JP2011134580A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】係止ランスが大型化することなく、別部品を必要とすることなく、強度を大きくすることができる端子の係止構造を有するコネクタを提供する。
【解決手段】端子の係止構造は、コネクタハウジング2の端子収容室3の内壁から突設され端子収容室3内に挿入された端子20の係合孔26に挿入されて係合する係止突起15を有する係止ランス11により端子20を端子収容室3内に収容保持する。係止突起15は、端子20の係合孔26の係合縁部27に当接する係止面16を有し、該係止面16には係合縁部27が挿入可能な切り欠き18が設けられ、端子収容室3から端子20が抜け出す方向へ力が付与されたとき、係合孔26の係合縁部27が切り欠き18に挿入されて係止ランス11の端子20側への変形を抑制する。
【選択図】図5

Description

本発明は、端子の係止構造を有するコネクタに係り、特に、係止ランスを大型化したり、別部品を用いることなく、強度を大きくすることができるコネクタに関する。
一般に、コネクタハウジングの端子収容室に挿入された端子は、抜け止め状態で端子収容室内に収容保持される。図9は、端子収容室からの端子の抜け止めを行う従来構造を有したコネクタ100を示す。
コネクタ100は、絶縁性樹脂からなるコネクタハウジング110を有しており、コネクタハウジング110には、端子収容室120が横方向に貫通するように形成されている。端子収容室120の先端部には、相手端子(図示省略)が挿入される相手端子挿入口122が形成されている。この端子収容室120には、基端部(右端部)側から端子(図示省略)が挿入されて収容される。端子は、相手端子挿入口122から挿入された相手端子と接触することにより、相手端子と電気的な接続がなされる。
コネクタ100においては、端子を端子収容室120に収容保持するため、係止ランス130が形成される。係止ランス130は、端子収容室120の底壁部124に一体に連続した基端部131と、基端部131に連設され、端子収容室120の底壁部124から斜め方向に立ち上がった片持ち状の係止突起133とを有している。係止突起133の前面側(相手端子挿入口122側)には、端子の係合孔に係合する係止面135が垂直状に形成されている。
このような係止ランス130は、係止突起133が弾性を有した状態で端子収容室120内に位置するように立ち上がっており、端子収容室120内に端子を挿入すると、端子の底板に形成された係合孔に進入して係止面135が端子の係合孔の係合縁部に当接する。これにより、端子が端子収容室内に収容保持され、端子収容室120内からの端子が阻止される。
特開2007−220354号公報
しかし、端子収容室120内に収容されている端子に抜け方向の力が作用すると、係止突起133が端子に当接している係止ランス130の全体が浮き上がって剪断角度が大きくなる。すなわち、係止ランス130が浮き上がることにより、端子の係合縁部から直線的に延びる係止ランス130内の剪断長さ(剪断面積)が小さくなる。このため、係止ランス130による端子の保持力が低下する。
この保持力の低下を防止するためには、係止ランスの強度を大きくする必要があるが、強度を大きくすると、係止ランスが大型化したり、スペーサ等の別部品が必要となる。
そこで、本発明は、大型化することなく、しかも別部品を必要とすることなく、係止ランスの強度を大きくすることができ、これにより係止ランスの端子抜け止め機能を向上させることが可能な端子の係止構造を備えたコネクタを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、コネクタハウジングの端子収容室の内壁から突設され端子収容室内に挿入された端子の係合孔に挿入されて係合する係止突起を有する係止ランスにより前記端子を前記端子収容室内に収容保持する端子の係止構造を有するコネクタであって、前記係止突起は、前記端子の係合孔の係合縁部に当接する係止面を有し、該係止面には前記係合縁部が挿入可能な切り欠きが設けられ、前記端子収容室から端子が抜け出す方向へ力が付与されたとき、前記係合孔の係合縁部が前記切り欠きに挿入されて前記係止ランスの端子側への変形を抑制する端子の係止構造を有するコネクタである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の端子の係止構造を有するコネクタであって、前記切り欠きの開口寸法は、前記係合孔の係合縁部の厚み寸法より小さく、且つ前記端子に抜け出し方向への力が付与されたとき、前記切り欠き内へ係合縁部が圧入可能な寸法に設定されている端子の係止構造を有するコネクタである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の端子の係止構造を有するコネクタであって、前記切り欠きの開口縁部には、前記係合縁部の切り欠き内への圧入時に前記係止ランスの端子側への撓みを規制する縁部傾斜面が形成されている端子の係止構造を有するコネクタである。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2記載の端子の係止構造を有するコネクタであって、前記切り欠きの内部には、前記係合縁部の切り欠き内の圧入時に係止ランスの端子側への撓みを規制する方向に傾斜した内部傾斜面が形成されている端子の係止構造を有するコネクタである。
請求項1記載の発明では、係止ランスは、通常状態において、係止突起の係止面が端子の係合縁部に当接することにより端子収容室からの端子の抜けを阻止しているが、端子に抜け方向の力が作用すると、端子の係合縁部が係止面の切り欠きに挿入する。係止面の切り欠きに端子の係合縁部が挿入することにより、係止突起は、端子からの抜け方向の力を垂直状に受ける。このため、係止ランスが端子側に浮き上がる変形を抑制できる。これにより、係止ランス内の剪断長さ(剪断面積)を大きく確保でき、係止ランスの端子保持力を確保することができる。このような請求項1記載の発明によれば、係止ランスを大型化したり、別部品を用いることなく、強度を大きくすることができ、係止ランスによる端子の抜け止め機構を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果を有するのに加えて、切り欠きの開口寸法が、端子に抜け出し方向への力が付与されたときに端子の係合縁部が圧入する寸法に設定されているため、通常状態では、端子の係合縁部が係止面に垂直に当接した状態となる一方、抜け出し方向の力が作用したときに始めて係合縁部が切り欠きに圧入される。このような構造では、係止ランスに対して特別な操作を行う必要がないため、切り欠きを設けても取り扱い性が低下することがない。
請求項3記載の発明によれば、請求項1及び2記載の発明の効果を有するのに加えて、切欠きの開口縁部に形成された縁部傾斜面が切り欠き内への係合縁部の圧入時に係止ランスの端子側への撓みを規制する。このため、係止ランスが端子側に浮き上がることが抑制され、係止ランス内の剪断長さが変化することがなく、係止ランスの端子保持力を確保できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1及び2記載の発明の効果を有するのに加えて、切欠きの内部に形成された内部傾斜面が切り欠き内への係合縁部の圧入時に係止ランスの端子側への撓みを規制する。このため、係止ランスが端子側に浮き上がることが抑制され、係止ランス内の剪断長さが変化することがなく、係止ランスの端子保持力を確保できる。
また、請求項1〜請求項4記載の発明の発明によれば、上述した端子の係止構造が端子収容室に設けられるため、大型化や別部品を必要とすることなく、しかも端子保持力を確保した係止ランスを備えたコネクタとすることができる。
本発明の一実施形態における端子の係止構造を示す縦断面図である。 一実施形態の斜視図である。 図2の側面図である。 一実施形態の作用を説明する縦断面図である。 図4に続く作用を説明する縦断面図である。 切り欠きがない場合の作用を説明する断面図である。 本発明の別の実施形態の端子の係止構造を示す部分拡大断面図である。 さらに別の実施形態の端子の係止構造を示す部分拡大断面図である。 従来のコネクタの内部を示す縦断面図である。
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。図1〜図6は、本発明の一実施形態を示し、図1は、本発明の一実施形態の係止構造を示す縦断面図、図2は、斜視図、図3は、側面図、図4及び図5は、作用を示す縦断面図、図6は切り欠きがない場合の作用を示す縦断面図である。
図1〜図3に示すように、コネクタ1は、全体が絶縁性樹脂からなるコネクタハウジング2を有している。図示を省略するが、コネクタハウジング2には、複数の端子収容室3が上下方向及び左右方向(紙面貫通方向)に整列状に形成されている。それぞれの端子収容室3は、前後方向に延びた状態で上下に位置した仕切壁3a及び左右の仕切壁3bによって仕切られることによりコネクタハウジング2内で独立した収容室となっている。
それぞれの端子収容室3の前面側には、相手端子が挿入される相手端子挿入口4が開口されており、後側は端子20が挿入可能なように開口されている。この端子収容室3に対し、端子20が後側の開口から挿入される。
それぞれの端子収容室3には、係止ランス11が形成されている。係止ランス11は、各端子収容室3の底壁(内壁)となっている仕切壁3aから端子収容室3の内部に突設されるように形成される。
係止ランス11は、基端部12が仕切壁3aに一体に連続しており、基端部12からランス本体13が斜め方向に立ち上がった形状となっている。従って、ランス本体13は、仕切壁3aに片持ち状に支持された構造となっており、上下方向に弾性的に撓むことが可能となっている。
ランス本体13は、上面側のガイド面14と、先端側(相手端子挿入口4側)の係止突起15とを一体に有している。
ガイド面14は、端子20の挿入方向に沿って基端部12から先端側に上向きに傾斜する斜め状となっており、端子20を端子収容室3内に後側から挿入することにより端子20と接触する。この接触によってガイド面14に対して下方向の押し力が作用するため、ランス本体13が下方に弾性的に撓み、端子20の挿入を円滑に行うことができる。
係止突起15は、ガイド面14よりも先端側(相手端子挿入口4側)に位置している。係止突起15は、端子20に係合するものであり、先端側に垂直状の係止面16が形成され、この係止面16が端子20に当接して係合する。係止面16には、後述する切り欠き18が形成される。
係止突起15の下側(仕切壁3a側)には、先端突起17が設けられている。先端突起17は、下側に斜めに傾斜した状態で係止突起15の係止面16よりもさらに先端側に延びている。先端突起17は、端子20を取り外す際などに係止ランス11を強制的に弾性撓みさせるための治具(図示省略)を受けるものである。
切り欠き18は、係止面16の前面側から凹むように形成される。図2に示すように、切り欠き18は、係止面16(係止突起17)の幅方向(左右方向)に沿って係止面16の全幅にわたって形成されている。切り欠きは、端子20の後述する係合縁部27に対応するように係止面16に形成される。又、切り欠き18は、端子20の係合縁部27の断面形状に合わせて形成されるものであり、この実施形態では、係合縁部27が四角形断面となっているため、切り欠き18が四角断面となっている。さらに、切り欠き18の開口寸法は、端子20の係合縁部27の厚み寸法よりも小さくなっている。このため、係止面16に端子20の係合縁部27が当接しても、端子20の係合縁部27は、係止面16と当接するだけであり、通常状態では、係合縁部27が挿入されることがない。これに対し、端子20に抜け方向の力が作用すると、係合縁部27が切り欠き18に圧入される。
端子20は、相手端子(図示省略)が挿入される雌端子金具が用いられている。端子20は、導電性金属を打ち抜くことにより形成された端子本体21と、端子本体21の後側に一体に連設されたバレル部(図示省略)とを有し、バレル部に被覆電線の芯線(図示省略)が加締められることにより被覆電線と電気的に接続される。
図1に示すように、端子本体21は、底板部22、天板部23及びこれらを連結する両側の側板部によって箱型に形成されており、端子収容室3に後側から挿入される。端子本体21の前面には、相手端子が挿入される相手端子挿入開口24が形成されている。相手端子挿入開口24は、端子収容室3に形成されている相手端子挿入口4に対応した位置となっている。端子本体21の内部には、天板部23に片持ち状に連結された弾性接触片25が設けられており、相手端子挿入開口24から挿入された相手端子に弾性接触片25が弾性的に接触することにより相手端子との電気的な接続が行われる。
端子本体21の底板部22には、係合孔26が形成されている。図1に示すように、係合孔26には、仕切壁3aから突設されている係止ランス11の係合突起15が挿入される。係合孔26に挿入された係合突起15は、端子本体(端子)21の内部に入り込み、その係止面16が係合孔26の端面である係合縁部27に臨んで係合縁部27に当接する。この当接によって、端子20が係止突起15に係止されるため、端子20が端子収容室3内に収容保持される。
次に、この実施形態の動作を説明する。
図4は、端子20の端子本体21を端子収容室3内に挿入した状態を示す。端子本体21の挿入の際には、底板部22がランス本体13のガイド面14を摺動しながらガイド面14を下方向に押すため、ランス本体13が下方に弾性的に撓んで端子20が円滑に挿入される。端子20の端子収容室3への挿入により、底板部22の係合孔26がランス本13に達すると、底板部22からの押し力がなくなる。このため、ランス本体13の係止突起15は、弾性復元力によって端子20の底板部22の係合孔26に挿入されて係合孔26に嵌り込む。
係止突起15が係合孔26に挿入されることにより、係止突起15の係止面16が係合孔26の係合縁部27に当接するため、端子20は、係合突起に係止され、抜け止め状態となって端子収容室3内に保持される。このとき、係合縁部27は、係止面16に当接するだけであり、係止面16の切り欠き18には入り込んでいない。
図4において、矢印Fは、この端子収容室3内に保持されている端子20に対して抜け出し方向に付与された力である。抜け出し方向への力Fが付与されることにより、端子20は端子収容室3内で後退する。係合孔26の係合縁部27は、係止面16の切り欠き18に臨んでいるため、端子20の後退により係合縁部27は切り欠き18に圧入される。
図5は、係合縁部27が切り欠き18に圧入された状態を示す。係合縁部27が切り欠き18に圧入されることにより、係合突起15(係止ランス11)は、端子20からの抜け出し方向の力Fを垂直状に受ける。このため、係止ランス11が浮き上がることが抑制され、係止ランス11が端子20側に変形することを抑制する。このような状態では、係止ランス11内の剪断長さD(剪断面積)を大きく確保することができる。
図6は、係止突起15の係止面16に切り欠き18を設けていない以外は、図1〜図5の実施形態と同様な構造とした場合を示すものである。端子20に抜けだし方向の力Fが作用すると、係止面16に当接している係合縁部27は、矢印Gで示すように、係合突起15(係止ランス11)を浮き上がらせ、係合ランス11は二点鎖線で示す状態となる。そして、係止ランス11が二点鎖線で示すように浮き上がることにより、係止ランス11が端子20側に変形するため、係止ランス11内の剪断長さdが小さくなる。このため、係止ランス11による端子20の保持力が低下して端子20が抜け易くなる欠点がある。
これに対し、この実施形態では、上述したように、係止ランス11が端子20側に浮き上がることを抑制でき、剪断長さDを大きく確保できるため、係止ランス11の端子保持力を確保することができる。従って、係止ランス11を大型化したり、別部品を用いることなく強度を大きくすることができ、係止ランス11による端子20の抜け止め機構を向上させることができる。
又、この実施形態では、切り欠き18の開口寸法が、抜け出し方向Fへの力が端子20に付与されたときに端子20の係合縁部27が圧入する寸法に設定されているため、通常状態では、係合縁部27が係止面16に垂直に当接した状態となる一方、抜け出し方向の力が作用したときに始めて係合縁部27が切り欠き18に圧入される。このような構造では、係止ランス11に対して特別な操作を行う必要がないため、切り欠き18を設けても取り扱い性が低下することがない。
図7は、本発明の別の実施形態における要部の拡大断面を示す。この実施形態では、係止突起15における係止面16に切り欠き31が形成されるが、切り欠き31には、縁部傾斜面32が形成されている。縁部傾斜面32は、切り欠き31における開口縁部の上部に形成されるものであり、端子20の係合縁部27の入口部分に設けられている。この縁部傾斜面32は、開口縁部の上部から下方に傾斜した状態となっており、端子20から離れる方向への傾斜となっている。
図7の実施形態では、端子20に抜き出し方向の力が作用したとき、端子20の係合縁部27が切り欠き31に圧入されるが、係合縁部27が縁部傾斜面32に当接した状態で圧入される。この縁部傾斜面32との当接により、係止突起15は、端子20側に浮き上がる方向への撓み変形が規制される。このように端子20側への浮き上がり撓みが規制されることにより、係止突起15と端子20との係合が弱まることがなく、端子保持力を確保できる。
特に、この実施形態では、縁部傾斜面32が下方に傾斜した状態となっているため、係合縁部27が縁部傾斜面32と当接することにより、係止突起15は浮き上がる方向とは反対の方向(下方向)に変形することができる。この方向への変形では、端子20と係止突起15とが強固に係合することができる。従って、このような実施形態においても、係止ランス11による端子保持力を確保できるため、係止ランス11を大型化したり、別部品を用いる必要がなくなる。
図8は、本発明のさらに別の実施形態における要部の拡大断面を示す。この実施形態においても、係止突起15における係止面16に切り欠き35が形成されるが、切り欠き35には、内部傾斜面36が形成されている。内部傾斜面36は、切り欠き31における上下面を形成するものであり、上下で対向した状態で端子20から離れる方向(下方向)に傾斜している。
図8の実施形態では、端子20に抜き出し方向の力が作用したとき、端子20の係合縁部27が切り欠き35に圧入されるが、圧入された係合縁部27は、切り欠き35の内部傾斜面36と接触して摺動する。係合縁部27が内部傾斜面36と接触することにより、係止突起15は、端子20側に浮き上がる方向への撓み変形が規制される。このように端子20側への浮き上がり変形が規制されることにより、係止突起15と端子20との係合が弱まることがなく、端子保持力を確保できる。
特に、この実施形態では、内部傾斜面36が下方向に傾斜しているため、係合縁部27が内部傾斜面36と接触することにより、係止突起15は、端子20側に浮き上がる方向と反対の方向(下方向)に変形する。この方向への変形により、端子20と係止突起15とが強固に係合することができる。この方向への変形では、端子と係止突起15とが強固に係合する。従って、係止ランス11による端子保持力を確保でき、係止ランス11を大型化したり、別部品を用いる必要がなくなる。
なお、以上の実施形態では、係止ランス11を端子20の下側に設けているが、本発明では、係止ランス11を端子20の上側或いは横側に設けても良く、この場合にも、同様に作用することができる。この場合には、端子20の係合孔26が係止ランス11に対応する向きで端子20が端子収容室3内に挿入される。
1 コネクタ
2 コネクタハウジング
3 端子収容室
11 係止ランス
12 基端部
13 ランス本体
15 係止突起
16 係止面
18,31,35 切り欠き
20 端子
26 係合孔
27 係合縁部
F 抜け出し方向への力

Claims (4)

  1. コネクタハウジングの端子収容室の内壁から突設され端子収容室内に挿入された端子の係合孔に挿入されて係合する係止突起を有する係止ランスにより前記端子を前記端子収容室内に収容保持する端子の係止構造を有するコネクタであって、
    前記係止突起は、前記端子の係合孔の係合縁部に当接する係止面を有し、該係止面には前記係合縁部が挿入可能な切り欠きが設けられ、前記端子収容室から端子が抜け出す方向へ力が付与されたとき、前記係合孔の係合縁部が前記切り欠きに挿入されて前記係止ランスの端子側への変形を抑制する端子の係止構造を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載の端子の係止構造を有するコネクタであって、
    前記切り欠きの開口寸法は、前記係合孔の係合縁部の厚み寸法より小さく、且つ前記端子に抜け出し方向への力が付与されたとき、前記切り欠き内へ係合縁部が圧入可能な寸法に設定されている端子の係止構造を有することを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2記載の端子の係止構造を有するコネクタであって、
    前記切り欠きの開口縁部には、前記係合縁部の切り欠き内への圧入時に前記係止ランスの端子側への撓みを規制する縁部傾斜面が形成されている端子の係止構造を有することを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1又は2記載の端子の係止構造を有するコネクタであって、
    前記切り欠きの内部には、前記係合縁部の切り欠き内の圧入時に係止ランスの端子側への撓みを規制する方向に傾斜した内部傾斜面が形成されている端子の係止構造を有することを特徴とするコネクタ。
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