JPH06511030A - ポリアミド/ポリオレフィン・ブレンド - Google Patents

ポリアミド/ポリオレフィン・ブレンド

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JPH06511030A JP5506248A JP50624893A JPH06511030A JP H06511030 A JPH06511030 A JP H06511030A JP 5506248 A JP5506248 A JP 5506248A JP 50624893 A JP50624893 A JP 50624893A JP H06511030 A JPH06511030 A JP H06511030A
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    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアミド/ポリオレフィン・ブレンド技術分野 本発明はポリアミドおよびポリオレフィン重合体のブレンドに関し、特に射出成 形製品において改善された均一性を持つそのようなブレンドに関するものである 。
なお、本明細書の記述は本件出願の優先権の基礎たるドイツ国特許出願第P41 3190g、 7号の明細書に基づくものであって、当該ドイツ国特許出願の番 号を参照することによって当該ドイツ国特許出願の明細書の記載内容が本明細書 の一部分を構成するものとする。
背景技術 ポリアミド6.6およびポリアミド6のようなポリアミド樹脂は種々の物品の成 形に適した非常に強い樹脂ではあるが、そのような樹脂は水分に対して感受性を 有する。そこで水分の取込みを減少させるためにポリアミドにポリプロピレンま たはポリエチレンを添加している。しかしながら、ポリアミドは極性を有し、ポ リオレフィンは非極性であるため、そのような樹脂をブレンドすると相溶性の問 題が生じる。
ポリアミドとポリオレフィンを物理的に溶融ブレンドすると相溶性が不十分なた め許容し得る最終用途の性質が得られない。この結果、特に射出成形品に激しい 表層剥離が起き、水分吸収が純粋ポリアミドに比べて実際に増加する。
ポリアミドとポリオレフィンの相溶性を改善するためにはポリアミドの末端基と 相互作用することができる変性ポリオレフィンを添加することが必要である。ポ リオレフィンの変性は、例えば欧州特許出願第370.736号に記載されてい るように、例えばポリオレフィンを例えばフマル酸のような不飽和カルボン酸ま たはマレイン酸無水物のようなその酸無水物と反応させることにより得られる。
グラフトされたポリオレフィンで相溶化されたポリアミドとポリオレフィンのブ レンドの種々の組成物が知られており、この分野の特許による開示は豊富である 。
ポリアミドとポリプロピレンまたはポリエチレンのようなポリオレフィンとの間 の相溶性を増すために、ポリアミドと未変性ポリオレフィンのブレンドに変性ポ リオレフィンを添加するか、あるいは変性ポリオレフィンだけをポリアミドとブ レンドすることが示唆されていた。
これらの相溶化されたブレンドの一般的な欠点は全体的な強度が比較的に低いこ とである。デュポン社のスペイン特許第8.305.395号公報明細書にはポ リアミドと、グラフトしたポリオレフィンをポリアミド/ポリオレフィン・ブレ ンド用の相溶化剤としての使用を一般的に網羅していると思われるマレイン酸ま たは酸無水物をグラフトしたポリエチレンとの組合せが記載されている。
ポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドの耐衝撃性(衝撃強さ)を改善するため に、例えばポリプロピレンのような変性ポリオレフィンと変性エラストマーの双 方を使用するか、あるいは変性エラストマーのみを使用することが示唆されてい る。変性エラストマーのみの使用は衝撃強さを若干改善するが、均質性が不十分 であることと形態が層状であるため異方性の性質をもつ樹脂が生成するのが通常 である。より高濃度の変性エラストマーを使用すると形態は若干改善されるが、 曲げ弾性率(flexural modulus)が有意に低下するという犠牲 を払っている。双方、すなわち、変性ボ1ジオレフィンと変性エラストマーを使 用することにつl/1ては、ポリアミド、未変性ポリプロピレンおよびエラスト マーを同時に変性する(特開平1−103662号(1989年))か、ポリプ ロピレンおよびエラストマーを同時に変成する(例えばEPL94705Aおよ びEP235876A)か、あるいはポリプロピレンおよびエラストマーを別々 に変成する(特開昭60−53550号)ことが提案されている。
しかしながら、そのような変成ポリオレフィンと変成エラストマーの使用により ポリアミドとポリオレフィンの相溶化と強度を有効に改善することができるもの の、そのような種類のブレンドの射出成形品の「巨視的形態J (macros copic morphology)は依然として不十分であり、ポリオレフィ ンよりもポリアミドに富むブレンドはどその傾向が強い。「巨視的形態」という 用語は射出成形品の断面全体にわたる射出成形部品の感知された統一性および外 観をいい、通常透過型電子顕微鏡検査法(TEM)により決定される「微視的形 態J (microscopic morphology)と対立するものであ る。経験上、ポリアミドとポリオレフィンの相溶化ブレンドは連続ポリアミド相 内にポリオレフィン相が微細に分散された非常に表面光沢度の高い、非常に良好 な「微視的形態」を呈することがあること、および同じブレンドの「巨視的形態 」は成形品の完成表面層の表層剥離によって証明されるように非常に劣悪で有り 得ることが示されている。この種の表層剥離は表面積が大きく放射状流動パター ンを持つ部品についてはもっと厳しいものと思われる。しかし、そのような劣悪 な相溶化ブレンドの表面層の表層剥離はより小さい部品のスプルー・ランナー系 でもみられることがある。表層剥離したスキン層と残存するコア部の化学組成は 典型的には赤外分光分析、示差走査熱量測定、走査電子鏡検法により分析すると 同じであることが示されている。例えばEP235876Aの特許請求の範囲に 記載されているポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドはポリアミドに冨むブレ ンドに適用すると「巨視的形態」の良好なブレンドを生じない。その理由は、同 公報においてポリアミドは未変成および変成ポリオレフィンの双方よりも粘度が 高いことが必要とされることが推奨されているからである。経験上さらに示され ていることは、光沢が改善されていることも変色が減少していることも相溶性が 改善されていることの決定的証拠ではまったく無いということである。優れた光 沢と色彩を持つ多数のポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドが調製されている が、上述のような「巨視的形態」は依然として不十分であった。これは目に見え る外表面の外観の問題よりもしばしば非常に均質な外表面層のコア材料に対する 接着の問題である。本出願人の知る限り、この問題点は先行技術においては本出 願の請求項に記載されているポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドには向けら れていなかった。
ポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドにおいて射出成形品の外表面層が表層剥 離を起こす傾向を取り除くためには、ポリアミドは連続相でなければならないこ とが見出された。これは、ポリアミドの溶融粘度を未変成ポリオレフィンおよび 好ましくは変成相溶化剤の粘度に対して十分に低く保つことにより達成すること ができる。そのときにのみポリアミドは、十分な剪断混合が押し出しおよびそれ に続く創出成形の間に与えられる限り、射出成形品の断面全体に亙って連続相を 形成する。
発明の開示 本発明に従えば、下記のものを包含したことを特徴とするポリマー組成物が提供 される: (a)ポリアミド45〜88重量%、 (b)未変性ポリオレフィン10〜25重量%、(c)エチレン50〜80重量 %、プロピレン1o〜50重量%、および炭素数が6〜12であり、がっ酸含量 がポリマー重量の0.05〜3%であるジエン1〜10重量%を含有するカルボ ン酸もしくはその誘導体をグラフトしたエチレン/プロピレン/ジエン・ポリマ ー0〜15重量%、および (d)カルボン酸もしくはその誘導体をグラフトしたオレフィンポリマー、 ただし、前記ポリアミドは溶融粘度が前記未変性ポリオレフィンの溶融粘度より も低い。
また、上述のポリマー組成物に充填剤を添加した充填剤添加ポリマー組成物が提 供される。
さらに、上述の充填剤非添加または添加ポリマー組成物から形成された造形品が 提供される。
発明を実施するための最良の形態 諸成分 (a)ポリアミド: 本発明のポリアミド、成分(a) 、 (PA)は当業界において周知であり、 分子量がs、 ooo以上であり一般にナイロンと呼称される半結晶性および非 晶質(アモルファス)樹脂を包含する。好適なポリアミドには米国特許第2,0 71,250号、同第2,071,251号、同第2.130.523号、同第 2,130,948号、同第2,241,322号、同第2,241,322号 、同第2,312,966号、同第2、512.606号および同第3.393 .210号に記載されているものが含まれる。上述のポリアミド樹脂は炭素数4 〜12の飽和ジカルボン酸を炭素数4〜14のジアミンと等モル縮合させること により製造することができる。
過剰のジアミンを使用してポリアミドのカルボキシ末端基に対してアミン末端基 を過剰にすることができる。
ポリアミドの例としては、ポリへキサメチレン・アジピン酸アミド(ナイロン6 .60) 、ポリへキサメチレン・アゼライン酸アミド(ナイロン6.9 )  、ポリへキサメチレン・ドデカン酸アミド(ナイロン6.10) 、ラクタムの 開環により製造されるポリアミド、すなわちポリ−11−アミノウンデカン酸、 ビス(パラアミノシクロヘキシル)メタン・ドデカン酸アミドが挙げられる。本 発明では上述のポリマーの2種の共重合または上述のポリマーまたはそれらの成 分のターポリマー化(三元共重合)により調製されたポリアミド、例えばアジピ ン酸、イソフタル酸/ヘキサメチレンジアミン共重合体を使用することも可能で ある。好ましくは、ポリアミドは直鎖で融点が200 ”Cを超えるものである 。詳しくは、PA6.6. PA6. PA6.10. PA6.12. PA IL。
PA12. PA12.12. PA6/6.6等を使用してもよい。これらの ポリアミドのうち、PA6.6およびPA6またはそれら2種のポリアミドのブ レンドが特に適しており、好ましい。
ポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドの「巨視的均一性」を達成するためには 溶融粘度がブレンドの中の他の2または3成分、すなわち未変成ポリオレフィン および/または変成オレフィンポリマーおよび/または変成エラストマーの溶融 粘度より低い、好ましくは285℃、1,0OOs−’における細管溶融粘度が 30Pa−s以下であるポリアミドを選択することが重要である。
本発明の組成物中のポリアミドのパーセンテージ(%)は45〜88重量%の範 囲である。45重量%未溝のポリアミドを使用すると、得られる樹脂の機械的お よび熱的性質は純粋のポリオレフィンのものとは有意な差がない。88重量%よ り多くポリアミドを使用すると、水分感受性の低下が十分有意でない。好ましく は、ポリアミドの存在量は約55〜85重量%、最も好ましくは約60〜80重 量%のレベルである。
(b)未変成ポリオレフィン 本発明における未変成ポリオレフィン、成分(b)、は未変成ポリプロピレンま たは未変成ポリエチレンのいずれでもよい。未変成ポリプロピレンは単独重合体 、ランダム共重合体、ブロック共重合体、上述のポリプロピレンのブレンドある いは上述のポリプロピレンの任意のものの強化ポリマーまたは充填剤添加ポリマ ーであってもよい。経済的理由、最高の曲げ弾性率、最高の加熱撓み温度からは 、ホモポリプロピレンが最も好ましい。未変成ポリエチレンは、溶融粘度が指定 された範囲内である限り、非常に低い密度から非常に高い密度のいずれのポリエ チレンであってもよい。そしてそれによって、高分子量のポリエチレンが全体的 に靭性が改善されるので好ましい。
未変成ポリオレフィンの285℃、l、 0OOs−’における細管溶融粘度は ポリアミドの粘度より高くなければがならず、好ましくは50Pa−sより高く 、最も好ましくはLOOPa−sより高くなければならない。未変成ポリオレフ ィンの溶融粘度が100Pa−sより高いことは変成ポリプロピレンと併用する 場合に格別に好ましい。変成ポリプロピレンは変成過程中に鎖切断が起きるため 通常は非常に低い溶融粘度を有する。この場合、未変成ポリプロピレンおよび変 成ポリプロピレンを併用した溶融粘度が50Pa−sより高くなければならない 。未変成ポリエチレンと変成ポリエチレンの場合は、この点は通常は問題となら ない。その理由は、両樹脂とも非常に高い溶融粘度を有するようにできるからで ある。
組成物中の未変成ポリプロピレンの量は10〜25重量%(好ましくは15〜2 5重量%)であり、変成ポリプロピレン2〜15重量%とともに総計でポリプロ ピレン全体の12〜40重量%となる。ポリオレフィンのタイプと含有量はブレ ンド組成物についての目標物性値により左右される。
ポリエチレンやポリプロピレンのようなポリオレフィンおよびそれらの製造方法 も当業者に周知である。炭素数4〜8の他のオレフィンポリマーも単独かあるい は好ましくはエチレンもしくはプロピレンとの共重合体として使用することがで きる。そのような高分子量のオレフィンポリマーおよびコポリマーも当業界で知 られている。
変成された強化剤: 強化剤として官能化エチレン−プロピレン−ジエン・モノマー(EPDM)をポ リアミドに使用することは米国特許第4.174.358号公報明細書に記載さ れている。
官能化EPDMは本発明のブレンド中で強化剤としても働くが、それはポリアミ ドは連続相のままであるからである。本発明にとって適当な官能化強化剤(c) は米国特許第3.884.882号、同第4,026,967号公報明細書およ び再発行特許第31.680号(Re31.680)に記載されている。本発明 で使用するのに最も好適な強化剤はエチレン−プロピレン−ジエン・ポリマーで あり、これらのポリマーはエチレン約50〜80重量%、プロピ1210〜50 重量%および炭素数6〜12の一種または異種のジエン約1〜10重量%を包含 し、カルボン酸またはその誘導体の含有量がポリマーの約0.05〜3重量%で あるものである。最も好ましいジエンは1.4−へキサジエンおよび/またはノ ルボルナジェンである。
変成された強化剤の濃度は0〜15重量%(好ましくは0−10重量%)である 。変成された強化剤の官能性の程度と濃度は全靭性、特にノツチ付アイゾツト靭 性(notched Izod toughness)、剛性(stiffne ss) 、熱特性および収縮の様な物性のバランスに影響する。特別の用途で靭 性の改善が不要であるならば、本発明において成分(C)は省略することができ る。しかしながら、靭性を改善するために強化剤を使用するときは、強化剤は本 発明における成分(d)と併用してのみ使用すべきである。マレイン酸無水物が 上述の変成強化剤の好適な官能化剤である。
変成ポリオレフィン 変成オレフィンポリマー、本発明における成分(d)は酸変成プロピレンポリマ ーでも酸変成エチレンポリマーでもよい。変成オレフィンポリマーは本発明の組 成物中に2〜15重量%、好ましくは5〜15重量%、の濃度で存在する。
変成プロピレンの基材ポリマーはこの場合も単独重合体、ランダム共重合体、ブ ロック共重合体または上述のポリプロピレンの任意のものの強化ポリマーもしく は充填剤添加ポリマーであってもよい。単独重合体と共重合体が最も好ましい。
変成エチレンポリマー用の基材樹脂はこの場合も非常に低い密度から非常に高い 密度までのいずれのポリエチレンであってもよい。
前駆体ポリオレフィンの溶融粘度については特に限定されないが、2.16kg 、 190℃で測定されたメルトインデックスが1.5kg/10分未満である のが好ましい。
酸変成ポリオレフィン、成分(d)、はカルボン酸またはその誘導体0.05〜 3.0重量%、好ましくは0.5〜1重量%をグラフト変成されている。ポリオ レフィンのグラフトは上述の技術水準を示す文献に記載されているように溶融状 態、溶液または懸濁液で行うことができる。変成ポリオレフィンの溶融粘度は限 定されないが、2.16kg、190℃で測定されたメルトインデックスが50 〜150kg/10分ならば変成ポリプロピレンとの最も効果的な相溶化がみら れ、2.16kg、 190℃で測定されたメルトインデックスが5g/10分 未満のときは変成ポリエチレンとの最も効果的な相溶化がみられる。未変成ポリ オレフィンと酸変成ポリオレフィンの総合(combined)溶融粘度はポリ アミド、成分(a)、の溶融粘度よりも高くなければならない。マレイン酸無水 物は好ましい官能化剤である。そのような変成ポリオレフィンは例えば欧州特許 出願公開第370.735号および同第370.736号公報明細書に記載され ている様に調製することができる。
無機充填剤: 本発明のブレンド組成物に使用することができる充填剤のタイプと濃度について は特に限定がない。
好ましい充填剤のタイプはガラス繊維、無機充填剤(mineral fill ers)またはそれらの混合物の様な無機充填剤である。充填剤添加組成物中の 充填剤の好適な濃度は5〜40重量%である。本発明のブレンドに粘度が非常に 低いポリアミド、成分(a)、を使用すると任意の充填剤の濡れ(wettin g)が改善されるという追加的な積極的効果がある。さらに別の積極的効果とし ては、充填度が高いブレンドでさえも溶融粘度が非常に低いため、射出成形品の 肉厚を薄くすることができるとともに流れ長さを太き(できる (high f lowlength)。
他の添加剤: 本発明の組成物は熱安定剤、U■安定剤および酸化防止剤、潤滑剤、難燃剤、着 色剤のような当業界で公知の一種以上の添加剤を含有していてもよい。
さらに、本発明の組成物に使用されるポリマー自体が製造業者から購入される種 々の添加剤を含有していてもよい。
調製 a)一般的手順: 配合および射出成形の間に起きるポリマーの過剰劣化を防止するため、ポリマー のブリブレンドおよび配合ブレンドはすべて水分含有量が0.15重量%未滴に なるまで予備乾燥される。
次いで、成分を適正な割合でドラムやプラスチックバッグのような適当な容器内 で混合する。混合物を一軸または二軸押出機内で押出機のグイ出口で測定された 溶融温度270〜300℃で溶融ブレンドする。溶融温度はPA6.6よりも融 点が低いポリアミドについては270℃より低い温度が適しているが、300℃ より有意に高い溶融温度はポリオレフィンの劣化を低く抑えるために避けるべき である。未変成および変成ポリオレフィン、変成EPDM並びに充填剤のような 他の添加剤を良く分散させるために、適当なスクリュー・デザインを有する二軸 押出機を使用するのが好ましい。特別の理由があれば、成分の一部を下流に側方 供給して押出機内に装入するのが望ましいこともある。充填剤添加ポリアミド/ ポリオレフィン・ブレンドについてはまずポリマー成分(a) 、 (b) 、  (c)および(d)を充填剤の添加に先立って溶融ブレンドするのが有利であ ることがある。
ダイを出る配合ブレンドは水中で冷却され、圧搾空気で表面の水を除去し、次い で、切断してペレットにする。最終製品の残存水分含有量が0.15重量%より も高い場合は、この材料を除湿または真空炉内で乾燥する。
この乾燥材料を標準的射出成形機を使用して成形して試験片とする。射出成形装 置については特に限定はないが、ポリアミドやポリオレフィンのような半結晶性 ポリマー用に典型的に使用されるスクリュー・デザインを使用することが推奨さ れる。供給ゾーンおよび計量ゾーンにおけるスクリューの山の高さ (scre wdepth)が高過ぎ、かつ、圧縮比が低過ぎると、ブレンドの種々の成分の 溶融が不十分かつ不均一なものとなることが起こり得る。溶融温度270℃〜2 85℃および金型温度60℃〜110℃をPA6.6を基材とするブレンドに対 して使用するのが好ましい。融点が低いポリアミドを基材とするブレンドに対し ては、溶融温度は当業界で公知のように相応に調整する必要がある。射出および 保持圧力ならびにスクリュー送り時間 (screwforward time )のような他の重要な成形パラメータは成形試験片の外観が最適になるように調 整される。
b)巨視的形態用の定性試験 射出成形品のポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドの「巨視的形態」を判断す るために、DINまたはASTM引張試験片のようなスプルーおよびランナー系 試験片を使用する。使用した道具はDINまたはASTM引張試験片用には1つ のキャビティを持ち、2つのDINまたはASTM屈曲試験片用には2つのキャ ビティを持つものである。円錐スプルーは直径が先端で5mm底部で8mmであ り、全長は80m+sである。ランナー系は8X8mmの正方形で、2つの屈曲 試験片側の長さが約150mm 、単一の引張試験片の側の長さが約150mm である。
表層剥離可能なスキン層、すなわち多少の力で道具により剥離することができる スキン層、のための試験はスプルーおよびランナ一部分並びに試験片に接する表 面からナイフまたはカッターで材料の薄層を切り離すものである。スキン層の接 着が悪いと、そのような切断片の断面にまたは削げ落ちたそのスキン層の破片に よりそのことが明らかに示される。この試験は定性的試験であるが、それにも拘 わらず「巨視的形態」の検査において非常に有効である。そのような試験を成形 された試験片だけでなくスプルーおよびランナー系についても行うことが重要で あるが、その理由は問題が通常そこに際立っているからである0本発明者らの経 験では、上述と同様の方法で湯口を作った試験片は表層剥離可能なスキン層が非 常に少ないが、スプルーやランナ一部では表層剥離の傾向が激しい。
スプル一部は形態をモニタするには最も有益、すなわち最も感受性が高く、最後 まで表層剥離の兆候が残るのはスプルーの先端であることが明らかにされている 。
ポリアミド/ポリオレフィン・ブレンドの「巨視的形態」は下記の順序: 試験片〈ランナー系〈スプルー全体くスプルー先端で種々の部において表層剥離 可能なスキン層が除去されるに従って連続的に改善される。その意味で、表層剥 離可能なスキン層をスプルーにのみ示したランナーには示さないブレンドの「巨 視的形態」はランナーにのみ示すが試験片には示さないブレンドと比べて明らか により均質である。
実施例と試験結果 以下の実施例により本発明を説明するが、実施例において部およびパーセンテー ジ(%)は重量による。
実施例1および2に使用した成分: (第1表中の成分参照) ポリアミド6.6樹脂PA6.6#l〜#5は相対粘度および細管溶融粘度によ り表わされるように分子量を変えた標準的ポリアミド6.6樹脂である。−貫し て改善された形態を示した最も粘度が低いPA6.6は90%ぎ酸中で測定した RV (相対粘度)が23.6のPA6.6#5であった。
285℃、1,0OOs−’におけるPA6.6$t5の細管溶融粘度は12、 2Pa−sであった。
2種の未変成ホモポリプロピレンのホモ−PP#1および#2はメルトフローイ ンデックスが非常に似通っているが、2種の異なる出発材料から得たものである 。
230℃、2.16kgで測定したそれらのメルトフローインデックスは1.0 〜3.0g/10分の範囲内であり、これは285℃、1,0OOs−’におけ るPA6.6#5の細管溶融粘度約100Pa−sに相当するものであった。
2種の未変成ポリエチレンPE#1および#2はデュポン・カナダ社から市販さ れており、190℃、2.16kgで測定したメルトフローインデックスがそれ ぞれ0.6〜5.0g/10分であるスフレア(Sclaj、r (登録商標) 〕1101およびスフレア[5clair (登録商標) ] 2907を使用 した。3種の変成ポリプロピレンg−PP#1. #2および#3はすべてそれ ぞれ0.55.0.20および0.21重量%の濃度のマレイン酸無水物で官能 化したものであり、230℃、2.16kgで測定したメルトフローインデック スにおいてもそれぞれ7〜21g/10分と異なっている。
2種の変成ポリエチレンg−PE#1および#2はマレイン酸無水物官能価が0 .8〜1.0重量%である点と、190℃、2.16kgで測定したメルトイン デックスが1.0〜2.0g/10分である点の双方において非常に類似してい る。
変成EPDM、 g−EPDM#lは70/30/4.210.12%エチレン /プロピレン/1.4−/ノルボルナジェンを基材としている。
マレイン酸無水物の官能価は0.2〜0.4重量%であった。
使用した2種の酸化防止剤は金属化合物(AO#1)とヒンダードアミン(A( ]#2)であった。
実施例1および2の調製: 水分含有量が0.15%未満(<0.15%)であるポリマーのみを使用した。
各ブレンドについて、成分は全てタンブルブレンドしくtumble blen ded)、 25mmベルシュトルフ(Berstorff)二軸押圧機の後部 に全予備ブレンドとして供給した。配合は5〜15kg/時間およびスクリュー 速度150〜250rpmで行った。バレル温度はグイ出口のメルトの溶融温度 が270℃〜285℃となるように設定した。
ダイを出る押出物を水中で冷却し、ストランド上の表面水を圧搾空気により除去 し、押出物を切断してペレットにした。次いで、ペレットを80℃〜100℃の 真空炉内で一夜乾燥した後、試験片を金型温度80℃、溶融温度275℃〜28 0℃で射出成形した。
実施例1: PA6.6/ホモ−ホモポリプロピレン(ホモ−PP)(第1表中の樹脂IA&  IB〜4A&4B参照)一般に、第1表中の樹脂IA〜4Bは低粘度ポリアミ ド(PA6.6)を異なる未変成ホモ−PP、変成ポリプロピレンおよび変成エ ラストマーと併用した場合の射出成形試験片の「巨視的形態」に対する効果を示 す。樹脂LA、 2A、 3Aおよび4Aは高粘度ポリアミド(PA6.6)を 基材とする比較ブレンドであり、樹脂IB、 2B、 3Bおよび4Bは低粘度 ポリアミド(PA6.6)を基材とする相当する樹脂である。樹脂IB、2B、 3Bおよび4Bは本発明の範囲内である。樹脂IB、 2B、 3Bおよび4B に対する試験結果は、すべて低粘度ポリアミドに基づいているが、高粘度PA6 .6を基材としている点だけが異なる樹脂LA、 2A、 3Aおよび4Aに比 べて射出成形片の「巨視的形態」が顕著に改善されていることを明らかに示して いる。形態の改善は異なる変成ポリプロピレンとの併用および変成ポリプロピレ ンおよび変成EPFDMエラストマーとの併用においても示されている。
実施例2: PA6.6/ポリエチレン(PE) (第1表中の樹脂5A、 5Bおよび5C参照)第1表中の樹脂5A、 5Bお よび5Cは未変成PEおよび変成PEと併用した場合の低粘度ポリアミド(PA 6.6)の射出成形試験片の「巨視的形態」への効果を示す。樹脂5Aは高粘度 ポリアミド(PA6.6)を基材とする比較ブレンドであり、樹脂5Bおよび5 Cは低粘度ポリアミド(PA6.6)を基材とする同様のポリアミド/ポリオレ フィン・ブレンドである。樹脂5Bおよび5Cは本発明の範囲内である。試験結 果は、明らかに、低粘度PA6.6を基材としているブレンドに対する形態の有 意な改善を示している。
請求の範囲 1.下記のものを包含したことを特徴とするポリマー組成物: (a)ポリアミド45〜88重量%、 (b)未変性ポリオレフィン10〜25重量%、(c)エチレン50〜80重量 %、プロピレン10〜50重量%、および炭素数が6〜12であり、かつ酸また は酸無水物の含有量がポリマー重量の0.05〜3%であるジエン1〜10重量 %を含有するカルボン酸もしくはその酸無水物をグラフトしたエチレン/プロピ レン/ジエン・エラストマー0〜15重量%、および(d)カルボン酸もしくは その酸無水物をグラフトしたオレフィンポリマーであって、285℃および1. 0OOs−’における前記未変成ポリオレフィンの溶融粘度よりも低い溶融粘度 を有するオレフィンポリマー2〜15重量%、 ただし、前記ポリアミドは溶融粘度が前記未変性ポリオレフィンの溶融粘度より も低い。
2、前記ポリアミドは285℃および1,0OOs−における細管溶融粘度が3 0Pa−s以下であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー組成 物。
3、前記ポリオレフィン(d)はポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群 より選ばれ、285℃および1、0OOs−’における細管溶融粘度が50Pa −s以上であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー組成物。
4゜前記グラフトしたエチレン/プロピレン/ジエン・エラストマーは、285 ℃およびl、 0OOs−’における細管溶融粘度が141.1Pa−s以上で あることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー組成物。
5、前記ジエンは1.4−へキサジエンとノルボルナジェンの少なくとも一種で あり、グラフト化剤はマレイン酸無水物であることを特徴とする請求の範囲第4 項に記載のポリマー組成物。
6、前記カルボン酸または酸無水物をグラフトしたオレフィンポリマー(d)は グラフトしたプロピレンポリマーであって、2.16kgおよび190℃におけ るメルトインデックスが50〜150g/10分のグラフトしたプロピレンポリ マーおよびグラフトされたエチレンポリマーであって、2.16kgおよび19 0℃におけるメルトインデックスが5g/10分未満のグラフトしたエチレンポ リマーからなる群より選ばれ、前記カルボン酸または酸無水物をグラフトしたオ レフィンポリマーは酸の含有量がポリマー重量の0.05〜3%であることを特 徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー組成物。
7、前記組成物は、 (a)ポリアミド60〜80重量%、 (b)未変性ポリオレフィン15〜25重量%、(c)酸または酸無水物をグラ フトしたエチレン/プロピレン/ジエン・強化エラストマー0〜10重量%、お よび (d)酸または酸無水物をグラフトしたポリオレフィン5〜15重量%を包含し たことを特徴とする請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項または 第6項に記載のポリマー組成物。
8、充填剤を充填された組成物の5〜40%の濃度で添加したことを特徴とする 請求の範囲第1項に記載のポリマー組成物。
9、造形品の形の請求の範囲第1項に記載の組成物。
国際調査報告 国際調査報告 US 9207906 S^ 64923

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記のものを包含したことを特徴とするポリマー組成物: (a)ポリアミド45〜88重量%、 (b)未変性ポリオレフィン10〜25重量%、(c)エチレン50〜80重量 %、プロピレン10〜50重量%、および炭素数が6〜12であり、かつ酸の含 有量がポリマー重量の0.05〜3%であるジエン1〜10重量%を含有するカ ルボン酸もしくはその誘導体をグラフトしたエチレン/プロピレン/ジエン・ポ リマー0〜15重量%、および (d)カルボン酸もしくはその誘導体をクラフトしたオレフィンポリマー2〜1 5重量%、 ただし、前記ポリアミドは溶融粘度が前記未変性ポリオレフィンの溶融粘度より も低い。
  2. 2.前記ポリアミドは285℃および1,000s−1における細管溶融粘度が 30Pa・s以下であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー組 成物。
  3. 3.前記ポリオレフィンはポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群より選 ばれ、285℃および1,000s−1における細管溶融粘度が50Pa・s以 上であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー組成物。
  4. 4.前記グラフトしたエチレン/プロピレン/ジエン・ポリマーは、285℃お よび1,000s−1における細管溶融粘度が100Pa・s以上であることを 特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー組成物。
  5. 5.前記グラフトしたエチレン/プロピレン/ジエン・ポリマーは、エチレン5 0〜80重量%、プロピレン10〜50重量%、および炭素数が6〜12であり 、かつ酸の含有量がポリマー重量の0.05〜3%であるジエン1〜10重量% を含有するカルボン酸もしくはその誘導体を包含することを特徴とする請求の範 囲第4項に記載のポリマー組成物。
  6. 6.前記ジエンは1,4−ヘキサジエンとノルボルナジエンの少なくとも一種で あり、グラフト化剤はマレイン酸無水物であることを特徴とする請求の範囲第5 項に記載のポリマー組成物。
  7. 7.前記カルボン酸をグラフトしたポリマーはグラフトしたプロピレンポリマー およびグラフトされたエチレンポリマーであり、酸含量がポリマー重量の0.0 5〜3%であり、かつ、285℃および1,000s−1における細管溶融粘度 が30Pa・s以上であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー 組成物。
  8. 8.前記カルボン酸をクラフトしたポリマーは2.16kgおよび190℃にお いて測定されたメルトインデックスが50〜150g/10分の酸グラフトポリ ロピレンおよび2.16kgおよび190℃において測定されたメルトインデッ クスが50〜150g/10分の酸クラフトポリプロピレンが5g/10分以上 のポリエチレンからなる群より選ばれたことを特徴とする請求の範囲第7項に記 載のポリマー組成物。
  9. 9.前記組成物は、 (a)ポリアミド60〜80重量%、 (b)未変性ポリオレフィン15〜25重量%、(c)酸をグラフトしたエチレ ン/プロピレン/ジエン・ポリマー0〜10重量%、および (d)酸をグラフトしたポリオレフィン5〜15重量%を包含したことを特徴と する請求の範囲第1項,第2項,第3項,第4項,第5項,第6項,第7項また は第8項に記載のポリマー組成物。
  10. 10.充填剤を充填された組成物の5〜40%の濃度で添加したことを特徴とす る請求の範囲第1項に記載のポリマー組成物。
  11. 11.造形品の形の請求の範囲第1項に記載の組成物。
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