JP2001089608A - 着色用組成物及びその利用 - Google Patents

着色用組成物及びその利用

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JP2001089608A JP27046199A JP27046199A JP2001089608A JP 2001089608 A JP2001089608 A JP 2001089608A JP 27046199 A JP27046199 A JP 27046199A JP 27046199 A JP27046199 A JP 27046199A JP 2001089608 A JP2001089608 A JP 2001089608A
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聡 大井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐候性がよく、かつ色安定性のあるポリオレフ
ィン系樹脂着色用組成物及び成形物を提供すること。 【解決手段】極性基含有ポリオレフィン樹脂(a)0.
1〜20重量%、ヒンダードアミン系光安定剤(b)
0.01〜30重量%、顔料(c)0.01〜90重量
%、ポリオレフィン系樹脂(d)0.5〜95重量%か
らなるポリオレフィン系樹脂着色用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
樹脂着色用組成物および着色成形物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチックは紫外線の作用によって変
色、脆化等の劣化を起こすため、屋外用途等のプラスチ
ック成形品には紫外線吸収剤、クエンチャー、ヒンダー
ドアミン系光安定剤等を添加して耐候性を向上させてい
る。なかでもヒンダードアミン系光安定剤は成形品表面
の劣化防止に大きな効果を示し、ほとんどのプラスチッ
クに使用されている。そして、屋外における長期の耐候
性が要求される薄物成形品には、低輝散性、低移行性、
低溶出性を有する高分子量のヒンダードアミン系光安定
剤が使用されている。
【0003】しかし、ヒンダードアミン系光安定剤を添
加したポリオレフィン系樹脂成形品は、ヒンダードアミ
ン系光安定剤により顔料の凝集作用や濡れ性向上等の顔
料分散状態の変化が激しく、ヒンダードアミン系光安定
剤の添加量や成形温度(材料温度)、成形機内での溶融
材料滞留時間等のような、材料が受ける熱履歴の大きさ
等の成形条件の違いによって成形物の色が異なるという
問題があった。
【0004】この現象はTダイフィルム成形、射出成
形、ブロー成形等の成形方法を問わずに生じ、特に高分
子量のヒンダードアミン系光安定剤を使用した場合に色
の変化が顕著であった。
【0005】従って、Tダイフィルム成形におけるフィ
ルム端部や射出成形におけるスプル、ランナー等の成形
時に発生するスクラップ材料の再利用が難しく、収率を
向上出来なかった。また、成形物の組成変更に伴いヒン
ダードアミン系光安定剤のグレード、添加量の変更を行
う場合や、成形機種、成形速度、成形品形状の変更に伴
い成形条件を変更する場合に、その都度、顔料配合の修
正による色調整が必要となり、更にその色調整について
も成形方法、機種の違いから実験機と本生産機での色再
現性が取れず、煩雑であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を改良し、ヒンダードアミン系光安定剤、特に高分子量
のヒンダードアミン系光安定剤を添加したポリオレフィ
ン系樹脂成形物において、ヒンダードアミン系光安定剤
による顔料分散状態の変化がなく、ヒンダードアミン系
光安定剤グレード、量または成形条件を変更しても安定
した一定の発色が得られるポリオレフィン系樹脂着色用
組成物及びそれを用いた成形物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、酸価が
0.05〜100mg/KOHかつ重量平均分子量が5
00〜100000である極性基含有ポリオレフィン樹
脂(a)0.1〜20重量%、ヒンダードアミン系光安
定剤(b)0.01〜30重量%、顔料(c)0.01
〜90重量%、酸価が0.05mg/KOH未満のポリ
オレフィン系樹脂(d)0.5〜95重量%からなるポ
リオレフィン系樹脂着色用組成物である。
【0008】第2の発明は、極性基含有ポリオレフィン
樹脂(a)が不飽和カルボン酸またはその無水物を重合
させた酸変性ポリオレフィン樹脂、もしくはその酸変性
ポリオレフィン樹脂の誘導体であることを特徴とする第
1の発明に記載のポリオレフィン系樹脂着色用組成物で
ある。
【0009】第3の発明は、ヒンダードアミン系光安定
剤(b)の平均分子量が450〜5000である第1又
は第2の発明に記載のポリオレフィン系樹脂着色用組成
物である。
【0010】第4の発明は、第1乃至第3の発明いずれ
か記載のポリオレフィン系樹脂着色用組成物を用いてな
り、かつ、極性基含有ポリオレフィン樹脂(a)0.0
1〜10重量%、ヒンダードアミン系光安定剤(b)
0.005〜3重量%、顔料(c)0.01〜50重量
%とを含有するポリオレフィン系樹脂成形物である。
【0011】第5の発明は、ヒンダードアミン系光安定
剤(b)を含有する第4の発明に記載のポリオレフィン
系樹脂成形物の安定した発色方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における極性基含有ポリオレフィン樹脂(a)の
酸価は0.05〜100mgKOH/gであり、特に2
〜60mgKOH/gが好ましい。酸価が0.05mg
KOH/g未満ではヒンダードアミン系光安定剤が顔料
分散状態を変化させる作用を抑制できない。また酸価が
100mgKOH/gを超えると、顔料への極端な吸着
または反発により顔料粒子の凝集が起こるため、適正な
着色力を得ることができず、更にポリオレフィン系樹脂
(d)との相溶性不良により、組成物、成形物の外観を
著しく損なう。
【0013】本発明における極性基含有ポリオレフィン
樹脂(a)の平均分子量は500〜100000の範囲
であり、特に800〜70000が好ましい。平均分子
量が500未満では、成形物の強度等の諸物性を低下さ
せるだけでなく、顔料への吸着または反発により顔料分
散状態のバランスをとっても、極性基含有ポリオレフィ
ン樹脂(a)の溶融粘度が低いために成形時の成形温度
や溶融剪断力等で顔料分散状態が変化してしまい、結果
として成形物における発色性が不安定になってしまう。
平均分子量が100000を超えると、ポリオレフィン
系樹脂(d)と相溶し難くなり、また着色用組成物加工
時あるいは成形物成形時の溶融剪断力の大きさによっ
て、顔料への吸着度合いが変化するため、一定の発色性
を得るのが非常に難しくなる。
【0014】尚、本発明における「平均分子量」の語は
「重量平均分子量」を意味し、また、本発明における
「樹脂」の語は、重量平均分子量が50000以上でJ
ISK7210に準じてMFR測定が可能である、通常
一般に「熱可塑性樹脂」とよばれているものと、重量平
均分子量が50000未満でJIS K7210に準じ
てMFR測定が不可能である、通常一般に「ワックス」
とよばれているものの両方を示す。
【0015】本発明における極性基含有ポリオレフィン
樹脂(a)としては、不飽和カルボン酸またはその無水
物を重合させた酸変性ポリオレフィン樹脂や、その酸変
性ポリオレフィン樹脂中のカルボン酸またはその無水物
に基づくカルボキシル基を、分子内に少なくとも1つ以
上のアミノ基を持つ化合物によりアミド化もしくはイミ
ド化、または金属化合物によるキレート化等により変性
させた誘導体や、ポリオレフィン樹脂を酸化させて分子
内にカルボキシル基を導入した変性ポリオレフィン樹脂
等が挙げられる。
【0016】極性基含有ポリオレフィン樹脂(a)に用
いられるポリオレフィン樹脂としては、プロピレンホモ
ポリマー、プロピレン−エチレンブロック共重合体樹
脂、プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂、プロ
ピレン−αオレフィンブロック共重合体樹脂、プロピレ
ン−αオレフィンランダム共重合体樹脂、プロピレン−
ブテンブロック共重合体樹脂、プロピレン−ブテンラン
ダム共重合体樹脂、高密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン等が挙げられる。
【0017】極性基含有ポリオレフィン樹脂(a)に用
いられる不飽和カルボン酸の代表例を挙げるとアクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、フマ
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、ナジッ
ク酸、ハイミック酸、アンゲリカ酸、テトラヒドロフタ
ル酸、ソルビン酸、メサコン酸、アリルコハク酸、メサ
コン酸、グルタコ酸、メチルヘキサヒドロフタル酸、ア
コニット酸等がある。また、不飽和カルボン酸の酸無水
物の代表例としては、無水マレイン酸、無水イタコン
酸、無水シトラコン酸、無水ハイミック酸、無水アリル
コハク酸、無水グルタコン酸、無水テトラヒドロフタル
酸、無水メチルヘキサヒドロフタル酸、無水アコニット
酸等が挙げられる。これら不飽和カルボン酸及びその酸
無水物は1種、または2種以上の組み合わせで用いられ
るが、特にアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸
が工業的に有利である。
【0018】ポリオレフィン樹脂に不飽和カルボン酸ま
たはその酸無水物を重合せしめる方法としては公知のい
くつかの方法を採用することができる。一般的には、塊
状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合等で製造するこ
とができるが、これら重合方法及び反応操作において特
に限定されるものではない。例えば、有機過酸化物の存
在下に、ポリオレフィン樹脂および前記不飽和カルボン
酸またはその無水物を、ポリオレフィン樹脂の融点以上
の温度で溶融混練することによって行われる。
【0019】本発明のポリオレフィン系樹脂着色用組成
物中の極性基含有ポリオレフィン樹脂(a)の濃度は、
0.1〜20重量%であり、特に0.1〜10重量%が
好ましい。0.1重量%未満では、組成物中で顔料の分
散が不均一になり、更に成形時の熱履歴の大きさによっ
て、顔料分散状態が変化して安定した発色の成形品を得
ることができない。20重量%を超える組成物から極性
基含有ポリオレフィン樹脂(a)がブリードし、外観、
ハンドリング性を損なうため好ましくない。またポリオ
レフィン系樹脂成形物中の極性基含有ポリオレフィン樹
脂(a)の濃度は、0.01〜10重量%であり、特に
0.01〜5重量%が好ましい。0.01重量%未満で
は、均一かつ安定的な発色性を示す成形物を得ることが
できない。また10重量%を超えると成形物の強度等の
諸物性に悪影響を与えるだけでなく、極性基含有ポリオ
レフィン樹脂(a)のブリードにより、成形物の外観不
良が起こる。
【0020】本発明において用いられるヒンダードアミ
ン系光安定剤(b)としては、メチルピペリジン骨格を
有する化合物で、例えばコハク酸ジメチル−1−(2−
ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ〔{6−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,
3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキ
サメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}〕、N,N’−ビス(3−アミノプ
ロピル)エチレンジアミン・2,4−ビス〔N−ブチル
−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4ピペリ
ジル)アミノ〕−6−クロロ−1,3,5−トリアジン
縮合物、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート等が挙げられる。
【0021】本発明において用いられるヒンダードアミ
ン系光安定剤(b)の平均分子量は450〜5000が
好ましい。特に薄物成形品には平均分子量が2000以
上の高分子量のものが好ましい。
【0022】ポリオレフィン系樹脂着色組成物中のヒン
ダードアミン系光安定剤(b)の濃度は0.01〜30
重量%であり、成形物に要求される耐候性に必要な量を
含有させれば良いが、特に0.01〜25重量%が好ま
しい。濃度が0.01重量%未満では、未添加と比較し
て成形品の耐候性の向上は認められず、30重量%を超
えると、ヒンダードアミン系光安定剤(b)のブリード
が顕著になり着色用組成物のブロッキング等を引き起こ
し、ハンドリング性を損なう。また、ポリオレフィン系
樹脂成形物中のヒンダードアミン系光安定剤(b)の濃
度は0.005〜3重量%であり、成形物に要求される
耐候性に必要な量を含有させれば良いが、特に0.00
5〜2重量%が好ましい。濃度が0.005重量%未満
では、未添加と比較して成形品の耐候性の向上は認めら
れず、3重量%を超えると、成形物からのヒンダードア
ミン系光安定剤(b)のブリードが顕著になり、成形物
の外観を大きく損なう。
【0023】本発明における顔料(c)としては、無機
顔料および有機顔料があり、従来からポリオレフィン系
樹脂の着色に使用されている公知の顔料が使用できる。
例えば、二酸化チタン、チタンイエロー、酸化鉄、鉄系
複合酸化物顔料、酸化クロム、群青、コバルトブルー、
カドミウムレッド、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔
料、アゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系、キ
ナクリドン系、イソインドリノン系、ジオキサジン系、
ペリレン系、キノフタロン系等の有機顔料が挙げられ
る。顔料(c)の樹脂着色用組成物中の濃度は0.01
重量%〜90重量%であり、0.01重量%未満では着
色力が弱く、90重量%を超えると、充分な顔料分散が
得られず、凝集粒子によるブツ等の欠陥が生じ易く好ま
しくない。また、顔料(c)の樹脂成形物中の濃度は
0.01重量%〜50重量%であり、0.01重量%未
満では着色力が弱く、50重量%を超えると、成形物の
物性が著しく低下するため、好ましくない。
【0024】本発明におけるポリオレフィン系樹脂
(d)としては、その酸価が0.05mgKOH/g未
満のものが用いられる。代表例として、結晶性または非
晶性ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチル
ペンテン−1、低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエ
チレン、EPDM樹脂、変性ポリプロピレン、変性ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
とプロピレンのランダム、ブロックまたはグラフト共重
合体、αオレフィンとエチレンあるいはプロピレンの共
重合体が挙げられ、更に顔料分散助剤としてのポリエチ
レンワックス、ポリプロピレンワックスも含まれる。ま
た、エチレンあるいはプロピレンとの共重合体に供され
るαオレフィンとしては、1−ブテン、1−ペンテン、
1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチ
ル1−ペンテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テト
ラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン等が挙
げられる。
【0025】ポリオレフィン系樹脂着色用組成物中のポ
リオレフィン系樹脂(d)の濃度は0.5〜95重量%
である。濃度が0.5重量%未満では組成物の形状が保
てず、また、95重量%を超えると成形品の発色及び耐
候性の低下のおそれがある。
【0026】本発明のポリオレフィン系樹脂着色用組成
物の製造は、バンバリーミキサーのような回分式混練
機、二軸押出機、単軸押出機、ローター型二軸混練機等
で溶融混練し行うが、混練機を特に限定する必要はな
い。溶融混練温度は用いる材料種、組成によって若干異
なるが、280℃以下が好ましい。280℃を超えて混
練すると樹脂の熱劣化や熱分解等が生じ易い。
【0027】本発明のポリオレフィン系樹脂着色用組成
物は、顔料を高濃度に含有し、成形時に希釈樹脂(希釈
用の未着色樹脂)で希釈して成形に用いられるペレット
状、パウダー状、ビーズ状の着色用組成物(以下マスタ
ーバッチという)であっても良いし、あるいは顔料濃度
が比較的小さく、材料の配合率が成形品と同じであり、
希釈樹脂で希釈せずにそのまま成形されるペレット状の
着色用組成物(以下着色ペレットという)であっても良
い。
【0028】マスターバッチと着色ペレットとを比較す
ると、これらを得る加工工程に大差はない。コストはマ
スターバッチの方が顔料を高濃度に含有する分、着色ペ
レットよりやや高くなるが、マスターバッチの場合は、
マスターバッチを安価な希釈樹脂で希釈して成形品を得
ることができるため、着色ペレットから製造した成形品
よりもマスターバッチを用いて製造した成形品の方が、
安価であり好ましい。
【0029】ポリオレフィン系樹脂成形物中のマスター
バッチと希釈樹脂の比率は1〜30/99〜70が好ま
しい。この濃度範囲外では成形品の着色、耐候性または
強度等のうち、いずれかの性質が不良になる。尚、本発
明における希釈樹脂はマスターバッチ製造に用いられた
樹脂と相溶性の良い樹脂であれば、いかなるポリオレフ
ィン系樹脂でもよい。
【0030】本発明のポリオレフィン系樹脂成形物の成
形は、Tダイフィルム成形、カレンダーフィルム成形、
インフレーション成形、射出成形、ブロー成形等によっ
て行われるが、特に成形方法および成形物形状を限定す
るものではない。また成形温度は160〜280℃、好
ましくは170〜260℃、成形機内での溶融材料滞留
時間は30秒〜20分、好ましくは1〜15分の範囲で
ある。この範囲の条件変更であれば、ヒンダードアミン
系光安定剤が顔料分散状態を変化させる作用を抑制し、
同一色の成形物を得ることができる。
【0031】本発明のポリオレフィン系樹脂着色用組成
物及び成形物には、前記成分以外に効果を阻害しない範
囲で、他の任意の顔料、酸化防止剤、滑剤、紫外線吸収
剤、界面活性剤、難燃剤、造核剤等の公知の添加剤を必
要に応じて添加することができる。酸化防止剤としてフ
ェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤等が挙げられ
る。また、滑剤としては、金属石鹸すなわち高級脂肪酸
の金属塩を用いることができ、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ス
テアリン酸リチウム、ラウリル酸カルシウム、ラウリル
酸亜鉛、ラウリル酸マグネシウム等が挙げられる。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳
しく説明するが、これらによって本発明が限定されるも
のではない。尚、使用された極性基含有ポリオレフィン
樹脂(a)を表1、ヒンダードアミン系光安定剤(b)
を表2、顔料(c)を表3、ポリオレフィン系樹脂
(d)を表4、また、得られた着色用組成物や成形品の
組成及びそれらの評価試験結果を表5〜表10に示し
た。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】(実施例1〜3、比較例1〜11)表5に
記載の組成の材料をヘンシェルミキサーでプレミックス
した後、混練機能を有する二軸押出機を用いて、温度1
90℃で混練し、ストランド状に押し出したものを、冷
却、カットしペレット状のマスターバッチを得た。この
マスターバッチの外観及びブリード性を以下の方法で評
価した。更にこのマスターバッチと、希釈樹脂としてラ
ンダムPP(表4のアと同一のもの)とを表5に記載の
希釈比で配合し、Tダイフィルム成形機(東洋精機製)
を用いて温度240℃、スクリュー回転数50rpmで
膜厚70μmのフィルムを成形し、フィルム外観及び発
色安定性を以下の方法で評価した。これらの結果を表5
に示した。尚、MFRはJIS K−7210に準拠し
て求めたものである。
【0038】〔マスターバッチまたは着色ペレットの外
観評価〕マスターバッチまたは着色ペレットの外観を目
視により評価した。 ○:表面が平滑であり、良好である。 △:表面のざらつきが若干認められる。 ×:相溶性不良により表面のざらつきが著しい。
【0039】〔マスターバッチまたは着色ペレットのブ
リード性評価〕マスターバッチを40℃オーブンに48
時間放置し、目視によるブリード物の有無とペレットの
ベタツキを評価した。 ◎:ブリード物、ペレットのベタツキが共にない。 ○:ブリード物は認められるが、ペレットのベタツキは
無い。 △:ブリード物が認められ、ペレットのベタツキが若干
ある。 ×:ブリード物、ペレットのベタツキが共に認められ
る。
【0040】〔フィルムの外観評価〕フィルムの断面及
び表面を倍率20倍の光学顕微鏡により観察した。 ◎:フィルム断面の空隙は殆ど認められず、フィルム表
面は平滑。 ○:フィルム断面に小さな空隙が認められるが、フィル
ム表面は平滑。 △:フィルム断面の空隙がやや大きく、フィルム表面も
若干荒れている。 ×:フィルム断面の空隙が大きく、フィルム表面の荒れ
も酷い。 〔フィルムの発色安定性評価〕マスターバッチと希釈樹
脂とを配合したものを、Tダイフィルム成形機(東洋精
機製)を用い温度240℃で、スクリュー回転数110
rpmと50rpmそれぞれで、膜厚70μmのフィル
ムを成形した。スクリュー回転数の異なる、即ち材料が
受ける熱履歴が異なるフィルム間の色差(ΔE* )を、
スクリュー回転数110rpmで成形したフィルムを標
準として測定し、色差が小さい程、発色安定性が良好で
あるとした。本試験におけるフィルム成形機内での材料
滞留時間は、スクリュー回転数が110rpmの場合が
1分30秒、50rpmの場合が3分10秒であった。 ◎:ΔE* が0.4未満 ○:ΔE* が0.4以上0.8未満 △:ΔE* が0.8以上1.5未満 ×:ΔE* が1.5以上
【0041】
【表5】
【0042】(実施例4〜6、比較例12〜22)顔料
として二酸化チタンとイソインドリノンイエローを用
い、表6の組成、希釈比により、実施例1と同様にマス
ターバッチの作製、フィルム成形を行い、同様に評価し
た。結果を表6に示した。
【0043】
【表6】
【0044】(実施例7〜9、比較例23〜33)顔料
として酸化鉄を用い、表7の組成、希釈比により、実施
例1と同様にマスターバッチの作製、フィルム成形を行
い、同様に評価した。結果を表7に示した。
【0045】
【表7】
【0046】(実施例10、11)極性基含有ポリオレ
フィン樹脂(a)であるマレイン酸変性ポリプロピレン
の酸価、平均分子量を変えて、表8の組成、希釈比によ
り、実施例1と同様にマスターバッチの作製、フィルム
成形を行い、同様に評価した。結果を表8に示した。
【0047】(実施例12)極性基含有ポリオレフィン
樹脂(a)としてアクリル酸変性ポリプロピレンを用
い、且つ酸価、平均分子量を変えて、表8の組成、希釈
比により、実施例1と同様にマスターバッチの作製、フ
ィルム成形を行い、同様に評価した。結果を表8に示し
た。
【0048】(実施例13)ヒンダードアミン系光安定
剤(b)を含有しない、表8に記載の組成のマスターバ
ッチ15重量%と、ヒンダードアミン系光安定剤(b)
15重量%とポリオレフィン系樹脂(d)としてランダ
ムPP(表4のア)85重量%とからなるマスターバッ
チ5重量%と、希釈樹脂としてランダムPP(表4のア
と同一のもの)80重量%とをフィルム成形時に溶融混
練して実施例1と同様に成形した。マスターバッチの製
造も実施例1と同様に行った。実施例1と同様に評価
し、結果を表8に示した。尚、表8に記載のマスターバ
ッチの外観及びブリード性の評価は、ヒンダードアミン
系光安定剤(b)を含有しないマスターバッチについて
行ったものである。
【0049】(実施例14)実施例1の成形物と組成が
同一である、表8に記載の着色ペレットを作製し、それ
を希釈せずにそのまま実施例1と同様にフィルム成形し
た。着色ペレットの製造も実施例1と同様に行った。実
施例1と同様に評価し、結果を表8に示した。
【0050】(比較例34)極性基含有ポリオレフィン
樹脂(a)を含まない表8に記載の組成のマスターバッ
チ及びフィルムを実施例1と同様に作製し、同様に評価
した。結果を表8に示した。
【0051】
【表8】
【0052】(実施例15〜17、比較例35〜45)
表9に記載の組成の材料をヘンシェルミキサーでプレミ
ックスした後、混練機能を有する二軸押出機を用いて、
温度170℃で混練し、ストランド状に押し出したもの
を、冷却、カットしペレット状のマスターバッチを得
た。このマスターバッチの外観及びブリード性を以下の
方法で評価した。更にこのマスターバッチと、希釈樹脂
として低密度ポリエチレン(表4のイと同一のもの)と
を表9に記載の希釈比で配合し、射出成形機(名機製作
所製)を用いて温度210℃、成形サイクルA(射出時
間15秒/冷却時20秒/インターバル3秒)で厚み1
mmのプレートを成形し、プレート外観及び発色安定性
を以下の方法で評価した。これらの結果を表9に示し
た。
【0053】〔マスターバッチまたは着色ペレットの外
観評価〕マスターバッチまたは着色ペレットの外観を目
視により評価した。 ○:表面が平滑であり、良好である。 △:表面のざらつきが若干認められる。 ×:相溶性不良により表面のざらつきが著しい。
【0054】〔マスターバッチまたは着色ペレットのブ
リード性評価〕マスターバッチまたは着色ペレットを4
0℃オーブンに48時間放置し、目視によるブリード物
の有無とペレットのベタツキを評価した。 ◎:ブリード物、ペレットのベタツキが共にない。 ○:ブリード物は認められるが、ペレットのベタツキは
無い。 △:ブリード物が認められ、ペレットのベタツキが若干
ある。 ×:ブリード物、ペレットのベタツキが共に認められ
る。
【0055】〔フィルムの外観評価〕フィルムの断面及
び表面を倍率20倍の光学顕微鏡により観察した。 ◎:フィルム断面の空隙は殆ど認められず、フィルム表
面は平滑。 ○:フィルム断面に小さな空隙が認められるが、フィル
ム表面は平滑。 △:プレート断面の空隙がやや大きく、プレート表面も
若干荒れている。 ×:プレート断面の空隙が大きく、プレート表面の荒れ
も酷い。 〔射出成形時の発色安定性評価〕マスターバッチと希釈
樹脂を配合したものを、射出成形機(名機製作所製)を
用いて、温度210℃で、成形サイクルA(射出時間1
5秒/冷却時間20秒/インターバル3秒)と成形サイ
クルB(射出時間15秒/冷却時間1分30秒/インタ
ーバル3秒)それぞれで厚み1mmのプレートを成形し
た。成形サイクルの異なる、即ち材料が受ける熱履歴が
異なるプレート間の色差(ΔE* )を、成形サイクルA
で成形したプレートを標準として測定し、色差が小さい
程、発色安定性が良好であるとした。本試験で用いた射
出成形機の滞留ショット数は5ショットであり、成形機
内での材料滞留時間は成形サイクルAが3分10秒、成
形サイクルBが9分である。 ◎:ΔE* が0.4未満 ○:ΔE* が0.4以上0.8未満 △:ΔE* が0.8以上1.5未満 ×:ΔE* が1.5以上
【0056】
【表9】
【0057】(実施例18、19)極性基含有ポリオレ
フィン樹脂(a)であるアクリル酸変性ポリエチレンの
酸価、平均分子量を変え、表10の組成、希釈比によ
り、実施例15と同様にマスターバッチの作製、プレー
トの成形を行い、同様に評価した。結果を表10に示し
た。
【0058】(実施例20、21)極性基含有ポリオレ
フィン樹脂(a)としてマレイン酸変性ポリエチレンを
用い、且つ酸価、平均分子量を変え、表10の組成、希
釈比により、実施例15と同様にマスターバッチの作
製、プレートの成形を行い、同様に評価した。結果を表
10に示した。
【0059】(実施例22、23)極性基含有ポリオレ
フィン樹脂(a)として酸化ポリエチレンを用い、酸
価、平均分子量を変え、表10の組成、希釈比により、
実施例15と同様にマスターバッチの作製、プレートの
成形を行い、同様に評価した。結果を表10に示した。
【0060】(実施例24)ヒンダードアミン系光安定
剤(b)を含有しない、表10に記載の組成のマスター
バッチ15重量%と、ヒンダードアミン系光安定剤
(b)15重量%とポリオレフィン系樹脂(d)として
ランダムPP(表4のイ)85重量%とからなるマスタ
ーバッチ5重量%と、希釈樹脂としてランダムPP(表
4のイと同一のもの)80重量%とをプレート成形時に
溶融混練して実施例15と同様に成形した。マスターバ
ッチの製造も実施例15と同様に行った。実施例15と
同様に評価し、結果を表10に示した。尚、表10に記
載のマスターバッチの外観及びブリード性の評価は、ヒ
ンダードアミン系光安定剤(b)を含有しないマスター
バッチについて行ったものである。
【0061】(実施例25)実施例15の成形物と組成
が同一である、表10に記載の着色ペレットを作製し、
それを希釈せずにそのまま実施例15と同様に射出成形
してプレートの成形をした。着色ペレットの製造も実施
例15と同様に行った。実施例15と同様に実施例1と
同様に評価し、結果を表10に示した。
【0062】(比較例46)極性基含有ポリオレフィン
樹脂(a)を含まない表10に記載の組成のマスターバ
ッチ及びプレートを実施例15と同様に作製し、同様に
評価した。結果を表10に示した。
【0063】
【表10】
【0064】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系樹脂着色用組
成物は、加工あるいは成形時にヒンダードアミン系光安
定剤による顔料分散状態の変化を生じないため、ヒンダ
ードアミン系光安定剤グレード、量または成形条件を変
更しても安定した一定の発色性を有するポリオレフィン
系樹脂成形物の提供ができるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:26) C08L 23:26) Fターム(参考) 4F071 AA14 AA15 AA15X AA20 AA20X AA21 AA28X AA32X AA33X AA75 AA76 AA78 AC19 AE05 AE09 BB05 BB06 BC01 4J002 BB031 BB061 BB071 BB081 BB082 BB092 BB121 BB151 BB171 BB212 BH022 BP021 EU076 EU186 FD046 FD097

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸価が0.05〜100mg/KOHかつ
    重量平均分子量が500〜100000である極性基含
    有ポリオレフィン樹脂(a)0.1〜20重量%、ヒン
    ダードアミン系光安定剤(b)0.01〜30重量%、
    顔料(c)0.01〜90重量%、酸価が0.05mg
    /KOH未満であるポリオレフィン系樹脂(d)0.5
    〜95重量%からなるポリオレフィン系樹脂着色用組成
    物。
  2. 【請求項2】極性基含有ポリオレフィン樹脂(a)が不
    飽和カルボン酸またはその無水物を重合させた酸変性ポ
    リオレフィン樹脂、もしくはその酸変性ポリオレフィン
    樹脂の誘導体であることを特徴とする請求項1に記載の
    ポリオレフィン系樹脂着色用組成物。
  3. 【請求項3】ヒンダードアミン系光安定剤(b)の平均
    分子量が450〜5000である請求項1又は請求項2
    に記載のポリオレフィン系樹脂着色用組成物。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3いずれか記載のポリ
    オレフィン系樹脂着色用組成物を用いてなり、かつ、極
    性基含有ポリオレフィン樹脂(a)0.01〜10重量
    %、ヒンダードアミン系光安定剤(b)0.005〜3
    重量%、顔料(c)0.01〜50重量%とを含有する
    ポリオレフィン系樹脂成形物。
  5. 【請求項5】ヒンダードアミン系光安定剤(b)を含有
    する請求項4に記載のポリオレフィン系樹脂成形物の安
    定した発色方法。
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