JP3618161B2 - 軸ラッチ装置 - Google Patents

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    • E05F1/12Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs
    • E05F1/1207Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a coil spring parallel with the pivot axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プッシュ・プッシュ式の軸ラッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、例えばリッドを係止するラッチ装置は、リッドを開放させたときにストライカなどの突出部分をなくすため、回転体の側面に設けられたハート型の部分を有するカム溝と、一端側がケース側に回動可能に取り付けられ、他端側の先端がカム溝を辿るロックピンとで構成される軸ラッチ装置を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の軸ラッチ装置は、回転体の側面にカム溝を設けているので、回転体が大型化するため、スペース的に余裕がなければ、使用することができず、使用個所が制約される。
また、ケース側にロックピンを取り付けなければならず、ロックピンを取り付けるのに手間がかかるなどの不都合があった。
【0004】
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、小型で使用個所が制約されず、取付が簡単に行える軸ラッチ装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる軸ラッチ装置は、収容凹部が軸方向へ設けられたハウジングと、このハウジング内に軸方向へ移動可能に収容され、半径方向へ変位可能な弾性片を有するスリーブと、収容凹部内に収容され、スリーブを収容凹部から突出させるように付勢する付勢部材と、収容凹部を閉成する状態で一部がスリーブ内へ挿入され、回転可能な軸体と、この軸体とスリーブとを相対的に一方向へ回転させる回転付勢部材と、弾性片の変位端側の内周に設けられた第1ロックピン、スリーブの内周に設けられた第1衝合壁、軸体のハウジング内へ挿入される外周に設けられ、第1ロックピンの先端が辿る第1カム溝および第1衝合壁が衝合する第1障壁からなるラッチ機構とで構成したものである。
そして、回転付勢部材の付勢力に抗してスリーブと軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、両付勢部材の付勢力によって第1ロックピンが第1カム溝の側壁に衝合するとともに、第1衝合壁が第1障壁に衝合することでロック状態となり、さらにスリーブと軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、第1衝合壁が第1障壁と非衝合状態になると、両付勢部材の付勢力によって第1衝合壁が第1障壁の脇を通過してロック解除状態となる。
【0006】
また、他の発明にかかる軸ラッチ装置は、収容凹部が軸方向へ設けられたハウジングと、このハウジング内に軸方向へ移動可能に収容され、半径方向へ変位可能な弾性片を有するスリーブと、収容凹部内に収容され、スリーブを収容凹部から突出させるように付勢する付勢部材と、収容凹部を閉成する状態で一部がスリーブ内へ挿入され、回転可能な軸体と、弾性片の変位端側の内周に設けられた第1ロックピン、スリーブの内周に設けられた第1衝合壁、軸体のハウジング内へ挿入される外周に設けられ、第1ロックピンの先端が辿る第1カム溝および第1衝合壁が衝合する第1障壁からなるラッチ機構とで構成したものである。
そして、スリーブと軸体とを相対的に他方向へ回転させることと、付勢部材の付勢力とによって第1衝合壁が第1障壁に衝合し、第1ロックピンが第1カム溝の側壁に衝合することでロック状態となり、さらにスリーブと軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、第1衝合壁が第1障壁と非衝合状態になると、付勢部材の付勢力によって第1衝合壁が第1障壁の脇を通過してロック解除状態となるものである。
【0007】
さらに、ラッチ機構は、スリーブの内周に設けられた第2ロックピンおよび第2衝合壁、軸体のハウジング内へ挿入される外周に設けられ、第2ロックピンの先端が辿る第2カム溝および第2衝合壁が衝合する第2障壁をも有し、スリーブと軸体とを相対的に他方向へ回転させることと、付勢部材の付勢力とによって第2衝合壁が第2障壁に衝合し、第2ロックピンが第2カム溝の側壁に衝合することでロック状態となり、さらにスリーブと軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、第2衝合壁が第2障壁と非衝合状態になると、付勢部材の付勢力によって第2衝合壁が第2障壁の脇を通過してロック解除状態となるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態である軸ラッチ装置の分解斜視図、図2はハウジングを示す図、図3はスリーブを示す図、図4はスリーブの各ロックピンおよび各衝合壁の形態および位置関係を示す説明図、図5はカム軸を示す図、図6はカム軸の各カム溝および各障壁の形態および位置関係を示す説明図、図7は組み立てた状態でハウジングおよびスリーブを破断した正面図である。
【0009】
図2において、(a)は上側半分を破断した正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。
図3において、(a)は破断した正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。
図4において、(a)は図3(b)のA−A線で破断して展開した側面図、(b)は(a)を下側から見た図である。
【0010】
図5において、(a)は上側半分を破断した正面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図、(d)は平面図である。
図6において、(a)は第2円柱部の周面を展開した側面図、(b)は(a)を上側から見た図、(c)は(b)のC−C線で破断して第1カム溝を示す説明図、(d)は(b)のD−D線で破断して第2カム溝を示す説明図である。
【0011】
これらの図において、1で示す軸ラッチ装置は、合成樹脂で成形したハウジング11と、合成樹脂で成形したスリーブ21と、付勢部材としてのコイルスプリング31と、合成樹脂で成形した軸体としてのカム軸41とで構成されている。
【0012】
上記したハウジング11には、一端が開放した円柱状の収容凹部12が軸方向へ設けられ、この収容凹部12の中心を中心として底に、カム軸41の一部を回転可能に位置決めする位置決め円筒13が設けられ、収容凹部12の内周の180度の位置にスリーブ21を軸方向へ案内する2つの案内溝14が設けられている。
【0013】
また、ハウジング11には、開放端の一部に軸方向へ伸びた係合片15が設けられ、底に位置決め円筒13の中心を中心とし、位置決め円筒13の内径よりも小径な円形の貫通孔16が設けられ、底の外側に、対向する外周の一部が切り欠かれて位置決め円筒13の中心を中心とし、内径が貫通孔16よりも大きな小判形の筒部17が設けられている。
さらに、ハウジング11の周壁に、スリーブ21の弾性片23が半径方向へ変形するのを受容する矩形状の開口18が設けられている。
【0014】
上記した、収容凹部12内に軸方向へ移動可能に収容される円筒形状のスリーブ21には、外周の180度の位置に軸方向へ案内溝14で案内される2本の突条22が設けられ、周壁の一部に半径方向へ変位可能な弾性片23が設けられている。
また、スリーブ21には、内周にコイルスプリング31の一端が当接する円弧状をした2つの受け片24が設けられ、弾性片23の変位端側の内周に第1ロックピン25Aが設けられるとともに、この第1ロックピン25Aと軸対称の内周に第2ロックピン25Bが設けられている。
【0015】
さらに、スリーブ21には、受け片23と第1ロックピン25Aとの間の内周で、第1ロックピン25Aから半径方向へ所定角度ずれた位置に第1衝合壁26Aが設けられ、受け片23と第2ロックピン25Bとの間の内周で、第2ロックピン25Bから半径方向へ所定角度ずれた第1衝合壁26Aと軸対称の第2衝合壁26Bが設けられている。
なお、第1および第2ロックピン25A,26Bの高さは、図4(a)に示すように、第1および第2衝合壁26A,26Bの高さよりも高くされている。
【0016】
上記したコイルスプリング31は、収容凹部12内に収容され、スリーブ31を収容凹部12から突出させるように付勢するものである。
【0017】
上記したカム軸41は、収容凹部12を閉成する第1円柱部42Aと、この第1円柱部42Aと同軸、かつ第1円柱部42Aよりも小径で、スリーブ21内に入る第2円柱部42Bと、第1および第2円柱部42A,42Bと同軸、かつ第2円柱部42Bよりも小径で、2つの受け片24の間を貫通して位置決め円筒13に回転可能に嵌合し、ハウジング11の底に一端が当接する第3円柱部42Cとで構成されている。
【0018】
そして、カム軸41には、一端が第1円柱部42Aの側面に開放した挿入穴43が軸方向へ第3円柱部42Cまで設けられている。
また、第1円柱部42Aには、挿入穴43に連通する嵌合切欠44が設けられ、外周に、係合片15と衝合してハウジング11の回転範囲を規制する係止突起45が設けられている。
【0019】
さらに、第2円柱部42Bの外周に、第1ロックピン25Aが辿る第1カム溝46Aが設けられ、第1カム溝46Aの内側部分に第1衝合壁26Aが衝合する第1障壁47Aが設けられ、第1カム溝46Aと軸対称で、第2ロックピン25Bが辿る第2カム溝46Bが設けられるとともに、第1障壁47Aと軸対称で、第2カム溝46Bの内側部分に第2衝合壁26Bが衝合する第2障壁47Bが設けられている。
【0020】
そして、ハウジング11の底に一端が当接する第3円柱部42Cの当接面に、貫通孔16を貫通して底の外側に係合する2つの取付片48が設けられている。42fで示す第2円柱部42Bの側面は、第1および第2ロックピン25A,25Bを第1または第2カム溝46A,46Bの入口部分へ案内する案内面となる。
【0021】
なお、第1カム溝46Aは、図6(c)に示すように、入口部分から出口手前まで底が一様な高さとされ、出口手前から底が傾斜して第2円柱部42Bの周面まで上昇して出口となり、出口部分から第1ロックピン25Aが進入できないようになっている。
しかし、第2カム溝46Bは、図6(d)に示すように、入口部分から出口部分まで底が一様な高さとされている。
【0022】
そして、ラッチ機構は、第1および第2ロックピン25A,25Bと、第1および第2衝合壁26A,26Bと、第1および第2カム溝46A,46Bと、第1および第2障壁47A,47Bとで構成されている。
【0023】
ここで、組立について説明する。
まず、ハウジング11の収容凹部12内へコイルスプリング31を挿入し、弾性片23を収容凹部12の入口側に対応させるとともに、弾性片23を開口18に対応させて2つの突条22を各案内溝14内へ挿入する。
そして、係合片15と係止突起45とを半径方向へずらし、カム軸41の取付片48側を収容凹部12内に位置する受け片24の間へ挿入し、取付片48が貫通孔16の縁に当接したら、カム軸41を押圧すると、2つの取付片48は弾性変形して縮閉することにより、貫通孔16を通過した後に拡開するので、図7に示すように、組み立てることができる。
【0024】
この組立状態においては、コイルスプリング31はハウジング11の底とスリーブ21の受け片24との間に装填され、スリーブ21を収容凹部12から突出させるように、すなわちスリーブ21をカム軸41の第1円柱部42Aへ衝合させるように付勢して第1および第2ロックピン25A,25Bを第2円柱部42Bの側面42fに衝合させている。
そして、第3円柱部42Cの一端は、ハウジング11の底に当接し、位置決め円筒13に回転可能に嵌合している。
【0025】
図8(a),(b)は軸ラッチ装置を取り付けた収納箱のリッドを開放させた状態および収納箱のリッドを閉成させた状態を示す斜視図である。
図8において、Bで示す収納箱は、一側面が開放した本体tと、この本体tの開放した一側面を開閉可能に、本体tに取り付けられたリッドiとで構成されている。
そして、リッドiの一端側は本体tに軸で回動可能に軸支され、リッドiの他端側は、本体tに取り付けられたダンパー装置Dの回動部分と、このダンパー装置Dの係合部が挿入穴43および嵌合切欠44に嵌合された軸ラッチ装置1の筒部17とで支持されている。
【0026】
なお、ダンパー装置Dは、スリーブ21とカム軸41とを相対的に一方向へ、すなわちリッドiを開放方向へ付勢する回転付勢部材であり、例えば特開平7−238971号公報に開示されているダンパー装置を使用している。
【0027】
図9(a)〜(f)は各ロックピンと各カム溝との位置関係を示す説明図である。
【0028】
次に、動作について説明する。
なお、図8(a)のようにリッドiが開放している状態では、図7および図9(a)に示すように、第1および第2ロックピン25A,25Bの先端が、カム軸41を構成する第2円柱部42Bの側面42fにコイルスプリング31の付勢力で衝合している。
【0029】
まず、第1および第2ロックピン25A,25Bが図9(a)に示す実線の状態では、図8(a)のようにリッドiが開放しているので、ダンパー装置Dの付勢力に抗してリッドiを閉成させるために回動させ、第1および第2ロックピン25A,25Bが図9(a)の実線の位置から矢印方向へ移動し、二点鎖線で示す第1および第2カム溝46A,46Bの出口部分まで進むと、第2ロックピン25Bは第2カム溝46Bへ入ることができる状態であるものの、第1ロックピン25Aの先端が側面42fに衝合しているので、第1および第2ロックピン25A,25Bは第1および第2カム溝46A,46Bへ入ることができず、さらに矢印方向へ進み、図9(b)に示す第1および第2カム溝46A,46Bの入口部分まで進む。
【0030】
このように第1および第2ロックピン25A,25Bが第1および第2カム溝46A,46Bの入口部分まで進むと、コイルスプリング31の付勢力によって第1および第2ロックピン25A,25Bの先端が第1および第2カム溝46A,46B内へ入るので、リッドiを回動させる押圧力を解除すると、リッドiがダンパー装置Dの付勢力によって開放方向へ回動し、第1および第2ロックピン25A,25Bの先端が第1および第2カム溝46A,46Bで案内されるとともに、第1および第2衝合壁26A,26Bが第1および第2障壁47A,47Bに衝合することにより、第1および第2ロックピン25A,25Bの先端が第1および第2カム溝46A,46Bの側壁に衝合して図9(c)に示すロック状態となり、リッドiは図8(b)に示す閉成状態を維持する。
【0031】
この図8(b)に示す閉成状態のリッドiを開放させるためにダンパー装置Dの付勢力に抗してリッドiを押し込んで回動させ、図9(d)に実線で示すように、第1および第2衝合壁26A,26Bが第1および第2障壁47A,47Bに衝合しなくなると、第1および第2衝合壁26A,26Bはコイルスプリング31の付勢力によって第1および第2障壁47A,47Bの脇を通過し、図9(d)に二点鎖線で示す位置、すなわち第1および第2ロックピン25A,25Bの先端が第1および第2カム溝46A,46Bの側壁に衝合する位置まで進み、ロック解除状態となる。
【0032】
このロック解除状態でリッドiへの押圧力を解除すると、リッドiがダンパー装置Dの付勢力によって開放方向へ回動し、図9(e)に実線および二点鎖線で示すように、第1および第2ロックピン25A,25Bの先端が第1および第2カム溝46A,46Bの側壁で案内されることにより、第1および第2衝合壁26A,26Bは第1および第2障壁47A,47Bの脇を通過して第1および第2障壁47A,47Bに衝合しない状態になる。
【0033】
この後、図9(f)に示すように、第1および第2ロックピン25A,25Bの先端は、第1および第2カム溝46A,46Bの側壁で案内され、コイルスプリング31の付勢力に抗して第1および第2カム溝46A,46Bから出て側面42fで案内され、図9(a)に示す状態となり、リッドiは図8(a)に示す開放状態を維持する。
【0034】
なお、第1ロックピン25Aの先端が第1カム溝46Aの側壁で案内されて第1カム溝46Aから出るときは、第1ロックピン25Aが弾性片23に設けられているので、弾性片23が撓むことにより、図6(c)に示すように、第1ロックピン25Aは、第1カム溝46Aの出口部分を通過することができ、第1カム溝46Aの出口部分を乗り越えた後、弾性片23の弾性によって側面42fに衝合する状態に復帰する。
【0035】
上述したように、この発明の一実施形態によれば、スリーブ21と、このスリーブ21内に入るカム軸41との間にラッチ機構を設けたので、小型となり、スペース的に余裕のないところでも使用でき、使用個所が制約されなくなる。
また、相対的に回転するハウジング11、カム軸41を取り付ければよく、ロックピンを別途取り付ける必要がないので、手間をかけずに簡単に取り付けることができる。
【0036】
さらに、ロック状態でのストッパを第1および第2衝合壁26A,26Bと、第1および第2障壁47A,47Bとで行っているので、確実な作動と、ロック解除ストロークを短くすることができる。
そして、軸対称に第1および第2ロックピン25A,25B、第1および第2衝合壁26A,26B、第1および第2カム溝46A,46B、第1および第2障壁47A,47Bを配設してラッチ機構を構成したので、偏荷重がかからず、また、一方の組をメインロック用、他方の組をサブロック用とすることにより、ロックおよびロック解除を確実に行わせることができる。
また、カム軸41をハウジング11に回転可能に取り付けたので、組み立てた状態で取り扱え、取扱易くなるとともに、取付も簡単に行うことができる。
【0037】
上記した実施形態では、ハウジング11に弾性片23を受容する開口18を設けたが、変位する弾性片23を受容できればよいので、凹部であってもよい。
また、スリーブ21に第1および第2ロックピン25A,25B、第1および第2衝合壁26A,26Bを設け、カム軸41に第1および第2カム溝46A,46B、第1および第2障壁47A,47Bを設けたが、スリーブに第1および第2ロックピン、第1および第2衝合壁を設け、カム軸に第1および第2カム溝、第1および第2障壁を設けても、同様に機能させることができる。
【0038】
さらに、第1ロックピン25A、第1衝合壁26A、第1カム溝46Aおよび第1障壁47Aで第1ラッチ機構を構成し、第2ロックピン25B、第2衝合壁26B、第2カム溝46Bおよび第2障壁47Bで第2ラッチ機構を構成して全体的なラッチ機構としたが、第1ラッチ機構のみであっても、同様に機能させることができる。
そして、3つ以上のラッチ機構で全体的なラッチ機構を構成してもよい。
なお、第1カム溝46Aの底を出口手前から傾斜させて第2円柱部42Bの周面まで上昇させたが、第1カム溝46Aの出口部分から第1ロックピン25Aが進入できない高さであればよい。
【0039】
また、第1および第2カム溝46A,46Bを入口および出口があるC字形状としたが、ハート型などのように無端状につながったカム溝であってもよい。
さらに、ダンパー装置Dでスリーブ21とカム軸41とを相対的に一方向へ回転させたが、他の回転付勢部材でスリーブ21とカム軸41とを相対的に一方向へ回転させてる構成としてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、スリーブと、このスリーブ内に入る軸体との間にラッチ機構を設けたので、小型となり、スペース的に余裕のないところでも使用でき、使用個所が制約されなくなる。
また、相対的に回転するハウジング、軸体を取り付ければよく、ロックピンを別途取り付ける必要がないので、手間をかけずに簡単に取り付けることができる。
【0041】
さらに、ロック状態でのストッパを第1および第2衝合壁と、第1および第2障壁とで行っているので、確実な作動と、ロック解除ストロークを短くすることができる。
そして、第1および第2ロックピン、第1および第2衝合壁、第1および第2カム溝、第1および第2障壁でラッチ機構を構成したので、偏荷重がかからないようにすることができ、また、一方の組をメインロック用、他方の組をサブロック用とすることにより、ロックおよびロック解除を確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である軸ラッチ装置の分解斜視図である。
【図2】ハウジングを示す図である。
【図3】スリーブを示す図である。
【図4】スリーブの各ロックピンおよび各衝合壁の形態および位置関係を示す説明図である。
【図5】カム軸を示す図である。
【図6】カム軸の各カム溝および各障壁の形態および位置関係を示す説明図である。
【図7】組み立てた状態でハウジングおよびスリーブを破断した正面図である。
【図8】(a),(b)は軸ラッチ装置を取り付けた収納箱のリッドを開放させた状態および収納箱のリッドを閉成させた状態を示す斜視図である。
【図9】(a)〜(f)は各ロックピンと各カム溝との位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 軸ラッチ装置
11 ハウジング
12 収容凹部
13 位置決め円筒
14 案内溝
15 係合片
16 貫通孔
17 筒部
18 開口
21 スリーブ
22 突条
23 弾性片
24 受け片
25A 第1ロックピン
25B 第2ロックピン
26A 第1衝合壁
26B 第2衝合壁
31 コイルスプリング
41 カム軸
42A 第1円柱部
42B 第2円柱部
42C 第3円柱部
42f 側面
43 挿入穴
44 嵌合切欠
45 係止突起
46A 第1カム溝
46B 第2カム溝
47A 第1障壁
47B 第2障壁
48 取付片
D ダンパー装置

Claims (4)

  1. 収容凹部が軸方向へ設けられたハウジングと、
    このハウジング内に軸方向へ移動可能に収容され、半径方向へ変位可能な弾性片を有するスリーブと、
    前記収容凹部内に収容され、前記スリーブを前記収容凹部から突出させるように付勢する付勢部材と、
    前記収容凹部を閉成する状態で一部が前記スリーブ内へ挿入され、回転可能な軸体と、
    この軸体と前記スリーブとを相対的に一方向へ回転させる回転付勢部材と、
    前記弾性片の変位端側の内周に設けられた第1ロックピン、前記スリーブの内周に設けられた第1衝合壁、前記軸体の前記ハウジング内へ挿入される外周に設けられ、前記第1ロックピンの先端が辿る第1カム溝および前記第1衝合壁が衝合する第1障壁からなるラッチ機構と、
    を備える軸ラッチ装置。
  2. 請求項1に記載の軸ラッチ装置において、
    前記回転付勢部材の付勢力に抗して前記スリーブと前記軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、前記両付勢部材の付勢力によって前記第1ロックピンが前記第1カム溝の側壁に衝合するとともに、前記第1衝合壁が前記第1障壁に衝合することでロック状態となり、さらに前記スリーブと前記軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、前記第1衝合壁が前記第1障壁と非衝合状態になると、前記両付勢部材の付勢力によって前記第1衝合壁が前記第1障壁の脇を通過してロック解除状態となる、
    ことを特徴とする軸ラッチ装置。
  3. 収容凹部が軸方向へ設けられたハウジングと、
    このハウジング内に軸方向へ移動可能に収容され、半径方向へ変位可能な弾性片を有するスリーブと、
    前記収容凹部内に収容され、前記スリーブを前記収容凹部から突出させるように付勢する付勢部材と、
    前記収容凹部を閉成する状態で一部が前記スリーブ内へ挿入され、回転可能な軸体と、
    前記弾性片の変位端側の内周に設けられた第1ロックピン、前記スリーブの内周に設けられた第1衝合壁、前記軸体の前記ハウジング内へ挿入される外周に設けられ、前記第1ロックピンの先端が辿る第1カム溝および前記第1衝合壁が衝合する第1障壁からなるラッチ機構とからなり、
    前記スリーブと前記軸体とを相対的に他方向へ回転させることと、前記付勢部材の付勢力とによって前記第1衝合壁が前記第1障壁に衝合し、前記第1ロックピンが前記第1カム溝の側壁に衝合することでロック状態となり、さらに前記スリーブと前記軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、前記第1衝合壁が前記第1障壁と非衝合状態になると、前記付勢部材の付勢力によって前記第1衝合壁が前記第1障壁の脇を通過してロック解除状態となる、
    ことを特徴とする軸ラッチ装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の軸ラッチ装置において、
    前記ラッチ機構は、前記スリーブの内周に設けられた第2ロックピンおよび第2衝合壁、前記軸体の前記ハウジング内へ挿入される外周に設けられ、前記第2ロックピンの先端が辿る第2カム溝および前記第2衝合壁が衝合する第2障壁をも有し、
    前記スリーブと前記軸体とを相対的に他方向へ回転させることと、前記付勢部材の付勢力とによって前記第2衝合壁が前記第2障壁に衝合し、前記第2ロックピンが前記第2カム溝の側壁に衝合することでロック状態となり、さらに前記スリーブと前記軸体とを相対的に他方向へ回転させることにより、前記第2衝合壁が前記第2障壁と非衝合状態になると、前記付勢部材の付勢力によって前記第2衝合壁が前記第2障壁の脇を通過してロック解除状態となる、
    ことを特徴とする軸ラッチ装置。
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