JPH06105330B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH06105330B2
JPH06105330B2 JP63169213A JP16921388A JPH06105330B2 JP H06105330 B2 JPH06105330 B2 JP H06105330B2 JP 63169213 A JP63169213 A JP 63169213A JP 16921388 A JP16921388 A JP 16921388A JP H06105330 B2 JPH06105330 B2 JP H06105330B2
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敦之 宮崎
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、挿入部の先端部に、アダプタを着脱自在に装
着できる内視鏡装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体
腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処置具チャンネル
内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内視
鏡が広く利用されている。
また、電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を撮像手
段に用いた電子内視鏡も種々提案されている。
ところで、前記内視鏡では、挿入部の先端部に、各種の
光学アダプタを着脱自在に装着できるようにし、このア
ダプタによって画角や視野方向等を変更できるようにし
たものがある。このアダプタの1つに、直視型の内視鏡
の先端部に装着することによって側視を可能にする側視
アダプタがある。
ところが、像を1回だけ反射する反射部材を有する側視
アダプタを、直視型の電子内視鏡の先端部に装着する
と、表示装置に表示される被写体像が、上下だけまたは
左右だけ反転した像(裏像)が表示されてしまう。尚、
特開昭58-12638号公報には、側視アダプタ装着時には、
表示装置において正立像が得られるようになっていると
いう記載があるが、それ以上の具体的な記載はされてい
ない。一般的には、映像信号処理装置内に像を反転する
手段を設け、この手段に対して、映像信号処理装置に設
けられたスイッチによって像の反転を指示することが考
えられるが、この場合には、スイッチの切換が煩雑であ
ると共に、スイッチを切換えるのを忘れたり、誤って切
換えたりする虞がある。
尚、前記アダプタの種類によっては、表示画面における
マスクの形成あるいは変更や、絞りの変更等を行う必要
のあるものもあるが、このような場合も同様に、上述の
ような問題点がある。
また、特開昭53-43989号公報には、挿入部の先端に対し
て、固体撮像素子を内蔵した先端アダプタを交換可能に
接続できるようにした技術が開示されている。この従来
例によれば、先端アダプタの種類を判別せずとも、各ア
ダプタ毎に適正な画像が得られる可能性はあるが、先端
アダプタ内に、全ての対物光学系及び固体撮像素子が内
蔵されているため、先端アダプタが極めて高価になると
いう問題点がある。
また、前記先端アダプタと内視鏡先端部との接続は、螺
合等の方法によって行われているが、両者の螺合部が緩
んだ場合、操作者がこれに気が付かないと、先端アダプ
タが脱落してしまうことがあるという問題点がある。
これに対処するに、従来は、例えば実公昭61-21043号公
報や、本出願人が先に提出した特願昭62-290299号明細
書(特開平1-131511号)に示されるように、視野の一部
がけられるまたは視野全体が白っぽくなる等の観察画像
に異常が生じることにより、先端アダプタが内視鏡先端
部より脱落することを告知する手段としていた。
しかしながら、観察像に異常が生じても、全く像が見え
なくなる訳ではないため、先端アダプタが脱落しかかっ
ていることに気付かず、そのまま使用し続ける虞があ
る。このように、従来は、操作者に、確実に先端アダプ
タが脱落しかかっていることを知らせることができなか
った。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装着
したアダプタが脱落しかかっていることを、確実に操作
者に警告、告知することができるようにした内視鏡装置
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明による内視鏡装置は、挿入部の先端部の正規の位
置にアダプタが装着されているか否かを判別する判別手
段と、この判別手段の判別出力に応じて、上記アダプタ
が正規の位置に装着されていない場合には、そのことを
警告、告知する手段とを設けたものであり、上記アダプ
タが正規の位置に装着されていないことを判別して、操
作者に警告、告知できるようにしたものである。
上記警告、告知する手段は、モニタ上に警告、告知する
ものであっても良く、音声にて警告、告知するものであ
っても、また、内視鏡本体に設けた発光手段にて警告、
告知するものであっても良い。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡の挿入部先端部及びアダプタを示す断面図、
第2図は内視鏡の挿入部先端部の正面図、第3図は内視
鏡装置の全体を示す側面図、第4図は側視アダプタを示
す断面図、第5図は制御装置の構成を示すブロック図で
ある。尚、第1図における挿入部先端部は、第2図のA
−A′線断面を示している。
第3図に示すように、本実施例の内視鏡装置は、直視型
の電子内視鏡1と、この電子内視鏡1が接続される光源
装置41及び制御装置42と、前記制御装置42に接続される
モニタ装置43とを備えている。
尚、カラー撮像方式として面順次式を用いる場合には、
光源装置41としては、R,G,B等の各波長領域の光を時系
列的に出射するものが用いられる。
前記電子内視鏡1は、細長で可撓性の挿入部2を備え、
この挿入部2の後端に太径の操作部3が連設されてい
る。前記操作部3からは、側方に可撓性のユニバーサル
コード4が延設され、このユニバーサルコード4の端部
に、前記光源装置41に接続される光源コネクタ5が設け
られている。前記光源コネクタ5からは、信号コード6
が延設され、この信号コード6の端部に、前記制御装置
42に接続される電気コネクタ7が設けられている。前記
挿入部2は、軟性部8の先端に、湾曲可能な湾曲部9,硬
性の先端部10を順次連設して構成されている。前記先端
部10には、視野角あるいは視野方向等を変更する先端光
学アダプタ50を着脱自在に装着できるようになってい
る。また、前記操作部3には、前記湾曲部9を上下/左
右方向に湾曲させる湾曲操作ノブ11が設けられている。
前記先端部10及び先端光学アダプタ50は、第1図に示す
ように構成されている。
前記先端部10は、硬性の先端部本体14を備え、この先端
部本体14の後端部に、円筒状のプリズム枠45を介して、
円筒状のカバー部材46が連設されている。更に、前記カ
バー部材46の後端部には、ねじ48にて固定部材47が連結
され、この固定部材47に、挿入部2の外被49が接続され
ている。
前記先端部本体14には、挿入部2の長手方向に平行に、
観察用透孔15と、例えば2つの照明用透孔16とが形成さ
れている。前記観察用透孔15には、レンズ枠17a,17bに
保持された対物レンズ系18が装着されている。前記先端
部本体14の後端側には、前記対物レンズ系18の光路上
に、ローパスフィルタ等の複数の光学部材20,後端面が
斜面に形成された第1のプリズム21及び楔状に形成され
た第2のプリズム22が、この順に配置され、これらは、
前記プリズム枠45によって保持されている。尚、前記第
2のプリズム22は、薄い部分が先端側になるように、前
記第1のプリズム21の後端の斜面に接合されている。そ
して、前記第2のプリズム22の斜面状の後端面に、撮像
面が挿入部2の長手方向に対して傾斜するように固体撮
像素子25が固着されている。尚、カラー撮像方式として
同時式を用いる場合には、前記固体撮像素子25の前面に
R,G,B等の各色光をそれぞれ透過する色フィルタをモザ
イク状等に配列したカラーフィルタアレイが設けられ
る。前記固体撮像素子25は、フレキシブル基板26上に固
定されており、このフレキシブル基板26には、電子部品
27が実装されている。また、前記フレキシブル基板26に
は、信号線28が接続され、この信号線28は、前記固定部
材47を貫通して、挿入部2内に挿通され、更に、操作部
3,ユニバーサルコード4,光源コネクタ5及び信号コード
6内に挿通されて、電気コネクタ7に接続されている。
また、前記照明用透孔16には、配光レンズ31が装着さ
れ、この配光レンズ31の後端に、ファイババンドルより
なるライトガイド32が連設されている。このライトガイ
ド32は、前記固定部材47を貫通して、前記挿入部2内に
挿通され、更に、操作部3及びユニバーサルコード4内
に挿通されて、光源コネクタ5に接続されている。
第2図に示すように、前記先端部本体14の先端部には、
対物レンズ系18,配光レンズ31の外周側位置において周
方向に沿って配列された、複数、例えば5つのアダプタ
判別ピン35a〜35e(符号35で代表する。)が、絶縁部材
36を介して固定されている。このアダプタ判別ピン35の
先端は、前記先端部本体14の先端面よりも若干先端側に
突出している。前記アダプタ判別ピン35には、信号線37
が接続され、この信号線37は、前記信号線28と同様に、
挿入部2内に挿通され、更に、操作部3,ユニバーサルコ
ード4,光源コネクタ5及び信号コード6内に挿通され
て、電気コネクタ7に接続されている。
一方、前記先端光学アダプタ50は、直視型で、例えば視
野角を変更させるものである。この先端光学アダプタ50
は、前記先端部本体14の先端側に着脱自在に接続される
略円柱状のアダプタ本体51を備えている。このアダプタ
本体51には、前記先端部本体14の観察用透孔15及び照明
用透孔16に対応する位置に、それぞれ、観察用透孔55,
照明用透孔56が、挿入部2の長手方向に平行に形成され
ている。前記観察用透孔55には、前記対物レンズ系18と
共に結像光学系を構成するレンズ系58が、一部が軸方向
に移動可能なレンズ枠57に保持されて装着されている。
また、前記照明用透孔56には、配光レンズ系59が装着さ
れている。
前記アダプタ本体51の後端部には、レンズ系58,配光レ
ンズ系59の外周側位置において、絶縁部材61を介して、
導通プレート62が固定されている。この導通プレート62
は、第1図に示すように先端光学アダプタ50を先端部本
体14に装着した際には、前記先端部本体14に設けられた
アダプタ判別ピン35のうちの特定のピンに接触し、特定
のピン同士を導通させるように配設されている。どのピ
ン同士を導通させるかは、アダプタの種類によって決め
られており、このピンの導通状態によって装着されたア
ダプタの種類が判別されるようになっている。例えば、
直視型の前記先端光学アダプタ50の場合は、ピン35aと
ピン35bとを導通させるように設けられている。
また、前記アダプタ本体51の後端側は、円筒状に形成さ
れ、この円筒部75が、前記先端部本体14に外嵌されるよ
うになっている。前記先端部本体14の外周の一側部に
は、位置決め溝71が形成されている。この位置決め溝71
は、先端から後方に直線状に形成された直線部分と、こ
の直線部分の後端部から周方向に延設された周部分と、
この周部分の終端から後方に直線状に形成された直線部
分とを有している。前記アダプタ本体51の円筒部75に
は、前記位置決め溝71に係入する位置決めピン72が内側
に突出するように設けられている。また、前記円筒部75
の後端部には、雌ねじが形成されている。一方、前記先
端部本体14の外周部には、接続リング76が回転自在に遊
嵌され、この接続リング76の先端側に、前記円筒部75の
雌ねじに螺合する雄ねじが設けられている。そして、前
記位置決めピン72を位置決め溝71に係入し、前記雌ねじ
と雄ねじとを螺合させることにより、アダプタ本体51
が、先端部本体14に固定されるようになっている。尚、
前記接続リング76の後端側における先端部本体14の外周
部には、ねじ48を覆う円筒部材77が外嵌されている。ま
た、前記アダプタ本体51の円筒部75の内周部には、周回
状の凹部が形成され、この凹部にOリング78が装着さ
れ、このOリング78によって、先端部本体14と先端光学
アダプタ40との間の水密を保持するようになっている。
ところで、前記先端部10には、直視型のアダプタ50の他
にも、種々のアダプタを交換して装着できるようになっ
ている。その一例として、第4図に、側視アダプタ80を
示す。
この側視アダプタ80は、前記先端部本体14の先端側に着
脱自在に接続される略円柱状のアダプタ本体81を備えて
いる。このアダプタ本体81の一側には、平面部82が形成
され、この平面部82に、先端側より順に、照明用透孔8
3,観察用透孔84が形成されている。前記照明用透孔83に
は、配光レンズ85が装着され、この配光レンズ85の後端
にファイババンドルよりなるライトガイド86が連設され
ている。このライトガイド86は、アダプタ本体81内にお
いて湾曲されて、後端面は、アダプタ本体81の後端部に
おいて、先端部10の配光レンズ31に対向するように配置
されている。また、前記観察用透孔84には、カバーレン
ズ87が装着され、このカバーレンズ87の後端側には、こ
のカバーレンズ87を通過した光を反射することによって
光路を挿入部2の長手方向後方に折曲させる反射プリズ
ム88が配設されている。この反射プリズム88の出射端面
には、先端部10の対物レンズ系18に対向するレンズ89が
接合されている。
前記アダプタ本体81の後端部には、直視型のアダプタ50
と同様に、絶縁部材61を介して、導通プレート62が固定
されている。この導通プレート62は、側視アダプタ80の
場合、例えば、先端部本体14に設けられたピン35dとピ
ン35eとを導通させるように設けられている。
前記アダプタ50,80等が、先端部10に装着された場合、
ピン35a〜35eのうちの特定のピン同士が導通されるが、
この導通状態、すなわち装着されたアダプタの種類は、
信号線37を介して前記ピン35に接続される制御装置42に
よって識別され、この制御装置42は、装着されたアダプ
タに最適の機能を選択するようになっている。この選択
される機能としては、例えば、像の反転,マスクの形成
あるいは変更や、装着されているアダプタの種類の表示
や、ズーム(像の拡大,縮小)表示等がある。
第5図には、像の反転を行うことができるようにした制
御装置42の一例を示す。
この制御装置42は、固体撮像素子25を駆動パルスを印加
するドライバ101と、前記固体撮像素子25の出力信号を
映像信号処理する映像信号処理回路102とを備えてい
る。前記映像信号処理回路102の出力映像信号は、A/Dコ
ンバータ103にてデジタル信号に変換され、1入力2出
力の切換スイッチ104によって1フィールド毎に切換え
られて、フレームメモリ105a,105bに交互に書き込まれ
るようになっている。前記フレームメモリ105a,105b
は、書き込みが行われていない方が読み出され、この読
み出された信号は、前記フレームメモリ105a,105bに接
続された2入力1出力の切換スイッチ106を経て、D/Aコ
ンバータ107に入力されるようになっている。そして、
このD/Aコンバータ107にてアナログ信号に変換された映
像信号が、モニタ装置43に入力されるようになってい
る。前記フレームメモリ105a,105bは、メモリ制御回路1
08によって、書き込み,読み出しが制御されるようにな
ってるいる。
また、前記制御装置42内には、先端部10のアダプタ判別
ピン35に接続され、このピン35の導通状態、すなわち装
着されたアダプタの種類及びアダプタが装着されていな
い場合にはそのことを識別する識別回路109が設けられ
ている。そして、この識別回路109の識別出力に応じ
て、前記メモリ制御回路108の動作が制御されるように
なっている。すなわち、前記メモリ制御回路108は、ア
ダプタが装着されていない場合及び直視型のアダプタ50
が装着された場合には、モニタ装置43に表示される像が
正像となるようにフレームメモリ105a,105bの書き込
み,読み出し動作を行い、側視アダプタ80が装着された
場合には、フレームメモリ105a,105bの書き込み動作ま
たは読み出し動作を行う際の走査の方向または走査線の
順序を直視の場合に対して逆にするようになっている。
従って、この側視アダプタ80が装着された場合には、こ
のアダプタ80内の反射プリズム88で像が1回反転され、
前記フレームメモリ105a,105bにおいても像が1回反転
されるため、モニタ装置43に表示される像は正像とな
る。
次に、以上のように構成された本実施例の作用について
説明する。
光源装置42から出射された照明光は、電子内視鏡1のラ
イトガイド32を介して、先端部10に導かれ、配光レンズ
31を経て、被写体に照射される。尚、先端部10に先端光
学アダプタ50を装着した場合には、照明光は、前記配光
レンズ31から更に配光レンズ系59を経て、また、側視ア
ダプタ80を装着した場合には、前記配光レンズ31から更
にライトガイド86,配光レンズ85を経て、被写体に照射
される。
前記被写体からの戻り光は、先端部10にアダプタを装着
しない場合には、対物レンズ系18によって固体撮像素子
25上に結像される。尚、先端部10に先端光学アダプタ50
を装着した場合には、アダプタ50内のレンズ系58及び前
記対物レンズ系18によって固体撮像素子25上に結像さ
れ、側視アダプタ80を装着した場合には、アダプタ80内
のカバーレンズ87,反射プリズム88,レンズ89及び前記対
物レンズ系18によって固体撮像素子25上に結像される。
前記側視アダプタ80を装着した場合には、アダプタを装
着しない場合及びアダプタ50を装着した場合に対し、固
体撮像素子25に結像される像は反転した像となる。
前記固体撮像素子25の出力信号は、制御装置42にて信号
処理され、この制御装置42からの映像信号がモニタ装置
43に入力され、このモニタ装置43に被写体像が表示され
る。
本実施例では、先端部10に装着されるアダプタの種類に
よって、先端部10に設けられたアダプタ判別ピン35の導
通状態が異なり、この導通状態の違いが、前記制御装置
42内の識別回路109によって識別されて、装着されたア
ダプタの種類が識別される。そして、側視アダプタ80が
装着された場合には、フレームメモリ105a,105bの書き
込みまたは読み出し動作を変えることによって、像が反
転され、モニタ装置43に表示される像は正像となる。
このように、本実施例によれば、装着するアダプタ毎に
スイッチ等を手動で切換えることなく、装着したアダプ
タに適した処理を自動的に行うことができ、操作性が向
上する。また、手動による切換えに伴う誤操作がなくな
る。
尚、本発明は、上記実施例に限定されず、装着されるア
ダプタに適した処理は、像の反転に限らず、前述のよう
に、マスクの形成あるいは変更や、装着されているアダ
プタの種類の表示や、ズーム(像の拡大,縮小)表示等
であっても良いし、また、光源装置42の光量制御であっ
ても良い。また、内視鏡側に、EL素子等による絞りを設
け、近点側にピントの合うアダプタに装着した場合に
は、前記絞りを絞るようにしても良い。
また、アダプタ判別ピン35は、先端部本体14の先端面に
限らず、先端部本体14の外周面等に設けても良い。この
場合、アダプタ側に設けられる導通プレート62は、前記
アダプタ判別ピン35に接触可能な位置に設ける。
また、アダプタの種類を判別する手段は、実施例に示し
たものに限らず、例えば、先端部10に複数のマイクロス
イッチを設け、アダプタ側には、前記複数のスイッチの
内の特定のスイッチを押圧するピンを設けても良い。
また、先端部10に装着されるアダプタの種類は複数に限
らず、1種類であっても良い。この場合、識別手段は、
アダプタが装着されているか否かのみ識別するものであ
っても良い。
第6図及び第7図は本発明の第2実施例に係り、第6図
は先端部に設けられた位置決め溝の展開図、第7図は制
御装置の構成を示すブロック図である。
本実施例では、第1図に示す第1実施例と同様に、内視
鏡1の先端部10には、複数のピン35が設けられ、先端光
学アダプタ50には、導通プレート62が設けられている。
また、先端部本体14の外周部には、位置決め溝71が形成
されている。この位置決め溝71は、第6図に示すよう
に、先端から後方に直線状に形成された直線部分71a
と、この直線部分71aの後端部から周方向に延設された
周部分71bと、この周部分71bの終端から後方に直線状に
形成された直線部分71cとで構成されている。
そして、前記先端光学アダプタ50が、先端部10に正しく
装着された場合、つまり、第6図に示すように、先端光
学アダプタ50の位置決めピン72が位置決め溝71の最終端
PAに位置した状態で装着されている場合に、ピン35が導
通プレート62によって導通されるようになっている。一
方、先端光学アダプタ50が先端部10の正しい位置から外
れている場合には、ピン35は導通されないようになって
いる。
そして、前記ピン35が導通されているか否か、すなわ
ち、アダプタ50が正しく装着されているか否かの判別信
号は、信号線37を介して、第7図に示すような制御装置
120に伝えられるようになっている。この制御装置120
は、固体撮像素子25を駆動する駆動パルスを印加するド
ライバ101と、前記固体撮像素子25の出力信号を映像信
号処理する映像信号処理回路102と、前記判別信号が入
力される警告表示発生回路121とを備えている。前記警
告表示発生回路121は、ピン35が導通状態の場合には、
導通信号が入力されるので、これによりアダプタ50が正
しく装着されていることを識別し、ピン35が非導通状態
の場合には、導通信号が入力されないので、これにより
アダプタ50が正しく装着されていないことを識別する。
また、前記警告表示発生回路121は、アダプタ50が正し
く装着されていないことを識別した場合には、モニタ装
置43上に、例えば、「光学アダプタを正しく付けてくだ
さい。」,「この状態では使用できません。」,「STO
P」または「×」等の警告を表示するための信号を出力
するようになっている。この信号は、例えば、高速スイ
ッチまたは加算アンプ等によって、前記映像信号処理回
路102からの映像信号と重ね合わされて、モニタ装置43
に入力され、このモニタ装置43の画面上に、前述の警告
が表示されるようになっている。
その他の構成は、第1実施例と同様である。
本実施例では、先端光学アダプタ50が脱落しかかってい
る場合には、このことが、ピン35が非導通になることに
よって判別され、モニタ装置43の画面上に警告が表示さ
れる。従って、アダプタ50が脱落しかかっていること
を、確実に操作者に告知することができ、アダプタ50の
脱落を防止することができる。
尚、本実施例では、アダプタ50が正しく装着されている
か否かを判別するだけの場合には、ピン35は、2つあれ
ば良い。また、第1実施例と同様に、装着したアダプタ
に適した処理を自動的に行うようにする場合には、アダ
プタの種類を識別するためのピン35の他に、アダプタが
正しく装着されいるか否かを判別するためのピン35を設
けても良いし、両者が兼用されていても良い。
また、先端光学アダプタ50が正しく装着されていないこ
とが判別された場合には、例えば、制御装置120の電源
をオフにすること等により、モニタ装置43上に画像が全
く映らないようにしても良いし、あるいは、画像が断続
的に映るようにしても良い。
また、第2実施例の場合とは逆に、先端光学アダプタ50
が、先端部10から脱落しかかり、すなわち、第6図に示
すように、位置決め溝71のPBの位置に、アダプタ50の位
置決めピン72が位置したときに、ピン35がアダプタ50の
導通プレート62によって導通状態となり、この導通状態
を制御装置120の警告表示発生回路121で検知し、モニタ
装置43上に警告の表示を行うようにしても良い。
第8図は本発明の第3実施例における内視鏡の先端部を
示す断面図である。
本実施例では、先端部10に、複数のピン35を設ける代わ
りに、小型スイッチ131を1個設けている。また、先端
光学アダプタ50には、導通プレート62は設けられていな
い。前記スイッチ131は、アダプタ50が正しく装着され
た場合にはオン状態となり、アダプタ50が先端部10の正
規の位置から外れた場合にはオフ状態となるようになっ
ている。前記スイッチ131は、信号線37を介して、制御
装置120内の警告表示発生回路121に接続されている。そ
して、前記スイッチ131がオフ状態の場合には、モニタ
装置43の画面上に警告の表示が行われたり、あるいは、
映像が映らないようになる等の警告が行われるようにな
っている。
その他の構成は、第2実施例と同様である。
本実施例によれば、先端部10に導通,非導通検知のため
のピン35を複数設けなくても良いため、先端部10の小型
化に有利である。
尚、上述の場合と逆に、アダプタ50が正しく装着された
場合にスイッチ131がオフ状態となり、アダプタ50が正
規の位置から外れた場合にスイッチ131がオン状態にな
るようにしても良い。
その他の作用及び効果は、第2実施例と同様である。
尚、第2,第3実施例において、アダプタ50を先端部10に
装着する場合には、アダプタ50の位置決めピン72が先端
部10の位置決め溝71内を移動し、溝71の最終端に位置し
た状態でアダプタ50が固定されるが、アダプタ50の装着
固定方法は、特にこれに限るものではない。
また、警告表示は、モニタ装置43の画面上ではなく、内
視鏡1の操作部3等に設けたLED等が発光することによ
って行われるようにしても良い。
尚、本発明は、電子スコープに限らず、結像光学系によ
り結像された像をイメージガイドにより接眼部に伝達
し、この接眼部から肉眼観察可能なファイバスコープ
や、このファイバスコープの接眼部の外付けテレビカメ
ラを装着した内視鏡装置にも適用することができる。
また、内視鏡がファイバスコープである場合には、接眼
部内の接眼レンズ近傍に、LED等を設け、アダプタが脱
落しかかった場合には、このLEDが発光し、これが視野
内で観察できることにより、警告表示としても良い。
また、警告としては、表示に限らず、ブザーを鳴らす
等、音によるものでも良い。
また、第2,第3実施例では、アダプタとして、直視型の
先端光学アダプタ50の例を示したが、側視アダプタ80等
でも良いことはいうまでもない。
尚、本発明は、挿入部が可撓性を有する軟性内視鏡に限
らず、硬性内視鏡にも適用することができ、また、工業
用,医療用いずれにも適用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、挿入部の先端部の
正規の位置にアダプタが装着されているか否かを判別す
る判別手段と、この判別手段の判別出力に応じて、上記
アダプタが正規の位置に装着されていない場合には、そ
のことを警告、告知する手段とを設けたので、アダプタ
が脱落しかかっていることを、確実に操作者に警告、告
知することができるという効果がある。また、操作者へ
の警告、告知は、モニタ上、音声あるいは内視鏡本体に
設けた発光手段にて確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡の挿入部先端部及びアダプタを示す断面図、
第2図は内視鏡の挿入部先端部の正面図、第3図は内視
鏡装置の全体を示す側面図、第4図は側視アダプタを示
す断面図、第5図は制御装置の構成を示すブロック図、
第6図及び第7図は本発明の第2実施例に係り、第6図
は先端部に設けられた位置決め溝の展開図、第7図は制
御装置の構成を示すブロック図、第8図は本発明の第3
実施例における内視鏡の先端部を示す断面図である。 1……電子内視鏡、2……挿入部 10……先端部、25……固体撮像素子 35……アダプタ判別ピン 42……制御装置、43……モニタ装置 50……先端光学アダプタ 62……導通プレート、80……側視アダプタ 105a,105b……フレームメモリ 108……メモリ制御回路 109……識別回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に観察窓を有する細長の挿入部と、 前記観察窓から入射する被写体からの光を受光して被写
    体像を観察する観察手段とを備えた内視鏡本体と、 前記挿入部の先端部に着脱自在に装着されるアダプタ
    と、 前記挿入部の先端部の正規の位置に前記アダプタが装着
    されているか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別出力に応じて、前記アダプタが正規
    の位置に装着されていない場合には、そのことを警告、
    告知する手段と を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】上記警告、告知する手段は、モニタ上に警
    告、告知するものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】上記警告、告知する手段は、音声にて警
    告、告知するものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の内視鏡装置。
  4. 【請求項4】上記警告、告知する手段は、内視鏡本体に
    設けた発光手段にて警告、告知するものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の内視鏡装置。
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