JP2005336390A - 自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物 Download PDF

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匡道 内藤
Ikunori Sakai
郁典 酒井
Mitsuru Fujisawa
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Abstract

【解決手段】本発明の自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物は、(A)23℃n−デカン可溶分量が17〜25重量%、MFR(230℃)が20〜40g/10分である結晶性プロピレンブロック共重合体と、(B)GPC法で測定されるMw/Mnが10以上、かつMz/Mwが3.5以上であるプロピレン単独重合体と、(C)MFR(230℃)が1〜20g/10分、エチレン含有量が50〜95重量%であるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体と、(D)平均粒径が1.5〜3.5μmであるタルクと、(E)Mwが700以上で、分子内にN−CH基を含有する耐光安定剤と、F)炭素数16以上の飽和脂肪酸カルシウムと、(G)重量平均分子量(Mw)が700以上で、分子内に−OH基を3つ以上含有するのフェノール系酸化防止剤と、(H)重量平均分子量(Mw)が600以上のリン系酸化防止剤を特定割合で含有してなる。
【効果】上記組成物は、剛性、耐衝撃強度等の機械物性が優れるとともに、フローマークやウエルド等が目立たず外観に優れ、自動車内装部品用成形体として好適に用いられる。
【選択図】なし

Description

本発明は、機械物性、成形品の外観品質、耐ガラス霞性に優れ、かつ、光や熱及び自動車排気ガスなどに含まれる窒素酸化物による耐変色性に優れた成形品が得られるような自動車内装用プロピレン系樹脂組成物に関する。
ポリプロピレン樹脂組成物は自動車部品、機械部品、電気部品など種々の分野で利用されており、要求される性能に応じて種々の添加物が配合されている。たとえば、自動車部品などの剛性と耐衝撃性が要求される分野においては、結晶性プロピレンブロック共重合体にエラストマー、タルクを配合したポリプロピレン樹脂組成物が利用されている。
上記ポリプロピレン樹脂組成物を自動車内装材として用いる場合、内装材は樹脂に顔料を配合してなる着色成形品として用いられることが多いため、単に剛性や耐衝撃性に優れているのみならず、成形品とした際にフローマーク、ウエルド等の外観不良が発生しないような優れた成形性が要求される。また、光や熱によって成形品表面が劣化して色相が変化することが少ないこと、および夏場、室内が高温になった場合にインストルパネル等の成形品表面から添加剤成分が昇華してフロントガラス等を曇らせる現象(ガラス霞性)が起こり難いことが要求される。
一方ペレット状の樹脂組成物や成形品を倉庫にて保管したり、船などで輸出する際に比較的長期間暗所におかれた場合、フォークリフトやトラック,ボイラーの排気ガスに含まれる窒素酸化物により変色することがある。この変色が発生すると商品価値が下がってしまうため、変色を防止しなければならない。しかしながら、上記特性を充分に満足する結晶性プロピレン系樹脂組成物は得られていない。
本発明者らは、上記問題を解決すべく鋭意研究した結果、結晶性プロピレンブロック共重合体に、特定のプロピレン単独重合体と特定のエチレン・α-オレフィンランダム共重合体と特定のタルクと特定の安定剤とを配合することにより、上記問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、剛性、耐衝撃強度等の機械物性が優れるとともに、フローマークやウエルド等が目立たず外観に優れ、しかも、耐光変色性、耐ガラス霞性に優れる成形体を自動車内装部品として提供できるような自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物を提供することを目的としている。
本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物は、
(A)23℃n−デカン可溶分量が17〜25重量%、メルトフローレート(MFR;A
STM D 1238,230℃、荷重2160g)が20〜40g/10分である
結晶性プロピレンブロック共重合体83〜58重量%と、
(B)ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法で測定される分子量分布Mw/
Mnが10以上、かつ分子量分布Mz/Mwが3.5以上であるプロピレン単独重
合体0.5〜7重量%と、
(C)メルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重2160
g)が1〜20g/10分、エチレン含有量が50〜95重量%であるエチレン・
α−オレフィンランダム共重合体1〜10重量%と、
(D)平均粒径が1.5〜3.5μmであるタルク15〜25重量%とを含有し、さら
に、前記(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計100重量部に対して、
(E)重量平均分子量(Mw)が700以上で、分子内にN−CH基を含有する耐光
安定剤を0.2〜1.1重量部と、
(F)炭素数16以上の飽和脂肪酸カルシウムを0.1〜0.4重量部と、
(G)重量平均分子量(Mw)が700以上で、分子内に−OH基を3つ以上含有するの フェノール系酸化防止剤0.1〜0.3重量部と、
(H)重量平均分子量(Mw)が600以上のリン系酸化防止剤0.1〜0.3重量部を
含有してなることを特徴としている。
本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物は、剛性、耐衝撃強度等の機械物性が優れるとともに、フローマークやウエルド等が目立たず外観に優れ、しかも、耐光変色性、耐熱変色性、耐ガラス霞性、耐窒素酸化物変色性に優れる成形体を自動車内装部品として提供できる。
以下、本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物について具体的に説明する。
本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物は、結晶性プロピレンブロック共重合体(A)と、プロピレン単独重合体(B)と、エチレン・1-ブテンランダム共重合体(C)と、タルク(D)と、耐候安定剤(E)と脂肪酸カルシウム(F)とフェノール系酸化防止剤(G)とリン系酸化防止剤(H)を含有している。
結晶性プロピレンブロック共重合体(A)
本発明で用いられる結晶性プロピレンブロック共重合体(A)は、樹脂全体としてメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重2160g)が20〜40g/10分、好ましくは25〜35g/10分の範囲にある。
本発明で用いられる結晶性プロピレンブロック共重合体(A)は、この樹脂をn−デカン溶剤分別した場合、23℃n−デカンに可溶な成分(b)と23℃n−デカンに不溶な成分(a)とに分別される。その成分含有量は、好ましくは23℃n−デカンに可溶な成分(b)が17〜25重量%、特に好ましくは18〜24重量%であり、23℃n−デカンに不溶な成分(a)が75〜83重量%、特に好ましくは76〜82重量%である。この(b)成分および(a)成分は、23℃n−デカンに対する溶解性でポリプロピレンブロック共重合体(A)樹脂中の含有成分を分別した場合の成分である。(a)成分と(b)成分の含有割合が上記範囲内にあると、剛性、耐衝撃性等の機械的物性に優れた成形体を調製できる組成物が得ることができる。
上記のn−デカン溶剤分別は次のようにして行なう。すなわち、ポリプロピレンブロック共重合体樹脂の試料5gを135℃のn−デカン500mlに添加し、充分撹拌して可溶性の成分(可溶性のポリマー)を完全に溶解する。その後、23℃に降温して24時間放置する。次に、このn−デカン溶液を遠心分離し、分離後の液相を1000mlのアセトン中にデカンテーションし、ポリマーを析出させる。この析出物を濾過、洗浄、乾燥し、23℃n−デカンに可溶の成分(b)とする。23℃n−デカンに可溶の成分(b)以外の成分を23℃n−デカンに不溶の成分(a)とする。
本発明で用いられる結晶性プロピレンブロック共重合体(A)において、23℃n−デカンに不溶な成分(a)は、通常プロピレンから導かれる構造単位のみからなることが好ましいが、少量、たとえば10モル%以下、好ましくは5モル%以下の他のモノマーから導かれる構造単位を含有していてもよい。
他のモノマーとしては、たとえばエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデセン等のプロピレン以外のα−オレフィン;
スチレン、ビニルシクロペンテン、ビニルシクロヘキサン、ビニルノルボルナン等のビニル化合物;
酢酸ビニル等のビニルエステル;
無水マレイン酸等の不飽和有機酸またはその誘導体;
共役ジエン;
ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、ジシクロオクタジエン、メチレンノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン等の非共役ポリエン類などが挙げられる。これらの中では、エチレン、炭素原子数4〜10のα−オレフィンなどが好ましい。これらは2種以上共重合されていてもよい。
本発明で好ましく用いられる結晶性プロピレンブロック共重合体(A)の(a)23℃n−デカン不溶部のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重2160g)は、10〜100g/10分、好ましくは20〜80g/10分の範囲である。
23℃n−デカンに可溶な成分(b)は、主としてプロピレン・α−オレフィン共重合体部であるが、プロピレン単独重合体の一部、たとえば低分子量物等の重合の際に生じる副生物などが含まれる。
23℃n−デカンに可溶な成分(b)を形成するプロピレン・α−オレフィン共重合体のα−オレフィンは、エチレンおよび/または炭素原子数4〜12のα−オレフィンなどである。このようなα−オレフィンとしては、具体的には、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデセンなどのα−オレフィンが挙げられる。これらの中では、エチレンが好ましい。
本発明で用いられる結晶性プロピレンブロック共重合体(A)の23℃n−デカン可溶分(b)の135℃デカリン中で測定される極限粘度([η])は1〜5dl/g、特に1.5〜4.0/gであることが好ましい。
本発明で用いられる結晶性プロピレンブロック共重合体(A)を製造するための方法は、たとえば、高立体規則性ポリプロピレン製造用触媒の存在下に、多段重合により製造することができる。
すなわち、本発明のプロピレンブロック共重合体(A)は、(i)マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分と、(ii)有機金属化合物触媒成分と、(iii)ドナー成分とから形成される高立体規則性ポリプロピレン製造用の重合用触媒の存在下に、実質的に水素の存在下もしくは非存在下でプロピレンを重合させて、プロピレン単独重合体部(A−2)を、最終的に得られるプロピレンブロック共重合体(A)全体の75〜83重量%製造する段と、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとを共重合させて、プロピレン・α−オレフィン共重合体部(A−1)を、最終的に得られるプロピレンブロック共重合体(A)全体の17〜25重量%製造する段とを含む2段以上の多段重合により製造することができる。分子量および極限粘度[η]の調整方法は特に制限されないが、分子量調整剤として水素を使用する方法が好ましい。
本発明で用いられる結晶性プロピレンブロック共重合体(A)を製造する際に使用する重合用触媒としては、チーグラー・ナッタ系触媒、メタロセン系触媒等を使用することができるが、中でも、(i)マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分と、(ii)有機金属化合物触媒成分と、(iii)電子供与体成分とから形成される高立体規則性ポリプロピレン製造用触媒を使用するのが好ましい。
また、上記のような固体状チタン触媒成分(i)、有機金属化合物触媒成分(ii)、および電子供与体成分(iii)からなる触媒を用いて結晶性ポリプロピレンブロック共重合体(A)を製造するに際して、予め予備重合を行なうこともできる。
予備重合は、固体状チタン触媒成分(i)、有機金属化合物触媒成分(ii)、および必要に応じて電子供与体成分(iii)の存在下に、オレフィンを重合させる。
予備重合に用いられるオレフィンとしては、具体的には、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−オクテン、1−ヘキサデセン、1−エイコセン等の直鎖状のオレフィン;3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ヘキセン、アリルナフタレン、アリルノルボルナン、スチレン、ジメチルスチレン類、ビニルナフタレン類、アリルトルエン類、アリルベンゼン、ビニルシクロヘキサン、ビニルシクロペンタン、ビニルシクロヘプタン、アリルトリアルキルシラン類等の分岐構造を有するオレフィンなどを用いることができる。これらは共重合させてもよい。
予備重合は、固体状チタン触媒成分(i)1g当たり0.1〜1000g程度、好ましくは0.3〜500g程度の重合体が生成するように行なうことが望ましい。予備重合量が多すぎると、本重合における(共)重合体の生成効率が低下することがある。予備重合では、本重合における系内の触媒濃度よりもかなり高濃度で触媒を用いることができる。
本重合の際には、固体状チタン触媒成分(i)(または予備重合触媒)を重合容積1リットル当たりチタン原子に換算して約0.0001〜50ミリモル、好ましくは約0.001〜10ミリモルの量で用いることが望ましい。有機金属化合物触媒成分(ii)は、重合系中のチタン原子1モルに対する金属原子量で約1〜2000モル、好ましくは約2〜500モル程度の量で用いることが望ましい。有機ケイ素化合物触媒成分(iii)は、有機金属化合物触媒成分(ii)の金属原子1モル当たり約0.001〜50モル、好ましくは約0.01〜20モル程度の量で用いることが望ましい。
重合媒体として、不活性炭化水素類を用いてもよく、また液状のプロピレンを重合媒体としてもよい。また各段の重合条件は、重合温度が約−50〜+200℃、好ましくは約20〜100℃の範囲で、また重合圧力が常圧〜9.8MPa(ゲージ圧)、好ましくは約0.2〜4.9MPa(ゲージ圧)の範囲内で適宜選択される。
本発明においては、結晶性プロピレンブロック共重合体(A)は、ポリプロピレン系樹脂組成物100重量%に対して、83〜58重量%、好ましくは75〜65重量%の割合で用いられる。結晶性プロピレンブロック共重合体(A)を上記範囲内の割合で用いると、剛性、耐衝撃性等の機械的物性に優れた成形品を調製できる樹脂組成物が得られる。
プロピレン単独重合体(B)
本発明で用いられるプロピレン単独重合体(B)のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重2160g)は、通常、0.1〜50g/10分、好ましくは0.2〜40g/10分の範囲である。また、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法で測定した分子量分布Mw/Mn(Mw:重量平均分子量、Mn:数平均分子量)は10以上、好ましくは12〜 20、特に好ましくは13〜18の範囲である。また、分子量分布Mz/Mw(Mz:粘度平均分子量)は、3.5以上、好ましくは、4.0〜15、特に好ましくは4.2〜10である。
前記分子量分布Mw/Mnが10以上、かつ分子量分布Mz/Mwが3.5以上ということは、本発明で用いられるプロピレン単独重合体(B)は、通常のポリプロピレンに比べて高分子量側に分布が広いことを示している。これらの分子量分布の測定方法については、後述する実施例の項で説明する。
プロピレン単独重合体(B)は、(a−1)135℃デカリン中で測定される極限粘度[η]が6〜13dl/g、特に好ましくは7〜12の高分子量ポリプロピレン部と、(a−2)135℃デカリン中で測定される極限粘度[η]が6dl/g未満の低分子量ポリプロピレン部とからなる組成物であることが好ましい。高分子量ポリプロピレン部(a−1)は、n−デカン不溶部全体の10〜50重量%、好ましくは15〜40重量%の範囲にあり、低分子量ポリプロピレン部(a−2)が90〜50重量%、好ましくは85〜60重量%とからなることが好ましい。
本発明で用いられるプロピレン単独重合体(B)は、前記した結晶性プロピレンブロック共重合体(A)を製造するための触媒と同様の触媒を用いて製造することができる。
すなわち、高立体規則性ポリプロピレン製造用触媒の存在下に、多段重合により製造することができる。すなわち、プロピレン単独重合体(B)は、(i)マグネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を含有する固体状チタン触媒成分と、(ii)有機金属化合物触媒成分と、(iii)ドナー成分とから形成される高立体規則性ポリプロピレン製造用の重合用触媒の存在下に製造することができる。
製造順序としては、第1段目で、実質的に水素の非存在下で、高分子量ポリプロピレン部(b−1)を重合した後、第2段目以降で低分子量ポリプロピレン部(b−2)を製造するのが好ましい。製造順序を変更することもできるが、たとえば第1段目で低分子量ポリプロピレン部(b−2)を重合した後、第2段目以降で高分子量ポリプロピレン部(b−1)を重合することもできるが、この場合には、第1段目の反応生成物中に含まれる水素などの分子量調整剤を、第2段目以降の重合開始前に限りなく除去する必要があるため、重合装置が複雑になり、また第2段目以降の極限粘度[η]が上がりにくい。
本発明においては、プロピレン単独重合体(B)は、ポリプロピレン系樹脂組成物100重量%に対して、0.5〜7重量%、好ましくは1〜6重量%の割合で用いられる。プロピレン単独重合体(B)を上記範囲内の割合で用いると、成形品にフローマークの発生が少ない組成物を得ることができる。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)
本発明で用いられるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重2160g)は、1〜20g/10分、好ましくは2〜10g/10分である。α−オレフィンのモノマーとしては、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、オクテンなどが挙げられる。
本発明におけるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)の密度(ASTM D 1505)は、0.860〜0.920(g/cm)の範囲内にあることが好ましい。密度がこの範囲内にあると、剛性と耐衝撃性に優れる成形体を調製することができるポリプロピレン樹脂組成物が得られる。
このようなエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)は、バナジウム化合物と有機アルミニウムとからなるバナジウム系触媒や、シクロペンタジエン骨格を有する化合物がジルコニウム金属等の遷移金属に配位したメタロセン化合物と有機アルミニウムオキシ化合物等とを含むメタロセン系触媒などの立体規則性重合触媒の存在下に、エチレンとα−オレフィンとを共重合させて製造することができる。特に、メタロセン系触媒を用いて製造したエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)は、分子量分布および組成分布が狭いことから、容器用樹脂組成物の原料として適している。
本発明においては、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)は、ポリプロピレン系樹脂組成物100重量%に対して、1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%の割合で用いられる。エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)を上記範囲内の割合で用いると、柔軟性に優れた成形体を調製できる樹脂組成物が得られる。
タルク(D)
本発明で用いられるタルク(D)の平均粒径は、1.5〜3.5μm、好ましくは1.8〜3.0μmである。
本発明においては、タルク(D)は、ポリプロピレン系樹脂組成物100重量%に対して、15〜25重量%、好ましくは17〜23重量%の割合で用いられる。タルク(D)を上記割合で用いると、機械的強度特性のバランスに優れた成形体を調製できる樹脂組成物が得られる。
耐光安定剤(E)
本発明で用いられる耐光安定剤(E)としては、重量平均分子量(Mw)が700以上、好ましくは700〜80000で、分子内にN−CH基を含有する耐光安定剤、好ましくはヒンダードアミン系光安定剤(HALS)が挙げられる。重量平均分子量が700以上のヒンダードアミン系光安定剤は、成形品中から昇華しにくく、たとえば高温の自動車内においても窓ガラスは曇らない。
本発明で用いられる耐光安定剤(E)の好ましい化合物としては、具体的には、1,6−ヘキサンジアミン、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート(商品名 アデカスタブLA−52、旭電化工業(株)製、Mw=847)、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルトリデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート(商品名 アデカスタブLA−62、旭電化工業(株)製、Mw=900)、N,N‘−ビス(2,2,6.6−テトラメチル−4−ピペリジニル)ポリマー、アデカスタブLA−63(商品名;旭電化工業(株)製、分子量=約2000)などが挙げられる。
耐光安定剤(E)は、結晶性プロピレンブロック共重合体(A)と、プロピレン単独重合体(B)と、エチレン・1−ブテンランダム共重合体(C)との合計100重量部に対して、0.2〜1.1重量部、好ましくは0.25〜0.7重量部の割合で用いられる。耐光安定剤(E)を上記範囲の割合で用いると、耐光性に優れ、たとえば自動車内装部品に要求される耐光性を満足させることができる。
(F)飽和脂肪酸カルシウム
本発明で用いられる飽和脂肪酸カルシウム(E)は炭素数16以上、好ましくは16〜22の化合物である。飽和脂肪酸カルシウム(F)は、結晶性プロピレンブロック共重合体(A)と、プロピレン単独重合体(B)と、エチレン・1−ブテンランダム共重合体(C)との合計100重量部に対して、0.1〜0.4重量部、好ましくは0.2〜0.3重量部の割合で用いられる。
本発明で用いるのに好ましい化合物は、具体的にはステアリン酸カルシウム,パルミチン酸カルシウムなどが挙げられる。従来これらの化合物は塩酸吸収剤として0.06重量部程度のごく少量もちいられる。
本発明においては上記の割合で添加すると倉庫等での保管時の変色を抑え、商品価値の低下を抑えることができる。
(G)フェノール系酸化防止剤
本発明で用いられるフェノール系酸化防止剤(G)は重量平均分子量が700以上、好ましくは700〜1500であり、分子内に−OH基を3つ以上含有している。この様なフェノール系酸化防止剤はガラス霞性に優れるだけでなく、窒素酸化物による変色を起こしにくい。フェノール系酸化防止剤(G)は、結晶性プロピレンブロック共重合体(A)と、プロピレン単独重合体(B)と、エチレン・1−ブテンランダム共重合体(C)との合計100重量部に対して、0.1〜0.3重量部、好ましくは0.13〜0.27重量部の割合で用いられる。
本発明で用いるのに好ましい化合物として、テトラキス[メチレン-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(商品名:Irgnox1010,チバスペシャリティケミカルズ(株)製,Mw=1178),トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート(商品名:Irgnox3114,チバスペシャリティケミカルズ(株)製,Mw=784)が挙げられる。
(H)リン系酸化防止剤
本発明で用いられるリン系酸化防止剤(H)は重量平均分子量600以上、好ましくは600〜1000である。この様なリン系酸化防止剤を前記(A)〜(G)に組み合わせるとフェノール系酸化防止剤の酸化を抑え、窒素酸化物による変色を抑える事ができる。リン系酸化防止剤(H)は、結晶性プロピレンブロック共重合体(A)と、プロピレン単独重合体(B)と、エチレン・1−ブテンランダム共重合体(C)との合計100重量部に対して、0.1〜0.3重量部、好ましくは0.13〜0.27重量部の割合で用いられる。
本発明に用いるのに好ましい化合物は、具体的にはトリス(2,4-t-ブチルフェニル)ホスファイト(商品名:Irgafos168,チバスペシャリティケミカルズ(株)製、Mw=646)、ビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェニル)ペンタエリスリトールフォスファイト(商品名:PEP-36,旭電化(株)製、Mw=632)が挙げられる。
その他の成分
本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物中に、上述した(A)〜(E)の各成分の他に、必要に応じて、耐熱安定剤、帯電防止剤、耐候安定剤、軟化剤、分散剤、充填剤、着色剤、滑剤、顔料などの他の添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
ポリプロピレン樹脂組成物
本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物は、上述した(A)〜(H)の各成分、および必要に応じ上記その他の成分たとえば帯電防止剤を含有している。
本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物の製造方法としては、たとえば結晶性プロピレンブロック共重合体(A)と、プロピレン単独重合体(B)と、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)と、タルク(D)と、耐光安定剤(E)と、飽和脂肪酸カルシウム(F)と、フェノール系酸化防止剤(G)と、リン系酸化防止剤(H)と必要に応じて帯電防止剤などとを、ヘンシェルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダーまたはタンブラブレンダー等で混合し、得られた組成物を押出機を用いて目的とするポリプロピレン樹脂組成物のペレットを製造する方法が挙げられる。
あるいは、結晶性プロピレンブロック共重合体(A)の造粒工程中に、上記の(B)、(C)、(D)および(E)(F)(G)(H)の各成分を投入して一度の造粒で、本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物のペレットを製造するという合理的生産方式も採用可能である。
本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物は、耐光性が要求される自動車内装部品の原料として好ましく使用できる。本発明に係る自動車内装用ポリプロピレン樹脂組成物から自動車内装部品を射出成形などの成形法により成形した場合、自動車内装部品として十分な耐光性を有し、しかも、高温の自動車室内においても窓ガラスを曇らせることのない成形品を得ることができ、なおかつ長時間連続的に射出成形しても添加剤の金型への付着がなく、安定した光沢度の成形品が得られる。また樹脂組成物のペレットないし成形品を倉庫等に保管し排気ガスを浴びても変色がなく商品価値を損なわない。
自動車内装部品としては、具体的には、インスツルメントパネル、グローボックス、コンソールボックス、ドアトリム、ピラートリム、ステアリングコラムカバーなどが挙げられる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、これら実施例により何ら限定されるものではない。
なお、本発明における各物性の測定は次の方法により行なった。
(1)MFR
ASTM D1238に準拠した条件で測定した。
(2)ポリプロピレンの極限粘度[η]
ポリプロピレンを135℃デカリンに溶解して測定した。
(3)分子量分布Mw/Mn
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で測定した。
GPC測定条件は次の通りである。
装置:Waters社製、GPC150CV
カラム:ポリマーラボラトリーズ社製、PLカラム(Mixed−B,350 mm×2)
データ処理装置:ミレニアム
測定温度:135℃
測定溶媒:オルトジクロロベンゼン
(4)分子量分布Mz/Mw
GPC法で測定した。
(5)mmmm分率(アイソタクチックペンタッド分率)
13C−NMRで測定した。
(6)耐光変色性
顔料マスターバッチを用いて、ベージュ色に着色した角板をUVフェードメーター(スガ試験機社製)83℃中で1000時間光照射後、色調変化を色差計(スガ試験機社製)を用いて色差(ΔE)を測定した。
(7)ガラス霞性
ヘイズ0%のガラス板で蓋をした広口ビン中に、25mm×100mm×2mm厚の樹脂組成物角板を入れ、広口ビンを100℃オイルバス中に24時間浸漬した。24時間後、昇華物の付着したガラス蓋のヘイズを測定した。
(8)耐熱変色性
射出成形にて成形した無着色の角板を、120℃に設定したギヤ式オーブン(東洋精機社製に入れ400時間保存後、色調変化を色差計(スガ試験機社製)を用いて(△E)を測定した。
(9)耐窒素酸化物変色性
[1]射出成形にて無着色の角板を成形する。
[2]ビーカーに0.16mol/Lのリン酸水溶液500mlを準備する。
[3]ビーカーに1.3mol/Lの亜硝酸ナトリウム水溶液134mlを準備する。[4]デシケーターに[1]及び[2]を配置し、[3]を[2]に注ぎ込んだ後、速やかにデシケーターの蓋をする。
[5][4]を室温23℃に調節した暗所にて14日間保管する。
[6]暗所から取り出し、速やかに外観を目視にて観察する。
本試験による変色は、光の存在により徐々に変色の度合いが変化する。その為色差計による測色でなく目視による観察を行った。
実施例等において用いた成分は、次の通りである。
結晶性プロピレンブロック共重合体(A)
以下に示す組成・特性を有する結晶性プロピレンブロック共重合体。
MFR=29g/10分
プロピレン単独重合体部mmmm分率=98.1%
23℃ n−デカン可溶分重量=23重量%
23℃ n−デカン可溶分エチレン量=40mol%
23℃ n−デカン可溶分[η]=2.5dl/g
プロピレン単独重合体(B)
Mw/Mn=15、Mz/Mw=5、MFR=3g/10分
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(C)
エチレン・1−ブテンランダム共重合体(C);
商品名 タフマーA4050、MFR=6g/10分、三井化学(株)製
タルク(D)
平均粒径2.2μmのタルク(商品名 ハイフィラー5000PJ、
松村産業社製)
耐光安定剤(E)
耐光安定剤(E1);
テトラキス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)-1,2,3,4-ブタンテトラカルボキシレート(商品名 アデカスタブLA−52、旭電化工業(株)製、Mw=847)
耐光安定剤(E2);
ポリ[{6-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)イミノ}-1,3,5-トリアジン-2,
4-ジイル{4-(2,2,6,6-テトラメチルピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン]
(商品名 Chimassorb944、分子量=約3000、チバガイギー社製)
耐光安定剤(E3);
ビス(2,2',6,6'-テトラメチル-4-ピペリジン)セバケート(商品名 サノー ル770、分子量=481、;三共社製)
飽和脂肪酸カルシウム(F)
ステアリン酸カルシウム(F1)(商品名:カルシュームステアレートS、
日本油脂(株)製)
ステアリン酸マグネシウム(F2)(商品名:ステアリンサンマグネシウム、日本油脂(株)製)
フェノール系酸化防止剤(G)
フェノール系酸化防止剤(G1)
テトラキス[メチレン-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(商品名:Irgnox1010,チバスペシャリティケミカルズ(株)製,Mw=1178、−OH基数=4)
フェノール系酸化防止剤(G2)
トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート
(商品名:Irgnox3114,チバスペシャリティケミカルズ(株)製,Mw=784、−OH基数=3)
フェノール系酸化防止剤(G3)
2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール
(商品名:ヨシノックスBHT、吉富ファイン(株)、Mw=220、−OH基数=1)
フェノール系酸化防止剤(G4)
3,9-ビス{2-[3-(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオニルオキシ]-1,1-ジメチルエチル}-2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン
(商品名:アデカスタブAO−80、旭電化(株)製、Mw=741、−OH基数=2)
リン系酸化防止剤(H)
トリス(2,4-t-ブチルフェニル)ホスファイト
(商品名:Irgafos168,チバスペシャリティケミカルズ(株)製、Mw=646)
[実施例1〜4および比較例1〜8]
第1表中に示した割合で成分(A)、(B)、(C)、(D)および(E)、(F)、(G)、(H)を、タンブラーミキサーでドライブレンドし、二軸混練機(TEX30αII、日本製鋼所(株)社製)を用い、200℃で溶融混合、造粒して、各組成物のペレットを得た。
これらの組成物ペレットを用いて、所定の試験片および角板を成形した。
これらの試験片および角板を用い、前記したガラス霞性、耐熱変色性、耐光変色性、耐窒素酸化物変色性の試験を行なった。
Figure 2005336390
Figure 2005336390
Figure 2005336390
表1〜表3から理解されるように、比較例1及び2では耐熱変色が悪く、比較例3,7及び10では耐窒素酸化物変色が悪い。また、比較例4及び5ではガラス霞性が悪く、比較例6ではガラス霞性と耐窒素酸化物変色性の両方が悪い。
これらの比較例に対し、実施例1,2及び3ではガラス霞性、耐光変色性、耐熱変色性及び耐窒素酸化物性のいずれも優れていた。

Claims (1)

  1. (A)23℃n−デカン可溶分量が17〜25重量%、メルトフローレート(MFR;A
    STM D 1238,230℃、荷重2160g)が20〜40g/10分である
    結晶性プロピレンブロック共重合体83〜58重量%と、
    (B)ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法で測定される分子量分布Mw/
    Mnが10以上、かつ分子量分布Mz/Mwが3.5以上であるプロピレン単独重
    合体0.5〜7重量%と、
    (C)メルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重2160
    g)が1〜20g/10分、エチレン含有量が50〜95重量%であるエチレン・
    α−オレフィンランダム共重合体1〜10重量%と、
    (D)平均粒径が1.5〜3.5μmであるタルク15〜25重量%とを含有し、さら
    に、前記(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計100重量部に対して、
    (E)重量平均分子量(Mw)が700以上で、分子内にN−CH基を含有する耐光 安定剤を0.2〜1.1重量部と、
    (F)炭素数16以上の飽和脂肪酸カルシウムを0.1〜0.4重量部と、
    (G)重量平均分子量(Mw)が700以上で、分子内に−OH基を3つ以上含有するの
    フェノール系酸化防止剤0.1〜0.3重量部と、
    (H)重量平均分子量(Mw)が600以上のリン系酸化防止剤0.1〜0.3重量部を
    含有してなることを特徴とする自動車内装用プロピレン系樹脂組成物。
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