JPH06199889A - 新規フィナステライド製造方法 - Google Patents

新規フィナステライド製造方法

Info

Publication number
JPH06199889A
JPH06199889A JP5289536A JP28953693A JPH06199889A JP H06199889 A JPH06199889 A JP H06199889A JP 5289536 A JP5289536 A JP 5289536A JP 28953693 A JP28953693 A JP 28953693A JP H06199889 A JPH06199889 A JP H06199889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finasteride
water
organic solvent
mixture
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5289536A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07110875B2 (ja
Inventor
Ulf H Dolling
ウルフ・エイチ・ドーリング
James A Mccauley
ジエイムズ・エイ・マコーリー
Richard J Varsolona
リチヤード・ジエイ・バーソローナ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26681536&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06199889(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JPH06199889A publication Critical patent/JPH06199889A/ja
Publication of JPH07110875B2 publication Critical patent/JPH07110875B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F3/00Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic Table
    • C07F3/003Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic Table without C-Metal linkages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • A61P13/08Drugs for disorders of the urinary system of the prostate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/10Anti-acne agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/24Drugs for disorders of the endocrine system of the sex hormones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J73/00Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms
    • C07J73/001Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom
    • C07J73/005Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom by nitrogen as hetero atom
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
    • H04N5/7416Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor involving the use of a spatial light modulator, e.g. a light valve, controlled by a video signal
    • H04N5/7458Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor involving the use of a spatial light modulator, e.g. a light valve, controlled by a video signal the modulator being an array of deformable mirrors, e.g. digital micromirror device [DMD]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】環境的に安全で非毒で、且つ芳香族複素環アミ
ンを使用しないフィナステライドの合成方法の提供。 【構成】不活性雰囲気下、不活性有機溶媒中、周囲温度
で、t-ブチルアミンとハロゲン化脂肪族/芳香族マグネ
シウムから形成した、エステルに対し少なくとも2:1の
モル比で存在させたハロゲン化t-ブチルアミノマグネ
シウムと17β-カルボアルコキシ-4-アザ-5α-アンドロ
スト-エン-3-オンのハロゲン化マグネシウム塩を反応さ
せ、次いで、加熱して生成物フィナステライドを回収す
ることを含むフィナステライドの新規製造法を開示す
る。フィナステライドの多形相I及びII並びにそれらの
製造法も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本出願人により商品名PROSCAR(登
録商標)で市販されているフィナステライド(Finasterid
e)は、17β-(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-ア
ンドロスト-1-エン-3-オンであり、ニキビ、女性多毛症
及び、特に良性の前立腺過形成の治療に使用するための
5α-レダクターゼ阻害剤である。本明細書中、その全
体が参照として含まれる米国特許第4,760,071号(1988)
を参照されたい。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】米国特
許第4,760,071号に記載のフィナステライドの合成は、4
-アザ-5α-アンドロスト-1-エン-3-オンの17β-(2-ピリ
ジルチオ)カルボキシレートとt-ブチルアミンの反応を
包含する。フィナステライドの合成についてはさらに、
本明細書中参照として含まれるSynthetic Communicatio
ns, 30(17), p.2683-2690(1990)に記載されており、4-
アザ-5α-アンドロスト-1-エン-3-オンの17-アシルイミ
ダゾールとt-ブチルアミンの反応を包含する。
【0003】しかしながら、これらの両方の反応は、い
ずれも高価で且つ環境安全及び毒性問題を起こす複素環
芳香族アミンを使用しなければならない。これらの中間
体の両方は、17β-カルボン酸から製造する。
【0004】F.Bodroux[Bull. Soc. Chim. France 3
3, 831(1905);35,519(1906);1, 912(1907);Compt.
Rend. 138, 1427(1904);140, 1108(1905);142,401(19
06)]により記載のBodroux反応は、アミンのハロゲン化
マグネシウム塩とエステルとの反応を開示している。し
かしながら、反応が立体障害アミン(例えば、t-ブチル
アミン)と、立体障害エステル(例えば、)との反応に
適用し得るような示唆または教示はない。
【0005】当業界では、環境的に安全で非毒で、且つ
芳香族複素環アミンを使用しないフィナステライドの合
成方法が望まれている。出発化合物は、上記複素環の中
間体を製造する際に工程を一段省略できる17-βエステ
ル()であるのが好ましい。
【0006】
【発明の概要】本発明により、フィナステライド
【0007】
【化7】
【0008】[式中、Rは、未置換または1個以上のフ
ェニルで置換されているC1〜C10の直鎖、分枝または
環状アルキルである]の製造法であって、 (1)不活性雰囲気下、不活性有機溶媒中、エステル
ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシウムと、ハロゲン
化t-ブチルアミノマグネシウム対エステルのモル比を
少なくとも約2:1で接触させ; (2)反応混合物を少なくとも10℃に保持し;次いで (3)生成物フィナステライドを回収する段階を含む該
化合物の製造法を提供する。
【0009】本発明により、フィナステライドの合成に
有用な中間化合物を提供する。さらに、フィナステライ
ドの特定の多形相の結晶形並びに多形相自体の分離及び
結晶化を含む合成法も提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、フィナステ
ライド()を良好な収率で製造するために、4-アザ-5α
-アンドロスト-1-エン-3-オン()の17β-カルボアルコ
キシエステルを、ハロゲン化脂肪族/芳香族マグネシウ
ム試薬、例えば臭化エチルマグネシウムと一緒にt-ブ
チルアミンと、ハロゲン化マグネシウム試薬とt-ブチ
ルアミンをエステル()に対して少なくとも約2:1の
モル比で反応させ得ることを知見した。ハロゲン化脂肪
族/芳香族マグネシウムとt-ブチルアミンとの反応によ
り、ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシウムが生成す
る。ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシウム1モル
を、エステルA-環ラクタムの脱プロトン化に使用し、
これによりステロイドを可溶化させ、もう1モルはアミ
ド化反応に必要で、さらにもう1モルは、新しく形成し
たアミドの脱プロトン化に使用し得る。あるいは、エス
テル()は別個にグリニヤール試薬で脱プロトン化し、
次いでハロゲン化t-ブチルアミノマグネシウム2モル
と反応させてアミド化工程を受け得る。
【0011】または、ハロゲン化t-ブチルアミノマグ
ネシウムを同一若しくは別個の容器内で周囲温度でまず
前形成し、次いで4-アザ-ステロイドエステル()と、
ハロゲン化試薬:エステルのモル比を少なくとも3:1
で接触させ、続いて好ましくは、例えば約100℃に加熱
し得る。あるいは、ハロゲン化t-ブチルアミノマグネ
シウムを同一または別個の容器内でエステルに対する
モル比2:1で形成し、次いで脱プロトン化して可溶化
するために、予め同一または別のグリニヤール試薬と接
触させたエステルと1:1のモル比で接触させ得る。
【0012】本発明の特別な一態様に於いて、フィナス
テライドの製造法は、:
【0013】
【化8】
【0014】(1)エステルとハロゲン化脂肪族/芳香族
マグネシウムを反応させて所望でない対応するケトン及
びアルコール生成物を形成させずに、容器内で4-アザ-
ステロイドエステルと、t-ブチルアミン及びハロゲ
ン化脂肪族/芳香族マグネシウムを、エステルに対して
少なくとも3:1のモル比で不活性雰囲気下、不活性有
機溶媒中、温度−20℃〜10℃で、反応混合物を撹拌しな
がら接触させてハロゲン化t-ブチルマグネシウムをin
situ製造し、(2)反応混合物を15℃〜100℃に加熱し、
ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシウムとエステルを
反応させ;次いで(3)前記生成物フィナステライド
(但し、t-Buは第3級ブチルを示す)を回収する段階を
含む。
【0015】4-アザ-ステロイドの中間体ハロゲン化
マグネシウムは、以下の式:
【0016】
【化9】
【0017】[式中、Rは、未置換または1個以上のフ
ェニルで置換されたC1〜C10の直鎖、分枝または環状
アルキルである]を有する。
【0018】出発物質のエステル及びその合成法は、
米国特許第4,760,071号に記載されている。化合物
製造するのに使用する化合物は、1,2-位で飽和している
公知のステロイドエステルであり、これを脱水素化剤
(例えば、無水ベンゼンセレン酸)と一緒に還流クロロベ
ンゼン中で脱水素化されている。
【0019】出発物質のエステルは、式中、Rが、アル
キル鎖が場合により1個以上のフェニルで置換されてい
るC1〜C10の直鎖、分枝または環状アルキルである化
合物である。エステル部分としては、例えばメチル(M
e)、エチル(Et)、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、イソ-プ
ロピル(i-Pr)、イソ-ブチル(i-Bu)、t-ブチル(t-Bu)、
sec-ブチル(s-Bu)、イソ-ペンチル、シクロヘキシルな
ど及びベンジル、-CH2CH2-フェニル、-CH2CH2CH2-フェ
ニルなどが挙げられる。特にRは、未置換またはフェニ
ルで一置換されている直鎖アルキル、より好ましくはメ
チルである。長鎖アルキル基も同様に使用し得るが、使
用する必要はない。
【0020】t-ブチルアミン及びハロゲン化脂肪族/芳
香族マグネシウムは、()を確実に且つ完全に()に転
換し、不純物を最小とするために、エステル()に対し
て少なくとも3:1のモル比、好ましくは3.5:1〜5.
5:1で各々使用し、エステル()に対するハロゲン化
t-ブチルアミノマグネシウムのモル比を3:1とす
る。反応は、ハロゲン化脂肪族/芳香族マグネシウムと
t-ブチルアミンとの間の反応により形成したハロゲン
化t-ブチルアミノマグネシウム3モルと、エステル
()1モルとの反応として形式的にみなし得る。あるい
は、反応は、ハロゲン化t-ブチルマグネシウム2モル
がエステル()のハロゲン化マグネシウム塩1モルと反
応するものと考えても良い。
【0021】ハロゲン化脂肪族/芳香族マグネシウム
は、慣用のものであり、且つ(1)脂肪族/芳香族部分
は、C1〜C18の直鎖、分枝または環状アルキルであ
り、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、n-ブチル、sec-ブチル、t-ブチル、ヘキシル、シ
クロヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデ
シル、オクタデシル、ベンジル、アリル、ビニル、エチ
ニルなど;及び(2)芳香族部分は、フェニルであるか、
または置換基がC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
シ、例えばメチル、メトキシ、フルオロを含み得る、
一、二若しくは三置換フェニルから選択され得る。ハロ
ゲン化物は、塩化物、臭化物、フッ素化物またはヨウ化
物であり、特に臭化物または塩化物であり、臭化物が最
も好ましい。臭化エチルマグネシウムが好ましい。「ハ
ロゲン化脂肪族/芳香族マグネシウム」という用語は、
ハロゲン化脂肪族マグネシウム及びハロゲン化芳香族マ
グネシウムを包含する。
【0022】使用する不活性溶媒は、慣用のグリニヤー
ル溶媒であり、ジエチル-エーテル、ジ-t-ブチルエー
テル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどを含むC4〜C8の直鎖または環状エーテルであ
ってもよい。溶媒は、通常、不活性雰囲気(例えば、乾
燥窒素)下、撹拌下で実施する反応条件下で無水でなけ
ればならない。
【0023】反応は、(1)ハロゲン化t-ブチルアミノ
マグネシウムを形成するためのt-ブチルアミンとハロ
ゲン化脂肪族/芳香族マグネシウムとの反応;及び(2)
エステルのハロゲン化マグネシウム塩を形成するため
の、エステルとハロゲン化t-ブチルアミノマグネシ
ウム(またはグリニヤール試薬)との反応の間、最初、生
成物が形成するのに十分な温度で実施し、例えば、約−
40℃〜40℃、特に低い温度、例えば約−20℃〜10℃で実
施し得る。
【0024】続いて、反応混合物を撹拌し、アミド化を
進行させるのに十分な温度に保持する。反応は通常、例
えば、約10℃〜室温に温め、さらに約100℃または溶媒
の沸点まで加熱し得る。通常、加熱時間は、2〜12時間
である。
【0025】あるいは、ハロゲン化t-ブチルアミノマ
グネシウムは、例えば周囲温度で前形成し、次いで周囲
温度で4-アザ-エステルステロイド()と反応させ得
る。
【0026】粗なフィナステライドの後処理は慣用であ
り、本方法を実施するために使用する装置も同様であ
る。通常、シリカゲル上のクロマトグラフィー及び/ま
たは好適な溶媒(例えば、塩化メチレン/酢酸エチルまた
は酢酸/水)からの結晶化により、フィナステライドを精
製し得る。
【0027】エステル、t-ブチルアミン及びハロゲン
化脂肪族/芳香族マグネシウムの添加順は、良い結果が
得られるのであれば、所望により変更及び逆転し得る。
特に、t-ブチルアミンは、エステルと接触前に、ハ
ロゲン化t-ブチルアミノマグネシウムを前形成させる
ためにハロゲン化脂肪族/芳香族マグネシウムと最初に
反応させ得る。
【0028】
【実施例】以下の実施例は、本明細書中に請求された方
法を説明するものであり、記載の本発明の範囲及び趣旨
を変更または限定しない。
【0029】実施例1
【0030】
【化10】
【0031】オーバーヘッドスターラー、窒素注入口及
び還流コンデンサーを備えたフラスコに、乾燥THF(840m
l)及び△1-メチルエステル(1)(20.0g)を入れた。得ら
れたスラリーを−5℃〜−10℃に冷却し、t-ブチルア
ミン(27.6mL)を添加した。THF中の臭化エチルマグネシ
ウム溶液(122mL,2M)を、反応混合物の温度を10℃以下
に保持しながら添加した。反応を還流下12時間加熱し、
水中の25%塩化アンモニウムの冷(10℃)溶液に添加し
た。混合物を25℃に温め、沈降させた。THF溶液を分離
し、常圧蒸留して200mLに濃縮し、希塩酸水溶液を約600
mL添加して生成物を結晶化させた。得られた白色固体を
濾別し、真空下70℃で乾燥させると、フィナステライド
(21.7g,収率97%)が得られた。生成物フィナステライド
を慣用方法、例えば塩化メチレン/酢酸エチルまたは酢
酸/水から再結晶させて精製した。融点261℃。
【0032】実施例2 オーバーヘッドスターラー、窒素注入口及び還流コンデ
ンサーを備えたフラスコに、乾燥THF(516mL)及びt-ブ
チルアミン(27.6mL)を添加した。溶液を10℃に冷却し、
THF中の1M 臭化エチルマグネシウム(244mL)を反応温度
を30℃以下に保持しながら添加した。乾燥THF(100mL)中
の△1-メチルエステル(10.0g)を含むスラリーを添加
した。反応混合物を還流下4〜6時間加熱し、水中の25
%塩化アンモニウムの冷(10℃)溶液に添加した。混合物
を25℃に温め、沈降させた。THF溶液を分離し、常圧蒸
留で200mLまで濃縮し、生成物を希塩酸(200mL)を添加し
て結晶化させた。得られた白色固体を濾別し、真空下70
℃で乾燥すると、フィナステライド(21.6g,収率97%)
が得られた。
【0033】多形(polymorphism)とは、同一化学物質が
異なる結晶構造で存在し得る能力として定義し得る。異
なる構造は、多形相(polymorphs)、多形変形(polymorph
ic modification)または多形相(polymorphic form)と呼
称される。フィナステライドは、少なくとも2種類の多
形相の非溶媒和形、多形相I及び多形相IIで存在するこ
とがここに知見され、その各々は、結晶化条件を注意深
く制御することにより形成し得る。
【0034】多形相Iは、 (1)混合物中の水と有機溶媒の量が、フィナステライド
がその非溶媒和形(多形相I)の溶解度を超え、次いでフ
ィナステライドの非溶媒和形が混合物中のフィナステラ
イドの他のどの形よりも溶解しにくくなるのに十分であ
るようにして、有機溶媒と水0%以上中でフィナステラ
イドの混合物から結晶化させ; (2)得られた固相を回収し;次いで (3)固相から溶媒を除去することにより製造し得る。
【0035】この方法で有用な有機溶媒としては、フィ
ナステライドが溶解し得る任意の溶媒を包含する。有機
溶媒の数例としては、テトラヒドロフラン(THF)、有機
酸、酢酸エチル(EtOAc)、トルエン、イソ-プロピルアセ
テートなどが挙げられる。さらに、有機溶媒は、水と混
和し得るものとして当業界で公知のものを使用し得る。
本明細書中で使用する「水と混和し得る」溶媒とは、当
該多形相を結晶化するのに十分な条件下で水と二相系を
形成しない溶媒を包含する。例えば、水と混和し得る溶
媒としては、THF及び有機酸(例えば、ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸など)が挙げられるがこれに限定されない。
また、有機溶媒は、水と混和しないものとして当業界で
公知のものであってもよい。本明細書中で使用する「水
と混和しない」溶媒とは、当該多形相が結晶化するのに
十分な条件下で水と二相系を形成する溶媒を包含する。
水と混和しない溶媒としては、例えば、トルエン、酢酸
エチル、イソ-プロピルアセテートなどが挙げられるが
これに限定されない。
【0036】水と混和し得る溶媒を上記の方法で使用す
る場合、フィナステライドの多形相Iは、比較的湿潤な
溶媒混合物を使用して製造し得る。例えば、氷酢酸を使
用する場合、多形相Iを得るために約25℃の周囲温度で
水約83%以上を使用し得る。
【0037】通常水と混和しないと考えられる有機溶
媒、例えばトルエン、酢酸エチル、イソ-プロピルアセ
テートなどを使用する場合、多形相Iを製造するための
上記方法は比較的乾燥した溶媒中で実施する。例えば、
各々約25℃の周囲温度で、フィナステライドの多形相I
を酢酸エチル/水混合物から製造するためには、使用す
る水の量は最高約3.5mg/mlであり、イソ-プロピルアセ
テート/水混合物から製造するには、使用する水の量は
最高約1.6mg/mlである。
【0038】上記方法の結晶化の例は、周囲温度で実施
する。当業者には公知のごとく、任意の所与の有機溶媒
混合物中で多形相Iを生成するのに必要な水の量は、温
度の変化により溶質の溶解度が変化するため、温度によ
って変動する。例えば、多形相Iを生成するためにイソ
-プロピルアセテートを使用する場合、以下の量の水を
表示温度で存在させ得る。
【0039】温度 水の量 1.4℃ 0.8mg/ml以下 6 ℃ 0.9mg/ml以下 12 ℃ 1.0mg/ml以下 18 ℃ 1.3mg/ml以下 多形相Iは、多形相IIを完全に多形相Iに転換させるの
に十分な時間、水または有機溶媒中、少なくとも約25℃
でフィナステライドの多形相IIを加熱し、次いで得られ
た固相を、例えば濾過によって回収することによっても
製造し得る。
【0040】多形相IIは、 (1)混合物中の有機溶媒と水の量が、フィナステライド
がその溶媒和形の溶解度を超え、次いでフィナステライ
ドの溶媒和形が混合物中のフィナステライドの他のどの
形よりも溶解しくくなるようにして、有機溶媒と水中で
フィナステライドの混合物から結晶化し; (2)得られた固相を回収し;次いで (3)固相から溶媒を回収するすることにより製造し得
る。
【0041】この方法で有用な有機溶媒は、前記の通り
であるが、同様に、水と混和性及び水と非混和性溶媒を
包含する。しかしながら、水と混和性溶媒から多形相II
を製造する場合、溶媒混合物中で使用する水の重量%
は、同じ水と混和性溶媒から多形相Iを製造するのに使
用した量よりも少ない。例えば、氷酢酸/水混合物中か
らフィナステライドの多形相IIを製造する場合には、溶
媒混合物中の水の重量%は、約25℃の周囲温度で約83%未
満である。
【0042】さらに、水と非混和性の溶媒(例えば、酢
酸エチルまたはイソプロピルアセテート)を多形相IIの
製造に使用する場合、溶媒混合物中で使用する水の量
は、同一有機溶媒から多形相Iを製造するのに使用する
よりも多い。例えば、各々約25℃の周囲温度で、酢酸
エチル/水混合物からフィナステライドの多形相IIを
製造する場合には、使用する水量は約3.5mg/ml以上であ
り、イソプロピルアセテート/水混合物から製造する場
合、使用する水量は約1.6mg/ml以上である。上記の如
く、当業者は、温度変化が任意の所与の溶媒混合物から
多形相IIを製造するのに必要な水量に影響し得ることを
熟知している。
【0043】多形相IIは、多形相IからIIに完全に転換
するのに十分な時間、少なくとも約150℃で、例えば少
なくとも1時間、フィナステライドの多形相Iを加熱
し、次いで得られた固相を回収することによっても製造
し得る。
【0044】以下の実施例は、フィナステライド(Pros
car:登録商標,MK906)の多形相I及びIIを得るための
方法及びその物性値を説明する。以下の実施例は、本発
明の化合物の製造法の詳細を記載する。本実施例は、本
発明の範囲を限定するものではなく、そのように解釈さ
れるべきではない。
【0045】実施例3 フィナステライド多形相Iは、氷酢酸にフィナステライ
ドを溶解させ(約100mg/ml)、次いで水の重量%が84%以
上になるまで撹拌しながら水を添加することにより製造
し得る。得られた固相を濾過して収集し、真空下、約50
℃で乾燥する。得られた多形相Iは、閉鎖カップ中、20
℃/分で加熱時に、約11ジュール/gmの会合熱を伴う外挿
した開始温度約223℃とピーク温度約232℃の弱い吸熱及
び、約89ジュール/gmの会合熱を伴う外挿した開始温度
約258℃とピーク温度約261℃の主な融解吸熱とを示す、
示差走査熱量計(DSC)曲線により特徴付けられる。X
線粉末回折パターンは、d-間隔6.44、5.69、5.36、4.8
9、4.55、4.31、3.85、3.59及び3.14により特徴付けら
れる。FT-IRスペクトル(KBr中)から、3431、3237、169
2、1666、1602及び688cm-1に帯が知見された。水及びシ
クロヘキサン中の溶解度は、25℃で各々0.05+0.02及び
0.27+0.05mg/gmであった。
【0046】さらに、フィナステライドの多形相Iは、
周囲温度(〜25℃)で乾燥酢酸エチル及びイソプロピルア
セテート(H2O<1mg/ml)から再結晶することにより製造
し得る。単離した固体を約50℃で真空下乾燥した。この
固体は、上記と同じ物性値を有した。
【0047】さらに、多形相Iは、周囲温度で乾燥トル
エン中、多形相IIを一晩撹拌し、次いで得られた固相を
回収することにより製造した。多形相Iは、周囲温度で
乾燥アセトニトリル中、多形相IIを一晩撹拌し、次いで
得られた固相を回収することによっても製造できる。
【0048】実施例4 フィナステライドの多形相IIは、氷酢酸中にフィナステ
ライドを溶解させ(約100mg/ml)、次いで水の重量%が約7
5%に等しいが、80%を超えなくなるまで撹拌しながら水
を添加することにより製造し得る。得られた固相を濾過
により収集し、約100℃で真空下乾燥した。得られた多
形相IIを、閉鎖カップ中、20℃/分で加熱時、約89ジュ
ール/gmの会合熱を伴う外挿した開始温度約258℃及びピ
ーク温度約261℃の単一の融解吸熱を示すDSC曲線により
特徴付けた。X線粉末回折パターンは、d間隔14.09、1
0.36、7.92、7.18、6.40、5.93、5.66、5.31、4.68、3.
90、3.60及び3.25により特徴付けられる。FT-IRスペク
トル(KBr中)から、3441、3215、1678、1654、1597、147
6及び752cm-1に帯を示した。25℃に於ける水及びシクロ
ヘキサン中の溶解度は、各々0.16+0.02及び0.42+0.05
mg/gmである。
【0049】さらに、フィナステライドの多形相IIは、
各々周囲温度(〜25℃)で水約3.5〜30mg/mlを含む酢酸エ
チルから、または水約1.6〜15mg/mlを含むイソプロピル
アセテートから再結晶することにより製造し得る。単離
した固体を約80℃で真空下乾燥した。この固体は、上記
と同一物性値を有していた。
【0050】多形相IIは、多形相Iを約150℃に加熱
し、約1時間保持し、次いで室温に冷却することによっ
ても製造し得る。この方法で製造した多形相IIは、上記
と同一物性値を有していた。
フロントページの続き (72)発明者 ジエイムズ・エイ・マコーリー アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 08502、ベル・ミード、リバー・ビユー・ テラス・54 (72)発明者 リチヤード・ジエイ・バーソローナ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07076、スコツチ・プレインズ、インバー ネス・ドライブ・1973

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィナステライド: 【化1】 [式中、Rは、未置換または1個以上のフェニルで置換
    されているC1〜C10の直鎖、分枝または環状アルキル
    である]の製造法であって、 (1)不活性雰囲気下、不活性有機溶媒中、エステル
    ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシウムと、ハロゲン
    化t-ブチルアミノマグネシウム対エステルのモル比を
    少なくとも約2:1で接触させ; (2)反応混合物を少なくとも10℃に保持し;次いで (3)生成物フィナステライドを回収する段階を含む該
    方法。
  2. 【請求項2】 エステルと接触させる前にハロゲン化
    t-ブチルアミノマグネシウムを形成するために、不活
    性有機溶媒中、t-ブチルアミンとハロゲン化脂肪族ま
    たは芳香族マグネシウムを反応させる段階をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシウ
    ムとの接触前にエステルのハロゲン化マグネシウム塩
    を形成するために、不活性溶媒中、−20〜30℃でエステ
    とハロゲン化脂肪族または芳香族マグネシウムと反
    応させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 ハロゲン化物が臭化物及び塩化物から選
    択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ハロゲン化脂肪族/芳香族マグネシウム
    が、C1〜C18の直鎖、分枝または環状アルキル、ベン
    ジル、アリル、ビニルまたはエチニル基であり、アリー
    ル基はフェニルまたは、1〜3個のC1〜C4アルキル、
    1〜C4アルコキシ若しくはフルオロで置換されている
    フェニルを含むことを特徴とする請求項2に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化脂肪族/芳香族マグネシウム
    が臭化アルキルマグネシウムまたは臭化シクロアルキル
    マグネシウムから選択されることを特徴とする請求項5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 不活性溶媒がC4〜C8の直鎖または環状
    エーテルであることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 不活性有機溶媒が、ジエチルエーテル、
    ジ-n-ブチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒド
    ロフラン及びジオキサンから選択されることを特徴とす
    る請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 Rがメチル、エチル、プロピル及びブチ
    ルから選択されることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 Rがメチルであることを特徴とする請
    求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシ
    ウム対エステルのモル比が約3.5:1〜5.5:1である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシ
    ウム対エステルのモル比が約4:1〜5:1であるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 式: 【化2】 [式中、Rは、未置換または1個以上のフェニルで置換
    されているC1〜C10の直鎖、分枝または環状アルキル
    である]の化合物。
  14. 【請求項14】 ハロゲン化物が臭化物及び塩化物から
    選択されることを特徴とする請求項13に記載の化合
    物。
  15. 【請求項15】 ハロゲン化t-ブチルアミノマグネシ
    ウム化合物。
  16. 【請求項16】 ハロゲン化物が臭化物及び塩化物から
    選択されることを特徴とする請求項15に記載の化合
    物。
  17. 【請求項17】 構造: 【化3】 の17β-(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンド
    ロスト-1-エン-3-オンであって、 (1)混合物中の有機溶媒と水の量が、フィナステライド
    がその非溶媒和形の溶解度を超え、次いでフィナステラ
    イドの非溶媒和形が混合物中のフィナステライドの他の
    どの形よりも溶解しにくくなるのに十分であるようにし
    て、不活性溶媒と0%以上の水中でフィナステライドの
    混合物から結晶化させ; (2)得られた固相を回収し;次いで (3)固相から溶媒を除去することにより製造した多形相
    Iで存在する該化合物。
  18. 【請求項18】 有機溶媒が氷酢酸であり、溶媒混合物
    中の水の重量%が少なくとも約83%であることを特徴とす
    る請求項17に記載の方法による生成物。
  19. 【請求項19】 有機溶媒が酢酸エチルであり、溶媒混
    合物中の水の量が最高約3.5mg/mlであることを特徴とす
    る請求項17に記載の方法による生成物。
  20. 【請求項20】 有機溶媒がイソプロピルアセテートで
    あり、溶媒混合物中の水の量が最高約1.6mg/mlであるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の方法による生成物。
  21. 【請求項21】 構造: 【化4】 の17β-(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンド
    ロスト-1-エン-3-オンであって、有機溶媒または水中の
    フィナステライドの多形相IIを少なくとも温度約25℃に
    加熱し、次いで得られた固相を回収する方法により製造
    した、多形相Iで存在する該化合物。
  22. 【請求項22】 溶媒が水、トルエン及びアセトニトリ
    ルから選択されることを特徴とする請求項21に記載の
    生成物。
  23. 【請求項23】 構造: 【化5】 の17β-(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンド
    ロスト-1-エン-3-オンであって、 (1)混合物中の有機溶媒と水の量が、フィナステライド
    がその溶媒和形の溶解度を超え、次いでフィナステライ
    ドの溶媒和形が混合物中のフィナステライドの他のどの
    形よりも溶解しにくくなるのに十分であるようにして、
    有機溶媒と水中でフィナステライドの混合物から結晶化
    させ; (2)得られた固相を回収し;次いで (3)固相から溶媒を除去することにより製造した多形相
    IIで存在する該化合物。
  24. 【請求項24】 有機溶媒が氷酢酸であり、溶媒混合物
    中の水の重量%が約83%未満であることを特徴とする請求
    項23に記載の方法による生成物。
  25. 【請求項25】 有機溶媒が酢酸エチルであり、溶媒混
    合物中の水の量が約3.5mg/ml以上であることを特徴とす
    る請求項23の方法による生成物。
  26. 【請求項26】 有機溶媒がイソプロピルアセテートで
    あり、溶媒混合物中の水の量が約1.6mg/ml以上であるこ
    とを特徴とする請求項23に記載の方法による生成物。
  27. 【請求項27】 構造: 【化6】 の17β-(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンド
    ロスト-1-エン-3-オンであって、フィナステライドの多
    形相Iを少なくとも150℃に加熱する方法により製造し
    た、多形相IIで存在する該化合物。
  28. 【請求項28】 粉末X線回折スペクトル間隔d6.44、
    5.69、5.36、4.89、4.55、4.31、3.85、3.59及び3.14か
    ら得られた特徴的な吸収帯;約11ジュール/gmの会合熱
    を伴う、外挿した開始温度約223℃とピーク温度約232℃
    の弱い吸熱及び、約89ジュール/gmの会合熱を伴う、外
    挿した開始温度約258℃とピーク温度約261℃の主な融解
    吸熱を示す、加熱速度20℃/分の示差走査熱量計曲線;3
    431、3237、1692、1666、1602及び688cm-1に帯を示すFT
    -IR(KBr中)スペクトル;及び25℃に於ける水及びシクロ
    ヘキサン中の溶解度が各々0.05+0.02及び0.27+0.05mg
    /gmであることを特徴とする多形相Iの17β-(N-t-ブチ
    ルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンドロスト-1-エン-3-
    オン。
  29. 【請求項29】 粉末X線回折スペクトル間隔d14.0
    9、10.36、7.92、7.18、6.40、5.93、5.66、5.31、4.6
    8、3.90、3.60及び3.25から得られた特徴的な吸収帯;
    約89ジュール/gmの会合熱を伴う、外挿した開始温度約2
    58℃とピーク温度約261℃の単一融解吸熱を示す、加熱
    速度20℃/分の示差走査熱量計曲線;3441、3215、167
    8、1654、1597、1476及び752cm-1に帯を示すFT-IR(KBr
    中)スペクトル;及び25℃に於ける水及びシクロヘキサ
    ン中の溶解度が各々0.16+0.02及び0.42+0.05mg/gmで
    あることを特徴とする多形相IIの17β-(N-t-ブチルカル
    バモイル)-4-アザ-5α-アンドロスト-1-エン-3-オン。
  30. 【請求項30】 (1)混合物中の有機溶媒と水の量が、
    フィナステライドがその非溶媒和形の溶解度を超え、次
    いでフィナステライドの非溶媒和形が混合物中のフィナ
    ステライドの他のどの形よりも溶解しくくなるのに十分
    であるようにして、有機溶媒と水0重量%以上中でフィ
    ナステライドの混合物から結晶化させ; (2)得られた固相を回収し;次いで (3)固相から溶媒を除去する段階を含む、実質的に純粋
    形の多形相Iの17β-(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ
    -5α-アンドロスト-1-エン-3-オンの製造法。
  31. 【請求項31】 有機溶媒が氷酢酸であり、溶媒混合物
    中の水の重量%は少なくとも約83%であることを特徴とす
    る請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 有機溶媒が酢酸エチルであり、溶媒混
    合物中の水の量が最高約3.5mg/mlであることを特徴とす
    る請求項30に記載の方法。
  33. 【請求項33】 有機溶媒がイソプロピルアセテートで
    あり、溶媒混合物中の水の量は最高約1.6mg/mlであるこ
    とを特徴とする請求項30に記載の方法。
  34. 【請求項34】 フィナステライドの多形相IIを水また
    は有機溶媒中、少なくとも約25℃に加熱し、次いで得ら
    れた固相を回収することを含む、実質的に純粋形の17β
    -(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンドロスト-
    1-エン-3-オンの多形相Iの製造方法。
  35. 【請求項35】 実質的に純粋形の多形相IIの17β-(N-
    t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンドロスト-1-エ
    ン-3-オンの製造法であって、 (1)混合物中の有機溶媒と水の量が、フィナステライド
    がその溶媒和形の溶解度を超え、次いでフィナステライ
    ドの溶媒和形が混合物中のフィナステライドの他のどの
    形よりも溶解しにくくなるのに十分であるようにして、
    有機溶媒と水中でフィナステライドの混合物から結晶化
    させ; (2)得られた固相を回収し;次いで (3)固相から溶媒を除去する段階を含む該方法。
  36. 【請求項36】 有機溶媒が氷酢酸であり、溶媒混合物
    中の水の重量%が約83%未満であることを特徴とする請求
    項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 有機溶媒が酢酸エチルであり、溶媒混
    合物中の水の量が約3.5mg/ml以上であることを特徴とす
    る請求項35に記載の方法。
  38. 【請求項38】 有機溶媒がイソプロピルアセテートで
    あり、溶媒混合物中の水の量が約1.6mg/ml以上であるこ
    とを特徴とする請求項35に記載の方法。
  39. 【請求項39】 フィナステライドの多形相Iを少なく
    とも約150℃に加熱することを含む、実質的に純粋形の1
    7β-(N-t-ブチルカルバモイル)-4-アザ-5α-アンドロス
    ト-1-エン-3-オンの多形相IIの製造法。
JP5289536A 1992-11-19 1993-11-18 新規フィナステライド製造方法 Expired - Fee Related JPH07110875B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US97853592A 1992-11-19 1992-11-19
US978535 1992-11-19
US08/010,734 US5468860A (en) 1992-11-19 1993-01-29 New finasteride processes
US010734 1993-01-29

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8259373A Division JP2742409B2 (ja) 1992-11-19 1996-09-30 多形相iのフィナステライド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06199889A true JPH06199889A (ja) 1994-07-19
JPH07110875B2 JPH07110875B2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=26681536

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5289536A Expired - Fee Related JPH07110875B2 (ja) 1992-11-19 1993-11-18 新規フィナステライド製造方法
JP8259373A Expired - Lifetime JP2742409B2 (ja) 1992-11-19 1996-09-30 多形相iのフィナステライド

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8259373A Expired - Lifetime JP2742409B2 (ja) 1992-11-19 1996-09-30 多形相iのフィナステライド

Country Status (33)

Country Link
US (3) US5468860A (ja)
EP (3) EP0655458B1 (ja)
JP (2) JPH07110875B2 (ja)
CN (1) CN1058018C (ja)
AT (2) ATE177112T1 (ja)
AU (1) AU658774B2 (ja)
BG (2) BG62362B1 (ja)
CA (1) CA2103107C (ja)
CY (1) CY2135B1 (ja)
CZ (3) CZ301191B6 (ja)
DE (4) DE69317856T2 (ja)
DK (2) DK0599376T4 (ja)
DZ (1) DZ1733A1 (ja)
ES (2) ES2052476T5 (ja)
FI (4) FI107450B (ja)
GR (4) GR940300045T1 (ja)
HK (1) HK1008338A1 (ja)
HR (2) HRP931410B1 (ja)
HU (2) HU216195B (ja)
IL (1) IL107574A (ja)
IS (2) IS1692B (ja)
LV (2) LV12212B (ja)
MX (1) MX9307222A (ja)
MY (2) MY110411A (ja)
NO (3) NO305912B1 (ja)
PH (1) PH31120A (ja)
RO (2) RO115164B1 (ja)
RU (1) RU2120445C1 (ja)
SI (1) SI9300603B (ja)
SK (2) SK281765B6 (ja)
TW (1) TW257766B (ja)
UA (1) UA41341C2 (ja)
WO (1) WO1994011387A2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5468860A (en) * 1992-11-19 1995-11-21 Merck & Co., Inc. New finasteride processes
IT1270660B (it) * 1994-10-13 1997-05-07 Poli Ind Chimica Spa Procedimento microbiologico per la preparazione di 3-oxo-4-azasteroidi-17beta-carbossi sostituiti e uso dei prodotti come inibitori dell'enzima 5alfa-riduttasi
US5670643A (en) * 1995-03-16 1997-09-23 Glaxo Wellcome Inc. Method for preparing finasteride
US5585383A (en) * 1995-05-03 1996-12-17 Merck & Co., Inc. Process for crystallizing a 4-azasteroid 5alpha-reductase inhibitor
AU707324B2 (en) * 1995-09-15 1999-07-08 Merck & Co., Inc. 4-azasteroids for treatment of hyperandrogenic conditions
GB2338234B (en) * 1998-06-10 2000-05-03 Torcan Chemical Ltd Preparation of finasteride
ES2153789B1 (es) * 1999-07-05 2001-10-16 Raga Consultores S L Procedimiento para la obtencion de 178-(n-terc-butlcarbamoil)-3-ona-4-aza-esteroides
CN1379784A (zh) * 1999-11-01 2002-11-13 多坎化学有限公司 与ⅰ族或ⅱ族金属盐络合制造多晶型ⅰ型和ⅱ型非那甾胺
MXPA03002031A (es) * 2000-09-07 2004-12-13 Reddys Lab Ltd Dr Forma polimorfica novedosa de 17-beta-(n-tercbutil carbamoil)-4-aza-5-alfa-androst-1-en-3-ona y proceso para preparar la misma.
JP2004508380A (ja) * 2000-09-07 2004-03-18 ドクター・レディーズ・ラボラトリーズ・リミテッド 17−β−(N−ter−ブチルカルバモイル)−4−アザ−5−α−アンドロスト−1−エン−3−オンの新規の多形体及びその調製方法
CZ2003679A3 (cs) * 2000-09-07 2004-02-18 Dr. Reddy´S Laboratories Ltd. Nová polymorfní forma 17beta-(N-terc-butylkarbamoyl)-4-aza-5alfa-androst-1-en-3-on a způsob její přípravy
KR100415858B1 (ko) * 2001-09-22 2004-01-24 한미약품 주식회사 17베타-(엔-3차-부틸카바모일)-3-온 스테로이드 화합물의제조방법
CN100428897C (zh) * 2002-08-16 2008-10-29 浙江寿峰堂生物工程有限公司 抗疲劳改善亚健康的保健食品及其制备方法
ES2206065B1 (es) * 2002-10-31 2005-08-16 Ragactives, S.L. Procedimiento para la obtencion de la forma polimorfica i de finasterida.
WO2004083230A1 (en) * 2003-03-19 2004-09-30 Hetero Drugs Limited Novel crystalline forms of finasteride
DE602004016170D1 (de) * 2003-07-03 2008-10-09 Cipla Ltd Verfahren zur herstellung von finasterid form i
US20050136015A1 (en) * 2003-12-17 2005-06-23 McKie Derrick B. Topical use of halosalicylic acid derivatives
US20070167477A1 (en) * 2006-01-13 2007-07-19 Mandava Venkata Naga Brahmeswa Processes to prepare finasteride polymorphs
US7531658B2 (en) * 2006-01-20 2009-05-12 Apotex Pharmachem Inc. Process for the preparation of 17-N-substituted-carbamoyl-4-aza-androst-1-en-3-ones
AU2006337161B2 (en) 2006-02-03 2012-06-07 Obagi Cosmeceuticals Llc Anti-aging treatment using copper and zinc compositions
US7897800B2 (en) 2006-02-03 2011-03-01 Jr Chem, Llc Chemical compositions and methods of making them
US7687650B2 (en) 2006-02-03 2010-03-30 Jr Chem, Llc Chemical compositions and methods of making them
US7867522B2 (en) 2006-09-28 2011-01-11 Jr Chem, Llc Method of wound/burn healing using copper-zinc compositions
US20090076058A1 (en) * 2007-09-17 2009-03-19 Protia, Llc Deuterium-enriched finasteride
US8273791B2 (en) 2008-01-04 2012-09-25 Jr Chem, Llc Compositions, kits and regimens for the treatment of skin, especially décolletage
ATE551604T1 (de) * 2008-05-05 2012-04-15 Abbott Gmbh & Co Kg Verfahren zur beurteilung der löslichkeit eines kristallinen stoffes in einem polymer
WO2010085753A1 (en) 2009-01-23 2010-07-29 Jr Chem, Llc Rosacea treatments and kits for performing them
US8952057B2 (en) 2011-01-11 2015-02-10 Jr Chem, Llc Compositions for anorectal use and methods for treating anorectal disorders

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4760071A (en) * 1984-02-27 1988-07-26 Merck & Co., Inc. 17β-N-monosubstituted carbamoyl-4-aza-5α-androst-1-en-3-ones which are active as testosterone 5α-reductase inhibitors
NZ211145A (en) 1984-02-27 1988-10-28 Merck & Co Inc 4-aza-5-alpha-androst-1-en-3-ones and pharmaceutical compositions
DE3888378T2 (de) * 1987-04-03 1994-09-29 Merck & Co Inc Behandlung von Prostatacarcinoma mit 17-beta-n-monosubstituierten-Carbamoyl-4-aza-5-alpha-Androst-1-en-3-onen.
NZ225100A (en) * 1987-06-29 1991-09-25 Merck & Co Inc Reaction of steroids (including 4-azasteroids) with a silylating agent in the presence of a quinone to introduce a delta' double bond and silylated intermediates
US5084574A (en) * 1988-04-18 1992-01-28 Merck & Co., Inc. Dehydrogenation process
US5237061A (en) * 1988-10-31 1993-08-17 Merck & Co., Inc. Methods of synthesizing benign prostatic hypertropic agents and their intermediates
US5021575A (en) * 1989-11-13 1991-06-04 Merck & Co., Inc. Method for introducing a 1,2 double bond into azasteroids
ES2078447T3 (es) * 1990-06-15 1995-12-16 Merck & Co Inc Un procedimiento de cristalizacion para mejorar la estructura y el tamaño de los cristales.
EP0462662A3 (en) * 1990-06-20 1992-08-19 Merck & Co. Inc. 17beta-n-monosubstituted adamantyl/norbornanyl carbamoyl-4-aza-5alpha-androst-1-en-3-ones and androstan-3-ones
US5120847A (en) 1990-08-27 1992-06-09 Merck & Co., Inc. Process for iodinating or brominating the α-methylenic carbon of a secondary amide
US5091534A (en) 1990-08-27 1992-02-25 Merck & Co., Inc. Trialkylsilyl trifluoromethanesulfonate mediated α-methylenic carbon functionalization of 4-AZA-5α-androstan-3-one steroids
CA2050824A1 (en) * 1990-09-24 1992-03-25 John M. Williams Process for making 3-oxo-4-aza-androst-1-ene 17-.beta.-ketones
US5061801A (en) * 1990-09-24 1991-10-29 Merck & Co., Inc. Intermediate for making 3-oxo-4-aza-androst-1-ene 17β-ketones
US5468860A (en) * 1992-11-19 1995-11-21 Merck & Co., Inc. New finasteride processes

Also Published As

Publication number Publication date
TW257766B (ja) 1995-09-21
NO992580L (no) 1995-05-19
CY2135B1 (en) 2002-05-21
FI107450B (fi) 2001-08-15
DZ1733A1 (fr) 2002-02-17
HU9303275D0 (en) 1994-03-28
GR940300045T1 (en) 1994-07-29
HU216195B (hu) 1999-05-28
FI20040559A (fi) 2004-04-21
GR3029554T3 (en) 1999-06-30
RU2120445C1 (ru) 1998-10-20
NO307888B1 (no) 2000-06-13
LV12212A (lv) 1999-01-20
EP0823436A3 (en) 1998-11-25
CN1058018C (zh) 2000-11-01
BG99637A (bg) 1996-04-30
CA2103107A1 (en) 1994-05-20
ES2072848T3 (es) 1999-05-01
AU5078793A (en) 1994-06-16
ATE177112T1 (de) 1999-03-15
CZ301160B6 (cs) 2009-11-18
HRP931410B1 (en) 2000-06-30
CZ287842B6 (en) 2001-02-14
SK286488B6 (sk) 2008-11-06
WO1994011387A3 (en) 1994-09-29
JPH07110875B2 (ja) 1995-11-29
BG64464B1 (bg) 2005-03-31
NO307888B3 (no) 2000-06-13
NO307609B1 (no) 2000-05-02
NO951986L (no) 1995-05-19
RO115164B1 (ro) 1999-11-30
GR3026577T3 (en) 1998-07-31
FI20010289A (fi) 2001-02-15
LV12212B (en) 1999-03-20
IS1671B (is) 1997-12-19
DE69317856T2 (de) 1998-11-05
SK65995A3 (en) 1995-10-11
WO1994011387A2 (en) 1994-05-26
ES2052476T3 (es) 1998-06-16
EP0655458A3 (en) 1996-07-10
NO990468L (no) 1995-05-19
EP0599376A2 (en) 1994-06-01
MY110411A (en) 1998-05-30
FI114215B (fi) 2004-09-15
US5886184A (en) 1999-03-23
DE69317856D1 (de) 1998-05-14
IL107574A (en) 2000-07-16
NO992580D0 (no) 1999-05-28
FI952422A0 (fi) 1995-05-18
ES2052476T5 (es) 2008-11-01
NO305912B1 (no) 1999-08-16
LV12460B (en) 2000-09-20
IL107574A0 (en) 1994-02-27
IS1692B (is) 1998-04-20
AU658774B2 (en) 1995-04-27
HRP20000295B1 (en) 2002-08-31
HK1008338A1 (en) 1999-05-07
HU210535A9 (en) 1995-04-28
ES2052476T1 (es) 1994-07-16
MX9307222A (es) 1994-07-29
LV12460A (lv) 2000-04-20
NO990468D0 (no) 1999-02-01
EP0599376B2 (en) 2008-04-16
FI114800B (fi) 2004-12-31
FI116941B (fi) 2006-04-13
SK281765B6 (sk) 2001-07-10
EP0599376B1 (en) 1998-04-08
JPH09235294A (ja) 1997-09-09
HRP931410A2 (en) 1996-06-30
CN1090583A (zh) 1994-08-10
EP0655458B1 (en) 1999-03-03
ATE164850T1 (de) 1998-04-15
SI9300603B (sl) 2004-06-30
CZ301191B6 (cs) 2009-12-02
HRP20000295A2 (en) 2000-08-31
HUT66973A (en) 1995-01-30
NO951986D0 (no) 1995-05-19
GR950300043T1 (en) 1995-07-31
CA2103107C (en) 2010-09-28
IS4094A (is) 1994-05-20
UA41341C2 (uk) 2001-09-17
US5468860A (en) 1995-11-21
FI952422A (fi) 1995-05-18
DE599376T1 (de) 1994-12-08
PH31120A (en) 1998-02-23
RU95112521A (ru) 1997-02-10
JP2742409B2 (ja) 1998-04-22
DK0655458T3 (da) 1999-09-27
RO115165B1 (ro) 1999-11-30
DE69323754T2 (de) 1999-10-07
EP0655458A2 (en) 1995-05-31
FI20010290A (fi) 2001-02-15
DE655458T1 (de) 1995-11-30
DE69323754D1 (de) 1999-04-08
BG103170A (en) 1999-09-30
IS4286A (is) 1994-05-20
SI9300603A (en) 1994-06-30
DK0599376T4 (da) 2008-07-28
US5652365A (en) 1997-07-29
ES2072848T1 (es) 1995-08-01
EP0823436A2 (en) 1998-02-11
MY110410A (en) 1998-05-30
BG62362B1 (bg) 1999-09-30
CZ126895A3 (en) 1995-12-13
EP0599376A3 (en) 1994-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2742409B2 (ja) 多形相iのフィナステライド
JP4303792B2 (ja) キノロン誘導体の製造方法
JPH0641478B2 (ja) 3−オキソ−4−アザ−アンドロスト−1−エン 17β−ケトンの新製造方法
IL125770A (en) A polymorphic form of finasteride and its production
US4259499A (en) Method for preparing 2-sulfochloride benzoates and the use of same in the preparation of saccharin
JP2003514809A (ja) ベンゾフラノンオキシムの製造方法
JP3332171B2 (ja) チエノ〔3,2−b〕ピリジン誘導体の製造方法
JPH0240655B2 (ja)
JP4166688B2 (ja) エリスロマイシン化合物の製法
US6906039B2 (en) Process for preparation of erythromycin compounds
JPH0681744B2 (ja) 2,4−ジオキシキノリン誘導体の製造方法
KR100359503B1 (ko) 방향족 프로피온산 유도체의 제조방법
SA94140530B1 (ar) عمليات لتصنيع فيناستيريد finasteride
JP2003246790A (ja) プレグナン誘導体の製造方法
JPH072836A (ja) N−チエニルアミノメチレン酢酸誘導体の製造方法
JPH06271546A (ja) イミダゾリジン誘導体の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees