JP3330046B2 - ポリプロピレン系複合材料着色用マスターバッチ - Google Patents
ポリプロピレン系複合材料着色用マスターバッチInfo
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- JP3330046B2 JP3330046B2 JP4471397A JP4471397A JP3330046B2 JP 3330046 B2 JP3330046 B2 JP 3330046B2 JP 4471397 A JP4471397 A JP 4471397A JP 4471397 A JP4471397 A JP 4471397A JP 3330046 B2 JP3330046 B2 JP 3330046B2
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- Japan
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- polypropylene
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機体質材を5〜
40重量%含有するエチレン・プロピレン−ブロック共
重合体系複合材料着色用マスターバッチに関し、特に色
ムラの発生がなく、成形物の物性を低下させない着色成
形物を得るためのポリプロピレン系複合材料着色用マス
ターバッチに関する。
40重量%含有するエチレン・プロピレン−ブロック共
重合体系複合材料着色用マスターバッチに関し、特に色
ムラの発生がなく、成形物の物性を低下させない着色成
形物を得るためのポリプロピレン系複合材料着色用マス
ターバッチに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車部品材料、家電部品材料等
にポリプロピレン系複合材料が多く使用されている。こ
のポリプロピレン系複合材料は、寸法の安定性及び耐衝
撃性が良好であることが特徴であり、一般にエチレン・
プロピレン−ブロック共重合体を基材とし、これにタル
ク、マイカおよびガラス繊維等の無機体質材を5〜40
重量%配合したものが用いられている。これら無機体質
材が配合されたポリプロピレン系複合材料は、一般に樹
脂メーカーで予めエチレン・プロピレン−ブロック共重
合体に無機体質材を配合しコンパウンドとなして成形メ
ーカーに供給されている場合が多い。ポリプロピレン系
複合材料をはじめプラスチックの着色には、種々の形態
の着色剤が使用されている。これらの着色剤の中でもマ
スターバッチはその優れた性能(例えば、非汚染性、自
動計量適性、輸送適性)から、着色剤の主流となってき
ている。マスターバッチは、基材樹脂を主成分とし、混
練機、押出機等を用いて、基材樹脂に顔料、分散剤等の
着色剤を高濃度に練り込んだもので、通常マスターバッ
チは使用時2〜150倍に希釈して用いられている。一
般に、マスターバッチの基材樹脂には、被着色樹脂との
物性上或いはマスターバッチの流動性の関係から被着色
樹脂と同一のもの若しくは類似のものが使用されてい
る。上記の無機体質材を5〜40重量%配合したエチレ
ン・プロピレン−ブロック共重合体の着色成形加工にお
いてもエチレン・プロピレン−ブロック共重合体を基材
樹脂とし、これに顔料、無機体質材、分散剤等を配合し
て溶融押出加工したペレット状のマスターバッチが用い
られている。しかしながら、このマスターバッチを上記
無機体質材を5〜40重量%配合したエチレン・プロピ
レン−ブロック共重合体に配合し、押出成形機や射出成
形機に供して成形物を得た場合、成形加工時の被着色樹
脂の溶解性、マスターバッチの溶解性の相違から色ムラ
が発生する欠陥があった。一般的にマスターバッチの融
点が高く流動性が悪い場合には、マスターバッチの解膠
性が劣り、成形品に顔料等の着色剤による色ムラが発生
する場合が多い。また、マスターバッチの融点が希釈樹
脂に比較し、極端に低い場合にも同様の現象が見られ
た。上記のごとくエチレン・プロピレン−ブロック共重
合体はそのすぐれた特性から自動車内装部品等の大型成
形部品に用いられ、その色ムラの解消は極めて重要な問
題である。
にポリプロピレン系複合材料が多く使用されている。こ
のポリプロピレン系複合材料は、寸法の安定性及び耐衝
撃性が良好であることが特徴であり、一般にエチレン・
プロピレン−ブロック共重合体を基材とし、これにタル
ク、マイカおよびガラス繊維等の無機体質材を5〜40
重量%配合したものが用いられている。これら無機体質
材が配合されたポリプロピレン系複合材料は、一般に樹
脂メーカーで予めエチレン・プロピレン−ブロック共重
合体に無機体質材を配合しコンパウンドとなして成形メ
ーカーに供給されている場合が多い。ポリプロピレン系
複合材料をはじめプラスチックの着色には、種々の形態
の着色剤が使用されている。これらの着色剤の中でもマ
スターバッチはその優れた性能(例えば、非汚染性、自
動計量適性、輸送適性)から、着色剤の主流となってき
ている。マスターバッチは、基材樹脂を主成分とし、混
練機、押出機等を用いて、基材樹脂に顔料、分散剤等の
着色剤を高濃度に練り込んだもので、通常マスターバッ
チは使用時2〜150倍に希釈して用いられている。一
般に、マスターバッチの基材樹脂には、被着色樹脂との
物性上或いはマスターバッチの流動性の関係から被着色
樹脂と同一のもの若しくは類似のものが使用されてい
る。上記の無機体質材を5〜40重量%配合したエチレ
ン・プロピレン−ブロック共重合体の着色成形加工にお
いてもエチレン・プロピレン−ブロック共重合体を基材
樹脂とし、これに顔料、無機体質材、分散剤等を配合し
て溶融押出加工したペレット状のマスターバッチが用い
られている。しかしながら、このマスターバッチを上記
無機体質材を5〜40重量%配合したエチレン・プロピ
レン−ブロック共重合体に配合し、押出成形機や射出成
形機に供して成形物を得た場合、成形加工時の被着色樹
脂の溶解性、マスターバッチの溶解性の相違から色ムラ
が発生する欠陥があった。一般的にマスターバッチの融
点が高く流動性が悪い場合には、マスターバッチの解膠
性が劣り、成形品に顔料等の着色剤による色ムラが発生
する場合が多い。また、マスターバッチの融点が希釈樹
脂に比較し、極端に低い場合にも同様の現象が見られ
た。上記のごとくエチレン・プロピレン−ブロック共重
合体はそのすぐれた特性から自動車内装部品等の大型成
形部品に用いられ、その色ムラの解消は極めて重要な問
題である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は無機体質材を5〜40重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体系複合材料の着色成形加工に
おいて、その着色に用いるマスターバッチの解膠性を制
御し、成形物の色ムラ発生を無くすると同時に、成形物
の物性を低下させずに均一な着色成形加工が行えるポリ
プロピレン系複合材料着色用マスターバッチを提供する
ことにある。
は無機体質材を5〜40重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体系複合材料の着色成形加工に
おいて、その着色に用いるマスターバッチの解膠性を制
御し、成形物の色ムラ発生を無くすると同時に、成形物
の物性を低下させずに均一な着色成形加工が行えるポリ
プロピレン系複合材料着色用マスターバッチを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記した問
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、マスター
バッチの基材樹脂をポリプロピレンと直鎖状低密度ポリ
エチレンの特定比率で構成し、これに無機体質材、シラ
ンカップリング剤、顔料、ワックスと金属セッケンを配
合して得たマスターバッチは、ポリプロピレン系複合材
料への解膠性が極めて良好で成形物の物性を低下させる
ことなく、色ムラの無い着色成形物が得られることを知
見して本発明に到達した。すなわち、本発明は、(1)
ポリプロピレン95〜10重量部および直鎖状低密度ポ
リエチレン5〜90重量部からなる樹脂成分100重量
部に対し、顔料1〜150重量部、無機体質材1〜20
重量部、シランカップリング剤0.01〜10重量部お
よびワックスと金属セッケンから選ばれた滑剤0.1〜
120重量部を配合したことを特徴とするポリプロピレ
ン系複合材料着色用マスターバッチ、(2)ワックスが
ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、パラ
フィンワックス、マイクロクリスタンワックス、カルナ
バワックスである第(1)項記載のポリプロピレン系複合
材料着色用マスターバッチ、(3)金属セッケンがステア
リン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ス
テアリン酸リチウム、ステアリン酸亜鉛、ヒドロキシス
テアリン酸カルシウムである第(1)項記載のポリプロピ
レン系複合材料着色用マスターバッチ、(4)無機体質材
がタルク、炭酸カルシウム、クレイ、カオリン、アルミ
ナである第(1)項記載のポリプロピレン系複合材料着色
用マスターバッチ。を提供するものである。
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、マスター
バッチの基材樹脂をポリプロピレンと直鎖状低密度ポリ
エチレンの特定比率で構成し、これに無機体質材、シラ
ンカップリング剤、顔料、ワックスと金属セッケンを配
合して得たマスターバッチは、ポリプロピレン系複合材
料への解膠性が極めて良好で成形物の物性を低下させる
ことなく、色ムラの無い着色成形物が得られることを知
見して本発明に到達した。すなわち、本発明は、(1)
ポリプロピレン95〜10重量部および直鎖状低密度ポ
リエチレン5〜90重量部からなる樹脂成分100重量
部に対し、顔料1〜150重量部、無機体質材1〜20
重量部、シランカップリング剤0.01〜10重量部お
よびワックスと金属セッケンから選ばれた滑剤0.1〜
120重量部を配合したことを特徴とするポリプロピレ
ン系複合材料着色用マスターバッチ、(2)ワックスが
ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、パラ
フィンワックス、マイクロクリスタンワックス、カルナ
バワックスである第(1)項記載のポリプロピレン系複合
材料着色用マスターバッチ、(3)金属セッケンがステア
リン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ス
テアリン酸リチウム、ステアリン酸亜鉛、ヒドロキシス
テアリン酸カルシウムである第(1)項記載のポリプロピ
レン系複合材料着色用マスターバッチ、(4)無機体質材
がタルク、炭酸カルシウム、クレイ、カオリン、アルミ
ナである第(1)項記載のポリプロピレン系複合材料着色
用マスターバッチ。を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明で着色成形する無機体質材を5〜40重量%
含有するエチレン・プロピレン−ブロック共重合体と
は、通称ブロック共重合体といわれているものである
が、実際は、ポリプロピレンにエチレン・プロピレン共
重合体をブレンドした組成物であり、通常は多段重合に
より製造する。通常ホモポリプロピレン50〜99重量
%に対してエチレン・プロピレン共重合体を1〜50重
量%の割合でブレンドされたものを使用する。本発明に
エチレン・プロピレン−ブロック共重合体の製造方法
は、特公昭40−11623号公報、特公昭43−11
230号公報、特公昭44−16668号公報等に記載
されている。上記のエチレン・プロピレン−ブロック共
重合体に含有されている無機体質材としては、例えば、
シリカ、アルミナ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、無水石膏及びガラス繊維等が挙げられ
る。これらの無機体質材は、エチレン・プロピレン−ブ
ロック共重合体に対して5〜40重量%配合される。
る。本発明で着色成形する無機体質材を5〜40重量%
含有するエチレン・プロピレン−ブロック共重合体と
は、通称ブロック共重合体といわれているものである
が、実際は、ポリプロピレンにエチレン・プロピレン共
重合体をブレンドした組成物であり、通常は多段重合に
より製造する。通常ホモポリプロピレン50〜99重量
%に対してエチレン・プロピレン共重合体を1〜50重
量%の割合でブレンドされたものを使用する。本発明に
エチレン・プロピレン−ブロック共重合体の製造方法
は、特公昭40−11623号公報、特公昭43−11
230号公報、特公昭44−16668号公報等に記載
されている。上記のエチレン・プロピレン−ブロック共
重合体に含有されている無機体質材としては、例えば、
シリカ、アルミナ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、無水石膏及びガラス繊維等が挙げられ
る。これらの無機体質材は、エチレン・プロピレン−ブ
ロック共重合体に対して5〜40重量%配合される。
【0006】次に、本発明の着色用マスターバッチに使
用されるポリプロピレンとは、ポリプロピレンの単独重
合体、プロピレンと他のオレフィンとのブロック共重合
体、及びランダム共重合体等であり、具体的にはMFR
20〜80g/10分のポリプロピレン単独重合体、エ
チレン含量が1〜50重量%、プロピレン含量が99〜
50重量%のエチレン・プロピレン−ブロック共重合体
が挙げれらる。本発明におけるブロック共重合体は上記
エチレン又はプロピレンの一部がC4〜C6のオレフィン
に置き換えられたものであっても使用し得る。本発明の
着色用マスターバッチに使用される直鎖状低密度ポリエ
チレンは、密度0.917〜0.935g/cm3のものであ
る。本発明の着色用マスターバッチにおいては、樹脂成
分として、上記のポリプロピレン95〜10重量部に直
鎖状低密度ポリエチレン5〜90重量部が配合される。
上記直鎖状低密度ポリエチレンが5重量部以下では色ム
ラを生じなくする効果がみられず、また、90重量部以
上では成形物の物性低下をもたらすので好ましくない。
用されるポリプロピレンとは、ポリプロピレンの単独重
合体、プロピレンと他のオレフィンとのブロック共重合
体、及びランダム共重合体等であり、具体的にはMFR
20〜80g/10分のポリプロピレン単独重合体、エ
チレン含量が1〜50重量%、プロピレン含量が99〜
50重量%のエチレン・プロピレン−ブロック共重合体
が挙げれらる。本発明におけるブロック共重合体は上記
エチレン又はプロピレンの一部がC4〜C6のオレフィン
に置き換えられたものであっても使用し得る。本発明の
着色用マスターバッチに使用される直鎖状低密度ポリエ
チレンは、密度0.917〜0.935g/cm3のものであ
る。本発明の着色用マスターバッチにおいては、樹脂成
分として、上記のポリプロピレン95〜10重量部に直
鎖状低密度ポリエチレン5〜90重量部が配合される。
上記直鎖状低密度ポリエチレンが5重量部以下では色ム
ラを生じなくする効果がみられず、また、90重量部以
上では成形物の物性低下をもたらすので好ましくない。
【0007】本発明で上記着色マスターバッチに配合さ
れる無機体質材は、エチレン・プロピレン−ブロック共
重合体に予め配合されているものと同様のものが使用さ
れる。例えば、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、カオリン、クレー、アルミナ等が挙げられる。こ
れらの無機体質材は、樹脂成分100重量部に対し、1
〜20重量部の範囲で使用される。無機体質材の配合量
が上記範囲より少ないと、ポリプロピレン系複合材料を
着色成形する際、着色マスターバッチの拡散性が十分で
なく、また、成形物の物性改良効果が少なく逆に無機体
質材の配合量が上記範囲より多いと顔料濃度が低下する
ので好ましくない。本発明で用いられる顔料としては、
例えば、アゾ系顔料、アンスラキノン系顔料、キナクリ
ドン系顔料、フタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料、
ペリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、キノフタロン系
顔料等の有機顔料、酸化チタン、ベンガラ、群青、紺
青、黄色酸化鉄、黄鉛、クロムバーミリオン、複合酸化
物系顔料等の無機顔料、カーボンブラックが挙げられ
る。上記顔料は樹脂成分100重量部に対して1〜20
0重量部、好ましくは20〜150重量部配合される。
顔料の配合量が上記範囲より少ないとポリプロピレン系
複合材料を着色成形する際、マスターバッチを多量に使
用しないと着色効果が得られず、逆に顔料の配合量が上
記範囲より多いとポリプロピレン系複合材料中での顔料
の分散不良が生ずるので好ましくない。本発明では、シ
ランカップリング剤が配合される。配合されたシランカ
ップリング剤は、高濃度に充填された着色剤の分散性を
助長し、色ムラの発生を抑制するとともに、含有される
無機体質材の表面改質を行い成形物の物性低下を抑制す
る。シランカップリング剤としては、例えば、ビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
トリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−ア
ミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプ
トトリプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。上
記シランカップリング剤は、樹脂成分100重量部に対
して0.01〜10重量部、好ましくは0.2〜2重量部
配合される。シランカップリング剤の配合量が上記範囲
より少ないと無機体質材等他の配合剤の表面改質が充分
でなく成形物の物性改良効果が少なく、逆にシランカッ
プリング剤の配合量が上記範囲より多いと分散不良及び
押出加工の作業性が低下するので好ましくない。尚、着
色マスターバッチに配合する無機体質材及び顔料は前も
ってシランカップリング剤で処理してもかまわない。更
に、本発明の着色マスターバッチには、無機体質材、顔
料の分散性を向上させるためにワックスと金属セッケン
とから選ばれた滑剤、例えばポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、パラフィンワックス、マイクロ
クリスタンワックス、カルナバワックス、ステアリン酸
アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリ
ン酸リチウム、ステアリン酸亜鉛、ヒドロキシステアリ
ン酸カルシウムが配合される。上記の滑剤は、樹脂成分
100重量部に対して0.1〜120重量部、好ましく
は1.2〜60重量部配合される。滑剤の配合量が上記
範囲より少ないと無機体質材、顔料の分散性が十分でな
く、滑剤の配合量が上記範囲より多いとポリプロピレン
系複合材料の物性を低下させるので好ましくはない。
れる無機体質材は、エチレン・プロピレン−ブロック共
重合体に予め配合されているものと同様のものが使用さ
れる。例えば、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、カオリン、クレー、アルミナ等が挙げられる。こ
れらの無機体質材は、樹脂成分100重量部に対し、1
〜20重量部の範囲で使用される。無機体質材の配合量
が上記範囲より少ないと、ポリプロピレン系複合材料を
着色成形する際、着色マスターバッチの拡散性が十分で
なく、また、成形物の物性改良効果が少なく逆に無機体
質材の配合量が上記範囲より多いと顔料濃度が低下する
ので好ましくない。本発明で用いられる顔料としては、
例えば、アゾ系顔料、アンスラキノン系顔料、キナクリ
ドン系顔料、フタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料、
ペリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、キノフタロン系
顔料等の有機顔料、酸化チタン、ベンガラ、群青、紺
青、黄色酸化鉄、黄鉛、クロムバーミリオン、複合酸化
物系顔料等の無機顔料、カーボンブラックが挙げられ
る。上記顔料は樹脂成分100重量部に対して1〜20
0重量部、好ましくは20〜150重量部配合される。
顔料の配合量が上記範囲より少ないとポリプロピレン系
複合材料を着色成形する際、マスターバッチを多量に使
用しないと着色効果が得られず、逆に顔料の配合量が上
記範囲より多いとポリプロピレン系複合材料中での顔料
の分散不良が生ずるので好ましくない。本発明では、シ
ランカップリング剤が配合される。配合されたシランカ
ップリング剤は、高濃度に充填された着色剤の分散性を
助長し、色ムラの発生を抑制するとともに、含有される
無機体質材の表面改質を行い成形物の物性低下を抑制す
る。シランカップリング剤としては、例えば、ビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
トリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−ア
ミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプ
トトリプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。上
記シランカップリング剤は、樹脂成分100重量部に対
して0.01〜10重量部、好ましくは0.2〜2重量部
配合される。シランカップリング剤の配合量が上記範囲
より少ないと無機体質材等他の配合剤の表面改質が充分
でなく成形物の物性改良効果が少なく、逆にシランカッ
プリング剤の配合量が上記範囲より多いと分散不良及び
押出加工の作業性が低下するので好ましくない。尚、着
色マスターバッチに配合する無機体質材及び顔料は前も
ってシランカップリング剤で処理してもかまわない。更
に、本発明の着色マスターバッチには、無機体質材、顔
料の分散性を向上させるためにワックスと金属セッケン
とから選ばれた滑剤、例えばポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、パラフィンワックス、マイクロ
クリスタンワックス、カルナバワックス、ステアリン酸
アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリ
ン酸リチウム、ステアリン酸亜鉛、ヒドロキシステアリ
ン酸カルシウムが配合される。上記の滑剤は、樹脂成分
100重量部に対して0.1〜120重量部、好ましく
は1.2〜60重量部配合される。滑剤の配合量が上記
範囲より少ないと無機体質材、顔料の分散性が十分でな
く、滑剤の配合量が上記範囲より多いとポリプロピレン
系複合材料の物性を低下させるので好ましくはない。
【0008】本発明の着色用マスターバッチには所望に
応じて適当量の紫外線吸収剤、光劣化防止剤、酸化防止
剤、帯電防止剤、安定剤等の添加剤を配合することがで
きる。本発明の着色用マスターバッチは、通常の方法に
従って加熱溶融して製造される。すなわち、ポリプロピ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、無機体質材、顔料、
シランカップリング剤及び滑剤を撹拌混合してミキシン
グロール、バンバリーミキサー、ニーダーおよびヘンシ
ェルミキサーにて混合、2軸押出成形機等により混練
し、粒状、円柱状及び角状等に加工される。
応じて適当量の紫外線吸収剤、光劣化防止剤、酸化防止
剤、帯電防止剤、安定剤等の添加剤を配合することがで
きる。本発明の着色用マスターバッチは、通常の方法に
従って加熱溶融して製造される。すなわち、ポリプロピ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、無機体質材、顔料、
シランカップリング剤及び滑剤を撹拌混合してミキシン
グロール、バンバリーミキサー、ニーダーおよびヘンシ
ェルミキサーにて混合、2軸押出成形機等により混練
し、粒状、円柱状及び角状等に加工される。
【0009】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 50重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 50重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 黄色酸化鉄 (商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸リチウム 5.0重量部 ヒドロキシステアリン酸カルシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、着色剤が均一に分散されており、凝集粒子や色
ムラは観察されなかった。物性値は許容範囲に比較し、
充分に満足するものであった。 実施例2 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、着色剤が均一に分散されており、凝集粒子や色
ムラは観察されなかった。又、物性値も充分に満足する
ものであった。またこのテストピースの物性試験結果を
第1表に示す。 比較例1 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、部分的に色ムラが発生していた。又、物性値は
許容範囲値に比較し、満足するものではあったが、特に
剛性については許容限度に近いものであった。またこの
テストピースの物性試験結果を第1表に示す。 比較例2 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、わずかではあるが色ムラが発生していた。 比較例3 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。物性値は許容範囲
に比較し、満足するものではあったが、得られたテスト
ピースは、部分的に色ムラが発生していた。またこのテ
ストピースの物性試験結果を第1表に示す。
る。 実施例1 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 50重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 50重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 黄色酸化鉄 (商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸リチウム 5.0重量部 ヒドロキシステアリン酸カルシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、着色剤が均一に分散されており、凝集粒子や色
ムラは観察されなかった。物性値は許容範囲に比較し、
充分に満足するものであった。 実施例2 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、着色剤が均一に分散されており、凝集粒子や色
ムラは観察されなかった。又、物性値も充分に満足する
ものであった。またこのテストピースの物性試験結果を
第1表に示す。 比較例1 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、部分的に色ムラが発生していた。又、物性値は
許容範囲値に比較し、満足するものではあったが、特に
剛性については許容限度に近いものであった。またこの
テストピースの物性試験結果を第1表に示す。 比較例2 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、わずかではあるが色ムラが発生していた。 比較例3 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 95重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 5重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。物性値は許容範囲
に比較し、満足するものではあったが、得られたテスト
ピースは、部分的に色ムラが発生していた。またこのテ
ストピースの物性試験結果を第1表に示す。
【0010】実施例3 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 20重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 80重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、着色剤が均一に分散されており、凝集粒子や色
ムラは観察されなかった。又、物性値も充分に満足でき
るものであった。またこのテストピースの物性試験結果
を第2表に示す。 比較例4 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 20重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 80重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、色ムラの発生は認められなかったものの、機械
物性が満足されるものでなかった。またこのテストピー
スの物性試験結果を第2表に示す。 比較例5 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 20重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 80重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、色ムラの発生は認められなかった。機械物性は
許容範囲に比較し、満足するものではあったが、特に剛
性については下限値に近いものであった。またこのテス
トピースの物性試験結果を第2表に示す。 比較例6 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 20重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 80重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、色ムラの発生は認められなかった。機械物性は
許容範囲に比較し、満足するものではあったが、下限値
に近い物性値も存在した。またこのテストピースの物性
試験結果を第2表に示す。
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、着色剤が均一に分散されており、凝集粒子や色
ムラは観察されなかった。又、物性値も充分に満足でき
るものであった。またこのテストピースの物性試験結果
を第2表に示す。 比較例4 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 20重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 80重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、色ムラの発生は認められなかったものの、機械
物性が満足されるものでなかった。またこのテストピー
スの物性試験結果を第2表に示す。 比較例5 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 20重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 80重量部 シランカップリング剤(商品名:A−187 日本ユニカー社製品) 1.0重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、色ムラの発生は認められなかった。機械物性は
許容範囲に比較し、満足するものではあったが、特に剛
性については下限値に近いものであった。またこのテス
トピースの物性試験結果を第2表に示す。 比較例6 ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q 三菱化学社製品) 20重量部 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G 三菱化学社製品) 80重量部 タルク(商品名:タルク5000P ハヤシ化成) 10重量部 二酸化チタン(商品名:タイペークCR−50 石原産業社製品) 20.0重量部 群青(商品名:#2000群青 第一化成工業社製品) 20.0重量部 酸化鉄(商品名:180M弁柄 戸田工業社製品) 4.0重量部 黄色酸化鉄(商品名:タロックスタン T−10A チタン工業社製品) 3.0重量部 カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック#5 デグサ社製品) 8.0重量部 低分子量ポリエチレンワックス (商品名:サンワックス151−P 三洋化成工業社製品) 20.0重量部 ステアリン酸カルシウム 5.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 5.0重量部 帯電防止剤 1.2重量部 酸化防止剤 0.2重量部 上記の配合物を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均
一に混合する。次いで混合物を押出成形機により180
℃で押出しペレット状の着色用マスターバッチを得た。 [成形板(テストピース)の成形]上記のマスターバッ
チ3重量部とタルク20重量%含有するエチレン・プロ
ピレン−ブロック共重合体100重量部をタンブラーで
混合し、射出成形機により成形温度220℃、背圧15
kg/cm2でテストピースを作成した。得られたテストピ
ースは、色ムラの発生は認められなかった。機械物性は
許容範囲に比較し、満足するものではあったが、下限値
に近い物性値も存在した。またこのテストピースの物性
試験結果を第2表に示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】[注] 1)色ムラ判定方法:実施例、比較例の条件により射出
成形機(名機製作所製70Z)にて、125×120×
2mmのテストピースを作成、テストピース表面の色ムラ
発生状況を観察する。 ◎:発生せず ○:殆ど発生せず △:わずかに発生する △〜×:かなり発生する ×:全体に発生する 2)機械物性:JISのプラスチック試験方法による ◎:希釈樹脂の物性と同等 ○:許容物性範囲を保持 △:やや許容物性範囲からはずれる △〜×:許容範囲より逸脱 ×:許容範囲より大きく逸脱
成形機(名機製作所製70Z)にて、125×120×
2mmのテストピースを作成、テストピース表面の色ムラ
発生状況を観察する。 ◎:発生せず ○:殆ど発生せず △:わずかに発生する △〜×:かなり発生する ×:全体に発生する 2)機械物性:JISのプラスチック試験方法による ◎:希釈樹脂の物性と同等 ○:許容物性範囲を保持 △:やや許容物性範囲からはずれる △〜×:許容範囲より逸脱 ×:許容範囲より大きく逸脱
【0014】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン系複合材料着色
用マスターバッチは、顔料を配合する基材樹脂成分をポ
リプロピレン系樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン、無機
体質材、シランカップリング剤及び滑剤で構成してある
ので、無機充填材を高濃度に含有するエチレン・プロピ
レン−ブロック共重合体の着色成形加工を行っても、エ
チレン・プロピレン−ブロック共重合体への顔料分散性
が極めて良く、得られる成形品に色ムラが見られない。
また、機械物性に優れた着色成形品を得ることができ
る。
用マスターバッチは、顔料を配合する基材樹脂成分をポ
リプロピレン系樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン、無機
体質材、シランカップリング剤及び滑剤で構成してある
ので、無機充填材を高濃度に含有するエチレン・プロピ
レン−ブロック共重合体の着色成形加工を行っても、エ
チレン・プロピレン−ブロック共重合体への顔料分散性
が極めて良く、得られる成形品に色ムラが見られない。
また、機械物性に優れた着色成形品を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI //(C08L 23/12 C08L 91:06 23:06 C08K 5/54 91:06) (56)参考文献 特開 平8−325423(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 3/00 - 3/28 C08L 1/00 - 101/16
Claims (4)
- 【請求項1】ポリプロピレン95〜10重量部および直
鎖状低密度ポリエチレン5〜90重量部からなる樹脂成
分100重量部に対し、顔料1〜150重量部、無機体
質材1〜20重量部、シランカップリング剤0.01〜
10重量部およびワックスと金属セッケンから選ばれた
滑剤0.1〜120重量部を配合したことを特徴とする
ポリプロピレン系複合材料着色用マスターバッチ。 - 【請求項2】ワックスがポリエチレンワックス、ポリプ
ロピレンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタンワックス、カルナバワックスである請求項1記載
のポリプロピレン系複合材料着色用マスターバッチ。 - 【請求項3】金属セッケンがステアリン酸アルミニウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸リチウ
ム、ステアリン酸亜鉛、ヒドロキシステアリン酸カルシ
ウムである請求項1記載のポリプロピレン系複合材料着
色用マスターバッチ。 - 【請求項4】無機体質材がタルク、炭酸カルシウム、ク
レイ、カオリン、アルミナである請求項1記載のポリプ
ロピレン系複合材料着色用マスターバッチ。
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JP8-157584 | 1996-05-29 | ||
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ID=26384676
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JP4471397A Expired - Fee Related JP3330046B2 (ja) | 1996-05-29 | 1997-02-13 | ポリプロピレン系複合材料着色用マスターバッチ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3330046B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106009206A (zh) * | 2016-08-12 | 2016-10-12 | 安徽中杰信息科技有限公司 | 一种使用硅烷偶联剂的可环境消纳性能塑料制备方法 |
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WO2022075395A1 (ja) * | 2020-10-08 | 2022-04-14 | Dic株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 |
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1997
- 1997-02-13 JP JP4471397A patent/JP3330046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
KR101760236B1 (ko) | 2014-04-09 | 2017-07-20 | 경동산업 주식회사 | 논슬립 축광모서리가 형성된 합성목재의 제조방법 |
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