JPS59199742A - ポリプロピレン組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、流動性および低温衝撃強度に優れるポリプロ
ピレン組成物に関する。

ポリプロピレンは、機械的Ｒ特性および加工性が優れて
いるため、射出成形品を始め広く成形材料として使用さ
れている。しかし、最近の射出成形分野では、バッテリ
ーケースなどの容器類の成形圧おいて、薄肉化による軽
量化やコストの低下、サイクルタイムの減少による生産
性の向上などが要求されている。この要求を満すために
は、流動性の高いポリプロピレンを用いることが必要で
あるが、流動性の高いポリプロピレンには、低温衝撃強
度が低下するという欠点があった。

本発明は、高流動性のボリプｉピレンのこのような欠点
を改良する目的でなされたものであって、本発明のポリ
プロピレン組成物は、メルトフは一インデックス（、ｔ
ｘｓ　Ｋ　６７５　Ｂの温度ス ２３００、荷重２１６０１での測定による、以下ＭＰＩ
という）が５．０，９７１０分以下のポリプロピレン（
イ）２０〜６０重量％およびＭＦＩが２０〜１５０＃／
１０分のポリプロピレン（ロ）４０〜８０重量％とから
なるものである。

本発明におけるポリプロピレン（イ）としては、ＭＦＩ
が５．０．９７１０分以下、好ましくは１．０〜１．５
１Ｉ／１０分のプロピレン単独重合体またはプロピレン
と１０モル％以下の他のα−オレフィン、例えばエチレ
ン、１−ブテンなどとのブロックもしくはランダムの共
重合体などがあげられる。これらのうちでは、エチレン
５０重量％以上とプロピレン残量を含む共重合体部分１
０〜２０重量％およびプロピレンからなる重量部分９０
〜８０重量％よりなるゾロビレンーエチレンブロック共
重合体が好ましい。

また、本発明におけるポリプロピレン（ロ）としては、
Ｍｌ？Ｉが２０〜１５０ＩＩ／Ｎｏ分、好ましくは２０
〜６０，９７１０分のプロピレン単独重合体またはプロ
ピレンと１０モル％以下の他のα−オレフィン、例えば
エチレン、１−ブテンなどとのブ目ツクもしくはランダ
ムの共重合体などがあげられる。これらのうちでは、エ
チレン５０重量％以上とプロピレン残量を含む共重合体
部分が１０〜２０重量％およびプロピレンからなる重合
部分が９０〜８０重量％よりなるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体が好ましい。

上記におけるプロピレン（（）のＭＦＩが３．ｏ１７１
０分を越える場合は、得られる成形物の低温衝撃強度が
低下し、またポリプロピレン（ロ）のＭＦＩが２０＃７
１０未満では成形における流動性が低くなり、一方、Ｍ
ＦＩが１５０．９７１０分を越える場合は得られる成形
品の低温衝撃強度が低下するためＫともに好ましくない
。

このようなＭｌのポリプロピレンまたはプロピレン共重
合体を得る処は重合時における水素り の使用量を調節すればよいが、ＭＦＩの大きいポリプロ
ピレンについては、例えばＭＦＩが２０ｇ７１０分未満
のものを有機過酸化物の存在下に加熱溶融混練すること
によっても得ることができる。

本発明の組成物の配合割合は、ポリプロピレン（イ）２
０〜６０重量％、好ましくは３０〜５０重量％およびポ
リプロピレン（す８０〜４０重量％、好ましくは７０〜
５０重量％とからなるものである。該組成物のＭＦＩは
、５〜７０Ｉ７１０分で、特に４〜２０１　／　１０分
の範囲であることが好ましい。上記ポリプロピレン（イ
）がましくない、また、該組成物のＶ！が５Ｉｌ／１０
分未満では流動性が低くなり成形性が悪く、一方７０．
９７１０分を越えると低温衝撃性が低下するために好ま
しくない。

本発明の組成物を製造する方法としては、前記の各ポリ
プロピレンを均一に配合すればよい。

例えば、ポリプロピレンの（（イ）および（りをヘンシ
エルンキサー、タンブラープレンダーなどで混合した後
にスクリュ一式押出機、ニーダ、バンバリーミキサ−、
ロールなどの混線機で加熱混練することによって得られ
る。なお、組成物の製造に際し、その組成物の使用目的
に応じた酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属劣化防止剤、
無機または有機の充填剤、滑剤、核剤、帯電防止剤、難
燃剤、顔料、染料などの各種添加剤を配合することがで
きる。

の形状に成形できる。また１本発明の組成物は剛性を維
持し、優れた流動性および低温衝撃強度を有するため、
バッテリーケースなどの容器類、自動車内装材、家庭電
気部品などの各種用途に供することができ、さらに成形
における薄肉化およびサイクルタイムの減少によるコス
トダウンおよび生産性向上をはかることができるもので
ある。

以下、実施例により本発明をさらに詳細忙説明する。な
お、実施例における％は重量を示し、試験方法は次の通
りである。

（１）　　流動性（スパイラルフロー）：射出成形機（
８オンス）を使用し、幅１０ｍ、厚さ２簡の角形スパイ
ラル金型で、温度２６０Ｃ１射出圧力１．０００　ｋｌ
ｔ　／ｃｍ’における流動長さを測定。

（２）　　曲げ弾性率：　ＪＩＳ　Ｋ　７２０５準拠（
３）　　低温衝撃強度　：　Ａ８ＴＭ　Ｄ　２７９４　
　準拠実施例１〜５ プ四ピレンーエチレンブロック共重合体ヒ）〔（１）エ
チレン含有量；７．２％、ＭＦＩ　＝　Ｌｌ　１１／１
０分のもの以下ＰＰ−１という、（２）エチレン含有量
；８．０％、ＭＦＩ　＝　１．１１７１０分のもの以下
ＰＰ−２という〕およびエチレン含有量が７．２％でＭ
ＦＩがそれぞれ異なるプロピレン−エチレンフロック共
重合体（ｏｌ（（１）Ｍｐｚ　＝　２０１７１０分のも
の以下ＰＰ−５という、（２）　ＭＦＩ　＝３０．９／
Ｉｎ分のもの以下ＰＰ−４という、（３）ＭＦに６０，
９７１０分のもの以下ＰＰ−５という、１４）ＭＦＩ−
１５０、Ｉｉｌ／１　ｏ分のもの以下ｐｐ−６という〕
とを表−１に示す割合で配合し、それぞれをヘンシェル
ミキサーで混合し、次いで該混合物を５０寵φθ単軸押
出機を用い樹脂温度２００Ｃで浴融造粒してポリプロピ
レン組成物を得た。

該組成物を用いてＭＦＩおよび流動性を測定し、また該
組成物から射出成形機を用いて試験片を成形し、曲げ弾
性率および低温＠撃強度を測定して、その結果を表−１
に示した。

比較例１，２ 実施例１におけるＰＰ−１およびエチレン含有量７．２
％、ＭＦＩ　＝　８．５．１／　／　１０分のプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体を、それぞれ単独で実施
例１と同様の物性を測定し、その結果を表−１に併記し
た。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. メルトフローインデックスが５．０．９７１０分以下の
   ボリプロビレンビ）２０〜６０重量％、およびメルトフ
   ローインデックスが２０〜１５０Ｉ／１０分のポリプロ
   ピレン（ロ）４０〜８０重量％とからなることを特徴と
   するポリプロピレン組成物。