JPH07106656B2 - 画像形成装置用オートカッター - Google Patents

画像形成装置用オートカッター

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JPH07106656B2
JPH07106656B2 JP61303374A JP30337486A JPH07106656B2 JP H07106656 B2 JPH07106656 B2 JP H07106656B2 JP 61303374 A JP61303374 A JP 61303374A JP 30337486 A JP30337486 A JP 30337486A JP H07106656 B2 JPH07106656 B2 JP H07106656B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば静電カラープロッター等の画像形成装
置によって情報を記録されたロール状記録紙を、指定の
画面サイズに切断するためのオートカッターに関する。
〔従来の技術〕
従来知られているプロッターには種々のものがあるが、
巾広の記録紙上に高精細な画像を高速で記録するプロッ
ターとしては、静電プロッターが好適である。かかるプ
ロッターにおいては、多量の記録紙を狭い装置内に収容
しておく必要性から、通常はロール状の記録紙が用いら
れている。そして上記ロール状の記録紙に小サイズの画
像を多数書込み、記録後において指定の寸法に切断して
取出す方式のものが多用されるに至っている。このよう
な記録紙の切断は、オートカッターと称されるプロッタ
ー専用の切断器によって行われるのが好ましい。
第9図は特開昭60−172497号公報に記載されている公知
のオートカッター付き静電プロッターの構成を示す図で
ある。同図において1はロール状記録紙、2は静電プロ
ッター印字部、3a,3bは紙送りローラ、4,5,6は記録紙移
送用駆動ローラ、7,8,9は押えローラである。10,11はロ
ータリーカッター(固定刃及び回転刃)であり、11aは
回転刃の刃先を示している。12は駆動軸、13はレバー、
14はガイド板、15は作動軸である。16はフォトセンサ
ー、17は紙カット制御部、18は搬送ベルト、19は排出ト
レイである。
上記装置は次のように作動する。静電プロッター印字部
2で記録を終了し同印字部2から送出された記録紙1
は、紙送りローラ3a,3bを介して移送される。上記ロー
ル状記録紙1の印字記録領域には、所定の印字記録がな
されており、また印字記録領域外には、紙カット指定用
バーコードが印字されている。上記バーコードは記録紙
1がフォトセンサー16の部分を通過するときに、フォト
センサー16によって読取られる。この読取られたバーコ
ード検知信号S1と紙送りローラ3a,3bの回転量の情報信
号S2とは、紙カット制御部17に入力する。紙カット制御
部17は上記信号S1,S2に基づいて、記録紙1の切断位置
がカッター10,11の部分に到達した時に同カッター10,11
を作動させる。このとき駆動軸12を回転制御することに
よってガイド板14が回動し、作動軸15が上下に揺動す
る。その結果、切断した不要部分の紙は搬送ベルト18に
よって送り出され、必要部分は駆動ローラ5,6によって
トレイ19上に送り出される。なお実際に商品化されてい
る装置においては、記録紙送り方向に平行な方向の切断
を行うための別のカッターが、駆動ローラ5,6間に設け
られる例が多い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第9図に示す装置は、モノクローム画像をプロットアウ
トするものであって、印字部2から順次送り出される記
録紙1は一方向にのみ移動していく構造のものである。
したがって、ロータリーカッター10,11等のオートカッ
ターを装備し自動切断する事に対して何の障害もない。
しかるに、同様の作画原理でカラー画像をプロットアウ
トするカラープロッターにおいては種々不都合が生じ
る。すなわち、カラープロッターにおいては記録紙の同
一紙面上に異った色の画像を重ね合わせて形成する必要
があるために、記録紙を往復動させる機構が必要とな
る。そのために記録途中及び記録済みの記録紙を巻取ロ
ールに連続的に巻取る構成となっている。このような構
成の装置例として米国バーサテック社のモデルECP−42
なる名称のカラープロッターが知られている。
この装置の場合には、記録済みの記録紙は巻取ロールに
より巻取られてしまうことから、オートカッター部にそ
のまま送込むことができない。したがって、オートカッ
ターをプロッターに一体的に装備して連続的に作動させ
ることができなかった。
本発明の目的は、画像形成後において記録紙が記録紙巻
取ロールに巻取られる構造の画像形成装置に好適な画像
形成装置用オートカッターを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決し目的を達成するために本発明の画像
形成装置用オートカッターは次のように構成されてい
る。
(1)未記録の記録紙を保持してなる記録紙供給ロール
と、画像形成済みの記録紙を巻取るための記録紙巻取ロ
ールと、前記記録紙供給ロール及び記録紙巻取ロール間
の記録紙に対向して配置された像形成部とを備え、前記
記録紙を前記両ロール間で往復動させ、この記録紙の同
一部分に前記像形成部にて各々異なる色画像を重ねて形
成しカラー画像を形成する画像形成装置に用いられる画
像形成装置用オートカッターにおいて、 画像形成後において前記巻取ロールに巻取られかつ前記
記録紙供給ロールから切り離された画像形成済み記録紙
を後端から受け入れ、上記記録紙を指定寸法に切断する
如く前記画像形成装置に一体的に付設されたカッター部
を備えている。
(2)未記録の記録紙を保持してなる記録紙供給ロール
と、画像形成済みの記録紙を巻取るための記録紙巻取ロ
ールと、前記記録紙供給ロール及び記録紙巻取ロール間
の記録紙に対向して配置された像形成部とを備え、前記
記録紙を前記両ロール間で往復動させ、この記録紙の同
一部分に前記像形成部にて各々異なる色画像を重ねて形
成しカラー画像を形成する画像形成装置に用いられる画
像形成装置用オートカッターにおいて、 画像形成後において前記記録紙供給ロールに巻き戻され
た画像形成済み記録紙を先端から受け入れ、上記記録紙
を指定寸法に切断する如く前記画像形成装置に一体的に
付設されたカッター部を備えている。
[作用] 上記手段(1)(2)を講じた結果、それぞれ次のよう
な作用が生じる。
(1)画像形成後において、記録紙巻取ロールに巻き取
られた状態の画像形成済み記録紙は、記録紙供給ロール
から切り離された画像形成済み記録紙の後端からカッタ
ー部に順次受け入れられて指定寸法に切断される事にな
る。このため巻取ロールの着脱操作が省略される等、操
作性の向上がはかられる。
(2)画像形成後において、記録紙供給ロールに巻き戻
された状態の画像形成済み記録紙は、画像形成済み記録
紙の先端からカッター部に順次受け入れられて指定寸法
に切断される事になる。このため上記(1)と同様に、
巻取ロールの着脱操作が省略される等、操作性の向上が
はかられるのは勿論、記録紙の後端を予め切断すること
を要さないので、操作性がさらに向上するものとなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明するが、実
施例の説明に先立ち、まず本発明で用いられるオートカ
ッター単体の機構について説明する。第1図はその構成
を示す側面図である。同図において図中右端の20は記録
済み記録紙21を巻芯22に巻取った巻取ロールである。こ
の巻取ロール20は、記録終了後において供給ロールにつ
ながっている記録紙を切離すことにより、巻取ロールの
みを取外してカッターに移したものである。23はガイド
ローラ、24a,24b、25a,25b、26a,26bはいずれも紙送り
ローラ、27,28は記録紙センサーである。30はXカッタ
ーであり、31はその固定刃、32は回転刃である。41,42,
43は記録紙ガイド板である。50はYカッターアッセンブ
ルで、51は回転刃、52はケーシング、53はソレノイド、
54,55は支持板、56,57は支持棒である。
第2図は第1図の装置の上面図であって、60は巻取ロー
ル移動機構であり、61はモータ、62はスライドカップリ
ング、63は送りネジ機構、64は巻芯軸、65は記録紙ロー
ル支持体である。66はロータリーエンコーダである。な
お記録紙ロール20は記録済み記録紙21を巻取った状態で
支持体65上に回転可能に支持されている。
すなわち第1図および第2図の装置は、記録終了後にプ
ロッターから取外された記録紙巻取ロール20を回転可能
に支持する支持体65と、記録紙送り方向と直交する方向
に切断線が一致するXカッター30と、記録紙送り方向と
平行な方向に切断線が一致するYカッター50と、記録紙
面に書込まれた切断指定用のマーキングを読取るセンサ
ー28と、記録紙21の送り方向と直交する方向の記録紙位
置を検知するセンサー27と、マーキング読取りセンサー
28の検知情報に基いて、Xカッター30及びYカッター50
の動作を制御する図示されていない制御回路と、記録紙
21の送り方向と直交する方向の記録紙位置とYカッター
50の位置を整合させる手段60または70とを有し、プロッ
ターによって記録紙上に書込まれたマーキング情報に従
って記録紙を指定寸法に自動切断するように構成してあ
る。
記録紙ロール20から引出された記録紙21は送りローラ24
a,24bにくわえ込まれ、その手前側に配置した記録紙セ
ンサー27,28によって切断に必要な情報を読取られる。
センサー27は記録紙21の送り方向と直交する方向の記録
紙位置を検知するためのセンサーであり、記録紙21のエ
ッジを検知するか、または記録紙21上に記録された制御
マークの記録紙巾方向位置を読取るようになっている。
センサー28はマーキングセンサーであり、プロッターに
よって記録紙21上に書込まれたマーキングを読取るもの
である。その出力は、Xカッター30及びYカッター50の
制御原信号となる。Xカッター30は記録紙送り方向と直
交する方向に切断線を有する記録紙巾より長い寸法を持
ったカッターであって、センサー28の検知信号に基いて
記録紙21を切断する。切断された帯状の記録紙は紙送り
ローラ25a,25bにより保持搬送され、Yカッターアッセ
ンブル50によって記録紙送り方向と平行な方向の切断線
にそった切断が行われる。Yカッター50は規定の記録紙
巾に対応する位置に複数のカッターが配列されていて、
センサー28の検知信号に基いて動作するソレノイド53に
よって記録紙21が到達する前に降下した作動位置あるい
は上昇した休止位置に位置決めされている。なお回転刃
51は図示されていないモータからの動力で数百〜数千回
転/分の高速で回転するようになっている。
ところでオートカッターに記録紙巻取ロール20を装填
し、記録紙21を引出してYカッター50に送り込んだ場合
に、Yカッターの刃の位置と、記録紙上の切断すべき線
の記録紙巾方向位置は必ずしも一致しない。このような
ずれが生ずる原因は、プロッターにおける巻取ロール20
および供給ロールの位置や、記録紙送り系の位置走行状
態等が各プロッター毎に差があること、記録紙21のロッ
ト,記録紙21の吸脱湿による寸法変化,記録紙21上への
多色画像記録のための位置合わせのための記録紙位置調
整等によって、巻芯22に巻かれた記録紙21の位置が変化
すること、さらに巻取ロール20の着脱保持機構にクリア
ランスに基く位置ずれがあること、等のためである。上
記Yカッター50と記録紙21の位置ずれを放置すると切断
した記録紙21の寸法自体は所定の値となるが、画像が記
録紙21に対してずれた状態となる。また記録紙21の位置
ずれが大きいと、センサー28によるマーキングの読取り
が不正確となり、切断不良を生ずるおそれもある。しか
るに第1図,第2図に示す装置においては、上記不都合
を除去するために記録紙21の移動方向と直交する方向の
記録紙位置とYカッター50との相対位置を整合させる手
段を設けているので上記切断不良は発生しない。
記録紙21の送り方向と直交する方向の記録紙位置とYカ
ッター50の位置を整合させるための第1の手段は、記録
済みの記録紙21の巻芯軸64を支持体65に支持したまま軸
に平行な方向へ移動させるロール移動機構60によって実
現されている。63はメネジを切ったハウジングにオネジ
を装着した送りネジ機構で、ハウジングはオートカッタ
ーフレームに固設してある。62はスライドカップリング
でオネジに装着されていて、モータ61の回転をオネジに
伝達し、オネジが移動しても回転を伝えられるようにス
ライド溝をかみ合わせてある。モータ61の回転は、セン
サー27の信号を受けて図示していない制御回路によって
制御される。すなわち記録紙21が所定の位置からずれた
時にモータ61が右回転または左回転して記録紙ロール20
の位置を修正し、所定の走行位置にくるようにサーボコ
ントロールされる。
記録紙21の送り方向と直交する方向の記録紙位置とYカ
ッター50の位置を整合させる第2の手段は、複数のYカ
ッターアッセンブルを所定の間隔で支持している支持棒
56,57を記録紙21の送り方向と直交する方向に移動させ
る移動機構70によって実現される。移動機構70の構成は
前記移動機構60と同様のものが適用可能である。また移
動の指令はセンサー27の検知に基いて、図示していない
制御回路によって行なわれる。なおセンサー27をYカッ
ター50に接近配置する事によって制御精度を高める事が
できる。
本装置においてはプロッターによって記録紙21上に記録
されたマーキングを読取ってXカッター30及びYカッタ
ー50の動作を制御するものであるから、マーキングセン
サー28は各カッターより記録紙移動方向の上流側に配置
し、マーキングを検知した位置、時点より下流側でかつ
遅れた時点でカッターが作動する関係にすると好都合で
ある。かくして記録紙21の移動距離は正確に計測されて
制御回路に送られ、カッターを作動させるための情報と
して利用される。記録紙21の移動距離の計測は種々の手
段を適用し得るが、本装置においては第2図に示すよう
に、ロータリーエンコーダ66を紙送りローラ軸24aまた
は24bに取付けた構成としている。またYカッター50は
円盤状の高速回転刃を用いるために、切断の開始および
終了を一点で制御する事がむづかしい。従って紙送りロ
ーラ24a,24bに対して紙送りローラ25a,25bの周速度を少
し早めてローラと駆動源の間でスリップ可能な機構を設
け、更に紙送りローラー26a,26bの周速度をローラ25a,2
5bに対して少し早めてスリップ可能に駆動し、Xカッタ
ー30で切離された記録紙の前後にすき間が出来るように
しておく。第3図は第1図,第2図におけるXカッター
30及びYカッター50の動作制御を行なうための制御回路
を示すブロック図である。マーキングセンサー28にて読
取られた記録紙上の切断情報信号SAと、ロータリーエン
コーダ66からの記録紙移動量信号SBとはカッター制御回
路80に入力する。なお記録紙移動量信号SBは別の手段で
得る事もできる。例えば記録画面の側部に一定のピッチ
のラダーマークが記録されているような場合には、これ
を読取って記録紙移動量信号SBとする事ができるし、記
録紙21がパルスモーターで搬送されている時にはパルス
モーター駆動パルスの計数信号を用いてもよい。又記録
紙21の送り速度が一定値を維持していれば、単なるタイ
マー信号やクロックパルスを適用する事もできる。カッ
ター制御回路80は上記両信号を受けて、マーキングセン
サー28から離間した位置にあるXカッター30およびYカ
ッター50に対して動作タイミング信号を与えると共に、
Yカッター50に対しては複数個のカッターのアッセンブ
ルの中で作動させるべきものを指定する制御信号を送出
する。
第4図は記録紙送り方向と直交する方向の記録紙位置
と、Yカッター50の位置とを整合させるための制御回路
を示すブロック図である。記録紙位置センサー27の検知
信号SCは記録紙・カッター位置制御回路81に送り込まれ
る。記録紙・カッター位置制御回路81は、記録紙ロール
移動機構60のモータあるいはYカッター移動機構70のモ
ータの回転のON−OFF及び回転方向の制御を行う。制御
の結果は記録紙位置センサー27で検知される。かくして
サーボループ系が構成されている。
このように上述した装置によれば、記録終了後において
巻芯22に巻かれた状態の記録済みロール状記録紙21は、
記録紙導入手段により順次カッター部へ導入されるの
で、記録終了後に記録紙21が巻取ローラに連続的に巻取
られる構成のプロッターにも適用可能である。そして記
録紙送り方向と直交する方向の切断は、Xカッター30の
作動タイミングを制御することで容易に実行可能であ
り、マーキング情報によって指定位置での高精度な切断
を容易に実現できる。また記録紙送り方向と平行する方
向の切断は、Yカッター50の作動タイミングを制御する
ことで実行可能である。ただし、複数のYカッターアッ
センブルは、このアッセンブル相互の位置はメカニカル
に正確に決定されているが、記録紙巻取ロール上の巾方
向記録紙巻取位置が変動したり、記録紙巻取ロール20の
オートカッターへの軸方向装着位置が変動したりする
と、Yカッター位置と整合しないことが起る。しかる
に、Yカッター50の位置と前記記録紙21の送り方向に直
交する方向の記録紙位置とを整合させる手段を有してい
るので、上記のような不都合は解消され、高精度な位置
合わせが可能となる。
以下、上述したオートカッターのバリエーションについ
て説明する。前述した装置においては、記録紙面上にプ
ロッターによって書込まれたマーキングを、センサー2
7,28等によって読取ってXカッター30、Yカッター50の
作動を制御する構成となっているが、切断情報を示すマ
ーキングとしてはバーコードを用いてもよい。前記特開
昭60−172497号にはそのバーコード方式が示されてお
り、実用化もされているが、これをそのまま本装置に適
用することはできない。すなわち、従来装置において
は、記録時における記録画面の先頭側からカッター装置
に送り込まれる構成であるから、バーコードは記録画面
の先頭側の画面外領域に形成されていた。これに対して
本装置においては、巻取りローラに巻取られた記録終了
後の記録紙21を供給ロールから切離し、これを巻芯から
巻もどしながらカッター部に送り込む構成であるから、
従来のバーコード位置では切断情報を読取る事ができな
い。
このような事情に対処するためには、次のように構成す
るとよい。
プロッターによる画像記録時に、一連の編集画面の終端
側画面外領域に編集画面の切断位置を指定するバーコー
ド記録を行ない、この記録紙を巻芯に巻いたまま供給ロ
ールから切離して取出した記録紙ロールを回転可能に支
持し、前記バーコードを読取りセンサーで読取り、その
読取りセンサー検知信号に基いてXカッター及びYカッ
ターの動作を制御するように構成する。
第5図は上記構成の装置例であるが、機構部の構成は第
1図,第2図と同様であるので、記録紙上の編集画面と
バーコード及びバーコードセンサーの関係についてのみ
図示されている。同図において、A,B,C,Dは最少画面サ
イズの記録画像、E,F,G,はその上位の記録画面サイズの
記録画像を示している。A〜Gは編集された画面として
同時に記録され、記録終了後において本装置のカッター
によって所定寸法に切断されるものとする。
記録紙21は記録時においては、多色画像を重ね合わせて
形成するために往復移動されるが、記録終了後において
は矢印(a)方向に送られて巻芯22に連続して巻込まれ
る。V1,V2は上記多色画像形成時に各色の画像の位置ず
れが生じないように制御するための制御マークである。
W1,W2は前記編集画面内の各画像を指定のサイズに切断
するための指令をコード化して記録したバーコードであ
って、編集画面の記録時終端側画面外に書込まれてい
る。C1,C2はオートカッター本体に取付けられたバーコ
ードセンサであり、各バーコードW1,W2の走行位置に対
向するように配置されている。C3は記録紙21の送り方向
と直交する方向の記録紙位置を検知するセンサーであ
り、第2図の27に相当するものである。x1,x2,x3,x4は
記録画面の送り方向と直交する方向の切断線を示す。こ
の部位がXカッター30を通過する毎に、前記バーコード
情報と記録紙移動量信号に基いて作動するXカッター30
により切断される。y1,y2,y3,y4,y5は記録紙送り方向と
平行な方向の切断線位置を示す。画面Gにおいてはy1と
y5、画面E,Fにおいてはy1,y3,y5、画面A,B,C,Dにおいて
はy1,y2,y3,y4,y5のすべてに対応するXカッターアッセ
ンブルが選択されて動作するが、その動作は前記バーコ
ード情報と記録紙移動量信号によって作られる制御信号
によって制御される。
従来装置においては、記録紙21が記録時の移動方向
(a)と同一方向に移動していく過程でオートカッター
により切断されるために、記録時の記録画面の先頭側画
面外領域にバーコードを記録しておくが、本装置におい
ては、記録紙21はオートカッター内において矢印(b)
方向に移動していく過程で切断が行われるために、プロ
ッターでの記録時には記録画面の後端側の画面の画面外
領域にバーコードW1,W2が記録されている。なお画面外
領域は記録紙の長さ方向画面外であっても、巾方向画面
外であってもよいが、特に巾方向画面外である場合には
カッター装置のバーコードセンサーC1,C2からXカッタ
ー30までの距離内で画面後端から画面方向へ入り込んだ
位置であれば、Xカッター30を作動させる前にバーコー
ドを検知する事ができて所期の目的に適合する。
ところでバーコードによる切断情報の書込みは、画面外
に情報を書込める点で好都合であるが、一連のバーコー
ドで表示する画面領域内に多数の切断される画面がある
場合には、バーコードのバーの数を多くしなければなら
ない。また予め設定したバーコードシステムを越えた画
面数の切断は行なうことができない。さらにバーコード
からデコードして情報を復元する回路が複雑化し、誤っ
た読取りや誤ったデコードが発生して重要な記録画を切
断してしまうおそれが無いとは言えない。このため、よ
り簡単で確実な切断情報の記録再生装置が望まれる。こ
のような要求を満すために、本装置は次のように構成さ
れることが望ましい。
プロッターによる画像記録時に記録紙幅方向の画面外領
域に記録紙移動方向と直交する方向の切断線位置を指定
するマークを各切断線に対応させた位置に設け、記録紙
の送り方向に平行な方向の切断線を指定するマークをプ
ロッター記録時の紙送り方向における各切断画面の後端
境界部に記録し、巻芯に巻いたまま供給ロールから切り
離した記録紙巻取ロールを回転可能に支持し、記録紙切
断位置を指定するマークを読取るセンサーを設け、この
マーク読取りセンサーの検知信号にしたがってXカッタ
ーおよびYカッターの動作を制御するように構成する。
第6図は上記構成の装置例を示す図である。第5図と同
様に記録紙21は記録時には矢印(a)方向に移動し、記
録済み記録紙が順次巻芯22上に巻重ねられている。A〜
Gの点線で示した領域は、各サイズの画像を示すが、実
際に点線が描かれている訳ではなく、切断される線を図
示したものである。m1〜m4,m5〜m8は上記画面の外側に
書かれたマーキング、n1〜n10は画面の境界部分に書か
れたマーキングである。c4〜c11はマーキング読取りセ
ンサーであり、第1図,第2図の28に相当する。記録終
了後プロッターから巻芯22に巻かれたまま供給ロールか
ら切り離された記録紙巻取りロール20は回転可能に支持
される。そしてオートカッター内では、記録紙21は矢印
(b)方向に送られる。センサーc3は記録紙幅方向の位
置を検知する。センサーc4はマーキングm1〜m4を読取っ
て記録紙送り方向と直交する方向の切断線を有するXカ
ッター30を制御するためのものである。センサーc5〜c9
はマーキングn1〜n10を読取って、記録紙送り方向と平
行な方向の切断線を形成するYカッター50を制御するた
めのものである。センサーc10はマーキングm5〜m8を読
取ってセンサーc4と協同して記録紙21の斜行を検知す
る。センサーc11はラダーマークv1を検知する。各セン
サーは、制御対象となるカッターに対し、カッター内で
の記録紙送り方向の上流側に配置されており、センサー
で検知した情報に基づいてカッターが制御されるように
構成される。
次に上記マーキングを用いたカッター制御について説明
する。画面の切断線位置は、x1〜x4,y1〜y5で示され
る。記録紙送り方向と直交する方向の切断線がx1〜x4で
あり、記録紙送り方向と平行な方向の切断線がy1〜y5で
ある。前者はXカッター30で切断され、後者はYカッタ
ー50で切断される。マーキングm1〜m4は切断線x1〜x4に
対応した位置で、記録紙幅方向の画面外領域に書込まれ
る。上記マーキングm1〜m4あるいはm5〜m8などが書込ま
れる帯状のエリアには、検知不良を防止するために、他
の情報は書込まないか、あるいはこれ等のマーキングと
は区別されるように異なった色彩を用いて書込むように
する。したがってセンサーc4でマーキングm1〜m4が検知
されたときには、切断指令があることが分る。図示例で
はマーキングは切断線上に書込まれているが、必ずしも
この位置である必要はなく、予め定められた量だけ記録
紙21の送り方向にずれた位置に設けても支障はない。い
ずれにしろ、センサーc4の位置とXカッター30の位置は
離間しており、センサーc4がマーキングを検知してか
ら、一定量だけ記録紙21が送られてから、Xカッター30
が作動するように構成する。例外的にマーキングと切断
線との離間距離が、センサーc4とXカッター30との離間
距離に等しい場合には、センサーc4のマーキング検知と
同時にXカッター30が作動するようになる。
記録紙送り方向と平行な方向の切断は、予め定めた切断
線y1〜y5の位置に対応させて配置され、かつ各刃が選択
的に作動制御されるYカッター50によって行なわれる。
このYカッター50の切断開始位置および切断終了位置
は、Xカッター30の切断線位置と一致する。なお上記の
部分は画面の境界領域であるから、通常はこの部分に画
像は形成されない。したがって本装置においては、プロ
ッターによる画像記録時の紙送り方向(a)における各
画面の後端境界切断線上、換言すればカッター内紙送り
方向(b)における各画面の前端境界切断線上に、切断
線y1〜y5の切断を指定するためのマーキングを書込み、
このマーキングをセンサーで読取った信号によってYカ
ッター50を制御するように構成している。
n1〜n10は上記Yカッター制御用のマーキングである
が、n5,n6に対応する切断は常時行なうものとすれば、
マーキングn5〜n10およびセンサーc8,c9は省略すること
ができる。センサーc5〜c7は記録紙21が移動するとき
に、上記マーキング以外に記録画像も読取ってしまうの
で、所望のマーキング信号のみ抽出する必要がある。好
都合なことに、上記マーキングはXカッター30による切
断線上に記録されているので、マーキングn1〜n10が記
録されている位置をマーキングm1〜m4を検知した信号に
よって知り、これによってセンサーc5〜c7の信号をサン
プリングしてマーキングn1〜n10の信号のみ取出すよう
にする。例えば第6図に示すように、マーキングm1〜m4
を切断線上に記録し、センサーc4〜c9が一つの切断線た
とえばy1上のマーキングを同時に読取るようにしておけ
ば、センサーc4の検知信号でセンサーc5〜c9の信号をサ
ンプリングすればよく、またc4のマーキング検知時にセ
ンサーc5〜c9とマーキングが離間している設計の場合に
は、その間の記録紙送りに要する時間経過後にセンサー
c5〜c9の信号をサンプリングすればよい。なお上記サン
プリングを間違いなく行なうために、各マーキングは記
録紙送り方向に若干の幅を持たせておくと好適である。
さらにマーキングm5〜m8およびセンサーc10をマーキン
グm1〜m4とセンサーc4に対応するように設け、両センサ
ーの検知出力の時間差によって記録紙の傾斜を検知し、
傾斜量が所定の値を得たときには、警告信号を発生させ
るかまたは装置の作動を停止させるために設けたもので
ある。正常時においても、装置の製作誤差あるいは正常
範囲内の記録紙傾斜に基づく検知時間差は存在するが、
それを越えて発生した検知時間差によって異常を判断す
る。
なお、マーキングn1〜n10は、記録画面の境界部に記録
するために記録紙21を切断しても紙面上に残ることにな
る。したがって上記マーキングはあまり目立たない状態
に設けることが望ましく、そのためにイエロー画像形成
時にマーキングを書込むようにすれば、目視でほとんど
認知できない状態にすることができる。
第6図の構成であれば、マーキング検知以降カッター制
御に至る信号処理は極めて簡単であり、また同時記録画
面内の切断位置,長さ等が複雑化してもバーコードシス
テムに見られるような制約を受けることがなく、自動切
断を実施できる利点がある。
上述した各装置例においては、記録紙21は記録終了後に
記録済み部分を巻芯22に巻いたまま、供給ロールにつな
がっている記録紙部分を切離して記録紙巻取りロールを
別設したオートカッターに移動して切断する構成例を示
したが、本発明の画像形成装置用オートカッターは、上
述したオートカッターを画像形成装置本体に付属させ、
記録紙巻取ロールに巻き取られた画像形成済み記録紙21
の切離された後端をオートカッターに導き、指定寸法に
自動切断するように構成されている。以下そのような構
成例について説明する。
プロッター本体に一体的に取付けられて、記録紙送り方
向と直交する方向に切断線が一致するXカッターと、記
録紙送り方向と平行な方向に切断線が一致するYカッタ
ーと、記録紙面に書込まれた記録紙切断位置を指定する
マーキングを読取って前記XカッターおよびYカッター
の動作を制御する手段と、記録終了後において供給ロー
ルから切離された記録済み記録紙を記録時と同じロール
位置からカッター部へ送り込む巻取ロールとからなり、
記録済み記録紙を指定寸法に自動切断するように構成す
る。
第7図は上記構成についての実施例を示す図である。同
図において、90はプロッター本体であり、91は上記本体
に付属させたオートカッターである。上記本体90は、仕
切り板92によって上部と下部とに分離されている。上部
は記録を行なうための機構を収容した部分であり、下部
は電源,電気回路,現像液容器等を収容した部分であ
る。
記録を行なうための機構を収容した上部において、93は
記録紙供給ロール、94はガイドローラ、95はマルチスタ
イラス静電記録ヘッド、96は背面ローラ、97〜100は各
異なった色の現像剤を適用した液体現像ヘッド、101は
付着現像液吸取りローラ、102は記録紙送りローラ、103
はガイドプレート、104は圧接ローラ、105は記録紙巻取
りロールである。
記録時においては記録紙21は記録紙送りローラ102の回
転によって矢印方向に送られ、選択された現像ヘッドの
一つの上昇作動により、記録ヘッド95により記録された
静電潜像の現像が行なわれる。一つの色の画像形成が終
了すると、記録紙21は矢印とは逆方向に巻戻され、しか
るのち再度矢印方向へ移動しながら次の色の画像を最初
に形成した画像の上に重ねて形成される。シアン,マゼ
ンタ,イエロー場合によっては黒の各色により一画面分
の画像形成が終了すると、その部分は巻取りロール105
に巻込んで、次の記録紙部分に別の画像を形成し、記録
済みの画像は次々と巻取りロール105に巻込まれる。一
画面分の記録は、1枚の画像の場合もあるが、第5図,
第6図に示したように、一画面内に複数の画像を編集し
て書込む場合もある。また一画面の紙面の中には記録時
の位置合わせのためのマーキングや、記録紙の切断を指
定するマーキングが書込まれる。
上記機構のサイドフレームは、点線Kの位置で分離して
おり、その上側部分は記録紙巻取りロール105や背面ロ
ーラ96などを支持し、矢印OPで示す操作側から開くクラ
ムシェル構造となっている。上記部分を開いた状態とす
ることにより、記録紙供給ロール93の着脱操作,記録紙
21の先端を引出しての記録紙セット操作等が容易に行な
える上、記録終了時に記録紙巻取りロール105と記録紙
供給ロール93との間の記録紙を切離して、記録紙巻取り
ロール105側の切離し記録紙先端をオートカッター91に
送り込む操作を適確に行なうことができる。なお107,10
8はプロッター本体90のカバーを示している。また109は
記録中の画像観察用窓である。
オートカッター91はプロッター本体90の操作側前面に配
設されたカバー110の中に収容されている。111は記録紙
導入口であり、112はガイドローラである。ガイドロー
ラ112以降の各部の構成は、基本的には第1図および第
2図に示した機構と同一構成であるので、同一部分に同
一符号を付して説明は省略する。
上記のように本実施例では、プロッター本体90を、操作
側とは反対側の支点を中心に手前側が開くようにクラム
シェル構造となし、下部手前側に記録紙供給ロール93を
配置し、この位置から奥方向へ記録ヘッド95,現像ヘッ
ド97〜100,などを配置し、上部手前側に記録紙巻取りロ
ール105を配置し、さらに記録紙供給ロール93の手前側
の下方固定部に記録紙通路が垂直となるように、オート
カッター部を設け、記録紙巻取りロール105に巻取られ
た記録紙21を記録紙供給ロール93から切離してオートカ
ッター部へ導くように構成している。
かくして、記録紙巻取りロール105は画像記録位置に固
定化された状態のままであり、自動切断を行なう場合に
は、記録紙21はオートカッター91へ連続的に送り込まれ
て両者一体となってオートカッター機能が発揮される。
したがって巻取りロール105を着脱する必要がないの
で、操作性が向上し、かつ巻取りロール105の高精度化
が実現できる。またオートカッター91がプロッター本体
90と一体化されていることから、全体として、占有面積
が小さくて済み、かつ巻取りロール105がオートカッタ
ー91から取り除かれるために、オートカッター91自体を
小型にできる。またオートカッター91において、センサ
ー28によって記録紙移動方向と直交する方向の記録紙位
置をYカッター50と記録紙21の位置との整合をはかる場
合において、プロッター本体90において巻取りロール10
5の位置調整機構が含まれていれば、オートカッター91
の作動時にはセンサー28の検知信号で上記位置調整機構
を制御することにより、オートカッター91の機構を簡略
化することができる。
第7図の構成によれば、オートカッター91はプロッター
本体90のの操作側前面において、垂直な記録紙通路を有
しており、切断された記録紙21をプロッター本体90の操
作側に落下させて取出すことができるので、大変好都合
である。またオートカッター91がクラムシェル構造をな
すプロッター本体90の下方固定部に取付けられているの
で、プロッター本体の開閉操作上の負荷とならずに済
む。さらに、オートカッター91の記録紙通路が垂直であ
ることから、オートカー91がプロッター本体90の操作側
前面に大きく突出することを回避でき、プロッター本体
90の開閉操作時において邪魔にならない利点がある。
ところで、第7図の実施例においては、記録済みの記録
紙21の部分を切離す工程を必要とし、かつ操作位置から
若干遠い位置からオートカッター部へ導く必要がある。
このため操作性が幾分悪いという問題がある。そこで記
録済み記録紙21をオートカッター部へ簡単に導けるよう
に次の如く構成することが望ましい。
記録終了した一連の記録済み記録紙を、記録終了後にお
いて切断に先だって記録紙供給ロール上に先端まで巻戻
すように構成したプロッター本体に一体的に取付けら
れ、記録紙送り方向と直交する方向に切断線が一致する
Xカッターと、記録紙送り方向と平行な方向に切断線が
一致するYカッターと、記録紙面に書込まれた記録紙切
断位置を指定するマーキングを読取って前記Xカッター
およびYカッターの動作を制御する手段と、記録終了後
において一連の記録済み記録紙を、記録紙供給ロール上
に先端まで巻戻し、しかるのち上記記録紙の先端をオー
カッターに導き、画像形成済み記録紙を指定寸法に自動
切断する手段とを備える。
第8図は上記構成についての実施例を示す図である。第
7図と同様に、プロッター本体90はクラムシェル構造を
なし、記録紙供給ロール93,記録ヘッド95,現像ヘッド97
〜100,紙送りローラ102,記録紙巻取りロール105などを
備えている。
カラー画像記録工程中は記録紙21は往復移動するが、各
画面の記録終了毎にまき取りロール105上に巻取られて
いく。一連の記録終了後においてマニュアル指令または
ホスト装置からの記録終了指令に基づいて、巻取りロー
ル105上に巻取られている記録済み記録紙21は、先端ま
で記録紙供給ロール93に巻戻される。
プロッター本体90の操作側前面には、上記記録紙21を自
動切断するためのオートカッター91が取付けられてい
る。このオートカッター91の構成は第7図のものとほぼ
同一構成のものであるが、切断指定用のマーキングを読
取るためのセンサー28を記録紙通路の反対側に移動させ
て配置してある。そして記録紙供給ロール93とオートカ
ッター91の記録紙導入口11との間にガイドローラ113が
設けてある。記録紙先端は、プロッター本体90の巻取り
ロール105からカッター91の記録紙導入口111に送り込ま
れ、オートカッター91により自動切断される。なおこの
場合の切断は、記録時の記録紙送り方向と同一方向に記
録紙21を移動させながら行なうものである。したがって
切断位置指定のマーキング位置は、第5図および第6図
に示したものとは記録紙送り方向を逆にした状態で書込
んでおく。
このような構成であれば、オートカッター91に記録紙21
を送込む場合に、予め記録済み記録紙部分を切離してお
く必要はなく、また記録紙供給ロール93とオートカッタ
ー91の入口111とを極めて接近させた状態で配置するこ
とができるので、操作性が一層向上する。
ところでカラー画像を形成する段階で行なう記録紙21の
往復移動あるいは記録紙21を供給ロール93に巻取る工程
において、記録紙21の走行位置ずれが生じ、巻取りロー
ル105に巻取られた記録紙21は、巻芯22の軸方向位置が
不揃いな状態を呈している場合が多い。したがって上記
不揃いを補正しないと、正確な切断は行なえない。好都
合なことに、カラー記録を行なうプロッターにおいて
は、通常の場合、画像記録位置を安定化させて色ずれを
防止するために、記録紙供給ロール93を軸方向に移動調
整する機構を設けている場合が多い。したがってかかる
場合においては、オートカッター使用時において、上記
移動調整機構をオートカッター91による記録紙切断位置
制御のための機構として兼用させ得る。このような要求
を満すには次のように構成されることが望ましい。
画像記録時において記録紙供給ロールを軸方向へ移動調
整する機構を有し、記録終了後において、一連の記録済
み記録紙を、記録終了後において切断に先だって記録紙
供給ロール上に先端まで巻戻すように構成したプロッタ
ー本体に一体的に取付けられ、記録紙送り方向と直交す
る方向に切断線が一致するXカッターと、記録紙送り方
向と平行な方向に切断線が一致するYカッターと、記録
紙面に書込まれた記録紙切断位置を指定するマーキング
を読取って前記XカッターおよびYカッターの動作を制
御する手段とを備え、記録終了後において一連の記録済
み記録紙を、記録紙供給ロール上に先端まで巻戻し、し
かるのち記録紙先端オートカッター部へ送り込み、マー
キングにしたがってオートカッターの作動制御すると共
に、記録紙供給ロールの軸方向移動調整機構を制御する
ように構成する。
第8図において、120は記録紙供給ロール93を軸方向へ
移動調整するためのモータ、121は切換えスイッチ、122
はカッター・サーボコントローラ、123はプロッター・
サーボコントローラであり、いすれもプロッター本体90
に付属している。画像記録時においては、上記モータ12
0はプロッター・サーボコントローラ123に接続されてお
り、記録紙逆行位置,状態を検知した信号に基づいて作
動し、記録紙供給ロール93の位置を制御する。上記機構
およびコントローラは、記録終了後、記録紙21を記録紙
供給ロール93上に巻戻す段階で、記録紙供給ロール93上
に軸方向記録紙位置を整合させるように、プロッター本
体側の記録紙位置センサーの検知出力に基づいて、サー
ボコントロールする構成もとり得るが、図示例では、オ
ートカッター91に記録紙21を送り込んで自動切断する工
程において、センサー28の記録紙位置検知信号を受けた
カッター用サーボコントローラ122にモータ120のの接続
を切換えてカッター91内での記録紙位置を制御する構成
となっている。
なお本発明は前記各実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
るのは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、画像形成後において記録紙が記録紙巻
取ロールに巻取られる構成の画像形成装置に好適な画像
形成装置用オートカッターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明で用いられるオートカッタ
ー単体の機構を示す側面図および上面図、第3図および
第4図は本発明で用いられるオートカッターの制御回路
の構成を示すブロック図、第5図および第6図は本発明
で用いられるオートカッターのバリエーションを示す
図、第7図および第8図は本発明に係る画像形成装置用
オートカッターの異なる実施例をそれぞれ示す図、第9
図は従来例を示す図である。 20……巻取ロール、21……記録紙、22……巻芯、23……
ガイドローラ、24a,24b,25a,25b,26a,26b……紙送りロ
ーラ、27,28……センサー、30……Xカッター、50……
Yカッター。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未記録の記録紙を保持してなる記録紙供給
    ロールと、画像形成済みの記録紙を巻取るための記録紙
    巻取ロールと、前記記録紙供給ロール及び記録紙巻取ロ
    ール間の記録紙に対向して配置された像形成部とを備
    え、前記記録紙を前記両ロール間で往復動させ、この記
    録紙の同一部分に前記像形成部にて各々異なる色画像を
    重ねて形成しカラー画像を形成する画像形成装置に用い
    られる画像形成装置用オートカッターにおいて、 画像形成後において前記巻取ロールに巻取られかつ前記
    記録紙供給ロールから切り離された画像形成済み記録紙
    を後端から受け入れ、上記記録紙を指定寸法に切断する
    如く前記画像形成装置に一体的に付設されたカッター部
    を備えてなることを特徴とする画像形成装置用オートカ
    ッター。
  2. 【請求項2】未記録の記録紙を保持してなる記録紙供給
    ロールと、画像形成済みの記録紙を巻取るための記録紙
    巻取ロールと、前記記録紙供給ロール及び記録紙巻取ロ
    ール間の記録紙に対向して配置された像形成部とを備
    え、前記記録紙を前記両ロール間で往復動させ、この記
    録紙の同一部分に前記像形成部にて各々異なる色画像を
    重ねて形成しカラー画像を形成する画像形成装置に用い
    られる画像形成装置用オートカッターにおいて、 画像形成後において前記記録紙供給ロールに巻き戻され
    た画像形成済み記録紙を先端から受け入れ、上記記録紙
    を指定寸法に切断する如く前記画像形成装置に一体的に
    付設されたカッター部を備えてなることを特徴とする画
    像形成装置用オートカッター。
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