JPH05201108A - インクシートおよびこのインクシートを用いたプリンタ装置 - Google Patents

インクシートおよびこのインクシートを用いたプリンタ装置

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JPH05201108A
JPH05201108A JP1287592A JP1287592A JPH05201108A JP H05201108 A JPH05201108 A JP H05201108A JP 1287592 A JP1287592 A JP 1287592A JP 1287592 A JP1287592 A JP 1287592A JP H05201108 A JPH05201108 A JP H05201108A
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JP
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ink
image receiving
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printer device
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Application number
JP1287592A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Koike
清 小池
Junichi Aizawa
淳一 相沢
Hiroshi Nakao
洋 中尾
Kunihiko Nakagawa
邦彦 中川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇華形熱転写プリンタ専用の特殊紙だけでな
く普通紙にも昇華形熱転写方式によりカラー印画が可能
なインクシート4、および、このインクシート4を用い
て、プリント時間が短く、従来の昇華形熱転写プリンタ
装置と比較して装置の大きさが変わらず、機構も複雑に
ならず、装置制御も従来の装置と同様の構成および方法
で制御が可能であり、普通紙に印画した場合の印画品質
が高く、いろいろなタイプの記録紙を精密に搬送できる
プリンタ装置を得る。 【構成】 熱転写性の受像層4eと、複数の昇華性の色
インクと、これらの転写開始位置マーク4a,4b,4
c,4dが図2のように配列されているインクシート4
を用い、普通紙に印画するときには、まず受像層4eを
転写し、ついて各色のインクを印画するようにし、受像
層が表面に形成されているタイプの特殊紙に印画すると
きには、色インクのみを印画するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクシートおよびこ
のインクシートを用いた昇華形熱転写タイプのプリンタ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば特開平1−290465
号公報に示された従来のプリンタ装置を示す断面図であ
る。図において、1はサーマルヘッド、2はサーマルヘ
ッド1の発熱部分に対向した位置に配設されたプラテ
ン、3は昇華性インクを定着させるためのプラスチック
製の受像層が表面に存在し表面のプラスチック層と裏面
の紙との合成紙である特殊な記録紙、4はベースフィル
ムの上にイエロー、マゼンタ、シアンの3色がそれぞれ
イエロー、マゼンタ、シアンに順番で面順次に数十画面
分繰り返し塗布されているインクシート、5aは使用済
みのインクシート4をロール状に巻取るインクシート巻
取側リール、5bは使用前のインクシート4が必要なと
きに供給可能なようにインクシート4をロール状に巻取
った状態で待機しているインクシート供給側リール、6
はインクシート4とインクシート巻取側リール5aとイ
ンクシート供給側リール5bを収納するためのインクシ
ートカセット、7は記録紙3を搬送するための駆動ロー
ラであるキャプスタンローラ、8はキャプスタンローラ
7に対向して配設されたピンチローラ、9はインクシー
ト4の印画開始位置を検出するためにインクシートの幅
方向に2個設けられた位置検出センサ、Aは用紙搬送正
方向であり印画時に用紙を搬送する方向である。また図
17において、4bはインクシート4のイエローインク
の開始位置を示すマーク、4cはインクシート4のマゼ
ンタインクの開始位置を示すマーク、4dはインクシー
ト4のシアンインクの開始位置を示すマークであり、そ
れぞれのマークはベースフィルム上の各色のインクの先
頭部分に黒色インクで形成されている。また図19にお
いて、Bは用紙搬送逆方向であり用紙戻し時に用紙を搬
送する方向である。
【0003】次に動作について説明する。従来のプリン
タ装置は上記のように構成されており、例えば図16に
おいて、サーマルヘッド1はプラテン2の上方で待機し
ておりその状態で記録紙3は図中に示す印画開始位置に
配置され、インクシート巻取側リール5aを回転駆動し
てインクシート4を巻取りながら搬送し、インクシート
4のイエローインク開始位置4bがインクシート位置検
出センサ9のところに到達すると検出センサ9がイエロ
ーインクの開始位置を認識してインクシート4の搬送を
止め、印画準備が完了する。
【0004】次に、図18に示すように、サーマルヘッ
ド1はインクシート4および記録紙3を間に介してプラ
テン2へ向けて降下し圧接されて押圧力を発生する。記
録紙3はキャプスタンローラ7とピンチローラ8により
圧接されて、キャプスタンローラ7が駆動側ローラとし
て回転し、それに連動してピンチローラ8も記録紙3を
間に介して回転し、記録紙3は矢印Aの方向へ搬送され
る。このとき同時に巻取側リール5aが回転してインク
シート4を巻取ることによりインクシート4も搬送され
る。用紙搬送と同時にサーマルヘッド1に所定の電気信
号が送られることによりサーマルヘッド1の発熱部分が
発熱しインクシート4に熱が伝わりインクが昇華して記
録紙3の表面の受像層にインクが定着する。最初にイエ
ローの印画が行なわれ、図19に示すように一画面分の
イエローインクの印画が終了すると、図19において破
線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン2から離れ
上方に移動する。ここでインクシート4のマゼンタイン
クの開始位置がセンサ9により検出されるまで巻取側リ
ール5aが回転することによりインクシート4は搬送さ
れた後に停止し、次いでキャプスタンローラ7が印画時
とは逆回転して、記録紙3はB方向に搬送され図16に
示す印画開始位置に到達して停止する。
【0005】次にマゼンタの印画を行なうために、サー
マルヘッド1がプラテン2へ向けて降下し圧接されて押
圧力を発生し、記録紙3およびインクシート4が搬送さ
れ、サーマルヘッド1に所定の電気信号が送られること
によりサーマルヘッド1の発熱部分が発熱しインクシー
ト4に熱が伝わりインクが昇華して記録紙3の表面の受
像層にマゼンタインクが定着する。図19に示すように
一画面分のマゼンタインクの印画が終了すると、図19
において破線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン
2から離れ上方に移動する。ここでインクシート4のシ
アンインクの開始位置がセンサ9により検出されるまで
巻取側リール5aが回転することによりインクシート4
は搬送された後に停止し、次いでキャプスタンローラ7
が印画時とは逆回転して、記録紙3はB方向に搬送され
図16に示す印画開始位置に到達して停止する。
【0006】最後にシアンの印画を行なうために、サー
マルヘッド1がプラテン2へ向けて降下し圧接されて押
圧力を発生し、記録紙3およびインクシート4が搬送さ
れ、サーマルヘッド1に所定の電気信号が送られること
によりサーマルヘッド1の発熱部分が発熱しインクシー
ト4に熱が伝わりインクが昇華して記録紙3の表面の受
像層にシアンインクが定着する。図19に示すように一
画面分のシアンインクの印画が終了すると、図19にお
いて破線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン2か
ら離れ上方に移動する。以上のようにして、昇華形熱転
写方式によるイエロー、マゼンタ、シアンの3色重ね合
わせにより記録紙3上にカラー画像が形成される。最後
にサーマルヘッド1が上方に移動したためにインクシー
ト4がたるんだ分を巻取るために巻取側リール5aが少
し回転し、インクシート4は少し搬送されて停止する。
次いでキャプスタンローラ7が印画時と同方向に回転し
て、記録紙3はさらにA方向に搬送され、装置外に排出
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の昇
華形熱転写方式のカラープリンタ装置では、記録紙とし
てコピー機などで使用されているPPC用紙などの普通
紙が使用できず、昇華性インクをその表面に定着させる
ために一般に受像層と呼ばれるプラスチックの層が表面
に設けられていて、表面のプラスチック層と裏面の紙と
が積層構造になっている特殊な合成紙を用いなければな
らないので、特殊紙の入手が必要であり流通性が悪く、
手軽さに欠ける、またカラーの画像を得るためのプリン
ト原価が高くなるなどの問題点があった。
【0008】さらに、昇華形熱転写方式にて普通紙にカ
ラー印画を可能にするためには、装置が大きくなる、装
置の機構が複雑になる、一枚のカラー画像を得るための
プリント時間が長くなる、プリンタ装置を制御するため
の専用の制御回路や制御ソフトウエアなどが必要とな
る、あらかじめ受像層が表面に形成されている昇華形熱
転写プリンタ専用の特殊紙を使用する従来の装置と比較
して印画品質およびその安定性に欠ける、普通紙や専用
の特殊紙などいろいろな種類の記録紙を使用する場合、
記録紙によりその厚みや表面の摩擦係数が異なるため
に、すべての用紙に対して精密な搬送を行なうのは困難
であるなどの問題点があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、昇華形熱転写方式により、
表面に受像層を有する特殊紙だけでなく普通紙にもカラ
ー印画できるという手軽で便利な、また、プリント原価
が安価であるインクシート、およびこのインクシートを
用いて普通紙にカラー印画できるプリンタ装置を得るこ
とを目的とする。
【0010】また、インクシートのインク先頭のマーク
材質を考慮することにより、インクシートの製造コスト
を下げ、プリント原価が安価であるプリンタ装置を得る
ことを目的とする。
【0011】また、昇華形熱転写方式により表面に受像
層を有する特殊紙だけでなく普通紙にもカラー印画でき
る上に、印画に必要な時間が短くて済む使い勝手の良い
プリンタ装置を得ることを目的とする。
【0012】また、昇華形熱転写方式により表面に受像
層を有する特殊紙だけでなく普通紙にもカラー印画でき
るにもかかわらず、装置の大きさや構成さらに装置の制
御方法などが従来装置とほぼ同一にできる、安価で信頼
性の高いプリンタ装置を得ることを目的とする。
【0013】また、昇華形熱転写方式により表面に受像
層を有する特殊紙だけでなく普通紙にもカラー印画で
き、さらに普通紙の表面に転写する受像層をむらなく、
きめ細かく、均一に転写することにより印画品質が高い
プリンタ装置を得ることを目的とする。
【0014】また、昇華形熱転写プリンタ専用の特殊紙
だけでなく、普通紙をはじめいろいろな記録紙に対して
精密な用紙搬送が可能であるという用紙搬送に関する許
容範囲が広い、性能の高いプリンタ装置を得ることを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインクシー
トは、昇華したインクを定着させるための受像層とカラ
ー画像を形成するための複数色のインクがそれぞれ一定
の順番で面順次にベースフィルム上に数十画面分繰り返
し塗布されてロール状に巻き取られているインクシート
である。
【0016】また、インクシートの各色の開始位置に設
けられたマークを受像層と同一の材料としたものであ
る。
【0017】本発明に係るプリンタ装置は、普通紙上に
カラー印画をするとき、上記インクシートを用いて、最
初に普通紙の表面にインクを定着させるための受像層を
熱転写方式により形成し、次に通常の昇華形熱転写方式
によって複数色のインクを記録紙上に形成された受像層
に順次定着させることによりカラー画像を形成する構成
としたものである。
【0018】また、普通紙に昇華形熱転写方式によりカ
ラー印画する場合、受像層の転写工程が必要であるため
に、従来の方式と比較して受像層の転写時間分だけ一枚
のカラー画像を得るためのプリント時間が長くなってし
まうが、受像層を転写するときの用紙搬送速度をイエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときの用紙搬送速度に比べて速くすることにより時間
損失を軽減し、プリント時間を短くすることができる。
【0019】また、普通紙に昇華形熱転写方式によりカ
ラー印画する場合、受像層の転写工程が必要であるため
に、受像層の転写を行なうときの用紙搬送速度やサーマ
ルヘッドの発熱周期や発熱回数などに関して、専用のプ
リンタ装置制御回路や制御ソフトウエアが必要となる
が、受像層の転写時の装置制御をイエロー、マゼンタ、
シアンなどのカラーインクの印画を行なうときの装置制
御と同一にすることができる。
【0020】また、普通紙に昇華形熱転写方式によりカ
ラー印画する場合、受像層の転写状況により印画品質が
左右され、予め受像層が表面に形成されている昇華形熱
転写プリンタ専用の特殊紙を使用する従来の装置と比較
して印画品質の安定性に欠けるが、受像層をむらなく、
きめ細かく、均一に転写するために、受像層を転写する
ときの用紙搬送速度をイエロー、マゼンタ、シアンなど
のカラーインクの印画を行なうときの用紙搬送速度に比
べて遅くすることができる。
【0021】また、普通紙に昇華形熱転写方式によりカ
ラー印画する場合、受像層の転写状況により印画品質が
左右され、予め受像層が表面に形成されている昇華形熱
転写プリンタ専用の特殊紙を使用する従来の装置と比較
して印画品質の安定性に欠けるが、受像層を転写すると
きのサーマルヘッドの発熱周期および発熱回数をイエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときと比較して、発熱周期を速く、発熱回数を多くす
ることで、受像層をむらなく、きめ細かく、均一に転写
することができる。
【0022】用紙搬送ローラであるキャプスタンローラ
の表面に一定の規則に従って配列した突起を設けるとと
もに、この突起を記録紙にくい込ませるために記録紙の
表面を損傷するのを防止して印画面を保護するためにキ
ャプスタンローラを記録紙の印画面とは反対側に配置
し、この突起を記録紙にくい込ませて用紙を搬送するこ
とにより、記録紙と搬送ローラとの滑りを防ぐととも
に、用紙搬送ローラの搬送力を強めて外乱による用紙搬
送精度の劣化を防ぐことができ、昇華形熱転写プリンタ
専用の特殊紙だけでなく、普通紙をはじめいろいろな記
録紙に対して精密な用紙搬送を行なうことができる。
【0023】キャプスタンローラ表面の突起部分がその
軸方向において2ヶ所に分割されており記録紙の両端部
分にのみ存在するように構成することで、製造工程上製
作しやすくなる。
【0024】プラテンのゴム硬度をJIS規格のK63
01−1975に規定されているA形硬度において30
゜から60゜の間のある値とし、かつ、サーマルヘッド
のプラテンへの押圧力を2.5キログラムから3.5キ
ログラムの間のある値とたので、従来の昇華形熱転写用
の記録紙である特殊紙および普通紙の両方において昇華
形熱転写方式により印画品質の高いカラー画像を得るこ
とができる。
【0025】
【作用】本発明に係るインクシートによれば、普通紙お
よび特殊紙にカラー画像を印画することができる。
【0026】また、インクシートの各色の開始位置に設
けられたマークを、受像層と同一の材料で形成したの
で、インクシートの製造コストを下げることができる。
【0027】また、本発明に係るプリンタ装置は、上記
インクシートを用いることによって、昇華形熱転写プリ
ンタ専用の特殊紙だけでなく普通紙にも昇華形熱転写方
式によりカラー印画が可能となる。
【0028】また、プリント時間が短くて済み、従来の
昇華形熱転写プリンタ装置と比較して装置の大きさが変
わらず、機構も複雑でなく、装置制御も従来の装置と同
様の構成および方法で制御が可能であり、普通紙に印画
した場合の印画品質が高く、いろいろなタイプの記録紙
を精密に搬送できる。
【0029】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例を示す斜視図であ
り、1から9およびA、Bは前記従来のプリンタ装置と
同一もしくは相当する部分である。図2は本発明のプリ
ンタ装置で使用するインクシートを示す図であり、図に
おいて4aは受像層転写開始位置マーク、4eは受像層
である。
【0030】次に動作について説明する。従来の昇華形
熱転写プリンタ装置で用いられていた表面に受像層を有
する特殊紙と複数色のインク例えばイエロー、マゼン
タ、シアンの3色がそれぞれイエロー、マゼンタ、シア
ンの順番で面順次にベースフィルム上に数十画面分繰り
返し塗布されてロール状に巻き取られているインクシー
トを用いてカラー画像を記録紙上に形成するための動作
については従来例と同様である。
【0031】次に普通紙を用いて、昇華形熱転写方式に
より記録紙上にカラー画像を形成するための動作につい
て説明する。図3、図4、図5は本発明の一実施例を示
す断面図である。まず図3において、サーマルヘッド1
はプラテン2の上方で待機しており、その状態で記録紙
3は図中に示す印画開始位置に配置され、インクシート
巻取側リール5aを回転駆動してインクシート4を巻取
りながら搬送し、インクシート4の受像層4eの転写開
始位置4aがインクシート位置検出センサ9のところに
到達すると検出センサ9が受像層の開始位置を認識して
インクシート4の搬送を止め、印画準備が完了する。
【0032】次に、図4に示すように、サーマルヘッド
1はインクシート4および記録紙3を間に介してプラテ
ン2へ向けて降下し圧接されて押圧力を発生する。記録
紙3はキャプスタンローラ7とピンチローラ8により圧
接されて、キャプスタンローラ7が駆動側ローラとして
回転し、それに連動してピンチローラ8も記録紙3を間
に介して回転し、記録紙3は矢印Aの方向へ搬送され
る。このとき同時に巻取側リール5aが回転してインク
シート4を巻取ることによりインクシート4も搬送され
る。用紙搬送と同時にサーマルヘッド1に所定の電気信
号が送られることによりサーマルヘッド1の発熱部分が
発熱しインクシート4に熱が伝わりインクシート4のベ
ースフィルムに塗布されている受像層4eが溶融して記
録紙3の表面に融着する。
【0033】図5に示すように一画面分の受像層4eの
転写が終了すると、図5に破線で示すようにサーマルヘ
ッド1がプラテン2から離れ上方に移動する。ここでイ
ンクシート4の受像層4eの次に配置されているイエロ
ーインクの開始位置がセンサ9により検出されるまで巻
取側リール5aが回転することによりインクシート4は
搬送され、センサ9の検出により停止し、次いでキャプ
スタンローラ7が印画時とは逆回転して、記録紙3はB
方向に搬送され図3に示す印画開始位置に到達して停止
する。
【0034】次に、図4に示すように、サーマルヘッド
1はインクシート4および記録紙3を間に介してプラテ
ン2へ向けて降下し圧接されて押圧力を発生する。記録
紙3はキャプスタンローラ7とピンチローラ8により圧
接されて、キャプスタンローラ7が駆動側ローラとして
回転し、それに連動してピンチローラ8も記録紙3を間
に介して回転し、記録紙3は矢印Aの方向へ搬送され
る。このとき同時に巻取側リール5aが回転してインク
シート4を巻取ることによりインクシート4も搬送され
る。
【0035】用紙搬送と同時にサーマルヘッド1に所定
の電気信号が送られることによりサーマルヘッド1の発
熱部分が発熱しインクシート4に熱が伝わりインクが昇
華して記録紙3の表面の受像層にインクが定着する。最
初にイエローの印画が行なわれ、図5に示すように一画
面分のイエローインクの印画が終了すると、図5におい
て破線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン2から
離れ上方に移動する。ここでインクシート4のマゼンタ
インクの開始位置がセンサ9により検出されるまで巻取
側リール5aが回転することによりインクシート4は搬
送された後に停止し、次いでキャプスタンローラ7が印
画時とは逆回転して、記録紙3はB方向に搬送され図3
に示す印画開始位置に到達して停止する。
【0036】次にマゼンタの印画を行なうために、サー
マルヘッド1がプラテン2へ向けて降下し圧接されて押
圧力を発生し、記録紙3およびインクシート4が搬送さ
れ、サーマルヘッド1に所定の電気信号が送られること
によりサーマルヘッド1の発熱部分が発熱しインクシー
ト4に熱が伝わりインクが昇華して記録紙3の表面の受
像層にマゼンタインクが定着する。図5に示すように一
画面分のマゼンタインクの印画が終了すると、図5にお
いて破線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン2か
ら離れ上方に移動する。ここでインクシート4のシアン
インクの開始位置がセンサ9により検出されるまで巻取
側リール5aが回転することによりインクシート4は搬
送された後に停止し、次いでキャプスタンローラ7が印
画時とは逆回転して、記録紙3はB方向に搬送され図3
に示す印画開始位置に到達して停止する。
【0037】最後にシアンの印画を行なうために、サー
マルヘッド1がプラテン2へ向けて降下し圧接されて押
圧力を発生し、記録紙3およびインクシート4が搬送さ
れ、サーマルヘッド1に所定の電気信号が送られること
によりサーマルヘッド1の発熱部分が発熱しインクシー
ト4に熱が伝わりインクが昇華して記録紙3の表面の受
像層にシアンインクが定着する。図5に示すように一画
面分のシアンインクの印画が終了すると、図5において
破線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン2から離
れ上方に移動する。以上のようにして、昇華形熱転写方
式によるイエロー、マゼンタ、シアンの3色重ね合わせ
により記録紙3上に融着させた受像層にカラー画像が形
成される。最後にサーマルヘッド1が上方に移動したた
めにインクシート4がたるんだ分を巻取るために巻取側
リール5aが少し回転し、インクシート4は少し搬送さ
れて停止する。次いでキャプスタンローラ7が印画時と
同方向に回転して、記録紙3はさらにA方向に搬送さ
れ、装置外に排出される。
【0038】実施例2.プリンタ装置の構成は前記実施
例1と同様である。本発明におけるプリンタ装置におい
て、普通紙に印画する場合には、実施例1にて記載した
動作によりカラー印画が行なわれる。また、表面に受像
層を有する従来の昇華形熱転写プリンタ用の特殊紙を用
いてカラー印画を行なう場合には、インクシートを、複
数色のインク例えばイエロー、マゼンタ、シアンの3色
がそれぞれイエロー、マゼンタ、シアンの順番で面順次
にベースフィルム上に数十画面分繰り返し塗布されてい
る従来の昇華形熱転写プリンタ用のインクシートと交換
して、従来のプリンタ装置の説明にて記載した動作によ
りカラー印画を行ない、同一の装置にて、表面に受像層
を有する特殊紙および普通紙の両方のタイプの記録紙に
昇華形熱転写方式によりカラー印画できる。
【0039】実施例3.プリンタ装置の構成は前記実施
例1と同様である。本発明におけるプリンタ装置におい
て、図2に示す受像層4eおよび各色インクの開始位置
に設けられたマーク4a、4b、4c、4dが受像層4
eと同一材料で形成されているインクシートを使用す
る。従来のプリンタ装置では、マークに黒色のインクな
どを使用しており、イエロー、マゼンタ、シアンなどの
インクは光を透過するが、黒色インクは光を透過しない
という性質を利用して、インクシートの位置検出に光検
出センサを用いることにより、インクの開始位置を検出
していた。受像層4e色インク同様に光を透過しないの
で、各色の開始位置マークに受像層と同じ材料を用い
る。
【0040】次に動作について説明する。最初にインク
シート4を搬送し、センサ9の両方が光を検出できなく
なることによりプリンタ装置は受像層の転写開始位置4
aを判断して、インクシートの搬送を停止する。その後
受像層4eの転写が行なわれ、転写中はセンサ9の出力
を検出せずにインクシートをプリント一画面分の定まっ
た長さだけ搬送し、イエローインクの開始位置4bにて
インクシートの搬送を停止する。次にイエローインクの
印画を行い、印画中にセンサ9は光の検出を続け、イエ
ローインクの印画が終了した後さらにインクシートが搬
送され、マゼンタインクの開始位置4cがセンサ9のと
ころに到達すると、センサ9の片方が光を検出できなく
なり、これをマゼンタインクの開始位置とプリンタ装置
が判断してインクシートの搬送を停止する。
【0041】次にマゼンタインクの印画を行い、印画中
にセンサ9は光の検出を続け、マゼンタインクの印画が
終了した後さらにインクシートが搬送され、シアンイン
クの開始位置4dがセンサ9のところに到達すると、セ
ンサ9の片方が光を検出できなくなり、これをシアンイ
ンクの開始位置とプリンタ装置が判断してインクシート
の搬送を停止する。最後にシアンインクの印画を行い、
印画中にセンサ9は光の検出を続け、シアンインクの印
画が終了した後さらにインクシートが搬送され、次のプ
リントのための受像層の開始位置4aがセンサ9のとこ
ろに到達したところでセンサ9の両方が光を検出できな
くなり、これを受像層の開始位置4aとプリンタ装置が
判断してインクシートの搬送を停止し、一画面分のプリ
ント動作が完了する。
【0042】実施例4.図6は本発明の一実施例の用紙
搬送速度を示す図であり、プリンタ装置の構成およびそ
の動作は前記実施例1と同様である。図6に示すとお
り、受像層4eを転写するときの用紙搬送速度をイエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときの用紙搬送速度より速くし(図では約2倍)、受
像層4eの転写時間をイエロー、マゼンタ、シアンなど
のカラーインクの印画を行なうときより短縮(図では約
半分)して、総合的なプリント時間を短くする。
【0043】実施例5.図7は本発明の一実施例の用紙
搬送速度を示す図であり、プリンタ装置の構成およびそ
の動作は前記実施例1と同様である。図7に示すとお
り、受像層4eを転写するときの用紙搬送速度をイエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときの用紙搬送速度と同一にする。
【0044】実施例6.図8は本発明の一実施例の用紙
搬送速度を示す図であり、プリンタ装置の構成およびそ
の動作は前記実施例1と同様である。図8に示すとお
り、受像層4eを転写するときの用紙搬送速度をイエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときの用紙搬送速度より遅くし(図では約半分)、時
間をかけてゆっくりと、受像層4eをむらなく、きめ細
かく、均一に転写する。
【0045】実施例7.図9は本発明の一実施例の印画
部分を示す断面図である。プリンタ装置の構成について
は、1から9およびA、Bは前記実施例1と同一もしく
は相当する部分である。図9において、1aはサーマル
ヘッド1の発熱部、4fは受像層転写済みのインクシー
ト、10は記録紙3の上に転写された受像層である。動
作は実施例1と同様である。
【0046】図9は受像層4eを転写中のプリンタ装置
の断面図であり、サーマルヘッド発熱部1aにてサーマ
ルヘッド3はある発熱周期で所定の発熱回数だけ発熱す
る。図10は図9の一部分の拡大図である。図10に示
すように、転写された受像層10は記録紙3の上に転写
されている。このときの発熱周期や発熱回数を、イエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときの発熱周期や発熱回数と同一にする。
【0047】実施例8.図11は本発明の一実施例にお
ける受像層転写中の印画部分を示す断面図である。プリ
ンタ装置の構成およびその動作は前記実施例5と同様で
ある。図11に示すとおり、受像層4eの転写を行なう
ときのサーマルヘッド3の発熱周期や発熱回数をイエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときと比べて、発熱周期を短く、発熱回数を多くし、
受像層4eをむらなく、きめ細かく、均一に転写する。
【0048】実施例9.図12は本発明の一実施例を示
す断面図であり、プリンタ装置の構成については1から
10およびA、Bは前記実施例1と同一もしくは相当す
る部分である。7aはキャプスタンローラ7の表面に一
定の規則により配列した突起である。動作は実施例1と
同様である。
【0049】図13は本発明の一実施例における用紙搬
送ローラの形状を示す図であり、図においてキャプスタ
ンローラ7の表面突起7aは用紙搬送正方向Aに対して
20°から45°の範囲内のある角度方向およびその直
角方向に0.1ミリメートルから1ミリメートルの範囲
内のある距離間隔で規則的に配列している。用紙搬送正
方向Aと突起列7aの配列角度が45°あるいは90°
の場合、用紙の進行方向に対してキャプスタンローラ7
の軸方向すべてにわたり突起が存在しない領域すなわち
突起と突起の間の領域が存在し、この領域では突起7a
が存在しないために突起7aが記録紙3にくい込まず、
精密な用紙搬送ができない。配列角度を45°や90°
からずらすと、キャプスタンローラ7の軸方向のどこか
に突起7aが存在し記録紙3にくい込み、精密な用紙搬
送が行なえる。
【0050】なお、キャプスタンローラ7は記録紙3の
印画面とは反対側に配置されているので、突起7aが印
画面を傷つけることがない。
【0051】実施例10.図14は本発明の一実施例に
おける用紙搬送ローラの形状を示す図で、プリンタ装置
の構成およびその動作は前記実施例1と同様である。図
14において、用紙搬送ローラであるキャプスタンロー
ラ7は容易になおかつ安価に製作できるように考慮され
ており、キャプスタンローラ7の突起部分7aは軸方向
において2ヶ所に分割されており、記録紙3の両端部分
にのみに設けたものである。
【0052】実施例11.図15は本発明の一実施例を
示す断面図であり、プリンタ装置の構成については1か
ら10およびA、Bは前記実施例1と同一もしくは相当
する部分である。HsはJIS規格のK6301−19
75に規定されているプラテン2のゴム硬度で、上記規
格のA形硬度において30゜から60゜の間のある値に
設定するとともに、受像層転写およびカラーインクの印
画を行なう場合のサーマルヘッド1の記録紙3とインク
シート4を間に介したプラテン2への押圧力Pを2.5
キログラムから3.5キログラムの間のある値としたの
で、普通紙および特殊紙の両方のタイプの記録紙が印画
可能であり、良好な印画品質を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】この発明は、以上説明したよう構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0054】昇華したインクを定着させるための受像層
とカラー画像を形成するための複数色のインクがそれぞ
れ一定の順番で面順次にベースフィルム上に数十画面分
繰り返し塗布されてロール状に巻き取られているインク
シートであるから、まず、普通紙の表面にインクを定着
させるための受像層を熱転写方式により転写し、次に通
常の昇華形熱転写方式によって複数色のインクを記録紙
上に形成された受像層上に順次定着させることによりカ
ラー画像を形成することにより、普通紙に対してもカラ
ー印画が可能となる。
【0055】また、従来の黒色インクによる開始位置マ
ークを採用したインクシートでは、インクシートのベー
スフィルム上に塗布されるインクの種類が、受像層、イ
エローインク、マゼンタインク、シアンインク、黒色イ
ンクの5種類になるが、開始位置マークに受像層を採用
することにより、インクシートのベースフィルム上に塗
布されるインクの種類は、受像層、イエローインク、マ
ゼンタインク、シアンインクの4種類となり、インクシ
ートの製造工程を一工程減らすことができるため、イン
クシートの製造コストを下げて、プリント原価を安すく
することができる。
【0056】また、受像層を転写するときの用紙搬送速
度をイエロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの
印画を行なうときの用紙搬送速度に比べて速くすること
により時間損失を軽減し、プリント時間を短くすること
ができる。
【0057】また、受像層の転写時の装置制御をイエロ
ー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行な
うときの装置制御と同一にすることにより、専用のプリ
ンタ装置制御回路や制御ソフトウエアが不必要となる。
【0058】また、受像層を転写するときの用紙搬送速
度をイエロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの
印画を行なうときの用紙搬送速度に比べて遅くし、受像
層をむらなく、きめ細かく、均一に転写することにより
印画品質が向上する。
【0059】また、受像層を転写するときのサーマルヘ
ッドの発熱周期および発熱回数をイエロー、マゼンタ、
シアンなどのカラーインクの印画を行なうときと比較し
て、発熱周期を速く、発熱回数を多くすることにより、
受像層をむらなく、きめ細かく、均一に転写することに
より印画品質が向上する。
【0060】また、用紙搬送ローラであるキャプスタン
ローラの表面に一定の規則に従って配列した突起を設け
て記録紙の裏面側に配置し、この突起を記録紙にくい込
ませて用紙を搬送することにより、記録紙と搬送ローラ
との滑りを防ぐとともに用紙搬送ローラの搬送力が強ま
り、外乱による用紙搬送精度の劣化を防ぐことができる
とともに、表面の摩擦係数が異なるいろいろなタイプの
記録紙を搬送でき、使用する記録紙に対する用紙搬送能
力が高く、また用紙搬送に対する許容範囲が大きくな
り、印画品質が向上する。
【0061】また、キャプスタンローラ表面の突起部分
をその軸方向に2ヶ所に分割することによりキャプスタ
ンローラの生産性が向上し安価な製品が得られる。
【0062】また、プラテンのゴム硬度をJIS規格の
K6301−1975に規定されているA形硬度におい
て30゜から60゜の間のある値とし、かつ、サーマル
ヘッドのプラテンへの押圧力を2.5キログラムから
3.5キログラムの間のある値とすることにより従来の
昇華形熱転写用の記録紙である特殊紙および普通紙の両
方の用紙搬送を安定して行うことができるので、昇華形
熱転写方式により印画品質の高いカラー画像を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のプリンタ装置を示す斜視図
である。
【図2】実施例1のインクシートを示す図である。
【図3】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図4】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図5】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図6】本発明のプリンタ装置の用紙搬送速度を示す図
である。
【図7】本発明のプリンタ装置の用紙搬送速度を示す図
である。
【図8】本発明のプリンタ装置の用紙搬送速度を示す図
である。
【図9】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図10】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図11】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図12】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図13】本発明のプリンタ装置の用紙搬送ローラを示
す図である。
【図14】本発明のプリンタ装置の用紙搬送ローラを示
す図である。
【図15】本発明のプリンタ装置を示す断面図である。
【図16】従来のプリンタ装置を示す断面図である。
【図17】従来のプリンタ装置のインクシートを示す図
である。
【図18】従来のプリンタ装置を示す断面図である。
【図19】従来のプリンタ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 プラテン 3 記録紙 4 インクシート 4a 受像層転写開始位置マーク 4b イエロー印画開始位置マーク 4c マゼンタ印画開始位置マーク 4d シアン印画開始位置マーク 4e 受像層 4f 使用済みインクシート 5a インクシート巻取側リール 5b インクシート供給側リール 6 インクシートカセット 7 キャプスタンローラ 7a キャプスタンローラの突起部分 8 ピンチローラ 9 インクシート印画開始位置マーク検出センサ 10 転写された受像層 A 用紙搬送正方向(印画時搬送方向) B 用紙搬送逆方向(用紙戻し時搬送方向)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図16は例えば特開平1−290465
号公報に示された従来のプリンタ装置を示す断面図であ
る。図において、1はサーマルヘッド、2はサーマルヘ
ッド1の発熱部分に対向した位置に配設されたプラテ
ン、3は昇華性インクを定着させるためのプラスチック
製の受像層が表面に存在し表面のプラスチック層と裏面
の紙との合成紙である特殊な記録紙、4はベースフィル
ムの上にイエロー、マゼンタ、シアンの3色がそれぞれ
イエロー、マゼンタ、シアンに順番で面順次に数十画面
分繰り返し塗布されているインクシート、5aは使用済
みのインクシート4をロール状に巻取るインクシート巻
取側リール、5bは使用前のインクシート4が必要なと
きに供給可能なようにインクシート4をロール状に巻取
った状態で待機しているインクシート供給側リール、6
はインクシート4とインクシート巻取側リール5aとイ
ンクシート供給側リール5bを収納するためのインクシ
ートカセット、7は記録紙3を搬送するための駆動ロー
ラであるキャプスタンローラ、8はキャプスタンローラ
7に対向して配設されたピンチローラ、9はインクシー
ト4の印画開始位置を検出するためにインクシートの幅
方向に2個設けられた位置検出センサ、Aは記録紙搬送
正方向であり印画時に記録紙を搬送する方向である。ま
た図17において、4bはインクシート4のイエローイ
ンクの開始位置を示すマーク、4cはインクシート4の
マゼンタインクの開始位置を示すマーク、4dはインク
シート4のシアンインクの開始位置を示すマークであ
り、それぞれのマークはベースフィルム上の各色のイン
クの先頭部分に黒色インクで形成されている。また図1
9において、Bは記録紙搬送逆方向であり記録紙戻し時
記録紙を搬送する方向である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】次に、図18に示すように、サーマルヘッ
ド1はインクシート4および記録紙3を間に介してプラ
テン2へ向けて降下し圧接されて押圧力を発生する。記
録紙3はキャプスタンローラ7とピンチローラ8により
圧接されて、キャプスタンローラ7が駆動側ローラとし
て回転し、それに連動してピンチローラ8も記録紙3を
間に介して回転し、記録紙3は矢印Aの方向へ搬送され
る。このとき同時に巻取側リール5aが回転してインク
シート4を巻取ることによりインクシート4も搬送され
る。記録紙搬送と同時にサーマルヘッド1に所定の電気
信号が送られることによりサーマルヘッド1の発熱部分
が発熱しインクシート4に熱が伝わりインクが昇華して
記録紙3の表面の受像層にインクが定着する。最初にイ
エローの印画が行なわれ、図19に示すように一画面分
のイエローインクの印画が終了すると、図19において
破線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン2から離
れ上方に移動する。ここでインクシート4のマゼンタイ
ンクの開始位置がセンサ9により検出されるまで巻取側
リール5aが回転することによりインクシート4は搬送
された後に停止し、次いでキャプスタンローラ7が印画
時とは逆回転して、記録紙3はB方向に搬送され図16
に示す印画開始位置に到達して停止する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに、昇華形熱転写方式にて普通紙にカ
ラー印画を可能にするためには、装置が大きくなる、装
置の機構が複雑になる、一枚のカラー画像を得るための
プリント時間が長くなる、プリンタ装置を制御するため
の専用の制御回路や制御ソフトウエアなどが必要とな
る、あらかじめ受像層が表面に形成されている昇華形熱
転写プリンタ専用の特殊紙を使用する従来の装置と比較
して印画品質およびその安定性に欠ける、普通紙や専用
の特殊紙などいろいろな種類の記録紙を使用する場合、
記録紙によりその厚みや表面の摩擦係数が異なるため
に、すべての記録紙に対して精密な搬送を行なうのは困
難であるなどの問題点があった。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、昇華形熱転写プリンタ専用の特殊紙
だけでなく、普通紙をはじめいろいろな記録紙に対して
精密な記録紙搬送が可能であるという記録紙搬送に関す
る許容範囲が広い、性能の高いプリンタ装置を得ること
を目的とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、普通紙に昇華形熱転写方式によりカ
ラー印画する場合、受像層の転写工程が必要であるため
に、従来の方式と比較して受像層の転写時間分だけ一枚
のカラー画像を得るためのプリント時間が長くなってし
まうが、受像層を転写するときの記録紙搬送速度をイエ
ロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行
なうときの記録紙搬送速度に比べて速くすることにより
時間損失を軽減し、プリント時間を短くすることができ
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、普通紙に昇華形熱転写方式によりカ
ラー印画する場合、受像層の転写工程が必要であるため
に、受像層の転写を行なうときの記録紙搬送速度やサー
マルヘッドの発熱周期や発熱回数などに関して、専用の
プリンタ装置制御回路や制御ソフトウエアが必要となる
が、受像層の転写時の装置制御をイエロー、マゼンタ、
シアンなどのカラーインクの印画を行なうときの装置制
御と同一にすることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、普通紙に昇華形熱転写方式によりカ
ラー印画する場合、受像層の転写状況により印画品質が
左右され、予め受像層が表面に形成されている昇華形熱
転写プリンタ専用の特殊紙を使用する従来の装置と比較
して印画品質の安定性に欠けるが、受像層をむらなく、
きめ細かく、均一に転写するために、受像層を転写する
ときの記録紙搬送速度をイエロー、マゼンタ、シアンな
どのカラーインクの印画を行なうときの記録紙搬送速度
に比べて遅くすることができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】記録紙搬送ローラであるキャプスタンロー
ラの表面に一定の規則に従って配列した突起を設けると
ともに、この突起を記録紙にくい込ませるために記録紙
の表面を損傷するのを防止して印画面を保護するために
キャプスタンローラを記録紙の印画面とは反対側に配置
し、この突起を記録紙にくい込ませて記録紙を搬送する
ことにより、記録紙と搬送ローラとの滑りを防ぐととも
に、記録紙搬送ローラの搬送力を強めて外乱による記録
紙搬送精度の劣化を防ぐことができ、昇華形熱転写プリ
ンタ専用の特殊紙だけでなく、普通紙をはじめいろいろ
な記録紙に対して精密な搬送を行なうことができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】記録紙搬送と同時にサーマルヘッド1に所
定の電気信号が送られることによりサーマルヘッド1の
発熱部分が発熱しインクシート4に熱が伝わりインクが
昇華して記録紙3の表面の受像層にインクが定着する。
最初にイエローの印画が行なわれ、図5に示すように一
画面分のイエローインクの印画が終了すると、図5にお
いて破線で示すようにサーマルヘッド1がプラテン2か
ら離れ上方に移動する。ここでインクシート4のマゼン
タインクの開始位置がセンサ9により検出されるまで巻
取側リール5aが回転することによりインクシート4は
搬送された後に停止し、次いでキャプスタンローラ7が
印画時とは逆回転して、記録紙3はB方向に搬送され図
3に示す印画開始位置に到達して停止する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】実施例4.図6は本発明の一実施例の記録
紙搬送速度を示す図であり、プリンタ装置の構成および
その動作は前記実施例1と同様である。図6に示すとお
り、受像層4eを転写するときの記録紙搬送速度をイエ
ロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行
なうときの記録紙搬送速度より速くし(図では約2
倍)、受像層4eの転写時間をイエロー、マゼンタ、シ
アンなどのカラーインクの印画を行なうときより短縮
(図では約半分)して、総合的なプリント時間を短くす
る。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】実施例5.図7は本発明の一実施例の記録
紙搬送速度を示す図であり、プリンタ装置の構成および
その動作は前記実施例1と同様である。図7に示すとお
り、受像層4eを転写するときの記録紙搬送速度をイエ
ロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行
なうときの記録紙搬送速度と同一にする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】実施例6.図8は本発明の一実施例の記録
紙搬送速度を示す図であり、プリンタ装置の構成および
その動作は前記実施例1と同様である。図8に示すとお
り、受像層4eを転写するときの記録紙搬送速度をイエ
ロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインクの印画を行
なうときの記録紙搬送速度より遅くし(図では約半
分)、時間をかけてゆっくりと、受像層4eをむらな
く、きめ細かく、均一に転写する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】図13は本発明の一実施例における記録
搬送ローラの形状を示す図であり、図においてキャプス
タンローラ7の表面突起7aは記録紙搬送正方向Aに対
して20°から45°の範囲内のある角度方向およびそ
の直角方向に0.1ミリメートルから1ミリメートルの
範囲内のある距離間隔で規則的に配列している。記録
搬送正方向Aと突起列7aの配列角度が45°あるいは
90°の場合、記録紙の進行方向に対してキャプスタン
ローラ7の軸方向すべてにわたり突起が存在しない領域
すなわち突起と突起の間の領域が存在し、この領域では
突起7aが存在しないために突起7aが記録紙3にくい
込まず、精密な記録紙搬送ができない。配列角度を45
°や90°からずらすと、キャプスタンローラ7の軸方
向のどこかに突起7aが存在し記録紙3にくい込み、精
密な記録紙搬送が行なえる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】実施例10.図14は本発明の一実施例に
おける記録紙搬送ローラの形状を示す図で、プリンタ装
置の構成およびその動作は前記実施例1と同様である。
図14において、記録紙搬送ローラであるキャプスタン
ローラ7は容易になおかつ安価に製作できるように考慮
されており、キャプスタンローラ7の突起部分7aは軸
方向において2ヶ所に分割されており、記録紙3の両端
部分にのみに設けたものである。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】また、受像層を転写するときの記録紙搬送
速度をイエロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインク
の印画を行なうときの記録紙搬送速度に比べて速くする
ことにより時間損失を軽減し、プリント時間を短くする
ことができる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】また、受像層を転写するときの記録紙搬送
速度をイエロー、マゼンタ、シアンなどのカラーインク
の印画を行なうときの記録紙搬送速度に比べて遅くし、
受像層をむらなく、きめ細かく、均一に転写することに
より印画品質が向上する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】また、記録紙搬送ローラであるキャプスタ
ンローラの表面に一定の規則に従って配列した突起を設
けて記録紙の裏面側に配置し、この突起を記録紙にくい
込ませて記録紙を搬送することにより、記録紙と搬送ロ
ーラとの滑りを防ぐとともに記録紙搬送ローラの搬送力
が強まり、外乱による記録紙搬送精度の劣化を防ぐこと
ができるとともに、表面の摩擦係数が異なるいろいろな
タイプの記録紙を搬送でき、使用する記録紙に対する
紙搬送能力が高く、また記録紙搬送に対する許容範囲
が大きくなり、印画品質が向上する。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】また、プラテンのゴム硬度をJIS規格の
K6301−1975に規定されているA形硬度におい
て30゜から60゜の間のある値とし、かつ、サーマル
ヘッドのプラテンへの押圧力を2.5キログラムから
3.5キログラムの間のある値とすることにより従来の
昇華形熱転写用の記録紙である特殊紙および普通紙の両
方の記録紙搬送を安定して行うことができるので、昇華
形熱転写方式により印画品質の高いカラー画像を得るこ
とができる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】本発明のプリンタ装置の記録紙搬送速度を示す
図である。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】本発明のプリンタ装置の記録紙搬送速度を示す
図である。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】本発明のプリンタ装置の記録紙搬送速度を示す
図である。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】本発明のプリンタ装置の記録紙搬送ローラを
示す図である。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】本発明のプリンタ装置の記録紙搬送ローラを
示す図である。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 サーマルヘッド 2 プラテン 3 記録紙 4 インクシート 4a 受像層転写開始位置マーク 4b イエロー印画開始位置マーク 4c マゼンタ印画開始位置マーク 4d シアン印画開始位置マーク 4e 受像層 4f 使用済みインクシート 5a インクシート巻取側リール 5b インクシート供給側リール 6 インクシートカセット 7 キャプスタンローラ 7a キャプスタンローラの突起部分 8 ピンチローラ 9 インクシート印画開始位置マーク検出センサ 10 転写された受像層 A 記録紙搬送正方向(印画時搬送方向) B 記録紙搬送逆方向(記録紙戻し時搬送方向)
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正31】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正32】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正33】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 35/16 B 7318−2C (72)発明者 中川 邦彦 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇華したインクを定着させるための受像
    層とカラー画像を形成するための複数色のインク例えば
    イエロー、マゼンタ、シアンの3色がそれぞれ受像層、
    イエロー、マゼンタ、シアンの順番で面順次にベースフ
    ィルム上に数十画面分繰り返し塗布されてロール状に巻
    き取られているインクシート。
  2. 【請求項2】 インクシートの各色の開始位置に設けら
    れたマークが受像層と同一の材料であるインクシートを
    使用することを特徴とする請求項1記載のプリンタ装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のインクシートを用いて普通
    紙上にカラー印画をする際、最初に普通紙の表面にイン
    クを定着させるための受像層を熱転写方式により形成
    し、次に昇華形熱転写方式によって複数色のインクを上
    記記録紙上に転写した受像層の上に順次定着させてカラ
    ー画像を形成する構成としたことを特徴とするプリンタ
    装置。
  4. 【請求項4】 普通紙の表面に受像層を転写するときの
    用紙搬送速度が、カラーインクを印画するときの用紙搬
    送速度よりも速くしたことを特徴とする請求項3記載の
    プリンタ装置。
  5. 【請求項5】 普通紙の表面に受像層を転写するときの
    用紙搬送速度が、カラーインクを印画するときの用紙搬
    送速度と同一にしたことを特徴とする請求項3記載のプ
    リンタ装置。
  6. 【請求項6】 普通紙の表面に受像層を転写するときの
    用紙搬送速度が、カラーインクを印画するときの用紙搬
    送速度よりも遅くしたことを特徴とする請求項3記載の
    プリンタ装置。
  7. 【請求項7】 普通紙の表面に受像層を転写するときの
    サーマルヘッドの発熱周期,発熱回数をカラーインクを
    印画するときのサーマルヘッドの発熱周期,発熱回数と
    同一にしたことを特徴とする請求項3記載のプリンタ装
    置。
  8. 【請求項8】 普通紙の表面に受像層を転写するときの
    サーマルヘッドの発熱周期,発熱回数をカラーインクを
    印画するときのサーマルヘッドの発熱周期よりも短く
    し、発熱回数を多くしたことを特徴とする請求項3記載
    のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 キャプスタンローラの表面に、記録紙搬
    送方向に対して20°から45°の範囲内のある角度方
    向およびその直角方向に0.1ミリメートルから1ミリ
    メートルの範囲内のある距離間隔でもって規則的に配列
    している記録紙にくい込ませて搬送するための突起列を
    有することを特徴とする請求項3記載のプリンタ装置。
  10. 【請求項10】 キャプスタンローラ表面の突起部分が
    そのの両端部分にのみに設けたことを特徴とする請求項
    9記載のプリンタ装置。
  11. 【請求項11】 プラテンのゴム硬度がJIS規格のK
    6301−1975に規定されているA形硬度において
    30゜から60゜の範囲内であり、印画を行なう際のサ
    ーマルヘッドのプラテンに対する押圧力が2.5キログ
    ラムから3.5キログラムの範囲内であることを特徴と
    する請求項3記載のプリンタ装置。
JP1287592A 1992-01-27 1992-01-28 インクシートおよびこのインクシートを用いたプリンタ装置 Pending JPH05201108A (ja)

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