JPS602388A

JPS602388A - 転写型感熱記録装置

Info

Publication number: JPS602388A
Application number: JP11147383A
Authority: JP
Inventors: Noriyoshi Ishikawa; 典良石川
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1983-06-21
Filing date: 1983-06-21
Publication date: 1985-01-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、転写型感熱記録装置にかかり、特に記録の位
置精度を良好にすることの可能な転写型感熱記録装置に
関する。

この記録方式は、横１列に多数（たとえ出０４８ドツト
）の発熱抵抗体（サーマルヘッド）を並べ、画情報に応
じてその発熱抵抗体に電流を流して発熱させ、それに接
するインクドナーフィルムから、記録紙に転写、印画せ
しめるものである。

〔従来技術〕

ところで、この記録方式において、記録をカラー化する
にあたっては、通常、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）
、シアン（Ｃ）の３色のインクが夫々独立して塗布みれ
ている３本のインクドナーフィルムと、３本のサーマル
ヘッドとを使用し、記録紙上に順次、イエロー、マゼン
タ、シアンの３色のインクを重ねて記録するという方式
がとられている。

この場合、イエロー、マゼンタ、シアン各色の色レジス
トレーシヨン精度は極めて重要であり、記録ドツトサイ
ズの半分程度の精度におさめなければならない。従って
、記録紙の位置ずれを防ぐための方法の１つとして従来
の転写型感熱記録装置においては、記録時に、記録紙を
把持、するためのグリッパ−を具備したドラムが使用さ
れていた。

この転写型感熱記録装置は第１図にその概略図を示す如
く、圧接ドラムｌとこの周りに、互いに離間して配設さ
れた第１の印字部２、第２の印字部３、および第３の印
字部４と、記録紙５を、圧接ドラム１の周縁に配設され
たグリッパ−６に供給するための給紙機構７と、記録の
終了した記録紙を導出するためのガイド部８とよりなる
。

圧接ドラム１０周縁部に配設されたグリッパ−６は、給
紙機構７から供給された記録紙の端縁を把持し、圧接ド
ラム１に対する記録紙の位置を保持しつつ回転する。こ
の回転に伴い、記録紙は、第１の印字部２、第２の印字
部３、第３の印字部４へと順次移送される。これら印字
部では、インクドナーフィルムのインク面に重ね合され
た記録紙が、画情報に応じて発熱するサーマルヘッドに
よって圧接ドラム１に押しつけられ、選択的に加熱され
たインクドナーフィルムのインクが、記録紙に転写せし
められる。このようにして、第１の印字部２ではイエロ
ーの色部分が、第２の印字部３ではマゼンタの色部分が
、第３の印字部４ではシアンの色部分が、夫々この記録
紙上に記録される。グリッパ−６が給紙機構７から記録
紙を把持し−Ｃ，２７０°回転した点Ａに来た時、グリ
ッパ−６は記録紙の把持を解き、ガイド部８へ記録紙の
端縁を導出する。そしてグリッパ−６は次の用紙を把持
すべく、元の位置に戻る。

しかしながら、この場合、グリッパ−の把持がフイ放さ
れた後も、第１．第２．第３の印字部においては、記録
紙の末端部への印字が行なわれており、グリッパ−によ
る把持解放後、圧接ドラム１と記録紙５との間でスリッ
プが生じ、色レジストレーシヨン精度が低下するという
欠点があった。

この欠点を解消するために、１回のカラー記録すなわち
、一枚の記録紙への記録に対してドラムを２回転させ、
第１．第２．第３の印字部における印字が全て終了した
後、グリッパ−の把持を解放する等の方法が考えられて
いる。しかしながらこの方法では、−回の記録に要する
時間が約２倍となり、記録速度を低下させるため、実用
上、不都合が生じていた。

〔発明の目的〕

本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、印字速度
を低下せしめることなく、位置精度（色レジストレーシ
ヨン精度）の高い記録を可能とする転写型感熱記録装置
を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

本発明の転写型感熱記録装置は、圧接ドラムに設けられ
た第１のグリッパ−から記録紙を受け取り、把持しつつ
導出するための第２のグリッパ−を有するデリバリ−ド
ラムを付加することにより、印字が終了するまでグリッ
パ−による把持を維持し、印字部における記録紙の位置
ずれをなくし、位置精度の良好な記録を行なおうとする
ものである０〔発明の実施例〕以下、本発明実施例の転写型感熱記録装置について図面
を参照しつつ説明する。

この転写型感熱記録装置は第２図に示す如く、圧接ドラ
ム１と、この周りに互いに離間して配設された第１の印
字部２、第２の印字部３および第３の印字部４と、記録
紙５を圧接ドラム１０周縁に配設された第１のグリッパ
−６に導くだめの給紙機構７と、第１のグリッパ−６か
ら記録紙５を受け取り、第２のグリッパ−９によってこ
の記録紙５の端縁を把持しつつ回転し、ガイド部８へ記
録紙５を送出するデリバリ−ドラム１０とより構成され
ている。

第１のグリッパ−は、回転ドラムの周縁に、記録紙５の
幅方向に沿って所定の間隔を有して配設された５つの把
持部からなり、この把持部の把持および解放は、圧接ド
ラム１の第１のグリッパ−の近傍に設けられたマーク（
図示せりを圧接ドラム１の近傍に配設されたセンサ（図
示せず）を用いてグリッパ−の位置を検知し、この検知
信号を処理することＫよってなされる。第１のグリッパ
−６は、記録紙５の端縁を把持してから、圧接ドラムの
回転と共に２７０°回転した点Ａにおいて、把持が解放
され、次の記録紙を把持すべく、回転と共に元の位置に
戻るように構成さルている。

また、デリバリ−ドラム１０は、圧接ドラムｌと同径で
ありかつ同一の周速で駆動され、この点Ａで圧接ドラム
に接すると共に、゛圧接ドラムに設けられた第１のグリ
ッパ−６が第２のグリッパ−９と遭遇するように構成さ
れている。

第３図乃至第４図に、その部分説明図を示す如く、第２
のグリッパ−は点Ａを含む接線上で第１のグリッパ−と
交互になるように、５つの把持部を有しており、その把
持および解放は第１のグリッパ−６と同様にセンサによ
ってなされ、記録紙の末端が第３の印字部を通過すると
きに記録紙の端部がくる点Ｂにおいて、ガイド部８へ記
録紙５を送出し、ドラムの回転と共に元の位置に戻るよ
うに構成されている。第４図は第３図のＣ−Ｃ断面を示
す図である。

さらに、給紙機構７は、スタッカー（図示せず）と用紙
ガイド７１と、用紙送りロー２７２とよりなり、記録紙
を圧接ドラムの第１グリッパ−に案内すべく構成されて
おり、この用紙送りローラは圧接ドラムの周速と同期し
て駆動されている。

さらにまた、第１の印字部２は三原色のうち、イエロー
の色部分を印字するためのもので、イエローのインクド
ナーフィルム２１を巻取り、巻戻し可能なように懸架す
る第１の供給ｐ−ル２２および第１の巻取りロール器と
、画情報に応じて発熱する第１のサーマルヘッドＵとよ
りなり、これら第１の供給ロール２２から巻戻しロール
器に向って走行スるインクドナーフィルム２１のインク
面と記録紙５とを重ね合わせ、前記第１のサーマルヘッ
ド２４によって圧接ドラム１に押しつけることにより、
インクドナーフィルム１１を選択的に加熱し、前記画情
報に応じた像を記録紙５に転写するように構成されてい
る。

第２の印字部３は、三原色のうちマゼンタの部分を印字
するだめのもので、その構成は、前記第１の印字部と全
く同様に、マゼンタのインクドナーフィルム３１と、第
２の供給ロール３２と第２の巻取りロール３３と第２の
サーマルヘッド３４とよりなるＯ第３の印字部４は、三原色のうちシσンの部分を印字す
るためのもので、前記第１および第２の印字部分と全く
同様に、シアンのインクドナーフィルム３１と第３の供
給ロール３之と第３の巻取りロール３３と第３のサーマ
ルヘッド３４とよりなる。

次に、かかる装置を用いた印字方法を説明する。

スタッカーから用紙ガイド７１を経て、用紙送りローラ
７２によって圧接ドラム１に案内された記録紙５は、第
１のグリッパ−６によってその前端を把持され、圧接ド
ラムｌの回転と共に、移送され、その途上でこの第１．
ｉ２．紀３の印字部において、各色のインクドナーフィ
ルムから各サーマルヘッドの発熱により画情報に応じた
像を順次転写せしめられる。そして第１のグリッパ−が
デリバリ−ドラム１０と圧接ドラム１との接線上に来た
時、第２のグリッパジ５記録紙５を把持し、次いで第１
のグリッパ−６が記録紙５を放つ。このようにして第２
のグリッパ−にその前端を把持された記録紙は、デリバ
リ−ドラムの回転と共に、さらに移送され、末端部にお
ける印字が終了した後、第２のグリッパ−の把持から解
放されガイド部８に送出される。第１のグリッパ−６は
ざらに圧接ドラムの回転と共に、次の記録紙の前端を把
持すべく元の位置に戻る。また第２のグリッパ−も同様
にデリバリ−ドラムの回転と共に元の位置に戻る。

この装置によれば、圧接ドラムに設けられた第１のグリ
ッパ−による把持が解放される直前に、デリバリ−ドラ
ムに設けられた第２のグリッパ−が記録紙を把持しつつ
移送せしめるため、第１のグリッパ−の解放後において
も位置ずれを生じることなく印字部における記録が行な
われ、又記録速度を低下せしめることもない。

なお、第１のグリッパ−と第２のグリッパ−とによる記
録紙の授受のタイミングは極めて重要であるが、第１の
グリッパ−による把持の解放された後に第２のグリッパ
−による把持が行なわれる場合も状況によっては有効で
ある。

また、上記実施例においては、カラー記録について説明
したが、単色記録の場合にも有効であることは言うまで
もなく、位置精度の良好な記録を得ることが可能となる
。

〔発明の効果〕

以上、説明してきたように、本発明によれば、圧接ドラ
ムに設けられた第１のグリッパ−から記録紙を受け取り
、把持しつつ導出するだめの第２のグリッパ−な有する
デリバリ−ドラムを付加することにより、印字が終了す
るまで、グリッパ−による把持を維持しつつ記録紙を走
行せしめて、印字部における記録紙の位置ずれをなくシ
、位置精度の良好な記録を行なうことが可能となる。

また、本発明の装置を、カラー記録に使用することによ
り、色レジストレーシヨン精度の良好な記録を行なうこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の転写型感熱記録装置の概略図、第２図
は、本発明実施例の転写型感熱記録装置の概略図、第３
図は、同装置の要部説明図、第４図は、第３図のＣ−Ｃ
断面図である。１・・・圧接ドラム、２・・・第１の印字部、３・・・
第２の印字部、４・・・第３の印字部、５・・・記録紙
、６・・・第１のグリッパ−１７・・・給紙機構、８・
・・ガイド部、９・・・第２のグリッパ−１１ｏ・・・
デリバリ−ドラム、２１・・・第１のインクドナーフィ
ルム、２２・・・第１の供給ロール、羽・・・第１の巻
取りロール、２４・・・第１のサーマルヘッド、３１・
・・第２のインクドナーフィルム、３２・・・第２の供
給ロール、３３・・・第２の巻取りロール、詞・・・第
２のサーマルヘッド、４１・・・第３のインクドナーフ
ィルム、４２・・・第３の供給ロール、４３・・・第３
の巻取りロール、４４川第３のサーマルヘッド、７１・
・・用紙ガイド、７２・・・用紙送りローラ。第１図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

第１のグリッパ−によって記録紙を把持しつつ回転し゛
、所定の箇所で、インクドナーフィルムのインク面に記
録紙を重ね合わせ、サーマルヘッドに圧接するための圧
接ドラムと、この第１のグリッパ−から記録紙を受けと
り、第２のグリッパ−によって把持しつつ回転し、記録
紙を導出するためのデリバリ−ドラムとを具備してなる
転写型感熱記録装置。