JP2011086495A - コネクタ - Google Patents

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大輔 佐々木
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Abstract

【課題】ラッチ部材(掛け金)を設けることにより、相手側コネクタとの強固な嵌合を確保するようにしたコネクタを提供する。
【解決手段】嵌合部3の外形寸法を変えずに済み、コネクタ1は、既存の相手側コネクタとも干渉せずに嵌合(接続)を行うことができ、使用することができるように、嵌合部3の金属シェル30の板厚を利用して、ラッチ部材50を設ける。そのために、嵌合部3の金属シェル30に切り欠き部33を設け、該切り欠き部33にラッチ部材50を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラッチ部材(掛け金)を設けることにより、相手側コネクタとの強固な嵌合を確保するようにしたコネクタに関する。
複数の端子を絶縁部材で保持し、絶縁部材を筒状の金属シェルで囲い、相手側コネクタとの嵌合部を構成するコネクタにおいては、嵌合部内における両端の端子と金属シェルとの間のスペース(隙間)にラッチ部材が設けられる(例えば、特許文献1、2参照。)
実用新案登録第3111256号公報 特開2007−172941号公報
コネクタの小型化に伴い嵌合部内ではラッチ部材を設けるスペースが減少し、遂にはなくなってきているため、普通、小型のコネクタではラッチ部材が設けられていない。
しかし、小型のコネクタほど嵌合部の外形寸法も小さくなるため、ラッチ機能の必要性が高くなる。
コネクタにラッチ部材を設けたくても、嵌合部内にラッチ部材を設けるスペースがなく、ラッチ部材を設けるとなると、嵌合部の外形寸法が変わってしまう。
そうなると、既存の相手側コネクタの嵌合部も、コネクタの嵌合部に併せて変えないといけないという問題がある。すなわち、既に製品に組み込まれている相手側コネクタとの嵌合部の外形寸法が変わるので、コネクタが使えないという問題がある。
本発明は、嵌合部の金属シェルの板厚を利用して、ラッチ部材を設けるものである。そのために、嵌合部の金属シェルに切り欠き部を設け、該切り欠き部にラッチ部材を設けるものである。
本発明によれば、金属シェルに切り欠き部を設け、該切り欠き部にラッチ部材を設けるので、嵌合部の外形寸法を変えずに済み、コネクタは、既存の相手側コネクタとも干渉せずに嵌合(接続)を行うことができ、使用することができる。
本発明の実施形態を示すコネクタの外観斜視図である。 同コネクタの断面図である。 同コネクタのラッチ部の断面図である。 同コネクタの分解斜視図である。 同コネクタの金属シェルとラッチ部材の外観斜視図である。 同コネクタのコネクタ本体の外観斜視図である。 同コネクタの組み立て説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す本実施形態のコネクタ1は、電子機器間を接続するためのケーブル(多芯ケーブル)2の末端に取り付けられ、図示しない電子機器側の相手側コネクタ(基板実装用コネクタ:レセプタクル)に挿入して嵌合し、ケーブル2と電子機器とを接続するプラグ側のミニディスプレイポートコネクタであり、ケーブル2側に把持部3を設け、相手側コネクタ側に嵌合部4を設ける。
以下のコネクタ1の説明では、図1における矢印a−b方向をコネクタ1の相手側コネクタに対する挿抜方向(長さ方向)としての前後方向、矢印c−d方向をコネクタ1の厚み方向(高さ方向)としての上下方向、矢印e−f方向をコネクタ1の幅方向(端子ピッチ方向)としての左右方向とする。
図1に示すように、コネクタ1は、主として、複数(20本)の端子(コンタクト)10、端子10を保持する絶縁部材であるボディ20、ボディ20を囲う矩形筒状の金属シェル30、プラスチックケース40、及びラッチ部材50とで構成される。
図2,図3に示すように、端子10は、良導電性の金属板の打ち抜き及び曲げ加工等のプレス加工によって形成された前後方向に延びる細幅な棒状接片でなる。端子10には、前端部から後側に向かって係止部11、山形の接点部12、バネ部13、固定部14がこの順に設けられ、後端部に半田付け部(実装部)15が設けられる。
図2〜図4に示すように、ボディ20は、絶縁材料であるプラスチックの成型品であり、側面視で前方に向けて開口するコ字状に形成される。ボディ20には、略直方体状の端子支持基部21、端子支持基部21の前面の上部及び下部から前方へ向けて平行に突出する矩形平板状の端子支持部22とが設けられる。
端子支持基部21の後面の上下中間部には、左右横一文字状の基板嵌合溝23が設けられ、端子支持基部21の基板嵌合溝23の上部及び下部には、それぞれ、前後面貫通の端子挿入孔24が複数本(10本)ずつ所定ピッチ間隔で左右横一列に設けられる。
上部の端子支持部22の下表面及び下部の端子支持部22の上表面には、それぞれ、細幅な端子収納溝25が複数(10本)ずつ前後方向に平行するよう所定ピッチ間隔で左右横一列に設けられる。
上部の各端子収納溝25及び下部各端子収納溝25は、前方へは上部の端子支持部22及び下部の端子支持部22の前端近くまで延ばされ、後方へは上部の端子支持部22及び下部の端子支持部22の後端まで延ばされ、上部の各端子収納溝25が、それぞれ、上部の各端子挿入孔24に連通接続され、下部の各端子収納溝25が、それぞれ、下部の各端子挿入孔24に連通接続される。
全端子数の半分(10本)の各端子10は、それぞれ、ボディ20の後側から上部の各端子挿入孔24に圧入され、ボディ20の上部に所定ピッチ間隔で左右横一列に装着される。装着状態では、固定部14が上部の各端子挿入孔24に圧入固定され、固定部14より前部の係止部11、接点部12、バネ部13が上部の端子収納溝25に上下方向に弾性変位可能に挿入収納される。このとき、係止部11はバネ部13の自由復帰位置の少し手前で上部の端子支持部22に係止し、バネ部13とでプリロードを掛けた状態で上部の端子支持部22の前端部近くで下表面から接点部12を下向きに突出保持する。半田付け部15は端子支持基部21の後面から突出される。
残り半分(10本)の各端子10は、ボディ20の後側から下部の各端子挿入孔24に圧入され、ボディ20の下部に所定ピッチ間隔で左右横一列に装着される。装着状態では、固定部14が下部の各端子挿入孔24に圧入固定され、固定部14より前部の係止部11、接点部12、バネ部13が下部の端子収納溝25に上下方向に弾性変位可能に挿入収納される。このとき、係止部11はバネ部13の自由復帰位置の少し手前で下部の端子支持部22に係止し、バネ部13とでプリロードを掛けた状態で下部の端子支持部22の前端部近くで上表面から接点部12を上向きに突出保持する。半田付け部15は端子支持基部21の後面から突出される。
コネクタ1は、矩形平板状のプリント回路基板60を設ける。プリント回路基板60は、前半部がボディ20の基板嵌合溝23に嵌合されて、後半部がボディ20の後面の上下中間部から上部の各端子10の半田付け部15と下部の各端子10の半田付け部15との間を通して後方へ向かって突出され、後半部の上表面に上部の各端子10の半田付け部15が半田付けされ、後半部の下表面に下部の各端子10の半田付け部15が半田付けされ、後半部の上下表面にケーブル2の図示しない各芯線の末端が半田付けされて、端子10と各芯線とを電気接続する。
上部の各端子10の半田付け部15及び下部の各端子10の半田付け部15と、プリント回路基板60と、各芯線の末端とは、インナーモールドにより絶縁材料であるプラスチックで包み込まれて封止される。封止は、ボディ20の後側に直列に一体化する略直方体状の延長ボディ70を形成し、図4に示すように、ケーブル2の末端に、前後方向に長い直方体状の端子組み立て体5を構成する。
金属シェル30は、一枚の金属板の打ち抜き及び曲げ加工等のプレス加工によって、一端を前方に向けて開口し、他端を後方に向けて開口する矩形筒状に形成され、後部に、U字状のケーブルカシメ片31が一体に設けられ、下側壁の前後中間部には、内外面貫通のプラスチックケース位置決め孔32が2つ左右に並設される。
図5に示すように、金属シェル30は、端子組み立て体5に外嵌され、端子組み立て体5の周側を囲み、端子組み立て体5とで、図6に示すように、ケーブル2の末端に、前後方向に長い直方体状のコネクタ本体6を構成する。
コネクタ本体6は、前面からボディ20の上部の端子支持部22と下部の端子支持部22の間を前方に向かって開口し、後面からケーブル2を引き出す。ケーブル2は、ケーブルカシメ片31によりカシメられ(図示内容はカシメ前の状態)、金属シェル30に対して結合される。ケーブル2には、予め、プラスチックの成型品であるケーブルブッシュ80が外嵌される。ケーブルブッシュ80のケーブル2の末端側となる一端部には、方形のフランジ81が設けられる。
図2〜図4に示すように、プラスチックケース40は、上下一対の割りプラスチックケース41,42とで略直方体状に構成され、上下二つ割り構造を有する。
上部の割りプラスチックケース41の前壁及び下部の割りプラスチックケース42の前壁には、プラスチックケース40の前壁の中央部にコネクタ本体6の前半部を前方へ向かって突出させる内外面貫通の矩形孔を形成するための下方及び上方に向けて開口したコ字状の前切り欠き部43,44が設けられる。下部の前切り欠き部44の下辺部表面には、金属シェル30側のプラスチックケース位置決め孔32に嵌合するプラスチックケース位置決め突起45が2つ左右に並設される。
上部の割りプラスチックケース41の後壁及び下部の割りプラスチックケース42の後壁には、プラスチックケース40の後壁の中央部にケーブルブッシュ80を後方へ向かって突出させる内外面貫通の円形孔を形成するための下方及び上方に向けて開口した半円状の後切り欠き部46,47が設けられる。
上部の割りプラスチックケース41の周側壁の後端部内表面及び下部の割りプラスチックケース42の周側壁の後端部内表面には、フランジ81を嵌着してケーブルブッシュ80の軸方向への移動及び軸回りの回転を規制する方形の内周溝を形成するための下方及び上方に向けて開口したコ字状の内周溝48,49が設けられる。
図7に示すように、コネクタ本体6の後半部を上方から下部の割りプラスチックケース42内の前部に前切り欠き部44を介して嵌め込み、金属シェル30側のプラスチックケース位置決め孔32に下部の割りプラスチックケース42側のプラスチックケース位置決め突起45を嵌合して、コネクタ本体6とプラスチックケース40の位置決めを行う。また、ケーブル2に予め外嵌されたケーブルブッシュ80の前端部を上方から下部の割りプラスチックケース42内の後端部に後切り欠き部47を介して嵌め込み、フランジ81を下部の割りプラスチックケース42の内周溝49に嵌着する。この状態で、下部の割りプラスチックケース42に上方から上部の割りプラスチックケース41を被着し、両者を接着剤等により結合一体化して、図1に示すように、プラスチックケース40を構成する。
図1に示すように、プラスチックケース40は、コネクタ本体6の後半部、ケーブル2の末端部、ケーブルブッシュ80の前端部(フランジ81)を一体的に囲い、ケーブル2の末端に、略直方体状の把持部3を構成する。
把持部3は、その外殻を構成するプラスチックケース40の前面中央部からコネクタ本体6の前半部を前方へ向かって突出する一方、プラスチックケース40の後面中央部からケーブルブッシュ80を後方へ向かって突出し、ケーブルブッシュ80を通してケーブル2を後方へ引き出す。
把持部3の外殻を構成するプラスチックケース40の前面中央部から前方へ向かって突出するコネクタ本体6の前半部は、相手側コネクタとの略直方体状の嵌合部4を構成する。
嵌合部4には、複数の端子10と、端子10を保持するボディ20と、ボディ20を囲い嵌合部4の外殻を構成する矩形筒状の金属シェル30とが設けられる。
以上のように構成される本実施形態のコネクタ1は、把持部3を持ち、嵌合部4を相手側コネクタに挿入して嵌合することにより、嵌合部4内の各端子10の接点部(可動接点)12が相手側コネクタの各端子(固定接点)に押し付けられて接触し、ケーブル2と電子機器とを接続する。
ところで、本実施形態のコネクタ1は小型であって、嵌合部4内における上部の各端子10の左右両端の端子10及び下部の各端子10の左右両端の端子10と、金属シェル30の左右側壁との間には、ラッチ部材を設けるスペースがなく、ラッチ部材を設けるとなると、嵌合部4の外形寸法が変わってしまう。
そこで、図1〜図7に示すように、嵌合部4の金属シェル30の板厚を利用して、ラッチ部材50を設けるものである。そのために、嵌合部4の金属シェル30に切り欠き部33を設け、切り欠き部33にラッチ部材50を設けるものである。
本実施形態のコネクタ1では、切り欠き部33は、嵌合部4の金属シェル30(金属シェル30の前半部)における上側壁の左右端部の2箇所に設けられる。各切り欠き部33は、前後方向に延びる内外面貫通の長細い矩形の孔でなる。
ラッチ部材50は、金属板の打ち抜き及び曲げ加工等のプレス加工によって形成され、前後方向に延びて後部を固定、前部を自由とする片持ち梁である細長い矩形の板バネでなり、各切り欠き部33の中に1本ずつ設けられる。各ラッチ部材50の前端部には、嵌合部4の金属シェル30における上側壁の外表面から上方に向けて突出させるラッチ爪51が設けられる。
このように、嵌合部4の金属シェル30に切り欠き部33を設け、切り欠き部33にラッチ部材50を設けるので、嵌合部4の外形寸法を変えずに済み、コネクタ1は、既存の相手側コネクタとも干渉せずに嵌合(接続)を行うことができ、使用することができる。
ラッチ部材50の板厚は、金属シェル30の板厚と略同等とし、切り欠き部33を設ける嵌合部4の金属シェル30における壁、本実施形態では、上側壁と略面一にラッチ部材50を設ける。これにより、嵌合部4の外形寸法を変えずに済み、コネクタ1は、既存の相手側コネクタとも干渉せずに嵌合(接続)を行うことができ、使用することができる。
ラッチ爪51は、ラッチ部材50の前端部の左右側縁から左右外側に向かって面一に張り出した部分を曲げ起こして形成される。ラッチ爪51の前部には、嵌合部4を相手側コネクタへ挿入するときにその相手側コネクタに接触(摺接)させて、ラッチ部材50の前端部(自由端部)を下向きに押圧するためのテーパ部52を設ける。
嵌合部4の金属シェル30における上側壁内面には、ボディ20の上部の端子支持部22の上表面が密着しているので、ボディ20の上部の端子支持部22の上表面には、各切り欠き部33に対応する2箇所に、各切り欠き部33と略形状で、上部の端子収納溝25に達しない深さのラッチ部材押し込み溝26を設ける。
ラッチ部材50は、嵌合部4を相手側コネクタへ挿入するときに、ラッチ爪51のテーパ部52によって前端部が下向きに押圧され、下側のラッチ部材押し込み溝26で撓み変形し、ラッチ爪51を嵌合部4内に退入する。
相手側コネクタがラッチ用の係止部を設けていれば、嵌合部4が相手側コネクタへ完全挿入されたときに、元の自由状態に復帰し、ラッチ爪51を係止部に嵌合部4の抜き方向で係止させ、嵌合部4の相手側コネクタからの抜け止めを行い、ラッチ機能を発揮するが、相手側コネクタがラッチ用の係止部を設けていなければ、嵌合部4が相手側コネクタへ完全挿入されても、元の自由状態には復帰せず、ラッチ機能は発揮しない。すなわち、相手側コネクタがラッチ用の係止部を設けていても、設けていなくても、コネクタ1は、嵌合(接続)を行うことができ、使用することができる。
ラッチ部材50は、カバー53と一体に形成されており、カバー53は、把持部2の金属シェル30(金属シェル30の後半部)に嵌め込むことにより固定される。
カバー53は、矩形平板状の天板54と、天板54の左右側縁から折り曲げで下方に向けて延出する略矩形平板状の左右側板55とを設け、把持部2の金属シェル30にその上方から嵌め込むことにより、天板54を把持部2の金属シェル30における上側壁の外側に重ね合わせ、左右側板55を把持部2の金属シェル30における左右側壁の外側に重ね合わせた状態で、把持部2の金属シェル30に固定される。
カバー53の固定手段として、カバー53の左右側板55には、内外面貫通の係合孔56を設ける一方、把持部2の金属シェル30における左右側壁の外表面には、カバー53が完全に嵌め込まれたときに、係合孔56に嵌り込む第1の突起34を設ける。カバー31の嵌め込み過程で左右側板55が第1の突起34に乗り上げ、嵌め込み完了に伴い自動的に第1の突起34が係合孔56に嵌り込み、カバー53が把持部2の金属シェル30に固定される。
カバー53の嵌め込みガイド手段として、カバー53の左右側板55には、下方に向けて開口したコ字状の切り欠き部57を設ける一方、把持部2の金属シェル30における左右側壁の外表面には、カバー53の嵌め込み過程で切り欠き部57に嵌り込み、カバー53の嵌め込み姿勢及び嵌め込み位置(前後位置)を規制しながら、カバー53を第1の突起34と係合孔56とが確実に嵌り合う位置にガイドするという役目を切り欠き部57とで担う第2の突起35を設ける。
ラッチ部材50は、カバー53が把持部2の金属シェル30に嵌め込まれて固定されたときに、嵌合部4の金属シェル30における上側壁に設けた各切り欠き部33の中に1本ずつ設置される。
ラッチ部材50は、カバー53と一体に形成されており、カバー53は、把持部2の金属シェル30に嵌め込むことにより固定されるので、ラッチ部材50が、カバー53により、手作業で容易に設けることができ、ラッチ部材50の固定のための冶具や半田付け作業を不要にすることができる。
ラッチ部材50は、カバー53と一体に形成されており、一部品として取り扱うことができる。すなわち、ラッチ部材50は、一枚の金属板の打ち抜き及び曲げ等のプレス加工により形成でき、部品点数及び組み立て工程の削減によりコストダウンを図ることができる。
ラッチ部材50は、カバー53の天板54の左右両端部付近の2箇所から平行に前方の嵌合部4へ延出され、それぞれの前端部にラッチ爪51を設ける。カバー53の天板54には、各ラッチ部材50の左右側縁に沿って天板54の前端縁から後方へ向かって天板54の前後略中間部まで切り込む左右一対で平行なスリット58を設け、スリット58によって各ラッチ部材50が天板54の前後略中間部(把持部)から前方の嵌合部4へ延出される。各ラッチ部材50は、嵌合部4の前端までに少し余裕を持たせた前部位置まで延出される。
ラッチ部材50は、把持部2から前方の嵌合部4へ延出するので、切り欠き部33も、ラッチ部材50に対応して把持部3の金属シェル30における上側壁から嵌合部4の金属シェル30における上側壁にわたって設けられる。同様に、ラッチ部材押し込み溝26も、ラッチ部材50に対応して把持部3の延長ボディ70における上表面から嵌合部4のボディ20における上部の端子支持部22の上表面にわたって設けられる。
ラッチ部材50は、把持部3側において、具体的には嵌合部3の後端より後方で把持部3側の前端部近傍において、長さ方向に沿って上面が凸、下面が凹となるよう台形状に屈曲させて、一部を山型とし、山型部59を押圧することにより変位する。
プラスチックケース40は、各山型部59に対向する側壁、すなわち、上部の割りプラスチックケース41の上面壁の前半中央部に後方に向けて開口した略コ字状の切り目41aを形成し、各山型部59を上方から押圧して、下側のラッチ部材押し込み溝26で撓み変形させながら、ラッチ爪51を嵌合部4内に退入させるためのラッチ解除釦41bと、ラッチ解除釦41bを揺動変位させるヒンジ部41cとを設ける。ラッチ解除釦41bの押圧により強制ラッチ解除を容易に、かつ確実に行うことができる。相手側コネクタがラッチ用の係止部を設けていても、設けていなくても、コネクタ1は、抜き去り(分離)を行うことができ、使用することができる。
各山型部59の前部の傾斜辺は、把持部3側のラッチ部材50に対して嵌合部4側のラッチ部材50を一段下げて、嵌合部4側のラッチ部材50を切り欠き部33の中に入れ、嵌合部4においては、ラッチ部材50を切り欠き部33の中で前方へ延出させる。
以上、本実施形態は、本発明の一実施形態をプラグ側のミニディスプレイポートコネクタで説明したが、嵌合部の外形寸法の変更がなく、ラッチ部材を設ける前と後で互換性があるので、他の規格、例えばユニバーサル・シリアル・バス(USB)、高解像度マルチメディア・インターフェース(HDMI)等のコネクタ全般に適用することができる。また、ラッチ部材を設ける箇所は、嵌合部の上面以外に左右側面でもよく、複数のラッチ部材は一体型でなく、個別部品でもよい。ラッチ部材の数は2つ以外に1つでも、3つ以上でもよい。
1 コネクタ
4 嵌合部
10 端子
20 ボディ
30 金属シェル
33 切り欠き部
35 第2の突起
50 ラッチ部材
53 カバー
57 切り欠き部
59 山型部

Claims (5)

  1. 相手側コネクタとの嵌合部を設け、該嵌合部は、複数の端子と、該端子を保持する絶縁部材と、該絶縁部材を囲う筒状の金属シェルとを設け、該金属シェルに切り欠き部を設け、該切り欠き部にラッチ部材を設けることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ラッチ部材の板厚は、前記金属シェルの板厚と略同等とし、前記切り欠き部を設けた前記金属シェルの壁と略面一に前記ラッチ部材を設けている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ラッチ部材は、カバーと一体に形成されており、該カバーは、前記金属シェルに嵌め込むことにより固定されている請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記カバーの嵌め込みガイド手段としての一対の突起及び切り欠き部を設け、該突起及び切り欠き部の一方を前記カバーに設け、他方を前記金属シェルに設けている請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記ラッチ部材の一部を山型とし、該山型部を押圧することにより前記ラッチ部材が変位する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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