JP2007332272A - 自動車外装用プロピレン系ブロック共重合体組成物および自動車用外装部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウエルド特性、フローマーク特性に優れる自動車用外装部材に用いられる成型材料用ポリプロピレン樹脂組成物、およびこのものからなる自動車用外装部材の提供。
【解決手段】MFRが50〜100g/10分、Mw/Mnが7以下であって、結晶性ポリプロピレン部75〜95重量%およびエチレン・プロピレン共重合体部を5〜25重量%を含み、エチレン・プロピレン共重合体部のエチレン含量が35〜45重量%、結晶性ポリプロピレン部の重量平均分子量とエチレン・プロピレン共重合体部の重量平均分子量との比が3〜5であるプロピレン系ブロック共重合体100重量部、MFRが1〜9g/10分であるエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー25〜45重量部、および平均粒径が1.5〜15μmのタルク30〜45重量部からなることを特徴とする自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物。
【選択図】なし
【解決手段】MFRが50〜100g/10分、Mw/Mnが7以下であって、結晶性ポリプロピレン部75〜95重量%およびエチレン・プロピレン共重合体部を5〜25重量%を含み、エチレン・プロピレン共重合体部のエチレン含量が35〜45重量%、結晶性ポリプロピレン部の重量平均分子量とエチレン・プロピレン共重合体部の重量平均分子量との比が3〜5であるプロピレン系ブロック共重合体100重量部、MFRが1〜9g/10分であるエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー25〜45重量部、および平均粒径が1.5〜15μmのタルク30〜45重量部からなることを特徴とする自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、自動車外装用プロピレン系ブロック共重合体組成物およびこれらを用いた自動車用外装部材に関し、詳しくは、ウエルド特性−フローマーク特性のバランスに優れ、かつ物性バランスにも優れ、射出成形加工性が良好である自動車外装用プロピレン系ブロック共重合体組成物およびこれらを用いた自動車用外装部材に関する。
従来からポリプロピレンは、たとえば射出成形により部品などに成形され、各種用途に広く利用されている。自動車分野では、バンパー、サイドモール等比較的大きな部品に用いられることが多い。それらの部品の製造に当たっては、開口部を有する設計を有する部品が多く、大きな部品の成形においては、ウェルドが目立ちにくい材料が求められている。また、自動車用外装部材に用いる製品では、無塗装での使用があり、ウエルド特性に加えてフローマーク特性も重要であり、それらを同時に満足させる必要がある。
ウエルド、フローマークといった成形品の外観の改良の手法として、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnを5〜15とし、かつMFRが3〜200g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体、スチレン系エラストマー、無機フィラーからなる樹脂組成物を用いる方法がフローマークに効果があること(例えば、特許文献1参照。)。また、特定の触媒により重合されたプロピレンエチレンランダム共重合体およびこのものからなるプロピレン系樹脂組成物においては、プロピレンエチレンランダム共重合体を溶融粘弾性測定から得られる特定の角周波数とする方法が良好なウエルド特性を有することが報告されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、これらの技術においては、外観改良の主眼がウエルド特性もしくはフローマーク特性のどちらか一方に置かれており、両特性を有する改良にまではいたっておらず、好ウエルド外観と好フローマーク特性の両立について満足のいくレベルにはいたっていない。
特開平5−311032号公報
特開平8−151419号公報
ウエルド、フローマークといった成形品の外観の改良の手法として、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnを5〜15とし、かつMFRが3〜200g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体、スチレン系エラストマー、無機フィラーからなる樹脂組成物を用いる方法がフローマークに効果があること(例えば、特許文献1参照。)。また、特定の触媒により重合されたプロピレンエチレンランダム共重合体およびこのものからなるプロピレン系樹脂組成物においては、プロピレンエチレンランダム共重合体を溶融粘弾性測定から得られる特定の角周波数とする方法が良好なウエルド特性を有することが報告されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、これらの技術においては、外観改良の主眼がウエルド特性もしくはフローマーク特性のどちらか一方に置かれており、両特性を有する改良にまではいたっておらず、好ウエルド外観と好フローマーク特性の両立について満足のいくレベルにはいたっていない。
本発明の目的は、上記欠点を解決しつつ、ウエルド特性およびフローマーク特性に優れている、例えばバンパーなどの自動車用外装部材に用いられる成型材料用ポリプロピレン樹脂組成物、およびこのものからなる自動車用外装部材を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、種々の研究を重ねた結果、特定の構造を有するポリプロピレン系ブロック重合体、特定のエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、および特定の粒径のタルクを特定の割合にて配合したポリプロピレン系ブロック重合体組成物が、成形性、物性バランスに優れ、特に従来の材料に比べて良好なウエルド特性およびフローマーク特性のバランスを有することを見出し、自動車用外装部材に好適であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の第1の発明によれば、下記の成分(I)〜成分(III)からなることを特徴とする自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物が提供される。
成分(I):MFR(230℃、21.18N荷重)が50〜100g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が7以下であるプロピレン系ブロック共重合体であって、該プロピレン系ブロック共重合体が結晶性ポリプロピレン部(I1)を75〜95重量%およびエチレン・プロピレン共重合体部(I2)を5〜25重量%(ただし結晶性ポリプロピレン部(I1)とエチレン・プロピレン共重合体部(I2)の合計量は100重量%である。)を含み、前記エチレン・プロピレン共重合体部(I2)のエチレン含量が35〜45重量%、前記結晶性ポリプロピレン部(I1)の重量平均分子量(Mw−H)と前記エチレン・プロピレン共重合体部(I2)の重量平均分子量(Mw−C)との比(MwCH=Mw−C/Mw−H)が3〜5であるプロピレン系ブロック共重合体 100重量部
成分(II):MFR(230℃、21.18N荷重)が1〜9g/10分であるエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー 25〜45重量部
成分(III):平均粒径が1.5〜15μmのタルク 30〜45重量部
成分(I):MFR(230℃、21.18N荷重)が50〜100g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が7以下であるプロピレン系ブロック共重合体であって、該プロピレン系ブロック共重合体が結晶性ポリプロピレン部(I1)を75〜95重量%およびエチレン・プロピレン共重合体部(I2)を5〜25重量%(ただし結晶性ポリプロピレン部(I1)とエチレン・プロピレン共重合体部(I2)の合計量は100重量%である。)を含み、前記エチレン・プロピレン共重合体部(I2)のエチレン含量が35〜45重量%、前記結晶性ポリプロピレン部(I1)の重量平均分子量(Mw−H)と前記エチレン・プロピレン共重合体部(I2)の重量平均分子量(Mw−C)との比(MwCH=Mw−C/Mw−H)が3〜5であるプロピレン系ブロック共重合体 100重量部
成分(II):MFR(230℃、21.18N荷重)が1〜9g/10分であるエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー 25〜45重量部
成分(III):平均粒径が1.5〜15μmのタルク 30〜45重量部
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、MFRが30〜40g/10分、曲げ弾性率が2000〜2200MPa、低温アイゾット衝撃強度が45〜50J/mであることを特徴とする自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物が提供される。
また、本発明の第3の発明によれば、第1又は2の発明の自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物を射出成形してなることを特徴とする外観が良好な自動車用外装部材が提供される。
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物は、成形性、物性バランスに優れ、特に従来の材料に比べて良好なウエルド特性およびフローマーク特性のバランスを有することから自動車用外装部材に好適である。
本発明は、(I)プロピレン系ブロック共重合体、(II)エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、および(III)タルクを含有する自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物、それらを用いた自動車用外装部材である。以下に、プロピレン系ブロック共重合体組成物の構成成分、プロピレン系ブロック共重合体組成物の製造方法、プロピレン系ブロック共重合体組成物の成形について詳細に説明する。
1.プロピレン系ブロック共重合体組成物
(I)プロピレン系ブロック共重合体
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物に用いられるプロピレン系ブロック共重合体は、プロピレンの単独重合によって得られる結晶性ポリプロピレン部(I1)とエチレンとプロピレンとの共重合によって得られるエチレン・プロピレン共重合体部(I2)から構成されるプロピレン・エチレンブロック共重合体である。
(I)プロピレン系ブロック共重合体
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物に用いられるプロピレン系ブロック共重合体は、プロピレンの単独重合によって得られる結晶性ポリプロピレン部(I1)とエチレンとプロピレンとの共重合によって得られるエチレン・プロピレン共重合体部(I2)から構成されるプロピレン・エチレンブロック共重合体である。
本発明のプロピレン・エチレンブロック共重合体において、結晶性ポリプロピレン部(I1)は、75〜95重量%であり、好ましくは77〜85重量%である。また、エチレン・プロピレン共重合体部(I2)は、5〜25重量%であり、好ましくは10〜23重量%である。結晶性ポリプロピレン部(I1)の含有割合が上記範囲より少な過ぎると、プロピレン系ブロック共重合体組成物の耐熱剛性が不足し、一方、上記範囲より多過ぎると、プロピレン系ブロック共重合体組成物の衝撃強度や塗装性が不良となる。
また、エチレン・プロピレン共重合体部(I2)のエチレン含量は、35〜45重量%であり、好ましくは40〜45重量%である。エチレン・プロピレン共重合体部(I2)のエチレン含量が上記範囲より少な過ぎると、プロピレン系ブロック共重合体組成物の衝撃強度が不足し、一方、多すぎると、プロピレン系ブロック共重合体組成物の耐熱剛性が不良となる。
ここで、プロピレン・エチレンブロック共重合体中のエチレン・プロピレンランダム共重合部分のエチレン含量は、2gのプロピレン・エチレンブロック共重合体試料を沸騰キシレン300g中に20分間浸漬して溶解させた後、室温まで冷却を行い、析出した固相をガラスフィルターで濾過して取除き、室温析出物を濾過した濾液を蒸発乾固し、得られた固体物を赤外スペクトル分析法を用いてエチレン含量を測定する値である。
プロピレン系ブロック共重合体全体のMFR(230℃、21.18N荷重)は、50〜100g/10分であり、好ましくは60〜90g/10分である。全体のMFRが上記範囲より小さ過ぎると、プロピレン系ブロック共重合体組成物の成形加工性が不良となり、一方、上記範囲より大き過ぎると、プロピレン系ブロック共重合体組成物の衝撃強度が不満足となる。
ここで、MFRは、JIS−K7210(230℃、21.18N)に準拠して測定する値である。
ここで、MFRは、JIS−K7210(230℃、21.18N)に準拠して測定する値である。
また、プロピレン系ブロック共重合体の重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)は、7以下であり、好ましくは6.5以下である。重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が7を超えるとウエルド特性が不足となる。
さらに、プロピレン系ブロック共重合体の結晶性ポリプロピレン部(I1)の重量平均分子量(Mw−H)とエチレン・プロピレン共重合体部(I2)の重量平均分子量(Mw−C)の比(MwCH=Mw−C/Mw−H)は、3〜5であり、好ましくは3.2〜4.5である。(MwCH=Mw−C/Mw−H)が上記範囲外ではウエルド−フローマークバランスが悪くなる。
結晶性ポリプロピレン部及びエチレン・プロピレン共重合体部の分子量は、例えば、重合時の水素などの分子量調節剤の存在量を増減することで調整することができる。MwCHは、個々の重合工程の分子量の調整によりコントロールできる。また、分子量分布の調整は重合時の水素濃度、重合圧、重合時間により行うことができる。
さらに、プロピレン系ブロック共重合体の結晶性ポリプロピレン部(I1)の重量平均分子量(Mw−H)とエチレン・プロピレン共重合体部(I2)の重量平均分子量(Mw−C)の比(MwCH=Mw−C/Mw−H)は、3〜5であり、好ましくは3.2〜4.5である。(MwCH=Mw−C/Mw−H)が上記範囲外ではウエルド−フローマークバランスが悪くなる。
結晶性ポリプロピレン部及びエチレン・プロピレン共重合体部の分子量は、例えば、重合時の水素などの分子量調節剤の存在量を増減することで調整することができる。MwCHは、個々の重合工程の分子量の調整によりコントロールできる。また、分子量分布の調整は重合時の水素濃度、重合圧、重合時間により行うことができる。
なお、本発明においては、プロピレン系ブロック共重合体の40℃のオルトジクロロベンゼンの可溶部をエチレン・プロピレン共重合体部(I2)とし、残部を結晶性ポリプロピレン部(I1)とするものとする。
ここで、結晶性ポリプロピレン部(I1)の重量平均分子量(Mw−H)とエチレン・プロピレン共重合体部(I2)の重量平均分子量(Mw−C)は、以下の方法にて求める値である。
すなわち、溶媒として、オルトジクロロベンゼンを用いて昇温し、40℃以下で溶出する成分を抽出し、これをエチレン・プロピレンランダム共重合体部としてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により重量平均分子量を求め、Mw−Cとした。また、40〜140℃にて溶出する成分をホモポリプロピレン部として同様にGPCによりMw−Hを求めた。また、Mw/Mnについても、GPCにより測定された値である。
ここで、結晶性ポリプロピレン部(I1)の重量平均分子量(Mw−H)とエチレン・プロピレン共重合体部(I2)の重量平均分子量(Mw−C)は、以下の方法にて求める値である。
すなわち、溶媒として、オルトジクロロベンゼンを用いて昇温し、40℃以下で溶出する成分を抽出し、これをエチレン・プロピレンランダム共重合体部としてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により重量平均分子量を求め、Mw−Cとした。また、40〜140℃にて溶出する成分をホモポリプロピレン部として同様にGPCによりMw−Hを求めた。また、Mw/Mnについても、GPCにより測定された値である。
プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造は、主に結晶性ポリプロピレンを製造する重合工程と、主にエチレン・プロピレン共重合体を製造する重合工程を含む多段重合により製造することができる。結晶性ポリプロピレンを製造する重合工程では、プロピレンまたはプロピレンとプロピレン以外のプロピレンと共重合可能なα−オレフィンを重合触媒に接触させ重合体を得る。エチレン・プロピレン共重合体を製造する重合工程では、プロピレンとエチレンを重合触媒に接触させて共重合体を得る。
各重合工程の重合用式は特に制限はなく、公知の様式、すなわちスラリー重合法、気相重合法或いは液相塊状重合法により製造されるものであるが、どちらかと言えば、塗装性やコストの点から気相重合法により製造することが好ましい。
各重合工程は、一段重合であっても、二段以上の多段重合であっても構わない。なお、重合方式としてはバッチ重合、連続重合のどちらの方式をも採用することができるが、連続重合により製造することが好ましい。このプロピレン・エチレンブロック共重合体を製造するに際しては、最初にプロピレンの単独重合によって結晶性プロピレン単独重合部分を形成し、次にプロピレンとエチレンとのランダム共重合によってエチレン・プロピレンランダム共重合部分を形成したものが品質上から好ましい。
重合触媒は、公知の触媒を制限なく使用でき、例えばチーグラー触媒、メタロセン触媒等が使用できる。チーグラー触媒としては、塩化マグネシウムに四塩化チタン、有機ハライド及び有機珪素化合物を接触させて形成した固体成分に、有機アルミニウム化合物成分を組み合わせた触媒が挙げられる。
また、このプロピレン・エチレンブロック共重合体は、本発明の効果を著しく損なわない範囲内で他の不飽和化合物、例えば、1−ブテン等のα−オレフィン、酢酸ビニルの如きビニルエステル、無水マレイン酸等の不飽和有機酸又はその誘導体等を含有する三元以上の共重合体であっても、これらの混合物であっても良い。
(II)エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物に用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーは、エチレンとα−オレフィン、例えば、炭素数3〜12のα−オレフィンとの共重合体エラストマーである。α−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等を挙げることができる。
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物に用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーは、エチレンとα−オレフィン、例えば、炭素数3〜12のα−オレフィンとの共重合体エラストマーである。α−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等を挙げることができる。
エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーのMFR(230℃、21.18N)は、1〜9g/10分であり、好ましくは1.5〜5g/10分である。MFRが1g/分未満であると、成形性、塗装性に劣り、MFRが9g/10分を超えると耐衝撃性に劣る。
ここで、エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーのMFRは、JIS−K7210(230℃、21.18N)に準拠して測定する値である。
ここで、エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーのMFRは、JIS−K7210(230℃、21.18N)に準拠して測定する値である。
エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーの製造は、公知のチタン系触媒またはメタロセン触媒を用いて重合して得ることができる。
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物における、エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーの配合割合は、プロピレン系ブロック共重合体100重量部に対して、25〜45重量部であり、好ましくは30〜40重量%である。エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーの量が25重量部未満では、プロピレン系ブロック共重合体組成物の衝撃性の改良効果がなく、一方、50重量部を超えるとプロピレン系ブロック共重合体組成物の剛性、耐熱性が低下する。
(III)タルク
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物に用いられるタルクは、剛性の向上、寸法安定性の調整等を目的に用いられる。
本発明で用いるタルクは、外観や衝撃強度の点で、平均粒径が1.5〜15μm、好ましくは2〜8μmであることが必要である。
該タルクは、例えば、先ずタルク原石を衝撃式粉砕機やミクロンミル型粉砕機で粉砕して製造したり、更にジェットミルなどで粉砕した後、サイクロンやミクロンセパレータ等で分級調整する等の方法で製造する。タルクの平均粒径は、レーザ回折散乱方式粒度分布計(例えば、堀場製作所LA−920型)を用いて測定することができる。
また、見かけ比容を2.50ml/g以下にしたいわゆる圧縮タルクを用いても良く、さらに、タルクは、金属石鹸、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスまたはそれらの変性物、有機シラン、有機ボラン、有機チタネ−ト等を使用して表面処理されたものであってもよい。
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物に用いられるタルクは、剛性の向上、寸法安定性の調整等を目的に用いられる。
本発明で用いるタルクは、外観や衝撃強度の点で、平均粒径が1.5〜15μm、好ましくは2〜8μmであることが必要である。
該タルクは、例えば、先ずタルク原石を衝撃式粉砕機やミクロンミル型粉砕機で粉砕して製造したり、更にジェットミルなどで粉砕した後、サイクロンやミクロンセパレータ等で分級調整する等の方法で製造する。タルクの平均粒径は、レーザ回折散乱方式粒度分布計(例えば、堀場製作所LA−920型)を用いて測定することができる。
また、見かけ比容を2.50ml/g以下にしたいわゆる圧縮タルクを用いても良く、さらに、タルクは、金属石鹸、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスまたはそれらの変性物、有機シラン、有機ボラン、有機チタネ−ト等を使用して表面処理されたものであってもよい。
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物における、タルクの配合割合は、プロピレン系ブロック共重合体100重量部に対して、30〜45重量部であり、好ましくは35〜40重量%である。タルクの量 が30重量部未満では、プロピレン系ブロック共重合体組成物の剛性の改良効果がなく、一方、45重量部を超えるとプロピレン系ブロック共重合体組成物の耐衝撃性が低下する。
(IV)その他の成分
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物には、例えば、自動車の外装材などその用途によっては、その改質を目的として、他の添加剤、例えば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、造核剤、可塑剤、帯電防止剤、銅害防止剤、離型剤、発泡剤、色剤、顔料およびその分散剤を含有することができる。前記の各種添加剤や顔料は、各成分の混合時に添加するのが一般的であるが、高濃度のマスターバッチを予め作成しておき、射出成形あるいは押出成形時に後ブレンドしても良い。
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物には、例えば、自動車の外装材などその用途によっては、その改質を目的として、他の添加剤、例えば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、造核剤、可塑剤、帯電防止剤、銅害防止剤、離型剤、発泡剤、色剤、顔料およびその分散剤を含有することができる。前記の各種添加剤や顔料は、各成分の混合時に添加するのが一般的であるが、高濃度のマスターバッチを予め作成しておき、射出成形あるいは押出成形時に後ブレンドしても良い。
2.プロピレン系ブロック共重合体組成物の製造及び特性
本発明で用いるプロピレン系ブロック共重合体組成物は、上記成分(I)プロピレンブロック共重合体、成分(II)エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、および成分(III)タルク、必要に応じて、その他の成分、を上記配合割合で配合して、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ロールミキサー、ブラベンダープラストグラフ、ニーダー等通常の混練機を用いて混練することによって得ることができる。この場合、各成分をより均一に分散できる混練方法が好ましく、通常は二軸押出機を用いて混練が行われる。この混練の際には、上記各成分の配合物を同時に混練しても、また逐次的に混練しても良い。
本発明で用いるプロピレン系ブロック共重合体組成物は、上記成分(I)プロピレンブロック共重合体、成分(II)エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、および成分(III)タルク、必要に応じて、その他の成分、を上記配合割合で配合して、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ロールミキサー、ブラベンダープラストグラフ、ニーダー等通常の混練機を用いて混練することによって得ることができる。この場合、各成分をより均一に分散できる混練方法が好ましく、通常は二軸押出機を用いて混練が行われる。この混練の際には、上記各成分の配合物を同時に混練しても、また逐次的に混練しても良い。
本発明のプロピレン系ブロック共重合体組成物は、MFRが30〜40g/10分が好ましく、より好ましくは30〜35g/10分であり、曲げ弾性率が2000〜2200MPaが好ましく、より好ましくは2040〜2200MPaであり、低温アイゾット衝撃強度が45〜50J/mが好ましく、より好ましくは47〜50J/mである。各値が上記範囲内であると、種々の成形品に加工したのちその必要な性能を満たす。
ここで、MFRはJIS−K7210(230℃、21.18N荷重)に準拠して測定する値であり、曲げ弾性率はJIS−K7203に準拠して23℃で測定する値であり、低温アイゾット衝撃強度はJIS−K7110に準拠し、−30℃で測定する値である。
ここで、MFRはJIS−K7210(230℃、21.18N荷重)に準拠して測定する値であり、曲げ弾性率はJIS−K7203に準拠して23℃で測定する値であり、低温アイゾット衝撃強度はJIS−K7110に準拠し、−30℃で測定する値である。
3.プロピレン系ブロック共重合体組成物の成形
本発明の成形体は、上記のようにして得られたプロピレン系ブロック共重合体組成物から、公知の射出成形法(ガス射出成形も含む)にて各種成形体が製造される。得られた成形体は、ウエルド・フローマーク特性、剛性・低温耐衝撃性に優れている。特に、上記方法によって得られる本発明で用いるプロピレン系ブロック共重合体組成物は、ウエルド・フローマーク特性を有するだけでなく、高度な物性バランス(剛性と低温衝撃強度)と、より一段と優れた射出成形加工性(ウエルドマーク、フローマーク)を有しているため、各種の工業部品の分野の、例えば、バンパー、サイドモール等の自動車用外装部品として実用に十分な特性を有している。
本発明の成形体は、上記のようにして得られたプロピレン系ブロック共重合体組成物から、公知の射出成形法(ガス射出成形も含む)にて各種成形体が製造される。得られた成形体は、ウエルド・フローマーク特性、剛性・低温耐衝撃性に優れている。特に、上記方法によって得られる本発明で用いるプロピレン系ブロック共重合体組成物は、ウエルド・フローマーク特性を有するだけでなく、高度な物性バランス(剛性と低温衝撃強度)と、より一段と優れた射出成形加工性(ウエルドマーク、フローマーク)を有しているため、各種の工業部品の分野の、例えば、バンパー、サイドモール等の自動車用外装部品として実用に十分な特性を有している。
以下に実施例および比較例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、実施例、比較例で用いた試験方法、評価方法、原材料は、以下の通りである。
1.試験・評価方法
(1)MFR:JIS−K7210(230℃、21.18N荷重)に準拠して測定した。
(2)エチレン含量:前述の方法に準じて測定した。
(3)曲げ弾性率(単位:MPa):JIS−K7203に準拠して23℃で測定した。
(4)アイゾット(IZOD)衝撃強度(単位:J/m):JIS−K7110に準拠し、−30℃で測定した。
(5)フローマーク外観:型締め圧170トンの射出成形機で、短辺に幅2mmのフィルムゲートをもつ金型を用いて、350mm×100mm×2mmtなる成形シートを成形温度を220℃として射出成形した。フローマークの発生を目視で観察し、ゲートからフローマークが発生した部分までの距離を測定し、下記の基準で判定した。
○:発生距離が200mmを超える
△:発生距離が150mmを超える
×:発生距離が200mm以下
(6)ウェルド外観:型締め圧170トンの射出成形機で、開口部を設けた肉厚4mmの平板モデル成形品を220℃で射出成形して、ウェルド発生場所のウェルドラインの目立ちやすさを、下記の基準で評価した。
○:殆ど目立たない
△:やや目立つ
×:かなり目立つ
(1)MFR:JIS−K7210(230℃、21.18N荷重)に準拠して測定した。
(2)エチレン含量:前述の方法に準じて測定した。
(3)曲げ弾性率(単位:MPa):JIS−K7203に準拠して23℃で測定した。
(4)アイゾット(IZOD)衝撃強度(単位:J/m):JIS−K7110に準拠し、−30℃で測定した。
(5)フローマーク外観:型締め圧170トンの射出成形機で、短辺に幅2mmのフィルムゲートをもつ金型を用いて、350mm×100mm×2mmtなる成形シートを成形温度を220℃として射出成形した。フローマークの発生を目視で観察し、ゲートからフローマークが発生した部分までの距離を測定し、下記の基準で判定した。
○:発生距離が200mmを超える
△:発生距離が150mmを超える
×:発生距離が200mm以下
(6)ウェルド外観:型締め圧170トンの射出成形機で、開口部を設けた肉厚4mmの平板モデル成形品を220℃で射出成形して、ウェルド発生場所のウェルドラインの目立ちやすさを、下記の基準で評価した。
○:殆ど目立たない
△:やや目立つ
×:かなり目立つ
2.原材料
(1)プロピレン系ブロック共重合体
表1に物性を示したプロピレン系ブロック共重合体(PP1〜PP8)を用いた。
(1)プロピレン系ブロック共重合体
表1に物性を示したプロピレン系ブロック共重合体(PP1〜PP8)を用いた。
(2)エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー
EOR1:(エチレン・オクテンゴム:デュポン・ダウ社製):MFR=2g/10分
EOR2:(エチレン・オクテンゴム:デュポン・ダウ社製):MFR=10g/10分
EBM1:(エチレン・ブテンゴム:三井化学社製):MFR=2.4g/10分
(3)タルク
微粉タルク(富士タルク社製):平均粒径 5.9μm、アスペクト比 6
EOR1:(エチレン・オクテンゴム:デュポン・ダウ社製):MFR=2g/10分
EOR2:(エチレン・オクテンゴム:デュポン・ダウ社製):MFR=10g/10分
EBM1:(エチレン・ブテンゴム:三井化学社製):MFR=2.4g/10分
(3)タルク
微粉タルク(富士タルク社製):平均粒径 5.9μm、アスペクト比 6
(実施例1〜4)
成分(I)〜(III)を表2に示す割合で配合し、スーパーミキサーを用いてドライブレンドした後、ホッパーより原料を供給し、神戸製鋼所社製の高速二軸押出機(KCM)を用い溶融混練し、押出してペレットを得た。得られたペレットを射出成形機により、樹脂温度210℃および金型温度30℃で射出成形して物性試験片を製造し、評価を行った。評価結果を表3に示す。
表3に示す様に実施例1〜4に示す組成を持ったプロピレン系ブロック共重合体組成物は、何れも良好な物性バランスを示すことがわかる。
成分(I)〜(III)を表2に示す割合で配合し、スーパーミキサーを用いてドライブレンドした後、ホッパーより原料を供給し、神戸製鋼所社製の高速二軸押出機(KCM)を用い溶融混練し、押出してペレットを得た。得られたペレットを射出成形機により、樹脂温度210℃および金型温度30℃で射出成形して物性試験片を製造し、評価を行った。評価結果を表3に示す。
表3に示す様に実施例1〜4に示す組成を持ったプロピレン系ブロック共重合体組成物は、何れも良好な物性バランスを示すことがわかる。
(比較例1〜6)
成分(I)〜(III)を表2に示す割合で配合し、実施例1と同様に物性試験片を製造し、評価を行なった。評価結果を表3に示す。MwCHおよびMw/Mnが、特定の値をはずれる場合には、フローマーク−ウエルド特性が不良となる。
成分(I)〜(III)を表2に示す割合で配合し、実施例1と同様に物性試験片を製造し、評価を行なった。評価結果を表3に示す。MwCHおよびMw/Mnが、特定の値をはずれる場合には、フローマーク−ウエルド特性が不良となる。
本発明は、成形性、物性バランスに優れ、特に従来の材料に比べて良好なウエルド特性およびフローマーク特性のバランスを有する自動車外装部材用プロッピレン系ブロック共重合体組成物であるので、それから得られる成形体は、ウエルド・フローマーク特性、剛性・低温耐衝撃性に優れている。したがって、各種の工業部品の分野の、特にバンパー、サイドモール等の自動車用外装部品として好適に用いることができる。
Claims (3)
- 下記の成分(I)〜成分(III)からなることを特徴とする自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物。
成分(I):MFR(230℃、21.18N荷重)が50〜100g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が7以下であるプロピレン系ブロック共重合体であって、該プロピレン系ブロック共重合体が結晶性ポリプロピレン部(I1)を75〜95重量%およびエチレン・プロピレン共重合体部(I2)を5〜25重量%(ただし、結晶性ポリプロピレン部(I1)とエチレン・プロピレン共重合体部(I2)の合計量は100重量%である。)を含み、前記エチレン・プロピレン共重合体部(I2)のエチレン含量が35〜45重量%、前記結晶性ポリプロピレン部(I1)の重量平均分子量(Mw−H)と前記エチレン・プロピレン共重合体部(I2)の重量平均分子量(Mw−C)との比(MwCH=Mw−C/Mw−H)が3〜5であるプロピレン系ブロック共重合体 100重量部
成分(II):MFR(230℃、21.18N荷重)が1〜9g/10分であるエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー 25〜45重量部
成分(III):平均粒径が1.5〜15μmのタルク 30〜45重量部 - MFRが30〜40g/10分、曲げ弾性率が2000〜2200MPa、低温アイゾット衝撃強度が45〜50J/mであることを特徴とする請求項1記載の自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物。
- 請求項1又は2に記載の自動車外装部材用プロピレン系ブロック共重合体組成物を射出成形してなることを特徴とする外観が良好な自動車用外装部材。
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