JPH06280720A - 内燃機関に用いられる始動装置 - Google Patents

内燃機関に用いられる始動装置

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JPH06280720A
JPH06280720A JP6009471A JP947194A JPH06280720A JP H06280720 A JPH06280720 A JP H06280720A JP 6009471 A JP6009471 A JP 6009471A JP 947194 A JP947194 A JP 947194A JP H06280720 A JPH06280720 A JP H06280720A
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JP
Japan
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spring
starter
starting device
ring gear
pinion
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JP6009471A
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English (en)
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Manfred Ackermann
アッカーマン マンフレート
Ngoc-Thach Nguyen
ヌグイエン ヌゴク−タハ
Siegfried Schustek
シュステック ジークフリート
Quang-Ngoc Tran
トラン クヴァング−ヌゴク
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/04Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
    • F02N15/06Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/04Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
    • F02N15/043Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer
    • F02N15/046Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the gearing including a speed reducer of the planetary type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/2809Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion with means for equalising the distribution of load on the planet-wheels
    • F16H1/2818Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion with means for equalising the distribution of load on the planet-wheels by allowing limited movement of the ring gear relative to the casing or shaft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • Y10T74/131Automatic
    • Y10T74/137Reduction gearing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 始動過程時に、特に空転段階においてフリー
ホイールクラッチの閉鎖時に回転脈動の形で生じる衝撃
および負荷モーメントピークが有効に減衰され、これに
より比較的大きな出力の始動装置の場合でも、摩耗、機
械的出力損失、ノイズ発生およびパワートレーンの固有
周波数が減じられるようにする。 【構成】 駆動方向で有効となるプレロードトルクMv
を備えたばね蓄力器28が、スタータパワートレーン1
00に配置されており、前記プレロードトルクMvが、
始動モータ11の、ピニオン回転ρRに関する短絡トル
クMkの15〜50%であり、前記ばね蓄力器28なし
の始動装置10の、始動モータ11から連結ピニオン2
2にまで形成されたスタータパワートレーン100の、
前記短絡モーメントMkに関するねじり剛性CSt0と、
前記ばね蓄力器28の前記連結ピニオン22で有効とな
るねじり剛性CFとの比CSt0/CFが、少なくとも4で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に用いられる
始動装置であって、始動モータが設けられていて、該始
動モータの駆動軸が、フリーホイールクラッチを介し
て、軸方向摺動可能な連結ピニオンに結合されており、
該連結ピニオンが内燃機関のリングギヤに噛み合うよう
になっており、連結ピニオンと始動モータの駆動軸との
間に形成されたスタータパワートレーンに、特に駆動方
向での回転時に応答するばね蓄力器が配置されており、
該ばね蓄力器が、連結ピニオンと駆動軸との間のトルク
衝撃を減衰するようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に用いられる始動装置、つまり
スタータのパワートレーンにおける圧縮衝撃および減圧
衝撃を減衰するために、米国特許第4561316号明
細書に基づき公知の構成では、始動モータのための伝動
装置として使用される遊星歯車伝動装置のリングギヤ
が、ゴムクッションの形の減衰手段を介してスタータの
ケーシングに収容される。この場合、フリーホイールク
ラッチは、内燃機関が高回転して、スタータ回転数を超
えて加速される場合にスタータモータと内燃機関との機
械的な連結を解除するという役目を有している。いわゆ
る空転段階、つまり内燃機関が加速燃焼なしに始動装置
によって回転させられるような段階では、望ましくない
副次効果として、内燃機関のシリンダ内でのピストン運
動による内燃機関のガスばねモーメントに基づくフリー
ホイールクラッチの周期的な開閉が生じる。このような
フリーホイールクラッチの周期的な開閉は、スタータお
よび内燃機関の慣性トルクの、ピニオン軸に換算された
値と、スタータの駆動モーメントと、内燃機関のクラン
ク軸における負荷モーメントとに関連している。原則的
に、伝動装置を備えたスタータでは、これによって高め
られたスタータ慣性モーメントに基づき、フリーホイー
ルクラッチのための開放段階が、伝動装置なしのスター
タの場合よりも大きくなる。比較的高い温度において
も、開放段階が増大させられる。なぜならば、その場
合、クランク軸摩擦モーメントが減少し、それに対して
内燃機関のガスばねモーメントが増大するからである。
【0003】ピニオンが噛み合わされた状態では、スタ
ータパワートレーン全体において回転遊びが生じるの
で、各負荷交番後ではフリーホイールクラッチの閉鎖時
に前記回転遊びの通過と、その後に始動ピニオンの歯面
における衝撃負荷とが予想される。このような歯面衝撃
はスタータおよびクランク軸の換算された慣性モーメン
トと、全回動遊びと、スタータパワートレーンの剛性
と、内燃機関のリングギヤと始動ピニオンとの間の差動
角速度と、このときにピニオンに作用する駆動モーメン
トおよび負荷モーメントとに関連している。
【0004】ゴムクッションまたは欧州特許出願公開0
375396号明細書に記載されているような多角形に
成形された、リングギヤとケーシング壁との間に挿入さ
れたゴム体を用いて、スタータケーシングにリングギヤ
を弾性的に支持する公知の手段は、少なくとも平均的な
大きさの構造および比較的大きな構造の始動装置では不
十分となる。なぜならば、このような減衰ゴムは極めて
プログレッシブな特性線を有しており、したがって既に
最小変形距離において過度に硬くなってしまうからであ
る。同様のことは、米国特許第5127279号明細書
に基づき公知の始動装置に対しても言える。この公知の
始動装置では、始動過程においてパワートレーンに生じ
るトルク衝撃を減衰するために、伝動装置の、ピニオン
に結合された出力軸が、ゴムまたはこれに類するものか
ら成る弾性的な結合部材を介して伝動装置リングギヤに
結合されている。さらに、平均的な大きさの構造および
比較的大きな構造の始動装置では、極めて高い衝撃負荷
に基づき減衰部材が時間の経過と共に破壊されてしまう
おそれがある。したがって、比較的大きな出力の始動装
置は過度に高い衝撃負荷の理由で、ほとんどの場合伝動
装置なしで装備される。この場合には、相応して大きな
構造の高価なスタータモータが使用されなければなら
ず、また脈動的に応答するフリーホイールクラッチが衝
撃負荷を吸収しなければならず、これによってさらに著
しいノイズ発生が起こる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の始動装置を改良して、始動過程時に、特
に空転段階においてフリーホイールクラッチの閉鎖時に
回転脈動の形で生じる衝撃および負荷モーメントピーク
が有効に減衰され、これにより比較的大きな出力の始動
装置の場合でも、摩耗、機械的出力損失、ノイズ発生お
よびパワートレーンの固有周波数が減じられるような始
動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、駆動方向で有効となるプレロード
トルクを備えたばね蓄力器が、スタータパワートレーン
に配置されており、前記プレロードトルクが、始動モー
タの、ピニオン回転に関する短絡トルクの15〜50%
であり、前記ばね蓄力器なしの始動装置の、始動モータ
から連結ピニオンにまで形成されたスタータパワートレ
ーンの、前記短絡モーメントに関するねじり剛性と、前
記ばね蓄力器の前記連結ピニオンで有効となるねじり剛
性との比が、少なくとも4であるようにした。
【0007】
【発明の効果】本発明による始動装置に用いられる、ス
タータパワートレーンに設けられたばね蓄力器に基づ
き、比較的大きな出力の始動装置においても、生じる衝
撃負荷、特に空転段階におけるフリーホイールクラッチ
の閉鎖時に生じるピークトルクを減少させることができ
る。これによって、比較的大きな出力の始動装置に対し
ても、大きな減速比を有する伝動装置を使用することが
できる。すなわち、始動モータの回転数増大によって同
じ出力のままで始動装置の構成寸法を小さくすることが
できる訳である。また、プレロードをかけられたばねの
使用に基づき、スタータパワートレーンの振動傾向が著
しく減じられ、これによって、プレロードなしのばね蓄
力器に比べてばね行程が著しく減少する。これにより、
本発明の構成では、減衰部材として用いられる公知のゴ
ムクッションの代わりに、場合によっては同じケーシン
グ寸法において、はるかに有効な線状のばね蓄力器を使
用することができる。本発明のさらに別の大きな利点
は、ばね蓄力器によるスタータパワートレーンの固有周
波数の著しい低減、ひいては衝撃減衰およびノイズ減衰
である。さらに、フリーホイールクラッチと歯車の歯に
おいても、硬い回転脈動によって生ぜしめられる摩耗が
大きく減じられることも有利である。
【0008】本発明による始動装置のさらに別の大きな
利点としては、減衰された衝撃において著しく減速され
たトルク増大に基づき、スタータパワートレーンに位置
するねじスプラインを介して軸方向での減じられた力成
分も得られる。このような力成分に基づき、ねじスプラ
インの角度を著しく減少させ、ひいてはたとえばペース
ト状化されたピニオンブシュにおいて特に高められた摩
擦時に、噛み合い過程を容易にすることが可能となる。
さらに、小さくされたねじスプライン角度に基づき、次
のような利点も得られる。すなわち、オーバランニング
段階において噛み合い解除が減じられ、ひいてはフリー
ホイールクラッチの閉鎖時における摩擦接続時において
軸方向の衝撃が減じられる。このことは、大きなノイズ
低減をももたらす。
【0009】請求項2以下に記載の手段により、請求項
1に記載の始動装置の有利な改良が可能となる。すなわ
ち、始動装置のスタータパワートレーンが始動モータと
フリーホイールクラッチとの間に伝動装置を有してい
て、ばね蓄力器のばね部材が、前記伝動装置および/ま
たはフリーホイールクラッチに作用するようになってい
ると特に有利である。ノイズ減衰および摩耗減少のため
には、スタータパワートレーンの回転振動の固有周波数
が、ばね蓄力器のばね剛性に基づき、ばね蓄力器なしの
固有周波数に比べて1/2よりも小さい値にまで減少さ
せられていると特に有利である。
【0010】ばね蓄力器がスタータパワートレーンの伝
動装置、特に伝動装置の最大半径に作用していると、ば
ね蓄力器の特に好都合な配置が得られる。なぜならば、
この場所ではプレロードをかけられたばね蓄力器の衝撃
負荷が最小となるからである。この場合、ばね蓄力器
が、伝動装置である遊星歯車伝動装置のリングギヤと、
始動装置のケーシングの位置固定のケーシング部分との
間に挿入されると、特に有利である。この場所では、ば
ね蓄力器をリングギヤの周面に分配されて作用する複数
のばね部材から構成するための十分なスペースも提供さ
れている。これらのばね部材は位置固定のケーシング部
分にそれぞれ支持される。これにより、衝撃エネルギは
個々のばね部材に均一に分配される。これらのばね部材
は、大きな半径に相応して、より小さなばね力と、より
大きなばね行程とを得る目的で寸法設定して設計するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0012】図1には、内燃機関に用いられる始動装置
10の縦断面図が示されている。この始動装置10は始
動モータ11として直流モータを有している。この始動
モータ11のアーマチュア12はアーマチュア軸13を
介して、遊星歯車伝動装置として構成された伝動装置1
4と噛み合っている。この伝動装置14のリングギヤ1
5は始動装置10のケーシング16に収容されており、
プラネタリキャリヤ17は伝動装置14の出力軸18に
固く結合されている。出力軸18はねじスプライン(図
示しない)を介して、公知の形式でフリーホイールクラ
ッチ20の連行体19に作用結合されている。ローラ式
のフリーホイールクラッチ20に設けられたハブ21
は、連結ピニオン22に固く結合されている。内燃機関
の始動過程時では、連結ピニオン22がソレノイドスイ
ッチ23によってシフトレバー24を介して軸方向で送
られ、この場合、連結ピニオン22はフリーホイールク
ラッチ20と連行体19とを介してねじスプラインによ
って回転しながら、内燃機関のリングギヤ25と噛み合
う。シフトレバー24の下端部はこのときにガイドリン
グ26に作用する。このガイドリング26は連結ばね2
7を介して、フリーホイールクラッチ20のケーシング
に支持されている。連結ピニオン22から始動モータの
アーマチュア12に至るまでの回転部分全体は、1つの
スタータパワートレーン100を形成している。このス
タータパワートレーン100はその回転質量によって規
定された慣性モーメントを有している。このスタータパ
ワートレーン100は始動過程時にリングギヤ25を介
して内燃機関と協働する。このリングギヤの回転質量は
同じく所定の慣性モーメントを形成するが、この慣性モ
ーメントは伝動装置式スタータの場合では、一般にスタ
ータパワートレーンの慣性モーメントよりもはるかに小
さくなる。
【0013】始動過程では、連結ピニオン22と出力軸
18との間の加速度差もしくは周速差に基づき、衝撃が
生じる。この衝撃は衝撃側縁の勾配と、最大衝撃トルク
とに関連して、始動装置10のスタータパワートレーン
に位置する構成部分を多かれ少なかれ機械的かつ動的に
負荷する。このことは、特にいわゆる空転段階におい
て、始動装置のオーバランニング時にフリーホイールク
ラッチ20が開放した後に、内燃機関が始動装置によっ
て再び回転させられて、いわゆる圧縮段階に突入する前
にフリーホイールクラッチが短時間に連続的に数回開閉
するような場合である。
【0014】衝撃状のトルク変化と加速変化、さらにこ
れによって生ぜしめられるノイズを減衰するためには、
連結ピニオン22と始動モータ11の駆動軸13との間
のスタータパワートレーン100にばね蓄力器28が配
置されている。ばね蓄力器28はスタータパワートレー
ン100の伝動装置14に配置されている。このばね蓄
力器28は遊星歯車伝動装置のリングギヤ15と、ケー
シング16の、遊星歯車伝動装置のための中間支承部2
9として設けられた部分との間に挿入されている。
【0015】図2から判かるように、ばね蓄力器28
は、リングギヤ15の周面に分配されて作用する複数の
ばね部材30から成っている。これらのばね部材30は
一方では位置固定のケーシング部分である中間支承部2
9に支持されており、他方では、プレロードPvをかけ
られてリングギヤ15に設けられた、半径方向外側に向
けられた各1つの突起31を、始動モータ11の駆動モ
ーメントに抗して、各1つのケーシングストッパ32に
押圧している。遊星歯車伝動装置に書き込まれた方向矢
印から判かるように、始動モータ11に設けられた歯列
は駆動軸13の端部で右側に向かう回転方向で3つのプ
ラネタリギヤ33に噛み合っている。これらのプラネタ
リギヤ33は左側に向かう回転方向において、プラネタ
リキャリヤ17に設けられた軸受けピン34で回転し、
このときに左側に向かう回転方向において始動モーメン
トをリングギヤ15に伝達する。プラネタリギヤ33は
リングギヤ15に沿って転動して、これによってプラネ
タリキャリヤ17を右側に回転させる。プラネタリキャ
リヤ17はフリーホイールクラッチ20を介して連結ピ
ニオン22に結合されているので、この始動装置は右回
転する始動装置10となる。
【0016】図2に示した実施例では、ばね部材30
が、プレロードをかけられた圧縮コイルばね35によっ
て実現されている。さらに図2から認められるように、
遊星歯車伝動装置として形成された伝動装置14のリン
グギヤ15は駆動方向で衝撃負荷が生じると、圧縮コイ
ルばね35のばね力に抗して約10〜5゜の角度βだけ
回動可能となり、その後にリングギヤ15の周面に一体
成形された別のストッパ36がばね蓄力器28の過剰負
荷防止の目的で中間支承部29に設けられた肩部37に
当接する。
【0017】次に、図3および図4につき、始動装置1
0との関係においてばね蓄力器28の作用形式および寸
法設定を詳しく説明する。
【0018】始動装置はこの実施例では、1.4kWの
出力を有する始動モータ11を有している。連結ピニオ
ン22で有効となる短絡トルクMk(たとえばギヤ比の
大きなギヤに入れた状態で内燃機関を始動させようとす
る場合)は、連結ピニオン22では20Nmである。始
動装置10のスタータパワートレーン100のねじれば
ね剛性CSt0は、ばね蓄力器28なしではピニオン側で
約700Nm/radである。
【0019】図3には、ピニオン回転数nRが実線で示
されており、フリーホイールクラッチ20の連行体19
における回転数nF1が破線で示されている。時間軸tに
は、a)で、本発明によるばね蓄力器28なしで得られ
るような始動装置10の回転数経過が示されている。
a)から判かるように、内燃機関のシリンダ内で減圧段
階が開始すると共に、このときリングギヤ25によって
駆動される連結ピニオン22がフリーホイールクラッチ
20を開放し、この場合、フリーホイールクラッチ20
は駆動モータ11を回転数nF1でオーバランニングす
る。引き続き行なわれる圧縮段階と共に、ピニオン回転
数nRは回転数nF1よりも下に低下するので、フリーホ
イールクラッチ20は始動装置10の遊び全体を通過し
た後に、衝撃と共に閉じる。次いで、ピニオン回転数n
Rには数回の減衰振動が生じ、この場合、フリーホイー
ルクラッチ20は部分的に短時間開閉する。
【0020】ばね蓄力器28に基づき、明らかに減じら
れた基本波を有するほぼ正弦状の振動が形成されるの
で、時点txでフリーホイールクラッチ20が閉じる際
の衝撃は大きく減衰される。b)では、時間軸tに沿っ
てこの過程が認められる。時点txでフリーホイールク
ラッチ20が閉じる際にピニオン回転数nRのピッチ
が、より緩やかになるので、対応して衝撃モーメントも
減じられる。
【0021】このような経過は、駆動方向で有効となる
プレロードモーメントMvを有するばね蓄力器28が、
連結ピニオン22と駆動モータ11の駆動軸13との間
に配置されていることにより得られる。前記プレロード
モーメントはピニオン側で、始動モータ11の、ピニオ
ン軸回転に関する短絡トルクMkの15〜50%であ
る。さらにピニオン側では、短絡トルクMkに関するば
ね蓄力器28のねじり剛性CFと、ばね蓄力器28が働
いていない場合の連結ピニオン22から始動モータ11
にまで形成された始動装置10のスタータパワートレー
ン100のねじり剛性CSt0との比が、ファクタF>
4、有利には>10を形成しなければならない。
【0022】図4には、始動装置10のスタータパワー
トレーン100の、ピニオン軸に関する回転角度ρ
Rと、連結ピニオン22で有効となるトルクMRとの関係
が示されている。破線で示した曲線CSt0のピッチは、
駆動方向におけるばね蓄力器なしの始動装置10のスタ
ータパワートレーンのねじり剛性を示している。ピニオ
ン回転角度を示す最初の2つの角度は、リングギヤ25
と、クラッチと、駆動軸13との間に存在する非線状の
種々の過程(遊び、ゆるみ)によって通過される。ばね
蓄力器28なしでは、トルクが増大するにつれて、破線
で示した曲線の線状増大が続く。この線状増大はスター
タパワートレーンの有効ねじり剛性を表わしている。次
いで、破線で示した曲線の上側の範囲において、フリー
ホイールクラッチ20が従動し、これによって曲線は急
激に上昇し、最終的には最大トルクMmaxでフリーホイ
ールクラッチ20が空転する。再現可能な値を得るため
には、スタータパワートレーン100のねじり剛性C
St0を求める際に始動装置10の短絡トルクMkが基礎
に置かれる。なぜならば、破線で示した特性線の前記範
囲(直線区分)では、スタータパワートレーンのねじり
剛性CSt0が、規定された不変の値を有しているからで
ある。この値は、この実施例では700Nm/radで
ある。
【0023】一点鎖線で示した曲線CFの勾配は、ばね
蓄力器28の、連結ピニオン22に対するねじり剛性を
表わしている。ばね蓄力器28のプレロードトルクMv
は連結ピニオンに対して7Nmである。この値は、たと
えば20Nmの短絡トルクMkの35%である。したが
って、ばね蓄力器28は、この値が超えられた後でしか
応答しない。ばね蓄力器28のねじり剛性はCF=60
Nm/radである。したがって、スタータパワートレ
ーン100のねじり剛性対ばね蓄力器28のねじり剛性
の比に基づき、たとえばファクタ F=CSt0/CF=700/60=11.66 が得られる。
【0024】このことから、通常の始動過程において特
に空転過程では、フリーホイールクラッチ20の閉鎖時
にその都度生じる衝撃が、ばね蓄力器28を有する構成
の比較的小さなねじり剛性に基づき減衰され、この場
合、この衝撃はストッパ36によって規定された約15
゜のピニオン回転の最大回転角度ρRには到達しない。
ばね蓄力器28によって最大吸収可能な前記回転角度は
連結ピニオンにおいて、約25NmのトルクMFmaxを必
要とする。このトルクMFmaxは短絡トルクMkよりも僅
かに上に位置していて、いわゆる逆点火の場合にしか超
えられない。
【0025】図4に実線の曲線によって示した、スター
タパワートレーン100の実際のねじり剛性CStは、ば
ね蓄力器28のねじり剛性CFと、ばね蓄力器なしのス
タータパワートレーンのねじり剛性CSt0との重畳から
得られる。この曲線が示すように、トルクMvまでの範
囲では、ばね蓄力器28がそのプレロードに基づき差し
当たり応答せず、Mv〜MB1の範囲において連結ピニオ
ン22の回動がばね蓄力器28とスタータパワートレー
ンとによって加算され、ストッパ36が中間支承部29
の肩部39に当接する際にロックモーメントMB1に到達
すると、再びスタータパワートレーン100の本来のね
じり剛性が有効となり、最後にトルクがさらに増大する
につれて、フリーホイールクラッチ20が空転を開始す
る。
【0026】ばね蓄力器28の有効性は、ばね蓄力器2
8のために使用されるばね部材30の、その都度選択さ
れるプレロードとばね定数CFeとによって規定される。
図2に示した3つのばね部材30では、軸線38に対す
る距離A=30mmにおいて、プレロードPv=77N
に基づきプレロードトルク
【0027】
【数1】
【0028】が得られ、またばね部材30のばね定数C
Fe=22N/mに基づき、ばね蓄力器28に関してねじ
り剛性
【0029】
【数2】
【0030】が得られる。
【0031】ばね蓄力器28のプレロードトルクMvは
短絡トルクMkの15%よりも小さくはない方が望まし
い。なぜならば、さもないと始動装置における衝撃を吸
収するために必要となるばね行程と回転角度とが、コン
パクトな構造を得るためには大きすぎてしまい、またば
ね部材が場合によっては振動によって固有ノイズを生ぜ
しめてしまうからである。プレロードトルクMvは同じ
く短絡トルクMkの50%よりも大きくはない方が望ま
しい。なぜならば、さもないとばね蓄力器28が、通常
の始動過程において生じる衝撃によって極めて僅かにし
か負荷されないか、または全く負荷されなくなり、ひい
ては衝撃の減衰が消滅してしまうからである。
【0032】さらに、ばね蓄力器28の有効性は、ねじ
り剛性CFが高過ぎても失われる。したがって、スター
タパワートレーン自体のねじり剛性対ばね蓄力器28の
ねじり剛性の比のファクタFは、>4に設定されると望
ましい。スタータパワートレーン100の回転振動の固
有周波数foStは方程式:
【0033】
【数3】
【0034】に基づき、慣性モーメントJSt(ピニオン
軸に対して)と、ねじり剛性CSt0とに関連している。
【0035】スタータパワートレーンの不変の慣性モー
メントでは、ばね蓄力器28によってスタータパワート
レーンの回転振動の固有周波数foSt1が、ばね蓄力器
なしの固有周波数foStに比べて半分よりも小さい値に
まで減じられる。この固有周波数foSt1はたとえば
【0036】
【数4】
【0037】となる。すなわち、前記固有周波数fo
St1はばね蓄力器28なしのスタータパワートレーンの
固有周波数の1/3よりも小さくなる訳である。
【0038】図5には、左回転のための別の実施例にお
いて、始動装置10の遊星歯車伝動装置として構成され
た伝動装置14が示されている。この伝動装置14で
は、ばね蓄力器28が、直径方向で互いに向い合って位
置する2つのばね部材30から形成されている。このば
ね部材30はメアンダ状に曲げられた板ばね40から成
っている。この板ばね40は、プレロードをかけられた
圧縮ばねとして形成されて、リングギヤ15と中間支承
部29との間に挿入されている。板ばね40の両端部
は、リングギヤ15の外周面に設けられた係止突起41
と、中間支承部29に設けられた別の係止突起42とに
それぞれ留金状にクランプ固定されており、この場合、
前記板ばね40は駆動方向で有効となる。板ばね40の
プレロードに基づき、リングギヤ15は2つの係止突起
41でそれぞれ中間支承部29に設けられたストッパ4
3に押圧される。両板ばね40によって形成されたばね
蓄力器28の、連結ピニオン22に対するプレロードト
ルクとねじり剛性は、板ばね40の厚さおよび形状によ
って規定される図6および図7に示した、ばね蓄力器2
8の別の実施例では、リングギヤ15の互いに向い合っ
て位置する周面範囲にそれぞればね部材30としてメア
ンダ状に曲げられた板ばね45が配置されている。この
板ばね45の端部は、中間支承部29に設けられた各1
つの突起43,46に留金状にクランプ固定されてい
る。板ばね45は真ん中の範囲で、リングギヤ15の外
周面に設けられた係止突起41にそれぞれクランプ固定
されている。板ばね45のプレロードを調節するために
は、リングギヤ15が板ばね45のニュートラル位置か
ら駆動方向でxの分だけ回動させられて、この場所でそ
れぞれ中間支承部29のストッパ43に支持されてい
る。これによって、板ばね45はストッパ43の手前に
位置する範囲45aでは圧縮ばねとして作用し、ストッ
パ43の背後に位置する範囲45bでは引張ばねとして
作用するようになる。ストッパ位置における回転角度の
大きさに応じて、板ばね45のプレロードを調節するこ
とができる。
【0039】図8〜図12には、スタータパワートレー
ンにばね蓄力器28を備えた、本発明による始動装置1
0のさらに別の実施例が示されている。ばね蓄力器28
は、自体公知の脚ばね積層体50によって実現されてい
る。始動装置10の断面図を示す図8から認められるよ
うに、脚ばね積層体50はリングギヤ15の手前で、ケ
ーシング16の一部を形成する中間支承部29に設けら
れたつば51に配置されていて、軸方向で相並んで層を
形成する複数のばね積層板52から成っている。
【0040】図9には、ばね積層板52の1つが示され
ている。このばね積層板52はばね鋼薄板から打抜き成
形されていて、互いに向い合って位置する2つの孔53
を有している。各孔53の両側で周面に沿って打抜き成
形された脚ばね54の端部には、それぞれ図10に示す
ように係止手段55が一体成形されている。この係止手
段55は、それぞれ隣接したばね積層板52に設けられ
た係止手段55とそれぞれ係合する。さらに、図9のX
−X線に沿ったばね積層板52の断面図を示す図10か
ら認められるように、脚ばね54の端部54aは一方の
側または他方の側に向かって交互に折り曲げられて、フ
ック54aを形成しているので、相並んで位置する脚ば
ね54の端部は互いに内外に係合する。伝動装置14に
同心的に配置された脚ばね積層体50はプレロードをか
けられて、始動装置10に挿入され、この場合、図8に
示したように右側の端部積層板52aは孔53によっ
て、伝動装置14のリングギヤ15に設けられたピン5
6に係止され、また左側の端部積層板52aは同じく孔
53によって対応するピン57に係止される。互いにフ
ック締結された端部54aを介して、それぞれプレロー
ド力Pvが脚ばね54に作用し、この場合、脚ばね54
の端部はそれぞれ曲げ軸線Yを中心にして一点鎖線で示
した線Zに沿って内側に向かって撓む。
【0041】ばね部材30が容易に打抜き成形可能なば
ね積層板52の形で構成されていることに基づき、軸方
向で短い構造を有する、同一構成部分から成るばね蓄力
器28を構成することができる。外側の端部積層板52
aはばね力を伝達する目的で、係止手段55を介して、
その他のばね積層板52に結合される。孔53を介して
行なわれる端部積層板52aにおける力伝達は特に有利
である。なぜならば、脚ばね54の端部が負荷増大時に
内方に向かって運動するので、脚ばね端部54aがリン
グギヤ15もしくは中間支承部29に係止されていると
摩擦や、場合によっては摩耗が生じてしまうからであ
る。ばね積層板52の内側の貫通孔58は小さなつば5
9を有しており、このつば59は個々のばね積層板52
の間のスペーサとして働く。すなわち、個々のばね積層
板52の間には、最小の摩擦しか生じない訳である。脚
ばね端部54aを補強するためには、この脚ばね端部5
4aに付加的にエンボス加工部60を装備することがで
きる。
【0042】折り曲げられた脚ばね端部54aの代わり
に、図11および図12には係止手段55の別の構成が
示されている。端部54bは、いぼ状の突起61と、対
応する連行孔62とを交互に備えている。このような係
止手段55を用いて、図12に示したように、互いに隣
接した脚ばね54の軸方向で相並んで位置する端部54
bを突起61と連行孔62とによって互いに内外に係合
させることができる。この場合にも、コンパクトな構造
を有する脚ばね積層体が、駆動トルクの方向で端部積層
板を回動させることによって、中間支承部29に設けら
れたケーシング固定のピン57と、リングギヤ15に設
けられたピン56との間にプレロードをかけられて組み
付けられる。この場合も、リングギヤはプレロードをか
けられた位置で、ケーシング固定のストッパに接触す
る。
【0043】前記ばね部材が内側の貫通孔58を介して
センタリングされるので、このようなばね部材30を備
えたばね蓄力器28は、回転する配置構成に対しても、
たとえば遊星歯車伝動装置として形成された伝動装置1
4の出力側と、フリーホイールクラッチ20との間、ま
たはフリーホイールクラッチ20と連結ピニオン22と
の間に良好に挿入され得る。摩耗に結果生じる質量変位
によるアンバランスの問題は十分に排除されている。ば
ね蓄力器28の別の構成の場合と同様に、この場合にも
図2に例示したようなリングギヤ15とケーシング固定
の中間支承部29との間での回動ストッパにより過剰負
荷防止を確保することができる。
【0044】図13および図14には、さらに別の実施
例が示されている。ばね蓄力器28は一方では伝動装置
14に、他方では出力軸18にそれぞれ作用している。
この出力軸はねじスプライン70を介してフリーホイー
ルクラッチ20の連行体19と協働する。この場合も、
伝動装置14は遊星歯車伝動装置を形成している。この
遊星歯車伝動装置のプラネタリキャリヤ17は出力軸1
8を収容するための中心の開口71を有している。図1
4から判かるように、この中心の開口71は周面に分配
された3つの切欠き72を有している。これらの切欠き
72には、出力軸18に設けられた、半径方向外側を向
いた各1つのリブ73が突入している。さらに、これら
の切欠き72には、ばね蓄力器28のばね部材30が挿
入されており、このばね部材30は圧縮コイルばね74
として形成されている。この圧縮コイルばね74はプレ
ロードをかけられて、それぞれ一方ではリブ73に、他
方では切欠き72に設けられた肩部75にそれぞれ支持
されている。
【0045】図15および図16には、さらに別の実施
例が示されている。始動装置のスタータパワートレーン
の前方の部分はガイドリング26と、連結ばね27と、
連行体19とフリーホイールクラッチ20と、連結ピニ
オン22とを備えている。ばね蓄力器28は一方ではフ
リーホイールクラッチ20に、他方では連結ピニオン2
2にそれぞれ作用している。図16から判かるように、
この場合にもばね部材30として周面に分配された複数
の圧縮コイルばね80が、フリーホイールクラッチ20
に設けられたハブ21と、連結ピニオン22との間に配
置されている。この場合、コイル圧縮ばね80は図14
に示した実施例と同様に、それぞれ連結ピニオン22に
設けられた、半径方向外側に向けられたリブ81と、ハ
ブ21に設けられた各1つの切欠き83に設けられた肩
部82とに、プレロードをかけられて挿入されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による始動装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した遊星歯車伝動装置とばね蓄力器と
を示す断面図である。
【図3】連結ピニオンおよび連行体の回転数と時間との
関係を示す線図であって、a)は公知先行技術に基づく
線図、b)は本発明による構成に基づく線図である。
【図4】スタータパワートレーンの回転角度と、連結ピ
ニオンに対するトルクとの関係を示す線図である。
【図5】本発明の別の実施例によるメアンダ状に曲げら
れた板ばねとして形成されたばね蓄力器を示す断面図で
ある。
【図6】メアンダ状に曲げられた板ばねを示す斜視図で
ある。
【図7】図6に示した板ばねがリングギヤとケーシング
との間に挿入された状態を示す断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例による始動装置の縦
断面図である。
【図9】ばね積層板の横断面図である。
【図10】図9のX−X線に沿った横断面図である。
【図11】ばね積層板の別の実施例を示す概略図であ
る。
【図12】図11に示した2つのばね積層板の横断面図
である。
【図13】本発明のさらに別の実施例による始動装置の
一部を示す縦断面図である。
【図14】図13に示した伝動装置に挿入されたばね蓄
力器の概略図である。
【図15】本発明のさらに別の実施例を示す始動装置の
縦断面図である。
【図16】図15に示したフリーホイールクラッチの正
面図である。
【符号の説明】
10 始動装置、 11 始動モータ、 12 アーマ
チュア、 13 アーマチュア軸、 14 伝動装置、
15 リングギヤ、 16 ケーシング、17 プラ
ネタリキャリヤ、 18 出力軸、 19 連行体、
20 フリーホイールクラッチ、 21 ハブ、 22
連結ピニオン、 23 ソレノイドスイッチ、 24
シフトレバー、 25 リングギヤ、 26 ガイド
リング、 27 連結ばね、 28 ばね蓄力器、 2
9 中間支承部、 30 ばね部材、 31 突起、
32 ケーシングストッパ、 33 プラネタリギヤ、
34 軸受けピン、 35 圧縮コイルばね、 36
ストッパ、 37 肩部、 40 板ばね、 41,4
2 係止突起、 43,46 ストッパ、 45 板ば
ね、 45a 範囲、 45b 範囲、 50 脚ばね
積層体、 51つば、 52 ばね積層板、 52a
端部積層板、 53 孔、 54 脚ばね、 54a,
54b 端部、 55 係止手段、 56,57 ピ
ン、 58 貫通孔、 59 つば、 60 エンボス
加工部、 61 突起、 62連行孔、 70 ねじス
プライン、 71 開口、 72 切欠き、 73 リ
ブ、 74 圧縮コイルばね、 75 肩部、 80
圧縮コイルばね、 81リブ、 82 肩部、 100
スタータパワートレーン、 CSt0,CF ねじり剛
性、 Mv プレロードトルク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】このような経過は、駆動方向で有効となる
プレロードモーメントMvを有するばね蓄力器28が、
連結ピニオン22と駆動モータ11の駆動軸13との間
に配置されていることにより得られる。前記プレロード
モーメントはピニオン側で、始動モータ11の、ピニオ
ン軸回転に関する短絡トルクMkの15〜50%であ
る。さらにピニオン側では、短絡トルクMkに関するば
ね蓄力器28のねじり剛生Cと、ばね蓄力器28が働
いていない場合の連結ピニオン22から始動モータ11
にまで形成された始動装置10のスタータパワートレー
ン100のねじり剛性Cst0との比が、<1/4、有
利には1/10のファクタを形成しなければならない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図4には、始動装置10のスタータパワー
トレーン100の、ピニオン軸に関する回転角度ρ
と、連結ピニオン22で有効となるトルクMとの関
係が示されている。破線で示した曲線1/Cst0のピ
ッチは、駆動方向におけるばね蓄力器なしの始動装置1
0のスタータパワートレーンのねじり剛性を逆値として
示している。ピニオン回転角度を示す最初の2つの角度
は、リングギヤ25と、クラッチと、駆動軸13との間
に存在する非線状の種々の過程(遊び、ゆるみ)によっ
て通過される。ばね蓄力器28なしでは、トルクが増大
するにつれて、破線で示した曲線の線状増大が続く。こ
の線状増大はスタータパワートレーンの有効ねじり剛性
を表わしている。次いで、破線で示した曲線の上側の範
囲において、フリーホイールクラッチ20が従動し、こ
れによって曲線は急激に上昇し、最終的には最大トルク
maxでフリーホイールクラッチ20が空転する。再
現可能な値を得るためには、スタータパワートレーン1
00のねじり剛性Cst0を求める際に始動装置10の
短絡トルクMkが基礎に置かれる。なぜならば、破線で
示した特性線の前記範囲(直線区分)では、スタータパ
ワートレーンのねじり剛性Cst0が、規定された不変
の値を有しているからである。この値は、この実施例で
は700Nm/radである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】一点鎖線で示した曲線1/Cの勾配は、
ばね蓄力器28の、連結ピニオン22に対するねじり剛
性を逆値として表わしている。ばね蓄力器28のプレロ
ードトルクMvは連結ピニオンに対して7Nmである。
この値は、たとえば20Nmの短絡トルクMkの35%
である。したがって、ばね蓄力器28は、この値が超え
られた後でしか応答しない。ばね蓄力器28のねじり剛
性はC=60Nm/radである。したがって、スタ
ータパワートレーン100のねじり剛性対ばね蓄力器2
8のねじり剛性の比に基づき、たとえばファクタ F=Cst0/C=700/60=11.66 が得られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図4に実線の曲線によって逆値として示し
た、スタータパワートレーン100の実際のねじり剛性
stは、ばね蓄力器28のねじり剛性Cと、ばね蓄
力器なしのスタータパワートレーンのねじり剛性C
st0との重畳から得られる。この曲線が示すように、
トルクMvまでの範囲では、ばね蓄力器28がそのプレ
ロードに基づき差し当たり応答せず、Mv〜MB1の範
囲において連結ピニオン22の回動がばね蓄力器28と
スタータパワートレーンとによって加算され、ストッパ
36が中間支承部29の肩部39に当接する際にロック
モーメントMB1に到達すると、再びスタータパワート
レーン100の本来のねじり剛性が有効となり、最後に
トルクがさらに増大するにつれて、フリーホイールクラ
ッチ20が空転を開始する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
フロントページの続き (72)発明者 ヌゴク−タハ ヌグイエン ドイツ連邦共和国 グロースボットヴァー ル ウーファーシュトラーセ 3−1 (72)発明者 ジークフリート シュステック ドイツ連邦共和国 ディッツィンゲン グ レーニンガーシュトラーセ 48 (72)発明者 クヴァング−ヌゴク トラン ドイツ連邦共和国 シュツットガルト シ ュトスエッカーシュトラーセ 60

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に用いられる始動装置であっ
    て、始動モータが設けられていて、該始動モータの駆動
    軸が、フリーホイールクラッチを介して、軸方向摺動可
    能な連結ピニオンに結合されており、該連結ピニオンが
    内燃機関のリングギヤに噛み合うようになっており、連
    結ピニオンと始動モータの駆動軸との間に形成されたス
    タータパワートレーンに、回転時に応答するばね蓄力器
    が配置されており、該ばね蓄力器が、連結ピニオンと駆
    動軸との間のトルク衝撃を減衰するようになっている形
    式のものにおいて、駆動方向で有効となるプレロードト
    ルク(Mv)を備えたばね蓄力器(28)が、スタータパワ
    ートレーン(100)に配置されており、前記プレロード
    トルク(Mv)が、始動モータ(11)の、ピニオン回転
    (ρR)に関する短絡トルク(Mk)の15〜50%で
    あり、前記ばね蓄力器(28)なしの始動装置(10)
    の、始動モータ(11)から連結ピニオン(22)にま
    で形成されたスタータパワートレーン(100)の、前
    記短絡モーメント(Mk)に関するねじり剛性
    (CSt0)と、前記ばね蓄力器(28)の前記連結ピニ
    オン(22)で有効となるねじり剛性(CF)との比
    (CSt0/CF)が、少なくとも4であることを特徴とす
    る、内燃機関に用いられる始動装置。
  2. 【請求項2】 スタータパワートレーン(100)の回
    転振動の固有周波数が、ばね蓄力器(28)のねじり剛
    性(CF)に基づき、ばね蓄力器(28)なしの固有周
    波数に比べて1/2よりも小さく形成されている、請求
    項1記載の始動装置。
  3. 【請求項3】 始動装置(10)のスタータパワートレ
    ーン(100)が、フリーホイールクラッチ(20)に
    前置された伝動装置(14)を有しており、ばね蓄力器
    (28)が前記伝動装置(14)および/またはフリー
    ホイールクラッチ(20)に、プレロードをかけられて
    作用している、請求項1または2記載の始動装置。
  4. 【請求項4】 ばね蓄力器(28)が、スタータパワー
    トレーン(100)の前記伝動装置(14)に配置され
    ている、請求項3記載の始動装置。
  5. 【請求項5】 ばね蓄力器(28)が、前記伝動装置
    (14)として形成された遊星歯車伝動装置のリングギ
    ヤ(15)と、始動装置(10)のケーシング(16)
    の位置固定のケーシング部分(29)との間に配置され
    ている、請求項4記載の始動装置。
  6. 【請求項6】 ばね蓄力器(28)が、前記リングギヤ
    (15)の周面に分配されて作用する複数のばね部材
    (30)から成っており、該ばね部材(30)が、前記
    位置固定のケーシング部分(29)に支持されている、
    請求項5記載の始動装置。
  7. 【請求項7】 前記ばね部材(30)が、前記リングギ
    ヤ(15)を該リングギヤに形成された少なくとも1つ
    の突起(31)を介して、プレロード(Pv)をかけら
    れて始動装置(10)の駆動方向とは逆の方向で、ケー
    シング固定の少なくとも1つのストッパ(32)を押圧し
    ている、請求項6記載の始動装置。
  8. 【請求項8】 前記リングギヤ(15)に設けられた前
    記突起(31)が、半径方向外側に向けられており、前
    記ばね部材(30)が、前記リングギヤ(15)の外周
    面に配置されている、請求項7記載の始動装置。
  9. 【請求項9】 前記ばね部材(30)が、圧縮コイルば
    ね(35)である、請求項8記載の始動装置。
  10. 【請求項10】 前記ばね部材(30)が、メアンダ状
    に曲げられた板ばね(40,45)である、請求項8記
    載の始動装置。
  11. 【請求項11】 前記板ばね(40)が、圧縮ばねとし
    て形成されており、該圧縮ばねの端部が、前記リングギ
    ヤ(15)と前記ケーシング部分(29)とに設けられ
    た係止突起(41,42)に留金状にクランプ固定され
    ている、請求項10記載の始動装置。
  12. 【請求項12】 前記板ばね(45)の両端部が、前記
    ケーシング部分(29)に固定されており、前記板ばね
    (45)の真ん中の範囲が、前記リングギヤ(15)に
    設けられた係止突起(41)にそれぞれクランプ固定さ
    れており、前記リングギヤ(15)が、前記板ばね(4
    5)のニュートラル位置から駆動方向に回動させられ
    て、ケーシング固定のストッパ(43)に、プレロード
    (Pv)をかけられて接触している、請求項10記載の
    始動装置。
  13. 【請求項13】 ばね蓄力器(28)が、脚ばね積層体
    (50)から形成されており、しかも相並んで積層体を
    形成しているばね積層板(52)が、周面で一部を残し
    て打抜き成形された脚ばね(54)の端部(54a;5
    4b)で、係止手段(55)を介して、隣接したばね積
    層板(52)の脚ばね端部と係合している、請求項5記
    載の始動装置。
  14. 【請求項14】 前記脚ばね積層体(50)のばね積層
    板(52)が、内側の貫通孔(58)で同心的に前記伝
    動装置(14)に配置されており、一方の端部積層板
    (52a)が前記リングギヤ(15)に作用していて、
    他方の端部積層板(52)が前記ケーシング部分(2
    9)に作用している、請求項13記載の始動装置。
  15. 【請求項15】 前記脚ばね(54)の端部(54a)
    が、一方の側または他方の側に向かって交互に折り曲げ
    られていて、相並んで位置する前記脚ばね(54)の端
    部(54a)が、フック状に互いに内外に係合してい
    る、請求項14記載の始動装置。
  16. 【請求項16】 前記脚ばね(54)の端部(54b)
    が、いぼ状の突起(61)と、対応する連行孔(62)
    とを交互に備えていて、相並んで位置する前記脚ばね
    (54)の端部(54b)が、互いに内外に係合してい
    る、請求項14記載の始動装置。
  17. 【請求項17】 前記脚ばね積層体(50)が、前記リ
    ングギヤ(15)の挿入時に駆動方向への端部積層板
    (52a)の回動によって、ケーシング固定のストッパ
    (29)に対してプレロードをかけられている、請求項
    13から16までのいずれか1項記載の始動装置。
  18. 【請求項18】 前記ばね蓄力器(28)として、周面
    に分配された複数のばね部材(30)が、前記伝動装置
    (14)のプラネタリキャリヤ(17)と出力軸(1
    8)との間に配置されている、請求項3記載の始動装
    置。
  19. 【請求項19】 前記ばね蓄力器(28)として、周面に
    分配された複数のばね部材(30)が、フリーホイール
    クラッチ(20)に設けられたハブ(21)と連結ピニ
    オン(22)との間に配置されている、請求項3記載の
    始動装置。
  20. 【請求項20】 前記ばね蓄力器(28)が、過剰負荷
    防止手段としてストッパ(36,37)を備えている、
    請求項1から19までのいずれか1項記載の始動装置。
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