JP4699079B2 - 内視鏡装置 - Google Patents
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Description
このような内視鏡装置のうちのあるものは、管の先端部に観察対象に光を照射するためのLEDが設けられている。
この従来技術によれば、図14に示すように、携帯内視鏡システムにおいて、外部からの操作により、スイッチ150がオンすると、昇圧回路120には、バッテリー100からダイオード113、スイッチ150を介して電流が供給される。そして、後段の定電流制御回路140、トランジスタ130、を介して、一定の電流がLED51〜56に供給される。
なお、本発明は、内視鏡装置におけるLED点灯技術に関するものであるが、まず、内視鏡装置全体の構成について説明を行い、続いて、そのLED点灯に関わるユニットについて説明をする。
図1において、内視鏡装置1は、管の先端部にLED10、固体撮像素子(CCD)9、対物レンズ8が備えられてなる挿入部2、湾曲制御部13、ユーザインターフェース14を備える操作部3、ユニバーサルケーブル4、電源部5、表示装置7、その表示装置7が着脱可能な固定部6、からなる。
(1)画像処理
まず、LED制御部20からの制御信号に基づいて、LED10から被写体に光が照射される。その光はその被写体によって反射され、対物レンズ8に入射し、その対物レンズ8の結像位置に配置されたCCD9に結像され光電変換される。
(2)LED制御
挿入部2の先端に位置するLED10は、システム制御部19からのLEDをオン/オフする信号(LED ON/OFF 信号)によって、LED制御部20が制御されることによって、その消灯/点灯が制御される。上記LED ON/OFF 信号は、ユーザインターフェース24からのユーザの指示、例えばスイッチの押下によって、ケーブルを介してシステム制御部19に伝えられる。
(3)電源供給
電源供給回路18は、ケーブルを介して、システム制御部19、バッテリー15、バッテリー検出機構16、ACアダプタ17、ファン23、とそれぞれ接続されている。そして、バッテリー15、または、ACアダプタ17のいずれか一方からケーブルを介して電圧を得ることにより、内部の各ユニットに供給する電圧を作り出している。なお、バッテリー15とACアダプタ17の出力はダイオード(不図示)により結合され、電圧の高い方が優先される。バッテリー検出機構16は、バッテリー15の有無を検出し、その情報を電源供給回路18を介してシステム制御部19に伝送する。ファン23は、電源供給回路18から供給される電圧によって駆動され、電源部5内を冷却する。
(4)デフォルト制御
ユーザインターフェース24を介してユーザによって設定された各種デフォルトは、システム制御部19を介して、デフォルト設定部25に格納される。そして、例えば電源オンに連動して、設定された各種デフォルトは、デフォルト設定部25からシステム制御部19に送信される。
(5)湾曲制御
湾曲制御部13は、挿入部2の先端を湾曲動作させる制御を行う。この湾曲制御部13は、モータ11にケーブルを介して接続されると共に、ユニバーサルケーブル4内のケーブルを介して、システム制御部19とも接続されている。そして、ユーザインターフェース24からのモータのオン/オフの指示(モータON/OFF信号)をシステム制御部19を介して受け取ることで、モータ11をオン/オフすることができる。
図2は、本発明の第1実施形態の内視鏡装置に備えられるLED点灯装置の回路構成を示す図である。
V=VOUT −VBE ・・・(A)
つまり、抵抗36の抵抗値をRとすると、抵抗36には、下記電流Iが流れる。
I=V / R ・・・(B)
この電流Iは、トランジスタ35がオンしていることからLED37にも流れることになり、LED37が点灯する。
図3においては、図2に設けられていた積分回路を設けない代わりに、図2のLED37に流れる電流を調整する抵抗36を切り替える電流調整抵抗切替回路40を設けることにより、LED37に流れる電流を段階的に上昇させている。
図4に示すように、定電圧電源に対する制御信号がオンになってから一定期間は、スイッチ413 (スイッチS3 )のみをオンにするような制御信号がクロック発生器43から出力される。そして、所定期間の経過と共に、スイッチ412 (スイッチS2 )のみをオンにするような制御信号、スイッチ411 (スイッチS1 )のみをオンにするような制御信号が順次、クロック発生器43から出力される。
図6に示すように、定電圧電源30に印加される制御信号は、所定の周波数により動作され、デューティ比をしだいに点灯時間が長くなるように変化させた波形を有している。例えば、映像信号の水平または垂直走査周波数と同期させることで、映像信号の有効画素範囲の間にLED点灯期間を同期させる。このような波形の制御信号によって、LED37をパルス点灯させることができる。
図6に示す制御信号が定電圧電源30に印加されると、定電圧電源30の出力がその制御信号に同期してオン/オフを繰り返し、そのパルス状の電圧がトランジスタ35のベースに印加され、結果的にトランジスタ35のエミッタ電位が図に示す波形となる。そして、この電圧が抵抗36に印加されることで、図に示すLED電流の動作波形が得られる。
次に図7について説明する。同図は、本発明の第4実施形態の内視鏡装置の全体構造を示す図である。なお、図7では、図1と説明が重複する箇所は原則として説明を省略する。
ユーザインターフェース24内にあるLED10のON/OFFスイッチが押下されると、システム制御部19がAD着脱回路ON/OFF信号をONにする(Highレベルを出力する)。AD着脱回路ON/OFF信号が出力されると、抵抗64を介し、トランジスタ65をオン状態とする。ここで、ベース端子が抵抗66及び抵抗67によりプルアップされている(アダプタ検出用電源の電圧に保持されている)ことによってそれまで状態となっていたトランジスタ68が、トランジスタ66がオンとなることにより、抵抗67を介してオン状態へと遷移する。これにより、アダプタ検出用電源の電圧がLED10に印加される。
(1)光学アダプタ60が装着されている場合
LED10にアダプタ検出用電源の電圧が印加されるので、抵抗62に所定の電流が流れることとなる。このとき抵抗62の両端には電位差が生じる。電圧比較器63はこの電位差を検出し、Highレベルである着脱検出信号をシステム制御部19へ送信する。
アダプタ接点69間が開放状態にあるので抵抗62には電流が流れない。このときには、抵抗62の両端に電位差が生じないので、電圧比較器63はLow レベルである着脱検出信号をシステム制御部19へ送信する。
まず、ステップ70において、ユーザによって内視鏡装置1に対して電源が投入され、このフローチャートの流れが開始される。
以上のように、第4実施形態では、光源であるLED10が内蔵されている光学アダプタ60において、光学アダプタ60を一旦取り外してから再度装着した場合でもLED10に流れる電流を徐々に増加させることができるので、LED10自身やLED10の周辺部材の破壊が防止され、性能・品質劣化が防止される。
ところで、図1及び図7に示されているCCD駆動部21は、図10に例示するような構造を有する、1枚のCCD駆動基板76で構成することができる。
画像処理部22は、画像処理基板83と図示しない複数の基板とで構成される。画像処理基板83には、CCD9から得られた信号の画像処理を行う画像処理回路部分84と、ピン接続コネクタ86と、ネジ取り付け穴85a〜85dとが設けられている。
まず、オシロスコープのプローブ87を剥き出し状態とし、CCD駆動基板76内のプローブ用スルーホール78を通して画像処理基板83内のテストピン88に立てかけるように接続する。このとき、オシロスコープのGND(グランド)接続部分がプローブ用スルーホール78の周囲の半田メッキパターンに接触するので、オシロスコープのGNDラインの接続と、オシロスコープの先端部分(探針部分)の画像処理基板83上のテストピン88への接続とが共に形成される。従って、オシロスコープによる画像処理基板83内信号の観測が容易に行えるようになり、併せてCCD駆動基板76の調整も容易に行えるようになる。
2 挿入部
3 操作部
4 ユニバーサルケーブル
5 電源部
6 固定部
7 表示装置
8 対物レンズ
9 CCD
10 LED
11 モータ
12 モータギア
13 湾曲制御部
14 ユーザインターフェース
15 バッテリー
16 バッテリー検出機構
17 ACアダプタ
18 電源供給回路
19 システム制御部
20 LED制御部
21 CCD駆動部
22 画像処理部
23 ファン
24 ユーザインターフェース
25 デフォルト設定部
26 記録再生部
27 記録媒体
28 積分回路
29 定電流部
30、45 定電圧電源
31、42、62、64、66、67 抵抗
32、41 スイッチ
33 コンデンサ
34 オペアンプ
35、65、68 トランジスタ
36 電流調整抵抗
37 LED
40 電流調整抵抗切替回路
43 クロック発生器
60 光学アダプタ
61 アダプタ着脱検出部
63 電圧比較器
69 アダプタ接点
76 CCD駆動基板
77 CCD駆動回路部分
78 プローブ用スルーホール
79、80a〜80o 半田メッキパターン
81a〜81d、85a〜85d ネジ取り付け穴
82 接点ピン
83 画像処理基板
84 画像処理回路部分
86 ピン接続コネクタ
87 プローブ
88 テストピン
89a〜89f スペーサ
90a〜90c ネジ
Claims (7)
- 観察対象に挿入する挿入部の先端に備えられているLED光源を点灯させるためのLED点灯装置を有する内視鏡装置において、
前記LED点灯装置は、一定の電圧を出力する定電圧電源と、該定電圧電源の出力を定電流に変換して前記LED光源に出力する定電流部と、を備え、
該定電流部内に、LED光源への通電開始時に、そのLED光源に流れる電流を、該通電開始時から段階的に変化させる電流変化制限手段をさらに備えることを特徴とする内視鏡装置。 - 前記電流変化制限手段は、LED光源に流れる電流を徐々に増加させることを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
- 前記電流変化制限手段は、前記定電圧電源の出力を積分することでLED光源に流れる電流を連続的に増加させることを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
- 前記電流変化制限手段は、前記定電流部からLED光源への出力を段階的に増加させることを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
- 観察対象に挿入する挿入部の先端に備えられているLED光源を点灯させるためのLED点灯装置を有する内視鏡装置において、
前記LED点灯装置は、制御信号に対応して一定の電圧を出力する定電圧電源と、該定電圧電源の出力を定電流に変換して前記LED光源に出力する定電流部と、を備え、
LED光源への通電開始時に、前記制御信号のデューティ比を、該通電開始時から段階的に変化させる制御を行うことを特徴とする内視鏡装置。 - 前記制御信号は、所定の周波数で、点灯時間を徐々に増やしていくことを特徴とする請求項5記載の内視鏡装置。
- 観察対象に挿入する挿入部の先端に取り付けられていてLED光源の内蔵されている光学アダプタが着脱可能な内視鏡装置において、
前記光学アダプタの着脱を検出するアダプタ着脱検出手段と、
前記LED光源を点灯させるためのLED点灯装置と、
を備え、
前記LED点灯装置は、一定の電圧を出力する定電圧電源と、該定電圧電源の出力を定電流に変換して前記LED光源に出力する定電流部と、を備え、
該定電流部内に、LED光源への通電開始時に、そのLED光源に流れる電流を、該通電開始時から段階的に変化させる電流変化制限手段をさらに備え、
前記アダプタ着脱検出手段の検出結果に基づいてLED点灯装置による前記LED光源の点灯を制御する
ことを特徴とする内視鏡装置。
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