JP2000025316A - 画像出力装置及びインクカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇華型プリンタにおけるインクリボンの各色
Ｃ，Ｍ，Ｙの長さは、印刷紙の長さに依存し、長さの異
なる印刷紙例えば標準サイズ紙とパノラマ専用紙など毎
にインクリボン及びそれ用のインク（リボン）カセット
を作成する必要があり、高コスト化する問題点を解消す
る。 【解決手段】 このため、インクリボン４０３は、１組
を構成する各色Ｙ，Ｍ，Ｃ区分の長さが標準紙用の印字
可能領域の最大長の２倍以上とし、前記各色区分及び各
１組を区分する各マーク１０２，１０１を付してインク
カセット内に収納し、前記各マークの検出紙により、色
区分及び前記１組単位として移動可能に構成することに
より、前記標準紙及びパノラマ紙の双方に印字を可能と
した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】１種類のインク（リボン）カ
セットを用いて、第１の標準サイズの被印刷紙と、この
第１の被印刷紙と幅は同じ長さが２倍である第２の被印
刷紙との２種類の印刷を可能とする昇華型画像出力装置
（プリンタ）およびインクカセットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、面順次に画像を構成するこの種の
昇華型プリンタはインクリボン上にＣ（シアン）、Ｍ
（マゼンタ）、Ｙ（イエロー）の各インクを図１に示す
ように色付けされており、それぞれの色の長さは（被）
印刷紙の大きさにより決定されていた。すなわち図１の
Ｌは印刷紙における印字可能領域の最大長に等しく、ま
たはインクシート及び印紙紙の移動精度を考慮して印刷
紙における印字可能領域の最大長より少し長めに作成さ
れていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】すなわちインクリボン
の各色の長さは、印刷紙の長さに依存し、長さの異なる
印刷紙毎にインクリボン、及びそのインクリボンを収納
したインク（リボン）カットを作成しなければならなか
った。また、同一のインクリボンカセットにより異なる
長さの印刷紙に対応するために、長い印刷紙の長さに合
わせたインク（リボン）カセットを用いて、インクリボ
ンの各色のインク領域の長さより短い用紙に印字を行う
ことも可能であったが、この場合、インクリボンの未使
用領域が多くなるため、無駄が多くコストダウンが図れ
ないという問題点があった。

【０００４】本発明は、以上のような問題点を解消する
ための画像出力装置及びインクカセットの提供を目的と
している。

【０００５】

【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記の各項（１）〜（５）のいずれかに示す画像
出力装置またはインクカセットの提供により前記目的達
成しようとするものである。

【０００６】（１）被印刷紙を案内するプランテンと、
このプランテン上の前記被印刷紙にサーマルヘッドによ
り圧接されるインクリボンとを有し、前記被印刷紙上に
画像を印刷するカラープリンタにおいて、前記インクリ
ボンは、１組を構成する各色区分のインクリボンの長さ
が、第１の標準サイズの被印刷紙における印刷可能領域
の最大長Ｌの２倍以上であると共に、前記各色区分の位
置を検出するための第１のマークと前記１組を単位とし
て検出するための第２のマークとを付してカセットに収
納されているインクカセットと、前記各マークを所定の
位置で検出する検出器と、この検出器の出力によって前
記インクリボンをその色区分毎に移動する第１の駆動制
御手段と、前記区分の１組を単位として移動することが
できる第２の駆動制御手段とを有し、前記第１の被印紙
紙及び、この第１の被印刷紙と幅は等しく長さ方向の長
さが２倍である前記第２の被印刷紙の双方を印字可能と
したことを特徴とする画像出力装置。

【０００７】（２）前項（１）記載画像出力装置におい
て、前記インクカセットの２つのインクリボンを巻く、
または供給するための第１軸及び第２軸を回転させるた
めの駆動部に係合するための巻き取り軸係合部及び供給
軸係合部を有し、前記インクカセットは、前記画像出力
にセットしたとき、前記巻き取り軸係合部に前記第１
軸、前記供給軸係合部に前記第２軸がそれぞれ係合、ま
たは前記巻き取り軸係合部に前記第２軸、前記供給軸係
合部に前記第１軸がそれぞれ係合することが可能である
ことを特徴とするインクカセット。

【０００８】（３）前記画像出力装置は、前記インクカ
セットの２つのインクリボンを巻く第１軸に巻かれたイ
ンクリボンが、第２軸方向へと巻かれ移動しながら印字
する場合の第１印刷モードと、前記第２軸に巻かれたイ
ンクリボンが前記第１軸方向へ巻かれ移動しながら印字
する場合の第２印刷モードとを有し、前記第１，２印刷
モードにより前記記録被印刷紙への色転写の順及び送り
使用されるインクリボン領域が異なることを特徴とする
前項（１）記載の画像出力装置。

【０００９】（４）前記インクカセットは、前記第１印
刷モードで使用されるインクリボン領域がすべて使用済
であることを示す第１インク終了提示部と、前記第２印
刷モードで使用されるインクリボン領域がすべて使用済
であることを示す第２インク終了提示とを有し、前記画
像出力装置により前記第１，２インク終了提示部の情報
を読み取ることを特徴とする前項（３）記載の画像出力
装置。

【００１０】（５）前記インクカセットは、前記題１軸
に巻かれたインクリボンが前記第２軸方向へと巻かれ移
動しながら印字する第１印刷モードまたは前記第２軸に
巻かれたインクリボンが前記第１軸方向へと巻かれ移動
しながら印字する第２印刷モードで動作可能であるか否
かを検知可能とするための、モード提示手段を有するこ
とを特徴とする前項（２）記載のインクカセット。

【００１１】

【作用】以上のような本発明構成により、構造及びイン
クシートの同じインクリボンカセットを用いて、第１の
標準サイズの印刷紙と、この第１の印刷紙と幅は同じ長
さが２倍である例えばパノラマサイズの第１の印刷紙と
の２種類の印刷が可能となる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施の形態
を一実施例に基づき、図面を参照して詳細に説明する。

【００１３】

【実施例】図１は、本発明実施例プリンタに用いられる
インクリボンを示したものであり、１０１は、インクの
一組（Ｃ，Ｍ，Ｙ組み合わせを１組とする）の区切りを
示すマークであり、１０２は、それぞれの構成要素色の
区切りを示すマークである。本実施例に示すプリンタに
は、「標準（サイズ）紙」と「パノラマ紙」との２種類
の印刷紙が用意されている。この用紙は、図２に示すよ
うに、標準紙、パノラマ紙と共に、幅は等しく、長さは
パノラマ紙が標準紙の２倍の長さとなっている。ちなみ
に、インクリボンの長さはパノラマ紙を印字するための
長さだけ設けられている。

【００１４】このプリンタは、標準紙及びパノラマ紙の
両方の印刷紙に対して一種類のインク（リボン）カセッ
トを用いてプリントを行うものである。また本発明にお
いては、一つのインクカセットリボンを使い切るまで、
標準紙とパノラマ紙との途中入れ替え印刷は行うことは
できない。すなわち、インク（リボン）カセットは、標
準紙、パノラマ紙それぞれ専用のものが用意されるが、
インクカセットの構造、インクリボンは、全く同一のも
のとなっている。

【００１５】以下、本実施例におけるプリンタの動作を
図３に示すプリンタの簡略構成ブロック図を用いて説明
する。

【００１６】標準紙印刷の場合 ユーザは、まず印刷紙に標準紙を用いるかパノラマ紙を
用いるかをインタフェース部３０１を用いて印刷紙情報
を設定する。ここでは標準紙に印刷を行うため、「標準
紙」という情報が設定される。印刷紙情報が設定される
とインクカセットチェック部３０２によりユーザが設定
した印刷紙と現在プリンタにセットされいるインクカセ
ットとが、その印刷紙専用のものと一致しているか否か
をチェックする。

【００１７】即ち、ここで、インクカセットが「パノラ
マ紙専用」であれば、印刷不可能をユーザに知らせるた
めの信号を発し、インクカセットが「標準紙専用」であ
れば、次の動作へ移行する。さらにここで、インクカセ
ットが「標準紙専用」であった場合は、インクカセット
のセット状態をチェックする。このインクカセットの種
別判別は、詳述しないが、反射、または磁気等のシール
により行われる。

【００１８】ここでのこのインクカセットのセット状態
の検知について簡単に説明する：図４は、インクカセッ
トの、図５はプリンタ要部の各簡略図である。印刷紙へ
のインクの転写は、図５に示されるように、供給軸５０
１よりインクの塗布されたインクシートが供給、サーマ
ルヘッド５０３によりインクが昇華、プラテン５０４に
より印刷紙に圧接されて印刷紙５０５にインクが転写さ
れる。また転写された後のインクリボン４０３は巻き取
り軸５０２へと巻き取られる。

【００１９】図４はインクカセットであり、インクリボ
ン４０３を供給または巻き取るための第１軸４０１、第
２軸４０２があり、始めは穴４０６がある側、すなわち
第１軸４０１側にインクリボン４０３が図示のような色
順に巻かれている。またこのインクカセットは各爪４０
４，４０５が容易されており、爪１ ４０４は、インク
リボン４０３がすべて第１軸４０１側から、第２軸４０
２側へ巻き取られた時にプリンタにより折られる。また
爪２ ４０５も、同様インクリボンが第２軸４０２にす
べて巻かれた状態（爪１ ４０１が折られた状態）から
第１軸４０１へとインクリボンがすべて巻き取られた時
にプリンタにより折られるようになっている。

【００２０】すなわち、図３のインクカセットチェック
部３０２によるインクカセット状態の検知とはインクカ
セットの第１及び第２軸４０１．４０２のどちらがプリ
ンタの供給軸となっているかを、図４の穴４０６を用い
てプリンタの穴検知部（図示せず）により判別すること
であり、またインクカセットをプリンタにセットした状
態で、供給軸側となる爪４０４または４０５が折られて
いるか折れていないかを爪検知部（図示せず）により検
知することにより、インクリボン切れを検知することで
ある。このため爪検知部は２つの爪を検知し、インクカ
セット状態を知ることができる。表１にカセットをセッ
トした状態のステータスを示す。

【００２１】

【表１】

【００２２】インクカセットのセット状態が検知され、
かつ「インクリボン切れ」または「カセット逆挿入」で
なければ、画像データが図３のインタフェース部３０１
を介して画像処理部３０３へ送られる。画像処理３０３
において、画像データはプリンタ出力するための色変
換、解像度変換、エッジ強調等の色処理及び画像処理３
０３が施され、画像出力制御部３０４へと送られる。画
像出力制御部３０４では、インクカセットチェック部３
０２から送られてくるインクカセットのセット状態の情
報から、印刷モードを設定する。

【００２３】ここでインクカセットの第１軸４０１がプ
リンタの供給軸側になる場合の印刷モードを「第１印刷
モード」（色の印刷順は、Ｙ，Ｍ，Ｃ）、またはインク
カセットの軸の第２軸４０２が供給側になるようインク
カセットを１８０度回転させてセットした場合の印字モ
ードを「第２印刷モード」（色の順はＣ，Ｍ，Ｙ）とす
る。

【００２４】ここでは、まずインクカセットが第１印刷
モードで動作するようにセットされていた場合について
述べる。第１印刷モードによる印刷はイエローＹ，マゼ
ンタＭ，シアンＣの順に面順次で印刷される。すなわち
画像出力制御部３０４により、まずインクリボン４０３
の頭出し、印刷紙５０５の頭出しが行われる。

【００２５】ここでは、インク一組（Ｙ，Ｍ，Ｃ）の先
頭１０１（図１）のマークがプリンタ中の不図示のイン
クリボン頭出し機構により検知され、頭出しが行われ
る。また同様に、印刷紙５０５の頭出しも、印刷紙頭出
し機構により頭出しが行われる。それぞれの頭出しが終
了すると、インクリボン４０３と印刷紙５０５が同じ速
度でプラテン５０４と紙送りローラとにより移動し、画
像のイエロー成分の画像データを基に、サーマルヘッド
５０３を駆動し、印刷が行われる。

【００２６】イエローインクの印刷が終了すると、印刷
紙５０５は、再び頭出し位置まで戻され、インクリボン
４０３は、イエローインクの未使用領域を空送りしなが
ら色区分マーク１０２（図１）によりマゼンタインクの
頭出しが行われる。それぞれの頭出しが終了すると、イ
エローの場合と同様にマゼンタインクが印刷紙５０５へ
印刷される。

【００２７】以下、同様にシアンの印刷が行われる。こ
こでは印刷リボンの各色の長さが印刷紙５０５の長さの
２倍にあるため、図６のリボンが図７に示したような状
態でインクリボンが使用されていく。

【００２８】何枚かの印刷が繰り返され、インクリボン
４０３（図４）がなくなると、インクリボン終端検出手
段によりインクリボンの終端が検出され、図４中のイン
クカセットの爪１ ４０４がプリンタの爪折手段により
折られるようになっている。これで第１印刷モードの終
了となる。

【００２９】ユーザは、第１印刷モードにおけるインク
リボン切れを認識すると、インクリボンカセットを１８
０度回転させてプリンタのセットする。このように、イ
ンクカセットをセットすると、プリンタは第２印刷モー
ドで動作するようになる。以下、第２印刷モード時につ
いて説明する。

【００３０】インクカセット第２軸４０２がプリンタの
供給軸５０１側にくるようにインクカセットがプリンタ
にセットされると、図４の穴４０６は、前述した穴検知
部により検知することができなくなる。これによりイン
クカセットの第２軸４０２が、プリンタの供給軸５０１
側になっていることが分かる。さらに、各爪４０４，４
０５を検知することにより、インクリボンの状態が分か
る。図３のインタフェース部３０１より送られてくる画
像データは画像処理部３０３へ送られ、色処理および画
像処理されて画像出力制御部３０４へ送られる。画像出
力制御部３０４においては、インクカセットチェック部
３０２部より送られてきた情報より、第２印刷モードに
より印刷される。

【００３１】インクリボン４０３は、図８に示すような
状態で第２軸４０２に巻かれており、印刷実行時には、
インクリボン頭出しにより、１組のインク（Ｃ，Ｍ，
Ｙ）の頭である８０１が検知され、頭出し位置までセッ
トされる。また、印刷紙５０５も同様に頭出しされ、ま
ず、画像のシアン成分の信号を基準に、図５に示すサー
マルヘッド５０３を駆動、プラテン５０４、紙送りロー
ラーを用いて図８中のインクリボンの未使用領域を用い
て印刷する。シアンの印刷が終了すると、インクリボン
はマーク８０２を用いて、マゼンタインクの頭出しが行
われ、印刷紙５０６も頭出し位置まで巻き戻される。以
下、同様にマゼンタの信号に基づき印刷紙５０５にマゼ
ンタインクの印刷を行う。以下同様、イエローインクの
印刷を行う。

【００３２】パノラマ紙印刷の場合 ここでは、パノラマ紙に印刷を行うため、「パノラマ
紙」という情報が図３のインタフェース部３０１に入力
される。印刷紙情報が設定されるとインクカセットチェ
ック部３０２によりユーザが設定した印刷紙５０５と、
現在プリンタにセットされているインクカセットとがそ
の印刷紙専用のものと一致しているか否かをチェックす
る。すなわち、ここでインクカセットが「標準紙専用」
であれば、「印刷不可能」をユーザに知らせるための信
号を発し、インクカセットが「パノラマ紙専用」であれ
ば次の動作へ移行する。ここで、このインクカセットの
セット状態及びインク切れの検知について簡単に説明す
る：まず、プリンタの穴検知部により、プリンタの供給
軸５０１側に穴４０６があるか否かを確認する。もし穴
４０６がなければ「カセット逆挿入」として、ユーザに
１８０度回転してセットし直すように信号を発する。次
に穴が確認されると、爪検知部により爪１ ４０４が折
れていないかどうか確認する。

【００３３】折れていなければ「インクリボン切れ」で
はないため、次の動作へ移行する。表２にカセットをセ
ットした状態のステータスを示す。ここでは標準紙印刷
の場合と異なり。インクシートのインク領域が全部使用
されるため、カセットの第２軸４０２から第１軸４０１
へインクシートが移動する「第２印刷モード」は動作し
ない。

【００３４】

【表２】

【００３５】カセットのセット状態が確認されると、画
像データ図３の画像処理３０３へ送られ、色処理及び画
像処理が施され画像出力制御部３０４へ送られる。画像
出力制御部３０４では、まずインクリボンの頭出し、印
刷紙５０５の頭出しが行われる。

【００３６】ここでは、インク一組（Ｙ，Ｍ，Ｃ）の先
頭マーク１０１が、プリンタ中の不図示のインクリボン
頭出し機構により検知され、頭出しが行われる。また同
様に印刷紙５０５の頭出しも印刷紙頭出し機構により頭
出しが行われる。

【００３７】それぞれの頭出しが終了すると、インクリ
ボン４０３と印刷紙５０５とが同じ速度でプラテン５０
４と紙送りローラとにより移動し、画像のイエロー成分
の画像データを基にサーマルヘッド５０３を駆動し、印
刷が行われる。イエローインクの印刷が終了すると、印
刷紙５０５は、再び頭出し位置まで戻され、インクリボ
ン４０３は、色区分マーク１０２によりマゼンタインク
の頭出しが行われる。

【００３８】それぞれの頭出しが終了すると、イエロー
の場合と同様に、マゼンタインクが印刷紙５０５へと印
刷される。以下同様に、シアンの印刷が行われる。ここ
では印刷リボン４０３の各色の長さが印刷紙５０５の長
さの２倍あるため、図７に示した様な状態でインクリボ
ン４０３が使用されていく。

【００３９】何枚かの印刷が繰り返され、インクリボン
４０３がなくなると、インクリボン終端検出手段によ
り、インクリボン４０３の終端が検出され、図４中のイ
ンクカセットの爪１ ４０４がプリンタの爪折手段によ
り折られる。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明により、構
造及びインクシートの同じインクリボンカセットを用い
て、第１の印刷紙と、第１の印刷紙の幅は同じで長さが
２倍である第２の印刷紙の２種類が可能となり、インク
カセットのコストダウンを図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施例プリンタのインクリボン

【図２】 実施例に用いられる印刷紙の種類

【図３】 実施例のプリンタの簡略構成ブロック図

【図４】 実施例のインクカセットの簡略図

【図５】 実施例のプリンタの要部簡略図

【図６】 実施例の動作説明図

【図７】 実施例の動作説明図（第１印刷モード）

【図８】 実施例の動作説明図（第２印刷モード）

【符号の説明】

１０１ インクの１組の区切りマーク １０２ 構成要素色の区切りマーク ３０１ インタフェース部 ３０２ インクカセットチェック部 ３０３ 画像処理部 ３０４ 画像出力制御部 ４０１／４０２ 第１／第２軸 ４０３ インクリボン ４０４ 爪 ５０１ 供給軸 ５０２ 巻き取り軸 ５０３ サーマルヘッド ５０４ プラテン ５０５ （被）印刷紙

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 京極 浩 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 白岩 敬信 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平井 信也 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 Ｆターム(参考） 2C065 AA01 AB03 AC01 DC06 DC07 2C068 AA02 AA08 AA15 BD04 BD23 BD31 BD49 EE02 EE56 EE57 EE59 EE60 GG01 GL01 GN03 KK13 KK14 KK19 KK24 NN02 NN16

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被印刷紙を案内するプランテンと、この
   プランテン上の前記被印刷紙にサーマルヘッドにより圧
   接されるインクリボンとを有し、前記被印刷紙上に画像
   を印刷するカラープリンタにおいて、 前記インクリボンは、１組を構成する各色区分のインク
   リボンの長さが、第１の標準サイズの被印刷紙における
   印刷可能領域の最大長Ｌの２倍以上であると共に、 前記各色区分の位置を検出するための第１のマークと前
   記１組を単位として検出するための第２のマークとを付
   してカセットに収納されているインクカセットと、 前記各マークを所定の位置で検出する検出器と、この検
   出器の出力によって前記インクリボンをその色区分毎に
   移動する第１の駆動制御手段と、前記区分の１組を単位
   として移動することができる第２の駆動制御手段とを有
   し、 前記第１の被印紙紙及び、この第１の被印刷紙と幅は等
   しく長さ方向の長さが２倍である前記第２の被印刷紙の
   双方を印字可能としたことを特徴とする画像出力装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載画像出力装置において、前
   記インクカセットの２つのインクリボンを巻く、または
   供給するための第１軸及び第２軸を回転させるための駆
   動部に係合するための巻き取り軸係合部及び供給軸係合
   部を有し、 前記インクカセットは、前記画像出力にセットしたと
   き、前記巻き取り軸係合部に前記第１軸、前記供給軸係
   合部に前記第２軸がそれぞれ係合、または前記巻き取り
   軸係合部に前記第２軸、前記供給軸係合部に前記第１軸
   がそれぞれ係合することが可能であることを特徴とする
   インクカセット。
3. 【請求項３】 前記画像出力装置は、前記インクカセッ
   トの２つのインクリボンを巻く第１軸に巻かれたインク
   リボンが、第２軸方向へと巻かれ移動しながら印字する
   場合の第１印刷モードと、前記第２軸に巻かれたインク
   リボンが前記第１軸方向へ巻かれ移動しながら印字する
   場合の第２印刷モードとを有し、 前記第１，２印刷モードにより前記記録被印刷紙への色
   転写の順及び送り使用されるインクリボン領域が異なる
   ことを特徴とする請求項１記載の画像出力装置。
4. 【請求項４】 前記インクカセットは、前記第１印刷モ
   ードで使用されるインクリボン領域がすべて使用済であ
   ることを示す第１インク終了提示部と、前記第２印刷モ
   ードで使用されるインクリボン領域がすべて使用済であ
   ることを示す第２インク終了提示とを有し、 前記画像出力装置により前記第１，２インク終了提示部
   の情報を読み取ることを特徴とする請求項３記載の画像
   出力装置。
5. 【請求項５】 前記インクカセットは、前記題１軸に巻
   かれたインクリボンが前記第２軸方向へと巻かれ移動し
   ながら印字する第１印刷モードまたは前記第２軸に巻か
   れたインクリボンが前記第１軸方向へと巻かれ移動しな
   がら印字する第２印刷モードで動作可能であるか否かを
   検知可能とするための、モード提示手段を有することを
   特徴とする請求項２記載のインクカセット。