JP2002003667A - ポリプロピレンマスターバッチ及びそれを用いた成形方法 - Google Patents
ポリプロピレンマスターバッチ及びそれを用いた成形方法Info
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Abstract
(高剛性かつ高衝撃強度)にも優れる樹脂成形品が得ら
れる、ポリプロピレンマスターバッチ並びにそれを用い
た成形方法を提供すること。 【解決手段】 (a)特定の結晶性ポリプロピレン樹
脂;1〜49.9重量%、(b)タルク及び/またはワ
ラストナイト;50〜90重量%、(c)特定のポリエ
チレン及び/または滑成分;0.1〜9重量%、及び必
要に応じて配合される(d)分散促進成分、(e)エチ
レン・α−オレフィン共重合ゴム、(f)着色成分から
なるポリプロピレンマスターバッチ並びにそれを用いた
成形方法。
Description
とともに、成形性(射出成形性または射出圧縮成形性)
と物性バランス(高剛性かつ高衝撃強度)に優れるポリ
プロピレン樹脂成形品が得られるポリプロピレンマスタ
ーバッチとそれを用いた成形方法に関するものであり、
特に各種工業部品、自動車部品、とりわけ自動車内装部
品の成形用として好適なポリプロピレンマスターバッチ
とそれを用いた成形方法に関するものである。
品、例えば、バンパー、インストルメントパネル、ファ
ンシュラウド、グローブボックス等の自動車部品、テレ
ビ、VTR、洗濯機等の家電機器製品の部品用等として
プロピレン系樹脂組成物がその優れた成形性、機械的強
度や経済性の特徴を活かし多く実用に供されてきてい
る。しかしながら、近年、上記各用途は、益々高機能化
や製品大型化が進みつつあり、それに伴いプロピレン系
樹脂組成物には、例えば、自動車内装部品分野において
は、高度な成形性、高度な物性バランス(高い剛性と高
い衝撃強度)と、それに加えて高度の耐傷つき性が低コ
ストの下で求められている。
良に関しては、特定のポリエチレンを添加する技術(特
開昭57−73034号公報)、特定粒径のフィラーを
利用する技術(特開昭57−8235号公報)や、核剤
添加等により結晶性を向上させ表面硬度を改良する技術
等が知られている。
的は達成されているものの、成形品のシボ模様の多様化
に伴い、さらに高度な耐傷つき性の水準が求められつつ
ある。
状況下において、耐傷付き性に優れその上、成形性(射
出成形性または射出圧縮成形性)と物性バランス(高剛
性かつ高衝撃強度)に優れるポリプロピレン樹脂成形品
が得られる,ポリプロピレンマスターバッチ及びそれを
用いた成形方法を提供することにより、低コストで高性
能な工業部品、自動車部品とりわけ自動車内装部品を提
供することを課題とする。
を解決するために、種々の研究を重ねた結果、特定の結
晶性ポリプロピレン樹脂に、特定の無機フィラーと特定
のポリエチレン及び/または滑成分、場合により分散促
進成分、エチレン・α−オレフィン共重合ゴム、着色成
分を特定の比率で配合することにより得られるポリプロ
ピレンマスターバッチを、結晶性ポリプロピレン樹脂と
混合して射出成形または射出圧縮成形した場合、その成
形品が優れた耐傷つき性を発現し、その上、成形性(射
出成形性または射出圧縮成形性)、物性バランス(高い
剛性と高い衝撃強度)も高度の水準を発現することを見
出し、本発明を完成するに至ったものである。
るポリプロピレンマスターバッチを使用するにも拘わら
ず、高度の耐傷つき性、成形性及び物性バランスが並立
したポリプロピレン樹脂成形品を与えるものである。
成分(f)を配合し、混合及び/または混練造粒してな
るポリプロピレンマスターバッチ及びそれを用いた成形
方法である。 (a)メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が0.1〜500g /10分である結晶性ポリプロピレン樹脂; 1〜49.9重量% (b)タルク及び/またはワラストナイト; 50〜90重量% (c)密度が0.920g/cm3以上のポリエチレン及び/または滑成分; 0.1〜9重量% (但し、成分(a)〜成分(c)の合計は100重量%である。) (d)分散促進成分; 成分(a)、成分(b)、成分(c)の合計100重量部に対し0〜10重量 部 (e)エチレン・α−オレフィン共重合ゴム; 成分(a)、成分(b)、成分(c)の合計100重量部に対し0〜50重量 部 (f)着色成分; 成分(a)、成分(b)、成分(c)の合計100重量部に対し0〜20重量 部
明する。 〔I〕ポリプロピレンマスターバッチ 1.構成成分 本発明のポリプロピレンマスターバッチは、下記の成分
(a)、成分(b)、成分(c)さらに、場合により成
分(d)、成分(e)、成分(f)からなる。
(a)〕 本発明で用いられる上記成分(a)は、プロピレンの単
独重合体(ホモポリプロピレン)、過半重量のプロピレ
ンと他のα−オレフィン(例えば、エチレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテン等)、ビニルエステル(例えば、
酢酸ビニル等)、芳香族ビニル単量体(例えば、スチレ
ン等)、ビニルシラン(例えば、ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメチルシラン等)等との二元以上のブ
ロック、ランダムないしはグラフト共重合体(これらの
混合物であっても良い。)である。なかでも、ホモポリ
プロピレン部(A単位部)とエチレン・プロピレンラン
ダム共重合部(B単位部)を含有するプロピレン・エチ
レンブロック共重合体またはプロピレン・エチレンラン
ダム共重合体が好ましい。
規則性触媒を用いて、スラリー重合、気相重合あるいは
塊状重合により製造され、重合方式としては、バッチ重
合、連続重合のいずれの方式も採用することができる。
高立体規則性触媒としては、例えば、塩化マグネシウム
に四塩化チタン、有機酸ハライド及び有機珪素化合物を
接触させて形成した固体成分に、有機アルミニウム化合
物成分を組合わせた触媒を用いる。この結晶性ポリプロ
ピレン樹脂は、2種以上の樹脂混合物であっても良い。
よって得られるものであり、また前記B単位部は、プロ
ピレンとエチレンとのランダム共重合によって得られる
ものである。B単位部は、該プロピレン・エチレンブロ
ック共重合体中に、好ましくは1〜40重量%、より好
ましくは2〜36重量%の割合を占めていることが望ま
しい。該B単位部の含有量が上記範囲より多いと、ポリ
プロピレンマスターバッチと結晶性ポリプロピレン樹脂
の混合成形品の耐傷つき性や剛性が不良となり易い。
レン・エチレンブロック共重合体を沸騰キシレン300
ml中に30分浸漬して溶解させた後、室温まで冷却し
て、ガラスフィルターで濾過、乾燥して求めた固体重量
から逆算して求めた値である。
から0.9071g/cm3以上、特に0.9081g
/cm3以上であることが好ましい。
ローレート(以下、MFRと略す。)は、0.1〜50
0g/10分であるが、好ましくは0.2〜200g/
10分、さらに好ましくは0.3〜150g/10分の
ものである。MFRが0.1g/10分未満のものは、
ポリプロピレンマスターバッチと結晶性ポリプロピレン
樹脂の混合成形時に流動性が不足し、500g/10分
を超えるものは、成形品の衝撃強度が不足し、それぞれ
不適である。上記MFRは、JIS−K7210(23
0℃、2.16kg荷重)に準拠して測定されたもので
ある。
トジクロルベンゼンによる分別において、100℃未満
で不溶な成分中における120℃未満で不溶な成分の割
合が8重量%以上のものが好ましく、12重量%以上の
ものが、とりわけ好ましい。上記100℃及び120℃
未満での不溶分は、オルトジクロルベンゼンを溶媒とし
て用い、クロス分別法によって以下に示す条件にて測定
した値である。装置:三菱化学(株)製、CFC・T1
50A型、カラム:昭和電工(株)製、AD80M/
S、濃度:40mg/19ml。
〔成分(b)〕 本発明で用いられる上記成分(b)のタルク及び/また
はワラストナイトは、以下に示すようなものである。タ
ルクは、平均粒径が1.5〜15μm、好ましくは1.
5〜10μm、特に好ましくは2〜8μmのものであ
る。15μmを超えるものは、耐傷つき性が劣り、一
方、1.5μm未満のものは、ポリプロピレンマスター
バッチ中の分散が不良となり易く、各々好ましくない。
タルクは、剛性及び耐熱性の向上並びに成形品の寸法安
定性及び調整等に有効である。さらに、タルクの平均ア
スペクト比が4以上、特に5以上のものがより好まし
い。
式粉砕機やミクロンミル型粉砕機で粉砕して製造した
り、さらにジェットミル等で微粉砕した後、サイクロン
やミクロンセパレーター等で分級調整する等の方法にて
製造する。ここで原石が中国産であると金属不純物成分
が少ないので好ましい。また、タルクは、各種金属塩な
どで表面処理したものでも良く、さらに、見掛け比容を
2.50ml/g以下にした、いわゆる圧縮タルクを用
いても良い。なお、タルクの平均粒径は、レーザー回折
散乱方式粒度分布計を用いて測定した値であり、測定装
置としては、例えば、堀場製作所製LA−920型が測
定精度において優れているので好ましい。タルクの直径
や長さ及びアスペクト比は、顕微鏡等により測定された
値より求められる。
3またはCaO・SiO2の化学式で表されるもので、
通常、針状または不定形粒状の形状のものである。ワラ
ストナイトは、平均粒径50μm以下、かつアスペクト
比2以上のものが好ましい。
〔成分(c)〕 本発明で用いられる上記成分(c)のポリエチレン及び
/または滑成分は、以下に示すようなものである。ポリ
エチレンは、密度が0.920g/cm3以上、好まし
くは0.940g/cm3以上、特に好ましくは0.9
50〜0.970g/cm3のものである。さらに好ま
しくは、MFR(190℃、2.16kg荷重)が2g
/10分以上、好ましくは4g/10分以上、特に好ま
しくは15〜30g/10分のものである。上記範囲外
の密度やMFRを有するものは、結晶性ポリプロピレン
樹脂との混合成形品の耐傷つき性や外観が劣り不適であ
る。上記密度は、JIS−K7112に、MFRは、J
IS−K7210(190℃、2.16kg荷重)に準
拠してそれぞれ測定されたものである。
2−ヒドロキシステアリン酸等の高級脂肪酸、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等の高級脂
肪酸金属塩、天然ワックス系、多価アルコール部分エス
テル系、エステル類系、パラフィンワックス等の炭化水
素系、ステアリルアルコール、ポリエチレングリコール
等のアルコール類、シリコーン化合物系、不飽和カルボ
ン酸及びその誘導体で変性されたポリオレフィン、脂肪
酸アミドまたはその誘導体等が挙げられる。
が好ましく、具体的にはラウリン酸アミド、ステアリン
酸アミド、オレイン酸アミド、ベヘン酸アミド、エルカ
酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、メチレン
ビスステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミ
ド、N−ステアリルエルカアミド、ヘキサメチレンビス
ステアリン酸アミド等が挙げられ、とりわけ、ラウリン
酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、ベ
ヘン酸アミド、エルカ酸アミド等のモノアミドが好まし
い。
の分解促進成分は、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸マグネシウム等の高級脂肪酸金属塩、ステアリン酸
等の高級脂肪酸等が挙げられる。本成分は、本発明の、
ポリプロピレンマスターバッチ中のタルク及び/または
ワラストナイトの分散を良好にするために用いる。この
場合、予めタルク及び/またはワラストナイトにプリブ
レンドする方法等で処理するとより効果的である。
ム〔成分(e)〕 本発明において、場合により用いられる上記成分(e)
のエチレン・α−オレフィン共重合ゴムは、炭素数3〜
8のα−オレフィンを20〜50重量%、好ましくは2
0〜45重量%、特に好ましくは20〜40重量%含有
するものである。このゴムは、ジエンとの3元共重合ゴ
ムであっても良く、この場合は、ジエンを1〜10重量
%、好ましくは2〜8重量%、特に好ましくは3〜6重
量%含有する。
FR(230℃、2.16kg荷重)は、0.05〜1
00g/10分、好ましくは0.1〜100g/10
分、特に好ましくは0.5〜80g/10分のものであ
る。密度は、0.85〜0.88g/cm3、好ましく
は0.86〜0.88g/cm3、特に好ましくは0.
86〜0.87g/cm3のものである。炭素数3〜8
のα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、4−メチル−ペンテン−1、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン等が挙げられる。なか
でも、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オ
クテンが好ましく、とりわけ、1−ブテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテンが好ましい。
するジエンとして、エチリデンノルボルネン、ジシクロ
ペンタジエン、1、4−ヘキサジエン等を挙げることが
できる。α−オレフィンの含有量が上記範囲よりも少な
すぎると、結晶性ポリプロピレン樹脂との混合成形品の
衝撃強度が不足し、多すぎると、耐傷つき性や剛性が低
下する。これらの共重合ゴムは1種単独でも2種以上組
合わせて用いても良い。
ないが、バナジウム化合物系や国際公開WO91/04
257号公報等に示されるようなメタロセン系触媒を用
いて製造されたものが好ましい。α−オレフィンの含有
量は、赤外スペクトル分析法や13C−NMR法等の常
法(一般に、赤外スペクトル分析法で得られる値は、
13C−NMR法に較べ低密度程小さく(約10〜50
%)なる傾向がある。)によって測定される値である。
なお、MFRは、JIS−K7210(230℃、2.
16kg荷重)に、密度は、JIS−K7112に準拠
して測定されたものである。
(f)の着色成分は、通常用いられる場合が多いもの
で、例えば、カーボンブラック、群青、弁柄、亜鉛華、
酸化チタン、鉄黒、クロムイエロー、カドミウムイエロ
ー等の無機系や、アゾ系、キナクリドン系、イソインド
リノン系、ペリレン系、ペリノン系、キノフタロン系、
アントラキノン系、フタロシアニン系、アニリンブラッ
ク系等の有機系各成分等が挙げられる。
ーバッチに直接添加しても良く、また、予めポリプロピ
レンやポリエチレンに高濃度に充填した、いわゆる着色
マスターバッチとして、本発明のポリプロピレンマスタ
ーバッチと混合して用いても良い。この場合、着色マス
ターバッチとする際、用いるマトリックス材料として
は、低密度ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、プ
ロピレン・エチレンランダム共重合体やエチレン・α−
オレフィン共重合体ゴムが好ましい。
発明の効果を著しく損なわない範囲で、或いは、さらに
性能の向上を図る為に、上記成分(a)〜成分(f)以
外に、以下に示す任意の添加剤や配合材成分を配合する
ことができる。具体的には、酸化防止剤、帯電防止剤、
光安定剤、紫外線吸収剤、核剤、難燃剤、上記成分
(a)〜(f)以外の、各種樹脂、SEBS等の各種ゴ
ム、各種フィラー等の配合材を挙げることができる。光
安定剤や紫外線吸収剤、例えば、ヒンダードアミン化合
物系、ベンゾエート化合物系、ベンゾトリアゾール系、
ベンゾフェノン系やホルムアミジン系等は、結晶性ポリ
プロピレン樹脂との混合成形品の耐候性の付与・向上に
有効である。核剤、例えば、タルク等の無機系、または
芳香族カルボン酸の金属塩、ソルビトール系もしくは芳
香族リン酸金属塩等の有機系の核剤は、結晶性ポリプロ
ピレン樹脂との混合成形品の剛性や耐傷つき性の付与・
向上に有効である。
成分(a)、成分(b)、成分(c)の割合は、成分
(a)が1〜49.9重量%、好ましくは1〜44.8
重量%、さらに好ましくは2〜39.5重量%である。
成分(a)の割合が1重量%未満では、結晶性ポリプロ
ピレン樹脂との混合成形品の耐傷つき性が劣り、49.
9重量%を超えると、剛性が劣る。
好ましくは55〜90重量%、さらに好ましくは60〜
90重量%である。成分(b)の割合が50重量%未満
では、結晶性ポリプロピレン樹脂との混合成形品の剛性
が劣り、90重量%を超えると、衝撃強度や耐傷つき性
が劣る。
好ましくは0.2〜9重量%、さらに好ましくは0.5
〜8重量%である。成分(c)の割合が0.1重量%未
満では、結晶性ポリプロピレン樹脂との混合成形品の耐
傷つき性や衝撃強度が劣り、9重量%を超えると、剛性
が劣る。
(d)、成分(e)及び成分(f)の各成分は、成分
(a)、成分(b)、成分(c)の合計100重量部に
対し、成分(d)が0〜10重量部、好ましくは0.1
〜5重量部、さらに好ましくは1〜3重量部、また、成
分(e)が0〜50重量部、好ましくは1〜50重量
部、さらに好ましくは10〜50重量部、また、成分
(f)が0〜20重量部、好ましくは0.1〜20重量
部、さらに好ましくは1〜10重量部配合される。成分
(d)の割合が10重量部を超えると、結晶性ポリプロ
ピレン樹脂との混合成形品の剛性が劣り、成分(e)の
割合が50重量部を超えると、同じく剛性が劣り、成分
(f)の割合が20重量部を超えると、色むら等の外観
不良を生じ易くなり、いずれも好ましくない。
(a)、成分(b)、成分(c)場合により、成分
(d)、成分(e)、成分(f)、〔成分(g)〕を、
上記配合割合で配合して一軸押出機、二軸押出機、バン
バリーミキサー、ロールミキサー、ブラベンダープラス
トグラフ、ニーダー等の通常の混練機を用いて混練・造
粒する方法や、スーパーミキサーやヘンシェルミキサー
等の高速回転型攪拌混合機で攪拌・混練しながら混練物
を得、その後押出機で造粒する、いわゆる攪拌混練造粒
方法等によって得られる。
ができる混練・造粒方法を選択することが好ましく、通
常は、高速回転型攪拌混合機にて攪拌混練し(特開昭6
3−27550公報参照)、その混練物を別の造粒機で
造粒する攪拌造粒方法、または一軸若しくは二軸の押出
機を用いて混練・造粒が行われる。この混練・造粒の際
には、上記成分(a)、成分(b)、成分(c)場合に
より、成分(d)、成分(e)、成分(f)、〔成分
(g)〕の配合物を、同時に混練しても良く、また性能
向上を図るべく各成分を分割、例えば先ず、成分(a)
と成分(b)の一部または全部を混練し、その後に残り
成分を混練・造粒することもできる。
結晶性ポリプロピレン樹脂の混合成形方法 1.成形と混合割合 本発明のポリプロピレンマスターバッチは、後述の結晶
性ポリプロピレン樹脂(通常はペレット)と、任意の割
合で混合した後、射出成形法(ガス射出成形法も含
む)、または射出圧縮成形法(インジェクションプレ
ス)にて成形することによって各種成形品を得る。この
場合、ポリプロピレンマスターバッチと結晶性ポリプロ
ピレン樹脂の混合割合は、10〜60重量部:90〜4
0重量部が好ましく、10〜50重量部:90〜50重
量部がとりわけ好ましい。
るための成形に当って、以下の結晶性ポリプロピレン樹
脂が必要である。本発明のポリプロピレンマスターバッ
チと、任意の割合で混合成形する際に用いられる結晶性
ポリプロピレン樹脂は、プロピレンの単独重合体(ホモ
ポリプロピレン)、過半重量のプロピレンと他のα−オ
レフィン(例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オ
クテン等)、ビニルエステル(例えば、酢酸ビニル
等)、芳香族ビニル単量体(例えば、スチレン等)、ビ
ニルシラン(例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリメチルシラン等)等との二元以上のブロック、ラ
ンダムないしはグラフト共重合体(これらの混合物であ
っても良い。)である。なかでも、ホモポリプロピレン
部(A単位部)とエチレン・プロピレンランダム共重合
部(B単位部)を含有するプロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体が好ましい。この結晶性ポリプロピレン樹脂
は、2種以上の混合物であっても良い。
よって得られるものであり、また前記B単位部は、プロ
ピレンとエチレンとのランダム共重合によって得られる
ものである。B単位部は、上記プロピレン・エチレンブ
ロック共重合体中に、好ましくは1〜40重量%、より
好ましくは2〜36重量%の割合を占めていることが望
ましい。
〜500g/10分のものであるが、1〜200g/1
0分のものが好ましく、特に10〜100g/10分の
ものが好ましい。MFRが1g/10分未満のものは、
本発明のポリプロピレンマスターバッチとの混合成形時
に流動性が不足し、500g/10分を超えるものは、
成形品の衝撃強度が不足し、それぞれ不適である。ま
た、結晶性ポリプロピレン樹脂は、オルトジクロルベン
ゼンによる分別において、100℃未満で不溶な成分中
における120℃未満で不溶な成分の割合が8重量%以
上のものが好ましく、12重量%以上のものが、とりわ
け好ましい。さらに、A単位部の密度は、剛性等の観点
から0.9071g/cm3以上、特に0.9081g
/cm3以上であることが好ましい。B単位部含量、全
体のMFR、オルトジクロルベンゼンの100℃及び1
20℃不溶分の各測定は、前述の成分(a)と同一の測
定法にて測定したものである。
この結晶性ポリプロピレン樹脂に、以下に示す任意の添
加剤や配合材成分を添加した樹脂を用いることもでき
る。具体的には、酸化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、
紫外線吸収剤、核剤、難燃剤、各種樹脂、EPR、EO
R、SEBS等の各種ゴム、タルク等の各種フィラー等
の配合材を挙げることができる。光安定剤や紫外線吸収
剤、例えば、ヒンダードアミン化合物系、ベンゾエート
化合物系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系や
ホルムアミジン系等は、ポリプロピレンマスターバッチ
との混合成形品の耐候性の付与・向上に有効である。核
剤、例えば、タルク等の無機系、または芳香族カルボン
酸の金属塩、ソルビトール系もしくは芳香族リン酸金属
塩等の有機系の核剤は、ポリプロピレンマスターバッチ
との混合成形品の剛性や耐傷つき性の付与・向上に有効
である。
プロピレン樹脂と混合成形することによって、その成形
品が優れた耐傷つき性を発現し、その上、物性バランス
(高剛性かつ高衝撃強度)も、高度の水準を発現するの
で各種の生活資材用製品、自動車部品や家電機器部品等
各種工業部品等の成形材料としての実用性能を有してお
り、なかでも、自動車内外装部品、とりわけ、インスト
ルメントパネル、コンソール、トリム、ピラー、ドアト
リム等の内装部品用成形材料として好適である。
れを用いた成形方法を、さらに詳細に説明するために、
以下に実施例を示して具体的に説明するが、本発明はこ
れらの実施例によって限定されるものではない。なお、
ここでのMFRは、成分c−2を除いて、230℃、
2.16kg荷重の条件下での測定値である。
製 1.原材料 成分(a)(いずれも酸化防止剤と光安定剤を含有) a−1:密度が0.9092g/cm3のA単位部を7
0重量%、B単位部を30重量%各々含有し、オルトジ
クロルベンゼンによる分別において、100℃未満で不
溶な成分中における120℃未満で不溶な成分の割合が
8重量%、かつ成分(a)全体の重合MFRが15g/
10分である気相重合で製造したプロピレン・エチレン
ブロック共重合体(ペレット) a−2:密度が0.9091g/cm3のA単位部を9
0重量%、B単位部を10重量%各々含有し、オルトジ
クロルベンゼンによる分別において、100℃未満で不
溶な成分中における120℃未満で不溶な成分の割合が
17重量%、かつ成分(a)全体の重合MFRが50g
/10分であるスラリー重合で製造したプロピレン・エ
チレンブロック共重合体(ペレット)
ラストナイト b−2:平均粒径5.8μm、平均アスペクト比6のタ
ルク b−3:平均粒径6.3μmの重質炭酸カルシウム 成分(c) c−1:エルカ酸アミド c−2:MFR(190℃、2,16kg荷重)が22
g/10分、密度が0.958g/cm3の高密度ポリ
エチレン c−3:オレイン酸アミド 成分(d) d−1:ステアリン酸マグネシウム 成分(e) e−1:1−オクテンを25重量%含有(赤外法)し、
MFRが11g/10分、密度が0.869g/cm3
の、メタロセン系触媒を用いて溶液重合法で製造された
エチレン・1−オクテン共重合ゴム
2、MB5〜8については、HTM型押出機にて混練造
粒(200℃)し、MB3、MB4については、スーパ
ーミキサーにて攪拌混練(約170〜180℃)した
後、押出機にて造粒(200℃)して、ポリプロピレン
マスターバッチを調製した。
結晶性ポリプロピレン樹脂の混合成形表1に示すポリプ
ロピレンマスターバッチと、下記結晶性ポリプロピレン
樹脂(NP)を、表2に示す割合で混合(ドライブレン
ド)して、射出成形機または射出圧縮成形機へ供し評価
用試験片を成形した。 NP1:上記、成分(a−1)と同じ。 NP2:密度が0.9092g/cm3のA単位部を8
5重量%、B単位部を15重量%各々含有し、オルトジ
クロルベンゼンによる分別において、100℃未満で不
溶な成分中における120℃未満で不溶な成分の割合が
13重量%、かつ全体の重合MFRが30g/10分で
ある気相重合で製造したプロピレン・エチレンブロック
共重合体(ペレット)
A単位部を75重量%、B単位部を25重量%各々含有
し、オルトジクロルベンゼンによる分別において、10
0℃未満で不溶な成分中における120℃未満で不溶な
成分の割合が11重量%、かつ全体の重合MFRが60
g/10分である気相重合で製造したプロピレン・エチ
レンブロック共重合体(ペレット) NP4:密度が0.9092g/cm3のA単位部を9
5重量%、B単位部を5重量%各々含有し、オルトジク
ロルベンゼンによる分別において、100℃未満で不溶
な成分中における120℃未満で不溶な成分の割合が1
2重量%、かつ全体の重合MFRが0.6g/10分で
あるスラリー重合で製造したプロピレン ・エチレンブロック共重合体(ペレット) なお、この際、マトリックス樹脂として低密度ポリエチ
レンを用い、カーボンブラックと酸化チタンを主成分と
した着色成分を全体の25重量%含有させた黒灰色着色
マスターバッチ(CMB1)も、ポリプロピレンマスタ
ーバッチと結晶性ポリプロピレン樹脂の合計100重量
部に対し、2重量部ドライブレンドした。
(シボ付)の表面中央部を、1mmΦ(先端半径0.3
mm)の鋼製針を用いて、荷重600g、速度30mm
/secの条件下で擦過し、該針傷跡部分を目視にて観
察して下記のように判定した。 A:針傷跡が殆ど認められない、或いは僅かに認められ
るが目立たない。 B:針傷跡が認められるが、比較的目立ち難い。 C:針傷跡が深く、または白化して、はっきり認められ
目立つ。 この場合、Cは成形品として、実用が困難なレベルであ
る。
m×360mm×2.5mmtのシートを作成した(実
施例1〜4及び比較例1〜5)。 射出圧縮成形機:VFP500(神戸製作所製)にて、
1080mm×960mm×2.6mmtのシートを作
成した(実施例5)。 成形流動性、各シートの成形品外観を評価し、下記の3
段階に分類・判定した。 ・非常に良好:充填がスムースで、成形品の外観にも問
題ない。 ・良好:充填・成形品の外観とも、上記のものに劣るが
実用上問題ない。 ・不良:充填が一部不可能であったり、フローマーク・
リングマークが目立ち、実用上問題がある。
定した。本値は耐熱性の目安ともなる。 4.アイゾット衝撃強度 JIS−K7110に準拠して、23℃の温度下にてノ
ッチ付で測定した。
に示すように実施例1〜5のポリプロピレンマスターバ
ッチと結晶性ポリプロピレン樹脂及び着色マスターバッ
チを混合成形して得られた成形品は、いずれも良好な耐
傷つき性、成形性、物性バランス(高剛性及び高衝撃強
度)を示した。一方、比較例1〜5に示したものは、こ
れらのバランスが不良であった。
結晶性ポリプロピレン樹脂及び着色マスターバッチの混
合品で、1300mm×420mm×305mm×3.
5mmt(概略寸法)の自動車インストルメントパネル
を射出成形(成形機:(株)日本製鋼所製 J4000
EV、成形温度220℃、金型温度40℃、射出圧力8
00kg/cm2)したところ、良好な耐傷つき性を示
すとともに、成形性・外観・機械的強度バランスも良好
であった。
と結晶性ポリプロピレン樹脂を混合したものは、優れた
成形性(射出成形性または射出圧縮成形性)を示すとと
もに、その成形品は優れた耐傷つき性と物性バランス
(高剛性かつ高衝撃強度)を有するため、各種の生活資
材用製品、工業部品用等、なかでも、自動車部品、とり
わけインストルメントパネル、コンソールボックス、ピ
ラー、ドアトリム等の内装部品用射出成形及び射出圧縮
成形材料として好適な素材である。
Claims (13)
- 【請求項1】 下記の成分(a)〜成分(f)を配合
し、混合及び/または混練造粒してなるポリプロピレン
マスターバッチ。 (a)メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が0.1〜500g /10分である結晶性ポリプロピレン樹脂; 1〜49.9重量% (b)タルク及び/またはワラストナイト; 50〜90重量% (c)密度が0.920g/cm3以上のポリエチレン及び/または滑成分; 0.1〜9重量% (但し、成分(a)〜成分(c)の合計は100重量%である。) (d)分散促進成分; 成分(a)、成分(b)、成分(c)の合計100重量部に対し0〜10重量 部 (e)エチレン・α−オレフィン共重合ゴム; 成分(a)、成分(b)、成分(c)の合計100重量部に対し0〜50重量 部 (f)着色成分; 成分(a)、成分(b)、成分(c)の合計100重量部に対し0〜20重量 部 - 【請求項2】 成分(a)が、プロピレン・エチレンブ
ロック共重合体またはプロピレン・エチレンランダム共
重合体である請求項1に記載のポリプロピレンマスター
バッチ。 - 【請求項3】 成分(b)が、平均粒径1.5〜15μ
mのタルクである請求項1または2に記載のポリプロピ
レンマスターバッチ。 - 【請求項4】 成分(c)が、メルトフローレート(1
90℃、2.16kg荷重)5g/10分以上の高密度
ポリエチレン及び/または脂肪酸アミド及び/またはそ
の誘導体である請求項1ないし3に記載のポリプロピレ
ンマスターバッチ。 - 【請求項5】 成分(d)を、 成分(a)、成分
(b)、成分(c)の合計100重量部に対し0.1〜
5重量部含有する請求項1ないし4に記載のポリプロピ
レンマスターバッチ。 - 【請求項6】 成分(e)が、 エチレンと炭素数3、
4、6、8のα−オレフィンとの共重合ゴムであり、か
つ該成分(e)を、成分(a)、成分(b)、成分
(c)の合計100重量部に対し1〜50重量部含有す
る請求項1ないし5に記載のポリプロピレンマスターバ
ッチ。 - 【請求項7】 攪拌混練造粒方法にて、混練造粒して製
造された請求項1ないし6に記載のポリプロピレンマス
ターバッチ。 - 【請求項8】 請求項1ないし7に記載のポリプロピレ
ンマスターバッチと、メルトフローレート(230℃、
2.16kg荷重)が1〜500g/10分である結晶
性ポリプロピレン樹脂とを混合し、射出成形法または射
出圧縮成形法を用いて成形加工する成形方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の成形方法を用いて成形
されてなる自動車用部品。 - 【請求項10】 結晶性ポリプロピレン樹脂として、エ
チレン・プロピレンランダム共重合部(B単位部)を1
〜40重量%含有し、かつメルトフローレート(230
℃、2.16kg荷重)が1〜200g/10分である
プロピレン・エチレンブロック共重合体を用いる請求項
8に記載の成形方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の成形方法を用いて
成形されてなる自動車用部品。 - 【請求項12】 請求項1ないし7に記載のポリプロピ
レンマスターバッチ10〜60重量部と結晶性ポリプロ
ピレン樹脂90〜40重量部の混合物を用いる請求項8
または10に記載の成形方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の成形方法を用いて
成形されてなる自動車用部品。
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