JPH10131554A - ドア錠 - Google Patents

ドア錠

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JPH10131554A
JPH10131554A JP28714196A JP28714196A JPH10131554A JP H10131554 A JPH10131554 A JP H10131554A JP 28714196 A JP28714196 A JP 28714196A JP 28714196 A JP28714196 A JP 28714196A JP H10131554 A JPH10131554 A JP H10131554A
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JP
Japan
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latch
slider
interlocking
guide
lock
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JP28714196A
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Yoshiyuki Mazaki
善行 真崎
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Murakoshi Manufacturing Corp
Original Assignee
Murakoshi Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア体1のロック解除時に第2のスライダー
67の所定の移動量で第1のスライダー66を移動しラッチ
48をラッチ収容部34に確実に収容しドア体1のロックを
解除でき、構成が簡単で組み付けも容易なドア錠を提供
する。 【解決手段】 ラッチ収容部34を形成した錠本体6を設
ける。ラッチ収容部34にラッチ48を突設したラッチ体7
を進退自在に設ける。ラッチ体7を附勢したスプリング
65を設ける。ラッチ体7に第1のスライダー66の一端部
を連繋する。ラッチ体7から離間する方向に附勢した第
2のスライダー67を設ける。第2のスライダー67を附勢
に抗して押動するカム86を形成したカム体69を設ける。
錠本体6には一方側に第1のスライダー66に係合した一
方の連動部89及び他方側に第2のスライダー67に係合し
た他方の係合部90を設け、第1のスライダー66を第2の
スライダー67の摺動方向と反対方向に連動する連動体70
を回動自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドア錠に係り、ドア
を開閉するハンドルの回動操作で施錠したドアを解錠す
るものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドア錠としては、たとえ
ば、実公平4−46462号公報に記載されているよう
に、錠ケースの一端部に進退自在に設けられ常時突出方
向に附勢されたラッチボルトと、前記錠ケースの一側部
の支持凹溝に回動自在に設けられ前記ラッチボルトを後
退させるフォーク状のヨークと、前記錠ケースの一側部
に進退自在に設けられ前記ヨークを連動するスライド板
と、前記錠ケースの他端部に回動自在に設けられ前記ス
ライド板を連動する係止片及び係合片を有するカムと、
前記錠ケースの他側部に進退自在に設けられ常時前記カ
ムの係合片を押動する附勢されたバネ受とを有してい
る。
【0003】そして、前記ラッチボルトには、このラッ
チボルトの軸方向長さと略同長で前記ヨークに係合した
係合片を後端部に有する段付きの軸ピンを突設し、前記
スライド板は、スライド主片と、このスライド主片から
外側に直角に折曲した折曲片とからなり、前記スライド
主片の一端部に前記ヨークを係合した切欠部を形成する
とともに、前記折曲片の他端部に前記カムの係止片に係
合した掛止片を形成した構成が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載された
構成では、ラッチボルトの後退時(ロック解除時)には
錠ケースの支持凹溝を中心としてヨークを大きく回動さ
せてラッチボルトを錠ケース内に後退させるものである
ため、このヨークを回動させるスライド板はカムの係止
片にて牽引して大きく後退させる必要があり、このカム
を回動させるハンドルも比較的大きく回動操作しなけれ
ばならず、また、ラッチボルト及びスライド板の構成が
簡単ではなく、しかも、このスライド板の変位をラッチ
ボルトに伝える回動自在のヨークを必要とするのみなら
ず、このヨークの回動支点を支持する支持凹溝を錠ケー
スに形成する必要があり、したがって、全体的に構成が
複雑になり易く、錠ケースの全長も長くなり易い、とい
う問題がある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、全体的に構成が簡単で、ロック解除時には第2
のスライダーの小さい移動量で第1のスライダーを大き
く移動させてラッチを錠本体のラッチ収容部に容易に収
容でき、全体的に構成が簡単で錠本体を小型化できるド
ア錠を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のドア錠
は、ドア体の戸当り端部に当接する座金を一端部に有す
るとともにこの座金に形成された案内孔に連通するラッ
チ収容部を有する錠本体と、この錠本体のラッチ収容部
に進退自在に設けられ前記ドア体をロックするラッチを
有するラッチ体と、このラッチ体を附勢し前記ラッチを
前記座金の案内孔から常時外方に突出させるスプリング
と、前記錠本体に摺動自在に設けられ一端部に前記ラッ
チ体を連繋した第1のスライダーと、この第1のスライ
ダーに対向して前記錠本体に摺動自在に設けられ常時前
記ラッチ体から離間する方向に向かって附勢された第2
のスライダーと、前記錠本体に回動自在に設けられ前記
ラッチ体の後退時に附勢に抗して前記第2のスライダー
を前記ラッチ体に向かって押動するカムを有するカム体
と、を具備する。
【0007】前記錠本体に回動自在に設けられ一方側に
前記第1のスライダーに係合した一方の連動部を有する
とともに他方側に前記第2のスライダーに係合した他方
の係合部を有し、前記第1のスライダーを前記第2のス
ライダーの摺動方向と反対方向に連動して摺動させる連
動体を有するものである。
【0008】そして、ドア体のロック解除時には、カム
体の回動でこのカム体にて第2のスライダーが附勢に抗
してラッチ体に向かって摺動されるとともに、この第2
のスライダーにて連動体がこの第2のスライダーの摺動
方向と反対方向に向かって回動される。そうして、この
連動体の一方の連動部にて第1のスライダーが第2のス
ライダーの摺動方向と反対方向に向かって後退摺動さ
れ、この第1のスライダーにてラッチ体が牽引されると
ともに、このラッチが錠本体のラッチ収容部に収容され
る。したがって、ドア体のロックが解除される。
【0009】請求項2記載のドア錠は、請求項1記載の
ドア錠において、第1のスライダーは、連動体の一方の
連動部を回動可能に係合した係合溝を有し、第2のスラ
イダーは、連動体の他方の連動部を回動可能に係合した
係合溝を有し、連動体は、他方の連動部側に偏位した位
置にこの連動体の回動支点を有するものである。
【0010】そして、連動体は他方の連動部側に偏位し
た位置の回動支点を中心として回動されることにより、
第2のスライダーの小さい移動量で第1のスライダーを
大きく摺動させてラッチを錠本体のラッチ収容部に進退
させることができる。この際、連動体の一方の連動部は
第1のスライダーの係合溝に回動可能に係合されている
とともに、その他方の連動部は第2のスライダーの係合
溝に回動可能に係合されていることにより、この連動体
にて第2のスライダーに第1のスライダーが確実に連動
される。
【0011】請求項3記載のドア錠は、請求項1記載の
ドア錠において、錠本体は、座金の案内孔から突出され
た位置にラッチを停止させる第1のストッパー及びラッ
チ収容部に収容された位置にラッチを停止させる第2の
ストッパーをそれぞれ有するものである。
【0012】そして、第1のストッパーにて座金の案内
孔から進出して突出された位置にラッチが停止され、こ
のラッチはドア体をロックする状態に保持される。ま
た、第2のストッパーにてラッチ収容部に収容された位
置にラッチが停止され、このラッチはドア体のロックを
解除した状態に保持される。
【0013】請求項4記載のドア錠は、請求項1または
3記載のドア錠において、ラッチ収容部は、両側部にラ
ッチの進退を案内するガイド側板を形成した合成樹脂製
の中空筒状のラッチガイドを有するものである。そし
て、このラッチガイドの両側部のガイド側板にてラッチ
が回動することなく案内されてスムーズにラッチ収容部
に進退される。
【0014】請求項5記載のドア錠は、請求項1記載の
ドア錠において、ラッチは、嵌合凹部を有する垂直状の
係合面と、この係合面の先端部から後方に向かって拡開
傾斜して形成され嵌合凹部を有する案内面とを有し、ラ
ッチカバーは、前記係合面の嵌合凹部に嵌合し係合面の
表面より僅かに突出する垂直板部と、この垂直板部の先
端部から後方に向かって拡開傾斜して形成され前記案内
面の嵌合凹部に嵌合し案内面の表面より僅かに突出する
傾斜板部とを有し合成樹脂にて一体に形成されているも
のである。
【0015】そして、ドア体のロック時及びこのロック
解除時にはラッチカバーの垂直板部及び傾斜板部にてラ
ッチが框体の嵌合口に対してスムーズに係脱されるとと
もに、この嵌合口にラッチが係脱する際の衝撃が少なく
可及的に消音される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0017】1は間口に開閉自在に取り付けられたドア
体で、このドア体1の戸当り端部2のドア錠取付位置に
はこのドア錠取付位置から前記ドア体1の幅方向に向か
って延在した錠埋設孔3が形成され、この錠埋設孔3の
開口縁部には前記戸当り端面部2に位置して上下方向の
プレート埋設凹部4が連通して形成されている。
【0018】5は前記錠埋設孔3内に埋設されるドア錠
で、このドア錠5は、前記錠埋設孔3内に埋設される錠
本体6と、この錠本体6の一端部すなわち前記錠埋設孔
3内に埋設時の戸当り端部2側となる一端部に出没する
ように進退自在に設けられたラッチ体7と、このラッチ
体7を進退動させるラッチ作動機構8と、このラッチ作
動機構8を操作するハンドル9と、を有して構成されて
いる。
【0019】前記錠本体6は、前記プレート埋設凹部4
に埋設する上下方向の座金10と、前記錠埋設孔3内に嵌
合するケース体11とを有している。そして、前記座金10
は、その上下方向の中間部に前記ラッチ体7が出没する
略円形状の案内孔12を有するとともに、この案内孔12を
中心とした前記座金10の上下端部に取付孔13がそれぞれ
形成されている。
【0020】そして、前記案内孔12の開口縁部の略半周
部が後述する一方の分割ケースの連結部12a として形成
されているとともに、この案内孔12の開口縁部の残りの
半周部が後述する他方の分割ケースを嵌合する嵌合部12
b として形成され、この嵌合部12b には切欠凹部12c が
形成されている。
【0021】また、前記ケース体11は、前記座金10の案
内孔12の開口縁部には、その連結部12a にこの座金10と
直交するに向かって一体に突設された略半円筒状の一方
の分割ケース14と、その嵌合部12b に一端部が嵌着され
るとともに前記一方の分割ケース14に嵌合される略半円
筒状の他方の分割ケース15とを有している。そして、こ
の一方の分割ケース14と他方の分割ケース15とにより前
記ケース体11は前記案内孔12に連通した中空の筒状体に
て形成されている。
【0022】前記一方の分割ケース14は、その一端部に
ラッチ収容凹部16を形成した板状の第1のストッパー17
が前記他方の分割ケース15に向かって一体に突設され、
この第1のストッパー17には前記他方の分割ケース15に
開口した開口部18を有する軸案内凹部19が形成されてい
る。また、前記一方の分割ケース14の幅方向の両側部に
は前記第1のストッパー17の両側部から前記一方の分割
ケース14の他端部に向かって摺動溝20を形成した案内突
条21がそれぞれ平行に前記他方の分割ケース15に向かっ
て一体に突設されている。
【0023】また、前記第1のストッパー17から前記一
方の分割ケース14の他端側に所定の間隔をおいて離間し
て前記両側部の案内突条21の間には筒状のストッパー体
22が前記他方の分割ケース15に向かって一体に突設さ
れ、このストッパー体22には取付孔23が貫通して形成さ
れているとともに、前記第1のストッパー17と反対側に
位置して切欠した案内部24が形成されている。
【0024】また、前記ストッパー体22の案内部24に近
接しかつ前記一方の分割ケース14の幅方向の一方側に偏
位して前記他方の分割ケース15側に開口した軸受凹部25
が形成されている。また、前記軸受凹部25に近接して前
記一方の分割ケース14の他端側には円形のカム取付孔26
が貫通して形成され、このカム取付孔26の開口縁部には
前記一方の分割ケース14の他端側に位置して前記他方の
分割ケース15側に開口した係合段部27が形成され、この
係合段部27は両側部に相対して係止面28,29を有してい
る。
【0025】さらに、前記一方の分割ケース14の他端側
に位置して前記係合段部27の両側部に近接して係合突起
30が前記他方の分割ケース15側に向かってそれぞれ一体
に突設され、この両側部の係合突起30に近接して前記一
方の分割ケース14の他端部には取付孔31が貫通して形成
されている。
【0026】つぎに、前記他方の分割ケース15は、その
一端部に前記ラッチ収容凹部16に対向したラッチ収容凹
部32を形成しかつ前記第1のストッパー17の開口部18内
に突出する突片33が前記一方の分割ケース14に向かって
一体に突設されている。また、前記他方の分割ケース15
の一端には前記座金10の案内孔12の切欠凹部12c に挿入
する挿入突部32a が突設されている。
【0027】そして、前記一方の分割ケース14のラッチ
収容凹部16と前記ラッチ収容凹部32とにより両分割ケー
ス14,15にてケース体11を筒状に形成した際にはラッチ
収容部34が形成されるようになっている。また、前記突
片33は前記第1のストッパー17の開口部18内に突出され
ることにより第1のストッパー17の一部を構成するよう
になっている。
【0028】また、前記他方の分割ケース15の両側部に
は前記突片33の両側部から他端部に向かって前記一方の
分割ケース14の摺動溝20に対向した摺動溝35を形成しか
つ前記両側部の案内突条21に対向した案内突条36がそれ
ぞれ前記一方の分割ケース14に向かって一体に突設され
ている。
【0029】また、前記突片33から前記他方の分割ケー
ス15の他端側に所定の間隔をおいて離間して前記両側部
の案内突条36の間には前記一方の分割ケース14の筒状の
ストッパー体22に対向した筒状のストッパー体37が前記
一方の分割ケース14側に向かって一体に突設され、この
ストッパー体37には前記取付孔23に連通する取付孔38が
貫通して形成されているとともに、前記第1のストッパ
ー17と反対側に位置して切欠した案内部39が形成されて
いる。
【0030】そして、前記一方の分割ケース14の筒状の
ストッパー体22と前記他方の分割ケース15の筒状のスト
ッパー体37とにより両分割ケース14,15にてケース体11
を筒状に形成した際には第2のストッパー40が構成され
るようになっている。
【0031】また、前記ストッパー体37の案内部39に近
接しかつ前記他方の分割ケース15の幅方向の一方側に偏
位して前記一方の分割ケース14側に開口するとともに前
記軸受凹部25に対向した軸受凹部41が形成されている。
また、前記軸受凹部25に前記他方の分割ケース15の他端
側には前記カム取付孔26に連通する円形のカム取付孔42
が貫通して形成されている。
【0032】また、前記カム取付孔42の開口縁部には前
記他方の分割ケース15の他端側に位置して前記一方の分
割ケース14側に開口した係合段部43が形成され、この係
合段部43は両側部に相対して係止面44,45を有してい
る。
【0033】さらに、前記他方の分割ケース15の他端側
に位置して前記係合段部43の両側部に近接して前記一方
の分割ケース14の係合突起30を嵌合する係合孔46がそれ
ぞれ形成され、この両側部の係合孔46に近接して前記他
方の分割ケース15の他端部には前記取付孔31に連通する
取付孔47が貫通して形成されている。
【0034】つぎに、前記ラッチ体7は、金属製のラッ
チ48を有し、このラッチ48はドアロック時には進出して
間口の縦框に形成された嵌合孔(図示せず)に係脱自在
に嵌合され、ドアロックの解除時には後退して前記錠本
体6のラッチ収容部34内に収容されるようになってい
る。
【0035】前記ラッチ48は、前記錠本体6の第1のス
トッパー17に当接して係止される基端部49と、この基端
部49の一端部から前方に向かって突出された垂直状の係
合面50と、この係合面50の先端部から後方に向かって拡
開傾斜され前記基端部49の他端部に連続する傾斜した案
内面51とを有し、使用状態での平面視略三角形状に形成
されている。
【0036】また、前記係合面50には、その幅方向の中
間部に位置して前記基端部49から係合面50の先端部にか
けて嵌合凹部52が形成されている。また、前記傾斜した
案内面51には、その幅方向の中間部に位置して前記基端
部49から案内面51の先端部にかけて前記嵌合凹部52に連
続する嵌合凹部53が形成されている。そして、前記ラッ
チ48にはこのラッチ48の先端部から合成樹脂にて形成さ
れたラッチカバー54が嵌着されるようになっている。
【0037】前記ラッチカバー54は、前記嵌合凹部52に
嵌合される垂直板部55と、この垂直板部55の先端部に一
体に連設され前記嵌合凹部53に嵌合される傾斜板部56と
を有し、この垂直板部55と傾斜板部56とは垂直板部55の
先端部を中心として弾性変形により開閉可能に形成され
ている。
【0038】また、前記垂直板部55の後端部には前記基
端部49の一端部に係止される係止突部57が一体に形成さ
れているとともに、前記傾斜板部56の後端部には前記基
端部49の他端部に係止される係止突部58が一体に形成さ
れている。そして、前記垂直板部55の表面部は前記嵌合
凹部52に嵌合した状態では前記係合面50の表面より僅か
に弧状に突出され、また、前記傾斜板部56の表面部は前
記嵌合凹部53に嵌合した状態では前記傾斜した案内面51
の表面より僅かに弧状に突出されるようになっている。
【0039】そうして、ドア体1の開閉時に進退される
ラッチ48は前記ラッチカバー54の滑動性及び衝撃吸収性
により框体の嵌合孔に対してスムーズにかつ衝撃音が吸
収されて可及的に消音されて係脱されるようになってい
る。
【0040】また、前記ラッチ48の基端部49中心部には
前記第1のストッパー17の軸案内凹部19に進退自在に挿
通されたラッチ支軸59が後方に向かって一体に突出さ
れ、このラッチ支軸59の後端部には前記ラッチ48が前記
ラッチ収容部34に収容された際に前記第2のストッパー
40に当接して係止される当接突部60が一体に突設されて
いる。
【0041】また、前記座金10の案内孔12から前記ラッ
チ収容部34内には合成樹脂にて形成されたラッチガイド
61が嵌合されるようになつている。このラッチガイド61
は、前記ラッチ体7の進退動を案内する中空筒状のガイ
ド本体62を有し、このガイド本体62の一端部の開口縁部
には前記案内孔12の開口縁部の外側に係合するフランジ
63が一体に形成され、このフランジ63の近傍に位置して
前記ガイド本体62の両側部には前記案内孔12の開口縁部
の内側に係合する係合突起64がそれぞれ一体に突設され
ている。
【0042】しかして、前記ガイド本体62は、前記ラッ
チ48を軸方向にのみ進退自在に案内する両側部の相対す
るガイド側板62a と、この両側部のガイド側板62a の上
端部間及び下端部間に形成された弧状板62b と、を有し
て中空筒状に形成されている。そして、両側部のガイド
側板62a にて前記ラッチ48を軸方向にのみ進退自在に案
内されるが、このラッチ48がラッチ支軸59を中心とした
回動を防止するようになっている。
【0043】さらに、前記ラッチガイド61内に前記ラッ
チ48を配置するとともに前記ラッチ支軸59を前記軸案内
凹部19に挿通した状態において、前記ラッチ支軸59の周
囲には一端部が小径で他端部が大径の渦巻きスプリング
65が配設されている。この渦巻きスプリング65の小径端
部が前記ラッチ48の基端部49に当接されているととも
に、その大径端部が前記第1のストッパー17に当接され
るようになっている。
【0044】そして、前記渦巻きスプリング65にて前記
ラッチ体7が附勢され、そのラッチ48が常時前記座金10
の案内孔12から前記戸当り端部2の外方に突出され、か
つ、そのラッチ支軸59の当接突部60が前記第1のストッ
パー17に当接して抜け止め支持されるようになってい
る。また、前記ラッチ48が後退されて前記ラッチガイド
61を介して前記ラッチ収容部34に収容された際には、ラ
ッチ48の基端部49にて前記渦巻きスプリング65が押動さ
れ、この渦巻きスプリング65が第1のストッパー17に支
持され板状に圧縮されるようになっている。
【0045】つぎに、前記ラッチ作動機構8は、互いに
対向する前記一方の分割ケース14の一方側の摺動溝20と
前記他方の分割ケース15の一方側の摺動溝35との間に摺
動自在に設けられ前記ラッチ体7を後退させる方向に牽
引する第1のスライダー66と、互いに対向する前記一方
の分割ケース14の他方側の摺動溝20と前記他方の分割ケ
ース15の他方側の摺動溝35との間に摺動自在に設けられ
た第2のスライダー67と、この第2のスライダー67を常
時前記座金10と反対方向に附勢する2本のコイルスプリ
ング68と、この2本のコイルスプリング68にて前記第2
のスライダー67を介して常時附勢される回動自在のカム
体69と、このカム体69を回動操作する前記ハンドル9
と、前記第2のスライダー67に前記第1のスライダー66
を連動させる回動自在の連動体70と、を有している。
【0046】前記第1のスライダー66は、幅方向の両側
部に前記一方側の相対する摺動溝20,35に係合する係合
辺部71を有して矩形状に形成され、この両側部の係合辺
部71にはこの係合辺部71に沿って前記相対する摺動溝2
0,35に形成されたガイド溝20a ,35a に係合したガイ
ド突条72がそれぞれ一体に形成されている。
【0047】また、前記第1のスライダー66の一端部に
は前記第1のストッパー17に当接して係止される係合板
73が一体に突設され、この係合板73には前記ラッチ体7
のラッチ支軸59を挿通した挿通凹部74が形成され、この
挿通凹部74の開口縁部には前記ラッチ支軸59の当接突部
60が係止されるようになっている。
【0048】さらに、前記第1のスライダー66の他端部
には前記取付孔31,47に向かって拡開傾斜した傾斜面75
a を有し前記カム体69の外面部と前記両分割ケース14,
15の一方側の側板14a ,15a との間に挿入する挿入突部
75が形成され、この挿入突部75には前記連動体70の一端
部を係合する係合溝76が貫通して形成されている。
【0049】つぎに、前記第2のスライダー67は、幅方
向の両側部に前記他方側の相対する摺動溝20,35に係合
する係合辺部77を有して矩形状に形成され、その一端部
の両側部には支持突起78が前記第1のストッパー17に向
かってそれぞれ一体に突設されている。
【0050】また、前記第2のスライダー67の他端部に
は前記取付孔31,47に向かって拡開傾斜した傾斜面79a
を有し前記カム体69の外面部と前記両分割ケース14,15
の他方側の側板14a ,15a との間に挿入する挿入突部79
が形成され、この挿入突部79には前記連動体70の他端部
を係合する係合溝80が貫通して形成されている。
【0051】また、前記両分割ケース14,15の他方側の
相対する摺動溝20,35には前記第2のスライダー67を附
勢する前記2本のコイルスプリング68がそれぞれ並設さ
れ、この2本のコイルスプリング68の一端部が前記第1
のストッパー17にそれぞれ当接されているとともに、こ
の2本のコイルスプリング68の他端部が前記第2のスラ
イダー67の一端部の支持突起78にそれぞれ当接されてい
る。
【0052】また、前記2本のコイルスプリング68の間
には仕切板81が介在され、この仕切板81にて前記2本の
コイルスプリング68が互いに干渉することを防止すると
ともに、この2本のコイルスプリング68の伸縮時にはこ
の2本のコイルスプリング68が互いにスムーズに伸縮す
るようにガイドするようになっている。そして、前記2
本のコイルスプリング68にて前記第2のスライダー67を
常時前記カム体69に向かって附勢するようになってい
る。
【0053】つぎに、前記カム体69は、その両端部に前
記両分割ケース14,15の相対するカム取付孔26,42に回
動自在に嵌合して支持された支持部82を形成した円筒状
体83を有し、この円筒状体83には軸方向に貫通した角孔
84が形成されている。そして、前記角孔84には前記ハン
ドル9を有する角柱状のハンドル軸(図示せず)が嵌着
されるようになっている。
【0054】また、前記円筒状体82の外側部にはこの円
筒状体82の長さ方向に沿って前記両分割ケース14,15の
相対する係合段部27,43に両端部を回動可能に嵌合した
係合突条85が一体に突設されている。この係合突条85の
両端部の幅は前記相対する係合段部27,43の幅よりも小
さく形成されている。
【0055】そして、前記カム体69が一方に回動された
際には前記係合突条85の両端部の幅方向の一側面85a が
前記相対する係合段部27,43の一方側の係止面28,44に
係止されて前記カム体69の回動が阻止され、前記カム体
69が他方に回動された際には前記係合突条85の両端部の
幅方向の他側面85b が前記相対する係合段部27,43の他
方側の係止面29,45に係止されて前記カム体69の回動が
阻止されるようになっている。
【0056】また、前記円筒状体82の外側部の偏心位置
には前記係合突条85の一側部に連続してこの円筒状体82
の周方向に沿ってカム86が一体に突設され、このカム86
の先端部には前記第2のスライダー67の挿入突部79を当
接した押動部87が形成されている。
【0057】そして、前記2本のコイルスプリング68に
て附勢された前記第2のスライダー67の挿入突部79によ
り前記カム86を介して前記円筒状体82が附勢回動され、
この円筒状体82の係合突条85の両端部の幅方向の一側面
85a が一方側の係止面28,44に常時係止され、前記ラッ
チ体7のラッチ48が前記座金10の案内孔12から外方に向
かって突出されるようになっている。
【0058】つぎに、前記連動体70は、細長い矩形状の
連動板88を有し、この連動板88は、その一端部が前記第
1のスライダー66の係合溝76内に回動可能に挿入して係
合した一方の連動部89として形成され、その他端部が前
記第2のスライダー67の係合溝80内に回動可能に挿入し
て係合した他方の連動部90として形成されている。
【0059】また、前記連動板88には、その長さ方向の
中間部より前記他方の連動部90側に偏位した位置の幅方
向の両側部に回動支点としての突片91がそれぞれ突設さ
れ、この両側部の突片91は合成樹脂製のカラー92を介し
て前記両分割ケース14,15の相対する軸受凹部25,41に
それぞれ回動自在に支持されるようになっている。
【0060】しかして、前記連動板88において、前記両
側部の突片91と前記他方の連動部90との間の長さは短
く、前記両側部の突片91と前記一方の連動部89との間の
長さは長く、その相互の長さは、たとえば、略1対2の
関係または1対3の関係の長さで形成されている。
【0061】そして、前記第2のスライダー67の進退動
に両側部の突片91を中心として回動される前記連動板88
にて前記第1のスライダー66が連動されて進退動される
が、この際、連動板88の両側部の突片91を中心とする一
方の連動部89と他方の連動部90との長さの相違に相応し
て第2のスライダー67の進退動の距離(移動量)に対し
て第1のスライダー66が大きい距離(移動量)で進退動
されるようになっている。
【0062】すなわち、第2のスライダー67の小さい移
動量で第1のスライダー66を介して前記ラッチ体7が大
きい移動量で進退動され、この第2のスライダー67にて
ラッチ48がドア体1をロックするロック状態及びこのロ
ックを解除するロック解除状態に確実に切り替え操作さ
れるようになっている。
【0063】また、93は合成樹脂にて前記座金10に対応
する大きさで形成された上下方向のフロントプレート
で、このフロントプレート93は、その中間部に前記ラッ
チガイド61を挿通した挿通孔94が形成され、その上端部
及び下端部には前記座金10の上下の取付孔13に嵌合する
環状のボス95がそれぞれ一体に突設され、この上下のボ
ス95は固定ねじ96を挿入するねじ孔97をそれぞれ有して
いる。
【0064】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0065】ラッチ体7のラッチ48にラッチカバー54を
取り付ける場合には、ラッチ48の嵌合凹部52,53にラッ
チカバー54の垂直板部55及び傾斜板部56を押し込むこと
により、この垂直板部55及び傾斜板部56が弾性変形して
開閉し、この垂直板部55が嵌合凹部52に嵌合されるとと
もに、この傾斜板部56が嵌合凹部53に嵌合され、かつ、
垂直板部55の係止突部57が嵌合凹部52の縁部に係合され
るとともに、傾斜板部56の係止突部57が嵌合凹部53の縁
部に係合される。
【0066】したがって、ラッチ48にはラッチカバー54
が簡単に取り付けられ、その垂直板部55がラッチ48の係
合面50の表面より僅かに弧状に突出した状態に取り付け
られ、その傾斜板部56がラッチ48の案内面51の表面より
僅かに弧状に突出した状態に取り付けられる。
【0067】また、一方の分割ケース14の一方側の摺動
溝20に第1のスライダー66の一方側の係合辺部71を係合
するとともに、この第1のスライダー66の係合板73を第
1のストッパー17の内側部に当接する。これにより、第
1のスライダー66の係合板73の挿通凹部74が第1のスト
ッパー17の軸案内凹部19に連通される。
【0068】また、ラッチ48の基端部49にラッチ支軸59
の周囲に設けた渦巻きスプリング65の小径部を当接した
状態で、このラッチ本体48をラッチ収容凹部16内に挿入
するとともに、そのラッチ支軸59を第1のストッパー17
の開口凹部18から軸案内凹部19及び第1のスライダー66
の挿通凹部74に挿入することにより、渦巻きスプリング
65を圧縮した状態でこの渦巻きスプリング65の大径部が
第1のストッパー17に当接される。
【0069】これにより、この渦巻きスプリング65の復
帰力によってラッチ体7が座金10から突出する方向に向
かって附勢され、そのラッチ48が案内孔12から座金10の
外方に向かって突出されるとともに、そのラッチ支軸59
の当接突部60が第1のスライダー66の挿通凹部74の開口
縁部に当接して係止され、ラッチ体7が抜け止めされ
る。
【0070】また、一方の分割ケース14の軸受凹部25に
カラー92を有する一方の突片91を係合した連動体70の一
方の連動部89を第1のスライダー66の係合溝76内に係合
するとともに、この連動体70の他方の連動部90を第2の
スライダー67の係合溝80内に係合した状態で、この第2
のスライダー67の一方側の係合辺部77を一方の分割ケー
ス14の他方側の摺動溝20に係合する。
【0071】また、一方の分割ケース14のカム取付孔26
にカム体69の円筒状体83の一方側の支持部82を嵌合する
とともに、この円筒状体83の係合突条85の一端部を係合
段部27に係合する。この際、係合突条85の一端部が係合
段部27に係合して支持されることにより、カム体69の円
筒状体83がカム取付孔26から抜け出ることが防止され
る。
【0072】さらに、第2のスライダー67の一端両側部
の支持突起78にそれぞれ係合した2本のコイルスプリン
グ68を圧縮した状態で、この2本のコイルスプリング68
の一端部を第1のストッパー17にそれぞれ当接し、この
2本のコイルスプリング68の間に仕切板81を介在する。
【0073】これにより、2本のコイルスプリング68の
復帰力により、第2のスライダー67がカム体69に向かっ
て押動され、この第2のスライダー67の挿入突部79が傾
斜面79a を介してカム体69の外面部と一方の分割ケース
14の一方側の側板14a との間に挿入されるとともに、こ
の挿入突部79の先端部がカム体69のカム86の押動部87に
当接して押動される。
【0074】また、カム86が押動されると、この円筒状
体83が回動されるとともに、この円筒状体83と一体の係
合突条85の一端部の一側面85a が係合段部27の一方側の
係止面28に当接して係止され、このカム体69の回動が阻
止される。そして、第1のスライダー67の係合溝76に一
方の連動部89を係合しかつ第2のスライダー67の係合溝
80に他方の連動部90を係合した連動体70は一方の分割ケ
ース14の幅方向に対して第1のスライダー67を押動する
方向に傾斜した状態に変位され、したがって、ラッチ48
が座金10から突出した状態となる。
【0075】このようにして、一方の分割ケース14内に
はラッチ体7、ラッチガイド61、渦巻きスプリング65及
び前記ラッチ体7を進退動させるラッチ作動機構8がセ
ットされる。
【0076】つぎに、前記一方の分割ケース14の開口縁
部に他方の分割ケース15の開口縁部を係合することによ
り、この他方の分割ケース15の一端部の挿入突部32a が
座金10の案内孔12の切欠凹部12c 内に嵌合され、また、
他方の分割ケース15の他端両側部の係合孔46に一方の分
割ケース14の他端両側部の係合突起30がそれぞれ嵌合さ
れ、また、一方の分割ケース14の取付孔23に他方の分割
ケース15の取付孔38が連通され、さらに、一方の分割ケ
ース14の取付孔31に他方の分割ケース15の取付孔47が連
通される。
【0077】そして、両分割ケース14,15の互いに連通
した取付孔23,38の相互及び互いに連通した取付孔31,
47の相互に挿通した締め付け部材(図示しない)にて両
分割ケース14,15を連結する。
【0078】このようにして、錠本体6が簡単に組み立
て構成される。そして、ラッチ体7は、そのラッチ支軸
59の当接突部60が第1のスライダー66の挿通凹部74の開
口縁部に係止されて抜け止めされるとともに、そのラッ
チカバー54にて被覆されたラッチ48が座金10の外方に突
出した附勢状態に保持される。
【0079】つぎに、ドア体1に錠本体6を取り付ける
場合には、ドア体1に形成された錠埋設孔3内に錠本体
6を深く挿入することにより、この錠本体6の座金10が
錠埋設孔3の開口縁部に連通したプレート埋設凹部4に
埋設される。
【0080】また、フロントプレート93の中間部の挿通
孔94にラッチガイド61を挿通するとともに、この挿通孔
94の開口縁部にガイド本体62の両側部の係合突起64が当
接される。そして、このガイド本体62を挿通孔94に強く
押し込むと、このガイド本体62が弾性変形して両側部の
係合突起64が挿通孔94を通過し、この挿通孔94の開口縁
部の外側にラッチガイド61のフランジ63が当接されると
ともに、そのガイド本体62の両側部の弾性復帰した係合
突起64が挿通孔94の開口縁部の内側にそれぞれ当接され
る。
【0081】そうして、両側部の係合突起64にてラッチ
ガイド61がフロントプレート93から抜け出すことが防止
されるとともに、このラッチガイド61のガイド本体62内
にラッチ48が進退自在に収容される。
【0082】つぎに、座金10の案内孔12から錠本体6の
ラッチ収容部34内にフロントプレート93に取り付けられ
たラッチガイド61を挿入すると、このラッチガイド61の
ガイド本体62の挿入端部が第1のストッパー17に当接さ
れるとともに、このフロントプレート93の上下のボス95
が座金10の上下に形成された取付孔13内にそれぞれ嵌合
される。
【0083】そして、このフロントプレート93が座金10
の外面部を被覆するとともに、このフロントプレート93
の外面部がドア体1の戸当り端部2と同一平面の状態で
プレート埋設凹部4に埋設され、かつ、このフロントプ
レート93の外方にラッチ体7のラッチ48が進退自在に突
出される。
【0084】また、このフロントプレート93の上下のボ
ス95のねじ孔97及びこの上下のねじ孔97に連通した座金
10の上下の取付孔13からプレート埋設凹部4に固定ねじ
96を捩じ込んで締め付けることにより、ドア体1の戸当
り端部2に錠本体6が固定される。
【0085】さらに、錠本体6のケース体14に設けられ
たカム体69の角孔84にこの角孔84に連通して形成された
ドア体1の取付孔から角柱状のハンドル軸(図示せず)
を嵌合し、このハンドル軸の両端部にドア体1の厚さ方
向の両側面に座金98を介して前記ハンドル9をそれぞれ
一体に固着する。このようにして、ドア体1の戸当り端
部2にはドア錠5が簡単に取り付けられる。
【0086】つぎに、間口を閉塞する場合には、ヒンジ
を中心としてドア体1を閉回動すると、このドア体1に
取り付けたドア錠5のラッチ48の係合面51が框体の嵌合
口の開口縁部に当接され、このドア体1を更に閉回動す
ることにより、この嵌合口の開口縁部にてラッチ48の傾
斜した案内面51が押動されながらラッチ48が渦巻きスプ
リング65に抗して後退される。
【0087】そして、ラッチ48の案内面51の先端部が嵌
合口の開口縁部から外れるとともに、渦巻きスプリング
65の復帰力によってラッチ48が自動的に進出されて嵌合
口内に嵌合され、このラッチ48にてドア体1の閉状態が
ロックされる。
【0088】この場合、ラッチ48の傾斜した案内面51は
合成樹脂製のラッチカバー54の傾斜板部56を有しかつ、
この傾斜板部56がラッチ48の傾斜した案内面51の表面部
より僅かに弧状に突出されていることにより、このドア
体1の閉回動で框体の嵌合口の開口縁部にはラッチカバ
ー54の傾斜板部56が当接されるので、この合成樹脂製の
傾斜板部56にて嵌合口の開口縁部に当接した際の衝撃音
が緩衝されて吸収される可及的に消音される。
【0089】また、ラッチ48が嵌合口内に嵌合される際
には、このラッチ48の垂直状の係合面50は合成樹脂製の
ラッチカバー54の垂直板部55を有しかつ、この垂直板部
55がラッチ48の垂直状の係合面50の表面部より僅かに弧
状に突出されていることにより、この垂直板部55にてラ
ッチ48がスムーズに嵌合口内に嵌合される。
【0090】つぎに、間口を閉塞したドア体1のロック
を解除して間口を開放する場合には、ドア体1の一方側
のハンドル9を回動操作すると、このハンドル9のハン
ドル軸にてカム体69が回動され、このカム体69に一体の
係合突条85の一側面85a が係合段部27,43の一方側の係
止面28,45から外れるとともに、この係合突条85の他側
面85bが係合段部27,43の他方側の係止面29,44に当接
され、このカム体69の回動が阻止される。
【0091】また、カム体69が回動されると、このカム
体69に一体のカム86の押動部87にて第2のスライダー67
の挿入突部79が押動され、この第2のスライダー67が2
本のコイルスプリング68に抗してカム体69から離間する
方向のドア体1の戸当り端部2に向かって摺動される。
この際、第2のスライダー67は2本のコイルスプリング
68にて支持された状態でこの2本のコイルスプリング68
を同圧で圧縮させながら摺動されるので、この第2のス
ライダー67が傾くことなく直線的にスムーズに摺動され
る。
【0092】また、この2本のコイルスプリング68の間
には仕切板81が介在されていることにより、この仕切板
81にて2本のコイルスプリング68が互いに干渉し合うこ
となくスムーズに圧縮される。したがって、カム86の押
動部87にて第2のスライダー67は2本のコイルスプリン
グ68に抗して直線的にスムーズに摺動される。
【0093】つぎに、第2のスライダー67が摺動される
と、この第2のスライダー67の係合溝80にて連動板88の
他方の連動部90が第2のスライダー67の摺動方向に連動
され、この連動板88が両側部の突片91を中心として回動
されるとともに、この連動板88の一方の連動部89にて係
合溝76を介して第1のスライダー66が連動され、この第
1のスライダー66がドア体1の戸当り端部2から離間す
る方向のカム体69に向かって摺動される。
【0094】また、第1のスライダー66の摺動で、この
第1のスライダー66の係合板73にてラッチ体7のラッチ
支軸59が当接突部60を介して第1のスライダー66の摺動
方向に牽引連動され、このラッチ支軸59のラッチ48が渦
巻きスプリング65に抗してラッチガイド61に案内されて
嵌合口から外れる方向のラッチ収容部34内に向かって後
退される。
【0095】そして、ラッチ支軸59の当接突部60が第2
のストッパー40に当接されるとともに、このラッチ48の
基端部49にて第1のストッパー17に大径部が支持された
渦巻きスプリング65が略板状に圧縮され、このラッチ支
軸59のラッチ48の後退が阻止され、このラッチ48が嵌合
口から外れてラッチ収容部34内に収容され、このラッチ
48によるドア体1のロックが解除される。
【0096】この際、第2のスライダー67の摺動に第1
のスライダー66を連動させて摺動させる連動板88は、こ
の連動板88の回動中心となる両側部の突片91を中心とし
て第2のスライダー66に連動される他方の連動部90の長
さが短く、第1のスライダー66を連動させる一方の連動
部89の長さが他方の連動部90の長さより長く、1対2ま
たは1対3の関係の長さで形成されているため、その相
対比の相違に応じて他方の連動部90の小さい回動量で一
方の連動部89が大きい回動量で回動される。
【0097】したがって、第2のスライダー67の少ない
摺動量で第1のスライダー66が大きく後退摺動され、こ
の第1のスライダー66にてラッチ48がラッチ収容部34内
に確実に収容され、ドア体1のロックが解除される。す
なわち、ハンドル9によるカム体69の小さい回動量でラ
ッチ48が大きく後退されドア体1のロックが簡単に解除
され、ドア体1のロックの解除操作が容易である。
【0098】つぎに、ハンドル9にてドア体1のロック
を解除した状態でハンドル9にてドア体1を開操作する
ことにより間口が簡単に開放されるが、このハンドル9
から手を離すと、2本のコイルスプリング68の復帰力に
よって第2のスライダー67がカム体69に向かって押し戻
され、この第2のスライダー67の挿入突部79にてカム86
の押動部87が押動される。
【0099】そして、このカム86を介してカム体69が前
記ロック解除時と反対方向に回動され、このカム体69に
一体の係合突条85の一側面85a が再び係合段部27,43の
係止面28,45にそれぞれ当接してカム体69の回動が阻止
される。
【0100】また、第2のスライダー67がカム体69に向
かって押し戻されると、この第2のスライダー67の係合
溝80にて連動板88が両側部の突片91を中心として回動さ
れ、この連動板88の一方の連動部89にて第1のスライダ
ー66が連動されてラッチ7に向かって大きく進出され、
この第1のスライダー66の係合板73がラッチ支軸59を介
して第1のストッパー17に当接される。
【0101】また、第1のスライダー66が進出される
と、渦巻きスプリング65の復帰力によってラッチ体7が
ドア体1の戸当り端部2に向かって押し出され、このラ
ッチ体7のラッチ支軸59の当接突部60が第1のスライダ
ー66の係合板73の挿通凹部74の開口縁部に当接して抜け
止めされた状態で、このラッチ体7のラッチ48がフロン
トプレート93から外方に大きく突出される。
【0102】この際、前記ロック解除時と同様に連動板
88の一方の連動部89の長さと他方の連動部90の長さとの
相対比の相違に応じて他方の連動部90の小さい回動量で
一方の連動部89が大きい回動量で回動される。したがっ
て、第2のスライダー67の少ない摺動量で第1のスライ
ダー66が大きく進出摺動され、この第1のスライダー66
にてラッチ48がフロントプレート93から外方に大きく突
出される。そして、このラッチ48にてドア体1のロック
に備える。
【0103】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、錠本体には一
方側に第1のスライダーに係合した一方の連動部を有す
るとともに他方側に第2のスライダーに係合した他方の
係合部を有し、前記第1のスライダーを前記第2のスラ
イダーの摺動方向と反対方向に連動して摺動させる連動
体を回動自在に設けたので、この連動体にて第2のスラ
イダーの摺動方向と反対方向に第1のスライダーを連動
して確実に摺動させることができるとともに、この第1
のスライダーにてラッチ体を第1のスライダーの摺動方
向に確実に連動することができる。
【0104】このため、ドア体のロック解除時には第2
のスライダーの所定の移動量で第1のスライダーを移動
させてラッチをラッチ収容部に確実に収容してドア体の
ロックを簡単に解除することができる。
【0105】また、第1のスライダーの一端部にてラッ
チ体を直接連動することにより、この第1のスライダー
の一端部とラッチ体との間に第1のスライダーの移動を
ラッチ体に伝達する回動自在の中間部材を必要とせず、
この中間部材の回動支点を錠本体に形成する必要もな
く、第1のスライダーには連動体の一方の連動部を係合
するものであるから、第1のスライダーの構造はもとよ
り全体的に構成が簡単で、製作も容易であり、錠本体に
対する組み付けも容易である。
【0106】請求項2の発明によれば、第1のスライダ
ーは、連動体の一方の連動部を回動可能に係合した係合
溝を有し、第2のスライダーは、連動体の他方の連動部
を回動可能に係合した係合溝を有し、連動体は、他方の
連動部側に偏位した位置にこの連動体の回動支点を有す
るので、第2のスライダー側に偏位した回動支点を中心
として回動される連動体にてドア体のロック解除時には
第2のスライダーの小さい移動量で第1のスライダーを
大きく移動させてラッチを錠本体のラッチ収容部に確実
に収容させることができ、全体的に錠本体を小型化する
ことができる。
【0107】請求項3の発明によれば、錠本体は、座金
の案内孔から突出された位置にラッチを停止させる第1
のストッパー及びラッチ収容部に収容された位置にラッ
チを停止させる第2のストッパーをそれぞれ有するの
で、ラッチを案内孔から突出した所定位置に停止して位
置決めすることができ、ラッチをラッチ収容部に収容し
て位置決めすることができる。
【0108】請求項4の発明によれば、ラッチ収容部
は、両側部にラッチの進退を案内するガイド側板を形成
した合成樹脂製の中空筒状のラッチガイドを有するの
で、このラッチガイドの両側部のガイド側板にてラッチ
をスムーズに進退動させることができるとともに、この
ラッチが回動することを確実に防止できる。
【0109】請求項5の発明によれば、ラッチは、嵌合
凹部を有する垂直状の係合面と、この係合面の先端部か
ら後方に向かって拡開傾斜して形成され嵌合凹部を有す
る案内面とを有し、ラッチカバーは、前記係合面の嵌合
凹部に嵌合し係合面の表面より僅かに突出する垂直板部
と、この垂直板部の先端部から後方に向かって拡開傾斜
して形成され前記案内面の嵌合凹部に嵌合し案内面の表
面より僅かに突出する傾斜板部とを有し合成樹脂にて一
体に形成されているので、この合成樹脂製のラッチカバ
ーにてラッチを框体の嵌合口に対してスムーズに係脱さ
せることができ、この嵌合口に対する嵌合時の衝撃音を
可及的に消音することができる。
【0110】また、ラッチカバーをラッチに押し込むこ
とにより、ラッチカバーの弾性変形でその垂直板部及び
傾斜板部をラッチの係合面の嵌合凹部及び案内面の嵌合
凹部にそれぞれ簡単に嵌合して確実に取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すドア錠の分解斜視
図である。
【図2】同上ラッチ作動機構を組み込んだ一方の分割ケ
ースの平面図である。
【図3】同上他方の分割ケースの平面図である。
【図4】同上錠本体の側面図である。
【図5】同上ラッチ体の背面図である。
【図6】同上ラッチにラッチカバーを嵌合する状態を示
す説明平面図である。
【図7】同上ラッチにラッチカバーを嵌合する状態を示
す説明側面図である。
【図8】同上フロントプレートの正面図である。
【図9】同上側面図である。
【図10】同上ドア体に取り付けた状態の正面図であ
る。
【図11】同上ラッチの作動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ドア体 2 戸当り端部 6 錠本体 7 ラッチ体 10 座金 12 案内孔 17 第1のストッパー 34 ラッチ収容部 40 第2のストッパー 48 ラッチ 50 係合面 51 案内面 52,53 嵌合凹部 54 ラッチカバー 55 垂直板部 56 傾斜板部 61 ラッチガイド 62a ガイド側板 65 スプリング 66 第1のスライダー 67 第2のスライダー 69 カム体 70 連動体 76,80 係合溝 86 カム 89 一方の連動部 90 他方の連動部 91 回動支点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア体の戸当り端部に当接する座金を一
    端部に有するとともにこの座金に形成された案内孔に連
    通するラッチ収容部を有する錠本体と、この錠本体のラ
    ッチ収容部に進退自在に設けられ前記ドア体をロックす
    るラッチを有するラッチ体と、このラッチ体を附勢し前
    記ラッチを前記座金の案内孔から常時外方に突出させる
    スプリングと、前記錠本体に摺動自在に設けられ一端部
    に前記ラッチ体を連繋した第1のスライダーと、この第
    1のスライダーに対向して前記錠本体に摺動自在に設け
    られ常時前記ラッチ体から離間する方向に向かって附勢
    された第2のスライダーと、前記錠本体に回動自在に設
    けられ前記ラッチ体の後退時に附勢に抗して前記第2の
    スライダーを前記ラッチ体に向かって押動するカムを有
    するカム体と、を具備し、 前記錠本体に回動自在に設けられ一方側に前記第1のス
    ライダーに係合した一方の連動部を有するとともに他方
    側に前記第2のスライダーに係合した他方の係合部を有
    し、前記第1のスライダーを前記第2のスライダーの摺
    動方向と反対方向に連動して摺動させる連動体を有する
    ことを特徴とするドア錠。
  2. 【請求項2】 第1のスライダーは、連動体の一方の連
    動部を回動可能に係合した係合溝を有し、第2のスライ
    ダーは、連動体の他方の連動部を回動可能に係合した係
    合溝を有し、連動体は、他方の連動部側に偏位した位置
    にこの連動体の回動支点を有することを特徴とする請求
    項1記載のドア錠。
  3. 【請求項3】 錠本体は、座金の案内孔から突出された
    位置にラッチを停止させる第1のストッパー及びラッチ
    収容部に収容された位置にラッチを停止させる第2のス
    トッパーをそれぞれ有することを特徴とする請求項1記
    載のドア錠。
  4. 【請求項4】 ラッチ収容部は、両側部にラッチの進退
    を案内するガイド側板を形成した合成樹脂製の中空筒状
    のラッチガイドを有することを特徴とする請求項1また
    は3記載のドア錠。
  5. 【請求項5】 ラッチは、嵌合凹部を有する垂直状の係
    合面と、この係合面の先端部から後方に向かって拡開傾
    斜して形成され嵌合凹部を有する案内面とを有し、ラッ
    チカバーは、前記係合面の嵌合凹部に嵌合し係合面の表
    面より僅かに突出する垂直板部と、この垂直板部の先端
    部から後方に向かって拡開傾斜して形成され前記案内面
    の嵌合凹部に嵌合し案内面の表面より僅かに突出する傾
    斜板部とを有し合成樹脂にて一体に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のドア錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328457C (zh) * 2000-02-10 2007-07-25 纽弗瑞有限公司 弹簧栓装置
KR200448479Y1 (ko) 2008-12-05 2010-04-13 인제식 도어 쇄정 장치
KR200448889Y1 (ko) 2008-03-05 2010-05-28 주식회사 예스코리아 도어록용 래치볼트
CN112854905A (zh) * 2021-03-18 2021-05-28 广东好太太智能家居有限公司 防盗锁具

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