JPH08216472A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH08216472A JPH08216472A JP2561795A JP2561795A JPH08216472A JP H08216472 A JPH08216472 A JP H08216472A JP 2561795 A JP2561795 A JP 2561795A JP 2561795 A JP2561795 A JP 2561795A JP H08216472 A JPH08216472 A JP H08216472A
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- Japan
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- ink sheet
- winding
- recording apparatus
- ink
- cassette
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成でインクシートの防塵を行う。
【構成】 プリント終了後インクシート３を予め定めた
巻戻し量だけ巻戻して、インクシートの使用済みの部分
がカセットケース１０の開口部１３に露出する状態に
し、プリント開始前にインクシート３を予め定めた巻上
げ量だけ巻上げた後プリントを開始する。
巻戻し量だけ巻戻して、インクシートの使用済みの部分
がカセットケース１０の開口部１３に露出する状態に
し、プリント開始前にインクシート３を予め定めた巻上
げ量だけ巻上げた後プリントを開始する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関し、特に
インクシートをカセットに収納してなるインクシートカ
セットを使用する記録装置に関する。
インクシートをカセットに収納してなるインクシートカ
セットを使用する記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に熱転写記録装置においては、サー
マルヘッドとプラテンローラとの間で熱昇華性又は熱溶
融性のインクシートを受像紙に押し付けて、サーマルヘ
ッドを画像データに応じて駆動することによってインク
シートのインクを受像紙に転移させて画像を記録する。
マルヘッドとプラテンローラとの間で熱昇華性又は熱溶
融性のインクシートを受像紙に押し付けて、サーマルヘ
ッドを画像データに応じて駆動することによってインク
シートのインクを受像紙に転移させて画像を記録する。
【０００３】ところで、このようなインクシートを用い
る記録装置にあっては、インクシートに静電的に或いは
接触によってゴミ等が付着した場合、ヘッドとプラテン
との間にゴミ等が停滞してインクシート・受像紙・ヘッ
ドの何れかの間のコンタクトが悪くなって、画像に欠落
部分が発生する。特に、複数回使用が可能なマルチタイ
プのインクシートを用いる場合には、ワンタイムタイプ
のものに比べてインクシートの移動量が小さいために、
ゴミ等の移動が行われにくくなって画像中に白抜けが発
生する等、画像品質に大きな影響を与えることになる。
る記録装置にあっては、インクシートに静電的に或いは
接触によってゴミ等が付着した場合、ヘッドとプラテン
との間にゴミ等が停滞してインクシート・受像紙・ヘッ
ドの何れかの間のコンタクトが悪くなって、画像に欠落
部分が発生する。特に、複数回使用が可能なマルチタイ
プのインクシートを用いる場合には、ワンタイムタイプ
のものに比べてインクシートの移動量が小さいために、
ゴミ等の移動が行われにくくなって画像中に白抜けが発
生する等、画像品質に大きな影響を与えることになる。
【０００４】この場合、インクシートをカセット内に収
納したインクシートカセットを用いることによってゴミ
等の付着をある程度低減することができるが、カセット
にはサーマルヘッドをインクシートに圧接するために開
口部を形成しなければならず、この開口部で露出してい
るインクシートの未使用部分にゴミ等が付着する。そこ
で、例えば特開平４−５９２６５号公報に記載されてい
るように、インクシートカセットの開口部を開閉する機
械的なシャッタを設け、使用時にはシャッタを開いてサ
ーマルヘッドを挿入可能とし、未使用時にはシャッタを
閉じてインクシートへのゴミ等の付着を防止するように
したものがある。
納したインクシートカセットを用いることによってゴミ
等の付着をある程度低減することができるが、カセット
にはサーマルヘッドをインクシートに圧接するために開
口部を形成しなければならず、この開口部で露出してい
るインクシートの未使用部分にゴミ等が付着する。そこ
で、例えば特開平４−５９２６５号公報に記載されてい
るように、インクシートカセットの開口部を開閉する機
械的なシャッタを設け、使用時にはシャッタを開いてサ
ーマルヘッドを挿入可能とし、未使用時にはシャッタを
閉じてインクシートへのゴミ等の付着を防止するように
したものがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインクシートカセットのようにカセットに機械
的なシャッタを設けるのでは、カセット自体の構成が複
雑になると共に、シャッタを開閉するための機構が必要
になるという課題がある。
た従来のインクシートカセットのようにカセットに機械
的なシャッタを設けるのでは、カセット自体の構成が複
雑になると共に、シャッタを開閉するための機構が必要
になるという課題がある。
【０００６】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、インクシートカセットを用いる記録装置におけ
るインクシートへのゴミ等の付着を簡単に防止すること
を目的とする。
であり、インクシートカセットを用いる記録装置におけ
るインクシートへのゴミ等の付着を簡単に防止すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項１の記録装置は、インクシートをカセットに
収納してなるインクシートカセットを用いる記録装置に
おいて、プリント終了後に前記インクシートを所定量巻
戻すインクシート巻戻し手段と、プリント開始前に前記
インクシートを所定量巻き上げるインクシート巻き上げ
手段とを設けた。
め、請求項１の記録装置は、インクシートをカセットに
収納してなるインクシートカセットを用いる記録装置に
おいて、プリント終了後に前記インクシートを所定量巻
戻すインクシート巻戻し手段と、プリント開始前に前記
インクシートを所定量巻き上げるインクシート巻き上げ
手段とを設けた。
【０００８】請求項２の記録装置は、上記請求項１の記
録装置において、前記インクシート巻戻し手段が前記イ
ンクシートを巻回する供給ローラを回転駆動するモータ
を逆転して前記インクシートを巻戻し、前記インクシー
ト巻き上げ手段が前記インクシートを巻回する巻取りロ
ーラを回転駆動するモータを逆転して前記インクシート
を巻き上げる構成とした。
録装置において、前記インクシート巻戻し手段が前記イ
ンクシートを巻回する供給ローラを回転駆動するモータ
を逆転して前記インクシートを巻戻し、前記インクシー
ト巻き上げ手段が前記インクシートを巻回する巻取りロ
ーラを回転駆動するモータを逆転して前記インクシート
を巻き上げる構成とした。
【０００９】請求項３の記録装置は、上記請求項１又は
２の記録装置において、単色インクシートを使用し、前
記インクシート巻き上げ手段による前記インクシートの
巻き上げ量を前記インクシート巻戻し手段による前記イ
ンクシートの巻戻し量より多く設定した構成とした。
２の記録装置において、単色インクシートを使用し、前
記インクシート巻き上げ手段による前記インクシートの
巻き上げ量を前記インクシート巻戻し手段による前記イ
ンクシートの巻戻し量より多く設定した構成とした。
【００１０】請求項４の記録装置は、上記請求項１又は
２の記録装置において、カラー用インクシートを使用
し、前記インクシート巻戻し手段及びインクシート巻き
上げ手段が各色からなる部分を１ブロックとしてブロッ
ク単位で巻戻し及び巻き上げを行う構成とした。
２の記録装置において、カラー用インクシートを使用
し、前記インクシート巻戻し手段及びインクシート巻き
上げ手段が各色からなる部分を１ブロックとしてブロッ
ク単位で巻戻し及び巻き上げを行う構成とした。
【００１１】
【作用】請求項１の記録装置は、プリント終了後にイン
クシートを所定量巻戻して、インクシートカセットの開
口部付近にインクシートの使用済み部分を露出させ、プ
リント開始前にインクシートを所定量巻き上げて、イン
クシートの未使用部分を開口部に出してからプリントを
行うので、プリント終了時及び開始時のインクシートの
移動という簡単な構成でインクシートの未使用部分にゴ
ミ等が付着することを防止することができる。
クシートを所定量巻戻して、インクシートカセットの開
口部付近にインクシートの使用済み部分を露出させ、プ
リント開始前にインクシートを所定量巻き上げて、イン
クシートの未使用部分を開口部に出してからプリントを
行うので、プリント終了時及び開始時のインクシートの
移動という簡単な構成でインクシートの未使用部分にゴ
ミ等が付着することを防止することができる。
【００１２】請求項２の記録装置は、上記請求項１の記
録装置において、インクシートの巻戻し及び巻き上げを
供給ローラ及び巻取りローラを回転駆動する各モータを
逆転して行うので、構成が簡単になる。
録装置において、インクシートの巻戻し及び巻き上げを
供給ローラ及び巻取りローラを回転駆動する各モータを
逆転して行うので、構成が簡単になる。
【００１３】請求項３の記録装置は、上記請求項１又は
２の記録装置において、単色インクシートを使用する場
合に、インクシートの巻き上げ量をインクシートの巻戻
し量より多く設定したので、巻戻しと巻き上げ後にイン
クシートの次の未使用部分を印写位置にセットすること
ができてインクシートの無駄を無くすることができる。
２の記録装置において、単色インクシートを使用する場
合に、インクシートの巻き上げ量をインクシートの巻戻
し量より多く設定したので、巻戻しと巻き上げ後にイン
クシートの次の未使用部分を印写位置にセットすること
ができてインクシートの無駄を無くすることができる。
【００１４】請求項４の記録装置は、上記請求項１又は
２の記録装置において、カラー用インクシートを使用す
る場合に、各色からなる部分を１ブロックとしてブロッ
ク単位で巻戻し及び巻き上げを行うので、巻戻しと巻き
上げ後にインクシートの次の未使用部分を印写位置にセ
ットすることができてインクシートの無駄を無くするこ
とができる。
２の記録装置において、カラー用インクシートを使用す
る場合に、各色からなる部分を１ブロックとしてブロッ
ク単位で巻戻し及び巻き上げを行うので、巻戻しと巻き
上げ後にインクシートの次の未使用部分を印写位置にセ
ットすることができてインクシートの無駄を無くするこ
とができる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図１は本発明の一実施例を示す熱転写記録装
置の概略構成図、図２はインクシートの説明図である。
この熱転写記録装置は、サーマルヘッド１と、インクシ
ート３を収納したインクシートカセット２と、サーマル
ヘッド１との間でインクシートカセット２のインクシー
ト３及び受像紙４を挟むプラテンローラ５と、インクシ
ート３を搬送するためのインクシート駆動ローラ６と、
受像紙４を搬送するための受像紙駆動ローラ７とを備え
ている。
説明する。図１は本発明の一実施例を示す熱転写記録装
置の概略構成図、図２はインクシートの説明図である。
この熱転写記録装置は、サーマルヘッド１と、インクシ
ート３を収納したインクシートカセット２と、サーマル
ヘッド１との間でインクシートカセット２のインクシー
ト３及び受像紙４を挟むプラテンローラ５と、インクシ
ート３を搬送するためのインクシート駆動ローラ６と、
受像紙４を搬送するための受像紙駆動ローラ７とを備え
ている。
【００１６】インクシートカセット２は、カセットケー
ス１０内にインクシート３を巻回する供給ローラ１１及
び巻上げローラ１２をそれぞれ回転自在に装着し、これ
らの供給ローラ１１及び巻上げローラ１２にインクシー
ト３の両端をそれぞれ固定して巻回してなる。このイン
クシートカセット２のカセット６にはサーマルヘッド１
にてインクシート３を受像紙４と圧接するため、インク
シート３の搬送方向の長さＬの開口部１３を形成してい
る。
ス１０内にインクシート３を巻回する供給ローラ１１及
び巻上げローラ１２をそれぞれ回転自在に装着し、これ
らの供給ローラ１１及び巻上げローラ１２にインクシー
ト３の両端をそれぞれ固定して巻回してなる。このイン
クシートカセット２のカセット６にはサーマルヘッド１
にてインクシート３を受像紙４と圧接するため、インク
シート３の搬送方向の長さＬの開口部１３を形成してい
る。
【００１７】インクシート３は、図２に示すように、イ
エロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）及びシアン（Ｃ）の各色
の熱昇華性（熱溶融性等でもよい。）のインクを搬送方
向（送り方向）と直交する方向に帯状に含浸あるいは塗
布して形成したものである。なお、ブラック（Ｋ）の色
帯を有するインクシートでも本発明を同様に適用するこ
とができるが、ここでは３色構成で説明する。また、イ
ンクシート３の搬送方向と直交する方向に一側部には先
頭色を示す先頭色マーク１４を付設している。ここで
は、先頭色をイエローとして、先頭色マーク１４をシア
ンの位置に付設し、先頭色マーク１４を検出したときに
イエローの色帯が転写位置にセットされるようにしてい
る。そして、図１に示すようにインクシート３の先頭色
マーク１４を検出するために先頭色センサ１５を設けて
いる。
エロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）及びシアン（Ｃ）の各色
の熱昇華性（熱溶融性等でもよい。）のインクを搬送方
向（送り方向）と直交する方向に帯状に含浸あるいは塗
布して形成したものである。なお、ブラック（Ｋ）の色
帯を有するインクシートでも本発明を同様に適用するこ
とができるが、ここでは３色構成で説明する。また、イ
ンクシート３の搬送方向と直交する方向に一側部には先
頭色を示す先頭色マーク１４を付設している。ここで
は、先頭色をイエローとして、先頭色マーク１４をシア
ンの位置に付設し、先頭色マーク１４を検出したときに
イエローの色帯が転写位置にセットされるようにしてい
る。そして、図１に示すようにインクシート３の先頭色
マーク１４を検出するために先頭色センサ１５を設けて
いる。
【００１８】図１に戻って、制御部２１はマイクロコン
ピュータ等から構成されたこの装置全体の制御を司る部
分であり、ヘッドコントローラ２２を介してヘッド駆動
回路２３を駆動制御させてサーマルヘッド１を転写画像
に応じて駆動する。また、制御部２１は、ドライブ回路
２４を駆動制御して、サーマルヘッド１の圧接／解除を
するヘッド圧接／解除機構２５、インクシート３の供給
ローラ１１及びインクシート駆動ローラ６を回転駆動す
るインクシート駆動モータ２６、インクシート３の巻上
げローラ１２をトルクリミッタ２７を介して回転駆動す
るインクシート巻上げモータ２８、受像紙駆動ローラ７
を回転駆動する受像紙駆動モータ２９を制御する。さら
に、制御部２１は、先頭色センサ１５からの検出信号を
センサアンプ３０を介して入力してインクシート３の先
頭色を検出する。
ピュータ等から構成されたこの装置全体の制御を司る部
分であり、ヘッドコントローラ２２を介してヘッド駆動
回路２３を駆動制御させてサーマルヘッド１を転写画像
に応じて駆動する。また、制御部２１は、ドライブ回路
２４を駆動制御して、サーマルヘッド１の圧接／解除を
するヘッド圧接／解除機構２５、インクシート３の供給
ローラ１１及びインクシート駆動ローラ６を回転駆動す
るインクシート駆動モータ２６、インクシート３の巻上
げローラ１２をトルクリミッタ２７を介して回転駆動す
るインクシート巻上げモータ２８、受像紙駆動ローラ７
を回転駆動する受像紙駆動モータ２９を制御する。さら
に、制御部２１は、先頭色センサ１５からの検出信号を
センサアンプ３０を介して入力してインクシート３の先
頭色を検出する。
【００１９】そして、この制御部２１は、本発明に係る
インクシート巻戻し手段及びインクシート巻上げ手段を
兼ねており、インクシート駆動モータ２６を駆動制御す
ることによってプリント終了後のインクシート３の巻戻
しを制御し、インクシート巻上げモータ２８を駆動制御
することによってプリント開始前のインクシート３の巻
上げを制御する。このとき、インクシート３の巻戻し及
び巻上げはイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）及びシアン
（Ｃ）の各色を１ブロックとしてブロック単位で行う。
インクシート巻戻し手段及びインクシート巻上げ手段を
兼ねており、インクシート駆動モータ２６を駆動制御す
ることによってプリント終了後のインクシート３の巻戻
しを制御し、インクシート巻上げモータ２８を駆動制御
することによってプリント開始前のインクシート３の巻
上げを制御する。このとき、インクシート３の巻戻し及
び巻上げはイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）及びシアン
（Ｃ）の各色を１ブロックとしてブロック単位で行う。
【００２０】また、制御部２１は、ドライブ回路２４を
駆動制御して、サーマルヘッド１の圧接／解除をするヘ
ッド圧接／解除機構２５、インクシート３の供給ローラ
１１及びインクシート駆動ローラ６を回転駆動するイン
クシート駆動モータ２６、インクシート３の巻上げロー
ラ１２をトルクリミッタ２７を介して回転駆動するイン
クシート巻上げモータ２８、受像紙駆動ローラ７を回転
駆動する受像紙駆動モータ２９を制御する。さらに、制
御部２１は、先頭色センサ１５からの検出信号をセンサ
アンプ３０を介して入力してインクシート３の先頭色を
検出する。
駆動制御して、サーマルヘッド１の圧接／解除をするヘ
ッド圧接／解除機構２５、インクシート３の供給ローラ
１１及びインクシート駆動ローラ６を回転駆動するイン
クシート駆動モータ２６、インクシート３の巻上げロー
ラ１２をトルクリミッタ２７を介して回転駆動するイン
クシート巻上げモータ２８、受像紙駆動ローラ７を回転
駆動する受像紙駆動モータ２９を制御する。さらに、制
御部２１は、先頭色センサ１５からの検出信号をセンサ
アンプ３０を介して入力してインクシート３の先頭色を
検出する。
【００２１】以上のように構成した熱転写記録装置の作
用について図３以降をも参照して説明する。図３を参照
して、制御部２１はプリント開始状態になったときに、
インクシート駆動モータ２６及びインクシート巻上げモ
ータ２８を駆動制御して、インクシート３を予め定めた
Ｎブロック分巻上げる。ここで、巻上げるブロック数で
あるＮは、Ｎブロック分の搬送方向長さがインクシート
カセット２のカセットケース６に形成した開口部１３の
長さＬよりも長くなるように設定している。
用について図３以降をも参照して説明する。図３を参照
して、制御部２１はプリント開始状態になったときに、
インクシート駆動モータ２６及びインクシート巻上げモ
ータ２８を駆動制御して、インクシート３を予め定めた
Ｎブロック分巻上げる。ここで、巻上げるブロック数で
あるＮは、Ｎブロック分の搬送方向長さがインクシート
カセット２のカセットケース６に形成した開口部１３の
長さＬよりも長くなるように設定している。
【００２２】そして、先頭色センサ１５の検出信号に基
づいてインクシート３の先頭色マーク１４を検出したか
否か、つまり先頭色がサーマルヘッド１による転写位置
にセットされているか否かを判別し、インクシート３の
先頭色を検出するまでインクシート３を巻上げて、イン
クシート３の先頭色を転写位置にセットした後ヘッド圧
接／解除機構２５を駆動制御して、サーマルヘッド１を
圧接（ヘッドプレス）する。
づいてインクシート３の先頭色マーク１４を検出したか
否か、つまり先頭色がサーマルヘッド１による転写位置
にセットされているか否かを判別し、インクシート３の
先頭色を検出するまでインクシート３を巻上げて、イン
クシート３の先頭色を転写位置にセットした後ヘッド圧
接／解除機構２５を駆動制御して、サーマルヘッド１を
圧接（ヘッドプレス）する。
【００２３】その後、サーマルヘッド１を転写画像に応
じて駆動制御すると共に、インクシート３及び受像紙４
の搬送制御を行って、転写画像を受像紙４に転写する。
この場合、例えば、インクシート３を受像紙４の搬送速
度に対して１／ｎ倍（ｎ＞１）の搬送速度で搬送しなが
ら、インクシート３のイエロー（先頭色）で画像を転写
した後、インクシート３及び受像紙４を戻してマゼンタ
で画像を転写した後、更にインクシート３及び受像紙４
を戻してシアンで画像を転写して、所謂面順次方式でカ
ラー画像を形成する。
じて駆動制御すると共に、インクシート３及び受像紙４
の搬送制御を行って、転写画像を受像紙４に転写する。
この場合、例えば、インクシート３を受像紙４の搬送速
度に対して１／ｎ倍（ｎ＞１）の搬送速度で搬送しなが
ら、インクシート３のイエロー（先頭色）で画像を転写
した後、インクシート３及び受像紙４を戻してマゼンタ
で画像を転写した後、更にインクシート３及び受像紙４
を戻してシアンで画像を転写して、所謂面順次方式でカ
ラー画像を形成する。
【００２４】そして、印字最終ラインを印字してプリン
トが終了したときには、サーマルヘッド１の圧接を解除
した後、インクシート駆動モータ２６を逆転してインク
シート３を予め定めたＮブロック分だけ巻戻し、その後
インクシートカセット２の交換が可能であることを示す
ランプを表示する。
トが終了したときには、サーマルヘッド１の圧接を解除
した後、インクシート駆動モータ２６を逆転してインク
シート３を予め定めたＮブロック分だけ巻戻し、その後
インクシートカセット２の交換が可能であることを示す
ランプを表示する。
【００２５】つまり、図４を参照して具体的に説明する
と、先ず同図（ａ）に示すようにインクシート３の最終
印字ラインを印写した後、同図（ｂ）に示すように供給
ローラ１１を逆転してインクシート３を所定量（Ｎブロ
ック分）だけ巻戻し、次にプリントを開始するときに
は、同図（ｃ）に示すようにプリント開始前に巻上げロ
ーラ１２を正転してインクシート３を所定量だけ巻上げ
て先頭色をセットした後プリントを開始する。
と、先ず同図（ａ）に示すようにインクシート３の最終
印字ラインを印写した後、同図（ｂ）に示すように供給
ローラ１１を逆転してインクシート３を所定量（Ｎブロ
ック分）だけ巻戻し、次にプリントを開始するときに
は、同図（ｃ）に示すようにプリント開始前に巻上げロ
ーラ１２を正転してインクシート３を所定量だけ巻上げ
て先頭色をセットした後プリントを開始する。
【００２６】このようにこの熱転写記録装置において
は、プリント終了後インクシート３を予め定めたＮブロ
ック分巻戻して、インクシート３の使用済みの部分がカ
セットケース１０の開口部１３に露出する状態にして、
インクシート３の未使用部分が開口部１３から露出して
ゴミ等が付着することがないようにし、プリント開始前
にインクシート３を巻戻した量だけ巻上げて、インクシ
ート３の未使用部分をサーマルヘッド１による転写可能
位置に出した後プリントを開始する。これによって、イ
ンクシート３の搬送制御だけでインクシート３にゴミ等
が付着して画像品質が低下することを防止することがで
きる。
は、プリント終了後インクシート３を予め定めたＮブロ
ック分巻戻して、インクシート３の使用済みの部分がカ
セットケース１０の開口部１３に露出する状態にして、
インクシート３の未使用部分が開口部１３から露出して
ゴミ等が付着することがないようにし、プリント開始前
にインクシート３を巻戻した量だけ巻上げて、インクシ
ート３の未使用部分をサーマルヘッド１による転写可能
位置に出した後プリントを開始する。これによって、イ
ンクシート３の搬送制御だけでインクシート３にゴミ等
が付着して画像品質が低下することを防止することがで
きる。
【００２７】なお、上記実施例では本発明を３色構成の
カラー印刷が可能なインクシート３を用いる例で説明し
たが、モノカラー（単色）のインクシートを用いること
もできる。この場合に、上記実施例と同様な制御部が行
う制御について図５を参照して説明する。
カラー印刷が可能なインクシート３を用いる例で説明し
たが、モノカラー（単色）のインクシートを用いること
もできる。この場合に、上記実施例と同様な制御部が行
う制御について図５を参照して説明する。
【００２８】制御部２１はプリント開始状態になったと
きに、インクシート駆動モータ２６及びインクシート巻
上げモータ２８を駆動制御して、インクシート３を予め
定めた所定量（Ｌ＋β）だけ巻上げる。ここで、巻上げ
る所定量（Ｌ＋β）は、カセットケース１０の開口部１
３の長さＬに予め定めた余裕量α（この長さＬ＋αが後
述する巻戻し量となる。）よりも長い量（α＜β）にな
るように設定している。
きに、インクシート駆動モータ２６及びインクシート巻
上げモータ２８を駆動制御して、インクシート３を予め
定めた所定量（Ｌ＋β）だけ巻上げる。ここで、巻上げ
る所定量（Ｌ＋β）は、カセットケース１０の開口部１
３の長さＬに予め定めた余裕量α（この長さＬ＋αが後
述する巻戻し量となる。）よりも長い量（α＜β）にな
るように設定している。
【００２９】次いで、ヘッド圧接／解除機構２５を駆動
制御して、サーマルヘッド１を圧接（ヘッドプレス）し
て、サーマルヘッド１を転写画像に応じて駆動制御する
と共に、インクシート３及び受像紙４の搬送制御を行っ
て、転写画像を受像紙４に転写する。
制御して、サーマルヘッド１を圧接（ヘッドプレス）し
て、サーマルヘッド１を転写画像に応じて駆動制御する
と共に、インクシート３及び受像紙４の搬送制御を行っ
て、転写画像を受像紙４に転写する。
【００３０】そして、印字最終ラインを印字してプリン
トが終了したときには、サーマルヘッド１の圧接を解除
した後、インクシート駆動モータ２６を逆転してインク
シート３を予め定めた所定量である長さ（Ｌ＋α）だけ
巻戻し、その後インクシートカセット２の交換が可能で
あることを示すランプを表示する。
トが終了したときには、サーマルヘッド１の圧接を解除
した後、インクシート駆動モータ２６を逆転してインク
シート３を予め定めた所定量である長さ（Ｌ＋α）だけ
巻戻し、その後インクシートカセット２の交換が可能で
あることを示すランプを表示する。
【００３１】このようにこの単色インクシートを用いる
場合には、プリント終了後インクシートを予め定めた巻
戻し量だけ巻戻して、インクシートの使用済みの部分が
カセットケース１０の開口部１３に露出する状態にし
て、インクシートの未使用部分が開口部１３から露出し
てゴミ等が付着することがないようにし、プリント開始
前にインクシートを巻戻した量より長い巻上げ量だけ巻
上げて、インクシートの未使用部分をサーマルヘッド１
による転写可能位置に出した後プリントを開始する。こ
れによって、単色インクシートの場合でも、インクシー
トの搬送制御だけでインクシートにゴミ等が付着して画
像品質が低下することを防止することができる。
場合には、プリント終了後インクシートを予め定めた巻
戻し量だけ巻戻して、インクシートの使用済みの部分が
カセットケース１０の開口部１３に露出する状態にし
て、インクシートの未使用部分が開口部１３から露出し
てゴミ等が付着することがないようにし、プリント開始
前にインクシートを巻戻した量より長い巻上げ量だけ巻
上げて、インクシートの未使用部分をサーマルヘッド１
による転写可能位置に出した後プリントを開始する。こ
れによって、単色インクシートの場合でも、インクシー
トの搬送制御だけでインクシートにゴミ等が付着して画
像品質が低下することを防止することができる。
【００３２】ここで、単色インクシートとしては、カラ
ー印刷を行う場合には、イエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）或いはこれにブラック（Ｂｋ）を
加えた３色又は４色をそれぞれ１つのインクシートとし
たもの、あるいはブラックのみのインクシートを意味し
ている。各色でインクシートカセットを交換しながらカ
ラー印刷を行う場合には、交換前（使用した色）のイン
クシートカセットはインクシートの使用済み部分が露出
した状態になるので、このような場合にインクシートに
ゴミ等が付着することを有効に防止することができる。
ー印刷を行う場合には、イエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）或いはこれにブラック（Ｂｋ）を
加えた３色又は４色をそれぞれ１つのインクシートとし
たもの、あるいはブラックのみのインクシートを意味し
ている。各色でインクシートカセットを交換しながらカ
ラー印刷を行う場合には、交換前（使用した色）のイン
クシートカセットはインクシートの使用済み部分が露出
した状態になるので、このような場合にインクシートに
ゴミ等が付着することを有効に防止することができる。
【００３３】さらに、上記各実施例では本発明を熱転写
記録装置に適用した例で説明したが、熱転写以外の記録
装置であってもインクシートをカセットに収納したイン
クシートカセットを使用する装置には同様に適用するこ
とができる。
記録装置に適用した例で説明したが、熱転写以外の記録
装置であってもインクシートをカセットに収納したイン
クシートカセットを使用する装置には同様に適用するこ
とができる。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の記録装
置によれば、プリント終了後にインクシートを所定量巻
戻し、プリント開始前にインクシートを所定量巻き上げ
るようにしたので、プリント終了時及び開始時のインク
シートの移動という簡単な構成でインクシートの未使用
部分にゴミ等が付着することを防止することができる。
置によれば、プリント終了後にインクシートを所定量巻
戻し、プリント開始前にインクシートを所定量巻き上げ
るようにしたので、プリント終了時及び開始時のインク
シートの移動という簡単な構成でインクシートの未使用
部分にゴミ等が付着することを防止することができる。
【００３５】請求項２の記録装置によれば、上記請求項
１の記録装置において、インクシートの巻戻し及び巻き
上げを供給ローラ及び巻取りローラを回転駆動する各モ
ータを逆転して行うので、簡単な構成でインクシートの
巻戻し及び巻上げを行うことができる。
１の記録装置において、インクシートの巻戻し及び巻き
上げを供給ローラ及び巻取りローラを回転駆動する各モ
ータを逆転して行うので、簡単な構成でインクシートの
巻戻し及び巻上げを行うことができる。
【００３６】請求項３の記録装置によれば、上記請求項
１又は２の記録装置において、単色インクシートを使用
する場合に、インクシートの巻き上げ量をインクシート
の巻戻し量より多く設定したので、巻戻しと巻き上げ後
にインクシートの次の未使用部分を印写位置にセットす
ることができてインクシートの無駄を無くすることがで
きる。
１又は２の記録装置において、単色インクシートを使用
する場合に、インクシートの巻き上げ量をインクシート
の巻戻し量より多く設定したので、巻戻しと巻き上げ後
にインクシートの次の未使用部分を印写位置にセットす
ることができてインクシートの無駄を無くすることがで
きる。
【００３７】請求項４の記録装置によれば、上記請求項
１又は２の記録装置において、カラー用インクシートを
使用する場合に、各色からなる部分を１ブロックとして
ブロック単位で巻戻し及び巻き上げを行うので、巻戻し
と巻き上げ後にインクシートの次の未使用部分を印写位
置にセットすることができてインクシートの無駄を無く
することができる。
１又は２の記録装置において、カラー用インクシートを
使用する場合に、各色からなる部分を１ブロックとして
ブロック単位で巻戻し及び巻き上げを行うので、巻戻し
と巻き上げ後にインクシートの次の未使用部分を印写位
置にセットすることができてインクシートの無駄を無く
することができる。
【図１】 本発明の一実施例を示す熱転写記録装置の概
略構成図
略構成図
【図２】 インクシートの説明図
【図３】 カラー用インクシートを用いる場合のインク
シートの巻戻し及び巻上げ制御を説明する概略フロー図
シートの巻戻し及び巻上げ制御を説明する概略フロー図
【図４】 図３の説明に供する説明図
【図５】 単色インクシートを用いる場合のインクシー
トの巻戻し及び巻上げ制御を説明する概略フロー図
トの巻戻し及び巻上げ制御を説明する概略フロー図
１…サーマルヘッド、２…インクシートカセット、３…
インクシート、４…受像紙、５…プラテンローラ、６…
インクシート駆動ローラ、７…受像紙駆動ローラ、１０
…カセットケース、１１…供給ローラ、１２…巻上げロ
ーラ、１３…開口部、２１…制御部、２６…インクシー
ト駆動モータ、２８…インクシート巻上げローラ。
インクシート、４…受像紙、５…プラテンローラ、６…
インクシート駆動ローラ、７…受像紙駆動ローラ、１０
…カセットケース、１１…供給ローラ、１２…巻上げロ
ーラ、１３…開口部、２１…制御部、２６…インクシー
ト駆動モータ、２８…インクシート巻上げローラ。
Claims (4)
- 【請求項１】 インクシートをカセットに収納してなる
インクシートカセットを用いる記録装置において、プリ
ント終了後に前記インクシートを所定量巻戻すインクシ
ート巻戻し手段と、プリント開始前に前記インクシート
を所定量巻き上げるインクシート巻き上げ手段とを設け
たことを特徴とする記録装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の記録装置において、前
記インクシート巻戻し手段が前記インクシートを巻回す
る供給ローラを回転駆動するモータを逆転して前記イン
クシートを巻戻し、前記インクシート巻き上げ手段が前
記インクシートを巻回する巻取りローラを回転駆動する
モータを逆転して前記インクシートを巻き上げることを
特徴とする記録装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載の記録装置におい
て、単色インクシートを使用し、前記インクシート巻き
上げ手段による前記インクシートの巻き上げ量を前記イ
ンクシート巻戻し手段による前記インクシートの巻戻し
量より多く設定したことを特徴とする記録装置。 - 【請求項４】 請求項１又は２に記載の記録装置におい
て、カラー用インクシートを使用し、前記インクシート
巻戻し手段及びインクシート巻き上げ手段が各色からな
る部分を１ブロックとしてブロック単位で巻戻し及び巻
き上げを行うことを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2561795A JPH08216472A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2561795A JPH08216472A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216472A true JPH08216472A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12170854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2561795A Pending JPH08216472A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08216472A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100812580B1 (ko) * | 2005-07-21 | 2008-03-13 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 잉크 리본 카세트 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP2561795A patent/JPH08216472A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100812580B1 (ko) * | 2005-07-21 | 2008-03-13 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 잉크 리본 카세트 |
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