JPH0693107B2 - ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法 - Google Patents
ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法Info
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- JPH0693107B2 JPH0693107B2 JP61115793A JP11579386A JPH0693107B2 JP H0693107 B2 JPH0693107 B2 JP H0693107B2 JP 61115793 A JP61115793 A JP 61115793A JP 11579386 A JP11579386 A JP 11579386A JP H0693107 B2 JPH0693107 B2 JP H0693107B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
- G03C7/305—Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカラー写真感光材料の処理方法に関するもので
あり、特に短時間で十分に脱銀して色再現を改良するこ
とのできるハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
に関する。
あり、特に短時間で十分に脱銀して色再現を改良するこ
とのできるハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
に関する。
(従来技術) 一般にカラー感光材料の処理の基本工程は、発色現像工
程と脱銀工程である。発色現像工程では、発色現像主薬
により、露光されたハロゲン化銀が還元されて銀を生ず
るとともに、酸化された発色現像主薬は、発色剤(カプ
ラー)と反応して色素画像を与える。ここに形成された
銀は引続く脱銀工程において漂白浴により酸化され、更
に定着剤の作用を受けて可溶性の銀錯体に変化し、溶解
除去される。実際の現像処理は、上記の基本工程のほか
に、画像の写真的、物質的品質を保つため、あるいは画
像の保存性を良くする等のため種々の補助的工程を含ん
でいる。例えば硬膜浴、停止浴、画像安定浴、水洗浴等
である。
程と脱銀工程である。発色現像工程では、発色現像主薬
により、露光されたハロゲン化銀が還元されて銀を生ず
るとともに、酸化された発色現像主薬は、発色剤(カプ
ラー)と反応して色素画像を与える。ここに形成された
銀は引続く脱銀工程において漂白浴により酸化され、更
に定着剤の作用を受けて可溶性の銀錯体に変化し、溶解
除去される。実際の現像処理は、上記の基本工程のほか
に、画像の写真的、物質的品質を保つため、あるいは画
像の保存性を良くする等のため種々の補助的工程を含ん
でいる。例えば硬膜浴、停止浴、画像安定浴、水洗浴等
である。
近年特に処理の迅速化、即ち処理時間の短縮が強く求め
られており、上記の処理工程において処理時間の半分近
くを占める脱銀工程の短縮には、大きなニーズがある。
られており、上記の処理工程において処理時間の半分近
くを占める脱銀工程の短縮には、大きなニーズがある。
このようなニーズに対して、脱銀工程を短縮する手段と
してドイツ特許第866,605号明細書に記載の如くのアミ
ノポリカルボン酸第2鉄錯塩とチオ硫酸塩を1液中に含
有せしめた漂白定着液が知られているが、もともと酸化
力(漂白力)の弱いアミノポリカルボン酸第2鉄塩を、
還元力を有するチオ硫酸塩と共存させた場合、その漂白
力は著しく弱まり、高感度、高銀量の撮影用カラー感光
材料を十分に脱銀せしめるのはきわめて困難であつて実
用に供し得ない状況である。
してドイツ特許第866,605号明細書に記載の如くのアミ
ノポリカルボン酸第2鉄錯塩とチオ硫酸塩を1液中に含
有せしめた漂白定着液が知られているが、もともと酸化
力(漂白力)の弱いアミノポリカルボン酸第2鉄塩を、
還元力を有するチオ硫酸塩と共存させた場合、その漂白
力は著しく弱まり、高感度、高銀量の撮影用カラー感光
材料を十分に脱銀せしめるのはきわめて困難であつて実
用に供し得ない状況である。
一方漂白力を高める方法として、例えば、米国特許第3,
893,858号明細書、等に記載されている如き種々のメル
カプト化合物等の漂白促進剤を漂白浴や漂白定着浴或い
はこれらの前浴に添加する方法が提案されているが、い
ずれもこれらの漂白促進剤の効果は、従来の漂白浴、定
着浴を用いた処理において必ずしも十分ではなかつた。
又、特願昭59-198197号及び特願昭59-198197号の明細書
には、漂白浴とそれに続く漂白定着浴で処理する方法に
よつて脱銀の迅速化を図る方法が記載されている。
893,858号明細書、等に記載されている如き種々のメル
カプト化合物等の漂白促進剤を漂白浴や漂白定着浴或い
はこれらの前浴に添加する方法が提案されているが、い
ずれもこれらの漂白促進剤の効果は、従来の漂白浴、定
着浴を用いた処理において必ずしも十分ではなかつた。
又、特願昭59-198197号及び特願昭59-198197号の明細書
には、漂白浴とそれに続く漂白定着浴で処理する方法に
よつて脱銀の迅速化を図る方法が記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、脱銀工程を迅速化しようとする場合、感
光材料中に含まれるDIRカプラーによつて脱銀性が悪化
するという問題が発生してきた。このような問題に対し
て特願昭60-265915号明細書において、加水分解型DIRカ
プラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料を発
色現像後、漂白能を有する処理浴及びそれに続く漂白定
着能を有する処理浴で処理する方法が提案されている。
しかしながら、加水分解型DIRカプラーを含有する感光
材料をエチレンジアミン四酢酸鉄(III)錯塩のみを漂
白剤とする漂白能を有する処理液で処理しようとしても
漂白速度が著しく遅く、特に迅速な処理を行なうことに
対して不充分な性能しか得られなかつた。
光材料中に含まれるDIRカプラーによつて脱銀性が悪化
するという問題が発生してきた。このような問題に対し
て特願昭60-265915号明細書において、加水分解型DIRカ
プラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料を発
色現像後、漂白能を有する処理浴及びそれに続く漂白定
着能を有する処理浴で処理する方法が提案されている。
しかしながら、加水分解型DIRカプラーを含有する感光
材料をエチレンジアミン四酢酸鉄(III)錯塩のみを漂
白剤とする漂白能を有する処理液で処理しようとしても
漂白速度が著しく遅く、特に迅速な処理を行なうことに
対して不充分な性能しか得られなかつた。
従つて、本発明の第1の目的は、カラー感光材料の脱銀
を速め、優れたカラー画像を形成するに適した方法を提
供することにある。
を速め、優れたカラー画像を形成するに適した方法を提
供することにある。
本発明の第2の目的は特に、処理時間を短縮するに適し
たカラー感光材料を提供することにある。
たカラー感光材料を提供することにある。
本発明の第3の目的は、迅速処理によつて色像堅牢性の
秀れた画像成形方法を提供することにある。
秀れた画像成形方法を提供することにある。
(問題を解決するための手段) 発明者らは鋭意検討した結果、本発明の目的は、支持体
上に少なくともひとつの感光性ハロゲン化銀乳剤層を有
しかつ現像主薬酸化体との反応後開裂した化合物がもう
一分子の現像主薬酸化体と反応することにより現像抑制
剤を開裂する化合物の少なくとも1種を含有するハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料を発色現像した後、アミノポ
リカルボン酸第二鉄錯塩を酸化剤として含有し、かつメ
ルカプト基ないしジスルフィド結合を有する化合物を含
有する漂白能を有する処理液で処理することにより達成
されることを見出した。
上に少なくともひとつの感光性ハロゲン化銀乳剤層を有
しかつ現像主薬酸化体との反応後開裂した化合物がもう
一分子の現像主薬酸化体と反応することにより現像抑制
剤を開裂する化合物の少なくとも1種を含有するハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料を発色現像した後、アミノポ
リカルボン酸第二鉄錯塩を酸化剤として含有し、かつメ
ルカプト基ないしジスルフィド結合を有する化合物を含
有する漂白能を有する処理液で処理することにより達成
されることを見出した。
本発明の現像主薬酸化体との反応後開裂した化合物がも
う一分子の現像主薬酸化体と反応することにより、現像
抑制剤を開裂する化合物は一般式〔I〕で表わされる。
う一分子の現像主薬酸化体と反応することにより、現像
抑制剤を開裂する化合物は一般式〔I〕で表わされる。
一般式(I) A−PDI 式中、Aは現像主薬酸化体と反応してPDIを放出する基
を表わし、PDIはAより開裂した後現像主薬酸化体との
反応を経て現像抑制剤を生成する基を表わす。
を表わし、PDIはAより開裂した後現像主薬酸化体との
反応を経て現像抑制剤を生成する基を表わす。
一般式(I)で表わされる化合物のなかで好ましい化合
物は下記一般式(II)で表わされる。
物は下記一般式(II)で表わされる。
一般式(II) A−(L1)v−B−(L2)w−DI 式中、Aは現像主薬酸化体との反応により(L1)v−B−
(L2)w−DIを開裂する基を表わし、L1はAより開裂後B
−(L2)w−DIを開裂する基を表わし、BはA−(L1)vよ
り開裂した後、現像主薬酸化体と反応して(L2)w−DIを
開裂する基を表わし、L2はBより開裂した後DIを開裂す
る基を表わし、DIは現像抑制剤を表わす。vおよびwは
0または1を表わす。
(L2)w−DIを開裂する基を表わし、L1はAより開裂後B
−(L2)w−DIを開裂する基を表わし、BはA−(L1)vよ
り開裂した後、現像主薬酸化体と反応して(L2)w−DIを
開裂する基を表わし、L2はBより開裂した後DIを開裂す
る基を表わし、DIは現像抑制剤を表わす。vおよびwは
0または1を表わす。
一般式(II)で表わされる化合物が現像時にDIを放出す
る反応過程は下記の反応式によつて表わされる。
る反応過程は下記の反応式によつて表わされる。
式中、A,L1,B,L2,DI,vおよびwは一般式(II)において
説明したのと同じ意味を表わし、T は現像主薬酸化体
を表わす。
説明したのと同じ意味を表わし、T は現像主薬酸化体
を表わす。
上記反応式において、B−(L2)w−DIより(L2)w−DIを
生成する反応が本発明の優れた効果を特徴づける。すな
わちこの反応はT とB−(L2)w−DIとの二次反応であ
る。つまりその反応速度はおのおのの濃度に依存する。
したがつてT が多量に発生しているところではB−
(L2)w−DIは(L2)w−DIをただちに生成する。それと対
照的にT が少量しか発生していないところではB−
(L2)w−DIは(L2)w−DIを遅く生成する。このような反
応過程が上記反応過程と相まつてDIの作用を効果的に発
現する。
生成する反応が本発明の優れた効果を特徴づける。すな
わちこの反応はT とB−(L2)w−DIとの二次反応であ
る。つまりその反応速度はおのおのの濃度に依存する。
したがつてT が多量に発生しているところではB−
(L2)w−DIは(L2)w−DIをただちに生成する。それと対
照的にT が少量しか発生していないところではB−
(L2)w−DIは(L2)w−DIを遅く生成する。このような反
応過程が上記反応過程と相まつてDIの作用を効果的に発
現する。
次に一般式(II)で示される化合物について詳しく説明
する。
する。
一般式(II)においてAは詳しくはカプラー残基または
酸化還元基を表わす。
酸化還元基を表わす。
Aがカプラー残基を表わすとき公知のものが利用でき
る。例えばイエローカプラー残基(例えば開鎖ケトメチ
レン型カプラー残基)、マゼンタカプラー残基(例えば
5−ピラゾロン型、ピラゾロイミダゾール型、ピラゾロ
トリアゾール型などのカプラー残基)、シアンカプラー
残基(例えばフエノール型、ナフトール型などのカプラ
ー残基)、および無呈色カプラー残基(例えばインダノ
ン型、アセトフエノン型などのカプラー残基)または米
国特許第4,315,070号、同4,183,752号、同4,171,223
号、同4,226,934号などに記載のあるカプラー残基が挙
げられる。
る。例えばイエローカプラー残基(例えば開鎖ケトメチ
レン型カプラー残基)、マゼンタカプラー残基(例えば
5−ピラゾロン型、ピラゾロイミダゾール型、ピラゾロ
トリアゾール型などのカプラー残基)、シアンカプラー
残基(例えばフエノール型、ナフトール型などのカプラ
ー残基)、および無呈色カプラー残基(例えばインダノ
ン型、アセトフエノン型などのカプラー残基)または米
国特許第4,315,070号、同4,183,752号、同4,171,223
号、同4,226,934号などに記載のあるカプラー残基が挙
げられる。
Aが酸化還元基を表わすとき、詳しくは下記一般式(II
I)で表わされる基である。
I)で表わされる基である。
一般式(III) A1−P−(X=Y)n−Q−A2 式中、PおよびQはそれぞれ独立に酸素原子または置換
もしくは無置換のイミノ基を表わし、n個のXおよびY
の少なくとも1個は −(L1)v−BL2)w−DIを置換基として有するメチン基
を表わし、その他のXおよびYは置換もしくは無置換の
メチン基または窒素原子を表わし、nは1ないし3の整
数を表わし(n個のX、n個のYは同じものもしくは異
なるものを表わす)、A1およびA2はおのおの水素原子ま
たはアルカリにより除去されうる基を表わす。ここで
P、X、Y、Q、A1およびA2のいずれか2つの置換基が
2価基となつて連結し環状構造を形成する場合も包含さ
れる。例えば(X=Y)nがベンゼン環、ピリジン環な
どを形成する場合である。
もしくは無置換のイミノ基を表わし、n個のXおよびY
の少なくとも1個は −(L1)v−BL2)w−DIを置換基として有するメチン基
を表わし、その他のXおよびYは置換もしくは無置換の
メチン基または窒素原子を表わし、nは1ないし3の整
数を表わし(n個のX、n個のYは同じものもしくは異
なるものを表わす)、A1およびA2はおのおの水素原子ま
たはアルカリにより除去されうる基を表わす。ここで
P、X、Y、Q、A1およびA2のいずれか2つの置換基が
2価基となつて連結し環状構造を形成する場合も包含さ
れる。例えば(X=Y)nがベンゼン環、ピリジン環な
どを形成する場合である。
一般式(II)においてL1およびL2で表わされる基は本発
明においては用いても用いなくてもよい。目的に応じて
適宜選択される。L1およびL2で表わされる基は例えば以
下の公知の連結基などが挙げられる。
明においては用いても用いなくてもよい。目的に応じて
適宜選択される。L1およびL2で表わされる基は例えば以
下の公知の連結基などが挙げられる。
(1)ヘミアセタールの開裂反応を利用する基。
例えば米国特許第4,146,396号、特開昭60-249148号、お
よび同60−249149号に記載があり下記一般式で表わされ
る基である。ここに*印は一般式(II)において左側に
結合する位置を表わし、**印は一般式(II)において
右側に結合する位置を表わす。
よび同60−249149号に記載があり下記一般式で表わされ
る基である。ここに*印は一般式(II)において左側に
結合する位置を表わし、**印は一般式(II)において
右側に結合する位置を表わす。
式中、Wは酸素原子、イオウ原子、または 基(R3は有機置換基を表わす)を表わし、R1およびR2は
水素原子または置換基を表わし、tは1または2を表わ
し、tが2のとき2つのR1およびR2のそれぞれは同じで
も異なるものでもよく、また、R1、R2およびR3のいずれ
か2つが連結し環状構造を形成する場合も包含される。
具体的には以下のような基が挙げられる。
水素原子または置換基を表わし、tは1または2を表わ
し、tが2のとき2つのR1およびR2のそれぞれは同じで
も異なるものでもよく、また、R1、R2およびR3のいずれ
か2つが連結し環状構造を形成する場合も包含される。
具体的には以下のような基が挙げられる。
(2)分子内求核置換反応を利用して開裂反応を起こさ
せる基。
せる基。
例えば米国特許第4,248,962号に記載のあるタイミング
基が挙げられる。下記一般式で表わすことができる。
基が挙げられる。下記一般式で表わすことができる。
*−Nu−Link−E−** (T−2) 式中、*印は一般式(II)において左側に結合する位置
を表わし、**印は一般式(II)において右側に結合す
る位置を表わし、Nuは求核基を表わし、酸素原子、また
はイオウ原子がその例であり、Eは求電子基を表わしNu
より求核攻撃を受けて**との結合を開裂できる基であ
り、LinkはNuとEとが分子内求核置換反応することがで
きるように立体的に関係づける連結基を表わす。(T−
2)で表わされる基の具体例としては例えば以下のもの
である。
を表わし、**印は一般式(II)において右側に結合す
る位置を表わし、Nuは求核基を表わし、酸素原子、また
はイオウ原子がその例であり、Eは求電子基を表わしNu
より求核攻撃を受けて**との結合を開裂できる基であ
り、LinkはNuとEとが分子内求核置換反応することがで
きるように立体的に関係づける連結基を表わす。(T−
2)で表わされる基の具体例としては例えば以下のもの
である。
(3)共役系に沿つた電子移動反応を利用して開裂反応
を起こさせる基。
を起こさせる基。
例えば米国特許第4,409,323号または同4,421,845号に記
載があり下記一般式で表わされる基である。
載があり下記一般式で表わされる基である。
式中、*印、**印、R1、R2およびtは(T−1)につ
いて説明したのと同じ意味を表わす。具体的には以下の
ような基が挙げられる。
いて説明したのと同じ意味を表わす。具体的には以下の
ような基が挙げられる。
(4)エステルの加水分解による開裂反応を利用する
基。
基。
例えば西独公開特許第2,626,315号に記載のある連結基
であり以下の基が挙げられる。式中*印および**印は
(T−1)について説明したのと同じ意味である。
であり以下の基が挙げられる。式中*印および**印は
(T−1)について説明したのと同じ意味である。
一般式(II)においてBで表わされる基は詳しくはA−
(L1)vより開裂した後カプラーとなる基またはA−(L1)v
より開裂した後酸化還元基となる基である。カプラーと
なる基としては例えばフェノール型カプラーの場合では
水酸基の水素原子を除いた酸素原子においてA−(L1)v
と結合しているものである。また5−ピラゾロン型カプ
ラーの場合には5−ヒドロキシピラゾールに互変異性し
た型のヒドロキシル基より水素原子を除いた酸素原子に
おいてA−(L1)vと結合しているものである。これらの
例ではそれぞれA−(L1)vより離脱して初めてフェノー
ル型カプラーまたは5−ピラゾロン型カプラーとなる。
それらのカツプリング位には(L2)w−DIを有するのであ
る。Bが酸化還元基となる基を表わすとき、好ましくは
一般式(B−1)で表わされるものである。
(L1)vより開裂した後カプラーとなる基またはA−(L1)v
より開裂した後酸化還元基となる基である。カプラーと
なる基としては例えばフェノール型カプラーの場合では
水酸基の水素原子を除いた酸素原子においてA−(L1)v
と結合しているものである。また5−ピラゾロン型カプ
ラーの場合には5−ヒドロキシピラゾールに互変異性し
た型のヒドロキシル基より水素原子を除いた酸素原子に
おいてA−(L1)vと結合しているものである。これらの
例ではそれぞれA−(L1)vより離脱して初めてフェノー
ル型カプラーまたは5−ピラゾロン型カプラーとなる。
それらのカツプリング位には(L2)w−DIを有するのであ
る。Bが酸化還元基となる基を表わすとき、好ましくは
一般式(B−1)で表わされるものである。
一般式(B−1) *−P−(X′=Y′)n−Q−A2 式中、*印はA−(L1)vと結合する位置を表わし、A2、
P、Qおよびnは一般式(III)において説明したのと
同じ意味を表わし、n個のX′およびY′の少なくとも
1個は(L2)w−DIを置換基として有するメチン基を表わ
し、その他のX′およびY′は置換または無置換のメチ
ン基または窒素原子を表わす。ここでA2、P、Q、X′
およびY′のいずれか2つの置換基が2価基となつて環
状構造を形成する場合も包含される。
P、Qおよびnは一般式(III)において説明したのと
同じ意味を表わし、n個のX′およびY′の少なくとも
1個は(L2)w−DIを置換基として有するメチン基を表わ
し、その他のX′およびY′は置換または無置換のメチ
ン基または窒素原子を表わす。ここでA2、P、Q、X′
およびY′のいずれか2つの置換基が2価基となつて環
状構造を形成する場合も包含される。
一般式(II)においてDIは詳しくテトラゾリルチオ基、
ベンゾイミダゾリルチオ基、ベンゾチアジアゾリルチオ
基、ベンゾオキサゾリルチオ基、ベンゾトリアゾリル
基、ベンゾインダゾリル基、トリアゾリルチオ基、イミ
ダゾリルチオ基、チアジアゾリルチオ基、チオエーテル
置換トリアゾリル基(例えば米国特許第4,579,816号に
記載のある現像抑制剤)またはオキサジアゾリル基など
でありこれらは適宜置換基を有してもよい。代表的な置
換基としては、以下の例が挙げられる。以下の例で総炭
素数は20以下が好ましい例である。ハロゲン原子、脂肪
族基、ニトロ基、アシルアミノ基、脂肪族オキシカルボ
ニル基、芳香族オキシカルボニル基、イミド基、スルホ
ンアミド基、脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、アミノ
基、イミノ基、シアノ基、芳香族基、アシルオキシ基、
スルホニルオキシ基、脂肪族チオ基、芳香族チオ基、芳
香族オキシスルホニル基、脂肪族オキシスルホニル基、
脂肪族オキシカルボニルアミノ基、芳香族オキシカルボ
ニルアミノ基、脂肪族オキシカルボニルオキシ基、複素
環オキシカルボニル基、複素環オキシ基、スルホニル
基、アシル基、ウレイド基、複素環基、ヒドロキシル基
などが挙げられる。
ベンゾイミダゾリルチオ基、ベンゾチアジアゾリルチオ
基、ベンゾオキサゾリルチオ基、ベンゾトリアゾリル
基、ベンゾインダゾリル基、トリアゾリルチオ基、イミ
ダゾリルチオ基、チアジアゾリルチオ基、チオエーテル
置換トリアゾリル基(例えば米国特許第4,579,816号に
記載のある現像抑制剤)またはオキサジアゾリル基など
でありこれらは適宜置換基を有してもよい。代表的な置
換基としては、以下の例が挙げられる。以下の例で総炭
素数は20以下が好ましい例である。ハロゲン原子、脂肪
族基、ニトロ基、アシルアミノ基、脂肪族オキシカルボ
ニル基、芳香族オキシカルボニル基、イミド基、スルホ
ンアミド基、脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、アミノ
基、イミノ基、シアノ基、芳香族基、アシルオキシ基、
スルホニルオキシ基、脂肪族チオ基、芳香族チオ基、芳
香族オキシスルホニル基、脂肪族オキシスルホニル基、
脂肪族オキシカルボニルアミノ基、芳香族オキシカルボ
ニルアミノ基、脂肪族オキシカルボニルオキシ基、複素
環オキシカルボニル基、複素環オキシ基、スルホニル
基、アシル基、ウレイド基、複素環基、ヒドロキシル基
などが挙げられる。
一般式(II)において、A、L1、B、L2およびDIで表わ
される基の任意の2つが一般式(II)で表わされる結合
手の他に結合手を持ち連結する場合も本願は包含する。
この第2の結合手は現像時に切断されなくても本発明の
効果が得られる。このような結合の例は例えば以下のも
のである。
される基の任意の2つが一般式(II)で表わされる結合
手の他に結合手を持ち連結する場合も本願は包含する。
この第2の結合手は現像時に切断されなくても本発明の
効果が得られる。このような結合の例は例えば以下のも
のである。
本発明の一般式(II)で表わされる化合物は、ポリマー
である場合も含まれる。即ち、下記一般式(P−I)で
表わされる単量体化合物より誘導され、一般式(P−
2)で表わされる繰り返し単位を有する重合体、あるい
は、芳香族第1級アミン現像主薬の酸化体とカツプリン
グする能力をもたない少なくとも1個のエチレン基を含
有する非発色性単量体の1種以上との共重合体である。
ここで、単量体は、2種以上が同時に重合されていても
よい。
である場合も含まれる。即ち、下記一般式(P−I)で
表わされる単量体化合物より誘導され、一般式(P−
2)で表わされる繰り返し単位を有する重合体、あるい
は、芳香族第1級アミン現像主薬の酸化体とカツプリン
グする能力をもたない少なくとも1個のエチレン基を含
有する非発色性単量体の1種以上との共重合体である。
ここで、単量体は、2種以上が同時に重合されていても
よい。
一般式(P−I) 一般式(P−2) 式中Rは水素原子、炭素数1〜4個の低級アルキル基、
または塩素原子を表わし、A1は−CONH−、−NHCONH−、
−NNCOO−、−COO−、−SO2−、−CO−、−NHCO−、−S
O2NH−、−NHSO2−、−OCO−、−OCONH−、−S−、−N
H−又は−O−を表わし、A2は−CONH−又は−COO−を表
わし、A3は炭素数1〜10個の無置換もしくは置換アルキ
レン基、アラルキレン基または無置換もしくは置換アリ
ーレン基を表わし、アルキレン基は直鎖でも分岐鎖でも
よい。
または塩素原子を表わし、A1は−CONH−、−NHCONH−、
−NNCOO−、−COO−、−SO2−、−CO−、−NHCO−、−S
O2NH−、−NHSO2−、−OCO−、−OCONH−、−S−、−N
H−又は−O−を表わし、A2は−CONH−又は−COO−を表
わし、A3は炭素数1〜10個の無置換もしくは置換アルキ
レン基、アラルキレン基または無置換もしくは置換アリ
ーレン基を表わし、アルキレン基は直鎖でも分岐鎖でも
よい。
(アルキレン基としては例えばメチレン、メチルメチレ
ン、ジメチルメチレン、ジメチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、デシ
ルメチレン、アラルキレン基としては例えばベンジリデ
ン、アリーレン基としては例えばフエニレン、ナフチレ
ンなど) Qは、一般式(II)で表わされる化合物残基を表わし、
A、L1、BおよびL2のいずれの部位で結合していてもよ
い。
ン、ジメチルメチレン、ジメチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、デシ
ルメチレン、アラルキレン基としては例えばベンジリデ
ン、アリーレン基としては例えばフエニレン、ナフチレ
ンなど) Qは、一般式(II)で表わされる化合物残基を表わし、
A、L1、BおよびL2のいずれの部位で結合していてもよ
い。
i、j、およびkは、0または1を表わすが、i、j、
およびkが同時に0であることはない。
およびkが同時に0であることはない。
ここでA3で表わされるアルキレン基、アラルキレン基ま
たはアリーレン基の置換基としてはアリール基(例えば
フエニル基)、ニトロ基、水酸基、シアノ基、スルホ
基、アルコキシ基(例えばメトキシ基)、アリールオキ
シ基(例えばフエノキシ基)、アシルオキシ基(例えば
アセトキシ基)、アシルアミノ基(例えばアセチルアミ
ノ基)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミ
ド基)、スルフアモイル基(例えばメチルスルフアモイ
ル基)、ハロゲン原子(例えばフツ素、塩素、臭素な
ど)、カルボキシ基、カルバモイル基(例えばメチルカ
ルバモイル基)、アルコキシカルボニル基(例えばメト
キシカルボニル基など)、スルホニル基(例えばメチル
スルホニル基)が挙げられる。この置換基が2つ以上あ
るときは同じでも異なつてもよい。
たはアリーレン基の置換基としてはアリール基(例えば
フエニル基)、ニトロ基、水酸基、シアノ基、スルホ
基、アルコキシ基(例えばメトキシ基)、アリールオキ
シ基(例えばフエノキシ基)、アシルオキシ基(例えば
アセトキシ基)、アシルアミノ基(例えばアセチルアミ
ノ基)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミ
ド基)、スルフアモイル基(例えばメチルスルフアモイ
ル基)、ハロゲン原子(例えばフツ素、塩素、臭素な
ど)、カルボキシ基、カルバモイル基(例えばメチルカ
ルバモイル基)、アルコキシカルボニル基(例えばメト
キシカルボニル基など)、スルホニル基(例えばメチル
スルホニル基)が挙げられる。この置換基が2つ以上あ
るときは同じでも異なつてもよい。
次に、芳香族一級アミン現像薬の酸化生成物とカツプリ
ングしない非発色性エチレン様単量体としては、アクリ
ル酸、α−クロロアクリル酸、α−アルキルアクリル酸
およびこれらのアクリル酸類から誘導されるエステルも
しくはアミド、メチレンビスアクリルアミド、ビニルエ
ステル、アクリロニトリル、芳香族ビニル化合物、マレ
イン酸誘導体、ビニルピリジン類等がある。ここで使用
する非発色性エチレン様不飽和単量体は、2種以上を同
時に使用することもできる。
ングしない非発色性エチレン様単量体としては、アクリ
ル酸、α−クロロアクリル酸、α−アルキルアクリル酸
およびこれらのアクリル酸類から誘導されるエステルも
しくはアミド、メチレンビスアクリルアミド、ビニルエ
ステル、アクリロニトリル、芳香族ビニル化合物、マレ
イン酸誘導体、ビニルピリジン類等がある。ここで使用
する非発色性エチレン様不飽和単量体は、2種以上を同
時に使用することもできる。
次に、本発明の化合物のなかでさらに好ましい範囲につ
いて説明する。
いて説明する。
一般式(I)または(II)においてAの好ましい例は下
記一般式(Cp−1)、(Cp−2)、(Cp−3)、(Cp−
4)、(Cp−5)、(Cp−6)、(Cp−7)、(Cp−
8)または(Cp−9)で表わされるカプラー残基である
ときである。これらのカプラーはカツプリング速度が大
きく好ましい。
記一般式(Cp−1)、(Cp−2)、(Cp−3)、(Cp−
4)、(Cp−5)、(Cp−6)、(Cp−7)、(Cp−
8)または(Cp−9)で表わされるカプラー残基である
ときである。これらのカプラーはカツプリング速度が大
きく好ましい。
上式においてカツプリング位より派生している自由結合
手は、カツプリング離脱基の結合位置を表わす。
手は、カツプリング離脱基の結合位置を表わす。
上式においてR51、R52、R53、R54、R55、R56、R57、
R58、R59、R60、R61、R62またはR63が耐拡散基を含む場
合、それは炭素数の総数が8ないし40、好ましくは10な
いし30になるように選択され、それ以外の場合、炭素数
の総数は15以下が好ましい。ビス型、テロマー型または
ポリマー型のカプラーの場合には上記の置換基のいずれ
かが二価基を表わし、繰り返し単位などを連結する。こ
の場合には炭素数の範囲は規定外であつてもよい。
R58、R59、R60、R61、R62またはR63が耐拡散基を含む場
合、それは炭素数の総数が8ないし40、好ましくは10な
いし30になるように選択され、それ以外の場合、炭素数
の総数は15以下が好ましい。ビス型、テロマー型または
ポリマー型のカプラーの場合には上記の置換基のいずれ
かが二価基を表わし、繰り返し単位などを連結する。こ
の場合には炭素数の範囲は規定外であつてもよい。
以下にR51〜R63、dおよびeについて詳しく説明する。
以下でR41は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表わ
し、R42は芳香族基または複素環基を表わし、R43、R44
およびR45は水素原子、脂肪族基、芳香族基または複素
環基を表わす。
以下でR41は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表わ
し、R42は芳香族基または複素環基を表わし、R43、R44
およびR45は水素原子、脂肪族基、芳香族基または複素
環基を表わす。
R51はR41と同じ意味を表わす。R52およびR53は各々R42
と同じ意味を表わす。R54はR41と同じ意味の基、 を表わす。R55はR41と同じ意味の基を表わす。R56およ
びR57は各々R43基と同じ意味の基で、R41S−基、R43O−
基、 を表わす。R58はR41と同じ意味の基を表わす。R59はR41
と同じ意味の基、 R41O−基、R41S−基、ハロゲン原子または を表わす。dは0ないし3を表わす。dが複数のとき複
数個のR59は同じ置換基または異なる置換基を表わす。
またそれぞれのR59が2価基となつて連結し環状構造を
形成してもよい。環状構造を形成するための2価基の例
としては が挙げられる。ここでfは0ないし4の整数、gは0な
いし2の整数、を各々表わす。R60はR41と同じ意味の基
を表わす。R61はR41と同じ意味の基を表わす。R62はR41
と同じ意味の基、R41CONH−基、R41OCONH−基、R41SO2N
H−基、 R41O−基、R41S−基、ハロゲン原子または を表わす。R63はR41と同じ意味の基、 R43O−SO2−基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基ま
たはR43CO−基を表わす。eは0ないし4の整数を表わ
す。複数個のR62またはR63があるとき各々同じものまた
は異なるものを表わす。
と同じ意味を表わす。R54はR41と同じ意味の基、 を表わす。R55はR41と同じ意味の基を表わす。R56およ
びR57は各々R43基と同じ意味の基で、R41S−基、R43O−
基、 を表わす。R58はR41と同じ意味の基を表わす。R59はR41
と同じ意味の基、 R41O−基、R41S−基、ハロゲン原子または を表わす。dは0ないし3を表わす。dが複数のとき複
数個のR59は同じ置換基または異なる置換基を表わす。
またそれぞれのR59が2価基となつて連結し環状構造を
形成してもよい。環状構造を形成するための2価基の例
としては が挙げられる。ここでfは0ないし4の整数、gは0な
いし2の整数、を各々表わす。R60はR41と同じ意味の基
を表わす。R61はR41と同じ意味の基を表わす。R62はR41
と同じ意味の基、R41CONH−基、R41OCONH−基、R41SO2N
H−基、 R41O−基、R41S−基、ハロゲン原子または を表わす。R63はR41と同じ意味の基、 R43O−SO2−基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基ま
たはR43CO−基を表わす。eは0ないし4の整数を表わ
す。複数個のR62またはR63があるとき各々同じものまた
は異なるものを表わす。
上記において脂肪族基とは炭素数1〜32、好ましくは1
〜22の飽和または不飽和、鎖状または環状、直鎖または
分岐、置換または無置換の脂肪族炭化水素基である。代
表的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
イゾプロピル基、ブチル基(t)−ブチル基、(i)−
ブチル基、(t)−アミル基、ヘキシル基、シクロヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、1,1,3,3
−テトラメチルブチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキ
サデシル基、またはオクタデシル基が挙げられる。
〜22の飽和または不飽和、鎖状または環状、直鎖または
分岐、置換または無置換の脂肪族炭化水素基である。代
表的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
イゾプロピル基、ブチル基(t)−ブチル基、(i)−
ブチル基、(t)−アミル基、ヘキシル基、シクロヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、1,1,3,3
−テトラメチルブチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキ
サデシル基、またはオクタデシル基が挙げられる。
芳香族基とは炭素数6〜20好ましくは置換もしくは無置
換のフエニル基、または置換もしくは無置換のナフチル
基である。
換のフエニル基、または置換もしくは無置換のナフチル
基である。
複素環基とは炭素数1〜20、好ましくは1〜7の、複素
原子として窒素原子、酸素原子もしくはイオウ原子から
選ばれる。好ましくは3員ないし8員環の置換もしくは
無置換の複素環基である。
原子として窒素原子、酸素原子もしくはイオウ原子から
選ばれる。好ましくは3員ないし8員環の置換もしくは
無置換の複素環基である。
複素環基の代表的な例としては2−ピリジル基、4−ピ
リジル基、2−チエニル基、2−フリル基、2−イミダ
ゾリル基、ピラジニル基、2−ピリミジニル基、1−イ
ミダゾリル基、1−インドリル基、フタルイミド基、1,
3,4−チアジアゾール−2−イル基、ベンゾオキサゾー
ル−2−イル基、2−キノリル基、2,4−ジオキソ−1,3
−イミダゾリジン−5−イル基、2,4−ジオキソ−1,3−
イミダゾリジン−3−イル基、スクシンイミド基、フタ
ルイミド基、1,2,4−トリアゾール−2−イル基または
1−ピラゾリル基が挙げられる。
リジル基、2−チエニル基、2−フリル基、2−イミダ
ゾリル基、ピラジニル基、2−ピリミジニル基、1−イ
ミダゾリル基、1−インドリル基、フタルイミド基、1,
3,4−チアジアゾール−2−イル基、ベンゾオキサゾー
ル−2−イル基、2−キノリル基、2,4−ジオキソ−1,3
−イミダゾリジン−5−イル基、2,4−ジオキソ−1,3−
イミダゾリジン−3−イル基、スクシンイミド基、フタ
ルイミド基、1,2,4−トリアゾール−2−イル基または
1−ピラゾリル基が挙げられる。
前記脂肪族炭化水素基、芳香族基および複素環基が置換
基を有するとき代表的な置換基としては、ハロゲン原
子、R47O−基、R46S−基、 R47OSO2−基、シアノ基またはニトロ基が挙げられる。
ここでR46は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表わ
し、R47、R48およびR49は各々脂肪族基、芳香族基、複
素環基または水素原子を表わす。脂肪族基、芳香族基ま
たは複素環基の意味は前に定義したのと同じ意味であ
る。
基を有するとき代表的な置換基としては、ハロゲン原
子、R47O−基、R46S−基、 R47OSO2−基、シアノ基またはニトロ基が挙げられる。
ここでR46は脂肪族基、芳香族基または複素環基を表わ
し、R47、R48およびR49は各々脂肪族基、芳香族基、複
素環基または水素原子を表わす。脂肪族基、芳香族基ま
たは複素環基の意味は前に定義したのと同じ意味であ
る。
次にR51〜R63、dおよびeの好ましい範囲について説明
する。
する。
R51は脂肪族基または芳香族基が好ましい。R52、R53お
よびR55は芳香族基が好ましい。R54はR41CONH−基、ま
たは が好ましい。R56およびR57は脂肪族基、R41O−基、また
はR41S−基が好ましい。R58は脂肪族基または芳香族基
が好ましい。一般式(Cp−6)においてR59はクロール
原子、脂肪族基またはR41CONH−基が好ましい。dは1
または2が好ましい。R60は芳香族基が好ましい。一般
式(Cp−7)においてR59はR41CONH−基が好ましい。一
般式(Cp−7)においてdは1が好ましい。R61は脂肪
族基または芳香族基が好ましい。一般式(Cp−8)にお
いてeは0または1が好ましい。R62としてはR41OCONH
−基、R41CONH−基、またはR41SO2NH−基が好ましくこ
れらの置換位置はナフトール環の5位が好ましい。R63
としてはR41CONH−基、R41SO2NH−基、 ニトロ基またはシアノ基が好ましい。
よびR55は芳香族基が好ましい。R54はR41CONH−基、ま
たは が好ましい。R56およびR57は脂肪族基、R41O−基、また
はR41S−基が好ましい。R58は脂肪族基または芳香族基
が好ましい。一般式(Cp−6)においてR59はクロール
原子、脂肪族基またはR41CONH−基が好ましい。dは1
または2が好ましい。R60は芳香族基が好ましい。一般
式(Cp−7)においてR59はR41CONH−基が好ましい。一
般式(Cp−7)においてdは1が好ましい。R61は脂肪
族基または芳香族基が好ましい。一般式(Cp−8)にお
いてeは0または1が好ましい。R62としてはR41OCONH
−基、R41CONH−基、またはR41SO2NH−基が好ましくこ
れらの置換位置はナフトール環の5位が好ましい。R63
としてはR41CONH−基、R41SO2NH−基、 ニトロ基またはシアノ基が好ましい。
次にR51〜R63の代表的な例について説明する。
R51としては(t)−ブチル基、4−メトキシフエニル
基、フエニル基、3−{2−(2,4−ジ−t−アルミフ
エノキシ)ブタンアミド}フエニル基、4−オクタデシ
ルオキシフエニル基またはメチル基が挙げられる。R52
およびR53としては2−クロロ−5−ドデシルオキシカ
ルボニルフエニル基、2−クロロ−5−ヘキサデシルス
ルホンアミドフエニル基、2−クロロ−5−テトラデカ
ンアミドフエニル基、2−クロロ−5−{4−(2,4−
ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド}フエニル
基、2−クロロ−5−{2−(2,4−ジ−t−アミルフ
エノキシ)ブタンアミド}フエニル基、2−メトキシフ
エニル基、2−メトキシ−5−テトラデシルオキシカル
ボニルフエニル基、2−クロロ−5−(1−エトキシカ
ルボニルエトキシカルボニル)フエニル基、2−ピリジ
ル基、2−クロロ−5−オクチルオキシカルボニルフエ
ニル基、2,4−ジクロロフエニル基、2−クロロ−5−
(1−ドデシルオキシカルボニルエトキシカルボニル)
フエニル基、2−クロロフエニル基または2−エトキシ
フエニル基が挙げられる。R54としては、3−{2−
(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド}ベ
ンズアミド基、3−{4−(2,4−ジ−t−アミルフエ
ノキシ)ブタンアミド}ベンズアミド基、2−クロロ−
5−テトラデカンアミドアニリノ基、5−(2,4−ジ−
t−アミルフエノキシアセトアミド)ベンズアミド基、
2−クロロ−5−ドデセニルスクシンイミドアニリノ
基、2−クロロ−5−{2−(3−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフエノキシ)テトラデカンアミド}アニリノ
基、2,2−ジメチルプロパンイミド基、2−(3−ペン
タデシルフエノキシ)ブタンアミド基、ピロリジノ基ま
たはN,N−ジブチルアミノ基が挙げられる。R55として
は、2,4,6−トリクロロフエニル基、2−クロロフエニ
ル基、2,5−ジクロロフエニル基、2,3−ジクロロフエニ
ル基、2,6−ジクロロ−4−メトキシフエニル基、4−
{2−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミ
ド}フエニル基または2,6−ジクロロ−4−メタンスル
ホニルフエニル基、が好ましい例である。R56としては
メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、エ
トキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、3−フエニル
ウレイド基、3−ブチルウレイド基、または3−(2,4
−ジ−t−アミルフエノキシ)プロピル基が挙げられ
る。R57としては3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキ
シ)プロピル基、3−〔4−{2−〔4−(4−ヒドロ
キシフエニルスルホニル)フエノキシ〕テトラデカンア
ミド}フエニル〕プロピル基、メトキシ基、エトキシ
基、メチルチオ基、エチルチオ基、メチル基、1−メチ
ル−2−{2−オクチルオキシ−5−〔2−オクチルオ
キシ−5−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フエニル
スルホンアミド〕フエニルスルホンアミド}エチル基、
3−{4−(4−ドデシルオキシフエニルスルホンアミ
ド)フエニル}プロピル基、1,1−ジメチル−2−{2
−オクチルオキシ−5−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フエニルスルホンアミド}エチル基、またはドデシ
ルチオ基が挙げられる。R58としては2−クロロフエニ
ル基、ペンタフルオロフエニル基、ヘプタフルオロプロ
ピル基、1−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロ
ピル基、3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロ
ピル基、2,4−ジ−t−アミルメチル基、またはフリル
基が挙げられる。R59としてはクロル原子、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、2
−(2,4−ジーt−アミルフエノキシ)ブタンアミド
基、2−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ヘキサン
アミド基、2−(2,4−ジ−t−オクチルフエノキシ)
オクタンアミド基、2−(2−クロロフエノキシ)テト
ラデカンアミド基、2,2−ジメチルプロパンアミド基、
2−{4−(4−ヒドロキシフエニルスルホニル)フエ
ノキシ}テトラデカンアミド基、または2−{2−(2,
4−ジ−t−アミルフエノキシアセトアミド)フエノキ
シ}ブタンアミド基が挙げられる。R60としては4−シ
アノフエニル基、2−シアノフエニル基、4−ブチルス
ルホニルフエニル基、4−プロピルスルホニルフエニル
基、4−エトキシカルボニルフエニル基、4−N,N−ジ
エチルスルフアモイルフエニル基、3,4−ジクロロフエ
ニル基または3−メトキシカルボニルフエニル基が挙げ
られる。R61としてはドデシル基、ヘキサデシル基、シ
クロヘキシル基、ブチル基、3−(2,4−ジ−t−アミ
ルフエノキシ)プロピル基、4−(2,4−ジ−t−アミ
ルフエノキシ)ブチル基、3−ドデシルオキシプロピル
基、2−テトラデシルオキシフエニル基、t−ブチル
基、2−(2−ヘキシルデシルオキシ)フエニル基、2
−メトキシ−5−ドデシルオキシカルボニルフエニル
基、2−ブトキシフエニル基または1−ナフチル基が挙
げられる。R62としてはイソブチルオキシカルボニルア
ミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、フエニルスルホ
ニルアミノ基、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホ
ンアミド基、4−メチルベンゼンスルホンアミド基、ベ
ンズアミド基、トリフルオロアセトアミド基、3−フエ
ニルウレイド基、ブトキシカルボニルアミノ基、または
アセトアミド基が挙げられる。R63としては、2,4−ジ−
t−アミルフエノキシアセトアミド基、2−(2,4−ジ
−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド基、ヘキサデシ
ルスルホンアミド基、N−メチル−N−オクタデシルス
ルフアモイル基、N,N−ジオクチルフルフアモイル基、
ドデシルオキシカルボニル基、クロール原子、フツソ原
子、ニトロ基、シアノ基、N−3−(2,4−ジ−t−ア
ミルフエノキシ)プロピルスルフアモイル基、メタンス
ルホニル基またはヘキサデシルスルホニル基が挙げられ
る。
基、フエニル基、3−{2−(2,4−ジ−t−アルミフ
エノキシ)ブタンアミド}フエニル基、4−オクタデシ
ルオキシフエニル基またはメチル基が挙げられる。R52
およびR53としては2−クロロ−5−ドデシルオキシカ
ルボニルフエニル基、2−クロロ−5−ヘキサデシルス
ルホンアミドフエニル基、2−クロロ−5−テトラデカ
ンアミドフエニル基、2−クロロ−5−{4−(2,4−
ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド}フエニル
基、2−クロロ−5−{2−(2,4−ジ−t−アミルフ
エノキシ)ブタンアミド}フエニル基、2−メトキシフ
エニル基、2−メトキシ−5−テトラデシルオキシカル
ボニルフエニル基、2−クロロ−5−(1−エトキシカ
ルボニルエトキシカルボニル)フエニル基、2−ピリジ
ル基、2−クロロ−5−オクチルオキシカルボニルフエ
ニル基、2,4−ジクロロフエニル基、2−クロロ−5−
(1−ドデシルオキシカルボニルエトキシカルボニル)
フエニル基、2−クロロフエニル基または2−エトキシ
フエニル基が挙げられる。R54としては、3−{2−
(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド}ベ
ンズアミド基、3−{4−(2,4−ジ−t−アミルフエ
ノキシ)ブタンアミド}ベンズアミド基、2−クロロ−
5−テトラデカンアミドアニリノ基、5−(2,4−ジ−
t−アミルフエノキシアセトアミド)ベンズアミド基、
2−クロロ−5−ドデセニルスクシンイミドアニリノ
基、2−クロロ−5−{2−(3−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフエノキシ)テトラデカンアミド}アニリノ
基、2,2−ジメチルプロパンイミド基、2−(3−ペン
タデシルフエノキシ)ブタンアミド基、ピロリジノ基ま
たはN,N−ジブチルアミノ基が挙げられる。R55として
は、2,4,6−トリクロロフエニル基、2−クロロフエニ
ル基、2,5−ジクロロフエニル基、2,3−ジクロロフエニ
ル基、2,6−ジクロロ−4−メトキシフエニル基、4−
{2−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミ
ド}フエニル基または2,6−ジクロロ−4−メタンスル
ホニルフエニル基、が好ましい例である。R56としては
メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基、エ
トキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、3−フエニル
ウレイド基、3−ブチルウレイド基、または3−(2,4
−ジ−t−アミルフエノキシ)プロピル基が挙げられ
る。R57としては3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキ
シ)プロピル基、3−〔4−{2−〔4−(4−ヒドロ
キシフエニルスルホニル)フエノキシ〕テトラデカンア
ミド}フエニル〕プロピル基、メトキシ基、エトキシ
基、メチルチオ基、エチルチオ基、メチル基、1−メチ
ル−2−{2−オクチルオキシ−5−〔2−オクチルオ
キシ−5−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フエニル
スルホンアミド〕フエニルスルホンアミド}エチル基、
3−{4−(4−ドデシルオキシフエニルスルホンアミ
ド)フエニル}プロピル基、1,1−ジメチル−2−{2
−オクチルオキシ−5−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フエニルスルホンアミド}エチル基、またはドデシ
ルチオ基が挙げられる。R58としては2−クロロフエニ
ル基、ペンタフルオロフエニル基、ヘプタフルオロプロ
ピル基、1−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロ
ピル基、3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロ
ピル基、2,4−ジ−t−アミルメチル基、またはフリル
基が挙げられる。R59としてはクロル原子、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、2
−(2,4−ジーt−アミルフエノキシ)ブタンアミド
基、2−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ヘキサン
アミド基、2−(2,4−ジ−t−オクチルフエノキシ)
オクタンアミド基、2−(2−クロロフエノキシ)テト
ラデカンアミド基、2,2−ジメチルプロパンアミド基、
2−{4−(4−ヒドロキシフエニルスルホニル)フエ
ノキシ}テトラデカンアミド基、または2−{2−(2,
4−ジ−t−アミルフエノキシアセトアミド)フエノキ
シ}ブタンアミド基が挙げられる。R60としては4−シ
アノフエニル基、2−シアノフエニル基、4−ブチルス
ルホニルフエニル基、4−プロピルスルホニルフエニル
基、4−エトキシカルボニルフエニル基、4−N,N−ジ
エチルスルフアモイルフエニル基、3,4−ジクロロフエ
ニル基または3−メトキシカルボニルフエニル基が挙げ
られる。R61としてはドデシル基、ヘキサデシル基、シ
クロヘキシル基、ブチル基、3−(2,4−ジ−t−アミ
ルフエノキシ)プロピル基、4−(2,4−ジ−t−アミ
ルフエノキシ)ブチル基、3−ドデシルオキシプロピル
基、2−テトラデシルオキシフエニル基、t−ブチル
基、2−(2−ヘキシルデシルオキシ)フエニル基、2
−メトキシ−5−ドデシルオキシカルボニルフエニル
基、2−ブトキシフエニル基または1−ナフチル基が挙
げられる。R62としてはイソブチルオキシカルボニルア
ミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、フエニルスルホ
ニルアミノ基、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホ
ンアミド基、4−メチルベンゼンスルホンアミド基、ベ
ンズアミド基、トリフルオロアセトアミド基、3−フエ
ニルウレイド基、ブトキシカルボニルアミノ基、または
アセトアミド基が挙げられる。R63としては、2,4−ジ−
t−アミルフエノキシアセトアミド基、2−(2,4−ジ
−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド基、ヘキサデシ
ルスルホンアミド基、N−メチル−N−オクタデシルス
ルフアモイル基、N,N−ジオクチルフルフアモイル基、
ドデシルオキシカルボニル基、クロール原子、フツソ原
子、ニトロ基、シアノ基、N−3−(2,4−ジ−t−ア
ミルフエノキシ)プロピルスルフアモイル基、メタンス
ルホニル基またはヘキサデシルスルホニル基が挙げられ
る。
一般式(II)においてAが一般式(III)で表わされる
ものであるときについて好ましい範囲を以下に説明す
る。
ものであるときについて好ましい範囲を以下に説明す
る。
PおよびQが置換または無置換のイミノ基を表わすと
き、好ましくはスルホニル基またはアシル基で置換され
たイミノ基であるときである。
き、好ましくはスルホニル基またはアシル基で置換され
たイミノ基であるときである。
このときPおよびQは下記のように表わされる。
ここに*印はA1またはA2と結合する位置を表わし、**
印は−(X=Ynの自由結合手の一方と結合する位置
を表わす。
印は−(X=Ynの自由結合手の一方と結合する位置
を表わす。
式中、Gで表わされる基は炭素数1〜32、好ましくは1
〜22の直鎖または分岐、鎖状または環状、飽和または不
飽和、置換または無置換の脂肪族基(例えばメチル基、
エチル基、ベンジル基、フエノキシブチル基、イソプロ
ピル基など)、炭素数6〜10の置換または無置換の芳香
族基(例えばフエニル基、4−メチルフエニル基、1−
ナフチル基、4−ドデシルオキシフエニル基など)、ま
たはヘテロ原子として窒素原子、イオウ原子もしくは酸
素原子より選ばれる4員ないし7員環の複素環基(例え
ば2−ピリジン基、1−フエニル−4−イミダゾリル
基、2−フリル基、ベンゾチエニル基など)が好ましい
例である。
〜22の直鎖または分岐、鎖状または環状、飽和または不
飽和、置換または無置換の脂肪族基(例えばメチル基、
エチル基、ベンジル基、フエノキシブチル基、イソプロ
ピル基など)、炭素数6〜10の置換または無置換の芳香
族基(例えばフエニル基、4−メチルフエニル基、1−
ナフチル基、4−ドデシルオキシフエニル基など)、ま
たはヘテロ原子として窒素原子、イオウ原子もしくは酸
素原子より選ばれる4員ないし7員環の複素環基(例え
ば2−ピリジン基、1−フエニル−4−イミダゾリル
基、2−フリル基、ベンゾチエニル基など)が好ましい
例である。
A1およびA2がアルカルにより除去されうる基(以下、プ
レカーサー基という)を表わすとき、好ましくはアシル
基、アルコシキカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、イミドイル基、オキサゾリル
基、スルホニル基などの加水分解されうる基、米国特許
第4,009,029号に記載の逆マイケル反応を利用した型の
プレカーサー基、米国特許第4,310,612号に記載の環開
裂反応の後発生したアニオンを分子内求核基として利用
する型のプレカーサー基、米国特許第3,674,478号、同
3,932,480号もしくは同3,993,661号に記載のアニオンが
共役系を介して電子移動しそれにより開裂反応を起こさ
せるプレカーサー基、米国特許4,335,200号に記載の環
開裂後反応したアニオンの電子移動により開裂反応を起
こさせるプレカーサー基または米国特許4,363,865号、
同4,410,618号に記載のイミドメチル基を利用したプレ
カーサー基が挙げられる。
レカーサー基という)を表わすとき、好ましくはアシル
基、アルコシキカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、イミドイル基、オキサゾリル
基、スルホニル基などの加水分解されうる基、米国特許
第4,009,029号に記載の逆マイケル反応を利用した型の
プレカーサー基、米国特許第4,310,612号に記載の環開
裂反応の後発生したアニオンを分子内求核基として利用
する型のプレカーサー基、米国特許第3,674,478号、同
3,932,480号もしくは同3,993,661号に記載のアニオンが
共役系を介して電子移動しそれにより開裂反応を起こさ
せるプレカーサー基、米国特許4,335,200号に記載の環
開裂後反応したアニオンの電子移動により開裂反応を起
こさせるプレカーサー基または米国特許4,363,865号、
同4,410,618号に記載のイミドメチル基を利用したプレ
カーサー基が挙げられる。
一般式(III)において好ましくはPが酸素原子を表わ
し、A2が水素原子を表わすときである。
し、A2が水素原子を表わすときである。
一般式(III)においてさらに好ましくは、XおよびY
が、置換基として−(L1 vBL2 wDIを有するメチ
ン基である場合を除いて他のXおよびYが置換もしくは
無置換のメチン基であるときである。
が、置換基として−(L1 vBL2 wDIを有するメチ
ン基である場合を除いて他のXおよびYが置換もしくは
無置換のメチン基であるときである。
一般式(III)で表わされる基のなかで特に好ましいも
のは下記一般式(IV)または(V)で表わされる。
のは下記一般式(IV)または(V)で表わされる。
一般式(IV) 一般式(V) 式中、*印はL1 vBL2 w)DIの結合する位置を表
わし、P、Q、A1およびA2は一般式(III)において説
明したのと同じ意味を表わし、Rは置換基を表わし、q
は0、1ないし3の整数を表わす。qが2以上のとき2
つ以上のRは同じでも異なつていてもよく、また2つの
Rが隣接する炭素上の置換基であるときにはそれぞれ2
価基となつて連結し環状構造を表わす場合も包含する。
そのときはベンゼン縮合環となり例えばナフタレン類、
ベンゾノルボルネン類、クロマン類、インドール類、ベ
ンゾチオフエン類、キノリン類、ベンゾフラン類、2,3
−ジヒドロベンゾフラン類、インダン類、またはインデ
ン類などの環構造となり、これらはさらに1個以上の置
換基を有してもよい。これらの縮合環に置換基を有する
ときの好ましい置換基の例、およびRが縮合環を形成し
ていないときのRの好ましい例は以下に挙げるものであ
る。すなわち、脂肪族基(例えばメチル基、エチル基、
アリル基、ベンジル基、ドデシル基)、芳香族基(例え
ばフエニル基、ナフチル基、4−フエノキシカルボニル
フエニル基)、ハロゲン原子(例えばクロロ原子、ブロ
モ原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、ヘキサデ
シルオキシ基)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ
基、ドデシルチオ基、ベンジルチオ基)、アリールオキ
シ基(例えばフエノキシ基、4−t−オクチルフエノキ
シ基、2,4−ジ−t−アミルフエノキシ基)、アリール
チオ基(例えばフエニルチオ基、4−ドデシルオキシフ
エニルチオ基)、カルバモイル基(例えばN−エチルカ
ルバモイル基、N−プロピルカルバモイル基、N−ヘキ
サデシルカルバモイル基、N−t−ブチルカルバモイル
基、N−3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロ
ピルカルバモイル基、N−メチル−N−オクタデシルカ
ルバモイル基)、アルコキシカルボニル基(例えばメト
キシカルボニル基、2−シアノエトキシカルボニル基、
エトキシカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基、
3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロボキシカ
ルボニル基)、アリールオキシカルボニル基(例えばフ
エノキシカルボニル基、4−ノニルフエノキシカルボニ
ル基)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル基、ベ
ンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニル基)、ス
ルフアモイル基(例えばN−プロピルスルフアモイル
基、N−メチル−N−オクタデシルスルフアモイル基、
N−フエニルスルフアモイル基、N−ドデシルスルフア
モイル基)、アシルアミノ基(例えばアセトアミド基、
ベンズアミド基、テトラデカンアミド基、4−(2,4−
ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド基、2−(2,
4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド基、2−
(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)テトラデカンアミ
ド基)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミ
ド基、ベンゼンスルホンアミド基、ヘキサデシルスルホ
ンアミド基)、アシル基(例えばアセチル基、ベンゾイ
ル基、ミリストイル基、パルミトイル基)、ニトロソ
基、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基、ベンゾイル
オキシ基、ラウリルオキシ基)、ウレイド基、(例えば
3−フエニルウレイド基、3−(4−シアノフエニルウ
レイド基)、ニトロ基、シアノ基、複素環基(ヘテロ原
子として窒素原子、酸素原子またはイオウ原子より選ば
れる4員ないし6員環の複素環基。例えば2−フリル
基、2−ピリジル基、1−イミダゾリル基、1−モルホ
リノ基)、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルコキ
シカルボニルアミノ基(例えばメトキシカルボニルアミ
ノ基、フエノキシカルボニルアミノ基、ドデシルオキシ
カルボニルアミノ基)、スルホ基、アミノ基、アリール
アミノ基(例えばアニリノ基、4−メトキシカルボニル
アニリノ基、脂肪族アミノ基(例えばN,N−ジエチルア
ミノ基、ドデシルアミノ基)、スルフイニル基(例えば
ベンゼンスルフイニル基、プロピルスルフイニル基)、
スルフアモイルアミノ基(例えば3−フエニルスルフア
モイルアミノ基)、チオアシル基(例えばチオベンゾイ
ル基)、チオウレイド基(例えば3−フエニルチオウレ
イド基)、複素環チオ基(例えばチアジアゾリルチオ
基)、イミド基(例えばスクシンイミド基、フタルイミ
ド基、オクタデセニルイミド基)または複素環アミノ基
(例えば4−イミダゾリルアミノ基、4−ピリジルアミ
ノ基)などが挙げられる。
わし、P、Q、A1およびA2は一般式(III)において説
明したのと同じ意味を表わし、Rは置換基を表わし、q
は0、1ないし3の整数を表わす。qが2以上のとき2
つ以上のRは同じでも異なつていてもよく、また2つの
Rが隣接する炭素上の置換基であるときにはそれぞれ2
価基となつて連結し環状構造を表わす場合も包含する。
そのときはベンゼン縮合環となり例えばナフタレン類、
ベンゾノルボルネン類、クロマン類、インドール類、ベ
ンゾチオフエン類、キノリン類、ベンゾフラン類、2,3
−ジヒドロベンゾフラン類、インダン類、またはインデ
ン類などの環構造となり、これらはさらに1個以上の置
換基を有してもよい。これらの縮合環に置換基を有する
ときの好ましい置換基の例、およびRが縮合環を形成し
ていないときのRの好ましい例は以下に挙げるものであ
る。すなわち、脂肪族基(例えばメチル基、エチル基、
アリル基、ベンジル基、ドデシル基)、芳香族基(例え
ばフエニル基、ナフチル基、4−フエノキシカルボニル
フエニル基)、ハロゲン原子(例えばクロロ原子、ブロ
モ原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、ヘキサデ
シルオキシ基)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ
基、ドデシルチオ基、ベンジルチオ基)、アリールオキ
シ基(例えばフエノキシ基、4−t−オクチルフエノキ
シ基、2,4−ジ−t−アミルフエノキシ基)、アリール
チオ基(例えばフエニルチオ基、4−ドデシルオキシフ
エニルチオ基)、カルバモイル基(例えばN−エチルカ
ルバモイル基、N−プロピルカルバモイル基、N−ヘキ
サデシルカルバモイル基、N−t−ブチルカルバモイル
基、N−3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロ
ピルカルバモイル基、N−メチル−N−オクタデシルカ
ルバモイル基)、アルコキシカルボニル基(例えばメト
キシカルボニル基、2−シアノエトキシカルボニル基、
エトキシカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基、
3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロボキシカ
ルボニル基)、アリールオキシカルボニル基(例えばフ
エノキシカルボニル基、4−ノニルフエノキシカルボニ
ル基)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル基、ベ
ンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニル基)、ス
ルフアモイル基(例えばN−プロピルスルフアモイル
基、N−メチル−N−オクタデシルスルフアモイル基、
N−フエニルスルフアモイル基、N−ドデシルスルフア
モイル基)、アシルアミノ基(例えばアセトアミド基、
ベンズアミド基、テトラデカンアミド基、4−(2,4−
ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド基、2−(2,
4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタンアミド基、2−
(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)テトラデカンアミ
ド基)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミ
ド基、ベンゼンスルホンアミド基、ヘキサデシルスルホ
ンアミド基)、アシル基(例えばアセチル基、ベンゾイ
ル基、ミリストイル基、パルミトイル基)、ニトロソ
基、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基、ベンゾイル
オキシ基、ラウリルオキシ基)、ウレイド基、(例えば
3−フエニルウレイド基、3−(4−シアノフエニルウ
レイド基)、ニトロ基、シアノ基、複素環基(ヘテロ原
子として窒素原子、酸素原子またはイオウ原子より選ば
れる4員ないし6員環の複素環基。例えば2−フリル
基、2−ピリジル基、1−イミダゾリル基、1−モルホ
リノ基)、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルコキ
シカルボニルアミノ基(例えばメトキシカルボニルアミ
ノ基、フエノキシカルボニルアミノ基、ドデシルオキシ
カルボニルアミノ基)、スルホ基、アミノ基、アリール
アミノ基(例えばアニリノ基、4−メトキシカルボニル
アニリノ基、脂肪族アミノ基(例えばN,N−ジエチルア
ミノ基、ドデシルアミノ基)、スルフイニル基(例えば
ベンゼンスルフイニル基、プロピルスルフイニル基)、
スルフアモイルアミノ基(例えば3−フエニルスルフア
モイルアミノ基)、チオアシル基(例えばチオベンゾイ
ル基)、チオウレイド基(例えば3−フエニルチオウレ
イド基)、複素環チオ基(例えばチアジアゾリルチオ
基)、イミド基(例えばスクシンイミド基、フタルイミ
ド基、オクタデセニルイミド基)または複素環アミノ基
(例えば4−イミダゾリルアミノ基、4−ピリジルアミ
ノ基)などが挙げられる。
上記置換基の部分構造に脂肪族基の部分があるとき、炭
素数は1〜32、好ましくは1〜20であり、鎖状または環
状、直鎖または分岐、飽和または不飽和、置換または無
置換の脂肪族基である。
素数は1〜32、好ましくは1〜20であり、鎖状または環
状、直鎖または分岐、飽和または不飽和、置換または無
置換の脂肪族基である。
上記に列挙した置換基の部分構造に芳香族基の部分があ
るとき炭素数は6〜10であり、好ましくは置換または無
置換のフエニル基である。
るとき炭素数は6〜10であり、好ましくは置換または無
置換のフエニル基である。
一般式(II)においてBで表わされる基は好ましくは一
般式(B−1)で表わされるものである。
般式(B−1)で表わされるものである。
一般式(B−1)においてPは好ましくは酸素原子を表
わし、Qは好ましくは酸素原子または下記で表わされる
ものである。ここに*印は(X′=Y′)nと結合する
結合手を表わし、**印はA2と結合する結合手を表わ
す。
わし、Qは好ましくは酸素原子または下記で表わされる
ものである。ここに*印は(X′=Y′)nと結合する
結合手を表わし、**印はA2と結合する結合手を表わ
す。
式中G、*、**は一般式(N−1)および(N−2)
において説明したのと同じ意味を表わす。
において説明したのと同じ意味を表わす。
さらに、一般式(II)においてBで表わされる基が下記
一般式(B−2)または(B−3)で表わされるとき、
本発明の効果において特に好ましい。
一般式(B−2)または(B−3)で表わされるとき、
本発明の効果において特に好ましい。
一般式(B−2) 一般式(B−3) 式中、*印はA−(L1)V−と結合する結合手を表わし、
**印は−(L2)w−DIと結合する結合手を表わし、R、
q,QおよびA2は一般式(IV)または(V)において説明
したのと同じ意味を表わす。
**印は−(L2)w−DIと結合する結合手を表わし、R、
q,QおよびA2は一般式(IV)または(V)において説明
したのと同じ意味を表わす。
一般式(B−2)および(B−3)においてRの好まし
い例としては、以下の例が挙げられる。以下の例で総炭
素数は15以下が好ましい例である。脂肪族基(例えばメ
チル基、エチル基)、アルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキシ基)、アルキルチオ基、(例えばメチルチ
オ基、エチルチオ基)、アルコキシカルボニル基(例え
ばメトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基)、
アリールオキシカルボニル基例えばフエノキシカルボニ
ル基)、カルバモイル基(例えばN−プロピルカルバモ
イル基、N−t−ブチルカルバモイル基、N−エチルカ
ルバモイル基)、スルホンアミド基(例えばメタンスル
ホンアミド基)、アシルアミノ基(例えばアセトアミド
基)、複素環チオ基(例えばテトラゾリルチオ基)、ヒ
ドロキシル基または芳香族基が挙げられる。
い例としては、以下の例が挙げられる。以下の例で総炭
素数は15以下が好ましい例である。脂肪族基(例えばメ
チル基、エチル基)、アルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキシ基)、アルキルチオ基、(例えばメチルチ
オ基、エチルチオ基)、アルコキシカルボニル基(例え
ばメトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基)、
アリールオキシカルボニル基例えばフエノキシカルボニ
ル基)、カルバモイル基(例えばN−プロピルカルバモ
イル基、N−t−ブチルカルバモイル基、N−エチルカ
ルバモイル基)、スルホンアミド基(例えばメタンスル
ホンアミド基)、アシルアミノ基(例えばアセトアミド
基)、複素環チオ基(例えばテトラゾリルチオ基)、ヒ
ドロキシル基または芳香族基が挙げられる。
一般式(II)においてvおよびwはともに0であるとき
が好ましい例である。
が好ましい例である。
一般式(II)においてAで表わされる基は特に好ましく
はカプラー残基である。
はカプラー残基である。
本発明においてさらに好ましくは実施態様について以下
に述べる。
に述べる。
一般式(II)において特に好ましいDIは、DIとして開裂
しときは現像抑制性を有する化合物であるが、それは発
色現像液中に流れ出した後は、実質的に写真性に影響を
与えない化合物に分解される(もしくは変化する)性質
を有する現像抑制剤である。
しときは現像抑制性を有する化合物であるが、それは発
色現像液中に流れ出した後は、実質的に写真性に影響を
与えない化合物に分解される(もしくは変化する)性質
を有する現像抑制剤である。
例えば米国特許第4,477,563号、特開昭60-218,644号、
同60-221,750号、同60-233,650号、または同61-11,743
号に記載のある現像抑制剤が挙げられ、好ましくは下記
一般式(D−1)、(D−2)、(D−3)、(D−
4)、(D−5)、(D−6)、(D−7)、(D−
8)、(D−9)、(D−10)または(D−11)で表わ
されるものである。
同60-221,750号、同60-233,650号、または同61-11,743
号に記載のある現像抑制剤が挙げられ、好ましくは下記
一般式(D−1)、(D−2)、(D−3)、(D−
4)、(D−5)、(D−6)、(D−7)、(D−
8)、(D−9)、(D−10)または(D−11)で表わ
されるものである。
式中、*印は一般式(II)において AL1)v−B−(L2)w−と結合する位置を表わし、Xは
水素原子または置換基を表わし、dは1または2を表わ
し、L3は現像液中で切断される化学結合を含む基を表わ
し、Yは現像抑制作用を発現させる置換基であり脂肪族
基、芳香族基または複素環基を表わす。
水素原子または置換基を表わし、dは1または2を表わ
し、L3は現像液中で切断される化学結合を含む基を表わ
し、Yは現像抑制作用を発現させる置換基であり脂肪族
基、芳香族基または複素環基を表わす。
上記現像抑制剤はA−(L1)v−B−(L2)w−より開裂した
後現像抑制作用を示しながら写真層を拡散し、一部発色
現像処理液に流出する。処理液中に流出した現像抑制剤
は、処理液に一般的に含まれるヒドロキシルイオンまた
はヒドロキシルアミンなどと反応してL3に含まれる化学
結合部分において速やかに分解(例えばエステル結合の
加水分解)し、すなわちYで表わされる基が開裂し、水
溶性の高い現像抑制性の小さい化合物となり、結局現像
抑制作用は実質的に消失する。
後現像抑制作用を示しながら写真層を拡散し、一部発色
現像処理液に流出する。処理液中に流出した現像抑制剤
は、処理液に一般的に含まれるヒドロキシルイオンまた
はヒドロキシルアミンなどと反応してL3に含まれる化学
結合部分において速やかに分解(例えばエステル結合の
加水分解)し、すなわちYで表わされる基が開裂し、水
溶性の高い現像抑制性の小さい化合物となり、結局現像
抑制作用は実質的に消失する。
Xは水素原子が好ましい例であるが、置換基を表わして
もよく置換基としては脂肪族基(例えばメチル基、エチ
ル基)、アシルアミノ基(例えばアセトアミドモト、プ
ロピオンアミド基)、アルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキシ基)、ハロゲン原子(例えばクロロ原子、
ブロモ原子)、ニトロ基、またはスルホンアミド基(例
えばメタンスルホンアミド基)などが代表的な例であ
る。
もよく置換基としては脂肪族基(例えばメチル基、エチ
ル基)、アシルアミノ基(例えばアセトアミドモト、プ
ロピオンアミド基)、アルコキシ基(例えばメトキシ
基、エトキシ基)、ハロゲン原子(例えばクロロ原子、
ブロモ原子)、ニトロ基、またはスルホンアミド基(例
えばメタンスルホンアミド基)などが代表的な例であ
る。
L3で表わされる連結基には、現像液中で開裂する化学結
合が含まれる。このような化学結合として、下表に挙げ
る例が包含される。これらはそれぞれ発色現像液中の成
分であるヒドロキシイオンもしくはヒドロキシルアミン
などの求核試薬により開裂する。
合が含まれる。このような化学結合として、下表に挙げ
る例が包含される。これらはそれぞれ発色現像液中の成
分であるヒドロキシイオンもしくはヒドロキシルアミン
などの求核試薬により開裂する。
前表中に示した化学結合様式は現像抑制剤を構成するヘ
テロ環の部分と直接もしくはアルキレン基または(およ
び)フエニレン基を介在して連結し、他方Yと直接連結
する。アルキレン基またはフエニレン基を介在して連結
する場合、この介在する二価基の部分に、エーテル結
合、アミド結合、カルボニル基、チオエーテル結合、ス
ルホン基、スルホンアミド結合および尿素結合を含んで
もよい。
テロ環の部分と直接もしくはアルキレン基または(およ
び)フエニレン基を介在して連結し、他方Yと直接連結
する。アルキレン基またはフエニレン基を介在して連結
する場合、この介在する二価基の部分に、エーテル結
合、アミド結合、カルボニル基、チオエーテル結合、ス
ルホン基、スルホンアミド結合および尿素結合を含んで
もよい。
Yが脂肪族基を表わすとき炭素数1〜20、好ましくは1
〜10の、飽和または不飽和、直鎖または分岐、鎖状また
は環状、置換または無置換の炭化水素基であり、特に好
ましくは置換基を有する炭化水素基である。
〜10の、飽和または不飽和、直鎖または分岐、鎖状また
は環状、置換または無置換の炭化水素基であり、特に好
ましくは置換基を有する炭化水素基である。
Yが芳香族基を表わすとき置換もしくは無置換のフエニ
ル基または置換もしくは無置換のナフチル基である。
ル基または置換もしくは無置換のナフチル基である。
Yが複素環基を表わすとき、ヘテロ原子としてイオウ原
子、酸素原子または窒素原子を含む4員ないし8員環の
複素環基である。
子、酸素原子または窒素原子を含む4員ないし8員環の
複素環基である。
複素環としては例えばビリジル基、イミダゾリル基、フ
リル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル
基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、ジアゾリジニ
ル基、またはジアジニル基などが挙げられる。
リル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル
基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、ジアゾリジニ
ル基、またはジアジニル基などが挙げられる。
前記脂肪族炭化水素基、芳香族基、および複素環基が置
換基を有するとき置換基としてはハロゲン原子、ニトロ
基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリ
ールオキシ基、炭素数1〜10のアルカンスルホニル基、
炭素数6〜10のアリールスルホニル基、炭素数1〜10の
アルカンアミド基、アニリノ基、ベンズアミド基、炭素
数1〜10のアルキルカルバモイル基、カルバモイル基、
炭素数6〜10のアリールカルバモイル基、炭素数1〜10
のアルキルスルホンアミド基、炭素数6〜10のアリール
スルホンアミド基、炭素数1〜10のアルキルチオ基、炭
素数6〜10のアリールチオ基、フタールイミド基、スク
シンイミド基、イミダゾリル基、1,2,4−トリアゾリル
基、ピラゾリル基、ベンズトリアゾリル基、フリル基、
ベンズチアゾリル基、炭素数1〜10のアルキルアミノ
基、炭素数1〜10のアルカノイル基、ベンゾイル基、炭
素数1〜10のアルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ
基、炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基、シアノ
基、テトラゾリル基、ヒドロキシ基、メルカプト基、ア
ミノ基、炭素数1〜10のスルフアモイル基、炭素数6〜
10のアリールスルフアモイル基、モルホリノ基、炭素数
6〜10のアリール基、ピロリジニル基、ウレイド基、ウ
レタン基、炭素数1〜10のアルコキシカルボニル基、炭
素数6〜10のアリールオキシカルボニル基、イミダゾリ
ジニル基または炭素数1〜10のアルキリデンアミノ基な
どが挙げられる。
換基を有するとき置換基としてはハロゲン原子、ニトロ
基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリ
ールオキシ基、炭素数1〜10のアルカンスルホニル基、
炭素数6〜10のアリールスルホニル基、炭素数1〜10の
アルカンアミド基、アニリノ基、ベンズアミド基、炭素
数1〜10のアルキルカルバモイル基、カルバモイル基、
炭素数6〜10のアリールカルバモイル基、炭素数1〜10
のアルキルスルホンアミド基、炭素数6〜10のアリール
スルホンアミド基、炭素数1〜10のアルキルチオ基、炭
素数6〜10のアリールチオ基、フタールイミド基、スク
シンイミド基、イミダゾリル基、1,2,4−トリアゾリル
基、ピラゾリル基、ベンズトリアゾリル基、フリル基、
ベンズチアゾリル基、炭素数1〜10のアルキルアミノ
基、炭素数1〜10のアルカノイル基、ベンゾイル基、炭
素数1〜10のアルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ
基、炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基、シアノ
基、テトラゾリル基、ヒドロキシ基、メルカプト基、ア
ミノ基、炭素数1〜10のスルフアモイル基、炭素数6〜
10のアリールスルフアモイル基、モルホリノ基、炭素数
6〜10のアリール基、ピロリジニル基、ウレイド基、ウ
レタン基、炭素数1〜10のアルコキシカルボニル基、炭
素数6〜10のアリールオキシカルボニル基、イミダゾリ
ジニル基または炭素数1〜10のアルキリデンアミノ基な
どが挙げられる。
(化合物例) 以下に本発明の化合物の具体例を挙げるがこれらに限定
されるわけではない。
されるわけではない。
以下に代表的な合成例を示すが、他の化合物も同様に合
成することができる。
成することができる。
合成例(1)例示化合物(1)の合成 以下の合成ルートのより合成した。
第1工程(化合物3の合成) 化合物2の62g、カセイカリ18g、および水10mlをトルエ
ン700mlに加え窒素雰囲気下1時間還流加熱し、その後
水をトルエンとともの共沸で留去した。残渣にN,N−ジ
メチルホルムアミド200mlを加え100℃に加熱し、化合物
1の57gを添加した。1時間100℃で反応させた後室温に
冷却し酢酸エチルを加え分液ロートに移し水洗浄した。
酢酸エチル層をとり減圧で溶媒を留去することにより3
を主成分とする53gの油状残渣を得た。
ン700mlに加え窒素雰囲気下1時間還流加熱し、その後
水をトルエンとともの共沸で留去した。残渣にN,N−ジ
メチルホルムアミド200mlを加え100℃に加熱し、化合物
1の57gを添加した。1時間100℃で反応させた後室温に
冷却し酢酸エチルを加え分液ロートに移し水洗浄した。
酢酸エチル層をとり減圧で溶媒を留去することにより3
を主成分とする53gの油状残渣を得た。
第二工程(化合物4の合成) 前記で得た3の53gをエタノール400mlと水120mlとの混
合溶媒に溶解し水酸化カリウム40gを加えた。4時間加
熱還流し塩酸で中和後酢酸エチルと水とで分液抽出し酢
酸エチル層をとり、溶媒を留去することにより4を主成
分とする油状残渣43gを得た。
合溶媒に溶解し水酸化カリウム40gを加えた。4時間加
熱還流し塩酸で中和後酢酸エチルと水とで分液抽出し酢
酸エチル層をとり、溶媒を留去することにより4を主成
分とする油状残渣43gを得た。
第三工程(化合物5の合成) 前記で得た4の43gを酢酸エチル300mlに溶解し無水ヘプ
タフルオロブタン酸の69gを室温で滴下した。30分反応
後水を加え分液ロートにて水洗浄した。油層をとり溶媒
をを留去した後残渣から目的物を単離精製するためカラ
ムクロマトグラフィーを行なつた。充てん剤としてシリ
カゲル、溶離液として2.5%のエタノールを含むクロロ
ホルムを用いた。47gの油状の5を得た。
タフルオロブタン酸の69gを室温で滴下した。30分反応
後水を加え分液ロートにて水洗浄した。油層をとり溶媒
をを留去した後残渣から目的物を単離精製するためカラ
ムクロマトグラフィーを行なつた。充てん剤としてシリ
カゲル、溶離液として2.5%のエタノールを含むクロロ
ホルムを用いた。47gの油状の5を得た。
第4工程(化合物6の合成)5 、47g、鉄粉36.3gおよび酢酸10mlを水40mlとイソプロ
パノール400mlの混合溶媒に加え1時間加熱還流した。
熱時ロ過しロ液を役半分に濃縮した。析出した結晶をロ
取することにより6の44gを得た。
パノール400mlの混合溶媒に加え1時間加熱還流した。
熱時ロ過しロ液を役半分に濃縮した。析出した結晶をロ
取することにより6の44gを得た。
第5工程(化合物7の合成)6 、44gをアセトニトリル400mlに加え加熱還流した。2
−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタノイルクロ
リド28gを滴下した。30分間還流させた後室温に冷却し
酢酸エチルを加え分液ロートにて水洗浄した。油層をと
り溶媒を減圧で留去しアセトニトリルより再結晶するこ
とにより60gの7を得た。
−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタノイルクロ
リド28gを滴下した。30分間還流させた後室温に冷却し
酢酸エチルを加え分液ロートにて水洗浄した。油層をと
り溶媒を減圧で留去しアセトニトリルより再結晶するこ
とにより60gの7を得た。
第6工程(化合物8の合成)7 、60gをジクロロメタン500mlに加えた。−10℃に冷却
しボロントリブロマイド、34.5gを滴下した。−5℃以
下で20分間反応させた後、炭酸ソーダの水溶液を水層が
中性になるまで加えた。分液ロートに移し水洗した。油
層をとり溶媒を減圧で留去した。残渣をアセトニトリル
より再結晶することにより8の45.2gを得た。
しボロントリブロマイド、34.5gを滴下した。−5℃以
下で20分間反応させた後、炭酸ソーダの水溶液を水層が
中性になるまで加えた。分液ロートに移し水洗した。油
層をとり溶媒を減圧で留去した。残渣をアセトニトリル
より再結晶することにより8の45.2gを得た。
第7工程(例示化合物(1)の合成)8 、45.2gをアセトニトリル600mlに加え室温(25℃)
で、1−フエニルテトラゾリル−5−スルフエニルクロ
リド20.2gを含むクロロホルム溶液100mlを滴下した。酢
酸エチルを加え分液ロートに移し水洗浄した。油層をと
り溶媒を留去した。ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒よ
り再結晶し、45.3gの例示化合物(1)を得た。
で、1−フエニルテトラゾリル−5−スルフエニルクロ
リド20.2gを含むクロロホルム溶液100mlを滴下した。酢
酸エチルを加え分液ロートに移し水洗浄した。油層をと
り溶媒を留去した。ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒よ
り再結晶し、45.3gの例示化合物(1)を得た。
合成例(2)例示化合物(28)の合成 合成例(1)の第7工程において1−フエニルテトラ
ゾリル−5−スルフエニルクロリド、20.2gの代りに1
−エトキシカルボニルメトキシカルボニルメチル−5−
スルフエニルクロリド、26.7gを用いた他は合成例
(1)と同様にして合成した。但し再結晶溶媒はヘキサ
ンとクロロホルムの混合溶媒を用いた。
ゾリル−5−スルフエニルクロリド、20.2gの代りに1
−エトキシカルボニルメトキシカルボニルメチル−5−
スルフエニルクロリド、26.7gを用いた他は合成例
(1)と同様にして合成した。但し再結晶溶媒はヘキサ
ンとクロロホルムの混合溶媒を用いた。
合成例(3)例示化合物(30)の合成 以下の合成ルートにより合成した。
第一工程(化合物10の合成)9 (J.Am Chem Soc.,81、4606(1959)に記載の方法に
より合成した)、147.7g、水酸化カリウム、24.6gおよ
び水15mlをトルエン1に加え1時間加熱還流した。水
およびトルエンを共沸で留去した。残渣にN,N−ジメチ
ルホルムアミド500ml、1、70g、塩化第一銅0.5gを加え
120℃で4時間反応させた。室温に冷却した後塩酸12m
l、水150mlおよびメタノール500mlを加えた。析出した
結晶をロ取することにより10を120g得た。
より合成した)、147.7g、水酸化カリウム、24.6gおよ
び水15mlをトルエン1に加え1時間加熱還流した。水
およびトルエンを共沸で留去した。残渣にN,N−ジメチ
ルホルムアミド500ml、1、70g、塩化第一銅0.5gを加え
120℃で4時間反応させた。室温に冷却した後塩酸12m
l、水150mlおよびメタノール500mlを加えた。析出した
結晶をロ取することにより10を120g得た。
第二工程(化合物11の合成)10 の55.9gをエタノール300mlと水100mlの混合溶媒に加
え窒素ガスを通じた。この溶液に水酸化カリウムの31.4
gを加え6時間加熱還流した。室温にまで冷却し塩酸を
加えて中和した。酢酸エチル500mlを加え分液ロートに
移し水洗浄した。油層を分離し減圧下溶媒を留去した。
残渣(46.2g)を全量次工程に用いた。
え窒素ガスを通じた。この溶液に水酸化カリウムの31.4
gを加え6時間加熱還流した。室温にまで冷却し塩酸を
加えて中和した。酢酸エチル500mlを加え分液ロートに
移し水洗浄した。油層を分離し減圧下溶媒を留去した。
残渣(46.2g)を全量次工程に用いた。
第三工程(化合物12の合成) 段階で得た化合物11の46.2gを酢酸エチル500mlに溶解
した。室温で無水ヘプタフルオロブタン酸の47.3gを滴
下した。40分間その温度で反応させた後、炭酸ナトリウ
ム水を加え中和した。分液ロートにて油層をとり水洗浄
した。油層を分離し減圧下溶媒を留去し残渣にクロロホ
ルムを入れると結晶が析出した。これを除去しロ液を濃
縮することにより化合物12の52.5gを得た。これを全量
次工程に用いた。
した。室温で無水ヘプタフルオロブタン酸の47.3gを滴
下した。40分間その温度で反応させた後、炭酸ナトリウ
ム水を加え中和した。分液ロートにて油層をとり水洗浄
した。油層を分離し減圧下溶媒を留去し残渣にクロロホ
ルムを入れると結晶が析出した。これを除去しロ液を濃
縮することにより化合物12の52.5gを得た。これを全量
次工程に用いた。
第4工程(化合物13の合成) 前記に得た化合物12の52.5g、還元鉄53g、塩化アンモニ
ウム3g、酢酸3mlをイソプロパノール280mlと水40mlの混
合溶媒に加え1時間加熱還流した。熱いうちにロ過しロ
液を減圧で濃縮した。結晶が析出したところで濃縮をと
め冷却した。析出した結晶をロ別することにより45.2g
の化合物13を得た。
ウム3g、酢酸3mlをイソプロパノール280mlと水40mlの混
合溶媒に加え1時間加熱還流した。熱いうちにロ過しロ
液を減圧で濃縮した。結晶が析出したところで濃縮をと
め冷却した。析出した結晶をロ別することにより45.2g
の化合物13を得た。
第5工程(化合物14の合成) 化合物13の45.2gをアセトニトリル50mlに加え加熱還流
下2−(2,4−ジ−t−アシルフエノキシ)ブタノイル
クロリドの28.3gを滴下した。30分間還流下反応させた
後室温にまで冷却し酢酸エチル500mlを加え水洗浄し
た。油層を分離し減圧で溶媒を留去した。残渣を酢酸エ
チルとn−ヘキサンより再結晶し14の56.7gを得た。
下2−(2,4−ジ−t−アシルフエノキシ)ブタノイル
クロリドの28.3gを滴下した。30分間還流下反応させた
後室温にまで冷却し酢酸エチル500mlを加え水洗浄し
た。油層を分離し減圧で溶媒を留去した。残渣を酢酸エ
チルとn−ヘキサンより再結晶し14の56.7gを得た。
第6工程(化合物15の合成)14 の56.7gをテトラヒドロフラン250ml、アセトニトリル
250mlとN,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合溶媒く加
え室温でチオニルクロリド42.4gを滴下した。30分間反
応させた後−10℃に冷却した。この溶液にプロピルアミ
ン、67.7gを0℃以下に保ちながら滴下した。30分間そ
の温度で反応させた後酢酸エチルを加え水洗浄した。油
層を分離し減圧で溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルと
ヘキサンの混合溶媒より再結晶することにより45.2gの1
5を得た。
250mlとN,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合溶媒く加
え室温でチオニルクロリド42.4gを滴下した。30分間反
応させた後−10℃に冷却した。この溶液にプロピルアミ
ン、67.7gを0℃以下に保ちながら滴下した。30分間そ
の温度で反応させた後酢酸エチルを加え水洗浄した。油
層を分離し減圧で溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルと
ヘキサンの混合溶媒より再結晶することにより45.2gの1
5を得た。
第7工程(化合物16の合成)15 の45.2gをメタノール300mlと塩酸15mlの混合溶媒に加
え1時間加熱還流した。室温に冷却後水200mlを加え析
出した結晶をロ取することにより28.6gの16を得た。
え1時間加熱還流した。室温に冷却後水200mlを加え析
出した結晶をロ取することにより28.6gの16を得た。
第8工程(例示化合物(30)の合成)16 の28.6gをテトラヒドロフラン600mlに加え−10℃に冷
却し塩化アルミニウム4.6gを加えた。この溶液に1−フ
エニルテトラゾリル−5−スルフエニルクロリド8.8gを
含有するジクロロメタン溶液60mlを滴下した。30分間−
10℃で反応ざせた後酢酸エチルおよび水を加えた。分液
ロートにて油層を分離し水洗した。油層をとり減圧で溶
媒を留去し残渣をヘキサンとエタノールの混合溶媒によ
り再結晶することにより目的の例示化合物(30)24.9g
を得た。
却し塩化アルミニウム4.6gを加えた。この溶液に1−フ
エニルテトラゾリル−5−スルフエニルクロリド8.8gを
含有するジクロロメタン溶液60mlを滴下した。30分間−
10℃で反応ざせた後酢酸エチルおよび水を加えた。分液
ロートにて油層を分離し水洗した。油層をとり減圧で溶
媒を留去し残渣をヘキサンとエタノールの混合溶媒によ
り再結晶することにより目的の例示化合物(30)24.9g
を得た。
合成例(4)例示化合物(31)の合成 合成例(3)の第8工程において1−フエニルテトラ
ゾリル−5−スルフエニルクロリド8.8gの代りに16.8g
の5−(4−メトキシカルボニルフエノキシカルボニル
メチルチオ)−1,3,4−チアジアゾリル−2−スルフエ
ニルクロリドを用いた他は合成例(3)と同様にして合
成した。
ゾリル−5−スルフエニルクロリド8.8gの代りに16.8g
の5−(4−メトキシカルボニルフエノキシカルボニル
メチルチオ)−1,3,4−チアジアゾリル−2−スルフエ
ニルクロリドを用いた他は合成例(3)と同様にして合
成した。
合成例(5)例示化合物(73)の合成 α−クロロ−α−ベンゾイル−2−クロロ−2−オクタ
デシルオキシカルボニルアセトアニリド、30.2g、2−
{1−〔2−(4−シアノフエノキシカルボニル)エチ
ル〕テトラゾリル−5−チオ}−3,4,5−トリヒドロキ
シ安息香酸プロピルエステル、24.3gおよび炭酸カリ、
6.9gをN,N−ジメチルホルムアミド、50mlとトルエン100
mlの混合溶媒に加え50℃で2時間反応させた。室温まで
冷却後分液ロートに移し水洗浄、希塩酸で洗浄、さらに
水洗浄を行ない、油層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧で溶媒を留去した後残渣を酢酸エチルとn−ヘ
キサンより再結晶し目的とする例示化合物(73)を得
た。
デシルオキシカルボニルアセトアニリド、30.2g、2−
{1−〔2−(4−シアノフエノキシカルボニル)エチ
ル〕テトラゾリル−5−チオ}−3,4,5−トリヒドロキ
シ安息香酸プロピルエステル、24.3gおよび炭酸カリ、
6.9gをN,N−ジメチルホルムアミド、50mlとトルエン100
mlの混合溶媒に加え50℃で2時間反応させた。室温まで
冷却後分液ロートに移し水洗浄、希塩酸で洗浄、さらに
水洗浄を行ない、油層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧で溶媒を留去した後残渣を酢酸エチルとn−ヘ
キサンより再結晶し目的とする例示化合物(73)を得
た。
本発明の一般式〔I〕で表わされる化合物は、 感光材料中の感光性ハロゲン化銀乳剤層もしくはその隣
接層に添加することが好ましく、その添加量は1×10-6
〜1×10-3mol/m2であり、好ましくは3×10-6〜5×10
-4mol/m2、より好ましくは1×10-5〜2×10-4mol/m2で
ある。
接層に添加することが好ましく、その添加量は1×10-6
〜1×10-3mol/m2であり、好ましくは3×10-6〜5×10
-4mol/m2、より好ましくは1×10-5〜2×10-4mol/m2で
ある。
本発明の一般式〔I〕で表わされる化合物の添加方法は
後述のように通常のカプラーと同様にして添加すること
が可能である。
後述のように通常のカプラーと同様にして添加すること
が可能である。
本発明の漂白能を有する処理液とは具体的には漂白液も
しくは漂白定着液を意味する。本発明の漂白能を有する
処理液に使用される漂白剤としては、アミノポリカルボ
ン酸第2鉄錯塩であり、第2鉄イオンとアミノポリカル
ボン酸又はその塩との錯体である。
しくは漂白定着液を意味する。本発明の漂白能を有する
処理液に使用される漂白剤としては、アミノポリカルボ
ン酸第2鉄錯塩であり、第2鉄イオンとアミノポリカル
ボン酸又はその塩との錯体である。
これらのアミノポリカルボン酸及びその塩の代表例とし
ては、 A−1 ジエチレントリアミンペンタ酢酸 A−2 ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリ
ウム塩 A−3 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)
−N,N′,N′−トリ酢酸 A−4 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)
−N,N′,N′−トリ酢酸トリナトリウム塩 A−5 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)
−N,N′,N′−トリ酢酸トリアンモニウム塩 A−6 1,2−ジアミノプロパンテトラ酢酸 A−7 1,2−ジアミノプロパンテトラ酢酸ジナトリウ
ム塩 A−8 ニトリロトリ酢酸 A−9 ニトリロトリ酢酸ナトリウム塩 A−10 シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸 A−11 シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸ジナトリウ
ム塩 A−12 N−メチル−イミノジ酢酸 A−13 イミノジ酢酸 A−14 ジヒドロキシエチルグリシン A−15 エチルエーテルジアミンテトラ酢酸 A−16 グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸 A−17 エチレンジアミンテトラプロピオン酸 A−18 1,3ジアミノプロパンテトラ酢酸 A−19 エチレンジアミン四酢酸 などを挙げることができるが、もちろんこれらの例示化
合物に限定されない。
ては、 A−1 ジエチレントリアミンペンタ酢酸 A−2 ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリ
ウム塩 A−3 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)
−N,N′,N′−トリ酢酸 A−4 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)
−N,N′,N′−トリ酢酸トリナトリウム塩 A−5 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)
−N,N′,N′−トリ酢酸トリアンモニウム塩 A−6 1,2−ジアミノプロパンテトラ酢酸 A−7 1,2−ジアミノプロパンテトラ酢酸ジナトリウ
ム塩 A−8 ニトリロトリ酢酸 A−9 ニトリロトリ酢酸ナトリウム塩 A−10 シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸 A−11 シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸ジナトリウ
ム塩 A−12 N−メチル−イミノジ酢酸 A−13 イミノジ酢酸 A−14 ジヒドロキシエチルグリシン A−15 エチルエーテルジアミンテトラ酢酸 A−16 グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸 A−17 エチレンジアミンテトラプロピオン酸 A−18 1,3ジアミノプロパンテトラ酢酸 A−19 エチレンジアミン四酢酸 などを挙げることができるが、もちろんこれらの例示化
合物に限定されない。
これらの化合物の中ではA−1、2、A−6、7、A−
10、11、A−12、A−16、A−18が特に好ましい。
10、11、A−12、A−16、A−18が特に好ましい。
アミノポリカルボン酸第2鉄錯塩は錯塩の形で使用して
も良いし、第2鉄塩、例えば硫酸第2鉄、塩化第2鉄、
硝酸第2鉄、硫酸第2鉄アンモニウム、燐酸第2鉄など
とアミノポリカルボン酸を用いて溶液中で第2鉄イオン
錯塩を形成させてもよい。錯塩の形で使用する場合は、
1種類の錯塩を用いてもよいし、又2種類以上の錯塩を
用いてもよい。一方、第2錯塩とアミノポリカルボン酸
を用いて溶液中で錯塩を形成する場合は第2鉄塩を1種
類または2種類以上使用してもよい。更にアミノポリカ
ルボン酸を1種類又は2種類以上使用してもよい。ま
た、いずれの場合にも、アミノポリカルボン酸を第2鉄
イオン錯塩を形成する以上に過剰に用いてもよい。
も良いし、第2鉄塩、例えば硫酸第2鉄、塩化第2鉄、
硝酸第2鉄、硫酸第2鉄アンモニウム、燐酸第2鉄など
とアミノポリカルボン酸を用いて溶液中で第2鉄イオン
錯塩を形成させてもよい。錯塩の形で使用する場合は、
1種類の錯塩を用いてもよいし、又2種類以上の錯塩を
用いてもよい。一方、第2錯塩とアミノポリカルボン酸
を用いて溶液中で錯塩を形成する場合は第2鉄塩を1種
類または2種類以上使用してもよい。更にアミノポリカ
ルボン酸を1種類又は2種類以上使用してもよい。ま
た、いずれの場合にも、アミノポリカルボン酸を第2鉄
イオン錯塩を形成する以上に過剰に用いてもよい。
また上記のA−19を除くとアミノポリカルボン酸Fe(II
I)錯塩の少なくとも1種とエチレンジアミン4酢酸Fe
(III)錯塩とを組み合わせて使用してもよいし、エチ
レンシアミン4酢酸を該漂白能を有する処理液に含有さ
せてもよい。
I)錯塩の少なくとも1種とエチレンジアミン4酢酸Fe
(III)錯塩とを組み合わせて使用してもよいし、エチ
レンシアミン4酢酸を該漂白能を有する処理液に含有さ
せてもよい。
また上記の第2鉄錯塩を含む、漂白能を有する処理液に
は鉄イオン錯塩が入つていてもよい。
は鉄イオン錯塩が入つていてもよい。
本発明の漂白能を有する処理液1当りの漂白剤の量は
0.1モル〜1モルであり、好ましくは0.2モル〜0.5モル
である。また漂白液のpHは、4.0〜8.0であることが好ま
しく、特に5.0〜7.5であることが好ましい。
0.1モル〜1モルであり、好ましくは0.2モル〜0.5モル
である。また漂白液のpHは、4.0〜8.0であることが好ま
しく、特に5.0〜7.5であることが好ましい。
本発明を構成する漂白能を有する処理浴には、漂白剤及
び上記化合物の他に、臭化物、例えば臭化カリウム、臭
化ナトリウム、臭化アンモニウム又は塩化物、例えば塩
化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウムなどの
再ハロゲン化剤を含むことができる。他に、硝酸ナトリ
ウム、硝酸アンモニウム等の硝酸塩、硼酸、硼砂、メタ
硼酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、亜燐酸、燐酸、燐酸ナトリウム、ク
エン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸などのpH緩衝能を
有する1種以上の無機酸、有機酸及びこれらの塩など通
常漂白液に用いることが公知の添加剤を添加することが
できる。
び上記化合物の他に、臭化物、例えば臭化カリウム、臭
化ナトリウム、臭化アンモニウム又は塩化物、例えば塩
化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウムなどの
再ハロゲン化剤を含むことができる。他に、硝酸ナトリ
ウム、硝酸アンモニウム等の硝酸塩、硼酸、硼砂、メタ
硼酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、亜燐酸、燐酸、燐酸ナトリウム、ク
エン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸などのpH緩衝能を
有する1種以上の無機酸、有機酸及びこれらの塩など通
常漂白液に用いることが公知の添加剤を添加することが
できる。
本発明を構成する漂白能を有する処理浴には、チオ硫酸
ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニ
ウムナトリウム、チオ硫酸カリウムの如きチオ硫酸塩、
チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カリウムの如
きチオシアン酸塩、チオ尿素、チオエーテル等の定着剤
として公知の化合物を含有させることができる。これら
の定着剤の添加量は該漂白能を有する処理液1当り3
モル以下が好ましく、特に好ましくは2モル以下であ
る。
ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニ
ウムナトリウム、チオ硫酸カリウムの如きチオ硫酸塩、
チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カリウムの如
きチオシアン酸塩、チオ尿素、チオエーテル等の定着剤
として公知の化合物を含有させることができる。これら
の定着剤の添加量は該漂白能を有する処理液1当り3
モル以下が好ましく、特に好ましくは2モル以下であ
る。
本発明の漂白能を有する処理液には、たとえば、亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸アンモニウム等の亜硫酸塩や重亜硫
酸塩、もしくはカルボニル・バイサルフアイトなどのア
ルデヒドと重亜硫酸塩付加物といつた、いわゆる亜硫酸
イオン放出化合物を含有させることができる。
ナトリウム、亜硫酸アンモニウム等の亜硫酸塩や重亜硫
酸塩、もしくはカルボニル・バイサルフアイトなどのア
ルデヒドと重亜硫酸塩付加物といつた、いわゆる亜硫酸
イオン放出化合物を含有させることができる。
さらにA−1〜A−24で示されるようなアミノポリカル
ボン酸塩もしくは、エチレンジアミンテトラキスメチレ
ンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタキスメチレ
ンホスホン酸、1,3ジアミノプロパンテトラキスメチレ
ンホスホン酸、ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホ
ン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1′−ジホスホン
酸といつた、有機ホスホン酸化合物を含有させることが
できる。
ボン酸塩もしくは、エチレンジアミンテトラキスメチレ
ンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタキスメチレ
ンホスホン酸、1,3ジアミノプロパンテトラキスメチレ
ンホスホン酸、ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホ
ン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1′−ジホスホン
酸といつた、有機ホスホン酸化合物を含有させることが
できる。
本発明において、該漂白能を有する処理液中に、メルカ
プト基又はジスルフイド結合を有する化合物、イソチオ
尿素誘導体及びチアゾリジン誘導体の中から選ばれた少
なくとも1つの漂白促進剤を含有せしめて処理すること
もできる。該漂白能を有する1当りのこれらの化合物
の量は、好ましくは1×10-5〜1×10-1モルであり、特
に好ましくは1×10-4〜5×10-2モルである。
プト基又はジスルフイド結合を有する化合物、イソチオ
尿素誘導体及びチアゾリジン誘導体の中から選ばれた少
なくとも1つの漂白促進剤を含有せしめて処理すること
もできる。該漂白能を有する1当りのこれらの化合物
の量は、好ましくは1×10-5〜1×10-1モルであり、特
に好ましくは1×10-4〜5×10-2モルである。
本発明において該漂白能を有する処理液中に含有せしめ
る漂白促進剤は、メルカプト基又はジスルフイド結合を
有する化合物の中から選択されたものであつて、漂白促
進効果を有するものであれば良いが、好ましくは下記一
般式(イ)から(ホ)で表わされるものである。
る漂白促進剤は、メルカプト基又はジスルフイド結合を
有する化合物の中から選択されたものであつて、漂白促
進効果を有するものであれば良いが、好ましくは下記一
般式(イ)から(ホ)で表わされるものである。
一般式(イ) 式中、R′1、R′2は同一でも異なつてもよく、水素
原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基(好ましく
は炭素数1〜5、特にメチル基、エチル基、プロピル基
が好ましい)又はアシル基(好ましくは炭素数1〜3、
例えばアセチル基、プロピオニル基など)を示し、mは
1〜3の整数である。
原子、置換もしくは無置換の低級アルキル基(好ましく
は炭素数1〜5、特にメチル基、エチル基、プロピル基
が好ましい)又はアシル基(好ましくは炭素数1〜3、
例えばアセチル基、プロピオニル基など)を示し、mは
1〜3の整数である。
R′1とR′2は互いに連結して環を形成してもよい。
R′1、R′2としては、特に置換もしくは無置換低級
アルキル基が好ましい。
アルキル基が好ましい。
ここでR′1、R′2が有する置換基としては、ヒドロ
キシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基などを
挙げることができる。
キシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基などを
挙げることができる。
一般式(ロ) 式中、R′3、R′4は一般式(イ)のR′1、R′2
と同義である。mは1〜3の整数である。
と同義である。mは1〜3の整数である。
R′3とR′4は互いに連結して環を形成してもよい。
R′3、R′4としては、特に置換もしくは無置換低級
アルキル基が好ましい。
アルキル基が好ましい。
ここでR′3、R′4が有する置換基としては、ヒドロ
キシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基などを
挙げることができる。
キシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基などを
挙げることができる。
一般式(ハ) 一般式(ニ) 一般式(ホ) 式中、R′5は水素原子、ハロゲン原子(例えば、塩素
原子、臭素原子など)、アミノ基、置換もしくは無置換
の低級アルキル基(好ましくは炭素数1〜5、特にメチ
ル基、エチル基、プロピル基が好ましい)、アルキル基
を有したアミノ基(メチルアミノ基、エチルアミノ基、
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基など)を表わす。
原子、臭素原子など)、アミノ基、置換もしくは無置換
の低級アルキル基(好ましくは炭素数1〜5、特にメチ
ル基、エチル基、プロピル基が好ましい)、アルキル基
を有したアミノ基(メチルアミノ基、エチルアミノ基、
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基など)を表わす。
ここでR′5が有する置換基としては、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基などを挙げる
ことができる。
基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基などを挙げる
ことができる。
以下に一般式(イ)から(ホ)の化合物の具体例を示す 以上の化合物はいずれの公知の方法で合成し得るが、特
に一般式(イ)の化合物については、米国特許第4,285,
984号明細書、G.Schwarzenbach et al.,Helv.Chim.Act
a.,38,1147(1955)、R.O.Clinton et at.,J.Am.Chem.S
oc.,70,950(1948)、一般式(ロ)の化合物については
特開昭53-95630号公報、一般式(ハ)、(ニ)の化合物
については、特開昭54-52534号公報、一般式(ホ)の化
合物については、特開昭51-68568号、同51-70763号、同
53-50169号公報を参照することができる。
に一般式(イ)の化合物については、米国特許第4,285,
984号明細書、G.Schwarzenbach et al.,Helv.Chim.Act
a.,38,1147(1955)、R.O.Clinton et at.,J.Am.Chem.S
oc.,70,950(1948)、一般式(ロ)の化合物については
特開昭53-95630号公報、一般式(ハ)、(ニ)の化合物
については、特開昭54-52534号公報、一般式(ホ)の化
合物については、特開昭51-68568号、同51-70763号、同
53-50169号公報を参照することができる。
これらの化合物を処理液中に添加するには、水、アルカ
リ有機酸有機溶媒等に予め溶解して添加するのが一般的
であるが、粉末のまま直接、漂白浴に添加しても、その
漂白促進効果にはなんら影響はない。
リ有機酸有機溶媒等に予め溶解して添加するのが一般的
であるが、粉末のまま直接、漂白浴に添加しても、その
漂白促進効果にはなんら影響はない。
本発明においては、発色現像浴として該漂白能を有する
処理浴との間に処理浴もしくは水洗浴を設けてもよく、
上記の漂白促進剤は該処理浴に含有せしめることができ
る。その際の添加量は漂白促進剤を漂白定着浴に添加す
る場合と同等量添加することができる。
処理浴との間に処理浴もしくは水洗浴を設けてもよく、
上記の漂白促進剤は該処理浴に含有せしめることができ
る。その際の添加量は漂白促進剤を漂白定着浴に添加す
る場合と同等量添加することができる。
さらに本発明において漂白促進剤は感光材料中に含有せ
しめることもできる。この場合漂白促進剤は青感、緑
感、赤感のいずれかの乳剤層もしくは、最上層、中間
層、最下層などのゼラチン層に含有せしめることができ
る。
しめることもできる。この場合漂白促進剤は青感、緑
感、赤感のいずれかの乳剤層もしくは、最上層、中間
層、最下層などのゼラチン層に含有せしめることができ
る。
本発明の漂白能を有する処理浴は1タンクからなる工程
でもよいが、2タンク以上のタンク数からなる工程と
し、該タンク群においては多段向流方式で補充液を供給
してもよいし、また該タンク群の処理液を交互に循環さ
せて全体として一様な処理液として、補充液は該タンク
群のうちの1つの浴に補充液を供給してもよい。
でもよいが、2タンク以上のタンク数からなる工程と
し、該タンク群においては多段向流方式で補充液を供給
してもよいし、また該タンク群の処理液を交互に循環さ
せて全体として一様な処理液として、補充液は該タンク
群のうちの1つの浴に補充液を供給してもよい。
本発明の漂白能を有する処理浴に続く処理浴としては、
水洗浴もしくは定着浴であり、特開昭61-75352号、及び
同61-75353号明細書に記載されている漂白定着浴であつ
てもよい。
水洗浴もしくは定着浴であり、特開昭61-75352号、及び
同61-75353号明細書に記載されている漂白定着浴であつ
てもよい。
該定着液には、定着剤としてチオ硫酸ナトリウム、チオ
硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウムナトリウム、
チオ硫酸カリウムの如きチオ硫酸塩、チオシアン酸ナト
リウム、チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カリ
ウムの如きチオシアン酸塩、チオ尿素、チオエーテル等
を用いることができる。これら定着剤の量は定着液1
当り0.3モル〜3モル、好ましくは0.5モル〜2モルであ
る。
硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウムナトリウム、
チオ硫酸カリウムの如きチオ硫酸塩、チオシアン酸ナト
リウム、チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カリ
ウムの如きチオシアン酸塩、チオ尿素、チオエーテル等
を用いることができる。これら定着剤の量は定着液1
当り0.3モル〜3モル、好ましくは0.5モル〜2モルであ
る。
該定着浴には必要に応じて、種々の添加剤を含有せしめ
ることができる。
ることができる。
たとえば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸アンモニウム等の
亜硫酸塩や硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ム、酢酸、酢酸ナトリウム等のpH調整剤を単独あるいは
2種以上組合せて含有せしめることができる。また各種
の消泡剤、あるいは界面活性剤を含有せしめることもで
きるし、沃化カリウム、臭化カリウム、臭化アンモニウ
ム等のアルカリ金属ハロゲン化物、ハロゲン化アンモニ
ウム、更にヒドロキシルアミン、ヒドラジン、アルデヒ
ド化合物の重亜硫酸付加物などを含有せしめることもで
きる。
亜硫酸塩や硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ム、酢酸、酢酸ナトリウム等のpH調整剤を単独あるいは
2種以上組合せて含有せしめることができる。また各種
の消泡剤、あるいは界面活性剤を含有せしめることもで
きるし、沃化カリウム、臭化カリウム、臭化アンモニウ
ム等のアルカリ金属ハロゲン化物、ハロゲン化アンモニ
ウム、更にヒドロキシルアミン、ヒドラジン、アルデヒ
ド化合物の重亜硫酸付加物などを含有せしめることもで
きる。
該定着浴のpHは5〜8が好ましく、特に6〜8が好まし
い。
い。
本発明において発色現像液として使用される第1芳香族
アミノ系発色現像剤は種々のカラー写真プロセスにおい
て広範に使用されている公知のものが包含される。これ
らの現像剤はアミノフエノール系およびp−フエニルレ
ンジアミン系誘導体が含まれる。これらの化合物は遊離
状態より安定のため一般に塩の形、例えば塩酸塩または
硫酸塩の形で使用される。また、これらの化合物は、一
般に発色現像液1について約0.1g−約30gの濃度、更
に好ましくは、発色現像液1について約1g−約15gの
濃度で使用する。
アミノ系発色現像剤は種々のカラー写真プロセスにおい
て広範に使用されている公知のものが包含される。これ
らの現像剤はアミノフエノール系およびp−フエニルレ
ンジアミン系誘導体が含まれる。これらの化合物は遊離
状態より安定のため一般に塩の形、例えば塩酸塩または
硫酸塩の形で使用される。また、これらの化合物は、一
般に発色現像液1について約0.1g−約30gの濃度、更
に好ましくは、発色現像液1について約1g−約15gの
濃度で使用する。
アミノフエノール系現像剤として例えば、o−アミノフ
エノール、p−アミノフエノール、5−アミノ−2−オ
キシ−トルエン、2−アミノ−3−オキシ−トルエン、
2−オキシ−3−アミノ−1,4−ジメチル−ベンゼンな
どが含まれる。
エノール、p−アミノフエノール、5−アミノ−2−オ
キシ−トルエン、2−アミノ−3−オキシ−トルエン、
2−オキシ−3−アミノ−1,4−ジメチル−ベンゼンな
どが含まれる。
特に有用な第1芳香族アミノ系発色現像剤はN,N−ジア
ルキル−p−フエニルレンジアミン系化合物でありアル
キル基およびフエニル基は置換されていてもよくあるい
は置換されていなくてもよい。その中でも特に有用な化
合物例としては、N,N−ジエチル−p−フエニレンジア
ミン塩酸塩、N−メチル−p−フエニルレンジアミン塩
酸塩、N,N−ジメチル−p−フエニレンジアミン塩酸
塩、2−アミノ−5−(N−エチル−N−ドデシルアミ
ノ)−トルエン、N−エチル−N−β−メタンスルホン
アミドエチル−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸
塩、N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアミノアニ
リン、4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリ
ン、4−アミノ−N−(2−メトキシエチル)−N−エ
チル−3−メチルアニリン−p−トルエンスルホネート
などを挙げることができる。
ルキル−p−フエニルレンジアミン系化合物でありアル
キル基およびフエニル基は置換されていてもよくあるい
は置換されていなくてもよい。その中でも特に有用な化
合物例としては、N,N−ジエチル−p−フエニレンジア
ミン塩酸塩、N−メチル−p−フエニルレンジアミン塩
酸塩、N,N−ジメチル−p−フエニレンジアミン塩酸
塩、2−アミノ−5−(N−エチル−N−ドデシルアミ
ノ)−トルエン、N−エチル−N−β−メタンスルホン
アミドエチル−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸
塩、N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアミノアニ
リン、4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリ
ン、4−アミノ−N−(2−メトキシエチル)−N−エ
チル−3−メチルアニリン−p−トルエンスルホネート
などを挙げることができる。
本発明において使用できるアルカリ性発色現像液は、前
記第1芳香族アミノ系発色現像剤に加えて、更に、発色
現像液に通常添加されている種々の成分、例えば水酸化
ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアル
カリ剤、アルカリ金属亜硫酸塩、アルカリ金属重亜硫酸
塩、アルカリ金属チオシアン塩酸、アルカリ金属ハロゲ
ン化物、ベンジルアルコール、水軟化剤および濃厚化剤
などを任意に含有することもできる。この発色現像液の
pH値は、通常7以上であり、最も一般的には約9〜約13
である。
記第1芳香族アミノ系発色現像剤に加えて、更に、発色
現像液に通常添加されている種々の成分、例えば水酸化
ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアル
カリ剤、アルカリ金属亜硫酸塩、アルカリ金属重亜硫酸
塩、アルカリ金属チオシアン塩酸、アルカリ金属ハロゲ
ン化物、ベンジルアルコール、水軟化剤および濃厚化剤
などを任意に含有することもできる。この発色現像液の
pH値は、通常7以上であり、最も一般的には約9〜約13
である。
本発明の方法はカラー反転処理にも用いうる。本発明で
はこのときに用いる黒白現像液として通常知られている
カラー写真感光材料の反転処理に用いられる黒白第1現
像液と呼ばれるものもしくは、黒白感光材料の処理に用
いられるものが使用できる。また一般に黒白現像液に添
加されるよく知られた各種の添加剤を含有せしめること
ができる。
はこのときに用いる黒白現像液として通常知られている
カラー写真感光材料の反転処理に用いられる黒白第1現
像液と呼ばれるものもしくは、黒白感光材料の処理に用
いられるものが使用できる。また一般に黒白現像液に添
加されるよく知られた各種の添加剤を含有せしめること
ができる。
代表的な添加剤としては、1−フエニル−3−ピラゾリ
ドン、メトールおよびハイドロキノンのような現像主
薬、亜硫酸塩のような保恒剤、水酸化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリから成る促進
剤、臭化カリウムや、2−メチルベンツイミダゾール、
メチルベンツチアゾール等の無機性もしくは、有機性の
現像抑制剤、ポリリン酸塩のような硬水軟化剤、微量の
ヨウ化物や、メルカプト化合物から成る現像抑制剤をあ
げることができる。
ドン、メトールおよびハイドロキノンのような現像主
薬、亜硫酸塩のような保恒剤、水酸化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリから成る促進
剤、臭化カリウムや、2−メチルベンツイミダゾール、
メチルベンツチアゾール等の無機性もしくは、有機性の
現像抑制剤、ポリリン酸塩のような硬水軟化剤、微量の
ヨウ化物や、メルカプト化合物から成る現像抑制剤をあ
げることができる。
本発明の処理方法は、通常、発色現像、漂白、漂白定着
などの処理工程からなつている。ここで、漂白定着工程
の後には、水洗及び安定化などの処理工程を行なうこと
が一般的に行なわれているが、漂白定着工程後、実質的
な水洗を行なわず安定化処理を行なう簡便な処理方法を
用いることもできる。
などの処理工程からなつている。ここで、漂白定着工程
の後には、水洗及び安定化などの処理工程を行なうこと
が一般的に行なわれているが、漂白定着工程後、実質的
な水洗を行なわず安定化処理を行なう簡便な処理方法を
用いることもできる。
水洗工程に用いられる水洗水には、必要に応じて公知の
添加剤を含有させることができる。例えば、無機リン
酸、アミノポリカルボン酸、有機リン酸等のキレート
剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止する殺菌剤・防ば
い剤、マグネシウム塩、アルミニウム塩等の硬膜剤、乾
燥負荷、ムラを防止するための界面活性剤などを用いる
ことができる。または、ウエスト(L.E.West),フオト
グラフイツク・サイエンス・アンド・エンジニアリング
(Phot.Sci.and Eng.),vol.9 No.6 page 344〜359(19
65)等に記載の化合物を用いることもできる。
添加剤を含有させることができる。例えば、無機リン
酸、アミノポリカルボン酸、有機リン酸等のキレート
剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止する殺菌剤・防ば
い剤、マグネシウム塩、アルミニウム塩等の硬膜剤、乾
燥負荷、ムラを防止するための界面活性剤などを用いる
ことができる。または、ウエスト(L.E.West),フオト
グラフイツク・サイエンス・アンド・エンジニアリング
(Phot.Sci.and Eng.),vol.9 No.6 page 344〜359(19
65)等に記載の化合物を用いることもできる。
また、水洗工程は、必要により2槽以上の槽を用いて行
なつてもよく、多段向流水洗(例えば2〜9段)として
水洗水を節減してもよい。
なつてもよく、多段向流水洗(例えば2〜9段)として
水洗水を節減してもよい。
安定化工程に用いる安定液としては、色素画像を安定化
される処理液が用いられる。例えば、pH3〜6の緩衝能
を有する液、アルデヒド(例えばホルマリン)を含有し
た液などを用いることができる。安定液には、必要に応
じて螢光増白剤、キレート剤、殺菌剤、防ばい剤、硬膜
剤、界面活性剤などを用いることができる。
される処理液が用いられる。例えば、pH3〜6の緩衝能
を有する液、アルデヒド(例えばホルマリン)を含有し
た液などを用いることができる。安定液には、必要に応
じて螢光増白剤、キレート剤、殺菌剤、防ばい剤、硬膜
剤、界面活性剤などを用いることができる。
また、安定化工程は、必要により2槽以上の槽を用いて
行なつてもよく、多段向流安定化(例えば2〜9段)と
して安定液を節減し、更に、水洗工程を省略することも
でる。
行なつてもよく、多段向流安定化(例えば2〜9段)と
して安定液を節減し、更に、水洗工程を省略することも
でる。
本発明に用いられる写真感光材料の写真乳剤層には、臭
化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀の
いずれのハロゲン化銀を用いてもよい。好ましいハロゲ
ン化銀は約30モル%以下の沃化銀を含む、沃臭化銀もし
くは沃塩臭化銀である。特に、好ましいのは約2モル%
から約25モル%までの沃化銀を含む沃臭化銀である。
化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀の
いずれのハロゲン化銀を用いてもよい。好ましいハロゲ
ン化銀は約30モル%以下の沃化銀を含む、沃臭化銀もし
くは沃塩臭化銀である。特に、好ましいのは約2モル%
から約25モル%までの沃化銀を含む沃臭化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶体を有するいわゆるレギユ
ラー粒子でもよく、また球状などのような変則的な結晶
形を持つもの、双晶面などの結晶欠陥を持つものあるい
はそれらの複合形でもよい。
四面体のような規則的な結晶体を有するいわゆるレギユ
ラー粒子でもよく、また球状などのような変則的な結晶
形を持つもの、双晶面などの結晶欠陥を持つものあるい
はそれらの複合形でもよい。
ハロゲン化銀の粒径は、約0.1ミクロン以下の微粒子で
も投影面積直径が約10ミクロンに至る迄の大サイズ粒子
でもよく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、あるいは
広い分布を有する多分散乳剤でもよい。
も投影面積直径が約10ミクロンに至る迄の大サイズ粒子
でもよく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、あるいは
広い分布を有する多分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、公知の方
法で製造でき、例えばリサーチ・デイスクロージヤー
(RD)、No.17643(1978年12月)、22〜23頁、“I.乳剤
製造(Emulsion preparatin and types)”および同、N
o.18716(1979年11月)、648頁に記載の方法に従うこと
ができる。
法で製造でき、例えばリサーチ・デイスクロージヤー
(RD)、No.17643(1978年12月)、22〜23頁、“I.乳剤
製造(Emulsion preparatin and types)”および同、N
o.18716(1979年11月)、648頁に記載の方法に従うこと
ができる。
本発明に用いられる写真乳剤は、グラフキデ著「写真の
物理と化学」、ポールモンテル社刊(P.Glafkides,Chim
ie et Physique Photographique Paul Montel,1967)、
ダフイン著「写真乳剤化学」、フオーカスプレス社刊
(G.F.Duffin,Photographic Emulsion Chemistry(Foca
l Press,1966)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗
布」、フオーカルプレス社刊(V.L.Zelikmanet al,Maki
ng and Coating Photographic Emulsion,Focal Press,1964)などに記載された方法を用いて調製するこ
とができる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法
等のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン
塩を反応させる形式としては片側混合法、同時混合法、
それらの組合わせなどのいずれを用いてもよい。粒子を
銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわゆる逆
混合法)を用いることもできる。同時混合法の一つの形
式としてハロゲン化銀の生成する液相中のpAgを一定に
保つ方法、すなわちいわゆるコントロールド・ダブルジ
エット法を用いることもできる。この方法によると、結
晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳
剤が得られる。
物理と化学」、ポールモンテル社刊(P.Glafkides,Chim
ie et Physique Photographique Paul Montel,1967)、
ダフイン著「写真乳剤化学」、フオーカスプレス社刊
(G.F.Duffin,Photographic Emulsion Chemistry(Foca
l Press,1966)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗
布」、フオーカルプレス社刊(V.L.Zelikmanet al,Maki
ng and Coating Photographic Emulsion,Focal Press,1964)などに記載された方法を用いて調製するこ
とができる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法
等のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン
塩を反応させる形式としては片側混合法、同時混合法、
それらの組合わせなどのいずれを用いてもよい。粒子を
銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわゆる逆
混合法)を用いることもできる。同時混合法の一つの形
式としてハロゲン化銀の生成する液相中のpAgを一定に
保つ方法、すなわちいわゆるコントロールド・ダブルジ
エット法を用いることもできる。この方法によると、結
晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳
剤が得られる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
用いてもよい。
前記のレギユラー粒子からなるハロゲン化銀乳剤は、粒
子形成中のpAgとpHを制御することにより得られる。詳
しくは、例えばフオトグラフイク・サイエンス・アンド
・エンジニアリング(Photographic Science and Engin
eering)第6巻,159〜165頁(1962);ジヤーナル・オ
ブ・フオトグラフイク・サイエンス(Journal of Photo
graphic Science),12巻,242〜251頁(1964)、米国特
許第3,655,394号および英国特許第1,413,748号に記載さ
れている。
子形成中のpAgとpHを制御することにより得られる。詳
しくは、例えばフオトグラフイク・サイエンス・アンド
・エンジニアリング(Photographic Science and Engin
eering)第6巻,159〜165頁(1962);ジヤーナル・オ
ブ・フオトグラフイク・サイエンス(Journal of Photo
graphic Science),12巻,242〜251頁(1964)、米国特
許第3,655,394号および英国特許第1,413,748号に記載さ
れている。
また単分散乳剤としては、平均粒子直径が約0.1ミクロ
ンより大きいハロゲン化銀粒子で、その少なくとも約95
重量%が平均粒子直径の±40%内にあるような乳剤が代
表的である。平均粒子直径が約0.25〜2ミクロンであ
り、少なくとも約95重量%または数量で少なくとも約95
%のハロゲン化銀粒子を平均粒子直径±20%の範囲内と
したような乳剤を本発明で使用できる。このような乳剤
の製造方法は米国特許第3,574,628号、同第3,655,394号
および英国特許第1,413,748号に記載されている。また
特開昭48-8600号、同51-39027号、同51-83097号、同53-
137133号、同54-48521号、同54-99419号、同58−37635
号、同58-49938号などに記載されたような単分散乳剤も
本発明で好ましく使用できる。
ンより大きいハロゲン化銀粒子で、その少なくとも約95
重量%が平均粒子直径の±40%内にあるような乳剤が代
表的である。平均粒子直径が約0.25〜2ミクロンであ
り、少なくとも約95重量%または数量で少なくとも約95
%のハロゲン化銀粒子を平均粒子直径±20%の範囲内と
したような乳剤を本発明で使用できる。このような乳剤
の製造方法は米国特許第3,574,628号、同第3,655,394号
および英国特許第1,413,748号に記載されている。また
特開昭48-8600号、同51-39027号、同51-83097号、同53-
137133号、同54-48521号、同54-99419号、同58−37635
号、同58-49938号などに記載されたような単分散乳剤も
本発明で好ましく使用できる。
また、アスペクト比が約5以上であるような平板状粒子
も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フオ
トグラフイク・サイエンス・アンド・エンジニアリング
(Gutoff,Photographic Science and Engineering),
第14巻、248〜257頁(1970年);米国特許第4,434,226
号、同4,414,310号、同4,433,048号、同4,439,520号お
よび英国特許第2,112,157号などに記載の方法により簡
単に調製することができる。平板状粒子を用いた場合、
増感色素による色増感効率を向上、粒状性の向上および
鮮鋭度の上昇などの利点のあることが、先に引用した米
国特許第4,434,226号などに詳しく述べられている。
も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フオ
トグラフイク・サイエンス・アンド・エンジニアリング
(Gutoff,Photographic Science and Engineering),
第14巻、248〜257頁(1970年);米国特許第4,434,226
号、同4,414,310号、同4,433,048号、同4,439,520号お
よび英国特許第2,112,157号などに記載の方法により簡
単に調製することができる。平板状粒子を用いた場合、
増感色素による色増感効率を向上、粒状性の向上および
鮮鋭度の上昇などの利点のあることが、先に引用した米
国特許第4,434,226号などに詳しく述べられている。
結晶構造は一様なものでも、内部と表面とが異質なハロ
ゲン組成からなる物でもよく、層状構造をなしていても
よい。これらの乳剤粒子は、英国特許第1,027,146号、
米国特許第3,505,068号、同4,444,877号および特開昭60
-143331号等に開示されている。また、エピタキシヤル
接合によつて組成の異なるハロゲン化銀が接合されてい
てもよく、また例えばロダン銀、酸化鉛などのハロゲン
化銀以外の化合物と接合されていてもよい。これらの乳
剤粒子は、米国特許第4,094,684号、同4,142,900号、同
4,459,353号、英国特許第2,038,792号、米国特許第4,34
9,622号、同4,395,478号、同4,433,501号、同4,463,087
号、同3,656,962号、同3,852,067号、特開昭59-162540
号等に開示されている。
ゲン組成からなる物でもよく、層状構造をなしていても
よい。これらの乳剤粒子は、英国特許第1,027,146号、
米国特許第3,505,068号、同4,444,877号および特開昭60
-143331号等に開示されている。また、エピタキシヤル
接合によつて組成の異なるハロゲン化銀が接合されてい
てもよく、また例えばロダン銀、酸化鉛などのハロゲン
化銀以外の化合物と接合されていてもよい。これらの乳
剤粒子は、米国特許第4,094,684号、同4,142,900号、同
4,459,353号、英国特許第2,038,792号、米国特許第4,34
9,622号、同4,395,478号、同4,433,501号、同4,463,087
号、同3,656,962号、同3,852,067号、特開昭59-162540
号等に開示されている。
また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
同発明の乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成および分光
増感を行つたものを使用する。このような工程で使用さ
れる添加剤はリサーチ・デイスクロージヤーNo.17643お
よび同No.18716に記載されており、その該当個所を後掲
の表にまとめた。
増感を行つたものを使用する。このような工程で使用さ
れる添加剤はリサーチ・デイスクロージヤーNo.17643お
よび同No.18716に記載されており、その該当個所を後掲
の表にまとめた。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・デイスクロージヤーに記載されており、下記
の表に記載個所を示した。
リサーチ・デイスクロージヤーに記載されており、下記
の表に記載個所を示した。
本発明には種々のカラーカプラーを使用することがで
き、その具体例は前出のリサーチ・デイスクロージヤー
(RD)No.17643、VII−C〜Gに記載された特許に記載
されている。色素形成カプラーとしては、減色法の三原
色(すなわち、イエロー、アゼンタおよびシアン)を発
色現像で与えるカプラーが重要であり、耐拡散性の、4
当量または2当量カプラーの具体例は前述RD17643、VII
−CおよびD項記載の特許に記載されたカプラーの外、
下記のものを本発明で好ましく使用できる。
き、その具体例は前出のリサーチ・デイスクロージヤー
(RD)No.17643、VII−C〜Gに記載された特許に記載
されている。色素形成カプラーとしては、減色法の三原
色(すなわち、イエロー、アゼンタおよびシアン)を発
色現像で与えるカプラーが重要であり、耐拡散性の、4
当量または2当量カプラーの具体例は前述RD17643、VII
−CおよびD項記載の特許に記載されたカプラーの外、
下記のものを本発明で好ましく使用できる。
本発明に使用できるイエローカプラーとしては、バラス
ト基を有し疎水性のアシルアセトアミド系カプラーが代
表例として挙げられる。その具体例は、米国特許第2,40
7,210号、同第2,875,057号および同第3,265,506号など
に記載されている。本発明には、二当量イエローカプラ
ーの使用が好ましく、米国特許第3,408,194号、同第3,4
47,928号、同第3,933,501号および同第4,022,620号など
に記載された酸素原子離脱型のイエローカプラーあるい
は特公昭58-10739号、米国特許第4,401,752号、同第4,3
26,024号、RD18053(1979年4月)、英国特許第1,425,0
20号、西独出願公開第2,219,917号、同第2,261,361号、
同第2,329,587号および同第2,433,812号などに記載され
た窒素原子離脱型のイエローカプラーがその代表例とし
て挙げられる。α−ピバロイルアセトアニリド系カプラ
ーは発色色素の堅牢性、特に光堅牢性が優れており、一
方α−ベンゾイルアセトアニリド系カプラーは高い発色
濃度が得られる。
ト基を有し疎水性のアシルアセトアミド系カプラーが代
表例として挙げられる。その具体例は、米国特許第2,40
7,210号、同第2,875,057号および同第3,265,506号など
に記載されている。本発明には、二当量イエローカプラ
ーの使用が好ましく、米国特許第3,408,194号、同第3,4
47,928号、同第3,933,501号および同第4,022,620号など
に記載された酸素原子離脱型のイエローカプラーあるい
は特公昭58-10739号、米国特許第4,401,752号、同第4,3
26,024号、RD18053(1979年4月)、英国特許第1,425,0
20号、西独出願公開第2,219,917号、同第2,261,361号、
同第2,329,587号および同第2,433,812号などに記載され
た窒素原子離脱型のイエローカプラーがその代表例とし
て挙げられる。α−ピバロイルアセトアニリド系カプラ
ーは発色色素の堅牢性、特に光堅牢性が優れており、一
方α−ベンゾイルアセトアニリド系カプラーは高い発色
濃度が得られる。
本発明に使用できるマゼンタカプラーとしては、バラス
ト基を有し疎水性の、インダゾロン系もしくはシアノア
セチル系、好ましくは5−ピラゾロン系およびピラゾロ
アゾール系のカプラーが挙げられる。5−ピラゾロン系
カプラーは3−位がアリールアミノ基もしくはアシルア
ミノ基で置換されたカプラーが、発色色素の色相は発色
濃度の観点で好ましく、その代表例は、米国特許第2,31
1,082号、同第2,343,703号、同第2,600,788号、同第2,9
08,573号、同第3,062,653号、同第3,152,896号および同
第3,936,015号などに記載されている。二当量の5−ピ
ラゾロン系カプラーの離脱基として、米国特許第4,310,
619号に記載された窒素原子離脱基または米国特許第4,3
51,897号に記載されたアリールチオ基が特に好ましい。
また欧州特許第73,636号に記載のバラスト基を有する5
−ピラロン系カプラーは高い発色濃度が得られる。ピラ
ゾロアゾール系カプラーとしては、米国特許第3,061,43
2号記載のピラゾロベンズイミダゾール類、好ましくは
米国特許第3,725,067号に記載されたピラゾロ〔5,1−
c〕〔1,2,4〕トリアゾール類、リサーチ・デイスクロ
ージヤー24220(1984年6月)および特開昭60-33552号
に記載のピラゾロテトラゾール類およびリサーチ・デイ
スクロージヤー24230(1984年6月)および特開昭60-43
659号に記載のピラゾロテトラゾール類が挙げられる。
発色色素のイエロー副吸収の少なさおよび光堅牢性の点
で米国特許第4,500,630号に記載のイミダゾ〔1,2−b〕
ピラゾール類は好ましく、米国特許第4,540,654号に記
載のピラゾロ〔5,1−b〕〔1,2,4〕トリアゾールは特に
好ましい。
ト基を有し疎水性の、インダゾロン系もしくはシアノア
セチル系、好ましくは5−ピラゾロン系およびピラゾロ
アゾール系のカプラーが挙げられる。5−ピラゾロン系
カプラーは3−位がアリールアミノ基もしくはアシルア
ミノ基で置換されたカプラーが、発色色素の色相は発色
濃度の観点で好ましく、その代表例は、米国特許第2,31
1,082号、同第2,343,703号、同第2,600,788号、同第2,9
08,573号、同第3,062,653号、同第3,152,896号および同
第3,936,015号などに記載されている。二当量の5−ピ
ラゾロン系カプラーの離脱基として、米国特許第4,310,
619号に記載された窒素原子離脱基または米国特許第4,3
51,897号に記載されたアリールチオ基が特に好ましい。
また欧州特許第73,636号に記載のバラスト基を有する5
−ピラロン系カプラーは高い発色濃度が得られる。ピラ
ゾロアゾール系カプラーとしては、米国特許第3,061,43
2号記載のピラゾロベンズイミダゾール類、好ましくは
米国特許第3,725,067号に記載されたピラゾロ〔5,1−
c〕〔1,2,4〕トリアゾール類、リサーチ・デイスクロ
ージヤー24220(1984年6月)および特開昭60-33552号
に記載のピラゾロテトラゾール類およびリサーチ・デイ
スクロージヤー24230(1984年6月)および特開昭60-43
659号に記載のピラゾロテトラゾール類が挙げられる。
発色色素のイエロー副吸収の少なさおよび光堅牢性の点
で米国特許第4,500,630号に記載のイミダゾ〔1,2−b〕
ピラゾール類は好ましく、米国特許第4,540,654号に記
載のピラゾロ〔5,1−b〕〔1,2,4〕トリアゾールは特に
好ましい。
本発明に使用できるシアンカプラーとしては、疎水性で
耐拡散性のナフトール系およびフエノール系のカプラー
があり、米国特許第2,474,293号に記載のナフトール系
カプラー、好ましくは米国特許第4,052,212号、同第4,1
46,396号、同第4,228,233号および同第4,296,200号に記
載された酸素原子離脱型の二当量ナフトール系カプラー
が代表例として挙げられる。またフエノール系カプラー
の具体例は、米国特許第2,369,929号、同第2,801,171
号、同第2,772,162号、同第2,895,826号などに記載され
ている。
耐拡散性のナフトール系およびフエノール系のカプラー
があり、米国特許第2,474,293号に記載のナフトール系
カプラー、好ましくは米国特許第4,052,212号、同第4,1
46,396号、同第4,228,233号および同第4,296,200号に記
載された酸素原子離脱型の二当量ナフトール系カプラー
が代表例として挙げられる。またフエノール系カプラー
の具体例は、米国特許第2,369,929号、同第2,801,171
号、同第2,772,162号、同第2,895,826号などに記載され
ている。
湿度および温度に対し堅牢なシアン色素を形成しうるカ
プラーは、本発明で好ましく使用され、その典型例を挙
げると、米国特許第3,772,002号に記載されたフエノー
ル核のメター位にエチル基以上のアルキル基を有するフ
エノール系シアンカプラー、米国特許第2,772,162号、
同第3,758,308号、同第4,126,396号、同第4,334,011
号、同第4,327,173号、西独特許公開第3,329,729号およ
び欧州特許剤121,365号などに記載された2,5−ジアシル
アミノ置換フエノール系カプラー、米国特許第3,446,62
2号、同第4,333,999号、同第4,451,559号および同差違
4,427,767号などに記載された2−位にフエニルウレイ
ド基を有しかつ5−位にアシルアミノ基を有するフエノ
ール系カプラーなどである。欧州特許第161,626A号に記
載されたナフトールの5−位にスルホンアミド基、アミ
ド基などが置換したシアンカプラーもまた発色画像の堅
牢性に優れており、本発明で好ましく使用できる。
プラーは、本発明で好ましく使用され、その典型例を挙
げると、米国特許第3,772,002号に記載されたフエノー
ル核のメター位にエチル基以上のアルキル基を有するフ
エノール系シアンカプラー、米国特許第2,772,162号、
同第3,758,308号、同第4,126,396号、同第4,334,011
号、同第4,327,173号、西独特許公開第3,329,729号およ
び欧州特許剤121,365号などに記載された2,5−ジアシル
アミノ置換フエノール系カプラー、米国特許第3,446,62
2号、同第4,333,999号、同第4,451,559号および同差違
4,427,767号などに記載された2−位にフエニルウレイ
ド基を有しかつ5−位にアシルアミノ基を有するフエノ
ール系カプラーなどである。欧州特許第161,626A号に記
載されたナフトールの5−位にスルホンアミド基、アミ
ド基などが置換したシアンカプラーもまた発色画像の堅
牢性に優れており、本発明で好ましく使用できる。
発色々素の不要吸収を補正するために、撮影用のカラー
感材にはカラードカプラーを併用しマスキングを行うこ
とが好ましい。米国特許第4,163,670号および特公昭57-
39413号などに記載のイエロー着色マゼンタカプラーま
たは米国特許第4,004,929号、同第4,138,258号および英
国特許第1,146,368号などに記載のマゼンタ着色シアン
カプラーなどが典型例として挙げられる。その他のカラ
ードカプラーは前述RD17643、VII〜G項に記載されてい
る。
感材にはカラードカプラーを併用しマスキングを行うこ
とが好ましい。米国特許第4,163,670号および特公昭57-
39413号などに記載のイエロー着色マゼンタカプラーま
たは米国特許第4,004,929号、同第4,138,258号および英
国特許第1,146,368号などに記載のマゼンタ着色シアン
カプラーなどが典型例として挙げられる。その他のカラ
ードカプラーは前述RD17643、VII〜G項に記載されてい
る。
発色色素が適度に拡散性を有するカプラーを併用して粒
状性を改良することができる。このようなカプラーは、
米国特許第4,366,237号および英国特許第2,125,570号に
マゼンタカプラーの具体例が、また欧州特許第96,570号
および西独出願公開第3,234,533号にイエロー、マゼン
タもしくはシアンカプラーの具体例が記載されている。
状性を改良することができる。このようなカプラーは、
米国特許第4,366,237号および英国特許第2,125,570号に
マゼンタカプラーの具体例が、また欧州特許第96,570号
および西独出願公開第3,234,533号にイエロー、マゼン
タもしくはシアンカプラーの具体例が記載されている。
色素形成カプラーおよび上記の特殊カプラーは、二量体
以上の重合体を形成してもよい。ポリマー化された色素
形成カプラーの典型例は、米国特許第3,451,820号およ
び同第4,080,211号に記載されている。ポリマー化マゼ
ンタカプラーの具体例は、英国特許第2,102,173号およ
び米国特許第4,367,282号に記載されている。
以上の重合体を形成してもよい。ポリマー化された色素
形成カプラーの典型例は、米国特許第3,451,820号およ
び同第4,080,211号に記載されている。ポリマー化マゼ
ンタカプラーの具体例は、英国特許第2,102,173号およ
び米国特許第4,367,282号に記載されている。
カツプリングに伴つて写真的に有用な残基を放出するカ
プラーもまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤
を放出するDIRカプラーは前述のRD17643、VII〜F項に
記載された特許のカプラーが有用である。
プラーもまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤
を放出するDIRカプラーは前述のRD17643、VII〜F項に
記載された特許のカプラーが有用である。
本発明との組み合わせで好ましいものは、特開昭57-151
944号に代表される現像液失活型;米国特許第4,248,962
号および特開昭57-154234号に代表されるタイミング
型;特開昭60-184248号に代表される反応型であり、特
に好ましいものは、特開昭57-151944号、同58-217932
号、特開昭60-218644号、同60-225156号、同60-221750
号、および同60-233650号等に記載される現像液失活型D
IRカプラーおよび特開昭60-184248号等に記載される反
応型DIRカプラーである。
944号に代表される現像液失活型;米国特許第4,248,962
号および特開昭57-154234号に代表されるタイミング
型;特開昭60-184248号に代表される反応型であり、特
に好ましいものは、特開昭57-151944号、同58-217932
号、特開昭60-218644号、同60-225156号、同60-221750
号、および同60-233650号等に記載される現像液失活型D
IRカプラーおよび特開昭60-184248号等に記載される反
応型DIRカプラーである。
本発明の感光材料には、現像時に画像状に造核剤もしく
は現像促進剤またはそれらの前駆体を放出するカプラー
を使用することができる。このような化合物の具体例
は、英国特許第2,097,140号、同第2,131,188号に記載さ
れている。ハロゲン化銀に対して吸着作用を有するよう
な造核剤などを放出するカプラーは特に好ましく、その
具体例は、特開昭59-157638および同59-170840などに記
載されている。
は現像促進剤またはそれらの前駆体を放出するカプラー
を使用することができる。このような化合物の具体例
は、英国特許第2,097,140号、同第2,131,188号に記載さ
れている。ハロゲン化銀に対して吸着作用を有するよう
な造核剤などを放出するカプラーは特に好ましく、その
具体例は、特開昭59-157638および同59-170840などに記
載されている。
本発明に使用できる適当な支持体は、例えば、前述のR
D.No.17643の28頁および同、No.18716の647頁右欄から6
48頁左欄に記載されている。
D.No.17643の28頁および同、No.18716の647頁右欄から6
48頁左欄に記載されている。
(実施例) 以下に、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発
明は、これらに限定されるものではない。
明は、これらに限定されるものではない。
実施例1 下塗りを施した三酢酸セルロースフイルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層を重層塗布して多層カラー
感光材料である試料101を作製した。
下記に示すような組成の各層を重層塗布して多層カラー
感光材料である試料101を作製した。
(感光層組成) 各成分に対応する数字は、g/m2単位で表わした塗布量を
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
(試料101) 第1層;ハレーシヨン防止層 黒色コロイド銀 ………… 銀0.18 ゼラチン ………… 1.40 第2層;中間層 2,5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン ……… 0.18 C−1 ………… 0.07 C−3 ………… 0.02 U−1 ………… 0.08 U−2 ………… 0.08 HBS−1 ………… 0.10 HBS−2 ………… 0.02 ゼラチン ………… 1.04 第3層;第1赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、 平均粒径0.8μ) … 銀0.50 増感色素IX ………… 6.9×10-5 増感色素II ………… 1.8×10-5 増感色素III ………… 3.1×10-4 増感色素IV ………… 4.0×10-5 C−2 ………… 0.146 HBS−1 ………… 0.005 本発明の化合物(35)… 0.0050 ゼラチン ………… 1.20 第4層;第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀5モル%、 平均粒径0.85μ) … 銀1.15 増感色素IX ………… 5.1×10-5 増感色素II ………… 1.4×10-5 増感色素III ………… 2.3×10-4 増感色素IV ………… 3.0×10-5 C−2 ………… 0.060 C−3 ………… 0.008 本発明の化合物(35)… 0.004 HBS−1 ………… 0.050 ゼラチン ………… 1.50 第5層;第3赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀10モル %、平均粒径1.5μ) ………… 銀1.50 増感色素IX ………… 5.4×10-5 増感色素II ………… 1.4×10-5 増感色素III ………… 2.4×10-4 増感色素IV ………… 3.1×10-5 C−5 ………… 0.012 C−3 ………… 0.003 C−4 ………… 0.004 HBS−1 ………… 0.32 ゼラチン ………… 1.63 第6層;中間層 ゼラチン ………… 1.06 第7層;第1緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、 平均粒径0.8μ) … 銀0.35 増感色素V ………… 3.0×10-5 増感色素VI ………… 1.0×10-4 増感色素VII ………… 3.8×10-4 C−6 ………… 0.120 C−1 ………… 0.021 C−7 ………… 0.030 C−8 ………… 0.025 HBS−1 ………… 0.20 ゼラチン ………… 0.70 第8層;第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀5モル%、 平均粒径0.85μ) … 銀0.75 増感色素V ………… 2.1×10-5 増感色素VI ………… 7.0×10-5 増感色素VII ………… 2.6×10-4 C−6 ………… 0.021 C−8 ………… 0.004 C−1 ………… 0.002 C−7 ………… 0.003 HBS−1 ………… 0.15 ゼラチン ………… 0.80 第9層;第3緑感乳剤層 沃臭化銀(沃化銀10モル%、 平均粒径1.5μ) … 銀1.80 増感色素 ………… 3.5×10-5 増感色素VI ………… 8.0×10-5 増感色素VII ………… 3.0×10-4 C−6 ………… 0.011 C−1 ………… 0.001 HBS−2 ………… 0.69 ゼラチン ………… 1.74 第10層;イエローフイルター層 黄色コロイド銀 ………… 銀0.05 2,5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン ……… 0.03 ゼラチン ………… 0.95 第11層;第1青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、 平均粒径0.6μ) … 銀0.24 増感色素VIII ………… 3.5×10-4 C−9 ………… 0.27 C−8 ………… 0.005 HBS−1 ………… 0.28 ゼラチン ………… 1.28 第12層;第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀10モル %、平均粒径1.0μ) ………… 銀0.45 増感色素VIII ………… 2.1×10-4 C−9 ………… 0.098 HBS−1 ………… 0.03 ゼラチン ………… 0.46 第13層;第3青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀10モル %、平均粒径1.8μ) ………… 銀0.77 増感色素VIII ………… 2.2×10-4 C−9 ………… 0.036 HBS−1 ………… 0.07 ゼラチン ………… 0.69 第14層;第1保護層 沃臭化銀(沃化銀1モル%、 平均粒径0.07μ) … 銀0.5 U−1 ………… 0.11 U−2 ………… 0.17 HBS−1 ………… 0.90 第15層;第2保護層 ポリメチルアクリレート粒 子(直径約1.5μm) ………… 0.54 S−1 ………… 0.15 S−2 ………… 0.10 ゼラチン ………… 0.72 各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤H−1や界面
活性剤を添加した。
活性剤を添加した。
(試料102〜105) 試料101の第3層および第4層に添加されている本発明
の化合物(35)を本発明の化合物(45)、(30)、比較
用化合物C−10およびC−11に等モルで置き換えた以外
は試料101と同様にして試料102〜105をそれぞれ作製し
た。
の化合物(35)を本発明の化合物(45)、(30)、比較
用化合物C−10およびC−11に等モルで置き換えた以外
は試料101と同様にして試料102〜105をそれぞれ作製し
た。
これらの写真感光材料にタングステン光源を用い、フイ
ルターで色温度を4800°Kに調整した25CMSの露光を与
えた後、下記の処理工程に従つて38℃で処理した。 工 程 時間 カラー現像 3分15秒 漂 白 3分 定 着 3分15秒 水 洗 1分30秒安 定 45秒 処理に用いた処理液組成は以下の通りであつた。
ルターで色温度を4800°Kに調整した25CMSの露光を与
えた後、下記の処理工程に従つて38℃で処理した。 工 程 時間 カラー現像 3分15秒 漂 白 3分 定 着 3分15秒 水 洗 1分30秒安 定 45秒 処理に用いた処理液組成は以下の通りであつた。
カラー現像液 ジエチレントリアミン五酢酸 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン− 1,1−ジホスホン酸 2.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g 炭酸カリウム 30.0g 臭化カリウム 1.4g 沃化カリウム 1.3mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4g 4−(N−エチル−N−β− ヒドロキシエチルアミノ)− 2−メチルアニリン硫酸 4.5g 水を加えて 1.0l pH10.0 漂白液 漂白剤(A)(化合物及び添加量は表1に記載) 漂白剤(B) (同上) キレート化合物(A) (同上) キレート化合物(B) (同上) 臭化水素アンモニウム 150g 硝酸アンモニウム 10g 漂白促進剤(表1に記載) 5×10-3モル 水を加えて 1 pH6.0 ここでキレート化合物(A)とは、漂白剤(A)で用い
たアミノポリカルボン酸第二鉄・アンモニウム塩と同種
のアミノポリカルボン酸を表わす。キレート化合物
(B)についても同様である。
たアミノポリカルボン酸第二鉄・アンモニウム塩と同種
のアミノポリカルボン酸を表わす。キレート化合物
(B)についても同様である。
定着液 エチレンジアミン四酢酸 二ナトリウム塩 1.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g チオ硫酸アンモニウム 水溶液(70%) 250.0ml 重亜硫酸ナトリウム 4.6g 水を加えて 1.0l pH6.6 水洗液 エチレンジアミン四酢酸 0.4g/l 二ナトリウム塩 水を加えて 1000ml pH7.5 安定液 ホルマリン(40%) 2.0ml ポリオキシエチレン−p− モノノニルフエニルエー テル(平均重合度≒10) 0.3g 水を加えて 1000ml 上記の処理を行なつた各写真感光材料について、螢光X
線分析により、最高発色濃度部の残留銀量を測定した。
線分析により、最高発色濃度部の残留銀量を測定した。
表2−1及び表2−2の結果から明らかなように、従来
の加水分解型のDIRカプラーを含有する感光材料を処理
した場合に比べて、本発明の化合物を含有する写真材料
を処理した場合の方が残留銀量は少なく、しかもこの傾
向は処理−Aの場合には少ないが、その他の実施例に
おいては明らかな差となつている。
の加水分解型のDIRカプラーを含有する感光材料を処理
した場合に比べて、本発明の化合物を含有する写真材料
を処理した場合の方が残留銀量は少なく、しかもこの傾
向は処理−Aの場合には少ないが、その他の実施例に
おいては明らかな差となつている。
さらに漂白時間を延長し、6分30秒としたところ、処理
−Aについては感光材料101〜105の処理後の残留銀量
は約5μg/cm2となつて、本発明と比較例の間にはほと
んど差が見られなくなつた。一方その他の処理について
は、漂白時間を6分30秒に延長したところ各感光材料の
残留銀量が1μg/cm2以下となり、漂白が完了したた
め、差は見られなくなつた。
−Aについては感光材料101〜105の処理後の残留銀量
は約5μg/cm2となつて、本発明と比較例の間にはほと
んど差が見られなくなつた。一方その他の処理について
は、漂白時間を6分30秒に延長したところ各感光材料の
残留銀量が1μg/cm2以下となり、漂白が完了したた
め、差は見られなくなつた。
実施例2 実施例1と同様の方法で、下記に示す組成の多層カラー
感光材料201〜203を作製した。
感光材料201〜203を作製した。
(感光層組成) 各成分に対応する数字は、実施例1で示したものと同じ
表示法で示してある。
表示法で示してある。
(試料201) 第1層;ハレーシヨン防止層 黒色コロイド銀 ………… 銀0.15 U−1 ………… 0.5 U−2 ………… 0.2 HBS−3 ………… 0.4 ゼラチン ………… 1.5 第2層;中間層 C−7 ………… 0.10 C−3 ………… 0.11 2,5−ジ−t−オクチル ハイドロキノン ……… 0.05 HBS−1 ………… 0.10 ゼラチン ………… 1.50 第3層;第1赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀5モル%、粒径に関する変動係数
17%の単分散性の平均粒径0.4μの乳剤) …………
0.9 C−12 ………… 0.35 C−13 ………… 0.37 C−3 ………… 0.12 本発明の化合物(3) … 0.052 HBS−3 ………… 0.30 増感色素I ………… 4.5×10-4 同 II ………… 1.4×10-5 同 III ………… 2.3×10-4 同 IV ………… 3.0×10-5 ゼラチン ………… 1.50 第4層;第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、粒径に関する変動係数
16%の単分散性の平均粒径1.0μの乳剤) …………
1.0 増感色素I ………… 3.0×10-4 同 II ………… 1.0×10-5 同 III ………… 1.5×10-4 同 IV ………… 2.0×10-5 C−4 ………… 0.078 C−3 ………… 0.045 HBS−1 ………… 0.010 ゼラチン ………… 0.80 第5層;中間層 2,5−ジ−t−オクチル ハイドロキノン ……… 0.12 HBS−1 ………… 0.20 ゼラチン ………… 1.0 第6層;第1緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、粒径に関する変動係数
17%で平均粒径0.4μの乳剤) ………… 0.5 増感色素I ………… 6.0×10-5 同 VI ………… 2.0×10-4 同 VII ………… 4.0×10-4 C−6 ………… 0.27 C−1 ………… 0.072 C−7 ………… 0.12 C−8 ………… 0.010 HBS−1 ………… 0.15 ゼラチン ………… 0.70 第7層;第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃臭化銀7モル%、粒径に関する変動係
数18%で平均粒径0.9μの乳剤 ………… 0.80 増感色素V ………… 4.0×10-5 同 VI ………… 1.5×10-4 同 VII ………… 3.0×10-4 C−6 ………… 0.071 C−1 ………… 0.021 C−7 ………… 0.016 HBS−2 ………… 0.10 ゼラチン ………… 0.91 第8層;中間層 2,5−ジ−t−オクチル ハイドロキノン ……… 0.05 HBS−2 ………… 0.10 ゼラチン ………… 0.70 第9層;乳剤層 沃臭化銀(沃化銀4モル%、粒径に関する変動係数15%
で平均粒径0.4μの乳剤) ………… 0.40 増感色素X ………… 4.0×10-4 C−8 ………… 0.051 C−14 ………… 0.095 HBS−1 ………… 0.15 HBS−2 ………… 0.15 ゼラチン ………… 0.60 第10層;イエローフイルター層 黄色コロイド銀 ………… 0.85 2,5−ジ−t−オクチル ハイドロキノン ……… 0.15 HBS−1 ………… 0.20 ゼラチン ………… 0.80 第11層:第1青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、粒径に関する変動係数
16%で平均粒径0.3μの乳剤0.45) 増感色素VIII ………… 7.0×10-4 C−9 ………… 1.10 本発明の化合物(30)… 0.050 HBS−1 ………… 0.40 ゼラチン ………… 1.5 第12層:第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀8モル%、粒径に関する変動係数
19%で平均粒径0.7μの乳剤0.5) 増感色素VIII ………… 1.5×10-4 C−9 ………… 0.31 HBS−1 ………… 0.12 ゼラチン ………… 0.88 第13層;中間層 U−1 ………… 0.12 U−2 ………… 0.16 HBS−3 ………… 0.12 セラチン ………… 0.75 第14層;保護層 沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、粒径に関する変動係数
10%で平均粒径0.08μ) ………… 0.15 ポリメチルメタクリレート粒子 (直径1.5μ) S−1 ………… 0.05 S−2 ………… 0.15 ゼラチン ………… 0.80 各層には上記組成物の他の界面活性剤やゼラチン硬化剤
H−1を添加した。
17%の単分散性の平均粒径0.4μの乳剤) …………
0.9 C−12 ………… 0.35 C−13 ………… 0.37 C−3 ………… 0.12 本発明の化合物(3) … 0.052 HBS−3 ………… 0.30 増感色素I ………… 4.5×10-4 同 II ………… 1.4×10-5 同 III ………… 2.3×10-4 同 IV ………… 3.0×10-5 ゼラチン ………… 1.50 第4層;第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、粒径に関する変動係数
16%の単分散性の平均粒径1.0μの乳剤) …………
1.0 増感色素I ………… 3.0×10-4 同 II ………… 1.0×10-5 同 III ………… 1.5×10-4 同 IV ………… 2.0×10-5 C−4 ………… 0.078 C−3 ………… 0.045 HBS−1 ………… 0.010 ゼラチン ………… 0.80 第5層;中間層 2,5−ジ−t−オクチル ハイドロキノン ……… 0.12 HBS−1 ………… 0.20 ゼラチン ………… 1.0 第6層;第1緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、粒径に関する変動係数
17%で平均粒径0.4μの乳剤) ………… 0.5 増感色素I ………… 6.0×10-5 同 VI ………… 2.0×10-4 同 VII ………… 4.0×10-4 C−6 ………… 0.27 C−1 ………… 0.072 C−7 ………… 0.12 C−8 ………… 0.010 HBS−1 ………… 0.15 ゼラチン ………… 0.70 第7層;第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃臭化銀7モル%、粒径に関する変動係
数18%で平均粒径0.9μの乳剤 ………… 0.80 増感色素V ………… 4.0×10-5 同 VI ………… 1.5×10-4 同 VII ………… 3.0×10-4 C−6 ………… 0.071 C−1 ………… 0.021 C−7 ………… 0.016 HBS−2 ………… 0.10 ゼラチン ………… 0.91 第8層;中間層 2,5−ジ−t−オクチル ハイドロキノン ……… 0.05 HBS−2 ………… 0.10 ゼラチン ………… 0.70 第9層;乳剤層 沃臭化銀(沃化銀4モル%、粒径に関する変動係数15%
で平均粒径0.4μの乳剤) ………… 0.40 増感色素X ………… 4.0×10-4 C−8 ………… 0.051 C−14 ………… 0.095 HBS−1 ………… 0.15 HBS−2 ………… 0.15 ゼラチン ………… 0.60 第10層;イエローフイルター層 黄色コロイド銀 ………… 0.85 2,5−ジ−t−オクチル ハイドロキノン ……… 0.15 HBS−1 ………… 0.20 ゼラチン ………… 0.80 第11層:第1青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、粒径に関する変動係数
16%で平均粒径0.3μの乳剤0.45) 増感色素VIII ………… 7.0×10-4 C−9 ………… 1.10 本発明の化合物(30)… 0.050 HBS−1 ………… 0.40 ゼラチン ………… 1.5 第12層:第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀8モル%、粒径に関する変動係数
19%で平均粒径0.7μの乳剤0.5) 増感色素VIII ………… 1.5×10-4 C−9 ………… 0.31 HBS−1 ………… 0.12 ゼラチン ………… 0.88 第13層;中間層 U−1 ………… 0.12 U−2 ………… 0.16 HBS−3 ………… 0.12 セラチン ………… 0.75 第14層;保護層 沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、粒径に関する変動係数
10%で平均粒径0.08μ) ………… 0.15 ポリメチルメタクリレート粒子 (直径1.5μ) S−1 ………… 0.05 S−2 ………… 0.15 ゼラチン ………… 0.80 各層には上記組成物の他の界面活性剤やゼラチン硬化剤
H−1を添加した。
(試料202) 試料201の第3層の化合物(30)を(28)に、第11層の
化合物(30)を(33)にそれぞれ等モルに置き換えた以
外は同様にして試料202を作製した。
化合物(30)を(33)にそれぞれ等モルに置き換えた以
外は同様にして試料202を作製した。
(試料203) 試料201の第3層および第11層に添加されている化合物
(30)と比較用のカプラーC−11に1/2倍モルで置き換
えた以外は同様にして試料203を作製した。
(30)と比較用のカプラーC−11に1/2倍モルで置き換
えた以外は同様にして試料203を作製した。
実施例1、2で用いた化合物の構造 HBS−1 トリクレジルフオスフエート HBS−2 ジブチルフタレート HBS−3 トリ−n−ヘキシルフオスフエート 以上のようにして作成した感光材料を実施例1と同様の
漂白液を用いて処理した。発色現像液と定着液とは実施
例1と同様の液を用いたが、水洗液は以下の処方に変え
て処理を行なつた。
漂白液を用いて処理した。発色現像液と定着液とは実施
例1と同様の液を用いたが、水洗液は以下の処方に変え
て処理を行なつた。
水洗液 エチレンジアミン四酢酸 二ナトリウム塩 0.4g 5−クロロ−2−メチル −4−イソチアゾリン −3−オン 50mg 水を加えて 1000ml pH 7.5 表3−1、表3−2に示したように実施例1と同様の効
果が得られた。
果が得られた。
実施例3 実施例1で作成した多層カラー写真感光材料101〜105を
以下の工程に従つて処理を行なつた。 工程 時間 カラ−現像 3分15秒 漂白定着 4分 水 洗 1分30秒安 定 45秒 処理に用いた処理液組成は以下の通りであつた。
以下の工程に従つて処理を行なつた。 工程 時間 カラ−現像 3分15秒 漂白定着 4分 水 洗 1分30秒安 定 45秒 処理に用いた処理液組成は以下の通りであつた。
カラー現像液 ジエチレントリアミン五酢酸 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン− 1,1−ジホスホン酸 2.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g 炭酸カリウム 30.0g 臭化カリウム 1.4g 沃化カリウム 1.3mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4g 4−(N−エチル−N−β− ヒドロキシルエチルアミノ)− 2−メチルアニリン硫酸塩 4.5g 水を加えて 1.0l pH10.0 漂白定着液 漂白剤(D) (化合物名及び添加量は表4に記載) 漂白剤(E) (同上) キレ−ト化合物(D) (同上) キレート化合物(E) (同上) 漂白促進剤(表4に記載) 5×10-3モル/l 亜硫酸ナトリウム 15.0g チオ硫酸アンモニウム 水溶液(70%) 250.0g 水を加えて 1.0l pH6.8 ここでキレート化合物(D)とは漂白剤(D)で用いた
アミノカルボン酸第二鉄・アンモニウム塩と同種のアミ
ノポリカルボン酸を表わす。キレート化合物(E)につ
いても同様である。
アミノカルボン酸第二鉄・アンモニウム塩と同種のアミ
ノポリカルボン酸を表わす。キレート化合物(E)につ
いても同様である。
水洗液 エチレンジアミン四酢酸 二ナトリウム塩 0.4g/l 水を加えて1000ml pH 7.5 安定液 ホルマリン(40%) 2.0ml ポリオキシエチレン−p− モノノニルフエニルエ− テル(平均重合度≒10) 0.3g 水を加えて 1000ml 上記の処理を行なつた各写真感光材料について、螢光X
線分析により、最高発色濃度部の残留銀量を測定した。
線分析により、最高発色濃度部の残留銀量を測定した。
表5−1及び表5−2の結果から明らかなように、従来
加水分解型DIRカプラーを含有する感光材料を処理した
場合に比べて、本発明の化合物を含有する写真材料を処
理した場合の方が残留銀量は少なく、しかもこの傾向は
処理−Aの場合には少ないが、その他の実施例におい
ては明らかな差となつている。
加水分解型DIRカプラーを含有する感光材料を処理した
場合に比べて、本発明の化合物を含有する写真材料を処
理した場合の方が残留銀量は少なく、しかもこの傾向は
処理−Aの場合には少ないが、その他の実施例におい
ては明らかな差となつている。
実施例4 実施例2において作成した多層カラー感光材料201〜203
を実施例3と同様の漂白定着液を用いて処理した。発色
現像液は実施例1と同様の液を用いたが、水洗液は以下
の処方に変えて処理を行なつた。
を実施例3と同様の漂白定着液を用いて処理した。発色
現像液は実施例1と同様の液を用いたが、水洗液は以下
の処方に変えて処理を行なつた。
水洗液 エチレンジアミン四酢酸二ナトリ ウム塩 0/4g/l 5−クロロ−2−メチル−4−イ ソチアゾリン−3−オン 50mg/l 水を加えて 1000ml pH 7.5 表6−1及び表6−2に示したように実施例3と同様の
結果が得られた。
結果が得られた。
Claims (1)
- 【請求項1】支持体上に少なくともひとつの感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層を有しかつ現像主薬酸化体との反応後開
裂した化合物がもう一分子の現像主薬酸化体と反応する
ことにより現像抑制剤を開裂する化合物の少なくとも1
種を含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料を発色現
像した後、アミノポリカルボン酸第二鉄錯塩を酸化剤と
して含有しかつメルカプト基ないしジスルフィド結合を
有する化合物を含有する漂白能を有する処理液で処理す
ることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の
処理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61115793A JPH0693107B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法 |
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---|---|
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JPH0693107B2 true JPH0693107B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=14671208
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---|---|
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US5002861A (en) * | 1988-08-05 | 1991-03-26 | Fuji Photo Film Co. Ltd. | Method for processing a silver halide color photographic material |
JPH02105149A (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-17 | Konica Corp | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び漂白液 |
US5232822A (en) * | 1988-10-15 | 1993-08-03 | Konica Corporation | Method for processing light-sensitive silver halide color photographic material |
JPH02190853A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 |
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JPS57111536A (en) * | 1980-12-27 | 1982-07-12 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Color photographic sensitive silver halide material |
AU568488B2 (en) * | 1982-02-24 | 1988-01-07 | Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. | Light-sensitive silver halide colour photographic material |
JPS59197037A (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 |
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DE3518257A1 (de) * | 1984-05-21 | 1985-11-21 | Fuji Photo Film Co., Ltd., Minami-Ashigara, Kanagawa | Verfahren zur verarbeitung eines lichtempfindlichen farbphotographischen materials |
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JPS6291953A (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成方法 |
-
1986
- 1986-05-20 JP JP61115793A patent/JPH0693107B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-05-20 US US07/052,085 patent/US4818664A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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