JPH0626924B2 - 車両の昇降・摺動ルーフ - Google Patents

車両の昇降・摺動ルーフ

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JPH0626924B2
JPH0626924B2 JP60006637A JP663785A JPH0626924B2 JP H0626924 B2 JPH0626924 B2 JP H0626924B2 JP 60006637 A JP60006637 A JP 60006637A JP 663785 A JP663785 A JP 663785A JP H0626924 B2 JPH0626924 B2 JP H0626924B2
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roof
lifting
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フユールスト アルパツト
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Daikyo Webasto Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/05Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels pivoting upwardly to vent mode and moving downward before sliding to fully open mode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の昇降・摺動ルーフに関する。
(従来の技術) この種の昇降・摺動ルーフとして、例えば、西独特許公
開公報第3,129,900 号(特開昭58-30829号公報)に記載
のものが公知である。
この従来のものは、駆動装置によって駆動される昇降装
置により、カバー前端またはその近傍にある横軸線のま
わりに閉鎖位置から傾斜位置に旋回させてカバー後縁を
上昇でき且つまたルーフ開口部の両側に延びる案内レー
ルに沿って開放位置まで後方へ摺動させることができ
る、ルーフ開口部の閉鎖および少なくとも部分的の開放
を選択的に行うためのカバーと、該カバーの旋回運動に
依存して自動的に変位でき、かつカバーの閉鎖位置では
相手側受けと係合してカバー後縁を押下げることができ
る把持装置とを有していた。
そして、相手側受けはルーフに固定され、把持装置とし
て、把持レバーを不動の案内レールに旋回自在に軸支
し、把持レバーには、ロッドを介して、カバーの上昇運
動並びに把持装置による相手側受けの解放に対応する方
向へ戻しバネによって負荷を加えるていた。
そして、把持レバーを作動するロッドは、カバーを閉鎖
位置へ旋回した際、駆動カップリングを介してカバーと
係合し、かくして、把持装置は、バネ力に抗して相手側
受けと係合する。カバーを上昇した場合は、駆動カップ
リングが、ロッドを解放し、かくして、ロッドは、予圧
された戻しバネの作用によって戻される。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来のものは、相手側受けを可動のルーフ側に固定
し、把持レバーを不動の案内レール側に旋回自在に軸支
していたので、該把持レバーを作動させるロッドは駆動
カップリングを介して可動のカバー側と係脱自在に係合
する構造とされていた。
従って、従来のものは、駆動カップリングの係脱構造等
が複雑になり装置全体が高価になる。
また、従来のものは、案内レール側に把持レバーが設け
られているので、カバーを開放位置に移動したとき、把
持レバー等がルーフ開口部から突出し、外観を損なうと
言う問題があった。
そこで、本発明は、構造簡単で、且つ、外部から把持装
置が見え難くした車両の昇降・摺動ルーフを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決する手段) 前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じ
た。
即ち、本発明の特徴とするところは、駆動装置によって
駆動される昇降装置により、カバー前端またはその近傍
にある横軸線のまわりに閉鎖位置から傾斜位置に旋回さ
せてカバー後縁を上昇でき且つまたルーフ開口部の両側
に延びる案内レールに沿って開放位置まで後方へ摺動さ
せることができる、ルーフ開口部の閉鎖および少なくと
も部分的の開放を選択的に行うためのカバーと、該カバ
ーの旋回運動に依存して自動的に変位でき、かつカバー
の閉鎖位置では相手側受けと係合してカバー後縁を押下
げることができる把持装置とを有する車両の昇降・摺動
ルーフにおいて、前記相手側受けが、ルーフの固定部分
で、且つ、ルーフ開口部の後部に設けられており、前記
昇降装置は、前記案内レールに設けられて、前記駆動装
置によって前後方向に移動する移送スライダと、該移送
スライダと前記カバー間に設けられて、前記移送スライ
ダとの相対移動により該カバーの後縁を昇降させる昇降
機構とを有し、前記把持装置は、前記移送スライダに連
結された前部リンク部材と、該前部リンク部材に継手を
介して連結され、且つ、前記相手側受けに係脱自在に係
合する後部リンク部材とを有するリンク機構から構成さ
れており、該リンク機構は前記カバー側に前後方向移動
可能に案内されていると共に、前記継手は前記カバーの
下面に近接して設けられており、前記後部リンク部材の
後部と前記相手側受けとが、前記昇降機構の後方位置で
係脱自在に係合するよう構成されている点にある。
(作用) 本発明によれば、例えば、カバーの後端がルーフの上方
に持ち上がり、ルーフ開口部を開放した傾斜姿勢から、
該カバーの後端を下降させ、ルーフ開口部を閉鎖するに
は、駆動装置により移送スライダを前方に移動させ、カ
バーとの間に相対移動を生じさせる。この相対移動が生
じると昇降機構によりカバーの後縁が下降する。
このとき、前記移送スライダの移動に同行して、前部リ
ンク部材が同行移動し、該前部リンク部材に継手を介し
て連結された後部リンク部材も移動する。そして、この
後部リンク部材の移動により該後部リンク部材が相手側
受けに係合し、カバーを閉鎖位置に固定する。
前記前部リンク部材と後部リンク部材は、カバーの前部
から後部に亘って設けられるため、長尺となるが、前部
と後部に分割されているので、長い1 本リンクに比べ、
押し引き操作のとき、曲がりや座屈を生じたりすること
がなく、確実な力の伝達が可能になり、カバーの確実な
締切作用を奏する。
また、前後のリンク部材の結合部の継手が、カバーの下
面に近接して設けられているため、カバーの後縁を固定
ルーフの上方に上昇させたとき、カバー下面側と案内レ
ール上面間の空間を大きくとることができるので、昇降
式(スポイラー式)のようにカバー後縁を固定ルーフの
上方に位置させて後方へ移動するものであっても、ルー
フ開口部を大きく開放することができる。
またカバーの後端を固定ルーフの下方に位置させて後方
に摺動してルーフ開口部を開放する摺動式にあっては、
リンク機構の厚みが薄くなるので、摺動容易になる。
そして、前記継手はカバー下面に接近しているので、カ
バー後端部を固定ルーフの上方に上昇させたとき、外部
から見え難くなり外観が良好になる。
(実施例) 添付の図面に示した好ましい実施例を参照して以下に本
発明を詳細に説明する。
図面において、長方形のルーフ開口部2 を有する車両の
ルーフの固定部分を1 で示した。ルーフ開口部2 は、カ
バー3 で閉鎖できる(第2,4図)。車両内部の換気を
行うため、カバー3 の後縁4 は、ルーフの固定部分1 の
上方へ上昇させることができる(第1,3,5図)。カ
バーは、ルーフ開口部2 を解放するため、ルーフの固定
部分上を後方へ摺動させることもできる(図示してな
い)。
ルーフ開口部2 の両側には、ルーフ開口部2 の前縁の近
傍の個所からルーフの固定部分の下方まで車両の縦方向
へ後方へ延びる案内レール5 が設けてある。ルーフ開口
部2 の両側に設けた案内レール5 は、フレームの一部で
あってもよい(図示してない)。対向する右側の案内レ
ール5 およびレール5 と共働するルーフの機能部分は、
車両の左側のこれら部材と鏡像対称に構成してある。
案内レール5 は、断面が長方形で、上部境壁7 に縦方向
スリット8 を設けた案内チャンネル6 を形成する(第8
図)。案内チャンネル6 の下方には、駆動ピニオン(図
示してない)を介して駆動装置(例えば、電動機、手動
クランク)と駆動結合する駆動ケーブル10(好ましく
は、耐圧性のネジ付ケーブル)を受容するためのケーブ
ル案内チャンネル9 が設けてある。駆動ケーブル10の左
端には(第5,6図)、スリット12を上方へ通過して案
内チャンネル6,9 の間の隔壁に達する駆動部材11が設け
てある。駆動部材11は、移送スライダ14の案内部分13の
右端、即ち、後端に、例えば、リベット止めによって、
結合してある(第5,6図)。この場合、駆動部材11
は、案内部分13のホーク状端部16の縦方向スリットと係
合する(第6図)。案内部分13には、その前端および後
端の近傍に且つ両側に、案内レール5 の縦方向に対して
直角に突出するすべりシュー支持部材17が設けてある。
4つのすべりシュー支持部材17には、それぞれ、例え
ば、合成樹脂から成り、案内チャンネル6 の壁に当接す
るすべりシュー18が載っている。駆動部材11の上面およ
び案内部分13の上面を案内レール5 の上面と面一とする
のが合目的的である。移送スライダ14の案内部分13の前
部範囲は、概ね20で示したみぞガイドの一部であって上
部の前端および後端にそれぞれすべりピン21、22を担持
した、上方へ突出するすべりピン支持部材19に形成され
ている。
カバー3 の両辺は、断面が逆U字形のカバー支持部材24
に支持してある(第8図)。カバー支持部材24は、フレ
ームまたはカバーの内側パネルの一部であってよい。更
に、別個のレール状構造部材を支持部材として設けるこ
ともできる。カバー支持部材24の前部範囲には、案内レ
ール5 の縦方向へ相互にずらしあって、それぞれ、移送
スライダ14のすべりピン21、22の1つと係合する2つの
すべりみぞ25,26 が構成してある。このすべりみぞ25,2
6 とすべりピン21,22 の係合により昇降機構が構成され
ている。双方のすべりみぞ25,26 は、異なる角度で後下
方へ傾斜しており、従って、移送スライダ14が、案内レ
ール5 に沿って第1、3図の位置と第2、4図の位置と
の間で摺動すると、カバー3 は、カバー前縁27と本質的
に一致する仮想の横軸のまわりに旋回される。かくし
て、カバー3 の上昇時、カバー前縁が固定部分1 の平面
よりも下に下降するのが防止される。これは、ルーフ開
口部2 のまわりの環状パッキン28の損傷を確実に防止す
るため、特に望ましい。
ピン29は、カバー支持部材24から外方へ直角に突出して
いる(第1図)。ピン29には、概ね31で示したストッパ
の一部をなすローラ状カム30が設けてある。ストッパ31
(第1図)は、更に、案内レール5 の前端の近傍に取付
けたまたは上記前端と一体に結合したカム板32を含んで
いる。カム板32には、本質的に垂直に延び、上方へ開放
した、カム30の径に対応する巾を有するカムスリット33
が設けてある。カバー支持部材24の下方へ向く脚35,36
(第8図)の間には、ロックレバー38が、横方向へ向く
旋回頚軸37に懸架してある(第5図)。ロックレバー38
には、時計方向へ弾性負荷を加えるのが合目的的である
(図示してない)。ロックレバー38の前縁の範囲には、
カバー3 の後縁4 が完全に上昇されると直ちに後部すべ
りピン22と係合する凹み39が設けてある(第5図)。か
くして、カバー3 を上昇した際、カバー3 と移送スライ
ダ14とが形状結合される。移送スライダ14を駆動ケーブ
ル10によって第5図の位置から更に前方へ移動させる
と、ロックレバー38の下端と、移送スライダ14の運動路
に配置して案内レール5 に固定したレリーズ40とが係合
し、従って、ロックレバー38は逆時計方向へ旋回される
(第5図)。かくして、ロックレバー38は、すべりピン
22から解離される。カバー3 は、解放され、閉鎖位置に
旋回できるようになる。
カバー後端の近傍には、変位自在の把持装置42に帰属す
る把持レバー43が、継手44から成り横方向へ向く旋回軸
のまわりに旋回自在なようカバー支持部材24に枢着して
ある。把持レバー43の、継手44から離れた側の端部に
は、横方向へ突出し、相手側受け47の把持スリット46と
係合できる把持頚軸45が取付けてある。相手側受け47
は、案内レール5 に固定してある。上記受け47は、上記
レール5 に一体に結合させることもできる。把持レバー
43の中央部分には、把持装置42の多要素リンク機構49の
一部をなす折曲げたリンク部材48の後端が枢着してある
(第3図,第4図)。リンク機構49は、前部リンク部材
50を含み、上記部材のホーク状後端51(第7図)は、継
手52を介してリンク部材48の前端に結合してある。カバ
ー支持部材24の側面には、断面が逆U字状の案内部材53
が取付けてある。案内部材53の外側脚54には、カバー3
に平行に延びる案内スリット55が設けてある。継手52を
形成するピンの外側端は、案内スリット55に係合してい
る。リンク部材50の前端は、前部すべりピン21に枢着し
てある。前部すべりピン21とカバー支持部材24との間に
は、引張バネ58が延びている(第5図)。
ルーフ開口部の両側に設けた移送スライダ14を駆動ケー
ブル10によって第5図の位置から前方へ移動させると、
ロックレバー38がレリーズ40によって旋回頚軸37のまわ
りに逆時計方向へ旋回され、すべりピン22を解放する。
この時点までロックされていたみぞガイド20は、解ロッ
クされる。移送スライダ14を更に前方へ駆動すると、カ
バー3 は、その前部終点位置に送られる。この終点位置
は、カム30がカムスリット33の前壁34に当接することに
よって限定される。かくして、カバー支持部材24は、カ
バー3 とともに、摺動方向へ関してロックされるが、移
送スライダ14を更に駆動すると、すべりピン21、22は、
当該のすべりみぞ25,26 内を前方へ移動する。かくし
て、カバー3 は、横軸線のまわりに旋回せしめられる。
図示の実施例では、上記横軸線は、前部終点位置にある
カバー3 の前縁27に一致する。カバー後縁4 は下降す
る。バネ58が伸長される。この際、バネ58には、カバー
3 の降下にもとづき生ずる位置エネルギが貯えられる。
カバー3 が前部終点位置に達した状態において、移送ス
ライダ14を更に前方へ移動すると、リンク機構49がすべ
りピン21によって前方へ引張られ、この際、継手52は、
案内スリット55内を前方へ移動する(第3,4図)。リ
ンク機構49は、リンク部材48,50 とカバー支持部材24と
の間の相対運動にもとづき、把持レバー43(第1,3,
5図)を時計方向へ旋回する。図示の好ましい実施例の
場合、把持頚軸45が、把持スリット46の上部開放端56に
達すると、把持レバー43の縦軸線は、カバー3 縦軸線に
対して本質的に垂直となる。把持頚軸45が把持スリット
46内に入ると、カバー3 の後部範囲は確実に案内され
る。カバー3 が、最終的に、閉鎖位置(第2,4図)に
達すると、前下方へ向く力が、把持レバー43からカバー
支持部材24およびカバーの後部範囲に加えられる。かく
して、例えば、高速走行時にカバー外面に現れる負圧に
帰因するカバーの上昇運動が、確実に防止される。更
に、窃盗を意図した外部からのカバー後縁4 の引上また
は事故時のカバーの跳上りが、有効に防止される。
閉鎖位置(第2,4図)からカバーを開ける場合は、移
送スライダ14を案内レールに沿って後方へ走行させる。
カム30がカムスリット33の後壁41に当接すると、カバー
支持部材4 およびカバー3 が上記の摺動運動に追従でき
なくなり、すべりピン21,22 、すべりみぞ25,26 内を後
方へ移動する。かくして、カバー3 は、カバー前縁27の
まわりに上方へ旋回される。この旋回運動の少なくとも
最初の部分は、移送スライダ14と把持レバー43との間の
枢動結合にもとづき把持レバー43が逆時計方向へ強制旋
回されることによって、本質的に助成される。かくし
て、把持レバー43は、把持頚軸45が把持スリット46の開
放端56に達すると、カバー3 の閉鎖位置において占めた
前方へ傾斜した位置から、把持レバーの縦軸線がカバー
の縦軸線に対して本質的に垂直をなす位置へ上昇する。
かくして、上方へ向く力成分が、カバー駆動装置から、
駆動ケーブル10、移送スライダ14、リンク機構49および
カバー両側の把持レバー43を介して、カバー3 の後部に
伝達される。即ち、極めて有効な上昇支援作用が保証さ
れ、カバー後縁4 が上述の如く上方へ旋回すると、バネ
58は、バネに貯えられたエネルギを再び放出する。かく
して、上昇運動が更に助成される。
カバー3 が前部終点位置に旋回上昇された後に、移送ス
ライダ14を後方へ移動すると、すべりピン21,22 がすべ
りみぞ25,26 の後端に当接するので、カバー3 は移送ス
ライダによって駆動される。このとき、ロックレバー38
は、旋回頚軸37のまわりに時計方向へ旋回できるように
なる。後部すべりピン22は、ロックレバー38の凹み35に
入る。かくして、カバー3 と移送スライダ14とが形状結
合される。この形状結合によって、カバー3 は上昇位置
に安定に保持される。カバー3 が上昇終点位置に達し、
従って、カム30はカムスリット33の後壁41から解放され
るが、ロックレバー38が、未だ、すべりピン22を把持し
てない移行段階では、カム30がカム板32のカム軌道57に
乗上げることによって、上昇されたカバーが支持され
る。このカム軌道57は、後方の壁41に続いて形成されて
いる。カム30がカム軌道57から離れると、ロックレバー
38の凹み39にすべりピン22が係合する。
上昇されたカバー3 は、後部すべりみぞ26の後端の近傍
にあるカバー支持部材24の壁59がルーフ開口部2 の後縁
61に実質的に達するまで、移送スライダ14によって後方
へ移動させることができる。上述の構造では、カバーの
案内の安定性を損なうことなく、みぞガイド20のカバー
縦方向の長さを比較的小さくできる。従って、カバー3
を引きもどした際に露出されるルーフ開口部2 の全面積
は比較的大きい。移送スライダ14の案内部材13はみぞガ
イド20を越えて後方へ延びているので、前後のすべりシ
ュー支持部材17の間に比較的大きな間隔が得られ、従っ
て、移送スライダ14は、特に正確に案内される。しか
も、ルーフ開口部の露出部分が減少することはない。何
故ならば、移送スライダ14を引きもどすと、案内部分13
は、摺動して、後縁61の後方へ続くルーフ固定部分への
下方に来るからである。
第9図の実施例では、ローラ状カム30の代わりに断面が
長方形のカム30′が設けてある。従って、旋回運動中の
カバー3 の案内状態が更に改善される。
第10,11,12図に示した実施例の場合、固定ルーフ部分
1 上をカバー3 を引きもどす先行実施例とは異なり、カ
バー3 の後縁4 を上昇位置(第10図)から閉鎖位置(第
11図)を経て第12図の位置に下降させ、次いで、固定ル
ーフ部分1 の下方を摺動させて、ルーフ開口部2 を解放
できる。カバー後縁をルーフ開口部2 の後縁の下方に下
降させ得るよう、パッキン28の代わりに、カバー3 の縁
を囲むパッキン60が設けてある。作動態様の変更に対応
して、すべりみぞ25′,26′および把持スリット46′
は、逆方向へ傾斜させてある。しかしながら、ルーフの
他の構造および機能は、先行実施例の構造および機能に
本質的に対応するので、説明しない。
(発明の効果) 本発明によれば、相手側受けをルーフの固定部分に設け
たので、従来のような駆動カップリングを不要とし、構
造が簡単になる。
また、前部リンク部材と後部リンク部材が、カバーの前
部から後部に亘って設けられるため、長尺となるが、前
部と後部に分割されているので、長い1 本リンクに比べ
て、押し引き操作のとき、曲がりや座屈を生じたりする
ことがなく、確実な力の伝達が可能になり、カバーの確
実な締切効果を奏する。
また、前後のリンク部材の結合部の継手が、カバーの下
面に近接して設けられているため、カバーの後縁を固定
ルーフの上方に上昇させたとき、カバー下面側と案内レ
ール上面間の空間を大きくとることができるので、、昇
降式(スポイラー式)のようにカバー後縁を固定ルーフ
の上方に位置させて後方へ移動するものであっても、ル
ーフ開口部を大きく開放することができる。
またカバーの後縁を固定ルーフの下方に位置させて後方
に摺動してルーフ開口部を開放する摺動式にあっては、
リンク機構の厚みが薄くなるので、摺動容易になる。
そして、前記継手はカバー下面に接近しているので、カ
バー後端部を固定ルーフの上方に上昇させたき、外部か
ら見え難くなり外観が良好になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカバーを上昇した状態の本発明に係る昇降・摺
動ルーフの側面図、第2図はカバーが閉鎖位置にある状
態の第1図に対応する図面、第3図はカバーを上昇した
状態の昇降・摺動ルーフの断面図で第7図の矢印III−I
IIから見たもの、第4図はカバーが閉鎖位置にある状態
の第3図に対応する断面図、第5図はカバーを上昇した
状態の第7図の線V−Vに沿う断面図、第6図は第1〜
5図の昇降・摺動ルーフの1つの案内レールとこの案内
レール内を走行する移送スライダとの平面図、第7図は
第1〜6図の昇降・摺動ルーフの左側の案内レール、把
持装置およびみぞガイドの平面図(カバーは示してな
い)、第8図は第4図の線VIII−VIIIに沿う断面図、第
9図はローラ状カムに代え断面が長方形のカムとした他
の実施例を示す要部側面図、第10〜12図は固定ルーフ部
分の下方を後方へ摺動させ得るカバーを備えた別の実施
例の断面図である。 1 ……ルーフ固定部分、2 ……ルーフ開口部、3 ……カ
バー、4 ……カバー後縁、5 ……案内レール、14……移
送スライダ、20……みぞガイド、42……把持装置、47…
…相手側受け。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動装置によって駆動される昇降装置によ
    り、カバー前端またはその近傍にある横軸線のまわりに
    閉鎖位置から傾斜位置に旋回させてカバー後縁を上昇で
    き且つまたルーフ開口部の両側に延びる案内レールに沿
    って開放位置まで後方へ摺動させることができる、ルー
    フ開口部の閉鎖および少なくとも部分的の開放を選択的
    に行うためのカバーと、該カバーの旋回運動に依存して
    自動的に変位でき、かつカバーの閉鎖位置では相手側受
    けと係合してカバー後縁を押下げることができる把持装
    置とを有する車両の昇降・摺動ルーフにおいて、 前記相手側受け(47)が、ルーフの固定部分(1) で、且
    つ、ルーフ開口部(2) の後部に設けられており、 前記昇降装置は、前記案内レール(5) に設けられて、前
    記駆動装置によって前後方向に移動する移送スライダ(1
    4)と、該移送スライダー(14)と前記カバー(3) 間に設け
    られて、前記移送スライダー(14)との相対移動により該
    カバー(3) の後縁を昇降させる昇降機構とを有し、 前記把持装置(42)は、前記移送スライダ(14)に連結され
    た前部リンク部材(50)と、該前部リンク部材(50)に継手
    (52)を介して連結され、且つ、前記相手側受け(47)に係
    脱自在に係合する後部リンク部材(48)とを有するリンク
    機構(49)から構成されており、 該リンク機構(49)は前記カバー(3) 側に前後方向移動可
    能に案内されていると共に、前記継手(52)は前記カバー
    (3) の下面に近接して設けられており、 前記後部リンク部材(48)の後部と前記相手側受け(47)と
    が、前記昇降機構の後方位置で係脱自在に係合するよう
    構成されていることを特徴とする車両の昇降・摺動ルー
    フ。
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