート端子120と端子金具110との間に進入することにより互いに開放状態となる。
このショート端子120は、両ハウジングの嵌合方向に延びる形態をなす弾性接触片121を備え、この弾性接触片121は、相手側ハウジングから離れた側を基端部122として相手側ハウジングに近い側が嵌合方向と交差する方向に弾性的に変位する。弾性接触片121は、端子金具110との接点123から相手側ハウジングに延びる形態をなす導入部124を備え、この導入部124によって、相手側ハウジングとの嵌合時に開放リブ130が接点123に案内される。この後、開放リブ130が接点123を押し下げつつ弾性接触片121と端子金具110との間に割って入ることにより端子金具110と弾性接触片121との導通が遮断される。
特開2003−249304公報
このようなコネクタの一実施形態として、例えば多極コネクタに適用した場合には嵌合時の操作力が大きくなるため、さらなる多極化に対応するためには弾性接触片121の押し下げ力を少しでも低下させる必要がある。その点、上記の弾性接触片121では、導入部124より基端部122側に位置する接点123で弾性接触片121の押し下げがなされる構成であり、弾性接触片121の押し下げ力を低下させるには、弾性接触片121を押し下げる位置が接点123よりも基端部122から離れた位置(例えば導入部124など)であることが望ましい。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、弾性接触片を押し下げる力を低下させて嵌合時の操作力を低減させることを目的とする。
本発明は、開放リブを有する相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、ハウジングの内部に収容された端子金具とを備えたコネクタにおいて、両ハウジングの嵌合前は隣り合う端子金具同士を短絡させるものの、両ハウジングの嵌合に伴って開放リブが端子金具との間に進入することにより端子金具同士を開放させるショート端子であって、両ハウジングの嵌合方向に延びる形態をなし、相手側ハウジングから離れた側を基端部として相手側ハウジングに近い側が嵌合方向と交差する方向に弾性的に変位する弾性接触片と、弾性接触片において端子金具との接点よりも相手側ハウジングに近い側に設けられ、両ハウジングの嵌合時に接点よりも先に開放リブと接触することにより弾性接触片の変位を最初に行わせる開放部とを備えている構成としてもよい。
また、本発明は、開放リブを有する相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、ハウジングの内部に収容された端子金具と、両ハウジングの嵌合前は隣り合う端子金具同士を短絡させるものの、両ハウジングの嵌合に伴って開放リブがショート端子と端子金具との間に進入することにより端子金具同士を開放させるショート端子とを備えたコネクタであって、ショート端子は、両ハウジングの嵌合方向に延びる形態をなし、相手側ハウジングから離れた側を基端部として相手側ハウジングに近い側が嵌合方向と交差する方向に弾性的に変位する弾性接触片と、弾性接触片において端子金具との接点よりも相手側ハウジングに近い側に設けられ、両ハウジングの嵌合時に接点よりも先に開放リブと接触することにより弾性接触片の変位を最初に行わせる開放部とを備えている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、両ハウジングを嵌合させると、相手側ハウジングの開放リブが弾性接触片と端子金具との間に進入することにより、隣り合う端子金具同士を開放させることができる。このとき、開放リブは、接点よりも基端部から離れた位置にある開放部と接触することにより弾性接触片の変位を最初に行わせることができるから、弾性接触片を押し下げる力を低下させることができ、もって嵌合時の操作力を低減させることができる。
本発明の実施の形態として、以下の構成が好ましい。
弾性接触片は、接点から相手側ハウジングに延びる形態をなす導入部を備え、この導入部は、相手側ハウジングとの嵌合時に開放リブを接点に案内可能であり、開放部は、導入部に配置されている構成としてもよい。
このような構成によると、導入部に開放部を設けたから、導入部によって開放リブを接点に案内することができる。
弾性接触片は、接点から相手側ハウジングに延びる形態をなす導入部を備え、この導入部は、相手側ハウジングとの嵌合時に開放リブを接点に案内可能であり、開放部は、導入部に配置されている構成としてもよい。
このような構成によると、導入部に開放部を設けたから、導入部によって開放リブを接点に案内することができる。
弾性接触片は、並列配置で一対設けられ、かつ、開放部において互いに連結されている構成としてもよい。
このような構成によると、両弾性接触片に対して開放リブを個別に設ける必要がなく、1個の開放リブで両弾性接触片を押し下げることができる。
このような構成によると、両弾性接触片に対して開放リブを個別に設ける必要がなく、1個の開放リブで両弾性接触片を押し下げることができる。
本発明によれば、弾性接触片を押し下げる力を低下させることにより嵌合時の操作力を低減させることができる。
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図10の図面を参照しながら説明する。本実施形態の雌コネクタ(本発明の「コネクタ」の一例)10は、レバー式コネクタであって、レバー50を回動操作することにより雄コネクタ30と嵌合及び離脱可能とされている。なお、以下の説明において前後方向とは両コネクタ10,30の嵌合方向を基準として互いの嵌合面側を前側とする。
本発明の実施形態を図1ないし図10の図面を参照しながら説明する。本実施形態の雌コネクタ(本発明の「コネクタ」の一例)10は、レバー式コネクタであって、レバー50を回動操作することにより雄コネクタ30と嵌合及び離脱可能とされている。なお、以下の説明において前後方向とは両コネクタ10,30の嵌合方向を基準として互いの嵌合面側を前側とする。
雄コネクタ30は、図3に示すように、基板用コネクタであって、合成樹脂材料からなる雄ハウジング(本発明の「相手側ハウジング」の一例)31を有している。雄ハウジング31は、前方に開口する横長方形のフード部32を有し、このフード部32内には雌コネクタ10が嵌入されるようになっている。フード部32の上面壁32Bには、円柱状をなすカムピン34がフード部32内において下方に突出して設けられている。
フード部32内には、その奥壁32Aから前方に突出するタブ状の雄端子金具33が設けられている。雄端子金具33は、上下3段に分かれて配置されており、このうち上側2段の雄端子金具33の一部には、開放リブ35が設けられている。開放リブ35は、左右に隣り合う一対の雄端子金具33に対してその下側に一つ設けられている。開放リブ35は、詳細には、図4および図5に示すように、断面略T字状をなしてフード部32の奥壁32Aから前方に突出し、水平部35Aと垂直部35Bとから構成されている。垂直部35Bの前端部35Cは、上端側から下端側に向かうにつれて奥壁32A側に近づく傾斜面を有している。
一方、雌コネクタ10は、雌端子金具(本発明の「端子金具」の一例)20を収容する複数のサブコネクタ11と、これらのサブコネクタ11を収容する枠状のホルダ12と、このホルダ12に組み付けられるレバー50とを備えて構成されている。なお、本実施形態ではサブコネクタ11およびホルダ12によって本発明でいう「ハウジング」が構成されている。
ホルダ12は、合成樹脂材料からなり、図1または図2に示すように、前後に貫通するとともに全体として横長方形の枠状をなしている。すなわち、ホルダ12は、上面壁12A、下面壁12B、および左右両側面壁(図示せず)を有し、この4つの壁で囲まれた空間において、上面壁12Aおよびこの上面壁12Aと対面する中間壁12Cとの間に区画された横長の空間は、レバー50を収容する収容凹部13とされている。
ホルダ12の内部空間のうち収容凹部13よりも下方の領域は、図示はしないものの、中間壁12Cと下面壁12Bとの間に設けられた2つの仕切壁により、左右3つの組み付け空間14に区画されている。この組み付け空間14には、それぞれ、サブコネクタ11が後方から嵌入されるようになっている。下面壁12Bには、各組み付け空間14に対応して弾性撓み可能なランス15が形成されている。下面壁12Bにおいてランス15の後方には、ホルダ12の左右方向に長い凹部16が下方に開口しており、この凹部16内には、リテーナ40が下方から嵌合するようになっている。
サブコネクタ11は、合成樹脂材料からなり、全体として略方形のブロック状をなしている。各サブコネクタ11内には、複数のキャビティ17が形成されている。このキャビティ17内には、後方から雌端子金具20が挿入されており、この雌端子金具20に固着された電線Wは、サブコネクタ11の後面から後方へ引き出されている。
各サブコネクタ11は、ホルダ12の組み付け空間14に対して後方から嵌入されつつ組み付けられるようになっている。組み付け状態においてサブコネクタ11の前面と後面は、それぞれホルダ12の前面と後面に対して面一状をなす。なお、組み付け状態におけるサブコネクタ11は、ランス15と、凹部16内に嵌合したリテーナ40とが二重に係止することにより組み付け空間14内で抜止状態に保持されている。
レバー50は、合成樹脂材料からなり、全体として水平な板状をなしている。レバー50の下面には、円形の軸受け孔51が凹設されている。この軸受け孔51には、ホルダ12の収容凹部13内における中間壁12Cから上方に突出して設けられた支持軸12Dが嵌合されている。これにより、レバー50は、支持軸12Dを中心として水平方向に回動可能とされている。
レバー50は、両コネクタ10,30の嵌合時にカムピン34と係合可能なカム溝(図示せず)を有している。両コネクタ10,30の嵌合開始時にカム溝の入口にカムピン34を進入させてレバー50を回動させると、カムピン34の外周面とカム溝の内壁とが係合しカム作用を発揮することによって両コネクタ10,30が互いに引き寄せられて正規嵌合に至るとともに、これに伴って両端子金具20,33が導通可能に接続されるようになっている。
さて、各サブコネクタ11において上下に隣り合う各キャビティ17間には、ショート端子1を収容する端子収容部18が形成されている。端子収容部18は、左右に並んだ一対の雌端子金具20に対してその下側に一つ設けられており、端子収容部18内には、後方からショート端子1が挿入されている。ショート端子1は、金属製の抜止片2を備えている。これにより、ショート端子1は、抜止片2が端子収容部18内の抜止突起19と係止することにより端子収容部18内で抜止状態に保持されている。
端子収容部18を構成する前面には、ショート端子1の前止まりを行う前面壁18Aが設けられ、この前面壁18Aの上方には、雄ハウジング31の開放リブ35を端子収容部18内に進入させる進入孔22が設けられている。また、キャビティ17と端子収容部18との間には、進入孔22と連通する形態で挿通孔21が貫通して設けられている。また、進入孔22を構成する上面部は、雌端子金具20の前止まりを行う前面壁17Aとなっており、この前面壁17Aで前止まりされた雌端子金具20の下面の一部は、挿通孔21を通じて端子収容部18側に露出している。
ショート端子1は、一枚の金属板を打ち抜き加工および折り曲げ加工することによって一体に形成されている。ショート端子1は、図6に示すように、前後方向に延びる一対の弾性接触片3と、この弾性接触片3を支持する下面壁4、この下面壁4から立ち上がる周壁5とを備えている。両弾性接触片3は、ショート端子1が端子収容部18内に収容された状態では、開放リブ35と対応する位置に設けられ、開放リブ35の幅寸法内において所定の間隔を空けて配置されている。なお、周壁5は、両弾性接触片3の左右両側と後側を覆うように配置され、周壁5の高さと弾性接触片3の略後半部の高さとがほぼ揃うように設定されている。
下面壁4は、図7に示すように、両弾性接触片3を連結しており、両弾性接触片3が過度に変位することをそれぞれ規制する一対の規制片4Aを備えている。また、下面壁4をコ字状に切り欠いて下側に一段低く配置することにより抜止片2が形成されている。この抜止片2は、ショート端子1を端子収容部18内に挿入する際に、抜止突起19に乗り上げつつ上方に撓み変形し、抜止突起19を乗り越えると弾性復帰することで抜止突起19と係止するように構成されている。
弾性接触片3は、下面壁4の後端縁から上方に折り返されることによって前方に延びる形態をなし、略前半部が山形形状をなすとともに、略後半部が下面壁4とほぼ平行をなしている。弾性接触片3は、その後端折り返し部を基端部3Aとして前端側が上下方向に弾性的に変位可能である。弾性接触片3の略前半部における頂点部は、雌端子金具20に対する接点3Bとされており、この接点3Bは、挿通孔21を通じてキャビティ17内に突入している。したがって、ショート端子1が端子収容部18内に収容された状態(図2状態)から雌端子金具20をキャビティ17内に挿入していくと、図1に示すように、接点3Bが雌端子金具20によって下方に変位し接点3Bと雌端子金具20とが弾性的に接触することで、ショート端子1と雌端子金具20とが導通可能に接続された状態に保持される。すなわち、左右に隣り合う雌端子金具20同士は、ショート端子1によって電気的に短絡した状態となっている。
また、弾性接触片3における接点3Bより前側部分は、前方に向かうにつれて下面壁4側に近づく傾斜面を有する導入部3Cとなっている。雌端子金具20の下面と導入部3Cとの間には、開放リブ35の水平部35Aの前端部を受け入れ可能な案内空間が形成されており、この案内空間に進入した水平部35Aは、導入部3Cの傾斜面に沿って接点3Bに案内される。
さらに、本実施形態では導入部3Cの前端部同士を互いに連結することにより開放部3Dが設けられている。開放部3Dは、図9に示すように、両コネクタ10,30の嵌合時に開放リブ35の垂直部35Bの前端部35Cと接触し、この接触によって弾性接触片3の変位が最初に行われるようになっている。この後、図10に示すように、開放リブ35の水平部35Aが接点3Bと雌端子金具20の下面との間に進入するとともに、開放リブ35の垂直部35Bが両弾性接触片3の間に進入する。ここで、基端部3Aから開放部3Dまでの距離は、基端部3Aから接点3Bまでの距離より長いため、弾性接触片3を押し下げる力は、接点3Bよりも開放部3Dの方が小さくなる。したがって、両コネクタ10,30の嵌合時における操作力を低減させることができる。
本実施形態は以上のような構造であって、続いてその作用を説明する。両コネクタ10,30の嵌合に際しては、まず、ホルダ12内に各サブコネクタ11を組み付けた後、レバー50のカム溝がカムピン34を受け入れ可能な位置にレバー50をセットし、両コネクタ10,30を浅く嵌合させてカムピン34をカム溝の入口に進入させる。この状態からレバー50を回動させると、カムピン34とカム溝との係合によるカム作用により両コネクタ10,30が互いに引き寄せられ、フード部32内にホルダ12が進入する。このようにして、両コネクタ10,30が正規嵌合に至ると、両端子金具20,33が導通可能に接続される。
この動作と併行して、開放リブ35の水平部35Aが導入部3Cと雌端子金具20の下面との間に進入し導入部3Cに沿って接点3Bに案内されるとともに、図9に示すように、開放リブ35の垂直部35Bが開放部3Dに接触する。このとき、開放リブ35の水平部35Aは、未だ接点3Bには至っておらず、開放リブ35による弾性接触片3の最初の押し下げ動作は、もっぱら開放リブ35の垂直部35Bの前端部35Cと開放部3Dとの当たり合いによって行われる。こうして弾性接触片3が押し下げられると、開放部3Dは、図10に示すように、開放リブ35の垂直部35Bの下側に移動するとともに、垂直部35Bは両弾性接触片3の間に進入する。これと同時に、開放リブ35の水平部35Aは、接点3Bと雌端子金具20の下面との間に進入する。これにより、弾性接触片3と雌端子金具20との導通は遮断され、隣り合う雌端子金具20同士は、電気的に開放された状態となる。
以上のように本実施形態では、弾性接触片3の導入部3Cに開放部3Dを設け、この開放部3Dに開放リブ35の垂直部35Bの前端部35Cが接触することによって弾性接触片3の変位が最初に行われるようにしたから、接点3Bを押し下げるよりも小さい力で弾性接触片3を押し下げることができる。したがって、両コネクタ10,30の嵌合時の操作力を低減することができる。特に、導入部3Cの前端部同士を連結することにより開放部3Dを設けたから、最も小さい力で弾性接触片3を押し下げることができる。また、両弾性接触片3を連結するように開放部3Dを設けたから、個別に開放リブ35を設ける必要がなく、1個の開放リブ35で両弾性接触片3を同時に押し下げることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では開放部3Dを弾性接触片3の前端部に設けているものの、本発明によると、接点3Bより前方であればどの位置に設けてもよく、要するに開放リブ35が接触することで弾性接触片3の押し下げを最初に行わせることが可能な位置に開放部3Dを設ければよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では開放部3Dを弾性接触片3の前端部に設けているものの、本発明によると、接点3Bより前方であればどの位置に設けてもよく、要するに開放リブ35が接触することで弾性接触片3の押し下げを最初に行わせることが可能な位置に開放部3Dを設ければよい。
(2)本実施形態では開放部3Dを導入部3Cに設けているものの、本発明によると、導入部3Cを必ずしも設けなくてもよく、開放部3Dと接点3Bとの間の形状を自由に設定することができる。
(3)本実施形態では両弾性接触片3の前端部同士を連結することにより開放部3Dを設けているものの、本発明によると、両弾性接触片3を連結する必要はなく、一方の弾性接触片3から他方の弾性接触片3に張り出すようにして開放部3Dをそれぞれ設け、両開放部3Dを互いに重ねた配置としてもよい。
(4)本実施形態では雄コネクタ30として基板用コネクタを例示しているものの、本発明によると、雄コネクタ30を電線Wに直結されたコネクタとしてもよい。
1…ショート端子
3…弾性接触片
3A…基端部
3B…接点
3C…導入部
3D…開放部
10…雌コネクタ
11…サブコネクタ(雌ハウジング)
12…ホルダ(雌ハウジング)
20…雌端子金具
31…雄ハウジング
35…開放リブ
3…弾性接触片
3A…基端部
3B…接点
3C…導入部
3D…開放部
10…雌コネクタ
11…サブコネクタ(雌ハウジング)
12…ホルダ(雌ハウジング)
20…雌端子金具
31…雄ハウジング
35…開放リブ
Claims (4)
- 開放リブを有する相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングの内部に収容された端子金具とを備えたコネクタにおいて、前記両ハウジングの嵌合前は隣り合う前記端子金具同士を短絡させるものの、前記両ハウジングの嵌合に伴って前記開放リブが前記端子金具との間に進入することにより前記端子金具同士を開放させるショート端子であって、
前記両ハウジングの嵌合方向に延びる形態をなし、前記相手側ハウジングから離れた側を基端部として前記相手側ハウジングに近い側が前記嵌合方向と交差する方向に弾性的に変位する弾性接触片と、
前記弾性接触片において前記端子金具との接点よりも前記相手側ハウジングに近い側に設けられ、前記両ハウジングの嵌合時に前記接点よりも先に前記開放リブと接触することにより前記弾性接触片の変位を最初に行わせる開放部とを備えていることを特徴とするショート端子。 - 開放リブを有する相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングの内部に収容された端子金具と、
前記両ハウジングの嵌合前は隣り合う前記端子金具同士を短絡させるものの、前記両ハウジングの嵌合に伴って前記開放リブが前記ショート端子と前記端子金具との間に進入することにより前記端子金具同士を開放させるショート端子とを備えたコネクタであって、
前記ショート端子は、
前記両ハウジングの嵌合方向に延びる形態をなし、前記相手側ハウジングから離れた側を基端部として前記相手側ハウジングに近い側が前記嵌合方向と交差する方向に弾性的に変位する弾性接触片と、
前記弾性接触片において前記端子金具との接点よりも前記相手側ハウジングに近い側に設けられ、前記両ハウジングの嵌合時に前記接点よりも先に前記開放リブと接触することにより前記弾性接触片の変位を最初に行わせる開放部とを備えていることを特徴とするコネクタ。 - 請求項1に記載のショート端子又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記弾性接触片は、前記接点から前記相手側ハウジングに延びる形態をなす導入部を備え、この導入部は、前記相手側ハウジングとの嵌合時に前記開放リブを前記接点に案内可能であり、前記開放部は、前記導入部に配置されていることを特徴とする。 - 請求項1もしくは請求項3に記載のショート端子又は請求項2もしくは請求項3に記載のコネクタにおいて、
前記弾性接触片は、並列配置で一対設けられ、かつ、前記開放部において互いに連結されていることを特徴とする。
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JP2018041552A (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-15 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
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2008
- 2008-03-21 JP JP2008073735A patent/JP2009230988A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091006 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091006 |