JP2006316178A - ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP2006316178A
JP2006316178A JP2005140689A JP2005140689A JP2006316178A JP 2006316178 A JP2006316178 A JP 2006316178A JP 2005140689 A JP2005140689 A JP 2005140689A JP 2005140689 A JP2005140689 A JP 2005140689A JP 2006316178 A JP2006316178 A JP 2006316178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypropylene
resin
pigment
colored resin
colored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005140689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5223165B2 (ja
JP2006316178A5 (ja
Inventor
Manabu Kudo
学 工藤
Seiji Sawada
誠司 沢田
Masayasu Kawamura
昌靖 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP2005140689A priority Critical patent/JP5223165B2/ja
Publication of JP2006316178A publication Critical patent/JP2006316178A/ja
Publication of JP2006316178A5 publication Critical patent/JP2006316178A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5223165B2 publication Critical patent/JP5223165B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

【課題】 色分かれがなく、外観が良好な着色樹脂成形品を提供に有用な着色樹脂組成物を得ること。
【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)と、顔料(B)と、ポリプロピレンワックス(C)とを含むポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物であって、
熱可塑性樹脂(A)と顔料(B)との界面自由エネルギーが40mN/m未満であり、
顔料(B)とポリプロピレン樹脂(D)との界面自由エネルギーが40mN/m以下であるポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物。上記ポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物と、プロピレン樹脂(D)とを用いて得られる着色樹脂成形品。
【選択図】 なし

Description

本発明は、色分かれがなく、外観が良好な着色樹脂成形品に関する。更にこの成形品を得るために有用な着色樹脂組成物に関する。
近年、自動車部品材料、包装容器材料、家電部品材料等にポリプロピレン系材料が多く使用されている。このポリプロピレン系材料は、寸法の安定性及び耐衝撃性が良好であり、一般にエチレン・プロピレン−ブロック共重合体を基材としたものが用いられている。
しかしながら、このポリプロピレン系を含むプラスチックの着色成形品は、顔料の分散不良に起因した色分かれ等による成形品外観不良という問題がしばしば発生する。色分かれは、成形速度の高速化に伴い顕著になる傾向がある。
また、ポリプロピレン系材料をはじめプラスチックの着色には、種々の顔料形態の着色剤が使用されている。これらの着色剤の中でもマスターバッチはその優れた性能(例えば非汚染性、自動計量適性、輸送適性)から、着色剤の主流となってきている。マスターバッチを樹脂へ希釈使用する際に問題になるのが、マスターバッチ中の高濃度顔料の成形品への分配性(解膠性)である。分配性が悪いと成形品表面に色分かれが発生する。
上記の問題に対し、ポリプロピレン中での顔料の分散状態の向上を目的に、メタロセン触媒を用いて製造されたポリオレフィンワックスを使用する方法がある(特許文献1)。
また、高流動性エチレン・プロピレン共重合体着色成形品の色むらの問題に対して、マスターバッチの基材樹脂をポリプロピレン樹脂と直鎖状低密度ポリエチレンの特定比率で構成し、これにワックスと金属石鹸から選ばれた滑剤及び顔料を配合して得たマスターバッチを用いる事で、成形品の外観を損なうことなく、色むらのない成形品を得る技術がある(特許文献2)。
しかしながら高速押出成形やコンプレッション成形等のような高速成形条件下においては、上記の技術を用いても顔料の色分かれにより成形外観不良の発生が避けられなかった。
特表2003−525329号公報 特開平10−72527号公報
本発明は顔料の分散性に優れ、色分かれ・色むらがなく、外観良好な着色樹脂成形品及びこれを得るのに有用な着色樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明の第1の発明は、熱可塑性樹脂(A)と、顔料(B)と、ポリプロピレンワックス(C)とを含むポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物であって、
熱可塑性樹脂(A)と顔料(B)との界面自由エネルギーが40mN/m未満であり、
顔料(B)とポリプロピレン樹脂(D)との界面自由エネルギーが40mN/m以下であるポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物である。
第2の発明は、ポリプロピレンワックス(B)の滴点が、60℃〜160℃である第1の発明に記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物である。
第3の発明は、ポリプロピレンワックス(B)の密度が、0.87〜0.92 g/cmである第1又は第2の発明に記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物である。
第4の発明は、ポリプロピレンワックス(B)の粘度(170℃)が、1〜10000mPa・sである第1〜第3の発明いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物である。
第5の発明は、ポリプロピレンワックス(B)がメタロセン系ポリプロピレンワックスである第1〜第4の発明いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物である。
第6の発明は、更にスリップ剤(E)を含む第1〜第5の発明いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色剤組成物である。
第7の発明は、スリップ剤(E)が脂肪酸アミドである第6の発明に記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物である。
第8の発明は、第1〜第7の発明いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物と、ポリプロピレン樹脂(D)とを用いて得られる着色樹脂成形品である。
第9の発明は、高速コンプレッション成形品である第8の発明に記載の着色樹脂成形品である。
本発明のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物は、熱可塑性樹脂(A)と、顔料(B)と、ポリプロピレンワックス(C)とを含み、熱可塑性樹脂(A)と顔料(B)との界面自由エネルギーが40mN/m未満であり、
顔料(B)とポリプロピレン樹脂(D)との界面自由エネルギーが40mN/m以下なので、顔料(B)の分配性が良好である。
また、ポリプロピレンワックス(B)の滴点が60℃〜160℃なので、加工性が良好である。
また、ポリプロピレンワックス(B)の密度が、0.87〜0.92 g/cmなので加工性、顔料充填性が良好である。
また、ポリプロピレンワックス(B)の粘度(170℃)が、1〜10000mPa・sなので、加工性や顔料等とのぬれが良好である。
また、ポリプロピレンワックス(B)がメタロセン系ポリプロピレンワックスなので、加工性が良好である。
更にスリップ剤(E)を含むので、加工性が良好である。
また、スリップ剤(E)が脂肪酸アミドなので、加工性がより良好である。
本発明の着色樹脂成形品は、上記いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物と、ポリプロピレン樹脂(D)とを用いて得られる着色樹脂成形品なので、顔料(B)の分配性が良好で色分かれを抑制できる。よって色むらがなく外観良好である。
本発明の着色樹脂成形品は、上記いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物と、ポリプロピレン樹脂(D)とを用いて得られる着色樹脂成形品なので、高速コンプレッション成形されても色むらがなく外観良好である。
<熱可塑性樹脂(A)>
本発明で用いられる熱可塑性樹脂(A)としては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂やこれらの混合物などが挙げられる。
本発明の着色用樹脂組成物の着色対象樹脂(希釈樹脂)がポリプロピレン樹脂であることから、相溶性が良好なポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、結晶性または非晶性ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン、低密度または高密度ポリエチレン、エチレン−プロピレンのランダム、ブロックあるいはグラフト共重合体、α−オレフィンとエチレンあるいはプロピレンの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
特に結晶性または非晶性ポリプロピレン、エチレン−プロピレンのランダム、ブロックあるいはグラフト共重合体が好ましい。プロピレン−エチレンブロック共重合体が好ましく使用される。なかでもポリプロピレン系は安価で、比重が小さいために成形品を軽量化できることから特に好ましく使用される。
熱可塑性樹脂(A)の形態は特に限定されないが、顔料(B)等の分散性を考慮するとパウダー状が好ましい。
<顔料(B)>
本発明で用いられる顔料(B)には、従来から印刷インキ、塗料、あるいは熱可塑性樹脂の着色に使用されている公知の有機顔料および無機顔料を用いることができる。
有機顔料としてはアゾレーキ、ハンザ系、ベンズイミダゾロン系、ジアリライド系、ピラゾロン系、イエロー系、レッド系等のアゾ系顔料;フタロシアニン系、キナクリドン系、ペリレン系、ペリノン系、ジオキサジン系、アントラキノン系、イソインドリノン系等の多環系顔料およびアニリンブラック等を挙げることができる。
無機顔料としては酸化チタン、チタンイエロー、酸化鉄、群青、コバルトブルー、酸化クロムグリーン、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッド等の無機顔料およびカーボンブラック顔料を挙げることができる。
更に本発明においては、顔料(B)と熱可塑性樹脂(A)との界面自由エネルギーがそれぞれ40mN/m未満であることが必要である。更に30mN/m以下がより好ましく、20mN/m以下が特に好ましい。
また、顔料(B)とポリプロピレン樹脂(D)との界面自由エネルギーがそれぞれ40mN/m以下であることが必要である。更に30mN/m以下がより好ましく、20mN/m以下が特に好ましい。
顔料(B)を複数種類用いる場合は、各々の顔料毎に熱可塑性樹脂(A)との界面自由エネルギーが40mN/m未満であることが必要である。1種でも40mN/m以上であると、樹脂−顔料混練中に樹脂や他の顔料混練物から選択的にその顔料だけはじき出されて色分かれの原因になる。
更に、各々の顔料毎にポリプロピレン樹脂(D)との界面自由エネルギーが40mN/m以下であることが必要である。1種でも40mN/mを超える顔料を用いた場合、樹脂−顔料混練中に樹脂や他の顔料混練物から選択的にその顔料だけはじき出されて色分かれの原因になる。
特に、複数種類の顔料を用いて調色された成形品を製造する場合において、混練物中の顔料と、はじき出された顔料の色相に違いがある場合(例えば緑と黄、青と黄、赤と白等)、はじき出された顔料が成形品を不均一に着色し成形品の価値を損ねてしまう。
上記界面自由エネルギーを調整するため、顔料の表面処理をしてもよい。
尚、界面自由エネルギーとは試料間の親和性を表すファクターであり、各試料の表面自由エネルギーより拡張Fowkesの式を用いて算出されるものである。界面自由エネルギーの値が小さいほど試料間の親和性が高いことを示す。
各試料の表面自由エネルギーは、液滴接触角法にて標準液を用いて各試料の接触角を測定し、Youngの式、Dupreの式、拡張Fowkesの式より求められる。標準液として非極性液体、極性液体、水素結合性液体の3種類の液体が必要であり、本発明においては非極性液体としてヘキサデカン、極性液体としてヨウ化メチレン、水素結合性液体として水を用いて測定した値を用いた。
本発明のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物における顔料(B)の含有量は、0.01〜80重量%が好ましく、0.1〜60%がより好ましく、0.1〜20重量%が特に好ましい。上記範囲より少ないと成形品製造の際、ポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物を多量に使用しないと着色効果が得られず、逆に上記範囲より多いと顔料の分散不良が生じる傾向がある。
<ポリプロピレンワックス(C)>
本発明で用いられるポリプロピレンワックス(C)としてはポリプロピレン、エチレンとプロピレンとの共重合体(ランダムまたはブロック共重合体)の他、プロピレンとα−オレフィン(エチレンもしくはプロピレンを除く)との共重合体等のワックス、メタロセン系ポリプロピレンワックス等が挙げられる。または、これら共重合体を熱分解したワックスであってもよい。
上記α−オレフィンとしては1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン等が挙げられる。1−ブテン、1−ヘキセンが好ましい。
メタロセン系ポリプロピレンワックスとは、メタロセン化合物を重合触媒として用いて得られるポリプロピレンワックスをいう。このワックスの特徴は、従来のチーグラー触媒、チーグラー・ナッタ触媒等を用いた場合に比べ、高度に単分散性で分子量分布が狭いことである。さらに、密度、滴点ともに非メタロセン系触媒で重合された同じモノマーからなる汎用ワックスに比べて有意に低いものが設計でき、幅広い加工条件、機械の選定が可能となっている。更に、メタロセン系ポリプロピレンワックスは希釈樹脂との相溶性が高いという特性を有し、好ましく用いられる。
メタロセン化合物とは、たとえばチタン、ジルコニウム、ニッケル、パラジウム、ハフニウム、ニオブ、プラチナ等の四価の遷移金属に、シクロペンタジエニル骨格を有するリガンドが少なくとも1つ以上配位する化合物の総称である。
シクロペンタジエニル骨格を有するリガンドとしては、シクロペンタジエニル基;メチルシクロペンタジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基、n−またはi−プロピルシクロペンタジエニル基、n−、i−、sec−、tert−ブチルシクロペンタジエニル基、ヘキシルシクロペンタジエニル基、オクチルシクロペンタジエニル基等のアルキル一置換シクロペンタジエニル基;ジメチルシクロペンタジエニル基、メチルエチルシクロペンタジエニル基、メチルプロピルシクロペンタジエニル基、メチルブチルシクロペンタジエニル基、メチルヘキシルシクロペンタジエニル基、エチルブチルシクロペンタジエニル基、エチルヘキシルシクロペンタジエニル基等のアルキル二置換シクロペンタジエニル基;トリメチルシクロペンタジエニル基、テトラメチルシクロペンタジエニル基、ペンタメチルシクロペンタジエニル基等のアルキル多置換シクロペンタジエニル基;メチルシクロヘキシルシクロペンタジエニル基等のシクロアルキル置換シクロペンタジエニル基;インデニル基、4,5,6,7−テトラヒドロインデニル基、フルオレニル基等が挙げられる。
シクロペンタジエニル骨格を有するリガンド以外のリガンドとしては、たとえば、塩基、臭素等の一価のアニオンリガンド、二価のアニオンキレートリガンド、炭化水素基、アルコキシド、アミド、アリールアミド、アリールオキシド、ホスフィド、アリールホスフィド、シリル基、置換シリル基等が挙げられる。上記炭化水素基としては、炭素数1〜12程度のものが挙げられ、たとえば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、ヘブチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、セシル基、2−エチルヘキシル基等のアルキル基;シクロヘキシル基、シクロペンチル基等のシクロアルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;ベンジル基、ネオフィル基等のアラルキル基;ノニルフェニル基等が挙げられる。
シクロペンタジエニル骨格を有するリガンドが配位したメタロセン化合物としては、具体的には、シクロペンタジエニルチタニウムトリス(ジメチルアミド)、メチルシクロペンタジエニルチタニウムトリス(ジメチルアミド)、ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタジエニル−tert−ブチルアミドジルコニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタジエニル−p−n−ブチルフェニルアミドジルコニウムジクロリド、メチルフェニルシリルテトラメチルシクロペンタジエニル−tert−ブチルアミドハフニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタジエニル−tert−ブチルアミドハフニウムジクロリド、インデニルチタニウムトリス(ジメチルアミド)、インデニルチタニウムトリス(ジエチルアミド)、インデニルチタニウムビス(ジ−n−ブチルアミド)、インデニルチタニウムビス(ジ−n−プロピルアミド)等が挙げられる。
このようなメタロセン化合物は、共触媒として、たとえば、メチルアルミノキサンやホウ素化合物等を加えた触媒系として用いることができる。この場合、メタロセン化合物に対する上記共触媒の割合は、1〜100万mol倍であることが好ましい。
ポリプロピレンワックス(B)の滴点は60〜160℃の範囲が好ましい。上記範囲より高い場合は使用できる分散加工機が制限され、例えば蒸気ROLLでの加工が困難となる傾向がある。また、上記範囲より低い場合は常温下でべたつき操作性が悪くなる傾向がある。80〜120℃の範囲が一層好ましい。
尚、本発明における滴点は、ASTM D 3954に準拠して測定した値である。
また、ポリプロピレンワックス(B)の密度は、上記滴点との関連や顔料充填の観点から0.87〜0.92g/cmの範囲が好ましい。
別の好ましい実施態様においては、粘度(170℃)が1〜10000mPa・s、さらには1〜2000mPa・s、特には5〜1900mPa・sの範囲にあるワックスが選ばれる。粘度が1mPa・s未満では加工性等の取り扱いが困難になる傾向がある。一方、粘度が10000mPa・sを超えると顔料等とのぬれが悪くなり、目的とする分散性、機械物性が得られなくなる傾向がある。尚、本発明における粘度の測定は精密回転粘度計を用いた。
ポリプロピレンワックス(C)の形態は特に規定されるものではないが、顔料(B)等の分散性を考慮するとパウダー状が好ましい。
本発明のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物におけるポリプロピレンワックス(C)の含有量は、0.01〜60重量%が好ましく、0.1〜50重量%がより好ましく、0.1〜10重量%が特に好ましい。0.01重量%より少ないと顔料の分散性が十分でなく、逆に60重量%より多いと着色樹脂成形品の物性を低下させるので好ましくない。
<ポリプロピレン樹脂(D)>
本発明においてポリプロピレン樹脂(D)は、樹脂成形品製造の際に、上記ポリプロピレン樹脂(D)着色用樹脂組成物と混合され、溶融混練、成形される希釈樹脂(被着色樹脂)として用いられ、熱可塑性樹脂(A)と同種でも良い。
また、ポリプロピレン樹脂(D)と顔料(B)との界面自由エネルギーは40mN/m以下であることが必要である。
例えばプロピレン単独重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、これらの混合物等が挙げられる。
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体のα−オレフィンとしては、例えばエチレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等の炭素数2または4〜8のα−オレフィンが挙げられる。プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体におけるα−オレフィンの含有量は1〜49重量%が好ましい。
プロピレン−エチレンブロック共重合体は、プロピレンの単独重合によって得られる結晶性プロピレン単独重合部分60〜95重量%と、エチレンとプロピレンの共重合部分40〜5重量%とからなり、エチレンとプロピレンの共重合部分のエチレン含有量が10〜60重量%であることが好ましい。
<スリップ剤(E)>
本発明で用いられるスリップ剤(E)は、樹脂成形品に適度な滑り性を与えるために、必要に応じて配合される。スリップ剤(E)としては脂肪酸アミドが好ましい。例えばパルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、べヘニン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、オレイルパルミトアミド、ステアリルエルカアミド等が挙げられる。
本発明のポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物におけるスリップ剤(E)の含有量は、0.1〜30重量%が好ましく、1〜20重量%が特に好ましい。上記範囲より少ないと十分な滑り性効果が得られず、逆に上記範囲より多いと着色樹脂組成物の加工が困難であるので好ましくない。
<ポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物>
本発明のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物は、上記(A)〜(C)成分、または(A)〜(C)と(E)成分とを混合し溶融混練して得られる、いわゆるマスターバッチである。
混合、溶融混練方法としては、初めに(B)と(C)とを混合し溶融混練後、次いで(A)を添加して更に溶融混練しても良いし、または(A)、(B)、(C)を同時に混合し溶融混練しても良い。
更に、(B)を複数種類用いる場合は、まず、(B)1種類と(C)とを混合し溶融混練して溶融混練物を作製した後に、複数種類の(B)(C)溶融混練物を混合し再度溶融混練しても良い。
<着色樹脂成形品>
本発明の着色樹脂成形品は、上記ポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物を、ポリプロピレン樹脂(D)で希釈して成形して得られる。成形方法は押出成形、射出成形、ブロー成形など何れであってもよい。押出成形としてはコンプレッション成形、パイプ押出成形、ラミネート成形、Tダイ成形、インフレーション成形、溶融紡糸等がある。
なかでも通常の押出成形よりも成形速度が速い高速押出成形(生産速度150rpm程度)や、コンプレッション成形、特に射出成形の約10倍の成形速度である高速コンプレッション成形(生産速度500個/分以上、好ましくは700〜900個/分)において本発明の構成は顕著な効果を奏する。
以下に、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明の技術思想を逸脱しない限り、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下「重量部」は単に「部」、「重量%」は単に「%」と記載する。尚、実施例及び比較例において用いられる樹脂―顔料の界面自由エネルギーについて表1にまとめた。
1. マスターバッチの製造
(実施例1〜4、比較例1〜4)
表2に示すように、黄色顔料および緑色顔料を各々ポリオレフィンワックスと1:1の比で蒸気3ROLLにて分散混練し、顔料分散体を得た。
得られた顔料分散体と、熱可塑性樹脂、酸化チタン、エルカ酸アミドを表2の比率でヘンシェルミキサーでプレミックスした後、スクリュー直径30mm、L/D(スクリュー径/スクリュー長さ)=38〜42の押出機に供給し、回転数250rpm、設定温度180〜200℃の条件で溶融混錬、押し出して、着色樹脂組成物を得た。
2. 成形品の製造
(押出成形)
上記マスターバッチ1部と、希釈樹脂としてポリプロピレン(プロピレン−エチレンブロック共重合体、MFR=10)12部とを混合し、Tダイフィルム成形機(東洋精機製)を用いて成形温度160〜200℃、回転数50rpmと150rpmで各々溶融押し出し成形し、膜厚50μmのフィルム状の成形品を得た。
(コンプレッション成形)
上記マスターバッチ1部と、希釈樹脂としてポリプロピレン(プロピレン−エチレンブロック共重合体、MFR=10)12部とを混合し、コンプレッション成形機(東洋精機製)を用いて成形温度160〜200℃、生産速度800個/分にて溶融押し出しコンプレッション成形し、三次元構造の成形品を得た。
3. 評価方法
(成形品外観の評価)
成形品の表面を目視により観察し、色分かれによる外観不良を以下の基準で評価した。評価結果を表4に示す。
○:色分かれなし
△:色分かれによる外観不良ややあり
×:色分かれによる外観不良多数あり
Figure 2006316178
界面自由エネルギーは、各試料の表面自由エネルギーより拡張Fowkesの式を用いて算出した。各試料の表面自由エネルギーは、液滴接触角法にて標準液を用いて各試料の接触角を測定し、Youngの式、Dupreの式、拡張Fowkesの式より求めた。標準液は非極性液体としてヘキサデカン、極性液体としてヨウ化メチレン、水素結合性液体として水を用いた。
Figure 2006316178
HDPE:高密度ポリエチレン、MFR=12
PP:プロピレン−エチレンブロック共重合体、MFR=7
PP−WAX(ア):ポリプロピレンワックス(滴点:120℃、密度:0.89g/cm、粘度(170℃):50mPa・s)
PP−WAX(イ):ポリプロピレンワックス(滴点:90℃、密度:0.88g/cm、粘度(170℃):200mPa・s)
PP−WAX(ウ):ポリプロピレンワックス(滴点:90℃、密度:0.88g/cm、粘度(170℃):1800mPa・s)
PE−WAX(エ):ポリエチレンワックス(滴点:105℃、密度:0.92g/cm、粘度(140℃):1000mPa・s)
縮合アゾ:黄色顔料(C.I.Pigment Yellow 93)
ジスアゾ:黄色顔料(C.I.Pigment Yellow 180)
フタロシアニングリーン:緑色顔料(C.I.Pigment Green 7)
二酸化チタン:白色顔料(C.I.Pigment WHITE 6)
*WAXの滴点は、ASTM D 3954に準拠して測定した。
*WAXの粘度は、PE−WAXはブルックフィールド型粘度計、PP−WAXは精密回転粘度計を用いて測定した。
Figure 2006316178

Claims (9)

  1. 熱可塑性樹脂(A)と、顔料(B)と、ポリプロピレンワックス(C)とを含むポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物であって、
    熱可塑性樹脂(A)と顔料(B)との界面自由エネルギーが40mN/m未満であり、
    顔料(B)とポリプロピレン樹脂(D)との界面自由エネルギーが40mN/m以下であるポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物。
  2. ポリプロピレンワックス(B)の滴点が、60℃〜160℃である請求項1に記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物。
  3. ポリプロピレンワックス(B)の密度が、0.87〜0.92 g/cmである請求項1又は2に記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物。
  4. ポリプロピレンワックス(B)の粘度(170℃)が、1〜10000mPa・sである請求項1〜3いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物。
  5. ポリプロピレンワックス(B)がメタロセン系ポリプロピレンワックスである請求項1〜4いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物。
  6. 更にスリップ剤(E)を含む請求項1〜5いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色剤組成物。
  7. スリップ剤(E)が脂肪酸アミドである請求項6に記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載のポリプロピレン樹脂(D)用着色樹脂組成物と、ポリプロピレン樹脂(D)とを用いて得られる着色樹脂成形品。
  9. 高速コンプレッション成形品である請求項8に記載の着色樹脂成形品。
JP2005140689A 2005-05-13 2005-05-13 ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品 Expired - Fee Related JP5223165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005140689A JP5223165B2 (ja) 2005-05-13 2005-05-13 ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005140689A JP5223165B2 (ja) 2005-05-13 2005-05-13 ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006316178A true JP2006316178A (ja) 2006-11-24
JP2006316178A5 JP2006316178A5 (ja) 2008-02-14
JP5223165B2 JP5223165B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=37537131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005140689A Expired - Fee Related JP5223165B2 (ja) 2005-05-13 2005-05-13 ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5223165B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100868134B1 (ko) 2007-05-03 2008-11-10 엘에스전선 주식회사 난연 폴리프로필렌 절연재용 칼라 마스터 배치 조성물 및이를 이용한 폴리프로필렌 절연재
JP2010500424A (ja) * 2006-08-12 2010-01-07 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド オレフィン系プラスチックならびに非オレフィン系プラスチックを着色および改質するための高充填着色剤組成物
JP2013209539A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 着色成形用樹脂組成物
JP5801463B1 (ja) * 2014-11-26 2015-10-28 大日精化工業株式会社 樹脂着色用マスターバッチ及び着色樹脂成形体の製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113057A (ja) * 1986-04-30 1988-05-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 樹脂組成物
JPH1072527A (ja) * 1996-07-01 1998-03-17 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 高流動性エチレン・プロピレン−共重合体着色用マスターバッチ
JP2002003667A (ja) * 2000-06-23 2002-01-09 Japan Polychem Corp ポリプロピレンマスターバッチ及びそれを用いた成形方法
JP2003183447A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Toyo Ink Mfg Co Ltd 着色樹脂組成物およびその成形品
JP2003221463A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Nippon Fine Chem Co Ltd スリップ剤
JP2003525329A (ja) * 2000-03-01 2003-08-26 クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング ポリプロピレン中での顔料の分散を改良する方法
JP2003313316A (ja) * 2002-04-22 2003-11-06 Chisso Corp プロピレン−オレフィン共重合体フィルム及びシート
JP2005089706A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Idemitsu Kosan Co Ltd 黒系着色した繊維強化樹脂組成物

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113057A (ja) * 1986-04-30 1988-05-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 樹脂組成物
JPH1072527A (ja) * 1996-07-01 1998-03-17 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 高流動性エチレン・プロピレン−共重合体着色用マスターバッチ
JP2003525329A (ja) * 2000-03-01 2003-08-26 クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング ポリプロピレン中での顔料の分散を改良する方法
JP2002003667A (ja) * 2000-06-23 2002-01-09 Japan Polychem Corp ポリプロピレンマスターバッチ及びそれを用いた成形方法
JP2003183447A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Toyo Ink Mfg Co Ltd 着色樹脂組成物およびその成形品
JP2003221463A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Nippon Fine Chem Co Ltd スリップ剤
JP2003313316A (ja) * 2002-04-22 2003-11-06 Chisso Corp プロピレン−オレフィン共重合体フィルム及びシート
JP2005089706A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Idemitsu Kosan Co Ltd 黒系着色した繊維強化樹脂組成物

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6011017109; 混練・分散の基礎と先端的応用技術 初版第2刷発行, 20040126, 89-93頁, 株式会社テクノシステム *

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500424A (ja) * 2006-08-12 2010-01-07 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド オレフィン系プラスチックならびに非オレフィン系プラスチックを着色および改質するための高充填着色剤組成物
KR100868134B1 (ko) 2007-05-03 2008-11-10 엘에스전선 주식회사 난연 폴리프로필렌 절연재용 칼라 마스터 배치 조성물 및이를 이용한 폴리프로필렌 절연재
JP2013209539A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 着色成形用樹脂組成物
JP5801463B1 (ja) * 2014-11-26 2015-10-28 大日精化工業株式会社 樹脂着色用マスターバッチ及び着色樹脂成形体の製造方法
WO2016084717A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 大日精化工業株式会社 樹脂着色用マスターバッチ及び着色樹脂成形体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5223165B2 (ja) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7087668B2 (en) Dispersion of pigments in polyolefins
US6566432B2 (en) Coloring resin composition and molded articles
US20090105373A1 (en) Highly Filled Colorant Composition for Colouring Olefinic and Non-Olefinic Plastics
US20060025508A1 (en) Use of polyolefin waxes in polycondensates
ES2576604T3 (es) Composición de productos activos a base de ceras metalocénicas-poliolefínicas para la obtención de materiales sintéticos estabilizados, sólidos a la luz
US20100179256A1 (en) Highly Filled Colorant Composition For Coloring Olefinic And Also Nonolefinic Plastics
JP3890985B2 (ja) 着色樹脂組成物の製造方法およびその利用
JP5223165B2 (ja) ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品
US20030050381A1 (en) Dispersion of pigments in polypropylene
JP2003183447A (ja) 着色樹脂組成物およびその成形品
KR20120023017A (ko) 압출 성형시의 검 발생을 억제하는 폴리머 미립자
JP3882384B2 (ja) 着色用樹脂組成物及び該着色用樹脂組成物を用いてなる熱可塑性樹脂成形品
JP4758628B2 (ja) 顔料分散樹脂とそれを用いたカラ−マスタ−バッチ
JP2003183454A (ja) 着色樹脂組成物およびその成形品
JP3894822B2 (ja) 樹脂組成物及び延伸成形体
KR102485497B1 (ko) 난연보조제 마스터배치 및 이의 제조방법
CA2176057A1 (en) Melt fracture reduction with uv additive
JP4758631B2 (ja) 顔料分散用樹脂とそれを用いたカラ−マスタ−バッチ
JP2002309000A (ja) 着色樹脂組成物の製造方法およびその利用
JP2006160976A (ja) 顔料配合用樹脂とそれを用いたカラ−マスタ−バッチ
JP2001310982A (ja) 着色用樹脂組成物及びその成形品
WO2008037444A1 (de) Hochgeladene antikondensationsmasterbatche durch den einsatz von metallocen-wachsen
JP2001089608A (ja) 着色用組成物及びその利用
JPH0753803A (ja) 4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5223165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees