JPH1148553A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH1148553A
JPH1148553A JP20642297A JP20642297A JPH1148553A JP H1148553 A JPH1148553 A JP H1148553A JP 20642297 A JP20642297 A JP 20642297A JP 20642297 A JP20642297 A JP 20642297A JP H1148553 A JPH1148553 A JP H1148553A
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JP
Japan
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paper
rotary blade
cutter mechanism
roll paper
roll
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JP20642297A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Mogi
秀隆 茂木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH1148553A publication Critical patent/JPH1148553A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙使用であってもロール紙の幅寸法に
限定されず且つ寸法の揃った多数を印字書類の得ること
を可能としたプリンタ装置を提供すること。 【解決手段】 ロール紙100用の用紙トレイ1側に装
備された用紙送出ローラ4と、用紙排出側の用紙排出ロ
ーラ7とを備え、各ローラの組の相互間に、用紙走行路
Sに沿って印字出力部6を配設し、この印字出力部6と
用紙排出ローラ7との間に用紙切断用のカッタ機構を、
又これら各構成部材の動作のタイミングを設定する主制
御部を設ける。そして、前述したカッタ機構が、印字済
の用紙部分を切断する第1のカッタ機構11と、この第
1のカッタ機構部分の上流側に配置されて印字済の用紙
の幅をロール紙100の幅よりも狭い幅に設定する第2
のカッタ機構21とを備えていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置に係
り、特にロール紙を使用した情報機器(ファクシミリ,
プロッタ等)の出力装置として好適なプリンタ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真出力装置等の情報機器で
は、既存のサイズの用紙に印刷されることが多い。この
ため、既存の用紙サイズに合わせた編集しかできなかっ
た。又、従来のロール紙によるプリンタ装置では、その
用紙トレイの大きいサイズ例えばA3用紙などを収容す
るのはそれなりの大きさを必要とし、一方、小さいサイ
ズ例えばB5用紙を使用する場合には、用紙全体を入れ
換えなければこれに対応することができないという不都
合があった。
【0003】これに対して、昨今にあっては、例えば特
開平8−52914号公報にみられるように、装置の挿
入部,又は蓋の裏面に簡易カッタを設けると共に、これ
によって用紙を切断する方式のものが公表されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、その用紙切断作業時に人の手を煩わせ
なければないという不都合があり、更に又、切断作業時
以外にも刃が露出していて危険なものとなっている。ま
た、上記方式のものでは、切断用の刃がカッタナイフ方
式のものであるため、耐久性に難点があり、厚さ及び硬
さ等の異なる種々の用紙に対応するには対応しきれず動
作中に急に停止したり,或いは破損したりして、印刷後
の用紙の品質を良好に維持することが困難という不都合
があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、印字出力後のオペレータによるカッテ
ィング作業が不要となり、ロール紙を使用しているにも
係わらずロール紙の幅寸法に限定されないで且つ寸法の
揃った多数の印字書類を得ることを可能とし、且つ作業
性の改善を図り得るプリンタ装置を提供することを、そ
の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ロール紙用の用紙トレイ
側に装備された一組の用紙送出ローラと、用紙排出側に
装備された一組の用紙排出ローラとを備えている。この
各組のローラ相互間には、ロール紙用の用紙走行路に沿
って印字出力部を配設装備されている。この印字出力部
と用紙排出ローラとの間には用紙切断用のカッタ機構を
備えると共に、このカッタ機構および前述した各構成部
材の動作のタイミングを設定する主制御部を備えてい
る。そして、前述したカッタ機構を、印字出力済の用紙
部分を切断して切り離す第1のカッタ機構と、この第1
のカッタ機構部分の上流側に配置され且つ送られて来る
印字済の用紙の幅を前記ロール紙の幅よりも狭い幅に設
定する第2のカッタ機構とを備えた構成とする、という
手法を採っている。
【0007】このため、この請求項1記載の発明にあっ
ては、従来のロール紙を使用した装置と同等の機能を有
するほか、特に第2のカッタ機構の機能によって、ロー
ル紙の幅寸法に限定されることなくそれ以下の幅寸法の
印字用紙を多数正確に且つ迅速に得ることが可能とな
る。
【0008】請求項2記載の発明では、前述した請求項
1記載のプリンタ装置において、第1のカッタ機構を、
回転面がロール紙の送出方向に直交する方向に配設され
た円形状の回転刃と、この回転刃を回転自在に保持する
と共に主制御部に付勢されて作動する回転刃駆動部と、
この回転刃駆動部を回転刃と共にロール紙の幅方向に移
動せしめる回転刃移送機構部と、不使用時には回転刃を
用紙走行路から退避せしめる回転刃退避機構部とにより
構成する、という手法を採っている。
【0009】このため、この請求項2記載の発明にあっ
ては、前述した請求項1記載の発明と同等に機能するほ
か、特に回転刃を装備したので、迅速に且つ正確にカッ
ティングすることができる。また、回転刃退避機構部の
機能により、回転刃の耐久性向上を図る事が可能とな
り、オペレータの安全性向上にも寄与し得る。
【0010】請求項3記載の発明では、前述した請求項
1記載のプリンタ装置において、第2のカッタ機構を、
回転面がロール紙の送出方向に直交する方向に配設され
た円形状の回転刃と、この回転刃を回転自在に保持する
と共に主制御部に付勢されて当該回転刃を回転駆動する
回転刃駆動部と、この回転刃駆動部の作動に先立って前
述した用紙走行路を横断する方向に回転刃を移動させて
任意の位置に位置替えさせる回転刃位置替え機構部とに
より構成する、という手法を採っている。
【0011】このため、この請求項3記載の発明にあっ
ては、前述した請求項1及び請求項2記載の発明と同等
に機能するほか、又、回転刃位置替え機構部の機能によ
り、幅寸法にかかる情報を主制御部に予め設定するだけ
で、所定の情報を任意の大きさの用紙に印字出力するこ
とが可能となる。
【0012】請求項4記載の発明では、前述した請求項
3記載のプリンタ装置において、第2のカッタ機構に、
主制御部に付勢されて作動し前述した回転刃駆動部を介
して回転刃を用紙走行路に沿った所定距離を往復移動可
能に移動せしめる回転刃上流移送機構部を併設する、と
いう構成を採っている。
【0013】このため、この請求項4記載の発明にあっ
ては、前述した請求項3記載の発明と同等に機能するほ
か、とくに用紙が軟質や硬質等に変化したもの等であっ
ても充分これに対応することが可能となる。
【0014】請求項5記載の発明では、前述した請求項
3記載のプリンタ装置において、第2のカッタ機構に、
不使用時には回転刃を用紙走行路から退避せしめる回転
刃退避機構部を装備する、という構成を採っている。
【0015】このため、この請求項5記載の発明にあっ
ては前述した請求項4記載の発明と同等に機能するほ
か、回転刃退避機構部の機能により、回転刃の耐久性向
上を図る事が可能となり、オペレータの安全性向上にも
寄与し得る。
【0016】請求項6記載の発明では、前述した請求項
1,2,3,4又は5記載のプリンタ装置において、主
制御部に、前述した各構成部材の動作タイミングを設定
する所定の情報を備えたROMを併設する、という構成
を採っている。
【0017】このため、この請求項6記載の発明にあっ
ては、装置全体の稼働に際してその都度,所定の情報を
入力する必要がなくなり、装置全体の迅速な動作を確保
することができる。
【0018】請求項7記載の発明では、前述した請求項
4記載のプリンタ装置において、主制御部は、ロール紙
が軟質の場合に作動して前述した第2のカッタ機構の回
転刃を下流側から上流側に向けて移行させながらロール
紙の縦方向のカット動作を行わせしめるように回転刃上
流移送機構部を駆動制御する軟質紙用動作制御機能を備
えている、という構成を採っている。
【0019】このため、この請求項7記載の発明にあっ
ては、軟質のロール紙に対しても通常のロール紙の場合
と同様に、装置全体を動作させることが可能となる。
【0020】請求項8記載の発明では、前述した請求項
1,2,3,4,5,6又は7記載のプリンタ装置にお
いて、前述した用紙トレイ内に装備されたロール紙巻軸
に正逆回転駆動可能なロール用駆動モータを装備する。
そして、前述した主制御部が、第1のカッタ機構の動作
終了後に装置全体の動作が終了した場合に直ちに作動し
てロール用駆動モータ,用紙送出ローラおよび用紙排出
ローラを逆転駆動して前述したロール紙をその先端部が
用紙送出ローラの位置に戻るまで巻き戻すロール紙巻取
制御機能を備えている、という構成を採っている。
【0021】このため、この請求項8記載の発明にあっ
ては、前述した請求項1〜7記載の各発明と同等に機能
するほか、印字動作終了後にあっては、ロール紙を所定
位置まで巻き取ることができるので、余白を必要最小限
に抑えることができ、かかる点においてロール紙の無駄
をすくなくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3に基づいて説明する。図1において、符号1
はロール紙100を収納する用紙トレイを示す。この用
紙トレイ1内に収納されたロール紙100は、ロール紙
巻軸3に保持されている。また、符号3Aはロール紙巻
軸を正転方向又は逆転方向に回転駆動するロール用駆動
モータを示す。
【0023】この用紙トレイ1の用紙送出側には、上部
送りローラ4Aおよび下部送りローラ4Bから成る一組
の用紙送出ローラ4が装備されている。用紙トレイ1は
蓋部1Aを備え、前述した一対の用紙送出ローラ4の内
の上部送りローラ4Aが、当該用紙トレイ1の蓋1A部
分に装備されている。このため、蓋1Aを開放方向(矢
印A方向)に回転することにより、上部送りローラ4A
を下部送りローラ4Bから離間させることができる。こ
れにより、ロール紙100の収納作業が円滑に成し得る
ようになっている。
【0024】用紙トレイ1から送り出されたロール紙1
00は、用紙走行路Sを図1の左方から右方へ走行する
ようになっている。符号6は印字出力部を示す。この印
字出力部6は、用紙走行路Sの上流側から下流に向けて
順次配置された現像機構6A,感光ドラム6B,定着器
6Cを有し、感光ドラム6Bには用紙100を介して転
写ローラ6Dが併設されている。
【0025】符号7は、一組の用紙排出ローラを示す。
この用紙排出ローラ7は、用紙走行路Sの最下流領域
(図1の右側)に装備され、上部排出ローラ7Aおよび
下部排出ローラ7Bから成る。そして、この用紙排出ロ
ーラ7と前述した印字出力部6との間に、第1のカッタ
機構11と第2のカッタ機構21とが装備されている。
ここで、上記各カッタ機構11,21は、用紙走行路S
の上流側に第2のカッタ機構21が装備され、用紙走行
路Sの下流側に第1のカッタ機構11が装備されてい
る。
【0026】そして、上記各構成部材は、図2に示す主
制御部30によって予め設定された所定のタイミングで
それぞれ駆動制御されるようになっている。
【0027】次に、上記各カッタ機構について詳述す
る。まず、第1のカッタ機構11は、印字出力が完了し
た部分のロール紙100の印字領域を切断して切り離す
動作を行う。この場合、この第1のカッタ機構11の作
動時は、前述した主制御部30の指令によって用紙送出
ローラ4および印字出力部6の動作は一時的に停止され
るようになっている。そして、この切り離されたロール
紙100は、用紙排出ローラ7によって外部へ排出され
る。
【0028】この第1のカッタ機構11は、図1に示す
ように回転面がロール紙100の送出方向に直交する方
向に配設された円形状の回転刃12と、この回転刃12
を回転自在に保持すると共に前述した主制御部30に付
勢されて作動する回転刃駆動部13とを備えている。ま
た、この第1のカッタ機構11には、前述した回転刃駆
動部13を回転刃12と共にロール紙100の幅方向に
移動せしめる回転刃移送機構部14が併設されている。
【0029】図3において、符号14A,14Bは、回
転刃移送機構部14が作動して第1のカッタ機構11の
全体が移動するのを案内するガイド機構を示す。そし
て、このガイド機構14A,14Bに沿って第1のカッ
タ機構11が(矢印X方向に)移動する場合にロール紙
100が切断されるようになっている。符号14Cは搬
送用のローラを示す。
【0030】更に、この第1のカッタ機構11は、前述
した印字出力部6が作動中の場合には、この時間帯を不
使用時としてその回転刃12を用紙走行路Sから退避せ
しめる回転刃退避機構部15(図2参照)を備えてい
る。図3ではこの回転刃退避機構部15の本体部15A
が開示されている。このため、作動停止中における第1
のカッタ機構11部分の回転刃12の露出状態がなくな
り、この限りにおいて当該第1のカッタ機構11の回転
刃12部分の損傷事故の発生が有効に低減され、更には
オペレータの事故事故発生の確率を有効に低減させたも
のとなっている。ここで、回転刃退避機構部15の動作
のタイミングは、前述したように主制御部30によって
規律されている。
【0031】又、第2の第2のカッタ機構21は、送ら
れて来る印字済の用紙の幅を当該ロール紙100の幅よ
りも狭い幅に設定するためのもので、前述したように第
1のカッタ機構11部分の上流側に配置されている。
【0032】この第2のカッタ機構21は、回転面が前
述したロール紙100の送出方向に直交する方向に配設
された円形状の回転刃22と、この回転刃22を回転自
在に保持すると共に主制御部30に付勢されて当該回転
刃22を回転駆動する回転刃駆動部23とを備えてい
る。また、この第2のカッタ機構21には、前述した回
転刃駆動部23の作動開始に先立って用紙走行路Sを横
断する方向に前述した回転刃22を位置替えせしめる回
転刃位置替え機構部24(図3参照)が併設されてい
る。符号24A,24Bは、第2のカッタ機構21の全
体が移動するのを案内するガイド機構を示す。
【0033】このため、回転刃位置替え機構部24を適
宜作動させて前述した回転刃22の位置を変化させるこ
とにより、印字出力され排出される用紙の大きさを、ロ
ール紙100の幅寸法で任意の所定寸法に適宜変えるこ
とができる。
【0034】この第2のカッタ機構21には、更に、前
述した主制御部30に付勢されて作動し回転刃駆動部2
3を介して前述した回転刃22を用紙走行路Sに沿って
所定距離移動せしめる回転刃上流移送機構部25が併設
されている。ここで、25A,25Bは、第2のカッタ
機構21の全体を上流(又は下流)に向けて移動するの
を案内するガイド機構を示す。
【0035】この場合、回転刃22の移動方向は、下流
側から上流に向けて,或いは上流側から下流に向けての
いずれであってもよい。この移動方向については、用紙
の質に応じて主制御部30が所定の指令を発し、これに
基づいて設定され実行される。例えば、ロール紙100
が軟質の場合、主制御部30は軟質紙用動作制御機能を
作動させて、前述した第2のカッタ機構21の回転刃2
2を下流側から上流側に向けて移行させながらロール紙
100のカット動作を行わせるように前述した回転刃上
流移送機構部25を駆動制御する。
【0036】更に又、この第2のカッタ機構21には、
図3に示すように、不使用時には回転刃22を用紙走行
路Sから退避せしめる回転刃退避機構部26(図2参
照)が併設されている。図3ではこの回転刃退避機構部
26の本体部26Aが開示されている。このため、作動
停止中における第2のカッタ機構21部分の回転刃22
の露出状態がなくなり、この限りにおいて当該第2のカ
ッタ機構21の回転刃22部分の損傷事故の発生が有効
に低減され、更にはオペレータの事故発生の確率を有効
に低減させたものとなっている。
【0037】このため、作動停止中における第2のカッ
タ機構21部分の回転刃22の露出状態がなくなり、こ
の限りにおいて当該第2のカッタ機構21の回転刃22
部分の損傷事故の発生が有効に低減され、更にはオペレ
ータの事故発生の確率を有効に低減させたものとなって
いる。ここで、回転刃退避機構部26の動作のタイミン
グは、前述したように主制御部30によって規律されて
いる。
【0038】また、主制御部30には、図2に示すよう
に、前述した各構成部材の動作タイミングを設定する所
定の情報を備えたROM31が併設されている。このR
OM31には、前述したロール用駆動モータ40の正転
又は逆転等の回転方向の設定およびその切り換えのタイ
ミングは勿論のこと、第1および第2のカッタ機構1
1,21の動作のタイミング、或いは第2のカッタ機構
21の位置の設定等,本実施形態にあって必要とする全
ての指令およびタイミング情報が記憶されている。
【0039】また、この場合の記憶情報は、図2に示す
入力部32から予め適宜入力しておくことができるよう
になっている。また、この図2において、符号33は図
示しない上位機から送り込まれる印字用データを示す。
この印字用データは、主制御部30内で所定の信号処理
された後、メモリ34に一時的に記憶され、しかる後、
前述した印字出力部6から適宜印字出力されるようにな
っている。
【0040】ここで、符号30Aは、印字出力部6に装
備された各種のセンサ群を示す。そして、このセンサ群
30Aからの動作完了もしくは動作の異常等の情報を入
力すると共に、これに基づいて主制御部30は、各構成
部材が常に最適に動作するように当該各構成部材を駆動
制御するようになっている。
【0041】また、前述した主制御部30は、例えば以
下に示す機能も兼ね備えている。即ち、前述した第1の
カッタ機構11の動作終了後に装置全体の動作が終了し
た場合(例えば外部から全体動作終了等の情報が入力さ
れた場合)には、直ちに作動してロール用駆動モータ,
排出ローラおよび送出ローラを逆転駆動し前述したロー
ル紙をその先端部が用紙送出ローラの位置に戻るまで巻
き戻すロール紙巻取制御機能を備えている。このため、
主制御部30のかかる機能によって、前述したロール紙
100は、その無駄が有効に低減される。
【0042】次に、上記実施形態の全体的な動作につい
て説明する。
【0043】まず、開閉式の用紙トレイ1の内部に、ロ
ール紙100を挿入する。この場合、用紙トレイ1を開
けると蓋1Aには前述したように上部紙送りローラ3A
が装備されているため、当該上部紙送りローラ3Aも一
緒に上に持ち上げられるため、ロール紙100の挿入作
業が円滑になされる。そして、ロール紙100を駆動式
のロール紙巻軸3に差し込む。続いて、ロール紙100
の端を引っ張り出し下部紙送りローラ3Bの上まで持っ
てくる。そこで用紙トレイ1の蓋を閉じる。
【0044】このとき、下部紙送りローラ3Bと上部紙
送りローラ3Aでロール紙100をを挟み込み、印刷準
備状態のところまでロール紙100を走行させる。そし
て、印字出力部を作動させて上位装置から送られてきた
印字用データ33をロール紙100に印刷する。
【0045】その過程として、本実施形態にあっては、
電子写真方式としての感光体ドラム6Bと転写ローラ6
Dにより、トナーをロール紙100上に付着させ、その
後に定着器6Cで定着させる。
【0046】ロール紙100に対する転写定着が完了し
た後、前述した第1及び第2のカッタ機構11,12を
所定のタイミングで作動させ、ロール紙100を切断す
る。かかる動作は、前述したように主制御部30が予め
設定されたプログラムに従って所定の制御指令を発する
ことによって実行される。この場合、回転刃を駆動する
経路は、予めROM31に記憶させてあるので主制御部
30からの指令をまって各カッタ機構11,21が作動
する。
【0047】これにより、ロール紙100から予め設定
した大きさの用紙を切り出されることとなる。この場
合、切断後の用紙の大きさについては、予め入力部32
からその情報を入力し得るようになっている。
【0048】ここで、上記第1及び第2のカッタ機構1
1,12は、通常使用しない場合は前述した用紙走行路
Sから退避した状態に設定される。具体的には装置の下
方に沈めた状態に設定するようになっている。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、回転刃を自動的に駆動するように
したので、オペレータによる直接の操作が不要となり、
かかる点において予め所定の用紙のカット寸法にあわせ
て第2のカッタ機構の位置を設定しておくことにより、
特に熟練を要することなくロール紙の幅寸法以下の大き
さの幅寸法の印字用紙を多数正確に切断し排出すること
ができ、かかる点において印字出力後のオペレータによ
るカッティング作業が不要となり、ロール紙を使用して
いるにも係わらずロール紙の幅寸法に限定されない同一
寸法の印字書類の複数枚を得ることが可能となり、作業
性が大幅に改善される。
【0050】また、第2のカッタ機構に回転刃位置替え
機構部を装備すると、ロール紙から任意の大きさの複数
の印字書類を連続して得ることができ、かかる点におい
て印字書類の用紙の大きさを変えても同一のロール紙で
これに対応することができ、特にテスト印刷や長いデー
タの羅列を印刷したい場合等にあってはすこぶる都合が
よい。
【0051】更に、印字動作終了後にあっては、ロール
紙を所定位置まで巻き取ることができるので、余白を必
要最小限に抑えることができ、かかる点においてロール
紙の無駄をすくなくすることができるという従来にない
優れたプリンタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に開示した実施形態の制御系を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1に開示した実施形態の動作を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 用紙トレイ 3 ロール紙巻軸 3A ロール用駆動モータ 4 用紙送出ローラ 6 印字出力部 7 用紙排出ローラ 11 第1のカッタ機構 12,22 回転刃 13,23 回転刃駆動部 14 回転刃移送機構部 15,26 回転刃退避機構部 21 第2のカッタ機構 30 主制御部 31 ROM 100 ロール紙 S 用紙走行路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙用の用紙トレイ側に装備された
    一組の用紙送出ローラと、用紙排出側に装備された一組
    の用紙排出ローラとを備え、この各ローラの組の相互間
    に、前記ロール紙用の用紙走行路に沿って印字出力部を
    配設装備すると共に、この印字出力部と用紙排出ローラ
    との間に用紙切断用のカッタ機構を備え、このカッタ機
    構および前記各構成部材の動作のタイミングを設定する
    主制御部を備えて成るプリンタ装置において、 前記カッタ機構が、印字出力済の用紙部分を切断して切
    り離す第1のカッタ機構と、この第1のカッタ機構部分
    の上流側に配置され且つ送られて来る印字済の用紙の幅
    を前記ロール紙の幅よりも狭い幅に設定する第2のカッ
    タ機構とを備えていることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のカッタ機構を、回転面が前記
    ロール紙の送出方向に直交する方向に配設された円形状
    の回転刃と、この回転刃を回転自在に保持すると共に前
    記主制御部に付勢されて作動する回転刃駆動部と、前記
    回転刃駆動部を回転刃と共に前記用紙の幅方向に移動せ
    しめる回転刃移送機構部と、不使用時には前記回転刃を
    前記用紙走行路から退避せしめる回転刃退避機構部とに
    より構成したことを特徴とする請求項1記載のプリンタ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のカッタ機構を、回転面が前記
    ロール紙の送出方向に直交する方向に配設された円形状
    の回転刃と、この回転刃を回転自在に保持すると共に前
    記主制御部に付勢されて当該回転刃を回転駆動する回転
    刃駆動部と、この回転刃駆動部の作動に先立って前記用
    紙走行路を横断する方向に前記回転刃を位置替えせしめ
    る回転刃位置替え機構部とにより構成したことを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のカッタ機構に、前記主制御部
    に付勢されて作動し前記回転刃駆動部を介して前記回転
    刃を前記用紙走行路に沿った所定距離を往復移動可能に
    移動せしめる回転刃上流移送機構部を併設したことを特
    徴とする請求項3記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のカッタ機構に、不使用時には
    前記回転刃を前記用紙走行路から退避せしめる回転刃退
    避機構部を装備したことを特徴とする請求項3記載のプ
    リンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記主制御部に、前記各構成部材の動作
    タイミングを設定する所定の情報を備えたROMを併設
    したことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載
    のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 前記主制御部は、ロール紙が軟質の場合
    に作動して前記第2のカッタ機構の回転刃を下流側から
    上流側に向けて移行させながら前記ロール紙のカット動
    作を行わせしめるように前記回転刃上流移送機構部を駆
    動制御する軟質紙用動作制御機能を備えていることを特
    徴とした請求項4記載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 前記用紙トレイ内に装備されたロール紙
    巻軸に正逆回転駆動可能なロール用駆動モータを装備す
    ると共に、前記主制御部が、前記第1のカッタ機構の動
    作終了後に装置全体の動作が終了した場合には直ちに作
    動して前記ロール用駆動モータ,用紙送出ローラおよび
    用紙排出ローラを逆転駆動し前記ロール紙をその先端部
    が前記用紙送出ローラの位置に戻るまで巻き戻すロール
    紙巻取制御機能を備えていることを特徴とした請求項
    1,2,3,4,5,6又は7記載のプリンタ装置。
JP20642297A 1997-07-31 1997-07-31 プリンタ装置 Pending JPH1148553A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6872166B2 (en) * 2002-03-28 2005-03-29 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Automatic transmission system and method for controlling thereby
CN102529152A (zh) * 2012-02-15 2012-07-04 蚌埠市振华包装机械有限责任公司 纸板印刷、开槽切角、分纸压线一体化成型机
CN111615456A (zh) * 2018-01-31 2020-09-01 惠普发展公司,有限责任合伙企业 具有可移动沟槽盖的切割器组件

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