JP3238575B2 - 自動車内装用樹脂組成物 - Google Patents
自動車内装用樹脂組成物Info
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- JP3238575B2 JP3238575B2 JP18141894A JP18141894A JP3238575B2 JP 3238575 B2 JP3238575 B2 JP 3238575B2 JP 18141894 A JP18141894 A JP 18141894A JP 18141894 A JP18141894 A JP 18141894A JP 3238575 B2 JP3238575 B2 JP 3238575B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内装用樹脂組成
物に関する。さらに詳しくは、流動性、剛性及び耐衝撃
性に優れた成形品が得られる自動車内装用樹脂組成物に
関する。
物に関する。さらに詳しくは、流動性、剛性及び耐衝撃
性に優れた成形品が得られる自動車内装用樹脂組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン樹脂は剛性、耐熱剛性に
優れ、自動車部品用途を始め家電製品、雑貨、フィルム
等の分野に幅広く用いられている。 しかしながら、ポ
リプロピレン樹脂は耐衝撃性に劣るため、まだその使用
範囲には限界がある。現在、ポリプロピレン樹脂の耐衝
撃性を改良する方法としていくつかの方法が知られてお
り、その代表的なものとして、一つはプロピレンとエチ
レンとをブロック共重合して得られるプロピレン−エチ
レンブロック共重合体をポリプロピレン樹脂として用い
る方法、一つはエチレン−α-オレフィン共重合体ゴム
をポリプロピレン樹脂に配合する方法である。これらの
方法で得られたポリプロピレン樹脂はおもに自動車用バ
ンパーなどの自動車外装用材料や、インストルメントパ
ネル、コンソ−ルボックス、樹脂ピラ−やトリム類など
の自動車内装用材料の用途に用いられ、必要に応じてタ
ルクなどの無機フィラ−が配合されたポリプロピレン樹
脂が用いられている。これらの方法によりポリプロピレ
ン樹脂の耐衝撃性は改良されてきたが、その反面、ゴム
を多量添加すると得られる成形品の剛性、耐熱剛性及流
動性が低下するなどの問題が新たに発生する。従って、
剛性、耐熱剛性、流動性を低下させずに耐衝撃性を向上
させた成形品が得られるポリプロピレン樹脂組成物の開
発が焦点となっている。
優れ、自動車部品用途を始め家電製品、雑貨、フィルム
等の分野に幅広く用いられている。 しかしながら、ポ
リプロピレン樹脂は耐衝撃性に劣るため、まだその使用
範囲には限界がある。現在、ポリプロピレン樹脂の耐衝
撃性を改良する方法としていくつかの方法が知られてお
り、その代表的なものとして、一つはプロピレンとエチ
レンとをブロック共重合して得られるプロピレン−エチ
レンブロック共重合体をポリプロピレン樹脂として用い
る方法、一つはエチレン−α-オレフィン共重合体ゴム
をポリプロピレン樹脂に配合する方法である。これらの
方法で得られたポリプロピレン樹脂はおもに自動車用バ
ンパーなどの自動車外装用材料や、インストルメントパ
ネル、コンソ−ルボックス、樹脂ピラ−やトリム類など
の自動車内装用材料の用途に用いられ、必要に応じてタ
ルクなどの無機フィラ−が配合されたポリプロピレン樹
脂が用いられている。これらの方法によりポリプロピレ
ン樹脂の耐衝撃性は改良されてきたが、その反面、ゴム
を多量添加すると得られる成形品の剛性、耐熱剛性及流
動性が低下するなどの問題が新たに発生する。従って、
剛性、耐熱剛性、流動性を低下させずに耐衝撃性を向上
させた成形品が得られるポリプロピレン樹脂組成物の開
発が焦点となっている。
【0003】この問題を解決するためにいくつかの提案
がなされているが、その一つとして、低下する剛性や耐
熱剛性を補強するためにプロピレン単独重合体部分の立
体規則性を向上させたプロピレン−エチレンブッロク共
重合体を用いる方法(特公平1−254706号公報、
特開昭62−187707号公報)や、タルクなどの無
機フィラーをポリプロピレンピ樹脂に配合する方法が知
られている。この中で、プロピレン単独重合体部分の立
体規則性を向上させる方法は比重をあげることなく剛性
および耐熱剛性を向上させることができるために有用で
ある。一方、タルクを配合する方法では、多くのタルク
を配合することが必要であり、その結果、得られる成形
品の比重が高くなり製品重量が増すばかりではなく、得
られる組成物自身の流動性をも悪化させるので実用的で
はない。
がなされているが、その一つとして、低下する剛性や耐
熱剛性を補強するためにプロピレン単独重合体部分の立
体規則性を向上させたプロピレン−エチレンブッロク共
重合体を用いる方法(特公平1−254706号公報、
特開昭62−187707号公報)や、タルクなどの無
機フィラーをポリプロピレンピ樹脂に配合する方法が知
られている。この中で、プロピレン単独重合体部分の立
体規則性を向上させる方法は比重をあげることなく剛性
および耐熱剛性を向上させることができるために有用で
ある。一方、タルクを配合する方法では、多くのタルク
を配合することが必要であり、その結果、得られる成形
品の比重が高くなり製品重量が増すばかりではなく、得
られる組成物自身の流動性をも悪化させるので実用的で
はない。
【0004】また、成形品の耐衝撃性を向上させる方法
として、ポリプロピレン樹脂に配合するエチレン−α-
オレフィン共重合体ゴムのポリプロピレン樹脂中への分
散粒子径を小さくし、ゴムを有効に働かせる方法があげ
られる。しかしながら、現在の溶融混練技術ではポリプ
ロピレン樹脂とゴムの相溶性を考慮してもゴムの平均分
散粒子径は通常2から5μm程度であり、1μm以下の
粒子径にまでミクロ分散させることは困難であり、ゴム
を有効に働かせることは困難である。また、エチレン−
α-オレフィン共重合体ゴム配合のポリプロピレン樹脂
組成物は、成形加工時の熱滞留によりポリプロピレン樹
脂とゴムの相分離が進行しゴムの分散粒子径は5から1
0μm程度まで肥大化することがあり耐衝撃性や引張伸
びを著しく低下させるなどの物性低下が起こる。
として、ポリプロピレン樹脂に配合するエチレン−α-
オレフィン共重合体ゴムのポリプロピレン樹脂中への分
散粒子径を小さくし、ゴムを有効に働かせる方法があげ
られる。しかしながら、現在の溶融混練技術ではポリプ
ロピレン樹脂とゴムの相溶性を考慮してもゴムの平均分
散粒子径は通常2から5μm程度であり、1μm以下の
粒子径にまでミクロ分散させることは困難であり、ゴム
を有効に働かせることは困難である。また、エチレン−
α-オレフィン共重合体ゴム配合のポリプロピレン樹脂
組成物は、成形加工時の熱滞留によりポリプロピレン樹
脂とゴムの相分離が進行しゴムの分散粒子径は5から1
0μm程度まで肥大化することがあり耐衝撃性や引張伸
びを著しく低下させるなどの物性低下が起こる。
【0005】また一方では、水素化された特殊なブロッ
ク共重合体を耐衝撃性の改良、難白化などの目的でポリ
プロピレン樹脂に配合することがいくつか提案されてい
る。例えば、水素化されたスチレンとブタジエンのブロ
ック共重合体をポリプロピレン樹脂に配合した組成物
や、さらにこれらの組成物に無機フィラーを配合した組
成物などが提案されている。また、特公昭59−372
94号公報には水素化されたポリブタジエンをポリプロ
ピレン樹脂に配合する樹脂組成物が、特公昭62−45
883号公報には水素化されたポリブタジエンからなる
ジブロック共重合体が開示されている。 さらに、特開
平4−342752号公報、特開平5−132606号
公報には水素化されたポリブタジエンからなるブロック
共重合体をポリプロピレン樹脂に配合する樹脂組成物
が、特開平1−168743号公報、特開平1−168
744号公報には水素化された、イソプレンとブタジエ
ンからなるブロック共重合体をポリプロピレン樹脂また
はポリエチレン樹脂に配合する樹脂組成物が開示されて
いる。これらの樹脂組成物は総じて難白化性と耐衝撃性
の両方を向上させることが可能であるが、耐衝撃性の改
良の割には剛性及び耐熱剛性が著しく低下するなどの問
題があり、軟質分野など実用上その用途が限定されてし
まう。
ク共重合体を耐衝撃性の改良、難白化などの目的でポリ
プロピレン樹脂に配合することがいくつか提案されてい
る。例えば、水素化されたスチレンとブタジエンのブロ
ック共重合体をポリプロピレン樹脂に配合した組成物
や、さらにこれらの組成物に無機フィラーを配合した組
成物などが提案されている。また、特公昭59−372
94号公報には水素化されたポリブタジエンをポリプロ
ピレン樹脂に配合する樹脂組成物が、特公昭62−45
883号公報には水素化されたポリブタジエンからなる
ジブロック共重合体が開示されている。 さらに、特開
平4−342752号公報、特開平5−132606号
公報には水素化されたポリブタジエンからなるブロック
共重合体をポリプロピレン樹脂に配合する樹脂組成物
が、特開平1−168743号公報、特開平1−168
744号公報には水素化された、イソプレンとブタジエ
ンからなるブロック共重合体をポリプロピレン樹脂また
はポリエチレン樹脂に配合する樹脂組成物が開示されて
いる。これらの樹脂組成物は総じて難白化性と耐衝撃性
の両方を向上させることが可能であるが、耐衝撃性の改
良の割には剛性及び耐熱剛性が著しく低下するなどの問
題があり、軟質分野など実用上その用途が限定されてし
まう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、流動
性、剛性及び耐衝撃性に優れた成形品が得られる自動車
内装用樹脂組成物を提供することである。
性、剛性及び耐衝撃性に優れた成形品が得られる自動車
内装用樹脂組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、特定の分子
内立体規則性を有する高結晶性プロピレン−エチレンブ
ロック共重合体とエチレン−α-オレフィン共重合体ゴ
ム及びタルクとからなる組成物に、特殊ブロック共重合
体を含有させることにより、流動性、剛性及びと耐衝撃
性に優れた自動車内装用成形品用のポリプロピレン樹脂
組成物が得られることを見いだし、この知見に基づいて
本発明を完成した。
を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、特定の分子
内立体規則性を有する高結晶性プロピレン−エチレンブ
ロック共重合体とエチレン−α-オレフィン共重合体ゴ
ム及びタルクとからなる組成物に、特殊ブロック共重合
体を含有させることにより、流動性、剛性及びと耐衝撃
性に優れた自動車内装用成形品用のポリプロピレン樹脂
組成物が得られることを見いだし、この知見に基づいて
本発明を完成した。
【0008】本発明は下記の構成を有する。 1.(イ)プロピレン単独重合体部分のメルトフローレ
イト(MFR)が80〜500g/10分の範囲内であ
って、アイソタクチックペンタッド分率(P)と該MF
Rとの関係が 1.00 ≧P≧0.015logMFR+0.945 である第1段階重合体と、ついでエチレン含有量が全重
合体量の10重量%以下のプロピレンとエチレンとを1
段階以上で重合させてなる高結晶性プロピレン−エチレ
ンブロック共重合体50重量%以上〜80重量未満、
(ロ)エチレン−α-オレフィン共重合体ゴム5〜40
重量%、(ハ)示差走査熱量計による測定で80〜12
0℃に融解温度を持つポリエチレンブロックセグメント
A、およびエチレン−α-オレフィン共重合体ブロック
セグメントBを有する特殊ブロック共重合体0.1〜2
0重量%、および(ニ)タルクを15〜30重量%を含
有し、(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の合計が100
重量%であることからなる自動車内装用樹脂組成物。 2.エチレン−α-オレフィン共重合体ゴム(ロ)が、
エチレン含有量45重量%以上のエチレン−プロピレン
共重合体ゴムおよび/またはエチレン−ブテン-1共重
合体ゴムである1項記載の自動車内装用樹脂組成物。 3.エチレン−α-オレフィン共重合体ブロックセグメ
ントBがエチレン−ブテン共重合体および/またはエチ
レン−プロピレン共重合体である1項記載の自動車内装
用樹脂組成物。 4.タルク(ニ)が、平均粒子径2μm以下でかつ粒子
径4μm以上の含有量が4重量%以下の超微粒子タルク
である1項記載の自動車内装用樹脂組成物。
イト(MFR)が80〜500g/10分の範囲内であ
って、アイソタクチックペンタッド分率(P)と該MF
Rとの関係が 1.00 ≧P≧0.015logMFR+0.945 である第1段階重合体と、ついでエチレン含有量が全重
合体量の10重量%以下のプロピレンとエチレンとを1
段階以上で重合させてなる高結晶性プロピレン−エチレ
ンブロック共重合体50重量%以上〜80重量未満、
(ロ)エチレン−α-オレフィン共重合体ゴム5〜40
重量%、(ハ)示差走査熱量計による測定で80〜12
0℃に融解温度を持つポリエチレンブロックセグメント
A、およびエチレン−α-オレフィン共重合体ブロック
セグメントBを有する特殊ブロック共重合体0.1〜2
0重量%、および(ニ)タルクを15〜30重量%を含
有し、(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の合計が100
重量%であることからなる自動車内装用樹脂組成物。 2.エチレン−α-オレフィン共重合体ゴム(ロ)が、
エチレン含有量45重量%以上のエチレン−プロピレン
共重合体ゴムおよび/またはエチレン−ブテン-1共重
合体ゴムである1項記載の自動車内装用樹脂組成物。 3.エチレン−α-オレフィン共重合体ブロックセグメ
ントBがエチレン−ブテン共重合体および/またはエチ
レン−プロピレン共重合体である1項記載の自動車内装
用樹脂組成物。 4.タルク(ニ)が、平均粒子径2μm以下でかつ粒子
径4μm以上の含有量が4重量%以下の超微粒子タルク
である1項記載の自動車内装用樹脂組成物。
【0009】本発明で用いる高結晶性プロピレン−エチ
レンブロック共重合体は、例えば、特公平1−2547
06号公報および特開昭62−187707号公報など
に記載の方法により得ることができる。すなわち、第1
段階目のプロピレンの重合で得られるプロピレン単独重
合体部分のメルトフローレイトが80〜500g/10
分の範囲内であって、分子内立体規則性の指標であるア
イソタクチックペンタッド分率(P)とメルトフローレ
イト(MFR)との関係が1.00≧P≧0.015l
ogMFR+0.945を満足する必要がある。MFR
が高い程(P)は高くなりやすい傾向にあり、MFRは
80〜500g/10分の範囲内になければならない。
ついで第2段階目以降において、エチレンとプロピレン
を1段階以上で共重合させる。ここで1段階とは、これ
らの単量体の連続的なもしくは1時的な供給の1区分を
意味する。この第2段階目以降において共重合されるプ
ロピレン−エチレン共重合体部分のエチレン含有量は、
全共重合体中の10重量%以下でなければならない。前
述のMFRはASTM D1238に準拠し、230
℃、荷重2.16kgで測定する。また、前述のエチレ
ン含有量は赤外吸収スペクトル法で測定する。
レンブロック共重合体は、例えば、特公平1−2547
06号公報および特開昭62−187707号公報など
に記載の方法により得ることができる。すなわち、第1
段階目のプロピレンの重合で得られるプロピレン単独重
合体部分のメルトフローレイトが80〜500g/10
分の範囲内であって、分子内立体規則性の指標であるア
イソタクチックペンタッド分率(P)とメルトフローレ
イト(MFR)との関係が1.00≧P≧0.015l
ogMFR+0.945を満足する必要がある。MFR
が高い程(P)は高くなりやすい傾向にあり、MFRは
80〜500g/10分の範囲内になければならない。
ついで第2段階目以降において、エチレンとプロピレン
を1段階以上で共重合させる。ここで1段階とは、これ
らの単量体の連続的なもしくは1時的な供給の1区分を
意味する。この第2段階目以降において共重合されるプ
ロピレン−エチレン共重合体部分のエチレン含有量は、
全共重合体中の10重量%以下でなければならない。前
述のMFRはASTM D1238に準拠し、230
℃、荷重2.16kgで測定する。また、前述のエチレ
ン含有量は赤外吸収スペクトル法で測定する。
【0010】ここで、アイソタクチックペンタッド分率
(P)とは、A.Zambelliらによってマクロモレキュール
ズ、6巻、6号、11月〜12月、 925〜926頁(1973年)
[Macromolecules,Vol.6, 6,November-Decembe
r,925-926(1973)]に発表されている方法、すなわ
ち、13C−NMRを使用して測定されるポリプロピレン
分子鎖中のペンタッド単位におけるアイソタクチック分
率である。 いいかえると該分率は、プロピレンモノマ
ー単位が5個連続してアイソタクチック結合したプロピ
レンモノマー単位の分率を意味する。上述のNMRを使
用した測定におけるピークの帰属決定法は、マクロモレ
キュールズ、8巻、5号、9月〜10月、687〜689頁(19
75年)[Mac-romolecules,Vol.8,NO.5,September-
October,687-689(1975)]に発表されている方法に基
づいて測定される。後述の実施例におけるNMRによる
測定にはFT−NMRの270MHzの装置を用い、2
7,000回の積算測定により、シグナル検出限界をア
イソタクチックペンタッド分率で0.001にまで向上
させて行った。 そして該分率(P)が0.945未満
の結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体を使用
した場合は、その組成物から得られた成形品の曲げ弾性
率は耐衝撃性の改良効果に比べ、剛性および耐熱剛性が
低下し、自動車内装用部品の剛性の目標値である曲げ弾
性率(常温)が2200MPa以上で熱変形温度(26
4PSi荷重)が70℃以上を満足することができな
い。さらに、プロピレン単独重合体部分のメルトフロー
レイトは80〜500g/10分であり、好ましくは1
00〜300g/10分である。該メルトフローレイト
が80g/10分未満では、得られる組成物の流動性が
低下し、500g/10分を越えると得られる組成物を
成形したときに得られる成形品の耐衝撃性が著しく低下
する。
(P)とは、A.Zambelliらによってマクロモレキュール
ズ、6巻、6号、11月〜12月、 925〜926頁(1973年)
[Macromolecules,Vol.6, 6,November-Decembe
r,925-926(1973)]に発表されている方法、すなわ
ち、13C−NMRを使用して測定されるポリプロピレン
分子鎖中のペンタッド単位におけるアイソタクチック分
率である。 いいかえると該分率は、プロピレンモノマ
ー単位が5個連続してアイソタクチック結合したプロピ
レンモノマー単位の分率を意味する。上述のNMRを使
用した測定におけるピークの帰属決定法は、マクロモレ
キュールズ、8巻、5号、9月〜10月、687〜689頁(19
75年)[Mac-romolecules,Vol.8,NO.5,September-
October,687-689(1975)]に発表されている方法に基
づいて測定される。後述の実施例におけるNMRによる
測定にはFT−NMRの270MHzの装置を用い、2
7,000回の積算測定により、シグナル検出限界をア
イソタクチックペンタッド分率で0.001にまで向上
させて行った。 そして該分率(P)が0.945未満
の結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体を使用
した場合は、その組成物から得られた成形品の曲げ弾性
率は耐衝撃性の改良効果に比べ、剛性および耐熱剛性が
低下し、自動車内装用部品の剛性の目標値である曲げ弾
性率(常温)が2200MPa以上で熱変形温度(26
4PSi荷重)が70℃以上を満足することができな
い。さらに、プロピレン単独重合体部分のメルトフロー
レイトは80〜500g/10分であり、好ましくは1
00〜300g/10分である。該メルトフローレイト
が80g/10分未満では、得られる組成物の流動性が
低下し、500g/10分を越えると得られる組成物を
成形したときに得られる成形品の耐衝撃性が著しく低下
する。
【0011】また該高結晶性プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体のメルトフローレイトは特に制約はない
が、10〜150g/10分が好ましく、さらに20〜
80g/10分が好ましい。 該メルトフローレイトが
10g/10分未満では自動車内装部品を射出成形する
ときの流動性が十分ではなく、また、150g/10分
を越えると成形品の耐衝撃性が低下するので好ましくな
い。該高結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体
の組成物中の含有量は50〜80重量%である。含有量
が50重量%未満では剛性及び耐熱剛性が低下し、80
重量%を越えると耐衝撃性の改良効果が十分ではなくな
る。
ック共重合体のメルトフローレイトは特に制約はない
が、10〜150g/10分が好ましく、さらに20〜
80g/10分が好ましい。 該メルトフローレイトが
10g/10分未満では自動車内装部品を射出成形する
ときの流動性が十分ではなく、また、150g/10分
を越えると成形品の耐衝撃性が低下するので好ましくな
い。該高結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体
の組成物中の含有量は50〜80重量%である。含有量
が50重量%未満では剛性及び耐熱剛性が低下し、80
重量%を越えると耐衝撃性の改良効果が十分ではなくな
る。
【0012】本発明の組成物で用いるエチレン−α-オ
レフィン共重合体ゴムとしては、エチレン−プロピレン
共重合体ゴム、エチレン−ブテン-1共重合体ゴム、エ
チレン−プロピレン−ブテン-1共重合体ゴムおよびエ
チレン−ヘキセン共重合体ゴムからなる群から選択され
た少なくとも1種である。これらの中で好ましくは、エ
チレン−プロピレン共重合体ゴム及びエチレン−ブテン
-1共重合体ゴムであり、これらを併用しても良い。該
エチレン−α-オレフィン共重合体ゴムの分子量は特に
制約はなく、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が5〜
150のものを用いることができる。また、エチレン−
α-オレフィン共重合体ゴム中のエチレン含量は好まし
くは25〜90重量%であり、さらに好ましくは45〜
90重量%である。該エチレン−α-オレフィン共重合
体ゴムは耐衝撃性改良の効果を示し、その含有量は5〜
40重量%であり、含有量が5重量%未満では耐衝撃性
の改良効果が十分ではなく、40重量%を越えると剛性
および耐熱剛性が低下したり、組成物の流動性を損ねた
り、また成形品外観にフロ−マ−クを生じさせてしまう
恐れがある。
レフィン共重合体ゴムとしては、エチレン−プロピレン
共重合体ゴム、エチレン−ブテン-1共重合体ゴム、エ
チレン−プロピレン−ブテン-1共重合体ゴムおよびエ
チレン−ヘキセン共重合体ゴムからなる群から選択され
た少なくとも1種である。これらの中で好ましくは、エ
チレン−プロピレン共重合体ゴム及びエチレン−ブテン
-1共重合体ゴムであり、これらを併用しても良い。該
エチレン−α-オレフィン共重合体ゴムの分子量は特に
制約はなく、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が5〜
150のものを用いることができる。また、エチレン−
α-オレフィン共重合体ゴム中のエチレン含量は好まし
くは25〜90重量%であり、さらに好ましくは45〜
90重量%である。該エチレン−α-オレフィン共重合
体ゴムは耐衝撃性改良の効果を示し、その含有量は5〜
40重量%であり、含有量が5重量%未満では耐衝撃性
の改良効果が十分ではなく、40重量%を越えると剛性
および耐熱剛性が低下したり、組成物の流動性を損ねた
り、また成形品外観にフロ−マ−クを生じさせてしまう
恐れがある。
【0013】本発明の組成物に用いる特殊ブロック共重
合体(ハ)は、一般式A−B−Aまたは一般式A−Bで
表される。Aは示差走査熱量計(DSC)による測定で
80〜120℃に融解温度の最大ピークを持つポリエチ
レンブロックセグメントであり、Bはエチレン−α-オ
レフィン共重合体ブロックセグメントである。該ポリエ
チレンブロックAはエチレン−α-オレフィン共重合体
ゴムとの相溶性を高める作用をし、融解温度が80℃未
満のものはポリエチレンの結晶性が低く相溶性が低下す
るので好ましくない。また 該エチレン−α-オレフィ
ン共重合体ブロックセグメントBはポリプロピレン樹脂
との相溶性を高める作用をし、エチレン−ブテン共重合
体ないしエチレン−プロピレン共重合体が好ましい。
さらには、エチレン−ブテン共重合体中のエチレン含量
は20〜80重量%であり、好ましくは20〜50重量
%である。
合体(ハ)は、一般式A−B−Aまたは一般式A−Bで
表される。Aは示差走査熱量計(DSC)による測定で
80〜120℃に融解温度の最大ピークを持つポリエチ
レンブロックセグメントであり、Bはエチレン−α-オ
レフィン共重合体ブロックセグメントである。該ポリエ
チレンブロックAはエチレン−α-オレフィン共重合体
ゴムとの相溶性を高める作用をし、融解温度が80℃未
満のものはポリエチレンの結晶性が低く相溶性が低下す
るので好ましくない。また 該エチレン−α-オレフィ
ン共重合体ブロックセグメントBはポリプロピレン樹脂
との相溶性を高める作用をし、エチレン−ブテン共重合
体ないしエチレン−プロピレン共重合体が好ましい。
さらには、エチレン−ブテン共重合体中のエチレン含量
は20〜80重量%であり、好ましくは20〜50重量
%である。
【0014】本発明で用いる特殊ブロック共重合体は、
ポリプロピレン樹脂とエチレン−α-オレフィン共重合
体ゴムとの相溶化剤としての作用をし、ゴムの分散粒子
径を1μm以下にミクロ分散させる。通常、比較的ポリ
オレフィン系樹脂と相溶性が良く、ポリプロピレン樹脂
の相溶化剤としてスチレン−エチレン−ブテン−スチレ
ンブロック共重合体(SEBS)が知られているが、か
かるブロック共重合体ではポリプロピレン樹脂とエチレ
ン−α-オレフィン共重合体ゴムとの相溶化剤としての
効果はほとんど認められない。該特殊ブロック共重合体
は、例えば、次のような方法で得ることができる。すな
わち、特公昭62−45883号公報に開示されている
ような1.2−ブタジエン及び1.4−ブタジエンの選
択性を制御して重合したポリブタジエンのブロック重合
体を水素添加することで得られるポリエチレンとエチレ
ン−ブテン共重合体のジブロック共重合体、特開平1−
168743号公報に開示されているようなブタジエン
とイソプレンのブロック共重合体を水素添加して得られ
るポリエチレンとエチレン−プロピレン共重合体の直鎖
状あるいは分岐状のブロック共重合体、特開平4−34
2752号公報に開示されているようなポリエチレン・
エチレン−ブテン共重合体・ポリエチレンのトリブロッ
ク共重合体などをあげることができる。これらの中で、
ポリエチレンとエチレン−ブテン共重合体もしくはエチ
レン−プロピレン共重合体の直鎖状のジブロック共重合
体もしくは直鎖状のポリエチレン・エチレン−ブテン共
重合体もしくはエチレン−プロピレン共重合体・ポリエ
チレントリブロック共重合体が好ましい。
ポリプロピレン樹脂とエチレン−α-オレフィン共重合
体ゴムとの相溶化剤としての作用をし、ゴムの分散粒子
径を1μm以下にミクロ分散させる。通常、比較的ポリ
オレフィン系樹脂と相溶性が良く、ポリプロピレン樹脂
の相溶化剤としてスチレン−エチレン−ブテン−スチレ
ンブロック共重合体(SEBS)が知られているが、か
かるブロック共重合体ではポリプロピレン樹脂とエチレ
ン−α-オレフィン共重合体ゴムとの相溶化剤としての
効果はほとんど認められない。該特殊ブロック共重合体
は、例えば、次のような方法で得ることができる。すな
わち、特公昭62−45883号公報に開示されている
ような1.2−ブタジエン及び1.4−ブタジエンの選
択性を制御して重合したポリブタジエンのブロック重合
体を水素添加することで得られるポリエチレンとエチレ
ン−ブテン共重合体のジブロック共重合体、特開平1−
168743号公報に開示されているようなブタジエン
とイソプレンのブロック共重合体を水素添加して得られ
るポリエチレンとエチレン−プロピレン共重合体の直鎖
状あるいは分岐状のブロック共重合体、特開平4−34
2752号公報に開示されているようなポリエチレン・
エチレン−ブテン共重合体・ポリエチレンのトリブロッ
ク共重合体などをあげることができる。これらの中で、
ポリエチレンとエチレン−ブテン共重合体もしくはエチ
レン−プロピレン共重合体の直鎖状のジブロック共重合
体もしくは直鎖状のポリエチレン・エチレン−ブテン共
重合体もしくはエチレン−プロピレン共重合体・ポリエ
チレントリブロック共重合体が好ましい。
【0015】該特殊ブロック共重合体の組成物中の含有
量は0.1〜20重量%であり、含有量が0.1重量%
未満では相溶化剤としてエチレン−α-オレフィン共重
合体ゴムを分散させる効果が弱く、成形時の熱による相
分離を抑制することができない。 一方、20重量%を
越えると、ポリプロピレン樹脂を可塑化、軟化させるた
めに、得られる成形品の剛性及び耐熱剛性が低下するの
で好ましくない。
量は0.1〜20重量%であり、含有量が0.1重量%
未満では相溶化剤としてエチレン−α-オレフィン共重
合体ゴムを分散させる効果が弱く、成形時の熱による相
分離を抑制することができない。 一方、20重量%を
越えると、ポリプロピレン樹脂を可塑化、軟化させるた
めに、得られる成形品の剛性及び耐熱剛性が低下するの
で好ましくない。
【0016】また、本発明の組成物に用いるタルクは、
成形品の剛性を改良する効果を有する。樹脂組成物のタ
ルクの含有は流動性を損ねたり、比重を高めて製品重量
を重くしたり、成形表面にフロ−マ−クを発生させるな
どの悪影響があるので必要最低限の含有量にとどめるこ
とが重要である。タルクの含有量は組成物に対して15
〜30重量%であり、含有量が15重量%未満では得ら
れる成形品の剛性および耐熱剛性が低下し、自動車内装
用材料としての基本性能である曲げ弾性率が2200M
Pa以上、熱変形温度が70℃以上を保持することがで
きなくなる。また、タルクの含有量が30重量%を越え
ると、得られる成形品の引張破断伸度が低下したり、成
形品表面にフロ−マ−クが発生しやすくなる。
成形品の剛性を改良する効果を有する。樹脂組成物のタ
ルクの含有は流動性を損ねたり、比重を高めて製品重量
を重くしたり、成形表面にフロ−マ−クを発生させるな
どの悪影響があるので必要最低限の含有量にとどめるこ
とが重要である。タルクの含有量は組成物に対して15
〜30重量%であり、含有量が15重量%未満では得ら
れる成形品の剛性および耐熱剛性が低下し、自動車内装
用材料としての基本性能である曲げ弾性率が2200M
Pa以上、熱変形温度が70℃以上を保持することがで
きなくなる。また、タルクの含有量が30重量%を越え
ると、得られる成形品の引張破断伸度が低下したり、成
形品表面にフロ−マ−クが発生しやすくなる。
【0017】本発明の組成物に含有するタルクは、好ま
しくは平均粒子径が2μm以下でかつ粒子径4μm以上
の含有量が4重量%以下の超微粒子タルクである。平均
粒子径が2μmを越えたり、粒子径4μm以上の含有量
が4重量%を越えるタルクを配合すると、耐衝撃性特に
面衝撃性が低下するので好ましくない。
しくは平均粒子径が2μm以下でかつ粒子径4μm以上
の含有量が4重量%以下の超微粒子タルクである。平均
粒子径が2μmを越えたり、粒子径4μm以上の含有量
が4重量%を越えるタルクを配合すると、耐衝撃性特に
面衝撃性が低下するので好ましくない。
【0018】本発明の組成物にあっては、本発明の効果
を阻害しない範囲で、必要に応じて適宜に、酸化防止
剤、帯電防止剤、着色剤(顔料)、造核剤、スリップ
剤、離型剤、難燃剤、紫外線吸収剤、耐候剤、可塑剤、
ラジカル発生剤などの各種添加剤の1種以上を含有する
ことができる。
を阻害しない範囲で、必要に応じて適宜に、酸化防止
剤、帯電防止剤、着色剤(顔料)、造核剤、スリップ
剤、離型剤、難燃剤、紫外線吸収剤、耐候剤、可塑剤、
ラジカル発生剤などの各種添加剤の1種以上を含有する
ことができる。
【0019】本発明の組成物の製造方法としては、例え
ば、本発明の組成物の各成分の所定量と安定剤、着色剤
とをリボンブレンダ−、タンブラ−ミキサ−、ヘンセル
ミキサ−(商品名)、ス−パ−ミキサ−などで撹伴混合
したのち、該混合物をロ−ル、バンバリ−ミキサ−、ラ
ボプラストミル、一軸または二軸混練押出機などで溶融
温度150℃から300℃、好ましくは180℃から2
50℃で溶融混練ペレタイズする方法を例示することが
できる。かくして得られた本発明のポリオレフィン系樹
脂組成物は、射出成形法、押出成形法、真空成形法、圧
空成形法などの各種成形法により種々の成形品の製造に
供することができる。なかでも射出成形法による成形品
の製造が好ましい。
ば、本発明の組成物の各成分の所定量と安定剤、着色剤
とをリボンブレンダ−、タンブラ−ミキサ−、ヘンセル
ミキサ−(商品名)、ス−パ−ミキサ−などで撹伴混合
したのち、該混合物をロ−ル、バンバリ−ミキサ−、ラ
ボプラストミル、一軸または二軸混練押出機などで溶融
温度150℃から300℃、好ましくは180℃から2
50℃で溶融混練ペレタイズする方法を例示することが
できる。かくして得られた本発明のポリオレフィン系樹
脂組成物は、射出成形法、押出成形法、真空成形法、圧
空成形法などの各種成形法により種々の成形品の製造に
供することができる。なかでも射出成形法による成形品
の製造が好ましい。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を具
体的に説明するが本発明はこれによって限定されるもの
ではない。なお、実施例及び比較例で用いた組成物成分
及び評価方法は以下の通りである。
体的に説明するが本発明はこれによって限定されるもの
ではない。なお、実施例及び比較例で用いた組成物成分
及び評価方法は以下の通りである。
【0021】1)組成物成分 (イ)高結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体 イ−1)高結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合
体 エチレン含有量4.5重量% プロピレン単独重合体部分のMFR 200g/10分 プロピレン単独重合体部分のアイソタクチックペンタッ
ド分率(P) 0.985 ブロック共重合体のメルトフローレイト 48g/10
分 イ−2)結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体 エチレン含有量4.7重量% プロピレン単独重合体部分のMFR 70g/10分 プロピレン単独重合体部分のアイソタクチックペンタッ
ド分率(P) 0.935 ブロック共重合体のメルトフローレイト 46g/10
分
体 エチレン含有量4.5重量% プロピレン単独重合体部分のMFR 200g/10分 プロピレン単独重合体部分のアイソタクチックペンタッ
ド分率(P) 0.985 ブロック共重合体のメルトフローレイト 48g/10
分 イ−2)結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体 エチレン含有量4.7重量% プロピレン単独重合体部分のMFR 70g/10分 プロピレン単独重合体部分のアイソタクチックペンタッ
ド分率(P) 0.935 ブロック共重合体のメルトフローレイト 46g/10
分
【0022】(ロ)エチレン−α-オレフィン共重合体
ゴム ロ−1)エチレン−プロピレン共重合体ゴム 日本合成ゴム社製 EP961SP エチレン含有量77重量% ムーニー粘度ML1+4(100℃)63 MFR(230℃、2.16kg荷重)0.8g/10
分 ロ−2)エチレン−プロピレン共重合体ゴム 日本合成ゴム社製 EP921 エチレン含有量50重量% ムーニー粘度ML1+4(100℃)27 MFR(230℃、2.16kg荷重)4.0g/10
分 ロ−3)エチレン−ブテン-1共重合体ゴム 日本合成ゴム社製 2041P エチレン含有量80重量% MI(190℃、2.16kg荷重)3.7g/10分
ゴム ロ−1)エチレン−プロピレン共重合体ゴム 日本合成ゴム社製 EP961SP エチレン含有量77重量% ムーニー粘度ML1+4(100℃)63 MFR(230℃、2.16kg荷重)0.8g/10
分 ロ−2)エチレン−プロピレン共重合体ゴム 日本合成ゴム社製 EP921 エチレン含有量50重量% ムーニー粘度ML1+4(100℃)27 MFR(230℃、2.16kg荷重)4.0g/10
分 ロ−3)エチレン−ブテン-1共重合体ゴム 日本合成ゴム社製 2041P エチレン含有量80重量% MI(190℃、2.16kg荷重)3.7g/10分
【0023】(ハ)特殊ブロック共重合体 ハ−1)エチレン−エチレン/ブテン−エチレンブロッ
ク共重合体(CEBC) 日本合成ゴム社製 HSB−604 構造 A−B−A型 MFR(230℃、2.16kg荷重)1.5g/10
分 Aセグメント:含有量30重量%、DSCによる融解ピ
−ク温度97℃ Bセグメント:含有量70重量% ハ−2)エチレン−エチレン/プロピレンブロック共重
合体(CEP) クラレ社製 XE103 構造 A−B型 MFR(230℃、2.16kg荷重)14g/10分 Aセグメント:含有量30重量%、DSCによる融解ピ
−ク温度92℃ Bセグメント:含有量70重量%
ク共重合体(CEBC) 日本合成ゴム社製 HSB−604 構造 A−B−A型 MFR(230℃、2.16kg荷重)1.5g/10
分 Aセグメント:含有量30重量%、DSCによる融解ピ
−ク温度97℃ Bセグメント:含有量70重量% ハ−2)エチレン−エチレン/プロピレンブロック共重
合体(CEP) クラレ社製 XE103 構造 A−B型 MFR(230℃、2.16kg荷重)14g/10分 Aセグメント:含有量30重量%、DSCによる融解ピ
−ク温度92℃ Bセグメント:含有量70重量%
【0024】(ニ)タルク ニ−1)超微粒子タルク 富士タルク社製 LMS300 平均粒子径 1.3μm 粒子径4μm以上の含有量 2.5重量%
【0025】2)評価方法 (1)メルトフローレイト(g/10分) 得られたペレットを230℃、荷重2.16kgの条件
化で測定(ASTM D1238に準拠)することによ
り流動性を評価した。 (2)曲げ弾性率(3点曲げ弾性率)(MPa) 得られたペレットを用いて、長さ130mm、巾13m
m、厚み6.4mmの試験片を射出成形により作成し、
該試験片を用いて23℃の条件下で曲げ弾性率を測定
(ASTM D790に準拠)する事により剛性を評価
した。 (3)熱変形温度(℃) 得られたペレットを用いて、長さ130mm、巾13m
m、厚み6.4mmの試験片を射出成形により作成し、
該試験片を用いて熱変形温度を測定(ASTM D64
8;1820kPa荷重に準拠)することにより耐熱剛
性を評価した。 (4)引張試験(MPa,%) 得られたペレットを用いて、長さ246mm、巾19m
m、厚み3.2mmの試験片を射出成形により作成し、
該試験片を用いて23℃の条件下で引張降伏強度及び引
張破断伸度を測定(ASTM D638に準拠)し評価
した。 (5)アイゾッド衝撃強度(J/m) 得られたペレットを用いて、長さ63.5mm、巾1
2.7mm、厚み6.4mmの試験片を射出成形により
作成し、ノッチ加工を施し、該試験片を用いて23℃に
おけるアイゾッド衝撃強度を測定(ASTM D256
に準拠)することにより耐衝撃性を評価した。 (6)ゴムの平均分散粒子径(μm) 上記引張試験片の成形品をルテニウム(RuO4)にて
24時間蒸気染色後、ウルトラミクロトームを用いダイ
ヤモンドナイフにて、厚さ600から900オングスト
ロームの厚みに切削し、超薄切片を作成した。得られた
超薄切片を透過型電子顕微鏡(JEOLEM100C
X)を用い、1万倍の倍率で観察を行ない、電子顕微鏡
写真を統計処理することでゴムの平均分散粒子径を求め
た。このときの観察場所は成形品表層より0.1mm内
部の箇所で行った。
化で測定(ASTM D1238に準拠)することによ
り流動性を評価した。 (2)曲げ弾性率(3点曲げ弾性率)(MPa) 得られたペレットを用いて、長さ130mm、巾13m
m、厚み6.4mmの試験片を射出成形により作成し、
該試験片を用いて23℃の条件下で曲げ弾性率を測定
(ASTM D790に準拠)する事により剛性を評価
した。 (3)熱変形温度(℃) 得られたペレットを用いて、長さ130mm、巾13m
m、厚み6.4mmの試験片を射出成形により作成し、
該試験片を用いて熱変形温度を測定(ASTM D64
8;1820kPa荷重に準拠)することにより耐熱剛
性を評価した。 (4)引張試験(MPa,%) 得られたペレットを用いて、長さ246mm、巾19m
m、厚み3.2mmの試験片を射出成形により作成し、
該試験片を用いて23℃の条件下で引張降伏強度及び引
張破断伸度を測定(ASTM D638に準拠)し評価
した。 (5)アイゾッド衝撃強度(J/m) 得られたペレットを用いて、長さ63.5mm、巾1
2.7mm、厚み6.4mmの試験片を射出成形により
作成し、ノッチ加工を施し、該試験片を用いて23℃に
おけるアイゾッド衝撃強度を測定(ASTM D256
に準拠)することにより耐衝撃性を評価した。 (6)ゴムの平均分散粒子径(μm) 上記引張試験片の成形品をルテニウム(RuO4)にて
24時間蒸気染色後、ウルトラミクロトームを用いダイ
ヤモンドナイフにて、厚さ600から900オングスト
ロームの厚みに切削し、超薄切片を作成した。得られた
超薄切片を透過型電子顕微鏡(JEOLEM100C
X)を用い、1万倍の倍率で観察を行ない、電子顕微鏡
写真を統計処理することでゴムの平均分散粒子径を求め
た。このときの観察場所は成形品表層より0.1mm内
部の箇所で行った。
【0026】実施例1〜8、比較例1〜7 実施例1〜8として、後述の表1に示した高結晶性プロ
ピレン−エチレンブロック共重合体に、エチレン−プロ
ピレン共重合体ゴムおよび/またはエチレン−ブテン-
1共重合体ゴムと、特殊ブロック共重合体及びタルクの
所定量を、後述の表1に記載した割合で配合し、安定剤
として熱安定剤、中和剤、分散剤のそれぞれ0.2重量
部を配合してヘンセルミキサ−(商品名)にて3分間撹
伴混合し、2軸混練押出機PCM−45(池貝鉄工社
製)を用いて200℃の条件下で溶融混練し、ペレット
化した自動車内装用樹脂組成物を得た。また、比較例1
〜7として、後述の表2に記載した成分割合で、実施例
1〜6に準拠して撹拌混合、溶融混練し、ペレット化し
た。実施各例および比較各例で得られたペレットを用い
てMFRの測定及び所定の試験片を成形温度220℃、
金型温度30℃で射出成形法により成形し、得られた試
験片を用いて各種評価試験を行った。その結果を表1及
び表2に示した。
ピレン−エチレンブロック共重合体に、エチレン−プロ
ピレン共重合体ゴムおよび/またはエチレン−ブテン-
1共重合体ゴムと、特殊ブロック共重合体及びタルクの
所定量を、後述の表1に記載した割合で配合し、安定剤
として熱安定剤、中和剤、分散剤のそれぞれ0.2重量
部を配合してヘンセルミキサ−(商品名)にて3分間撹
伴混合し、2軸混練押出機PCM−45(池貝鉄工社
製)を用いて200℃の条件下で溶融混練し、ペレット
化した自動車内装用樹脂組成物を得た。また、比較例1
〜7として、後述の表2に記載した成分割合で、実施例
1〜6に準拠して撹拌混合、溶融混練し、ペレット化し
た。実施各例および比較各例で得られたペレットを用い
てMFRの測定及び所定の試験片を成形温度220℃、
金型温度30℃で射出成形法により成形し、得られた試
験片を用いて各種評価試験を行った。その結果を表1及
び表2に示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】表1(実施例1〜8)から明らかなよう
に、本発明に係わる組成物を用いた成形品は、ゴムの平
均分散粒子径が1μm以下となり、剛性と耐衝撃性と流
動性に優れている。 詳しくは、自動車内装用材料とし
て必要なMFR20g/10分以上、該樹脂組成物から
得られる成形品の常温の曲げ弾性率が2200MPa以
上、熱変形温度が70℃以上で、かつ常温のアイゾット
衝撃強度が150J/m以上である良好な自動車内装用
樹脂組成物が得られる。これに対し、特殊ブロック共重
合体(ハ)を含有しない比較例1〜3の組成物では、ゴ
ムの平均分散粒子径が2μm以上となり、剛性−耐衝撃
性のバランス特に耐衝撃性が劣り、引張破断伸度も低下
している。また、特殊ブロック共重合体(ハ)を20重
量%を越えて含有する比較例4及び比較例5の組成物で
は、耐衝撃性は向上するものの剛性及び耐熱剛性が著し
く低下するために実用的ではない。比較例6の組成物
は、結晶性の高い高結晶性プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体に替えて通常の結晶性プロピレン−エチレン
ブロック共重合体を使用した樹脂組成物の例であるが、
この樹脂組成物は耐衝撃性の改良効果はあるものの剛性
及び耐熱剛性に劣るので好ましくない。比較例7の組成
物はタルクを30重量%を超えて含有するものである
が、タルクの多量添加により、流動性及び引張破断伸度
が低下しており、実用的ではない。
に、本発明に係わる組成物を用いた成形品は、ゴムの平
均分散粒子径が1μm以下となり、剛性と耐衝撃性と流
動性に優れている。 詳しくは、自動車内装用材料とし
て必要なMFR20g/10分以上、該樹脂組成物から
得られる成形品の常温の曲げ弾性率が2200MPa以
上、熱変形温度が70℃以上で、かつ常温のアイゾット
衝撃強度が150J/m以上である良好な自動車内装用
樹脂組成物が得られる。これに対し、特殊ブロック共重
合体(ハ)を含有しない比較例1〜3の組成物では、ゴ
ムの平均分散粒子径が2μm以上となり、剛性−耐衝撃
性のバランス特に耐衝撃性が劣り、引張破断伸度も低下
している。また、特殊ブロック共重合体(ハ)を20重
量%を越えて含有する比較例4及び比較例5の組成物で
は、耐衝撃性は向上するものの剛性及び耐熱剛性が著し
く低下するために実用的ではない。比較例6の組成物
は、結晶性の高い高結晶性プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体に替えて通常の結晶性プロピレン−エチレン
ブロック共重合体を使用した樹脂組成物の例であるが、
この樹脂組成物は耐衝撃性の改良効果はあるものの剛性
及び耐熱剛性に劣るので好ましくない。比較例7の組成
物はタルクを30重量%を超えて含有するものである
が、タルクの多量添加により、流動性及び引張破断伸度
が低下しており、実用的ではない。
【0030】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物はゴム成分の分散性
に優れているため、得られる成形品の剛性および耐衝撃
性に優れており、また、溶融樹脂組成物の流動性にも優
れていため、自動車内装用部品の製造に好適に使用する
ことができる。
に優れているため、得られる成形品の剛性および耐衝撃
性に優れており、また、溶融樹脂組成物の流動性にも優
れていため、自動車内装用部品の製造に好適に使用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑田 浩一 千葉県市原市辰巳台東2丁目17番地 (72)発明者 儀間 真栄 千葉県市原市辰巳台東2丁目17番地 (72)発明者 野村 孝夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 西尾 武純 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−97654(JP,A) 特開 昭64−150(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 53/00 C08L 23/08 - 23/16
Claims (5)
- 【請求項1】(イ)プロピレン単独重合体部分のメルト
フローレイト(MFR)が80〜500g/10分の範
囲内であって、アイソタクチックペンタッド分率(P)
とMFRとの関係が 1.00 ≧P≧0.015logMFR+0.945 である第1段階重合体と、ついでエチレン含有量が全重
合体量の10重量%以下のプロピレンとエチレンとを1
段階以上で重合させてなる高結晶性プロピレン−エチレ
ンブロック共重合体50重量%以上〜80重量%未満、
(ロ)エチレン−α-オレフィン共重合体ゴム5〜40
重量%、(ハ)示差走査熱量計による測定で80〜12
0℃に融解温度を持つポリエチレンブロックセグメント
A、およびエチレン−α-オレフィン共重合体ブロック
セグメントBを有する特殊ブロック共重合体0.1〜2
0重量%、および(ニ)タルクを15〜30重量%を含
有し、(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の合計が100
重量%であることからなる自動車内装用樹脂組成物。 - 【請求項2】 エチレン−α-オレフィン共重合体ゴム
(ロ)が、エチレン含有量45重量%以上のエチレン−
プロピレン共重合体ゴムおよび/またはエチレン−ブテ
ン-1共重合体ゴムである請求項1記載の自動車内装用
樹脂組成物。 - 【請求項3】 エチレン−α-オレフィン共重合体ブロ
ックセグメントBがエチレン−ブテン共重合体および/
またはエチレン−プロピレン共重合体である請求項1記
載の自動車内装用樹脂組成物。 - 【請求項4】タルク(ニ)が、平均粒子径2μm以下で
かつ粒子径4μm以上の含有量が4重量%以下の超微粒
子タルクである請求項1記載の自動車内装用樹脂組成
物。 - 【請求項5】 樹脂組成物のMFR(ASTM D12
38)が20以上で、該樹脂組成物から得られる成形品
の常温の曲げ弾性率(ASTM D790)が2200
MPa以上、熱変形温度(ASTM D648、182
0kPa荷重)が70℃以上で、かつ常温のアイゾット
衝撃強度(ASTM D256)が150J/m以上で
ある成形品が得られる請求項1記載の自動車内装用樹脂
組成物。
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