JP3313622B2 - 塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性樹脂組成物Info
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Description
レンブロック共重合体樹脂、低結晶性エチレン・オクテ
ン共重合体、低結晶性エチレン・ブテン共重合体、ブロ
ック構造を有する特定のエラストマー、タルク及び特定
の添加剤により構成され、射出成形時の成形加工性が良
好で、外観が優れ、曲げ弾性率、耐衝撃性、引張り伸
び、表面硬度、耐熱性が良好で、かつ塗装性にも優れ、
金型汚染性の抑制された、特に自動車内装部品等の射出
成形品に好適な、塗装性と金型汚染性が改良された熱可
塑性樹脂組成物に関するものである。
ピレン共重合体や各種エチレン系共重合体及びタルクを
加えて、耐衝撃性や剛性を高めようという試みは従来よ
り数多く行われている。例えば、優れた耐衝撃性を有す
る特公昭63−42929号、特開昭64−150号、
特開昭64−66263号、特開平1−204946号
の各公報に記載の樹脂組成物が知られている。しかし、
上記特公昭63−42929号公報に記載の組成物で
は、格段に高い結晶性のポリプロピレンを用いていない
ために十分な曲げ弾性率や耐熱性が得られていない。
−66263号及び特開平1−204946号の各公報
に記載の組成物では、タルクの配合量が少ないためにバ
ンパーの様な用途には適しているが、内装材に使用する
には曲げ弾性率が大幅に不足したものである。また、エ
チレン・α−オレフィン共重合体と多量の無機充填剤を
配合した特公平4−159345号公報に記載の組成物
が知られているが、比重が大きく自動車を軽量化すると
の観点から好ましくない。
して、特開平7−53843号公報に記載の組成物が提
案されているが、低圧で、ハイサイクル成形が要求され
る用途においては、更に高流動性である材料が要求され
ており、この様な高度な要求性能を満足するためには、
該組成物は流動性が不十分である。また、内装材につい
ては、その商品性を高めるために多くの場合塗装を施し
ているが、その塗膜はポリプロピレン系材料との塗膜密
着力が弱く、特に油脂が介在する特殊な場合の塗膜密着
性をも考慮すると、より密着性の高い材料が望まれてい
るのが現状である。この様な課題を解決する材料として
は、特願平7−30030号、特願平8−240790
号等として提案したが、内装材用の塗装性については何
等記載がされていない。また、タルクを配合したポリプ
ロピレン系複合材は、成形加工における性能においても
非常に高度なものが要求されてきており、特に生産現場
においては、連続生産を行っていく際に、金型にブリー
ド物が詰まり、製品グロスが高くなるという悪影響を及
ぼすことが、特に自動車内装材において指摘されてい
る。このような問題点を解決しつつ物性を維持するプロ
ピレン重合体が、特開平5−209094号公報及び特
開平6−17982号公報に提案されているが、該公報
には耐候性処方について述べられておらず、一般に耐候
性向上に用いられる安定剤がこの様な問題点に悪影響を
与えることに鑑み、未だ解決する点が残されているのが
現状である。
題を解決しつつ、高流動性で、かつ良好な物性を発現
し、成形加工性、塗装性にも優れ、且つ金型汚染性が抑
制されたインストルメントパネルを始めとする自動車内
装部品に好適な熱可塑性樹脂組成物を提供することであ
る。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、高流動性で極
めて高い結晶性を有するプロピレン単独重合体部分を備
えたプロピレン・エチレンブロック共重合体に、特定の
結晶性を有するエラストマー成分、結晶性をほとんど有
していないエラストマー成分、相溶化剤成分としてのブ
ロック構造を有するエラストマー、タルク、及び特定の
添加剤を特定の比率で配合することにより、高流動性
で、成形加工性に優れ、良好な外観と物性を発現し、か
つ塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性樹脂組成物
が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
改良された熱可塑性樹脂組成物は、下記(A)〜(G)
成分より構成されていることを特徴とするものである。 (A)成分: プロピレン単独重合体部分のメルトフローレート(MFR)が 20〜200g/10分で、同部分のアイソタクチックペンタッド分率が0.9 8以上であり、かつブロック共重合体のMFRが10〜100g/10分で、そ の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が5〜7 であるプロピレン・エチレンブロック共重合体樹脂 50〜74.7重量% (B)成分: 40〜60℃に融解点を持ち、MFRが0.5〜15g/10 分であるエチレン・オクテンランダム共重合体 5〜10重量% (C)成分: 35℃以上に融解点を持たず、MFRが0.5〜15g/10 分であるエチレン・ブテンランダム共重合体 5〜10重量% (D)成分: 80〜110℃に融解点を持ち、MFRが0.5〜20g/1 0分、ポリエチレン結晶部が20〜40重量%、ランダムエラストマー部が60 〜80重量%である、下記式[I]及び/又は式[II]で表わされるブロック 構造を有するエラストマー、又は、MFRが15g/10分以下、ポリスチレン 部が10〜40重量%、ランダムエラストマー部が60〜90重量%である、下 記式[III]、[IV]及び/又は式[V]で表わされるブロック構造を有す るエラストマー 0.3〜5重量% ポリエチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・ポリエチレン ・・・・[I] ポリエチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・・・[II] ポリスチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・ポリスチレン ・・[III] ポリスチレン・(エチレン/プロピレンランダムエラストマー)・ポリスチレ ン ・・・[IV] ポリスチレン・(エチレン/プロピレンランダムエラストマー)・・[V]
分) 本発明の塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性樹脂
組成物を構成するプロピレン・エチレンブロック共重合
体樹脂((A)成分)は、メルトフローレート(MF
R:230℃、2.16kg荷重)が10〜100g/
10分、好ましくは20〜80g/10分、特に好まし
くは30〜60g/10分のものが用いられる。プロピ
レン・エチレンブロック共重合体のMFRが上記範囲未
満であると流動性が不足し、薄肉成形品を成形する際に
大きな型締め力のある成形機を必要とするか、或いは、
成形温度を高くする必要性が生じるので、生産性に悪影
響を及ぼす。逆に、プロピレン・エチレンブロック共重
合体のMFRが上記範囲を超過する場合、耐衝撃性等の
特性が低下する。上記プロピレン・エチレンブロック共
重合体のMFRは、重合時に調整したもの、或いは、重
合後にジアシルパーオキサイド、ジアルキルパーオキサ
イド等の有機過酸化物で調整したものであっても良い。
合体の分子量分布を表わすブロック共重合体の重量平均
分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/M
n)は5〜7、好ましくは5.5〜6.5の範囲のもの
が用いられる。これら範囲外のものでは耐衝撃性が低下
する。上記分子量分布を表わす重量平均分子量と数平均
分子量の比(Mw/Mn)は、GPC(Gel Per
meation Chromatography)によ
り求められる値である。
中のプロピレン単独重合体部分のMFRは20〜200
g/10分、好ましくは30〜150g/10分、特に
好ましくは40〜100g/10分であり、同部分のア
イソタクチックペンタッド分率(P)が0.98以上、
好ましくは0.985以上のものである。上記プロピレ
ン・エチレンブロック共重合体中のプロピレン単独重合
体部分のMFRが上記範囲未満であると流動性が不十分
となり、また、MFRが上記範囲を超過すると耐衝撃性
が低下する。
共重合体中のプロピレン単独重合体部分のアイソタクチ
ックペンタッド分率(P)が上記範囲未満では曲げ弾性
率が不十分であるので不適当である。なお、ここでアイ
ソタクチックペンタッド分率(P)とは、13C−NMR
を用いて測定されるポリプロピレン分子鎖中のペンタッ
ド単位でのアイソタクチック分率である。
合体中のエチレン含量は2〜8重量%のものが好まし
く、該ブロック共重合体中のエラストマー部分のエチレ
ン含量は30〜50重量%のものが好ましい。エチレン
含量が上記範囲未満では耐熱性が劣る傾向があり、ま
た、上記範囲を超えるものは曲げ弾性率や表面硬度が不
足する傾向にある。上記エチレン含量は赤外吸収スペク
トルより算出してより求められる。
製造 上記プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造に
は、高立体規則性触媒が用いられる。上記触媒の製造例
としては、四塩化チタンを有機アルミニウム化合物で還
元し、更に各種の電子供与体及び電子受容体で処理して
得られた三塩化チタン組成物と、有機アルミニウム化合
物及び芳香族カルボン酸エステルとを組み合わせる方法
(特開昭56−100806号公報、特開昭56−12
0712号公報、特開昭58−104907号の各公報
参照)、及び、ハロゲン化マグネシウムに四塩化チタン
と各種の電子供与体を接触させる担持型触媒を用いる方
法(特開昭57−63310号公報、特開昭63−43
915号公報、特開昭63−83116号の各公報参
照)等の公知の方法を例示することができる。上記触媒
の存在下、気相流動床、溶液法、スラリー法等の製造プ
ロセスを適用して、プロピレンとエチレンとを用いて重
合することにより得られる。
分)の配合量は、本発明の塗装性と金型汚染性が改良さ
れた熱可塑性樹脂組成物中の(A)〜(E)成分の合計
量中に50〜74.7重量%、好ましくは53〜72重
量%、特に好ましくは55〜70重量%の割合で含有さ
せることが重要である。該配合量が上記範囲未満である
と曲げ弾性率が低下し、逆に上記範囲を超過する場合は
耐衝撃性が低下する。
((B)成分) 本発明の塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性重合
体組成物を構成するエチレン・オクテンランダム共重合
体((B)成分)は、耐衝撃性を向上しつつ、かつ良好
な表面硬度、良好な塗装性を発現させる目的で用いられ
る。また、後記(C)成分及び(D)成分と併用するこ
とによって、更に高度な物性バランスと塗装性を兼ね備
えた材料を構築することができる。
C)による測定で40〜60℃、好ましくは40〜55
℃に融解点を持つエラストマーである。融解点が上記範
囲を超える場合は塗装性が劣り、逆に上記範囲未満であ
ると表面硬度が不十分となる。この際、オクテンの含有
量に関わらず融解点が上記温度範囲内にあるものであれ
ば良いが、好ましくはオクテン含量は15〜19mol
%、更に好ましくは16〜18mol%のものが塗装性
及び表面硬度の観点から好適である。なお、ここでオク
テン含量とは、Macromolecule(198
2)15,353〜360及び同1402〜1406の
記載に基づき13C−NMRにおいて算出した値である。
のメルトフローレート(MFR;230℃、2.16k
g荷重)は0.5〜15g/10分、好ましくは0.7
5〜9g/10分、特に好ましくは1〜6g/10分の
範囲のものが用いられる。上記エラストマーのMFRが
上記範囲未満の場合には耐衝撃性が不十分となり、上記
範囲を超過する場合はロックウエル硬度が不十分とな
る。上記エチレン・オクテンランダム共重合体は、1種
類である必要はなく、2種類以上の混合物であっても良
い。
m3 以下、中でも0.86〜0.89g/cm3 、特に
0.865〜0.880g/cm3 のものが耐衝撃性及
び表面硬度の面から好適に用いられる。上記(B)成分
の密度は160℃にてプレス成形した1mm厚のシート
を50mm×50mm×1mm厚に打ち抜きアニールす
ることなしに密度勾配管を用いて測定した。
造 (B)成分のエチレン・オクテンランダム共重合体は、
ハロゲン化チタンのようなチタン化合物と、アルキルア
ルミニウム−マグネシウム錯体、アルキルアルコキシア
ルミニウム錯体の様な有機アルミニウム−マグネシウム
錯体、アルキルアルミニウム、又は、アルキルアルミニ
ウムクロリド等とを組合せてなる、いわゆるチーグラー
型触媒、WO−91/04257号公報等に記載されて
いるメタロセン化合物等によって重合することができる
が、とりわけメタロセン化合物を用いて共重合した場合
により好ましい効果を得ることができる共重合体が得ら
れる。共重合法としては、気相流動床、溶液法、スラリ
ー法等の製造プロセスを適用して共重合することができ
る。
分)の配合量は、本発明の塗装性と金型汚染性が改良さ
れた熱可塑性重合体組成物中の(A)〜(E)成分の合
計量中に5〜10重量%、好ましくは6〜9重量%の割
合で含有させることが重要である。該配合量が上記範囲
未満では耐衝撃性、塗装性が低下し、逆に上記範囲を超
過すると曲げ弾性率が低下する。
((C)成分) 本発明の塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性重合
体組成物を構成するエチレン・ブテンランダム共重合体
((C)成分)は、耐衝撃性を向上しつつ、かつ良好な
塗装性を発現させる目的で用いられる。また、上記
(B)成分、後記(D)成分とを併用することによっ
て、更に高度な物性バランスと塗装性を兼ね備えた材料
を構築することができる。この(C)成分は、示差走査
熱量計(DSC)による測定で35℃以上に融解点を持
たない、実質上非晶性のエラストマーである。35℃以
上に融解点を持つものであると、塗装性が不十分とな
る。このエチレン・ブテンランダム共重合体のメルトフ
ローレート(MFR:230℃、2.16kg荷重)は
0.5〜15g/10分、好ましくは1〜8g/10
分、特に好ましくは2〜7g/10分の範囲のものが用
いられる。上記エラストマーのMFRが上記範囲未満の
場合には耐衝撃性が不十分となり、上記範囲を超過する
場合はロックウエル硬度が不十分となる。上記エチレン
・ブテンランダム共重合体は、1種類である必要はな
く、2種類以上の混合物であっても良い。
成分と同様に、チーグラー型触媒、フィリップス型触
媒、メタロセン触媒等のイオン重合触媒の存在下に、気
相流動床法、溶液法、スラリー法等の製造プロセスを適
用して、エチレンとブテンを共重合することにより得ら
れるものであり、ブテンの含有量に関わらず実質上非晶
性のエラストマー状のものであれば良い。このブテン含
有量は25重量%を超過するもの、特に30重量%を超
過するものが、耐衝撃性改良の観点から良好であるので
好ましい。上記ブテン含有量はMacromolecu
les(1982)15,353〜360及び1402
〜1406に記載されている13C−NMRに準拠して測
定し求められる。
の配合量は、本発明の塗装性と金型汚染性が改良された
熱可塑性重合体組成物中の(A)〜(E)成分の合計量
中に5〜10重量%、好ましくは6〜9重量%の割合で
含有させることが重要である。該配合量が上記範囲未満
では耐衝撃性、耐油脂汚染塗装性が劣り、逆に上記範囲
を超過すると曲げ弾性率が低下する。
((D)成分) 本発明の塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性樹脂
組成物を構成するブロック構造を有するエラストマー
((D)成分)は、上記(B)成分及び(C)成分の耐
衝撃改良効果をより有効に発現させるためのもので、少
量の添加であってもその効果を発現することができる。
の内、下記式[I]及び[II]で表わされるものの融
解点は、示差走査熱量計(DSC)による測定で80〜
110℃、好ましくは90〜105℃の範囲内であるこ
とが重要である。この融解点が上記範囲外のものである
と耐衝撃性が不十分となる。また、そのメルトフローレ
ート(MFR:230℃、2.16kg荷重)は0.5
〜20g/10分、好ましくは0.5〜15g/10分
の範囲のものが用いられる。MFRが上記範囲外の場合
は耐衝撃性が不十分となる。このブロック構造を有する
エラストマー((D)成分)の内の、下記式[I]及び
[II]で表わされるものは、ポリエチレン構造とエラ
ストマー構造とを必須成分として含有し、そのどちらか
の構造が欠如していても上記性能を十分に発現すること
はできない。
下記式に示すようなトリブロック構造[I]であって
も、ジブロック構造[II]であってもかまわない。 ポリエチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・ポリエチレン ・・・・[I] ポリエチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・・・[II] 上記ポリエチレン構造を有する結晶部分の比率は、20
〜40重量%、好ましくは23〜35重量%である。ま
た、エラストマー構造を有する部分の比率は、60〜8
0重量%、好ましくは65〜77重量%であり、好適に
は、そのブテン構造の含量(1,2重合比率)が、好ま
しくは60〜90重量%、特に好ましくは65〜85重
量%のものである。いずれの比率であっても、この範囲
外であると耐衝撃性が劣る傾向がある。上記1,2重合
比率は赤外吸収スペクトルの測定結果から算出した。
マー((D)成分)の内、式[III]、[IV]及び
[V]で表わされるもののメルトフローレート(MF
R:230℃、2.16kg荷重)は、15g/10分
以下、好ましくは0.3〜15g/10分の範囲のもの
が用いられる。上記エラストマーのMFRが上記範囲外
の場合には耐衝撃性が不十分となる。このブロック構造
を有するエラストマー((D)成分)の内の、式[II
I]、[IV]及び[V]で表わされるものは、ポリス
チレン構造とエラストマー構造とを必須成分として含有
し、そのどちらかの構造が欠如していても上記性能を十
分に発現することはできない。該ブロック構造を有する
エラストマーは、下記式に示すようなトリブロック構造
[III]、[IV]であっても、ジブロック構造
[V]であってもかまわない。 ポリスチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・ポリスチレン ・・[III] ポリスチレン・(エチレン/プロピレンランダムエラストマー)・ポリスチレ ン ・・・[IV] ポリスチレン・(エチレン/プロピレンランダムエラストマー)・・[V] 上記ポリスチレン構造を有する部分の比率は、10〜4
0重量%、好ましくは15〜35重量%である。また、
エラストマー構造を有する部分の比率は、60〜90重
量%、好ましくは65〜85重量%のものである。いず
れの比率であっても、この範囲外であると耐衝撃性が劣
る傾向がある。
とはないが、例えば、式[I]及び[II]に示すもの
に付いては、特開平8−269264号公報に記載され
ているような、いわゆる、リビング重合を用いることが
できる。例えば、n−ブチルリチウムを重合開始剤とし
てシクロヘキサン等の溶媒中でブタジエンの1、4重合
を高比率で行った後、テトラヒドロフランの様な、極性
溶媒を添加して溶媒の極性を操作することにより1、2
重合の生成比率を向上させることができる。この段階で
水素添加の操作を行えば、式[II]に示すジブロック
構造のエラストマーが得られる。また、これらをカップ
リング剤を用いてカップリング処理した後に水素添加の
操作を行えば、式[I]に示すトリブロック構造のエラ
ストマーが得られる。本発明に用いる、この式[I]及
び[II]で表わされるものについては、1、2重合の
比率が、好ましくは60〜90重量%、特に好ましくは
65〜85重量%のものである。この1、2重合の比率
が上記範囲以外であると上記性能を十分に発現させるこ
とができない傾向がある。また、例えば式[III]で
表わされるものに付いては、米国特許第3,595,9
42号及び第4,188,432号の各明細書に記載の
方法により製造することができる。すなわち、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を、コバルト
又はニッケルのアルコキシドをアルキルアルミニウム化
合物で還元してなる触媒の存在下に25〜175℃の温
度で水素化することにより、ブタジエン部分だけ選択的
に水素化され、エチレンとブテンとの共重合体に相当す
る構造となる。
の配合量としては、本発明の塗装性と金型汚染性が改良
された熱可塑性重合体組成物中の(A)〜(E)成分の
合計量中に0.3〜5重量%、好ましくは0.5〜3重
量%、特に好ましくは0.75〜3重量%の割合で含有
させることが重要である。上記配合量が多すぎるとロッ
クウエル硬度が低下し、逆に配合量が少なすぎると上記
の効果が無くなる。
体組成物を構成するタルクとしては、平均粒径が5μm
以下、好ましくは0.5〜3μmであり、かつ比表面積
が3.5m2 /g以上、好ましくは3.5〜6m2 /g
のものである。これらが上記範囲外のものでは曲げ弾性
率が低下するので好ましくない。該平均粒径の測定は、
液相沈降方式光透過法(例えば、島津製作所製CP型
等)によって測定した粒度累積分布曲線から読み取った
累積量50重量%の粒径値である。また、比表面積の測
定は、空気透過法(例えば、島津製作所製SS−100
型恒圧通気式比表面積測定装置等)による測定値から求
めることができる。これらのタルクは、例えば、乾式粉
砕した後、乾式分級することによって製造することがで
きる。タルクは、重合体との接着性或いは分散性を向上
させる目的で、各種の有機チタネート系カップリング
剤、有機シランカップリング剤、脂肪酸、脂肪酸金属
塩、脂肪酸エステル等によって表面処理したものを用い
ても良い。
装性と金型汚染性が改良された熱可塑性重合体組成物中
の(A)〜(E)成分の合計量中に15〜25重量%、
好ましくは17〜23重量%の割合で含有させることが
重要である。タルクの配合量が上記範囲未満では曲げ弾
性率が不足し、上記範囲を超える場合は引張り伸びが低
下する。
体組成物中には、耐侯剤として
る。このヒンダードアミンは、好ましくはペンタメチル
ピペリジル構造を有するヒンダードアミンであり、具体
的には、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル−2−ブチル−2−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
マロネート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテ
トラカーボキシレート、トリス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)−モノステアリル−
1,2,3,4−ブタンテトラカーボキシレート、同じ
くジステアレート、トリステアレート、及び上記の化合
物の混合物、トリス(1,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル−1,2,3,4−ブタンテトラカーボ
キシレート/β,β,β´,β´−テトラメチル−3,
9−[2,4,8,10−テトラオキサピロ(5,5)
ウンデカン]ジエタノール縮合物、N,N´−ビス(3
−アミノプロピル)エチレンジアミン/2,4−ビス
[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチ
ル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,
5−トリアジン縮合物等を挙げることができる。これら
のヒンダードアミン化合物は、金型を汚染しないで耐候
性を発揮することができるので好ましい。
量は、(A)〜(E)成分の合計量100重量部に対し
て、0.05〜2重量部、好ましくは0.08〜0.5
重量部、特に好ましくは0.1〜0.3重量部である。
配合量が上記範囲を超過する場合は金型汚染に悪影響を
及ぼし、逆に、上記範囲未満であると実用的耐候性が低
下する。
体組成物には、分散剤として下記一般式[I]で表わさ
れる金属塩が用いられる。 一般式[I] (RCOO)2X (但し、式中のRは分子量290〜500、好ましくは
290〜400の1価の炭化水素基、XはZn、Mg、
又はCaを表わす。) 上記金属塩は、タルクの分散剤及び着色する際の顔料分
散剤として用いられ、金型汚染性を高度に防止するため
には、上記一般式[I]で表わされる金属塩を使用する
ことが重要である。上記Rの分子量が上記範囲未満であ
ると金型が汚染され易い。逆に、上記範囲を超過すると
タルクや顔料の分散性が劣る。具体的には、ベヘン酸カ
ルシウム、ベヘン酸マグネシウム、ベヘン酸亜鉛、モン
タン酸亜鉛、モンタン酸カルシウム、モンタン酸マグネ
シウム、メリシン酸カルシウム、メリシン酸マグネシウ
ム、メリシン酸亜鉛、セロチン酸カルシウム、セロチン
酸マグネシウム、セロチン酸亜鉛、リグノセリン酸カル
シウム、リグノセリン酸マグネシウム、リグノセリン酸
亜鉛を挙げることができる。これら金属塩の中では、ベ
ヘン酸カルシウム、ベヘン酸マグネシウム、ベヘン酸亜
鉛、モンタン酸亜鉛、モンタン酸カルシウム、モンタン
酸マグネシウム等を用いることが好ましい。
(E)成分の合計量100重量部に対して、0.05〜
4重量部、好ましくは0.1〜2重量部、特に好ましく
は0.2〜1重量部である。配合量が上記範囲を超過す
る場合は金型汚染に悪影響を及ぼし、逆に、上記範囲未
満であると顔料、タルク等の分散性が不足して物性に悪
影響を与える。
体組成物中には、上記(A)〜(G)の必須の構成成分
の他に、本発明の効果を著しく損なわない範囲内で、他
の付加的成分(任意成分)を添加することができる。こ
の様な付加的成分(任意成分)としては、フェノール
系、硫黄系、燐系等の酸化防止剤;ベンゾフェノン系、
ベンゾトリアゾール系の耐候劣化防止剤;有機アルミニ
ウム化合物、有機燐化合物、ソルビトール系化合物等の
核剤;各種分散剤;キナクリドン、ペリレン、フタロシ
アニン、酸化チタン、カーボンブラック等の着色物質;
繊維状チタン酸カリウム、繊維状マグネシウムオキシサ
ルフェート、繊維状硼酸アルミニウム、炭酸カルシウム
等のウィスカー;炭素繊維やガラス繊維等の物質を例示
することができる。中でも、酸化防止剤としての、トリ
ス−(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイ
ト等のトリアリールフォスファイトは、耐加水分解性、
高温時の加工安定性や金型汚染性の防止に効果的であ
る。
組成物は、上記構成成分を通常の、押出機、バンバリー
ミキサー、ロール、ブラベンダープラストグラフ、ニー
ダーブラベンダー等を用いて、設定温度180〜250
℃にて混練することにより製造されるが、これらの中で
も押出機、特に二軸押出機を用いて製造することが好ま
しい。 (B) 成形加工 本発明の塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑性樹脂
組成物の成形加工法は、特に限定されるものではない
が、奏される発明の効果から見て射出成形法を用いるこ
とが適している。
性が改良された熱可塑性樹脂組成物は、射出成形時の加
工性が良好で、曲げ弾性率、耐衝撃性、引張り伸び、表
面硬度、耐熱性の優れた下記の物性を示すことができ、
かつ、自動車内装材用塗料に対して良好な塗装性を発現
すると共に、金型汚染性が十分抑制される。 (a) MFR:20g/10分以上、更に好ましくは25
g/10分以上 (b) 曲げ弾性率:20,000kg/cm2 以上、更に
好ましくは23,000〜28,000kg/cm2 (c) アイゾット(IZOD)衝撃値:15kg・cm/
cm以上、好ましくは18kg・cm/cm以上 (d) 引張り伸び:400%以上、更に好ましくは500
%以上 (e) ロックウエル硬度:75以上、更に好ましくは80
以上 (f) 熱変形温度:120℃以上、好ましくは130℃以
上
形品に加工することができるが、中でも自動車内装部品
等の射出成形品、特にインストルメントパネル、ドアト
リム、ピラートリム、コンソールボックス等に用いるこ
とが好ましい。
に具体的に説明する。 [I] 測定法 (1) MFR: ASTM−D1238に準拠し、2.
16kg荷重にて230℃の温度で測定した。 (2) アイソタクチックペンタッド分率(P): 13C
−NMRを用いてMacromolecule,8,6
87(1975)に記載の方法に基づいて測定した。 (3) 重量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/M
n): GPC(GelPermeation Chr
omatography)により測定した。 (4) 融解点: DSCにて180℃まで加熱してサン
プルを融解させた後、10℃/minの速度で−100
℃まで冷却し、更に10℃/minの速度で昇温して得
られたデータより融解点を求めた。 (5) 曲げ弾性率: ASTM−D790に準拠し、2
3℃において曲げ速度2mm/分で測定した。
準拠し、23℃でのアイゾット衝撃値で評価した。 (7) 引張り伸び: ASTM−D638に準拠して、
23℃で引張り速度10mm/分の速度で測定し、評価
した。 (8) 表面硬度: ASTM−D785に準拠し、23
℃におけるロックウエル硬度をRスケールで評価した。 (9) 熱変形温度: ASTM−D648に準拠し、
4.6kg荷重を用いて測定した。 (10) 塗装性(耐油脂汚染性): 100トンの成形機
を用い、シボ加工(トヨタ自動車グレインC担当)を施
した金型で120mm□×3mmtなる形状のテストピ
ースを成形し、これに自動車内装材用塗料(オリジン電
気社製:プラネットPP−7)を塗布し、60℃の温度
で5分間加熱処理した後、牛脂試薬(ナカライテクス社
製牛脂)を2g/cm2 の割合で塗布して、80℃の温
度で7日オーブン内で加熱処理した。得られたテストピ
ースにカッターにて2mm平方のマスを作成し、これに
ニチバンセロテープを貼り付け、引き剥がすことによ
り、塗膜の剥がれを観察し、密着性を下記の基準で評価
した。 ○: 全く剥がれないもの △:一部剥がれるもの ×:全て又は殆どが剥がれるもの (11) 金型汚染性:180〜220μmの深さのシボ
に、更に艶消しために全体的に0.5〜15μmの深さ
のシボ加工を施した金型で、350mm×100mm×
3mmtなる形状のテストピースを2,000ショット
成形して、1ショット目と2,000ショット目の金型
シボ加工部のグロスの変化を測定し、その変化量が1.
0以下の場合を○、1.0を超える場合を×と判定し
た。 (12) 耐候性:フェードメーター(スガ試験機社製FA
L−AU・H型試験機、ブラックパネル83℃、雨無し
条件)にて1,000時間以内にクラックが生じたもの
を×、生じなかったものを○と判定した。
合で配合し、更に、テトラキス[メチレン−3−(3
´,5´−ジ−t−ブチル−4´ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]メタン(チバガイギー社製IRGAN
OX1010)0.1重量部、及び、トリス−(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト0.05重
量部を各々配合して、川田製作所製スーパーミキサーで
5分間混合した後、神戸製鋼所製FCM二軸混練機にて
210℃の設定温度で混練造粒することにより熱可塑性
重合体組成物を得た。その後、この熱可塑性重合体組成
物を型締圧350トン及び100トンの射出成形機にて
成形温度210℃で成形し、各種試験片を作成して、上
記各種測定法に従って、MFR、曲げ弾性率、アイゾッ
ト衝撃強度、引張り伸び、表面硬度、熱変形温度、耐油
脂汚染性、金型汚染性、耐候性の測定を行った。その評
価結果を表10〜表11に示す。
ロピレン単独重合体部分を備えたプロピレン・エチレン
ブロック共重合体樹脂に、各特定の、エチレン・オクテ
ンランダム共重合体、エチレン・ブテン共重合体、ブロ
ック構造を有するエラストマー、タルク、ヒンダードア
ミン及び金属塩を、特定の割合で配合・混練することに
より得られる本発明の塗装性と金型汚染性が改良された
熱可塑性重合体組成物は、射出成形時の加工性が良好
で、外観にも優れ、曲げ弾性率、耐衝撃性、引張り伸
び、表面硬度、耐熱性、耐候性、塗装性(耐油脂汚染
性)も良好で、かつ金型汚染性が抑制されているので、
特に自動車内装部品等の射出成形品に、好適である。
Claims (3)
- 【請求項1】下記(A)〜(G)成分より構成されてい
ることを特徴とする、塗装性と金型汚染性が改良された
熱可塑性樹脂組成物。 (A)成分: プロピレン単独重合体部分のメルトフローレート(MFR)が 20〜200g/10分で、同部分のアイソタクチックペンタッド分率が0.9 8以上であり、かつブロック共重合体のMFRが10〜100g/10分で、そ の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が5〜7 であるプロピレン・エチレンブロック共重合体樹脂 50〜74.7重量% (B)成分: 40〜60℃に融解点を持ち、MFRが0.5〜15g/10 分であるエチレン・オクテンランダム共重合体 5〜10重量% (C)成分: 35℃以上に融解点を持たず、MFRが0.5〜15g/10 分であるエチレン・ブテンランダム共重合体 5〜10重量% (D)成分: 80〜110℃に融解点を持ち、MFRが0.5〜20g/1 0分、ポリエチレン結晶部が20〜40重量%、ランダムエラストマー部が60 〜80重量%である、下記式[I]及び/又は式[II]で表わされるブロック 構造を有するエラストマー、又は、MFRが15g/10分以下、ポリスチレン 部が10〜40重量%、ランダムエラストマー部が60〜90重量%である、下 記式[III]、[IV]及び/又は式[V]で表わされるブロック構造を有す るエラストマー 0.3〜5重量% ポリエチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・ポリエチレン ・・・・[I] ポリエチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・・・[II] ポリスチレン・(エチレン/ブテンランダムエラストマー)・ポリスチレン ・・[III] ポリスチレン・(エチレン/プロピレンランダムエラストマー)・ポリスチレ ン ・・・[IV] ポリスチレン・(エチレン/プロピレンランダムエラストマー)・・[V] (E)成分: 平均粒径が5μm以下であり、比表面積が3.5m2 /g以上 であるタルク 15〜25重量% (F)成分: 【化1】 構造を有するヒンダードアミン (A)〜(E)成分100重量部に対して0.05〜2重量部 (G)成分: 下記一般式[I]で表わされる金属塩 一般式[I] (RCOO)2X (但し、式中のRは分子量290〜500の1価の炭化水素基、XはZn、Mg 、又はCaを表わす。) (A)〜(E)成分100重量部に対して0.05〜4重量部 - 【請求項2】低光沢を目的とした表面シボ加工を施した
金型で成形体を成形した場合、該金型シボ加工グロスの
変化量が2,000ショット後で1.0以下である、請
求項1に記載の塗装性と金型汚染性が改良された熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項3】組成物の物性が、MFR20g/10分以
上、曲げ弾性率20,000kg/cm2 以上、アイゾ
ット衝撃値15kg・cm/cm以上、引張り伸び40
0%以上、ロックウェル硬度75以上、熱変形温度12
0℃以上である、請求項1に記載の塗装性と金型汚染性
が改良された熱可塑性樹脂組成物。
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