JPH04348982A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カラーサーマルプリン
タ等の記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、記録装置として、所定サイズの用
紙（例えばＡ３用紙）および当該用紙の１／２サイズの
用紙（Ａ４用紙）を選択的に印字部へ給送しカラー転写
リボンを用いてカラー印刷するものが知られている。

【０００３】かかる記録装置の概略構成を図６に示す。 図において、１は装置本体である。装置本体１には、印
字部２（サーマルヘッド３，プラテン４）および用紙送
り装置１０等が設けられている。

【０００４】ここで、印字部２には、リボン巻取機構３
０により所定サイズの用紙（Ａ３用紙）に応じた専用の
カラー転写リボン５が送り込まれる構成とされている。 このリボン巻取機構３０は、巻取ローラ３１および当該
巻取ローラ３１を矢印方向に回転させる駆動モータ（図
示省略）を含み構成されている。また、カラー転写リボ
ン５は、図７に示す如く，所定サイズ用紙（Ａ３用紙）
に応じた長さ毎に複数色〔例えばイエロー（Ｙ），マゼ
ンタ（Ｍ），シアン（Ｃ）の３色〕の各色が順次対応し
て塗布されている。

【０００５】なお、カラー転写リボン５には、色の変り
目毎にマーク６が設けられているのが一般的である。ま
た、図６において、７はマーク６を検知するためのリボ
ンセンサーである。また、８は用紙センサーである。

【０００６】一方、用紙送り装置１０は、所定サイズ用
紙（Ａ３用紙）および当該用紙の１／２サイズの用紙（
Ａ４用紙）を選択的に印字部２に給送可能に形成されて
いる。

【０００７】具体的には、用紙送り装置１０は、第１，
第２のカセット１１，２１および各カセット１１，２１
内の用紙（Ａ３，Ａ４用紙）を印字部２へ給送するため
の第１，第２の用紙給送手段１２，２２を有している。

【０００８】ここで、第１の用紙給送手段１２は、給紙
ローラ１３および搬送ローラ１４，１５，１６等から構
成されている。また、第２の用紙給送手段２２は、給紙
ローラ２３および搬送ローラ２４，２５，１５，１６等
から構成されている。

【０００９】しかして、上記した記録装置を用いて所定
サイズの用紙（Ａ３用紙）をカラー印刷する場合には、
当該用紙は第１カセット１１より第１の用紙給送手段１
２を用いて印字部２に給送される。また、リボン巻取機
構３０が駆動されてカラー転写リボン５の１印刷分の各
色塗布部分〔（Ｙ），（Ｍ），（Ｃ）〕が順次印字部２
へ送り込まれる。そして、カラー転写リボン５の最初の
マーク６が検出されたときに第１回目の印刷を行って用
紙に例えばイエローの画像を印刷し，２番目のマーク６
が検出されたときに第２回目の印刷を行って前記イエロ
ーの画像上にマゼンタの画像を印刷し，さらに３番目の
マークが検出されたときに第３回目の印刷を行って前記
した画像上にシアンの画像を印刷してカラー印刷を行う
。

【００１０】一方、１／２サイズ用紙（Ａ４用紙）をカ
ラー印刷する場合には、カラー転写リボン５を当該用紙
（Ａ４用紙）に応じたものに交換して上記したと同様な
印刷動作を行う。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の記録装置においては、所定サイズ用紙（Ａ３用紙）
および１／２サイズ用紙（Ａ４用紙）毎に専用のカラー
転写リボン５を用意し，各用紙（Ａ３，Ａ４用紙）を印
刷する毎にリボン交換しなければならず煩雑で手間がか
かる欠点を有する。

【００１２】本発明の目的は、上記事情に鑑み、リボン
交換をすることなく所定サイズの用紙および当該用紙の
１／２サイズの用紙を選択的にカラー印刷することがで
きる記録装置を提供することにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は、所定サイズの
用紙および当該用紙の１／２サイズの用紙を選択的に印
字部へ給送するとともにリボン巻取機構を駆動してカラ
ー転写リボンの１印刷分の各色塗布部分を順次前記印字
部へ送り込んでカラー印刷する記録装置において、前記
カラー転写リボンを巻き戻し可能なリボン巻戻し機構と
、前記１／２サイズ用紙のカラー印刷が複数回繰り返さ
れる際に奇数回目は前記カラー転写リボンの１印刷分の
各色塗布部分の前後半のいずれか半分を使用しかつ偶数
回目は前記カラー転写リボンを巻き戻し前回奇数回目で
の各色塗布部分の未使用部分を使用してカラー印字され
るように前記リボン巻取機構とリボン巻戻し機構とを駆
動制御する制御手段と、を設けたことを特徴とする。

【００１４】

【作用】本発明では、所定サイズの用紙（例えばＡ３用
紙）をカラー印刷する場合には、当該用紙が選択的に印
字部へ給送されるとともにリボン巻取機構によりカラー
転写リボンの１印刷分の各色塗布部分が順次印字部へ送
り込まれカラー印刷される。

【００１５】また、所定サイズ用紙（Ａ３用紙）の１／
２サイズの用紙（Ａ４用紙）のカラー印刷が複数回繰返
される際には、制御手段は、奇数回目（例えば第１回目
）にはカラー転写リボンの１印刷分の各色塗布部分の前
後半のいずれか半分が使用されてカラー印刷されるよう
にリボン巻取機構とリボン巻戻し機構とを駆動制御する
。

【００１６】また、制御手段は、偶数回目（例えば第２
回目）には，カラー転写リボンを巻き戻し前回奇数回目
での各色塗布部分の未使用部分が使用されてカラー印刷
されるようにリボン巻取機構等を駆動制御する。

【００１７】これにより、リボン交換することなく所定
サイズの用紙（例えばＡ３用紙）および当該用紙の１／
２サイズの用紙（Ａ４用紙）を選択的にカラー印刷する
ことができる。

【００１８】

【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき説明する。 本実施例に係る記録装置は、図１および図２に示す如く
，装置本体１，用紙送り装置１０，リボン巻取機構３０
ならびに本装置の特徴部であるリボン巻戻し機構４０お
よび制御手段５０を含み構成されている。

【００１９】なお、図６に示した構成要素と同一のもの
については同一の符号を付し、その説明を省略もしくは
簡略化する。

【００２０】ここで、リボン巻戻し機構４０は、カラー
転写リボン５を巻き戻すための手段である。本実施例で
は、リボン巻戻し機構４０は、ローラ４１および駆動モ
ータ４２を含み構成されている。ここで、駆動モータ４
２は、動力伝達機構４３等を介してローラ４１および巻
取ローラ３１をそれぞれ選択的に所定方向に回転駆動す
る構成とされている。

【００２１】また、制御手段５０は、所定サイズ用紙（
本実施例ではＡ３用紙）の１／２サイズの用紙（Ａ４用
紙）のカラー印刷が複数回繰返される際に奇数回目（例
えば第１回目）はカラー転写リボン５の１印刷分の各色
塗布部分〔（Ｙ），（Ｍ），（Ｃ）〕の前後半のいずれ
か半分（本実施例では前半）を使用しかつ偶数回目（例
えば第２回目）はカラー転写リボン５を巻き戻し前回奇
数回目での各色塗布部分〔（Ｙ），（Ｍ），（Ｃ）〕の
未使用部分（つまり各色塗布部分の後半部分）を使用し
てカラー印字されるようにリボン巻取機構３０およびリ
ボン巻戻し機構４０を駆動制御する構成とされている。

【００２２】本実施例においては、制御手段５０は、本
記録装置全体を駆動制御する制御装置（図示省略）の一
部機能を利用して構成されている。この制御手段５０に
は、図１に示す如く，前出したリボン巻取機構３０およ
びリボン巻戻し機構４０の他に，マーク検出センサー５
５および表示部５６等が接続されている。

【００２３】なお、カラー転写リボン５には、図３に示
す如く，各色塗布部分〔（Ｙ），（Ｍ），（Ｃ）〕に当
該各部分の中間部を示す中間マーク９が設けられている
。また、カラー転写リボン５の各色塗布部分の境界には
、これら各部分に対応したマーク（すなわち，イエロー
マーク６Ｙ，マゼンタマーク６Ｍ，シアンマーク６Ｃ）
が設けられている。

【００２４】次に、本実施例の作用を図５に示すフロー
チャートに基づき説明する。

【００２５】１／２サイズ用紙（Ａ４用紙）のカラー印
刷が複数回繰返される際に奇数回目（例えば第１回目）
である場合には、当該Ａ４用紙が第２用紙カセット２１
から第２の用紙給送手段２２を介して印字部２へ送られ
る。また、制御手段５０は、リボン巻取機構３０を駆動
してカラー転写リボン５を適宜送る。

【００２６】そして、マーク検出センサー５５によって
カラー転写リボン５のイエローマーク６Ｙが検出される
と、印字部２は当該リボン５のイエロー塗布部分（Ｙ）
の前半部分を使用してＡ４用紙にイエローの画像を印刷
する（ステップＳＴ１０，ＳＴ１１，ＳＴ１２）。次に
、イエロー画像印刷後にカラー転写リボン５のマゼンタ
マーク６Ｍが検出されると、印字部２は当該リボン５の
マゼンタ塗布部分（Ｍ）の前半部分を使用して前記イエ
ローの画像上にマゼンタの画像を印刷する（ＳＴ１３，
ＳＴ１４）。さらに、マゼンタ画像印刷後にカラー転写
リボン５のシアンマーク６Ｃが検出されると、当該リボ
ン５のシアン塗布部分（Ｃ）の前半部分が使用されて前
記画像上にシアンの画像が印刷される（ＳＴ１５，ＳＴ
１６）。これにより、Ａ４用紙がカラー印刷される。

【００２７】なお、ステップＳＴ１１，ＳＴ１３，ＳＴ
１５において、各色マーク（６Ｙ，６Ｍ，６Ｃ）が検出
されない場合には、エラー信号が発生され本記録装置は
停止される（ＳＴ１７）。

【００２８】一方、ステップＳＴ１０において、奇数回
目でない場合（すなわち偶数回目の場合）には、制御手
段５０は，リボン巻戻し機構４０を駆動制御して１印刷
分カラー転写リボン５を巻き戻す（ＳＴ２０）。そして
、マーク検出センサー５５によってカラー転写リボン５
のイエローマーク６Ｙが検出されると，制御手段５０は
リボン巻取機構３０を駆動制御してマーク検出センサー
５５によって当該転写リボン５のイエロー塗布部分（Ｙ
）の中間マーク９が検出されるまで当該リボン５を送り
イエローの画像をＡ４用紙に印刷する（ＳＴ２１，ＳＴ
２２，ＳＴ２３）。次に、制御手段５０は、カラー転写
リボン５を送って当該転写リボン５のマゼンタマーク６
Ｍが検出されると，当該マゼンタ塗布部分（Ｍ）の中間
マーク９が検出されるまでカラー転写リボン５を送りマ
ゼンタの画像を前記イエローの画像上に印刷する（ＳＴ
２４，ＳＴ２５，ＳＴ２６）。さらに、制御手段５０は
、カラー転写リボン５を送って当該転写リボン５のシア
ンマーク６Ｃが検出されると，当該シアン塗布部分（Ｃ
）の中間マーク９が検出されるまで当該リボン５を送り
シアンの画像を前記画像上に印刷する（ＳＴ２７，ＳＴ
２８，ＳＴ２９）。

【００２９】なお、ステップＳＴ２１，ＳＴ２４，ＳＴ
２７において各色のマーク（６Ｙ，６Ｍ，６Ｃ）が検出
されない場合には、エラー信号が発生され本記録装置は
停止される（ＳＴ１７）。

【００３０】なお、所定サイズ用紙（Ａ３用紙）をカラ
ー印刷する場合には、当該用紙を選択的に印字部２へ給
送するとともにリボン巻取機構３０によりカラー転写リ
ボン２５の１印刷分の各色塗布部分を順次印字部２へ送
り込んでカラー印刷する（かかる場合は従来技術と同様
な印刷動作によりカラー印刷を行えるので，その詳細な
説明は省略する。）。

【００３１】したがって、この実施例によれば、カラー
転写リボン５を巻き戻し可能なリボン巻戻し機構４０と
、１／２サイズ用紙（Ａ４用紙）のカラー印刷が複数回
繰り返される際に奇数回目はカラー転写リボン５の１印
刷分の各色塗布部分の前後半のいずれか半分を使用しか
つ偶数回目はカラー転写リボン５を巻き戻し前回奇数回
目での各色塗布部分の未使用部分を使用してカラー印字
されるようにリボン巻取機構３０とリボン巻戻し機構４
０とを駆動制御する制御手段５０と、を設けた構成とし
たので、リボン交換をすることなく所定サイズ用紙（Ａ
３用紙）および１／２サイズ用紙（Ａ４用紙）を選択的
にカラー印刷することができる。

【００３２】なお、上記実施例においては、１／２サイ
ズ用紙（Ａ４用紙）の偶数回目の印刷時にカラー転写リ
ボン５の各色塗布部分の後半部分を各中間マーク９を利
用して検知して使用する構成としたが、図４に示す如く
，カラー転写リボン５に中間マーク９を設けることなく
，各色のマーク（６Ｙ，６Ｍ，６Ｃ）検出後，駆動モー
タ４２を所定ステップ数だけ駆動して当該リボン５を所
定長さ（つまり各色塗布部分の長さの半分）だけ送るこ
とにより当該各塗布部分の後半部分を使用する構成とし
てもよい。

【００３３】また、用紙送り装置１０を用いて所定サイ
ズ用紙および１／２サイズ用紙を印字部２へ給送したが
，各用紙の給送方法はこれに限定されない。例えば、各
用紙を手差し給送してもよい。

【００３４】さらに、カラー転写リボン５を３色の転写
リボンとしたが，４色の転写リボン（例えばイエロー，
マゼンタ，シアン，ブラック）としてもよい。

【００３５】さらにまた、カラー転写リボン５の３色を
使用してカラー印刷する構成としたが、当該リボン５の
２色（例えばイエロー，マゼンタ）を使用してカラー印
刷することも可能である。この場合には、当該２色塗布
部分をもって１印刷分が形成される。

【００３６】

【発明の効果】本発明によれば、カラー転写リボンを巻
き戻し可能なリボン巻戻し機構と、１／２サイズ用紙の
カラー印刷が複数回繰り返される際に奇数回目はカラー
転写リボンの１印刷分の各色塗布部分の前後半のいずれ
か半分を使用しかつ偶数回目はカラー転写リボンを巻き
戻し前回奇数回目での各色塗布部分の未使用部分を使用
してカラー印字されるようにリボン巻取機構とリボン巻
戻し機構とを駆動制御する制御手段と、を設けた構成と
したので、リボン交換をすることなく所定サイズの用紙
および当該用紙の１／２サイズの用紙を選択的にカラー
印刷することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】一実施例の全体構成を示す図である。

【図３】一実施例に使用されるカラー転写リボンの構成
を示す図である。

【図４】カラー転写リボンの変形例を示す図である。

【図５】１／２サイズ用紙の印刷動作を説明するための
フローチャートである。

【図６】従来の記録装置の概略構成を示す図である。

【図７】従来の記録装置で使用されるカラー転写リボン
の構成を示す図である。

【符号の説明】

２　　印字部 ５　　カラー転写リボン ３０　　リボン巻取機構 ４０　　リボン巻戻し機構 ５０　　制御手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　所定サイズの用紙および当該用紙の１
   ／２サイズの用紙を選択的に印字部へ給送するとともに
   リボン巻取機構を駆動してカラー転写リボンの１印刷分
   の各色塗布部分を順次前記印字部へ送り込んでカラー印
   刷する記録装置において、前記カラー転写リボンを巻き
   戻し可能なリボン巻戻し機構と、前記１／２サイズ用紙
   のカラー印刷が複数回繰り返される際に奇数回目は前記
   カラー転写リボンの１印刷分の各色塗布部分の前後半の
   いずれか半分を使用しかつ偶数回目は前記カラー転写リ
   ボンを巻き戻し前回奇数回目での各色塗布部分の未使用
   部分を使用してカラー印字されるように前記リボン巻取
   機構とリボン巻戻し機構とを駆動制御する制御手段と、
   を設けたことを特徴とする記録装置。