JPH06234935A - 色素の安定化法 - Google Patents

色素の安定化法

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JPH06234935A
JPH06234935A JP5045817A JP4581793A JPH06234935A JP H06234935 A JPH06234935 A JP H06234935A JP 5045817 A JP5045817 A JP 5045817A JP 4581793 A JP4581793 A JP 4581793A JP H06234935 A JPH06234935 A JP H06234935A
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red
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extract
dye
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JP5045817A
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Ken Washino
乾 鷲野
Emiko Sakui
恵美子 佐久井
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SANEI GEN F F I Inc
San Ei Gen FFI Inc
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SANEI GEN F F I Inc
San Ei Gen FFI Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0071Process features in the making of dyestuff preparations; Dehydrating agents; Dispersing agents; Dustfree compositions

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヤマモモ科抽出物による色素の安定化。 【構成】 ヤマモモ科植物からタンニン質を除去した水
もしくは炭素数1から5までの低級脂肪族アルコール系
有機溶媒による抽出物は、タール系色素、天然色素誘導
体、天然系合成色素、および天然色素としてカロチノイ
ド系色素、アントシアニン系色素、アントラキノン系色
素、ベタイン系色素、フラボノイド系色素、モナスカス
色素、その他各種色素の安定化について、合成の酸化防
止剤やトコフェロールなどに比べて強力な効果を示し
た。本発明品を添加した食品、医薬品、医薬部外品、化
粧品または飼料などの製品は、光や経時変化による色素
の退色による品質劣化を防止することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色素の安定化法に関し、
更に詳細には、ヤマモモ科植物抽出物による食品、医薬
品、医薬部外品、化粧品または飼料などに含まれる原料
由来の色素または添加された色素の安定化法に関する。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品、医薬部外品、化粧品また
は飼料などに色素が広く用いられている。色素として安
全性の確認されたタール系色素、天然色素誘導体、天然
系合成色素といった合成の色素と、カロチノイド系色
素、アントシアニン系色素、キノン系色素、フラボノイ
ド系色素、ベタイン系色素、モナスカス色素その他の天
然物を起源とする色素(以下、天然色素という)が広く
用いられている。しかしながら、これらの色素は光照射
による光分解や酸化等により、変色及び退色することが
知られている。特に最近、自然らしさを表すために色素
の使用量を減らして薄く着色する傾向があり、着色度が
低くなるに伴って光照射や空気酸化による変色及び退色
がより顕著に現れるので、色素の安定化を図ることが以
前よりまして重要な課題となっている。このように安定
性に欠ける色素の変色及び退色を防ぐために種々の対策
が検討され、合成品であるジブチルヒドロキシトルエン
(BHT)、アスコルビン酸、エリソルビン酸及びその
誘導体、天然物を起源とするカテキン類、クロロゲン酸
類やフラボノイド等を添加する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では色素の
退色、変色防止効果は弱いか、または防止できる色素が
限定されていた。天然色素の安定化法の一例を挙げて説
明すると、酸化防止剤として広く用いられるアスコルビ
ン酸やエリソルビン酸などの添加による方法では、カロ
チノイド系色素の退色は抑止することができるが、一
方、アントシアニン系色素においては効果を発揮しない
か逆に促進するといった問題点がある。また、カテキン
類からなる茶抽出物やコーヒーやヒマワリ種子に含まれ
るクロロゲン酸やコーヒー酸誘導体などが色素の変色も
しくは退色の防止の目的に用いられることがあるが、い
ずれも変色防止および退色防止効果(以下、変色防止お
よび退色防止の効果を併せて安定化効果という)が弱
い。それゆえ、効力が強くかつ広範囲の色素に使用する
事ができる天然物由来の安定化剤の開発が要望されてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
諸問題点を解決すべく鋭意に研究した結果、古くから食
用にも供されているヤマモモ科植物の抽出物が各種色素
の安定化に顕著な効果を発揮することを見出し、本発明
を完成させるに至った。以下、詳細に説明する。この発
明に使用するヤマモモ科植物抽出物は、この発明の特許
出願人が既に平成3年12月10日に出願したヤマモモ
科ヤマモモ属植物から有機溶媒による抽出物(特願平3
−350819及び特願平3−350820)を使うこ
とができるが、これに限定されない。
【0005】本発明の対象である色素とは、タール系色
素、天然色素誘導体または天然系合成色素などの合成色
素、カロチノイド系色素、アントシアニン系色素、キノ
ン系色素、フラボノイド系色素、ベタイン系色素、モナ
スカス色素その他の天然物を起源とする色素をいい、ま
た天然色素を含む植物体、動物体、微生物体またはその
加工品、搾汁液、水もしくは有機溶剤による抽出液また
は上記搾汁液、抽出液の精製加工品をいう。
【0006】本発明の対象となる色素について具体例を
あげて説明する。食用タール系色素としては、食用赤色
2号、食用赤色3号、食用赤色40号、食用赤色102
号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用赤色1
06号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、
食用青色2号、食用赤色2号アルミニウムレーキ、食用
赤色3号アルミニウムレーキ、食用赤色40号アルミニ
ウムレーキ、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食用黄
色5号アルミニウムレーキ、食用青色1号アルミニウム
レーキ、食用青色2号アルミニウムレーキなどを例示す
ることができる。
【0007】医薬品、医薬部外品、化粧品用タール色素
としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色1
04号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色
5号、緑色3号、青色1号、青色2号、上記色素のアル
ミニウムレーキ、赤色201号、赤色202号、赤色2
03号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、
赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色21
4号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤
色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223
号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色
228号、赤色230号、赤色231号、赤色232
号、だいだい色201号、だいだい色203号、だいだ
い色204号、だいだい色205号、だいだい色206
号、だいだい色207号、黄色201号、黄色202号
の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色
204号、黄色205号、緑色201号、緑色202
号、緑色204号、緑色205号、青色201号、青色
202号、青色203号、青色204号、青色205
号、かっ色201号、紫色201号、赤色401号、赤
色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502
号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色
506号、紫色401号、黒色401号、上記色素のレ
ーキ色素などを例示することができる。
【0008】天然色素誘導体として、銅クロロフィル、
銅クロロフィリンナトリウム、ノルビキシンナトリウ
ム、ノルビキシンカリウムが、天然系合成色素としてβ
−カロテン、カンタキサンチン、アスタキサンチン、リ
ボフラビンが挙げられる。カロチノイド系色素として
は、アナトー色素、エビ色素、オキアミ色素、オレンジ
色素、カニ色素、イモ、デュナリエラ、ニンジンまたは
パーム油から抽出した抽出カロチン色素、トマト色素、
パプリカ色素、ファフィア色素、ヘマトコッカス色素、
マリーゴールド色素またはその他動物、植物若しくは微
生物由来のカロチノイド色素が、あげられる。
【0009】アントシアニン色素としては、赤キャベツ
色素、赤米色素、エルダーベリー色素、カウベリー色
素、グースベリー色素、クランベリー色素、サーモンベ
リー色素、シソ色素、スィムブルーベリー色素、ストロ
ーベリー色素、ダークスイートチェリー色素、チェリー
色素、ハイビスカス色素、ハクルベリー色素、ブドウ果
汁色素、ブドウ果皮色素、ブラックカーラント色素、ブ
ラックベリー色素、ブルーベリー色素、プラム色素、ホ
ワートルベリー色素、ボイセンベリー色素、マルベリー
色素、ムラサキイモ色素、ムラサキトウモロコシ色素、
ムラサキヤマイモ色素、ラズベリー色素、レッドカーラ
ント色素、ローガンベリー色素、その他アントシアニン
色素が挙げられる。キノン系色素としては、コチニール
色素、シコン色素、ラック色素、その他キノン系色素が
挙げらる。
【0010】フラボノイド系色素としては、カキ色素、
カロブ色素、カンゾウ色素、シタン色素、スオウ色素、
ベニバナ赤色素、ベニバナ黄色素その他が例示される。
ベタイン系色素としては、ビートレッド色素があげられ
る。モナスカス色素としては、ベニコウジ色素、ベニコ
ウジ黄色素があげられる。その他にウコン色素、クサギ
色素、クチナシ赤色素、クチナシ黄色素、スピルリナ青
色素等も本発明の対象となる天然色素である。
【0011】色素の安定化に使用するヤマモモ科植物抽
出物の使用量は、対象とする色素の種類、その濃度また
は形態により変るので具体的な例で示す。合成色素とし
て黄色4号を用いる時、該色素1部(重量、以下同じ)
当たりヤマモモ科植物抽出物の使用量は約0.1〜50
部でよく、なかでも約1部から10部の使用量が望まし
い。アントシアニン色素として、紫トウモロコシ色素溶
液(色価E10%=60)を用いる場合、該色素液1部
当たりヤマモモ科植物抽出物の使用量は、約0.01〜
5部でよく、なかでも約0.05〜1部の使用量が好ま
しい。カロチノイド系色素としてデュナリエラから抽出
した抽出カロチン製剤(β−カロチン含量3%)を用い
る場合のヤマモモ科植物抽出物の使用量は、約0.01
〜5部(重量、以下同じ)でよく、なかでも約0.05
〜1部の使用量が好ましい結果を与える。
【0012】ヤマモモ科植物抽出物は、使用の目的に応
じてエタノール、プロパノール、プロピレングリコー
ル、グリセリン等の脂肪族アルコール、またはシクロデ
キストリン、デキストリン、粉糖、でん粉、乳糖、砂
糖、ぶどう糖、キシロース、ガラクトオリゴ糖、キシロ
オリゴ糖などを配合して、液状、ペースト状、粉末状、
顆粒状、その他の形状の組成物としてもよく、色素を予
めこの組成物に配合しておいてもよい。ヤマモモ科植物
抽出物を該色素に加えることにより、本発明の目的を達
するが、所望により水溶性酸化防止剤やシネルギストを
併用してもよい。
【0013】ヤマモモ科植物抽出物に配合もしくは併用
できる水溶性酸化防止剤を例示すると、アスコルビン
酸、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリ
ソルビン酸ナトリウム、没食子酸、クロロゲン酸、カフ
ェー酸などが挙げることができ、その中から1種または
2種以上の化合物を使用することができる。ヤマモモ科
植物抽出物と併用できるシネルギストとして、ポリリン
酸ナトリウム、ポリリン酸カリウム、メタリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸カリウム、クエン酸、クエン酸3ナト
リウム、クエン酸3カリウム、リンゴ酸、リンゴ酸2ナ
トリウム、リンゴ酸2カリウム、酒石酸、酒石酸2ナト
リウム、酒石酸2カリウム、フマル酸、フマル酸2ナト
リウム、フマル酸2カリウム、アジピン酸、アジピン酸
2ナトリウム、アジピン酸2カリウム、クエン酸モノグ
リセリド、リンゴ酸モノグリセリド、酒石酸モノグリセ
リド、フマル酸モノグリセリド、アジピン酸モノグリセ
リドなどがあげられ、その中から、1種または2種以上
を使用することができる。
【0014】本発明にかかる色素の安定化剤は、各種食
品に使用することができる。たとえば、おかき、せんべ
い、おこし、まんじゅう、飴などの和菓子、クッキー、
ビスケット、クラッカー、パイ、スポンジケーキ、カス
テラ、ドーナツ、ワッフル、プリン、バタークリーム、
カスタードクリーム、シュークリーム、チョコレート、
チョコレート菓子、キャラメル、キャンデー、チューイ
ンガム、ゼリー、ホットケーキ、パンなどの各種洋菓
子、ポテトチップスなどのスナック菓子、アイスクリー
ム、アイスキャンデー、シャーベットなどの氷菓、乳酸
飲料、乳酸菌飲料、濃厚乳性飲料、果汁飲料、無果汁飲
料、果肉飲料、機能性飲料、透明炭酸飲料、果汁入り炭
酸飲料、果実着色炭酸飲料などの清涼飲料水などの嗜好
飲料、ワイン、ワインソーダ、リキュール、カクテルな
どのアルコール飲料、フルーツヨーグルト、チーズ、バ
ターなどの乳製品、豆乳などの大豆加工食品、マーマレ
ード、ジャム、コンサーブ、果実のシロップ漬、フラワ
ーペースト、ピーナツペースト、フルーツペーストなど
のペースト類、漬物類、ハム、ソーセージ、ベーコン、
ドライソーセージ、ビーフジャーキーなどの畜肉製品
類、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、蒲鉾、ちくわ、はんぺ
ん、てんぷらなどの魚貝類製品またはその干物、うに、
いかの塩辛、貝の干物などの各種珍味類、のり、小魚、
貝類、するめ、野菜、山菜、茸、昆布などで作られる佃
煮類、即席カレー、レトルトカレーなどのカレー類、ケ
チャップ、マヨネーズなどの各種調味料類、各種レンジ
食品または冷凍食品などの各種食品に含まれる原料由来
の色素または添加された色素の安定化の目的に使用する
ことができる。
【0015】その他、各種医薬品、医薬部外品、化粧品
にも使用することができ、たとえば錠剤、カプセル剤、
ドリンク剤、トローチ、うがい薬、歯磨き、口中清涼
剤、口臭防止剤、スキンローション、クリーム類、口
紅、その他に含まれる原料由来の色素または添加された
色素の安定化の目的に使うことができるし、更に飼料と
しては、各種キャットフード、ドッグフード、観賞魚の
餌、養殖魚の餌などに含まれる原料由来の色素または添
加された色素の安定化の目的に使うことができる。上記
食品、医薬品、医薬部外品、化粧品または飼料などの製
造において、本発明にかかる色素の安定化剤の添加時期
は、特に限定されるものではなく、製造工程の任意の時
期が選ばれる。
【0016】
【実施例】次に本発明にかかる色素の安定化剤が著効を
示すことを実施例を示して詳しく説明する。 抽出例1 ヤマモモ樹皮乾燥物の粉砕物1kgにメタノ
ール10kgを加え、約60℃で5時間抽出したのち、
濾過し、残滓をメタノール3kgで洗浄し、メタノール
抽出液約10kgを得た。この抽出液を濃縮後別の容器
に移し替え、真空度5mmHg、浴温60℃で減圧乾燥
して黄色の固形物250gを得た。得られた固形物を粉
砕後、室温で水5Lと懸濁したのち濾過し、残った固形
物を水5Lで洗浄した。次いで固形分を真空度5mmH
g、浴温80℃で減圧乾燥して黄白色の固形物からなる
ヤマモモ科植物抽出物(抽出物1という)130gを得
た。 抽出例2 ヤマモモ樹皮乾燥物の粉砕物1kgに水10
kgを加えて室温で6時間60℃で撹拌混合後、遠心分
離機を用いて水溶性物質を除去し、得られた固形物を6
5℃の温風で乾燥して水溶性物質が除去された樹皮粉砕
物を780gを得た。この乾燥物にエタノール8kgを
加え、約80℃で5時間撹拌混合したのち濾過し、残滓
をエタノール3kgで洗浄し、エタノール抽出液約9k
gを得た。この抽出液を濃縮後別の容器に移し替え、真
空度5mmHg、浴温60℃で減圧乾燥して黄色の粉末
からなるヤマモモ科植物抽出物(抽出物2という)21
0gを得た。
【0017】実施例1 グラニュー糖12部、クエン酸
(結晶)0.01部に純水を加えて100部とした酸糖
液に色価E10%=60の表1に示す色素0.1部と抽
出例1で得た抽出物1を0.01部を加えて均質とした
後、200ml容量の無色透明なガラスビンに充填し、
65℃で15分殺菌後直ちに冷水で室温まで冷却した。
この試料をスガ試験機社製のフェードメータを用いて8
時間紫外線照射し、未照射品を対照として次式で色素残
存率を求めた。 色素残存率(%)=(照射品の可視部極大吸収波長での
吸光度/未照射品の可視部極大吸収波長での吸光度)×
100
【0018】
【表1】
【0019】実施例2 グラニュー糖12部、クエン酸
(結晶)0.1部に純水を加えて100部とした酸糖液
に色価E10%=60の表2に示す色素0.1部と抽出
例2で得た抽出物2または表2に示す比較品を0.01
部を加えて均質とした後、200ml容量の無色透明な
ガラスビンに充填し、65℃で15分間殺菌後直ちに冷
水で室温まで冷却した。この試料をスガ試験機社製のフ
ェードメータを用いて8時間紫外線照射し、未照射品を
対照として実施例1と同様の方法で色素残存率を求め
た。
【0020】
【表2】
【0021】この実施例から明らかなように抽出物2は
他の酸化防止剤と比較して各種色素に対して優れた安定
化効果を発揮した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヤマモモ科植物抽出物を含むことを特徴
    とする色素の安定化法。
  2. 【請求項2】 色素がタール系色素、天然色素誘導体、
    天然系合成色素、カロチノイド系色素、アントシアニン
    系色素、キノン系色素、フラボノイド系色素、ベタイン
    系色素、モナスカス色素から選ばれる1種又は2種以上
    を含む、請求項1記載の色素の安定化法。
  3. 【請求項3】 ヤマモモ科植物抽出物がヤマモモ科ヤマ
    モモ属植物からの、水またはメタノール、エタノール、
    プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブ
    タノール、2−ブタノール、ペンタノール、1,2−プ
    ロパンジオール、1,3−プロパンジオール、グリセリ
    ン等の、炭素数1から5までの脂肪族アルコール系有機
    溶媒、アセトン、2−ブタノン、2−ペンタノン、3−
    ペンタノン等の、炭素数3から5までのカルボニル化合
    物、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
    N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
    トアミド等の水溶性酸アミド、ピリジン、ブチルアミン
    等の水溶性アミン、さらにジメチルスルホキシドなどか
    ら選ばれる1種または2種以上による抽出成分、または
    これに脂肪族カルボン酸、脂肪族カルボン酸塩、脂肪族
    カルボン酸誘導体から選ばれる1種または2種以上を添
    加したものである、請求項1または2記載の色素の安定
    化法。
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